JPH04370448A - 無段変速機 - Google Patents

無段変速機

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Publication number
JPH04370448A
JPH04370448A JP14502491A JP14502491A JPH04370448A JP H04370448 A JPH04370448 A JP H04370448A JP 14502491 A JP14502491 A JP 14502491A JP 14502491 A JP14502491 A JP 14502491A JP H04370448 A JPH04370448 A JP H04370448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
speed change
change ring
cone
continuously variable
Prior art date
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Pending
Application number
JP14502491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kitamura
雅明 北村
Tomoki Babe
朋樹 馬部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樋門等を開閉するための
ゲート開閉装置等に適用される無段変速機に関し、特に
回転体の外周に取り付けられるとともに、入力軸側の入
力円板と出力軸側の出力円板とにともに接することによ
り、これら入出力軸間に回転を伝達させる複数のコーン
と、内周部が各コーンに接することによりこれらコーン
および前記回転体に差動運動を行わせる変速リングとを
備え、この変速リングをその軸心方向に移動させてコー
ンとの接触位置を変化させ、上記差動運動量にしたがっ
て出力軸の回転数を変化させるようにしたリングコーン
式の無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種変速機では、たとえばゲート開閉
装置等に組み込む場合に対応して正逆両方向回転で自動
変速できるうえ、低入力回転速度で、かつ高負荷トルク
に対応できるものが要請されている。
【0003】このため、従来、たとえば特公平2−39
665号公報等に示すように、変速リングをカムに取り
付け、この変速リングをコーンおよび回転体の差動運動
に伴ってカムとともにその周方向へ変位可能に構成する
一方、上記カムに回転方向で逆向きとなる傾斜面を形成
し、この傾斜面を弾性的に支持状態に押圧するばねを設
けて出力軸にかかる負荷の大小に応じた変速リングの周
方向の変位を許容し、この周方向の変位によって傾斜面
を介して変速リングをその軸方向に変位させるように構
成したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のものは
、負荷トルクが急激に変動した場合でも、変速が自動的
に行われるが、変速リングが取り付けられたカムの傾斜
面をばね力を受けたベアリングで支持させているので、
上記急激な負荷トルクの変動時に変速リングがカムとと
もに、軸心に対して傾斜姿勢となるようなこじれを起こ
しやすく、その場合、変速リングの動作が不安定になる
。これを防止するためには、変速リングの周辺部品の寸
法精度を上げる必要があり、製造条件が煩雑になる。
【0005】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、部品精度にこだわることな
く、負荷トルクが急激に変動した場合でも、変速リング
の動作の安定化を図ることができる無段変速機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る無段変速機は、変速リングが取り付けら
れたカムの外周面側とこれに対向するケースの内壁面側
との間に、上記カムの軸心方向の変位をガイドするカム
ガイド手段を設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成により、負荷トルクが急激に変化して
カムが変速リングとともにこじれ姿勢になろうとしても
、上記カムガイド手段の存在により上記傾きが阻止され
る。したがって、周辺部品の寸法を厳しく管理しなくて
も、変速リングの変速動作が安定的に行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1および図2は本発明に係る無段変速機をゲ
ート開閉装置に組み込んだ実施例を示すものである。
【0009】同図において、1は装置本体であり、図示
しないバルブに連結された弁棒2が昇降可能に保持され
ている。3はバルブ開閉操作用のハンドルである。上記
装置本体1におけるスタンド4上に固定されたギヤーケ
ース5内には、第1のベベルギヤ6がボールベアリング
7,8等を介して回転可能に支承されており、さらに上
記ベベルギヤ6には、上記弁棒2に螺合するスクリュー
ブロック9がボルト10等で固定されている。11は上
記ギヤケース5内のボールベアリング12に支承されて
第1のベベルギヤ6に噛合する第2のベベルギヤであり
、上記スクリューブロック9および第1のベベルギヤ6
等とともに弁棒昇降駆動用のギヤ機構13を構成してい
る。
【0010】上記第2のベベルギヤ11に対応して上記
ギヤケ−ス5に形成された筒形突出部5Aには、上記ハ
ンドル3とギヤ機構13との間に介在されるリングコ−
ン式無段変速機21におけるケ−ス22の後部がボルト
23等で取り付けられている。
【0011】上記無段変速機21の構成は以下のとおり
である。上記ケ−ス22には、上記ハンドル3が固定さ
れたハンドル軸24が入力軸としてボールベアリング2
5により回転可能に軸支されている。また、ケース22
の中には、ハンドル軸24と軸心を一致して配置された
出力軸26が、このハンドル軸24とは独立して回転自
在に支持されている。出力軸26は、その端部がケース
22から後方へ突出して前記第2のベベルギヤ11の回
転軸として構成されている。
【0012】上記ハンドル軸25の端部27はつば状に
形成されている。またケース22の中における出力軸2
6のまわりには筒部30を有した入力円板28が回転自
在に支持されており、この入力円板28は、切り離しを
行わない噛み合いクラッチ29によって、ハンドル軸2
4の端部27に連結されている。
【0013】入力円板28に続く出力軸26の外周には
回転体としてのコーンリテーナ31が同心状に配置され
て回転自在に構成され、このコーンリテーナ31の外周
縁には、複数のコーン32が回転自在に設けられている
。このコーン32は、入力円板28に形成された外周つ
ば部33との間で摩擦伝動を行なう。上記コーンリテー
ナ31に続く出力軸26の外周には、出力円板34が同
心状に設けられており、この出力円板34は、その外周
縁がコーン32との間で摩擦伝動を行なう。出力円板3
4はボール35を介してスリーブ36に連結され、この
スリーブ36は出力軸26に固定されている。したがっ
て、これら出力円板34、スリーブ36および出力軸2
6は、一体に回転可能である。37はばねで、出力円板
34を摩擦伝動のためにコーン32に押圧する。
【0014】コーン32を取り付けたコーンリテーナ3
1の周囲には変速リング38が設けられ、この変速リン
グ38は、コーン32の円錐部との間で摩擦伝動を行な
うとともに、図3に示す円筒状のカム39に固定されて
このカム39とともに回転可能である。カム39は、そ
の軸心方向の両端面が、周方向に複数のベアリング40
にて支持されている。
【0015】各ベアリング40は、カム39の軸心方向
の両端面を挟み込む一対のボール41,42と、一方の
ボール41を転動可能に収容する固定リテーナ43と、
他方のボール42を転動可能に収容する可動リテーナ4
4とを有している。可動リテーナ44は圧縮コイル構造
のばね45によってカム39に向けて押圧されており、
このばね45はカム39の軸心と平行な方向に配置され
ている。また可動リテーナ44には、ばね45の内部に
配置されるガイド棒46が取り付けられており、このガ
イド棒46は、ケース22においてカム39の軸心と平
行な方向に形成されたガイド軸受71に摺動自在にはめ
込まれている。このガイド軸受71の外周部のねじはバ
ネケース72の内側にねじ込まれたガイドブッシュ73
を押してその位置を変化させることで、ばね45により
発生する押圧力などを調節可能である。
【0016】前記カム39としては、エンドカムが用い
られており、このカム39における固定リテーナ43の
ボール41に接する方の端面には、図3に示すように傾
斜面49が形成されている。この傾斜面49は、図4に
示すようにカム39の軸心方向の厚みを徐々に変化させ
るように互いに逆方向に一対の斜面49A,49Bによ
り逆V字形に形成されている。
【0017】そして、39の外周面39a側とこれに対
向するケース22の内壁面22a側との間には、図5に
示すように上記カム39の軸心方向へ沿って複数の鋼球
50が配設されており、これら鋼球50は保持体51に
保持されており、上記カム39の軸心方向の変位をガイ
ドするガイド手段としてのガイドベアリング52を構成
している。
【0018】このような構成において、ハンドル3を回
転操作すると、その回転操作力はハンドル軸24および
入力円板28に伝達される。変速リング38がコーン3
2に接していることから、このコーン32は入力円板2
8により回転されることで変速リング38の内周縁に沿
ってころがり、このころがり運動にもとづいて、コーン
リテーナ31とコーン32とが一体に差動運動を行なう
。変速リング38が移動し、コーン32の先端部の近傍
で変速リング38がコーン32に接するようにすれば、
コーン32のころがり量が小さくなって差動運動の量も
小さくなり、変速比は小さくなる。反対にコーン32の
裾の部分に接するように変速リング38が移動すると、
コーン32のころがり量が大きくなって差動運動の量も
大きくなり、変速比は大きくなる。この変速の行なわれ
た回転が出力軸26に現われる。上記出力軸26の回転
により第2のベベルギヤ11を介して第1のベベルギヤ
6が回転する。このため、スクリューブロック9が回転
し、弁棒2によるバルブの昇降によりゲートが開閉され
る。
【0019】いま、ベアリング40における両ボール4
1,42は、ばね45の力によってカム39を挟み込む
ように押圧しているため、出力軸26に負荷がかかって
いないときには、上記ボール41が傾斜面49を押圧し
、図7に示すようにカム39の軸方向の厚みが最小の部
分でこのカム39を支持するように、カム39に回転を
与える。このとき、変速リング38がコーン32の先端
部近傍に接するように各部材を配置しておくことで、出
力軸26は変速比の小さな高速回転を行なう。
【0020】出力軸26に負荷が加わると、負荷トルク
に比例した回転力がコーン32から変速リング38に伝
達され、この変速リング38とともにカム39を周方向
に回転させようとする。すると、傾斜面49が固定リテ
ーナ43のボール41に当たっているので、カム39は
、傾斜面49がばね45の力に抗してボール42を押し
のけるようにして周方向に回転し、結局ばね45を圧縮
しながら固定リテーナ43から離れるように、その軸心
方向に変位する。この変位は、可動リテーナ44のガイ
ド棒46がガイド孔47にはめ込まれていることから、
円滑に行なわれる。
【0021】これにより、変速リング38とコーン32
との接触位置がコーン32の裾の部分へと変位する。そ
して、負荷トルクにもとづき傾斜面49がボール41を
押圧する力と、カム39の変位により増大するばね45
の力とが釣り合う位置で機構が安定し、負荷に応じた適
当な変速比になる。このときの状態を図8に示す。
【0022】このようなものであると、カム39におけ
る傾斜面49の各斜面49A,49Bの両側傾斜部位4
9a,49bは互いに逆方向に傾斜しているので、ハン
ドル軸24を正逆両方向へ回転した場合のいずれにも、
同様の自動変速を行なうことができる。
【0023】さらに、上記カム39の傾斜面49を逆V
字形に形成してあるので、最小変速比位置に対抗するカ
ム軸方向の厚さの小さい部位49cからその両側傾斜部
位49a,49bにかけては傾斜がなだらかになってい
る。したがって、上記最小変速比の位置から最大変速比
の位置へ移行する際の変速動作が無理なく開始されるこ
とになる。したがって、ハンドル軸24の回転スタート
時に大きな負荷がかかった場合であっても、変速動作の
応答性が良いので、入力側に大きなトルクが付与される
こともなくなる。
【0024】ところで、上記出力軸6側に負荷トルクの
急激な変動が起きた場合でも、上記変速動作が行われる
が、その時、上記変速リング38が取り付けられたカム
39が図5の鎖線のように軸心に対して傾斜した姿勢、
いわゆるこじれを起こすおそれがある。この場合、上記
カム39の外周面39a側とこれに対向するケース22
の内壁面22a側との間に位置するガイドベアリング5
2が上記カム39の外周面39aを受け止めて軸心に沿
ってガイドさせるので、上記こじれが阻止される。した
がって、カム周辺の部品の加工精度を上げたり、組付後
の部品相互間の位置調整を行わなくても、変速リング3
8の動作は安定的に維持される。
【0025】なお、上記実施例では、カム39に対する
カムガイド手段として、ガイドベアリング52を用いた
もので説明したが、これに限らず、たとえば図6に示す
ように1対のローラ61,62とこれらローラ61,6
2に掛設したベルト63によりカムガイド手段64を構
成するなど、種々の変形構造が考えられる。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、変速リ
ングが取り付けられたカムの外周面側とこれに対向する
ケース内壁面側との間にカムの軸心方向の変位をガイド
するカムガイド手段を設けたので、負荷の急激な変動が
あっても上記変速リングがカムとともにこじれ姿勢にな
るのが有効に阻止され、部品の寸法管理を厳しくするこ
となく、比較的ラフな製作がなされたとしても、所期の
変速動作を安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無段変速機をゲート開閉装置に組み込
んだ一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同実施例における無段変速機におけるカムを示
す半截断面図である。
【図4】同実施例における同カムの支持状態の斜視図で
ある。
【図5】同実施例におけるガイドベアリングの動作説明
図である。
【図6】本発明の他の実施例におけるカムガイドの動作
説明図である。
【図7】本発明の無段変速機におけるカムの動作説明図
である。
【図8】本発明の無段変速機におけるカムの動作説明図
である。
【符号の説明】
22    ケース 22a  内壁面 24    入力軸 26    出力軸 31    回転体 32    コーン 38    変速リング 39    カム 39a  カムの外周面 50    鋼球 52    ガイドベアリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回転体の外周に取り付けられるととも
    に、入力軸側の入力円板と出力軸側の出力円板とにとも
    に接することにより、これら入出力軸間に回転を伝達さ
    せる複数のコーンと、内周部が各コーンに接することに
    よりこれらコーンおよび前記回転体に差動運動を行わせ
    る変速リングと、上記変速リングが取り付けられて前記
    コーンおよび回転体の差動運動に伴って上記変速リング
    を周方向へ変位可能に設定する円筒状のカムとを備え、
    前記カムの端面に、カムの軸方向の厚みを徐々に変化さ
    せるような傾斜面を形成し、前記カムの両端面を、この
    両端面に接してカムを間に挟み込むベアリングにて支持
    し、前記ベアリングをカムの両端面に押圧させるばねを
    設けて、このばねにより、出力軸の負荷の大小に応じた
    変速リングの周方向の変位を許容して、この周方向の変
    位によって、前記傾斜面により変速リングをその軸心方
    向に変位させるように構成した無段変速機において、上
    記カムの外周面側とこれに対向するケースの内壁面側と
    の間に、カムの軸方向の変位をガイドするカムガイド手
    段を設けたことを特徴とする無段変速機。
JP14502491A 1991-06-18 1991-06-18 無段変速機 Pending JPH04370448A (ja)

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