JPH0437186A - 薄膜回路素子 - Google Patents
薄膜回路素子Info
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- JPH0437186A JPH0437186A JP14477990A JP14477990A JPH0437186A JP H0437186 A JPH0437186 A JP H0437186A JP 14477990 A JP14477990 A JP 14477990A JP 14477990 A JP14477990 A JP 14477990A JP H0437186 A JPH0437186 A JP H0437186A
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は各種電子機器に用いる薄膜回路素子に関する。
従来の技術
以下従来の薄膜回路素子について説明する。
第2図に示すようにパッシベーション膜によって耐候性
を高めるために窒化シリコン等の無機絶縁膜のグレーズ
層6を設けたセラミックス基板1の上に薄膜回路3を形
成し、無機絶縁膜4で被覆する。
を高めるために窒化シリコン等の無機絶縁膜のグレーズ
層6を設けたセラミックス基板1の上に薄膜回路3を形
成し、無機絶縁膜4で被覆する。
また、第3図に示すように付着力を向上させるだめに、
薄膜回路の特性に影響しない表面粗さのセラミックス基
板1の上に直接に薄膜回路3を構成し、無機絶縁膜4で
被覆する。無機絶縁膜4にはパッシベーションとして@
厚寸法が20μm以上の窒化シリコンを必要となるので
、ポリイミド等の樹脂で被覆して耐候性を高めている。
薄膜回路の特性に影響しない表面粗さのセラミックス基
板1の上に直接に薄膜回路3を構成し、無機絶縁膜4で
被覆する。無機絶縁膜4にはパッシベーションとして@
厚寸法が20μm以上の窒化シリコンを必要となるので
、ポリイミド等の樹脂で被覆して耐候性を高めている。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記の従来の構成では、ブレース処理し
た基板は、平滑であるので薄膜回路の付着力が小さいの
で、熱衝撃試験やプレンシャークスカー試験で、薄膜回
路の剥離が生じるという問題点を有していた。
た基板は、平滑であるので薄膜回路の付着力が小さいの
で、熱衝撃試験やプレンシャークスカー試験で、薄膜回
路の剥離が生じるという問題点を有していた。
またポリイミドを用いた場合にプレッシャークツカー試
験で、電極や配線等に用いる薄膜金属が腐食されて薄膜
回路に悪影響を及ぼすという問題へを有していた。
験で、電極や配線等に用いる薄膜金属が腐食されて薄膜
回路に悪影響を及ぼすという問題へを有していた。
さらに無機絶縁膜の成膜温度が高いので薄膜回路に使用
できる材料が限定されるという問題点を有していた。
できる材料が限定されるという問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので・薄膜回路
の剥離や腐食がなく耐候性の高い薄膜回路素子を提供す
ることを目的とする。
の剥離や腐食がなく耐候性の高い薄膜回路素子を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するだめの手段
この目的を達成するだめに本発明の薄膜回路素子は、中
心線平均あらさRaが0,05μm −0,5μmのセ
ラミックス基板を用い、この表面およびさらにその上に
構成する薄膜回路上に無機絶縁膜を設けた構成を有して
いる。
心線平均あらさRaが0,05μm −0,5μmのセ
ラミックス基板を用い、この表面およびさらにその上に
構成する薄膜回路上に無機絶縁膜を設けた構成を有して
いる。
作用
この構成によってパッシベーション膜が形成され耐候性
が高まることとなる。
が高まることとなる。
実施例
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図に示すように、無機絶縁膜2を被覆したセラミッ
クス基板1の上に薄膜回路3を形成し、無機絶縁膜4で
被覆する。無機絶縁膜2.4には、パッシベーション性
を有する窒化シリコンまだは硫化亜鉛を用いる。セラミ
ックス基板1を被覆する無機絶縁膜2と薄膜回路3を被
覆する無機絶縁膜4を窒化シリコン膜(以下5iON膜
という)とする場合は、各膜厚寸法をそれぞれ3μm以
上とし、両者の膜厚寸法の合計を8μm以上とする。
クス基板1の上に薄膜回路3を形成し、無機絶縁膜4で
被覆する。無機絶縁膜2.4には、パッシベーション性
を有する窒化シリコンまだは硫化亜鉛を用いる。セラミ
ックス基板1を被覆する無機絶縁膜2と薄膜回路3を被
覆する無機絶縁膜4を窒化シリコン膜(以下5iON膜
という)とする場合は、各膜厚寸法をそれぞれ3μm以
上とし、両者の膜厚寸法の合計を8μm以上とする。
まだ、セラミックス基板1を被覆する無機絶縁膜2を硫
化亜鉛膜(以下ZnS@という)とし、薄膜回路3を被
覆する無機絶縁膜4を5iON膜とする場合は、それぞ
れの膜厚寸法の積を10μm以上とする。
化亜鉛膜(以下ZnS@という)とし、薄膜回路3を被
覆する無機絶縁膜4を5iON膜とする場合は、それぞ
れの膜厚寸法の積を10μm以上とする。
無機絶縁膜4を5iON膜とする時は、薄膜回路3への
熱影響を低減するためにプラズマCVD法を用い、30
0’Cで成膜させる。
熱影響を低減するためにプラズマCVD法を用い、30
0’Cで成膜させる。
無機絶縁膜4をZnS膜とする時は、スパッタリング法
で成膜レートを1000人/ m i n以上とし、ま
た、より緻密な構造の膜にするためにレーザスパッタ法
を用で成膜することもある。
で成膜レートを1000人/ m i n以上とし、ま
た、より緻密な構造の膜にするためにレーザスパッタ法
を用で成膜することもある。
以下実施例および比較例を示し、さらに詳しく本発明に
ついて説明する。
ついて説明する。
(実施例1)
中心線平均あらさRa(以下Raという)が0.5μm
のアlレミナ基板1上に、膜厚寸法が5μmの5iON
膜2を成膜温度300℃でプラズマCVD法を用いて成
膜した。その後、厚さ1000人のアルミニウム配線3
を配設した。そしてその上に膜厚寸法が3μmの5iO
N膜4を成膜温度300℃でプラズマCVD法を用いて
成膜して薄膜回路素子としだ。
のアlレミナ基板1上に、膜厚寸法が5μmの5iON
膜2を成膜温度300℃でプラズマCVD法を用いて成
膜した。その後、厚さ1000人のアルミニウム配線3
を配設した。そしてその上に膜厚寸法が3μmの5iO
N膜4を成膜温度300℃でプラズマCVD法を用いて
成膜して薄膜回路素子としだ。
(実施例2)
SiON膜2の膜厚寸法を3μmとし、SユON膜4の
膜厚寸法を6μmとした以外は実施例1と同様の条件で
薄膜回路素子とした。
膜厚寸法を6μmとした以外は実施例1と同様の条件で
薄膜回路素子とした。
(実施例3)
膜厚寸法が1000人のアルミニウム配線3を膜厚寸法
が1000人の白金薄膜3とした以外は実施例1と同様
の条件で薄膜回路素子とした。
が1000人の白金薄膜3とした以外は実施例1と同様
の条件で薄膜回路素子とした。
(実施例4)
Raが0.6μmのアlレミナ基板1上にレーザスパッ
タ法を用いて膜厚寸法が10μmのZnS膜2を設け、
膜厚寸法が1000人のアルミニウム配線3の上に膜厚
寸法が1μmの5iON膜4を成膜温度30o℃でプラ
ズマCVD法を用いて成膜して薄膜回路素子としだ。
タ法を用いて膜厚寸法が10μmのZnS膜2を設け、
膜厚寸法が1000人のアルミニウム配線3の上に膜厚
寸法が1μmの5iON膜4を成膜温度30o℃でプラ
ズマCVD法を用いて成膜して薄膜回路素子としだ。
(比較例1)
Raが1μmのアルミナ基板1上に直接膜厚寸法が10
00人のアルミニウム配線3を配設し、その上に膜厚寸
法が20μmの5iON膜4を成膜温度300℃でプラ
ズマCVD法を用すて成模し薄膜回路素子としだ。
00人のアルミニウム配線3を配設し、その上に膜厚寸
法が20μmの5iON膜4を成膜温度300℃でプラ
ズマCVD法を用すて成模し薄膜回路素子としだ。
(比較例2)
SloN4の膜厚寸法を3μmとした以外は比較例1と
同様の条件で薄膜回路素子としだ。
同様の条件で薄膜回路素子としだ。
(比較例3)
SiON4(7)プラズマCVD法の成膜温度を400
℃とした以外は比較例1と同様の条件で薄膜回路素子と
した。
℃とした以外は比較例1と同様の条件で薄膜回路素子と
した。
(比較例4)
Raが0.006μmのアルミナ基板1上に窒化シリコ
ンのグレーズ層6を施した上に膜厚寸法が1000への
白金薄膜3を設け、その上に@原寸法が3μmの5iO
N模4を成膜温度300℃でプラズマCVD法を用いて
成膜し薄膜回路素子とした。
ンのグレーズ層6を施した上に膜厚寸法が1000への
白金薄膜3を設け、その上に@原寸法が3μmの5iO
N模4を成膜温度300℃でプラズマCVD法を用いて
成膜し薄膜回路素子とした。
(比較例5)
SiONの膜厚寸法を0.5μmとした以外は比較例4
と同様の条件で薄膜回路素子とした。
と同様の条件で薄膜回路素子とした。
上記の構成の各薄膜回路素子を温度21℃・湿度100
%で100時間のプレスシャークツカ−試験を行なった
結果、実施例1.同2.同3および同4については、ア
ルミニウム配線、あるいは白金薄膜に異常は見られなか
った。また、比較例1、同2および同5についてはアル
ミニウム配線の腐食が見られた。また比較例4について
は白金薄膜の剥離が生じ、比較例3についてはアルミニ
ウム配線の断線が生じた。
%で100時間のプレスシャークツカ−試験を行なった
結果、実施例1.同2.同3および同4については、ア
ルミニウム配線、あるいは白金薄膜に異常は見られなか
った。また、比較例1、同2および同5についてはアル
ミニウム配線の腐食が見られた。また比較例4について
は白金薄膜の剥離が生じ、比較例3についてはアルミニ
ウム配線の断線が生じた。
以上のように木実雄側によれば、無機絶縁膜を被覆した
平均中心線粗さが0.05μm〜0.5μmのセラミッ
クス基板の上に薄膜回路を形成した後、さらに無機絶縁
膜で被覆することにより、薄膜回路の剥離や腐食を防止
できて、耐候性を高め、高品質とすることができる。
平均中心線粗さが0.05μm〜0.5μmのセラミッ
クス基板の上に薄膜回路を形成した後、さらに無機絶縁
膜で被覆することにより、薄膜回路の剥離や腐食を防止
できて、耐候性を高め、高品質とすることができる。
なお、木実雄側では、薄膜回路がアルミニウム配線、あ
るいは、白金薄膜について述べたが、他の金属配線でも
よいことはいうまでもない。
るいは、白金薄膜について述べたが、他の金属配線でも
よいことはいうまでもない。
また薄膜回路が薄膜抵抗、薄膜コンデンサもしくは薄膜
センサ等の薄膜素子または、これらの薄膜素子を組み合
せだ薄膜回路素子についても実施例で示した効果と同様
の効果が得られる。
センサ等の薄膜素子または、これらの薄膜素子を組み合
せだ薄膜回路素子についても実施例で示した効果と同様
の効果が得られる。
発明の効果
以上の実施例の説明からも明らかなように本発明は中心
線平均あらさRaが0.05μm〜0.6μmのセラミ
ックス基板の上に無機絶縁膜を設け、その上に配設した
薄膜回路上に無機絶縁膜を設けた構成により、耐候性を
高め高品質の優れた薄膜回路素子を実現できるものであ
る。
線平均あらさRaが0.05μm〜0.6μmのセラミ
ックス基板の上に無機絶縁膜を設け、その上に配設した
薄膜回路上に無機絶縁膜を設けた構成により、耐候性を
高め高品質の優れた薄膜回路素子を実現できるものであ
る。
第1図は本発明の一実施例の薄膜回路素子の構成を示す
断面図、第2図および第3図は従来の薄膜回路素子の構
成を示す断面図である。 1・・・・・・セラミックス基板、2.4・・・・・・
無機絶縁膜、3・・・・・・薄膜回路。
断面図、第2図および第3図は従来の薄膜回路素子の構
成を示す断面図である。 1・・・・・・セラミックス基板、2.4・・・・・・
無機絶縁膜、3・・・・・・薄膜回路。
Claims (1)
- 中心線平均あらさRaが0.05μm〜0.5μmのセ
ラミックス基板の上に無機絶縁膜を設け、その上に薄膜
回路を構成し、さらにその上に無機絶縁膜を設けた薄膜
回路素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14477990A JPH0437186A (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 薄膜回路素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14477990A JPH0437186A (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 薄膜回路素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0437186A true JPH0437186A (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=15370241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14477990A Pending JPH0437186A (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 薄膜回路素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0437186A (ja) |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP14477990A patent/JPH0437186A/ja active Pending
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