JPH04372000A - 遮音パネル - Google Patents

遮音パネル

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JPH04372000A
JPH04372000A JP3148969A JP14896991A JPH04372000A JP H04372000 A JPH04372000 A JP H04372000A JP 3148969 A JP3148969 A JP 3148969A JP 14896991 A JP14896991 A JP 14896991A JP H04372000 A JPH04372000 A JP H04372000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
orders
bending vibration
sound insulating
sound insulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP3148969A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Umeoka
一哲 梅岡
Yuzo Okudaira
有三 奥平
Takashi Nakai
隆 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Building Environments (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築用途に適当な遮
音パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的軽量で遮音性能の良い建築
用途の遮音パネルとして、図9に示すような、2枚の表
面板61、61の間にコア材62を配してなる2重パネ
ル式の遮音パネル60がある。コア材62は、普通、グ
ラスウール、ウレタンフォームなどの多孔質吸音材で出
来ている。
【0003】コア材62を配すれば、表面板61の間隔
を広げることなく、つまり、厚みを増さず薄型の状態で
遮音性能の向上が図れるという利点があるが、建築用と
して特に重要視される低周波(音)域の遮音性能を向上
させる場合、コア材として、十分な性能のコア材を使う
ことが肝要である。ただ、図9にみるように、表面板6
1、61の間を全て高性能のコア材で充たした場合には
、高価格で重いものになり、実用性が低い。コア材を表
面板の間に部分的に配するようにすれば、価格と重さの
不都合は解消されるが、十分に遮音性能を向上させるこ
とは出来ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、軽量化適性・薄型化適性を有し、低周波域にお
いて高遮音性を有する安価な遮音パネルを提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、この発明にかかる2枚の表面板の間にコア材を配して
なる遮音パネルでは、前記コア材を、表面板の固有曲げ
振動モードの波の腹に部分的に設置するという構成をと
っている。以下、この発明を詳しく説明する。
【0006】まず、固有曲げ振動について、表面板の形
が四角形の場合を例にとって説明する。この固有曲げ振
動は、衝撃等を受けた遮音パネルの表面板が或る固有の
振動数で波打ち続けることである。そして、この時の固
有曲げ振動は、1次モード、2次モード、・・・、n次
モード、・・・と多数の形態がある。
【0007】表面板は、普通、端で固定されており、縦
方向と横方向のそれぞれに固有曲げ振動が生じるとみる
ことができる。この場合、多数のモードが同時に発生す
る。1次モードは、表面板の縦(又は横)に丁度、1個
の波の腹が出来る振動形態である。2次モードは、表面
板の縦(又は横)に丁度、2個の波の腹が出来る振動形
態である。3次モードは、表面板の縦(又は横)に丁度
、3個の波の腹が出来る振動形態である。n次モードは
、表面板の縦(又は横)に丁度、n個の腹が出来る振動
形態である。全体としては、縦のモードと横のモードの
組み合わせになり、1×1,1×2,・・,1×n,・
・,2×1,2×2,・・,2×n,・・,・・・,n
×1,n×2,・・,n×n,・・・、と非常に多数の
モードがあることになる。
【0008】高次のモードほど振動周波数は高い。表面
板の材料や形状等によって差があるが、10次のモード
で1kHz程度のオーダというところである。図6に、
3×3のモードの場合を示す。縦・横ともに3つの波の
腹がある。二点鎖線aが波の腹の真ん中を示す。コア材
の具体的な配置としては、請求項2のように、複数の帯
状コア材を互いに平行に並ぶようにして固有曲げ振動モ
ードの各波の腹の位置に設置する形態が挙げられ、この
場合、図7にみるように、3×3のモードの縦方向だけ
に3本の帯状コア材Aを平行に並ぶように配置した形態
が例示される。また、請求項3のように、格子状コア材
を、その縦横の桟が固有曲げ振動モードの各波の腹の位
置に沿って走るようにして設置する形態も挙げられ、こ
の場合、図8にみるように、格子状コア材Bを3×3の
モードの縦横の波の腹に縦横の桟が一致するように配置
した形態が例示される。コア材は縦横の一方向だけに設
けるだけでも、十分な効果が期待できる。普通、コア材
は波の真ん中を中心にして波の腹の20〜70%程度の
領域に設けるようにする。
【0009】この発明において、表面板の固有曲げ振動
に伴う低周波域での遮音性能の低下を防ぐという観点か
らは、固有曲げ振動モードの次数は、3次〜10次の間
のモードを考慮するのが適当である。それ以上の次数で
は、固有曲げ振動の周波数が高いため遮音性能への影響
が薄く考慮する必要がないからである。コア材は損失係
数が0.3以上あるものを用いることが好ましい。遮音
性能がより十分なものとなる。但し、損失係数は次の通
りである。損失係数=E2 /E1 、但し、複素ヤン
グ率=E1 +jE2 である。
【0010】コア材の材質は特に限定はないが、高分子
発泡体、特に、制振作用の良好な粉体を混入分散させた
高分子発泡体が適当である。遮音性能がより十分なもの
となる。なお、制振作用の良好な粉体としては、例えば
、マイカ粉体のようなフレーク状粉体が例示される。
【0011】
【作用】この発明の遮音パネルは、表面板の間にコア材
が介在し薄くとも十分な遮音性能が確保できるため、薄
型化適性を有する。この発明の遮音パネルは、コア材の
設置が部分的で少なくて済み、コア材の設置に伴う価格
や重量の増大を抑制できるため、軽量化適性を有すると
ともに安価である。
【0012】そして、コア材の設置が部分的であっても
、表面板の固有曲げ振動モードの波の腹に部分的に設置
されていて、表面板の固有曲げ振動および振動伝搬を十
分に抑えられるため、低周波域においても十分な遮音性
能が確保できる。全体にコア材を配する場合に比べ遜色
のない遮音性能を有するのである。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。この発
明は、下記の実施例に限らないことは言うまでもない。 −実施例1− 実施例1にかかる遮音パネルは、図1にみるように、2
枚の正方形の石膏ボード(表面板)1、1の間に3本の
縦桟と3本の横桟をもつ格子状コア材2が配されている
。石膏ボード1は910mm×910mm、厚み9mm
である。コア材2は表面板1、1間距離と同じ15mm
厚みで桟幅は53mmである。表面板1、1間の空間S
の1/3がコア材2で占められていることになる。なお
、3は側板である。
【0014】コア材2は、アクリル樹脂100重量部に
対しマイカおよび硫酸バリウムをそれぞれ50重量部ず
つ混入し発泡倍率約2.5倍で発泡させてなるアクリル
樹脂発泡体である。マイカは、平均アスペクト比90、
平均粒径約1.4mmのものを用いた。そして、図8と
同様に、格子状コア材2は、3×3のモードの縦横の波
の腹に縦横の各桟が一致するようにして配置されている
【0015】実施例1の遮音パネルの遮音性能を図2に
示す。400Hz以下の低周波域においてもD−35の
レベル以上の十分な透過損失係数を有しており、遮音性
能に非常に優れていることがよく分かる。 −実施例2− 実施例2にかかる遮音パネルは、図3にみるように、2
枚の正方形の石膏ボード(表面板)1、1の間に5本の
縦桟と5本の横桟をもつ格子状コア材5が配されている
。石膏ボード1は910mm×910mm、厚み9mm
である。コア材5は表面板1、1間距離と同じ15mm
厚みで桟幅は32mmである。表面板1、1間の空間S
の1/3がコア材2で占められていることになる。なお
、3は側板である。
【0016】コア材5も、アクリル樹脂100重量部に
対しマイカおよび硫酸バリウムをそれぞれ50重量部ず
つ混入し発泡倍率約2.5倍で発泡させてなるアクリル
樹脂発泡体である。マイカは、平均アスペクト比90、
平均粒径約1.4mmのものを用いた。そして、図4に
みるように、格子状コア材5は5×5のモードの縦横の
波の腹に縦横の各桟が一致するように配置されている。
【0017】実施例2の遮音パネルの遮音性能を図5に
示す。やはり、400Hz以下の低周波域においてもD
−35のレベル程度の十分な透過損失係数を有しており
、遮音性能に非常に優れていることがよく分かる。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明の遮音パ
ネルは、表面板の間にコア材が介在するため薄型化適性
を有し、コア材の設置が部分的であるため軽量化適性を
有するとともに安価でもあり、しかも、コア材が適切な
位置に設置されているため、低周波域においても十分な
遮音性能を有するので、非常に実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の遮音パネルを一部を破断してあらわ
す斜視図である。
【図2】実施例1の遮音パネルの透過損失の対周波数特
性をあらわすグラフである。
【図3】実施例2の遮音パネルを一部を破断してあらわ
す斜視図である。
【図4】実施例2の遮音パネルのコア材をあらわす平面
図である。
【図5】実施例2の遮音パネルの透過損失の対周波数特
性をあらわすグラフである。
【図6】遮音パネルの表面板における3次の固有曲げ振
動モードをあらわす説明図である。
【図7】この発明の遮音パネルにおけるコア材の配置例
をあらわす平面図である。
【図8】この発明の遮音パネルにおける他のコア材の配
置例をあらわす平面図である。
【図9】従来の遮音パネルを一部を破断してあらわす斜
視図である。
【符号の説明】
1  表面板 2  コア材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2枚の表面板の間にコア材を配してな
    る遮音パネルにおいて、前記コア材が、表面板の固有曲
    げ振動モードの波の腹に部分的に設置されていることを
    特徴とする遮音パネル。
  2. 【請求項2】  複数の帯状コア材が互いに平行に並ぶ
    ようにして固有曲げ振動モードの各波の腹の位置に設置
    されている請求項1記載の遮音パネル。
  3. 【請求項3】  格子状コア材が、その縦横の桟が固有
    曲げ振動モードの各波の腹の位置に沿って走るようにし
    て設置されている請求項1記載の遮音パネル。
  4. 【請求項4】  固有曲げ振動モードが3次〜10次の
    範囲のモードである請求項1から3までのいずれかに記
    載の遮音パネル。
  5. 【請求項5】  コア材が粉末を混合分散してなる高分
    子発泡体である請求項1から4までのいずれかに記載の
    遮音パネル。
JP3148969A 1991-06-20 1991-06-20 遮音パネル Pending JPH04372000A (ja)

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