JPH04371387A - 溶接継手の残留応力緩和方法 - Google Patents
溶接継手の残留応力緩和方法Info
- Publication number
- JPH04371387A JPH04371387A JP17612991A JP17612991A JPH04371387A JP H04371387 A JPH04371387 A JP H04371387A JP 17612991 A JP17612991 A JP 17612991A JP 17612991 A JP17612991 A JP 17612991A JP H04371387 A JPH04371387 A JP H04371387A
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- Japan
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- residual stress
- welded joint
- welding
- welded
- stress relaxing
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- Withdrawn
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Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は溶接継手の残留応力緩和
方法に関する。
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、付加物溶接継手部等の構造的形状
的に疲労強度が低くかつ高レベルの引張残留応力を有す
る溶接継手部の残留応力を除去又は緩和する方法として
は、応力除去焼鈍，ピーニング，タンクの内圧負荷等の
予歪等がある。しかしながら、応力除去焼鈍では、溶接
施工後の別工程としての熱処理となるため設備，費用，
時間を要するとともに、材料の軟化を伴う他、高張力鋼
等材質によっては脆化を伴う。またピーニング又は予歪
負荷の場合も上記と同様に設備，費用，時間を要し、更
に予歪負荷は製品によっては施工困難又は不可能なこと
がある。
的に疲労強度が低くかつ高レベルの引張残留応力を有す
る溶接継手部の残留応力を除去又は緩和する方法として
は、応力除去焼鈍，ピーニング，タンクの内圧負荷等の
予歪等がある。しかしながら、応力除去焼鈍では、溶接
施工後の別工程としての熱処理となるため設備，費用，
時間を要するとともに、材料の軟化を伴う他、高張力鋼
等材質によっては脆化を伴う。またピーニング又は予歪
負荷の場合も上記と同様に設備，費用，時間を要し、更
に予歪負荷は製品によっては施工困難又は不可能なこと
がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、応力除去施工が極めて
簡単で、溶接施工の延長として実施できて設備，費用，
時間を軽減でき、更に必要個所のみに限定して施工でき
る溶接継手の残留応力緩和方法を提供することを目的と
する。
事情に鑑みて提案されたもので、応力除去施工が極めて
簡単で、溶接施工の延長として実施できて設備，費用，
時間を軽減でき、更に必要個所のみに限定して施工でき
る溶接継手の残留応力緩和方法を提供することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、構
造的形状的に疲労強度が低くかつ高レベルの引張残留応
力を有する溶接継手に対し、溶接施工の後に上記溶接継
手の近傍に置きビード溶接を施すことを特徴とする。
造的形状的に疲労強度が低くかつ高レベルの引張残留応
力を有する溶接継手に対し、溶接施工の後に上記溶接継
手の近傍に置きビード溶接を施すことを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明溶接継手の残留応力緩和方法においては
、高レベルの引張残留応力を有する溶接継手の近傍に施
した置きビード溶接は、局部的加熱冷却を与えるため初
期の残留応力分布に変化を与える。すなわち、引張残留
応力のピークの位置が、対象とする溶接継手止端部から
置きビード溶接の止端部に移動し、対象とする溶接継手
止端部の引張残留応力が低減される。なお置きビードを
最終的にグラインダーによって削除し平滑に仕上げるの
で、置きビード溶接部の疲労強度は問題にならない。
、高レベルの引張残留応力を有する溶接継手の近傍に施
した置きビード溶接は、局部的加熱冷却を与えるため初
期の残留応力分布に変化を与える。すなわち、引張残留
応力のピークの位置が、対象とする溶接継手止端部から
置きビード溶接の止端部に移動し、対象とする溶接継手
止端部の引張残留応力が低減される。なお置きビードを
最終的にグラインダーによって削除し平滑に仕上げるの
で、置きビード溶接部の疲労強度は問題にならない。
【０００６】
【実施例】本発明溶接継手の残留応力緩和方法の一実施
例を図面について説明すると、図１は本方法における残
留応力分布を示す斜視図、図２は本方法を施工しない状
態の残留応力分布を示す斜視図である。
例を図面について説明すると、図１は本方法における残
留応力分布を示す斜視図、図２は本方法を施工しない状
態の残留応力分布を示す斜視図である。
【０００７】まず図２において、主板１に付加物２を溶
接した状態では、その角巻き溶接部３の位置で高レベル
の引張残留応力分布４となる。これに対し、図１におい
て、置きビード５ａ，５ｂを角巻き溶接部３の近傍例え
ば１００ｍｍ程度離れた個所に施すことによって、残留
応力の分布が変化し、図示のような引張残留応力分布４
′になる。従って当初高レベルの引張残留応力であった
角巻き溶接部３の残留応力は低減し、置きビード５ａ，
５ｂ溶接部に引張残留応力のピークが移動する。なお置
きビード５ａ，５ｂはグラインダーによって平滑に仕上
げるので疲労強度は問題にならない。
接した状態では、その角巻き溶接部３の位置で高レベル
の引張残留応力分布４となる。これに対し、図１におい
て、置きビード５ａ，５ｂを角巻き溶接部３の近傍例え
ば１００ｍｍ程度離れた個所に施すことによって、残留
応力の分布が変化し、図示のような引張残留応力分布４
′になる。従って当初高レベルの引張残留応力であった
角巻き溶接部３の残留応力は低減し、置きビード５ａ，
５ｂ溶接部に引張残留応力のピークが移動する。なお置
きビード５ａ，５ｂはグラインダーによって平滑に仕上
げるので疲労強度は問題にならない。
【０００８】かくして上記実施例に示す方法によれば、
構造的形状的に応力集中が大きく疲労強度の低い角巻き
溶接部３の残留応力が緩和されることによって、当部の
疲労強度向上が期待できる。なお置きビード５ａ，５ｂ
はグラインダーで削除して平滑に仕上げるので、置きビ
ード５ａ．５ｂ溶接部の疲労強度は問題にならない。ま
たこの方法は、応力除去焼鈍，ピーニング，予歪等に比
べて施工が極めて簡単で、溶接施工の延長として実施で
きるので設備，費用，時間を要することなく低コストで
あり、更に必要個所のみに限定して施工することができ
る。
構造的形状的に応力集中が大きく疲労強度の低い角巻き
溶接部３の残留応力が緩和されることによって、当部の
疲労強度向上が期待できる。なお置きビード５ａ，５ｂ
はグラインダーで削除して平滑に仕上げるので、置きビ
ード５ａ．５ｂ溶接部の疲労強度は問題にならない。ま
たこの方法は、応力除去焼鈍，ピーニング，予歪等に比
べて施工が極めて簡単で、溶接施工の延長として実施で
きるので設備，費用，時間を要することなく低コストで
あり、更に必要個所のみに限定して施工することができ
る。
【０００９】
【発明の効果】要するに本発明によれば、構造的形状的
に疲労強度が低くかつ高レベルの引張残留応力を有する
溶接継手に対し、溶接施工の後に上記溶接継手の近傍に
置きビード溶接を施すことにより、応力除去施工が極め
て簡単で、溶接施工の延長として実施できて設備，費用
，時間を軽減でき、更に必要個所のみに限定して施工で
きる溶接継手の残留応力緩和方法を得るから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
に疲労強度が低くかつ高レベルの引張残留応力を有する
溶接継手に対し、溶接施工の後に上記溶接継手の近傍に
置きビード溶接を施すことにより、応力除去施工が極め
て簡単で、溶接施工の延長として実施できて設備，費用
，時間を軽減でき、更に必要個所のみに限定して施工で
きる溶接継手の残留応力緩和方法を得るから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
【図１】本発明溶接継手の残留応力緩和方法の一実施例
における残留応力分布を示す斜視図である。
における残留応力分布を示す斜視図である。
【図２】本方法を施工しない状態の残留応力分布を示す
斜視図である。
斜視図である。
１ 主板
２ 付加物
３ 角巻き溶接部
４，４′ 引張残留応力分布
５ａ．５ｂ 置きビード
Claims (1)
- 【請求項１】 構造的形状的に疲労強度が低くかつ高
レベルの引張残留応力を有する溶接継手に対し、溶接施
工の後に上記溶接継手の近傍に置きビード溶接を施すこ
とを特徴とする溶接継手の残留応力緩和方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17612991A JPH04371387A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 溶接継手の残留応力緩和方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17612991A JPH04371387A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 溶接継手の残留応力緩和方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04371387A true JPH04371387A (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=16008174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17612991A Withdrawn JPH04371387A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 溶接継手の残留応力緩和方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04371387A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019122965A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-25 | 日本製鉄株式会社 | 溶接構造部材 |
| JP2021003722A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 日本製鉄株式会社 | 溶接構造部材 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP17612991A patent/JPH04371387A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019122965A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-25 | 日本製鉄株式会社 | 溶接構造部材 |
| JP2021003722A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 日本製鉄株式会社 | 溶接構造部材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |