JPH04372103A - 超電導電磁石用補強巻線の固定方法 - Google Patents

超電導電磁石用補強巻線の固定方法

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JPH04372103A
JPH04372103A JP15033891A JP15033891A JPH04372103A JP H04372103 A JPH04372103 A JP H04372103A JP 15033891 A JP15033891 A JP 15033891A JP 15033891 A JP15033891 A JP 15033891A JP H04372103 A JPH04372103 A JP H04372103A
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JP
Japan
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winding
reinforcing
reinforcing winding
coil
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP15033891A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ban
伴 昌昭
Katsuro Oishi
大石 勝朗
Masataka Nishi
正孝 西
Toshinari Ando
俊就 安藤
Hiroshi Tsuji
博史 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導電磁石用補強巻
線の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ソレノイド型電磁石により発生する磁場
は、ソレノイド型電磁石を構成するコイル巻線自身にも
印加される。このコイル巻線には電流が流れているので
、コイル巻線に対して、そのコイルの遠心方向へ作用す
る電磁力が発生する。このような電磁力によってコイル
巻線の運動が発生し、特に、超電導状態のソレノイド型
電磁石の磁場の中ではコイル巻線の運動によって熱が発
生する。この結果、ソレノイド型電磁石が超電導状態か
ら常電導状態へと移行してしまう。
【0003】また、上述のような電磁力により、コイル
が遠心方向に向かって膨張する。この膨脹の際に発生す
るコイル巻線の引張応力が、コイル巻線の破壊応力を越
えると、コイル巻線が破断して、超電導電磁石が使用不
能となる問題があった。
【0004】このような問題を解決するために、上述の
ような電磁力によるコイル巻線の運動を阻止する必要が
ある。このため、引張強度が大きくかつ非磁性の金属、
例えばCu−Ni合金、SUS304のような線材を、
コイル外周部に張力をかけながら巻き付けることが行わ
れている。このような巻線は、コイルが膨張するのを阻
止するのが主な目的であるが、この他に、外力によるコ
イル巻線の損傷を防止できる利点もあり、コイルを補強
する意味で補強巻線と呼ばれている。
【0005】このような補強巻線は、図4に示す如く、
次のようにしてコイル巻線の上に施される。まず、巻枠
45のツバ部42の側端面に取り付けられた巻線固定コ
マ43に、補強巻線41の一端部を固定する。次に、補
強巻線41を、予め巻き付けられたコイル巻線の周面上
に張力をかけながら巻き付ける。そして、巻き付けた補
強巻線41の他端部を、ツバ部42の側端面に設けられ
たもう一つの巻線固定コマ44に固定する。
【0006】上述の巻線固定コマ43は、図5に示す如
く、略円筒形のコマ本体51の両端部にツバ部52及び
53が取り付けられたものである。そして、コマ本体5
1の略中央部に形成された貫通孔には、コマ固定用のビ
ス54が挿入され、かつツバ部42に捩じ込まれて、巻
線固定コマ43が固定されている。このような巻線固定
コマ43に、例えば、補強巻線41の端末を巻き付けた
後、折り返した補強巻線41の先端部を補強巻線41自
体に絡げて固定している。また、補強巻線41の端末を
、図6に示す如く、巻線固定コマ43に巻き付けて、折
り返した補強巻線41の先端部を補強巻線41自体と共
に圧縮スリ−ブ61で固定する。なお、上述のような巻
線固定コマ43の構成及び補強巻線41の固定方法は、
巻線固定コマ44についても同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の補強巻線の固定方法には、次のような問題
がある。
【0008】(1)より強力な電磁石を得るためにコイ
ルが大型化するにつれて、より強い張力で補強巻線を巻
き付ける必要がある。このため、張力に耐えられるよう
に、補強巻線に直径がより大きい線材が使用される。こ
のような直径が大きい補強巻線は、所望の張力で引っ張
りながら巻線固定コマに巻き付けるのが困難である。し
かも、補強巻線の先端部をそれ自体に絡げて、張力に耐
えられるように固定することはさらに困難である。
【0009】(2)超電導電磁石用のコイルは、運転さ
れる度に冷却及び昇温され、熱収縮及び熱膨張を繰り返
す。このため、コイルの周面に施された補強巻線にゆる
みが生じる。この場合に、上述の巻線固定コマでは、緩
んでしまった補強巻線を再び緊張させることは不可能で
あり、一旦補強巻線を解体して、再度引張しながら巻き
付けなければならなかった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、超電導磁石用のコイルの周面に巻き付けた補強
巻線を容易に緊張させることができると共に、必要に応
じて補強巻線を引張し直して、補強巻線の緊張状態を維
持することができる超電導磁石用補強巻線の固定方法を
提供することある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻線保持部材
を一端部に有する棒状部材と、コイルの巻枠の所定箇所
に取り付けられかつ前記棒状部材の他端部が貫挿される
貫通孔を有する固定台と、前記固定台から突出する前記
棒状部材の他端部に螺合された締付部材とを具備する補
強巻線引張手段を用いて、前記巻線保持部材に前記コイ
ルの周面に巻き付けられた補強巻線の一端部を固定した
後、前記締付部材を前記棒状部材にさらに螺合すること
により前記補強巻線を引張ることを特徴とする超電導電
磁石用補強巻線の固定方法である。
【0012】
【作用】本発明の超電導電磁石用補強巻線の固定方法に
よれば、補強巻線の一端部を巻線保持部材に固定した後
、締付部材を棒状部材にさらに螺合することにより補強
巻線を引張る。これにより、補強巻線を固定するときに
は強い力で引張る必要がないので、補強巻線を巻線保持
部材に固定するのが容易である。また、超電導磁石の使
用中に補強巻線が緩んだ場合にも、補強巻線を取り外す
ことなく必要に応じて引張り直すことが可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明の超電導電磁石用補強巻線
の固定方法を適用した超電導電磁石の一例を示す平面図
である。図2は、同実施例の超電導電磁石の要部を示す
側面図である。
【0015】図中13は、超伝導電磁石の巻枠12のツ
バ部である。ツバ部13の側端面の所定箇所には、内部
に12mmピンを有するバインディングポスト14が設
けられている。ツバ部13の側端面のバインディングポ
スト14よりも縁側には、ガイド16が取り付けられて
いる。ガイド16の近傍のツバ部13の縁部には、引き
込み穴17が形成されている。ツバ部13の縁部の所定
箇所には、引き出し穴19が形成されている。引き出し
穴19の近傍には、ガイド20が取り付けられている。
【0016】さらにツバ部13の側端面上の所定箇所に
は、巻線保持部材22、棒状部材23、固定台24、ワ
ッシャ25及びナット26からなる補強巻線引張手段2
7が設けられている。巻線保持部材22は一端部の端面
に開口を有する中空部を有し、この中空部の略中央にバ
インディングポストが設けられている。巻線保持部材2
2の他端部には、棒状部材23の一端部が取り付けられ
ている。棒状部材23は、直径8mmのSUS304か
らなる。棒状部材23の他端部は、SUS304製の固
定台24に設けられた、例えば内径9mmの貫通孔に挿
入されている。さらに、固定台24から突出した棒状部
材23の他端部にはネジが切られており、ロックナット
26がワッシャ25を介して螺合されている。
【0017】なお、固定される補強巻線を巻枠12から
絶縁するために各部材には、電気絶縁が施されている。 例えば、ガイド16及び20は、例えば、エポキシガラ
スクロス積層板等のGFRP材により構成されている。 また、引き込み穴17及び引き出し穴19の縁部には、
GFRP材が被覆されている。さらに、固定台24と巻
枠12との間には、GFRP材が配置されている。この
ような構成からなる補強巻線引張手段27等を用いて、
超電導電磁石用補強巻線の固定を次のようにして行う。
【0018】ここで使用する補強巻線11は、例えば、
Cu−Ni合金、SUS304のような線材からなる補
強巻線である。この例では、補強巻線11として、SU
S304の平角線で、その断面サイズが1.4mm×2
.8mmのものを使用した。
【0019】まず、補強巻線11の一端部を、バインデ
ィングポスト14中の12mmピンに巻きつけて、折り
返された補強巻線11の先端部を、例えば、2枚のSU
S304板材からなるクランプ材15で結束して固定し
た。この補強巻線11を、必要に応じて、ガイド16で
方向転換させた後、引き込み穴17を介して、図2に示
す如く、巻枠12に予め巻き付けたコイル巻線31の周
面を覆うようにして巻き付ける(図2中、32で示す)
。この例では、補強巻線32の巻層数が偶数になるよう
に巻き付けた。
【0020】この後、この補強巻線11を引き出し穴1
9から引き出し、ガイド20で方向転換する。次いで、
この補強巻線11の先端部を、巻線保持部材22の中空
部に設けられたバインディングポスト中の12mmピン
に巻き付け、さらに折り返した補強巻線11の先端部を
、例えばSUS304板材からなるクランプ部21で結
束して固定する。
【0021】次に、補強巻線引張手段27のロックナッ
ト26を、棒状部材23にさらに螺合する。すると、棒
状部材23がロックナット26側に移動する。これによ
ってコイル巻線32の周面上に巻き付けられた補強巻線
11が引張られる。
【0022】以上説明したような超電導電磁石用補強巻
線の固定方法によれば、補強巻線11の両端部を、バイ
ンディングポスト14及び巻線保持部材22の中空部に
設けられたバインディングポストに夫々取り付けた後、
補強巻線引張用手段27で補強巻線を引張る。これによ
り、補強巻線11を各バインディングポストに固定する
ときには強い力で引張る必要がないので、前述の補強巻
線11の固定を比較的容易に行うことができる。このた
め、補強巻線11として比較的大きい直径のものも使用
することができる。
【0023】また、超電導磁石の使用によりコイルが熱
収縮及び熱膨脹して補強巻線11が緩んだ場合にも、ロ
ックナット26をさらに螺合することにより、補強巻線
11を解くことなしに必要に応じて引張り直し、補強巻
線11を再度緊張させることができる。
【0024】また、ツバ部13に取り付けられた各部材
は、絶縁性材料で構成されているか、または、絶縁性材
料によって巻枠12から絶縁されている。このため、補
強巻線11は、巻枠12から電気的に絶縁されるので、
コイル巻線31と補強巻線32との間の絶縁が不良にな
った場合にも、コイル巻線31は、巻枠12に対して絶
縁が保たれるので、コイル通電は可能になる。
【0025】なお、補強巻線引張手段27を補強巻線1
1の巻き始め側にも設けて補強巻線11を引張ることが
できる。しかし、補強巻線11の巻層数が2つ以上の場
合には、1層目の補強巻線11は、2層目の補強巻線1
1で締めつけられているので緩み難い。このため、補強
巻線11の巻き終り側だけに補強巻線引張手段27を設
けただけでも上述の本発明の目的は十分に達成される。
【0026】また、補強巻線11の巻層数が奇数の場合
には、巻き終えた補強巻線11は、巻き初めの補強巻線
11が固定された巻枠12とは反対側の巻枠のツバ部の
側端面に引き出されるので、そのツバ部に補強巻線引張
手段27が設置される。
【0027】次に、本発明の超電導電磁石用補強巻線の
固定方法に用いられる補強巻線引張手段の他の実施例と
しては、図3に示す如く、棒状部材23の端末部に螺合
されたロックナット26と固定台24との間に圧縮コイ
ルばね33を挿入したものを使用できる。このような補
強巻線引張手段34によれば、圧縮コイル33によって
、ロックナット26に対して補強巻線11の引張り方向
への反発力が作用する。これにより、補強巻線11は常
に緊張された状態となる。
【0028】また、上述の圧縮コイルばね33の代りに
、呼び8mmのさらばね20枚を互いに表裏を合わせて
組み合わせて、ロックナット26と固定台24の間に配
置しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如くに、本発明の超電導電
磁石用補強巻線の固定方法によれば、補強巻線を巻線保
持部材に容易に固定できる。また、超電導電磁石の使用
中に補強巻線に緩みが生じた場合にも容易に補強巻線を
引張り直して、再び緊張させることができる等顕著な効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超電導電磁石用補強巻線の固定方法を
適用した超電導電磁石の一例を示す平面図。
【図2】同実施例の超電導電磁石の要部を示す側面図。
【図3】本発明の超電導磁石用補強巻線の固定方法に使
用する補強巻線引張手段の他の実施例を示す説明図。
【図4】従来の超電導磁石用補強巻線の固定方法を適用
した超電導電磁石を示す説明図。
【図5】従来の超電導磁石用補強巻線の固定方法を示す
説明図。
【図6】従来の超電導磁石用補強巻線の固定方法を示す
説明図。
【符号の説明】
11…補強巻線、12…巻枠、13…ツバ部、14…バ
インディングポスト、15、21…クランプ材、16、
20…ガイド、17…引き込み穴、19…引き出し穴、
22…巻線保持部材、23…棒状部材、24…固定台、
25…ワッシャ、26…ロックナット、27…補強巻線
引張手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  巻線保持部材を一端部に有する棒状部
    材と、コイルの巻枠の所定箇所に取り付けられかつ前記
    棒状部材の他端部が貫挿される貫通孔を有する固定台と
    、前記固定台から突出する前記棒状部材の他端部に螺合
    された締付部材とを具備する補強巻線引張手段を用いて
    、前記巻線保持部材に前記コイルの周面に巻き付けられ
    た補強巻線の一端部を固定した後、前記締付部材を前記
    棒状部材にさらに螺合することにより前記補強巻線を引
    張ることを特徴とする超電導電磁石用補強巻線の固定方
    法。
JP15033891A 1991-06-21 1991-06-21 超電導電磁石用補強巻線の固定方法 Pending JPH04372103A (ja)

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JP15033891A Pending JPH04372103A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 超電導電磁石用補強巻線の固定方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6977459B1 (en) * 2004-05-26 2005-12-20 General Electric Company Apparatus and methods for anchoring a modular winding to a rotor in an electrical machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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