JPH0437087Y2 - - Google Patents

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JPH0437087Y2
JPH0437087Y2 JP1984170541U JP17054184U JPH0437087Y2 JP H0437087 Y2 JPH0437087 Y2 JP H0437087Y2 JP 1984170541 U JP1984170541 U JP 1984170541U JP 17054184 U JP17054184 U JP 17054184U JP H0437087 Y2 JPH0437087 Y2 JP H0437087Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、弁付注出キヤツプに係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 この種キヤツプとして実開昭53−14679号公報
のものが知られている。該キヤツプは、キヤツプ
本体の前部に注出口を設け、後部周縁を弁座とす
るテーパ状弁体をその注出口に外方から出入自在
に嵌挿し、且つ、その弁座を注出口の周縁に着座
させ、また、キヤツプ本体の後部に押釦を装着
し、該押釦の押込み操作によりテーパ状弁体を前
進および後退させることで注出口を開閉するよう
形成している。しかしながら、当該キヤツプの場
合、そのように、注出口の外側からテーパ状弁体
でその注出口を開閉するよう形成したので、テー
パ状弁体の一部が注出口から外部に突出し、しか
もそのテーパ状弁体の突出部分が外観上押釦と紛
らわしいので、テーパ状弁体の突出部分を押釦と
誤認混同して吐出口の奥へ押込み、そのため、そ
のテーパ状弁体が吐出口から抜け難くなつて、テ
ーパ状弁体の作動が不調となる虞があつた。ま
た、そのように、押釦と誤認してテーパ状弁体を
押込むことがあるため、注出口に指先が触れて汚
れ易く、従つて、当該従来例のキヤツプを食料品
を収納する容器に使用することは好ましくなかつ
た。更に、その従来例のキヤツプは、テーパ状弁
体操作用の押釦と、該押釦を押込み後原位置に復
帰するためのスプリングを別個の部品で形成した
から、組立てが面倒となつて製作上不利である。
他に、実公昭50−8125号公報と実公昭第55−
6359号公報のものがある。これ等は、キヤツプの
頂壁に注出口を設けてキヤツプの昇降でその注出
口を開閉させるようにしたものであり、両側から
の押圧手段を有し、その押圧手段によりキヤツプ
を機械的に上昇させ、開口させることができる。
しかし、両者何れの場合も、その都度手で押下げ
て閉口させる不便があり、そのようなキヤツプで
あるからその上昇状態即ち閉口の度合を自由に手
動制御し難い欠点があり、更に、前者の場合、そ
の押圧手段がキヤツプと容器本体との間に連係さ
せたく字状の屈伸脚であり、該屈伸脚を押圧して
伸長させることによりキヤツプ機械的に突き上げ
るようにしたものであるため、その押圧には中間
の屈折点を押圧しなければならず、押圧し難く、
手触りが悪い欠点があり、且つ、屈伸脚が伸びき
つた状態では、これにその長手方向へと力を加え
ても屈折を誘導し難いために、キヤツプの押下げ
が容易でなく、注出口の閉口が容易に行えない欠
点があつた。また、後者の場合、弾性筒の押圧変
形で作用するカム機構を有し、その弾性筒を押圧
変形させることによりカム機構を働かせてキヤツ
プを上昇させ注出口を開口させるために、操作が
安定性を欠き、スムーズな動作が得られず、操作
しずらい欠点があつた。
本案は、そのような不都合を解消することを目
的とする。
「課題を解決するための手段」 キヤツプ本体1の頂部中央に該キヤツプ本体、
その他の適宜注出口形成部材にて形成した注出口
12を配し、また、そのキヤツプ本体1の内側に
前記注出口を閉口する棒状弁体21を配し、該棒
状弁体とその注出口形成部材とのいずれか一方を
開閉動可能な部材に形成すると共に、キヤツプ本
体1内適所にその可動部材を閉動方向に付勢する
スプリング5を内装させて、弁機構2を構成し、
更に、キヤツプ本体1の両側面中間部に一対の窓
孔15,15を穿設し、これら両窓孔に一対の押
釦3,3を挿通させ、これら両押釦は、キヤツプ
本体1内上部に嵌着固定した支持環32から垂下
させた一対の弾性片33に連設して、該弾性片に
抗して押込み可能にそれぞれの窓孔15,15に
装備させ、且つ、各々の内端にその押込みに伴い
前記弁機構2の可動部材を上記スプリング5に抗
して開弁作動させる適宣傾斜カム面31,34を
形成して、当該一対の押釦3,3と前記弁機構2
の可動部材との間に機械的に連係する一対のカム
手段を講じたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、注出口は常に閉口され
ており、注出に当つては、押釦を側方から押圧す
ればよく、これにより弁機構が作動し、開口す
る。その押釦を放せば、再び閉口し、元の状態に
戻る。
「実施例」 実施例 1 第1図は、第1の実施例を示している。
この弁付注出キヤツプは、キヤツプ本体1の頂
壁11の中央に注出口12を穿設し、キヤツプ本
体1の内側に常閉の弁機構2を設け、キヤツプ本
体1の周壁13の側面に左右一対の開弁用押釦
3,3を装着し、また、キヤツプ本体1の周壁1
3の内側下半部に嵌合部材4を嵌着しており、こ
れらの部材は、それぞれ適宜合成樹脂から成る。
キヤツプ本体1は、頂壁11の内面から短いシ
リンダ14を注出口12に囲成させて垂設し、周
壁13の両側面で中間部のやや上位点で押釦用の
窓孔15,15を穿設し、且つ、周壁13の下部
内周に係合凹溝16を周設している。
また、嵌合部材4は、キヤツプ本体1と一体化
するものであり、キヤツプ本体1の周壁13の下
半部内周に対応する嵌合周壁4を設けてその下半
部内周に嵌着し、該嵌合周壁41の外周適所に係
合突条42を周設して上記係合凹溝16へ係合
し、嵌合周壁41の上端から内側へ折り下げた如
き態勢でシリンダ43、次いで、嵌合筒44を一
連に垂設し、該シリンダと嵌合筒の境地から内側
に通液可能なスプリング受45を連設し、上記嵌
合周壁41の下部内周に係合凹溝46を周設して
いる。
弁機構2は、上記注出口12を内方に面するテ
ーパ弁座に形成し、該テーパ弁座に下方から着座
する棒状弁体21を設け、該棒状弁体を放射状連
結片22……を介して筒状ピストン23へ一体に
連ね、該ピストンは、上端と下端にスカート23
1,232を形成して、上端のスカート231を
キヤツプ本体1のシリンダ14へ、且つ、下端の
スカート232を嵌合部材4のシリンダ43へそ
れぞれ摺動自在に嵌挿し、中間部外周を上方に面
する傾斜カム面233に形成し、棒状弁体21の
下端と嵌合部材4に設けた上記スプリング受45
との間に圧縮スプリング5を介在させて棒状弁体
21を上方へ弾発して成る。
押釦3,3は、キヤツプ本体1の左右の窓孔1
5,15へ挿通し、内端部下面を上記筒状ピスト
ン23の傾斜カム面233に対応する傾斜カム面
31,31に形成して当接し、また、押釦3,3
は、キヤツプ本体1内上部に支持環32を嵌着
し、該支持環へ弾性片33,33を介して一体に
連設している。
如上の構成であり、びんAの外縁に突条Abを
有する口部Aaへ、嵌合部材4を以て嵌着して使
用するが、普段は、弁機構2において、棒状弁体
21が注出口12を閉口しており、注出に当つて
は、押釦3,3を押圧すればよく、これによつ
て、傾斜カム面31,31,233が作用して筒
状ピストン23及び棒状弁体21が圧縮スプリン
グ5に抗して下降し、注出口12が開口する。
実施例 2 第2図は、第2の実施例を示している。
この弁付注出キヤツプは、前例のものにおい
て、弁機構2の棒状弁体21を不動に、且つ、こ
れに対応する注出口12を可動に構成している。
つまり、キヤツプ本体1の頂壁11において、
シリンダ14の囲成内部を開放し、筒状ピストン
23の上部をそのシリンダ14に摺動自在に嵌挿
すると共に、該筒状ピストン23の上端に内向き
フランジ234を設けて、該内向きフランジに弁
座を兼ねる注出口12を形成し、筒状ピストン2
3の中途部に傾斜カム面に代えて外向きフランジ
235を設け、該外向きフランジとキヤツプ本体
1の頂壁11との間に圧縮スプリング5を介在さ
せて、筒状ピストン23を下方へ弾発している。
注出口12を閉じる棒状弁体21は、嵌合部材
4のシリンダ43と嵌合筒44との境部に通液可
能な支持板47を設けて、該支持板の中央から起
立させている。
また、押釦3,3は、内端部上面を傾斜カム面
34,34に形成して、これを筒状ピストン23
の外向きフランジ235の下縁へ当接している。
如上の構成であり、この場合も、前例同様に使
用するが、注出に当つて押釦3,3を押圧する
と、傾斜カム面34,34の作用により筒状ピス
トン23が圧縮スプリング5に抗して上昇し、注
出口12が開口する。
「考案の効果」 本案によれば、以下の効果を奏する。
(a) キヤツプ本体1の頂面中央に注出口12を設
けると共に、該注出口の内側に弁機構2を設
け、更に、キヤツプ本体1の両側部に弁機構操
作用の押釦3,3を装備したから、既述従来例
のように、弁機構2を押釦と誤認混同して押込
みするようなことは起こり得ず、また、キヤツ
プ本体1の両側部に左右一対の押釦3,3を装
備したから、該押釦によりカム手段を介して弁
機構2を左右両側から機械的にバランスよくス
ムーズに作動させることができ、よつて、作動
時に弁機構2に片寄つた力がかからず、しぶり
等の作動不良が生じない。
(b) キヤツプ本体の両側部に設けた左右一対の押
釦3,3は、キヤツプ本体1内上部に嵌着した
支持環32と弾性片33を介して一体に連設し
ているので、これ等を一体成形でき、従つて、
キヤツプ本体に一体に組付けることができて手
数が少なくてすみ、組付けの面倒もなく、製作
上極めて有利である。
(c) 押釦3,3が左右一対であり、押釦を両側か
ら親指と人差指等でつまむようにして押圧すれ
ば弁機構が注出口を開口するので、片手操作で
極めて容易に操作でき、また、押釦であるから
押し易く、手触りが良く、操作の安定性が良
く、スムーズに的確に操作できる。
(d) 圧縮スプリング5で弁機構が注出口を常閉す
るから、常時弁を有効に働かせることができ、
閉弁状態に放置されることがなく、開弁後には
自動的にスムーズに且つ的確に開弁して便利で
ある。
(e) 押釦2,3の押圧で注出口が開口し、放せば
圧縮スプリング5の弾力で閉口するので、その
注出口の開口状態を的確に手動制御できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本案実施例で、第1図は、第1例の截
断側面図、第2図は、第2例の縦断側面図であ
る。 1……キヤツプ本体、2……弁機構、3……押
釦、4……嵌合部材、5……圧縮スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤツプ本体1の頂部中央に該キヤツプ本体、
    その他の適宜注出口形成部材にて形成した注出口
    12を配し、また、そのキヤツプ本体1の内側に
    前記注出口を閉口する棒状弁体21を配し、該棒
    状弁体とその注出口形成部材とのいずれか一方を
    開閉動可能な可動部材に形成すると共に、キヤツ
    プ本体1内適所にその可動部材を閉動方向に付勢
    するスプリング5を内装させて、弁機構2を構成
    し、更に、キヤツプ本体1の両側面中間部に一対
    の窓孔15,15を穿設し、これら両窓孔に一対
    の押釦3,3を挿通させ、これら両押釦は、キヤ
    ツプ本体1内上部に嵌着固定した支持環32から
    垂下させた一対の弾性片33に連設して、該弾性
    片に抗して押込み可能にそれぞれの窓孔15,1
    5に装備させ、且つ、各々の内端にその押込みに
    伴い前記弁機構2の可動部材を上記スプリング5
    に抗して開弁作動させる適宣傾斜カム面31,3
    4を形成して、当該一対の押釦3,3と前記弁機
    構2の可動部材との間に機械的に連係する一対の
    カム手段を講じたことを特徴とする弁付注出キヤ
    ツプ。
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP5042726B2 (ja) * 2007-06-29 2012-10-03 株式会社吉野工業所 液注出容器

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JPS5314679B2 (ja) * 1973-12-25 1978-05-19

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