JPH043722B2 - - Google Patents

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JPH043722B2
JPH043722B2 JP59152626A JP15262684A JPH043722B2 JP H043722 B2 JPH043722 B2 JP H043722B2 JP 59152626 A JP59152626 A JP 59152626A JP 15262684 A JP15262684 A JP 15262684A JP H043722 B2 JPH043722 B2 JP H043722B2
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rolls
roll
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treated
wood
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JP59152626A
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JPS6131205A (ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は表面圧密化木材の連続製造方法及び装
置、特に多段の熱圧ロールプレスに木材を送り込
みながら加熱圧縮し、その表層のみを圧密化する
表面圧密化木材の連続製造方法及び装置に関す
る。 〔従来の技術〕 表面を圧密化して表面の硬度を増大させること
により耐摩耗性や耐損傷性を改善しようとする試
みは従来から行われて来た。かゝる圧密化木材を
得る方法としては樹脂含浸による方法(例えば、
「木材工業ハンドブツク(改訂3版)」(1982年)、
P467〜P474)、或いは平盤プレスを使用した熱圧
による方法が知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、樹脂含浸の方法によれば、処理
材全体が高密度化され表面のみを圧密化すること
は極めて困難であつた。このように処理材全体が
高密度化されることは処理薬剤が多量に使用され
ることになりコスト高となることと、処理材の比
重が大きくなり過ぎること等から好ましいことで
ない。 一方、平盤プレスによる方法によれば、処理材
の表面圧密化は可能であるが処理材の大きさがプ
レスの大きさによつて制限され又、バツチ方式と
なるため作業能率も低いという欠点を有してい
た。 本発明は上記従来方法における欠点を解消した
表面圧密化木材の効率的な連続製造方法及び装置
を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明によれば、
複数のロール対を配置した多段熱圧ロールプレス
に被処理材を送り込んで加熱圧縮し、その表層の
みを圧密化する表面圧密化木材の連続製造方法が
提供される。更に本発明によれば、ロール温度、
ロール間隔及び被処理材の処理速度が適宜調節さ
れる複数組のロール対と、各ロールを所定温度に
加熱するヒータと、ロール駆動部を備えてなる表
面圧密化木材の連続製造装置が提供される。 本発明における一対のロール間隔は被処理材厚
さの80〜95%の範囲に調節することが好ましく、
特に84%〜92%の範囲が好ましい。ロール間隔を
被処理材厚さの80%より小さくすると、処理材の
圧縮率が20%より大きくなつて被処理材の熱軟化
が不充分なまま圧縮されることになり、圧密化が
一時的なものとなる。またロール間隔が95%を超
える場合には、処理材の圧縮が不充分なままに熱
軟化されることになり、圧密化の程度が不充分と
なる。 同様に、本発明では複数組のロール対のうち少
くとも一対のロールの一方は好ましくは150℃以
上、より好ましくは180℃以上の温度に加熱され
る。このロール温度が150℃より低くなると被処
理材の構成成分の熱軟化が充分でなく圧密化がロ
ール対通過時のみの一時的なものとなる。 ロール温度が150℃以上となるロールは、被処
理材が送り込まれ最初に圧縮を受けるロール対
(第一のロール対)にあることが必要である。こ
れは被処理材が150℃以上の第一のロール対によ
つて熱軟化されることにより2番目以降のロール
対の圧密効果が高まるからである。 更に本発明では被処理材としてその表面にポリ
オレフインフイルムやホツトメルト樹脂をコーテ
イングしたものを用いることにより著しく耐摩耗
性の向上した表面圧密化木材を得ることができ
る。 本発明の表面圧密化の処理速度は一般に毎分
0.1〜2.0mであるが、予め被処理材の表面を予熱
することにより毎分2.0mを超えた速度で処理す
ることが可能となる。 また、本発明ではロール対の各ロールを上下に
配設し、被処理材を上下方向から加熱圧縮するこ
とが好ましい。これは、ポリオレフインフイルム
やホツトメルト樹脂をコーテイングする場合には
被処理材の水平面にコーテイングする方が容易で
あるからである。 尚、被処理材としては一般の木材の他、集成材
パーテイクルボード、合板、繊維板等の木質材料
が使用される。又、各ロールを所定温度に加熱す
るためのヒータは例えばロールに埋込んだ埋込式
電熱ヒータが用いられる。 〔作用〕 被処理材を熱圧ロール対の間に送り込むと、ロ
ール間隔は該木材厚さの80〜95%程度と狭いため
該木材はその両面から加熱圧縮を受ける。被処理
材は150℃以上に加熱されている第一のロール対
を最初に通過することにより、その表面の木材構
成成分が充分に熱軟化して圧密化され、次いで第
一のロール対に比し低温に維持されている第二、
第三のロール対を通過することにより圧縮、圧密
化が安定的なものとなる。 〔発明の効果〕 本発明は以上説明した通りの手段、作用を有す
るから、従来の樹脂含浸法では得られなかつた表
面のみを圧密化した木材を得ることが可能とな
り、また平盤プレス方法と異なり、その大きさに
制限されず長材等各種木材を効率的かつ連続的に
表面圧密化処理することが可能となつた。 本発明によつて得られる表面圧密化木材は、縁
甲板、或いは家具の天板等の高硬度及び耐摩耗性
が要求される場合に有効に利用される。 また、熱圧ロール温度と処理速度及び被処理材
の圧縮率を調整することにより圧密部分の位置を
表面から若干内部に移動させることも可能であ
る。このように圧密位置を内部に移動させること
により、圧密処理の効果を損わないでサンデイン
グ処理、超仕上げ鉋処理等の二次処理が可能とな
る。 更に本発明では被処理材表面に融点100゜〜150
℃のポリオレフインフイルムやホツトメルト樹脂
をコーテイングした後、圧密含浸化処理すること
により表層WPC(WOOD−PLASTIC
COMBINATION)化表面圧密化木材を得るこ
とが可能となる。 〔実施例〕 次に本発明の実施例を示し、更に具体的に説明
する。第1図は本発明に係る表面圧密化木材の連
続製造装置の一実施例を示す構造概略図であり、
ロール1a,1bが対となつている第1のロール
対A、ロール2a,2bが対となつている第2の
ロール対B及びロール3a,3bが対となつてい
る第3のロール対Cの3組のロール対が装置本体
4の側部に配設されている。各ロールにはロール
を所定温度まで加熱するためのヒータとして埋込
式電熱ヒータ5が設けられている。そして各ロー
ルは駆動モータ6により、その回転速度が制御さ
れ被処理材の処理速度が調節される。 (実施例 1) この装置を用いて次の条件下で木材の圧密化処
理を実施した。 実施条件 被処理材:桧、杉、桧集成材の三種類 被処理材の形状:厚さ15mm、幅120mm、長さ
2000mm ロール形状:半径100mm、幅120mm ロール温度:第1のロール対…200℃ 第2のロール対…90℃ 第3のロール対…15℃ ロール間隔:13.5mm 圧縮率:10% 処理速度:毎分0.4m 実施の結果を素材と比較すると第1表の通りと
なつた。
【表】 (実施例 2) 被処理材表面に100μ厚の融点131℃の高密度ポ
リエチレンフイルムをコーテイングした後圧密化
処理した以外は実施例1と同一条件で実施した。
その結果を下記の第2表に示す。
【表】
【表】 上記の如く実施された本発明に係る圧密化木材
の断面拡大写真(倍率:50倍)を第2図及び第3
図に示す。第3図は木材表面に高密度ポリエチレ
ンフイルム7をコーテイングしたものであり、
又、圧密部8が若干内部に移動した状態である。 以上の結果から明らかなように、本発明の方法
及び装置によつて製造される表面圧密化木材はそ
の硬さ、耐摩耗性等が大幅に向上しており、又、
その表面にポリオレフインフイルムをコーテイン
グした後圧密化処理した木材は耐摩耗性の向上が
更に著しくなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る表面圧密化木材の連続製
造装置の一実施例を示す構造概略図、第2図は本
発明により表面圧密化処理した木材の断面拡大写
真(木材構成繊維の形状を表わすもの)、第3図
は表面に高密度ポリエチレンフイルムをコーテイ
ングして処理した圧密化木材の断面拡大写真(木
材構成繊維の形状を表わすもの)を示す。 符号の説明、1a,1b,2a,2b,3a,
3b…ロール、4…装置本体、5…埋込式電熱ヒ
ータ、6…駆動モータ、7…高密度ポリエチレン
フイルム、8…圧密部、A…第1のロール対、B
…第2のロール対、C…第3のロール対。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1対のロール間隔が被処理材の厚さの80〜95
    %となるように配設された複数組のロール対を有
    する多段の熱圧ロールプレスに被処理材を送り込
    みながら、該被処理材を連続的に加熱圧縮し、該
    被処理材の表層のみを圧密化することを特徴とす
    る表面圧密化木材の連続製造方法。 2 被処理材を上下方向から加熱圧縮することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 一対のロール間隔が被処理厚さの84〜92%で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 4 少なくとも一対のロールの一方が150℃以上
    に加熱されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5 その表面にポリオレフインフイルムをコーテ
    イングしてなる被処理材を使用することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 (a) 各々ロール温度、及び処理速度が調整可
    能である一対のロールが複数配設されてなるロ
    ール対であつて、かつ相対するロール対のロー
    ル間隔が被処理材の厚さの80〜95%の範囲で調
    整しうるものと、 (b) 該ロールの各々を所定温度に加熱するヒータ
    と、 (c) 前記ロールを駆動するためのロール駆動部と
    を備えたことを特徴とする表面圧密化木材の連
    続製造装置。 7 ロール対の各ロールが上下に配設されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の装
    置。 8 一対のロール間隔が被処理材厚さの84〜92%
    に調整されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第6項記載の装置。 9 少なくとも一対のロールの一方が150℃以上
    に加熱されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第6項記載の装置。 10 予熱装置を装備したことを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載の装置。
JP15262684A 1984-07-23 1984-07-23 表面圧密化木材の連続製造方法及び装置 Granted JPS6131205A (ja)

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JPS6131205A JPS6131205A (ja) 1986-02-13
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JP4573952B2 (ja) * 2000-06-23 2010-11-04 三井化学株式会社 リグノセルロース成形板の耐水性改良方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756203A (en) * 1980-09-22 1982-04-03 Uroko Seisakusho Co Ltd Method and apparatus for dehydrating wood thin board

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