JPH04371892A - 平版印刷版用支持体の陽極酸化装置及び陽極酸化方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の陽極酸化装置及び陽極酸化方法

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JPH04371892A
JPH04371892A JP15008391A JP15008391A JPH04371892A JP H04371892 A JPH04371892 A JP H04371892A JP 15008391 A JP15008391 A JP 15008391A JP 15008391 A JP15008391 A JP 15008391A JP H04371892 A JPH04371892 A JP H04371892A
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power supply
support
roller
strip
anodizing
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JP15008391A
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Nagayoshi Kaneko
修芳 金子
Tsutomu Kakei
勤 掛井
Akio Uesugi
彰男 上杉
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平版印刷版用支持体の
製造方法に関するものであり、特にアルミニウムまたは
その合金製の機械的、化学的又は電気化学的方法で粗面
化処理された平版印刷版用支持体を陽極酸化処理する装
置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、平版印刷版に使用されるアルミ
ニウム支持体は、親水性及び保水性に優れていることが
要求され、そのために機械的、化学的又は電気化学的な
方法で表面に微細な凹凸を形成して粗面化処理されてい
る。さらに、この粗面化処理された表面の機械的強度及
び保水性を向上させるために、表面を陽極酸化処理する
ことも一般に行われている。
【0003】従来、平版印刷版用支持体の陽極酸化処理
は、特開昭48−26638号、特公昭58−2451
7号、特開昭47−18739号各公報等で開示されて
いる陽極酸化処理方法で行われており、この方法は、い
わゆる液中給電方式と呼ばれている。この液中給電方式
による陽極酸化処理装置としては、例えば、図3に示す
装置があった。図3に示す陽極酸化処理装置は、アルミ
ニウム製品1を負に帯電するための給電部2、その負に
帯電したアルミニウム製品1を陽極酸化処理するための
陽極酸化処理部3および給電部2と陽極酸化処理部3と
の液中間での電流の短絡を防止するための中間部4の三
つの部分によって構成されている。そして、給電部2と
陽極酸化処理部3には、給電電極5と電解電極6がそれ
ぞれ電解液中に配設され、これら給電電極5と電解電極
6は直流電源7を介して接続されている。
【0004】このような陽極酸化処理装置においては、
直流電源7からの電流は、給電部2で給電電極5から電
解液を介してアルミニウム製品1に流れ、その電流がア
ルミニウム製品1内を陽極酸化処理部3へ流れる。これ
により、陽極酸化処理部においてアルミニウム製品1の
表面に陽極酸化皮膜が生成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の陽極酸化処理方法は、電解液中で生ずる電圧ロ
スが無視できないほど大きなものであった。すなわち、
給電部及び陽極酸化処理部において、アルミニウム製品
と電極の距離が短いと、アルミニウム製品のばたつきや
不安定な搬送によるアルミニウム製品の電極への接触に
より、傷つきやスパーク等の品質故障が発生する場合が
ある。したがって、これらの品質故障を防止するために
は、アルミニウム製品と電極の距離を大きくしなければ
ならず、通常、50mm以上の距離を取る必要があった
。その結果、電解液中で生ずる電圧ロスが大きいものと
なっていた。
【0006】また、従来の方法は、アルミニウム製品の
両面が電解液に漬かっているので、陽極酸化処理を施さ
ない反対側の面にも電流が回り込んで酸化皮膜を生成さ
せる。したがって、片面処理製品を製造する場合には、
アルミニウム製品の反対側の面への電流の回り込みを防
止するための手段、例えば特開昭57−47894号公
報に開示されているような特別な手段を設ける必要があ
った。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決し、電解液
中での電圧ロスを減少させ、かつ、片面のみ陽極酸化処
理する場合であっても、なんら特別な手段を設ける必要
のない平版印刷版用支持体の陽極酸化装置及び陽極酸化
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、平版印刷用支持体の陽極
酸化装置は、長尺のアルミニウム又はその合金製の帯状
物を密着支持する支持ローラーと、該支持ローラーの上
流又は下流の少なくとも一方に設けられ帯状物と接触す
る給電ローラーと、上記支持ローラーの外周面に沿って
設置された略同心円状の電極と、該電極と支持ローラー
との間に充填された電解液とを有することを特徴として
構成されている。
【0009】また、本発明の平版印刷用支持体の製造方
法は、長尺のアルミニウム又はその合金製帯状物を電解
液に浸漬しつつ支持ローラーに密着状態で搬送し、かつ
、支持ローラーの上流又は下流の少なくとも一方に設け
た給電ローラーと支持ローラーの外周面に沿って設置さ
れた略同心円状の電極とに通電して帯状物を陽極酸化処
理することを特徴として構成されている。
【0010】給電ローラーは支持ローラーの上流又は下
流の少なくとも一方に設けられ、帯状物に電源からの電
流を供給するためのものである。この給電ローラーは、
従来存在していた問題点を解決できるので、支持ローラ
ーの両側にそれぞれ設けることが好ましい。
【0011】すなわち、従来の陽極酸化処理では以下に
示す問題点あった。第1に、陽極酸化処理ラインの高速
化、陽極酸化皮膜量の増加等を安価に行えなかった。す
なわち、生産性を向上させるために陽極酸化処理ライン
を高速化する際や、品質性能を向上させるために陽極酸
化皮膜量を増加させる際には、供給電流量を上げなけれ
ばならず、供給電流量を上げるとアルミニウム製品内で
のオーム損による電圧降下が増加する。したがって、電
源の電解電圧を増大させることが必要となってくる。
【0012】このように電解電圧を増加させると供給電
力量が増大するので、ランニングコストが増加し、かつ
、電源能力を大きくする必要があるので設備コストも増
加することになった。また、電解電圧が大きくなること
から、給電電極と電解電極の間におけるアルミニウム製
品内のジュール熱の発生量が大きくなるので、アルミニ
ウム製品および電解液を定常の規定温度にまで冷却する
ための冷却費も増加することになる。以上のように、従
来の装置で電解処理ラインの高速化等を図ろうとすると
、極めて高価になるものであった。
【0013】第2に、薄いアルミニウム製品では、陽極
酸化処理ラインの高速化等が困難であった。すなわち、
給電部と陽極酸化処理部の間の中間部では、供給される
全電流がアルミニウム製品に流れるため、供給電流量が
大きい場合、厚さの薄いアルミニウム製品は必要以上に
発熱し、溶断した。したがって、薄いアルミニウム製品
の場合は、供給電流量に限界があり、陽極酸化処理ライ
ンの高速化、陽極酸化皮膜量の増加等を行うことは困難
であった。
【0014】そこで、支持ローラーの両側に給電ローラ
ーを設けると、帯状物への電流の供給が上流側給電ロー
ラーを介す部分と下流側給電ローラーを介す部分との2
つのルートで行われるので、従来に比べて1/2の電流
量でよくなる。
【0015】したがって、ラインの高速化等に際し、従
来に比して供給電力が少なくてすみ、工程中の発熱量も
低減するので冷却負荷が小さくなり、工程に要するコス
トが激減する。また、電源電圧の昇圧能力の大きなもの
を使用する必要がないので、コンパクトで設備費の少な
くてすむ電源設備とすることができる。さらに、薄物の
アルミニウム製品の場合でも、アルミニウム製品が溶断
することが無く、安定した陽極酸化処理を行うこのがで
きる。
【0016】給電ローラーが接触するのは、帯状物の被
処理面(陽極酸化皮膜の生成面)であっても反対面(陽
極酸化皮膜の生成されない面)であってもよいが、反対
面であることが好ましい。何故なら、帯状物の被処理面
は、陽極酸化処理以前の工程で粗面化処理されているた
め表面に微小な凹凸が存在する。したがって、被処理面
に給電ローラーを接触させて給電した場合、帯状物と給
電ローラーの接触が不均一になって接触部に電流が集中
し、帯状物の表面にスパーク故障などの品質故障が発生
する場合があり、この品質故障は、高速、高効率処理の
ために電流値を増大させた場合に特に発生し易くなる。 また、給電ローラーを帯状物の被処理面に接触させると
、給電ローラーを支持ローラーの下流側に配置した場合
、支持ローラーの下流側では酸化皮膜を通して給電が行
なわれることになり、傷つき故障発生の原因となるばか
りでなく、電圧ロスにもつながる。以上のように、給電
ローラーを帯状物の被処理面の反対側の面に接触させる
ことにより、上述した欠点を防止でき、高速、高皮膜量
処理においても品質の優れた安定した処理が可能になる
【0017】支持ローラーは、帯状物を一方の面のみ電
解液に浸漬した状態で搬送させるもので、駆動源が設け
られてそれ自身が回転するものであっても、フリーに設
けられ単に回転自在なだけであってもよい。
【0018】電極は、支持ローラーと同心円状に設けら
れるのが好ましく、支持ローラーと電極の間隙は1〜4
0mmの範囲にあることが好ましい。
【0019】帯状物は、純アルミニウム又はアルミニウ
ム合金で形成されており、このアルミニウム合金として
は、例えば、珪素、鉄、銅、マンガン、マグネシウム、
クロム、亜鉛、ビスマス、ニッケルなどの金属とのアル
ミニウム合金がある。帯状物の厚みは、一般に、0.1
〜0.5mmの範囲である。
【0020】電解液としては、例えば、硫酸、燐酸、シ
ュウ酸又はそれらの塩の水溶液、あるいはそれらの混合
液があるが、所望の品質を得るために最適なものを選べ
ばよい。電解液の濃度、温度も自由に選択できる。
【0021】電源波形としては、直流の場合が一般的で
あるが、他にも交流波形や交直重畳波形など所望の品質
を得るために最適なものを選択できる。
【0022】陽極酸化時の電流密度としては、自由に選
択できる。例えば、処理時間中常に一定値としてもよい
し、次第に電流密度を上げていくようにしてもよい。
【0023】本発明の陽極酸化処理の前段階において、
通常、粗面化処理が施されている。この粗面化処理は、
アルミニウム支持体の保水性及びその上に塗設される感
光材料との密着性を向上させるためのもので、機械的粗
面化法、化学的粗面化法、電気化学的粗面化法又はそれ
らを組み合わせた方法により行われる。
【0024】機械的粗面化法としては、ワイヤーブラシ
ングレイニング法、ブラシグレイニング法、サンドブラ
スト法、ボールグレイニング法などがある。化学的粗面
化法としては、選択的に表面を溶解させる方法などがあ
る。電気化学的粗面化法としては、硝酸、塩酸及びその
混合液を電解液として用いる方法がある。さらに、これ
らに硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硝酸アンモ
ニウム、塩化アンモニウム、硝酸マンガン、塩化マンガ
ン、硝酸鉄、塩化鉄などの塩類を添加してもよい。また
、塩化ナトリウムや硝酸ナトリウムなどの中性塩水溶液
も用いられる。
【0025】また、粗面化処理した後陽極酸化処理前に
、必要に応じてアルカリエッチング処理、中和処理、デ
スマット処理などが適宜選択、複合して実施することが
できる。
【0026】また、以上のような装置をを1ユニットと
して2つ以上の複数のユニットを長手方向に連結させ、
複数回上述した同様の陽極酸化処理を繰り返してもよい
【0027】帯状物を陽極酸化処理した後、必要により
特開平1−150583号公報記載の封孔処理、特開昭
60−149491号公報記載の親水化処理、米国特許
3181461号明細書記載のアルカリ金属シリケート
水溶液処理、米国特許3860426号明細書記載の水
溶性金属塩を含む親水性セルロースの下塗り層塗設など
を適宜選択して実施できる。
【0028】本発明による平版印刷版用支持体は、その
表面に感光層を設けて感光性平版印刷版とすることがで
きる。この感光層の組成物としては、ジアゾ樹脂からな
るもの、o−キノンジアジゾ化合物からなるもの、感光
性アジド化合物からなるもの、光重合性組成物、分子中
に不飽和二重結合を有する感光性樹脂からなる組成物等
がある。
【0029】
【作用】本発明では、帯状物を支持ローラーに密着させ
た状態で陽極酸化処理することにより、電解液中を流れ
る電流が帯状物の陽極酸化膜が形成されない面に流れ込
むのを防止し、かつ帯状物の走行路をばたつきのない常
に一定した状態にして帯状物と電極の距離を近接できる
ようにいている。
【0030】
【実施例】本発明の平版印刷用支持体の陽極酸化装置の
一実施例を図1に基づいて説明する。
【0031】図1は、平版印刷用支持体の陽極酸化装置
の断面模式図である。この図において、符号11は陽極
酸化槽で、この陽極酸化槽11内に断面円弧状の電極1
2が設けられている。この電極12の一方の端部上方に
は電解液流入口13が設けられ、この電解液流入口13
から電解液14が陽極酸化槽11内に充填されている。
【0032】電極12の上方には、僅かな距離を隔てて
同心円状の周面を持つ支持ローラー15が電解液14に
略下半分が浸漬した状態で回転自在に配設されている。 この支持ローラー15の両側には、上流側給電ローラー
16及び下流側給電ローラー17が回転自在に設けられ
、これら給電ローラー16、17は電源( 図示せず)
 を介して電極12に接続されている。そして、帯状物
としてのアルミニウム製品18が、支持ローラー15に
巻きつけられるとともに、給電ローラー16、17に巻
付けられている。
【0033】以上のような陽極酸化装置でアルミニウム
製品を陽極酸化する方法について説明する。
【0034】まず、アルミニウム製品18の陽極酸化し
ようとする方の面と反対の面を給電ローラー16、17
に接触させた状態で支持ローラー15にも密着させ、支
持ローラー15を回転させてアルミニウム製品18を搬
送させ、かつ、電源をONして電流を供給する。この供
給された電流は、給電ローラー16、17からアルミニ
ウム製品14に流れ、さらに、アルミニウム製品14内
をそれぞれ図中最下端部に流れ、そして、電解液14を
介して電極12に流れ込み、このとき、アルミニウム製
品14の露出面に陽極酸化皮膜が形成される。
【0035】図2は、本発明による平版印刷用支持体の
陽極酸化装置の他の実施例の断面模式図である。
【0036】この図に示す陽極酸化装置は、給電ローラ
ー19、20が、アルミニウム製品18の陽極酸化皮膜
が形成される面に接触するように構成されている他は、
図1に示す陽極酸化装置と同一である。
【0037】次に、本発明の陽極酸化方法と従来の陽極
酸化方法とを比較した実験結果に付いて説明する。
【0038】陽極酸化処理する帯状物;長尺のJIS 
1050アルミニウムの帯板状製品(厚み0.15mm
、幅1000mm)をライン搬送速度60m/分で以下
の処理を行なった。まず、パミスー水懸濁液を研磨剤と
して回転ナイロンブラシで表面を砂目立てした。この時
の表面粗さ(中心線平均粗さ)は0.5μmであった。 水洗後、70℃の10%苛性ソーダ水溶液中でアルミニ
ウムの溶解量が6g/m2になるようにエッチングした
。水洗後、30%硝酸水溶液中で中和し、再び水洗を行
なった。その後、0.7%硝酸水溶液中で陽極時電圧1
3ボルト、陰極時電圧6ボルトの矩形波交番波形を用い
て(特開昭52−77702号公報実施例に記載の電源
波形)20秒間電解粗面化を行ない、20%硫酸水溶液
中で表面を洗浄した後、水洗した。
【0039】実施例1 上記アルミニウム製品を、図1に示す陽極酸化処理装置
を用い、電解液として20%の硫酸水溶液、ライン搬送
速度50m/分、電解電圧30V、供給電力1000k
wで陽極酸化処理した。
【0040】その結果、膜厚1.5μmの酸化皮膜が良
好に形成され、また、支持ローラー出口でのアルミニウ
ム製品の表面温度は50℃であり、長時間経過しても安
定的に陽極酸化処理が行われた。また、支持ローラー1
5と電極12の間隔は20mmであり、アルミニウム製
品の酸化皮膜が形成される面と反対の面には酸化皮膜は
形成されていなかった。
【0041】実施例2 ライン搬送速度を100m/分とした他は実施例1と同
様の条件で陽極酸化処理を行ったが、実施例1と同様な
結果を得た。
【0042】比較例1 上記アルミニウム製品を、図3に示す陽極酸化処理装置
を用い、電解液として20%の硫酸水溶液、ライン搬送
速度50m/分、電解電圧120V、供給電力5000
kwで陽極酸化処理した。
【0043】その結果、中間部でのアルミニウム製品の
表面温度は120℃であり、処理開始後約1分間でアル
ミニウム製品が溶断し、処理を継続することができなか
った。また、アルミニウム製品1と電解電極6の間隔は
100mmであり、アルミニウム製品の酸化皮膜が形成
される面と反対の面にも酸化皮膜が形成されていた。
【0044】
【発明の効果】実施例より明らかなように、本発明の方
法によれば従来より低い電解電圧で目的とする陽極酸化
処理を行なうことができるので、供給電力が少なくてす
み、工程中の発熱量も低減するので冷却負荷が小さくな
り、工程に要するコストが激減する。また、電源電圧の
昇圧能力の大きなものを使用する必要がないので、コン
パクトで設備費の少なくてすむ電源設備とすることがで
きる。
【0045】また本発明は、品質故障を発生させること
なく帯状物と電極との距離を短くするこんたできるので
、電解液中での電圧降下を減少させることができる。 また、何らの防止手段を設けることなく、帯状物の酸化
皮膜が形成される面の反対の面に酸化皮膜が形成されな
い。
【0046】更にまた、薄物のアルミニウム製品の場合
でもアルミニウムが溶断する懸念がなく、安定した陽極
酸化処理が実現し、ラインの高速化や高電解量化に際し
ても製造ラインとして安定し、品質面で優れた平版印刷
版用支持体の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平版印刷版用支持体の陽極酸化装
置の一実施例の断面模式図。
【図2】本発明による平版印刷版用支持体の陽極酸化装
置の他の実施例の断面模式図。
【図3】従来の平版印刷版用支持体の陽極酸化装置の断
面模式図。
【符号の説明】
12…電極 14…電解液 15…支持ローラー 16…上流側給電ローラー 17…下流側給電ローラー 18…アルミニウム製品(帯状物)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長尺のアルミニウム又はその合金製の
    帯状物を密着支持する支持ローラーと、該支持ローラー
    の上流又は下流の少なくとも一方に設けられ帯状物と接
    触する給電ローラーと、上記支持ローラーの外周面に沿
    って設置された略同心円状の電極と、該電極と支持ロー
    ラーとの間に充填された電解液とを有することを特徴と
    する平版印刷版用支持体の陽極酸化装置
  2. 【請求項2】  給電ローラーが、帯状物の陽極酸化処
    理される面の反対側の面に接触している請求項1に記載
    の平版印刷版用支持体の陽極酸化装置
  3. 【請求項3】  長尺のアルミニウム又はその合金製帯
    状物を電解液に浸漬しつつ支持ローラーに密着状態で搬
    送し、かつ、支持ローラーの上流又は下流の少なくとも
    一方に設けた給電ローラーと支持ローラーの外周面に沿
    って設置された略同心円状の電極とに通電して帯状物を
    陽極酸化処理することを特徴とする平版印刷版用支持体
    の陽極酸化方法
  4. 【請求項4】  給電ローラーを、帯状物の陽極酸化処
    理される面の反対側の面に接触させる請求項3に記載の
    平版印刷版用支持体の陽極酸化方法
JP15008391A 1991-06-21 1991-06-21 平版印刷版用支持体の陽極酸化装置及び陽極酸化方法 Pending JPH04371892A (ja)

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DE69210690T DE69210690T2 (de) 1991-06-21 1992-06-22 Verfahren und Vorrichtung zur Anodisierung von Trägern für lithographische Druckplatten
US07/901,674 US5314607A (en) 1991-06-21 1992-06-22 Apparatus and method for anodizing supports for lithographic printing plate

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6425840A (en) * 1987-07-21 1989-01-27 Yoshida Seisakusho Kk Medical x-ray television imaging apparatus
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