JPH04369664A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH04369664A
JPH04369664A JP3174465A JP17446591A JPH04369664A JP H04369664 A JPH04369664 A JP H04369664A JP 3174465 A JP3174465 A JP 3174465A JP 17446591 A JP17446591 A JP 17446591A JP H04369664 A JPH04369664 A JP H04369664A
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JP
Japan
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toner
image
developer
forming method
image forming
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JP3174465A
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English (en)
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Rie Saitou
齋 藤 理 絵
Yuji Sakami
酒 見 裕 二
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/23Reproducing arrangements
    • H04N1/29Reproducing arrangements involving production of an electrostatic intermediate picture
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/14Optical recording elements; Recording elements using X-or nuclear radiation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/06Developing
    • G03G13/08Developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G13/09Developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を用いた
プリンターに関するものであり、特にディジタル方式の
ものに有効である。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用したレーザービーム
プリンターの中間調再現方式としては、従来ディザ法、
濃度パターン法などの、構造が簡易である2値方式の出
力によるものが知られていた。しかしこれらの方式では
、マトリクスで濃度再現をするため、高解像度が得られ
にくい欠点があった。そこで近年、2値記録方式を採用
しつつも、レーザービームを画像信号でパルス幅(PW
M)変調することにより中間調再現をするプリンターが
開発された。この方法により、高解像かつ高階調性の画
像を形成できるようになった。
【0003】図8(a),(b)に、記録画素密度40
0dpi(1画素サイズ63.5μm)レーザースポッ
ト径主走査方向70μm(ガウス分布スポット1/e2
 径)の時、1/4画素、1/2画素相当の時間パルス
幅変調した時の、感光媒体上の露光分布を示す。
【0004】従来のスポット径は、全面露光時にその露
光分布が均一となるように、画素サイズの1.1〜1.
6倍を最適としているが、このスポットサイズを用いる
と、図示するように主走査方向の露光分布は、レーザー
のON/OFFによる振幅が小さくかつコントラストが
低いため平均露光量が全体に増減するような傾向を示す
。このため、いわゆる欲しい面積階調にならずに感光媒
体上の表面電位が全体的に変化する傾向が強いために、
得られる画像出力は電子写真(現像)特性であるV−D
特性の影響を強く受け、パルス幅に対して出力画像濃度
が直線的に変化しない。図11に周知の現像装置のV−
D特性の一例を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにレーザース
ポット径が画素サイズに対して大きいためにPWM法の
特長である面積変調にならずに、感光媒体の表面電位も
バラつき、感光媒体上、転写紙上に付着するトナー量は
場所によって違い、そのトナー層厚も一定していない。
【0006】図9に完全な理想的面積階調を実現した時
と、通常のPWM方式で図8にあるような露光量のとき
のトナー層厚の様子を示す。図9(a)に示すように、
理想的にはそれぞれの画像信号に対するトナー層厚は変
化せず、走査方向の面積のみ変化する。
【0007】しかし、実際にPWM方式を適用してみる
と、図9(b)に示すように、スポット径の大きさや現
像条件の違いにより、トナー層厚も変化してしまう。
【0008】また、図中画像信号255(Full)の
ときには隣接画素(信号0)にまで影響を及ぼす。
【0009】さらに、この図に現像転写・搬送による飛
散などの画像劣化要因を加えると、転写紙全体に渡るト
ナー層厚は様々にばらついており、近年使用されている
トナーが小粒化していることから、画像のハーフトーン
以下、特にハイライト再現の場所ではトナー粒子がさら
に薄層化し、ついには転写紙の目(でこぼこ)に埋まっ
てしまうということが起こった。
【0010】実際に、トナー粒子も転写紙の目も数μm
のオーダーであり、図10(a)に示すように、通常ト
ナー層が多層化している時は転写紙表面の目により凹凸
があっても図10(b)に示すように差し支えないが、
図10(c)のようにトナー層が1層で凹部に埋まるよ
うなことがあると、図10(d)のように最後に定着ロ
ーラを通った時,定着ニップにトナー粒子が触れないこ
とがあり、著しく定着性が低下するという問題があった
【0011】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、各
画素の情報が完全な面積階調になるようにして、高解像
度で高画質の画像が得られ、しかも定着性の良い画像形
成方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、レーザー光源からの光ビームを
結像光学系により感光媒体上にビームスポットとして形
成し、該ビームスポットを感光媒体上で感光媒体に対し
相対的に走査させることにより感光媒体を露光して潜像
を形成し、該潜像を現像剤で現像することによって階調
画像を再現する画像形成方法において、記録画素密度を
少なくとも400dpiよりは密とし、前記ビームスポ
ットの主走査方向のスポットサイズが主走査方向の画素
サイズよりも小さくし、前記レーザー光源を被記録情報
の画素濃度値に対して1ドット毎にオン−オフさせる2
値出力でその潜像を完全な面積階調とし、さらに潜像を
現像する現像剤のトナーの平均体積粒径をMとし、トナ
ー粒径をrとしたときに、M/2<r<3/2Mとなる
関係が成立する範囲にトナーの90体積%以上が含まれ
、0<r<2Mとなる関係が成立する範囲にトナーの9
9体積%以上が含まれることを特徴とする。
【0013】このように、本発明は各画素の情報が完全
な面積階調になるように、PWMのような多値出力の画
像処理ではなく、2値出力の画像処理法を用いることに
より上記した問題を解消したものである。
【0014】その際、ディザ法など何画素かをひとまと
めにしたマトリックスを組むものであると、従来技術に
記載したように、高解像度が得られにくいため、近年(
LBPなどで)頻繁に用いられている240〜400d
piではなく、600dpiなど、少なくとも400d
piより密なるものを要求される。
【0015】さらに例えば600dpiになる1画素の
大きさは、約42μm×42μmとなり、レーザースポ
ット径も小径のものが要求される。
【0016】しかしながら、1画素内で面積階調の必要
はないので1画素サイズあればよいので、その小スポッ
ト径の潜像を忠実に現像するためには、トナー粒径も十
分に小さくなくてはならない。かかる見地に立って、本
件発明者等は上記条件を見いだした。
【0017】また、画像処理を2値化することにより装
置も簡便で安価でコンパクトにすることができる。
【0018】この場合に、潜像が反転現像法によって現
像剤で現像されることが好ましく、現像剤はトナー及び
磁性粒子を含有することが好ましい。
【0019】また、他の方法として、前記ビームスポッ
トの走査方向のスポットサイズを走査方向の記録画素サ
イズの0.7倍よりも小さくし、潜像を体積平均粒径1
2μm未満のトナーを含有する現像剤で現像することに
よって階調画像を再生するようにしてもよい。
【0020】この場合、体積平均粒径が9μm以下、さ
らに8μm以下のトナーを有するようにすることがより
効果的である。
【0021】そして、トナーは、トナーの体積平均粒径
をMとしトナー粒子の粒径をrとした場合に、トナーの
体積分布において、M/2<r<3/2Mとなる関係が
成立する範囲に90体積%以上が含まれ、0<r<2M
となる関係が成立する範囲に99体積%以上が含まれる
ことが効果的である。また、この潜像が反転現像法によ
って現像剤で現像するようにしてもよい。そして、現像
剤はトナー及び磁性粒子を含有する構成とすることが好
ましい。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下に本発明を実施例図面に基づいて説明
する。図1に、本発明の画像形成方法が適用される画像
形成装置の一例としての電子写真式カラープリンタの全
体構成図を示す。
【0023】図において、1は回転式現像装置であり、
イエロー現像器1Y,マゼンタ現像器1M,シアン現像
器1Cおよびブラック現像器1BKを搭載している。
【0024】このカラープリンタ全体のシーケンスにつ
いて、フルカラーモードの場合を例として簡単に説明す
る。
【0025】3は図示矢印方向に回転する感光媒体とし
ての感光ドラムであり、ドラム上の感光体は帯電器4に
よって均等に帯電される。つぎに、原稿(図示せず)の
マゼンタ画像信号により変調された光ビームEにより画
像露光が行われ、感光ドラム3上に静電潜像が形成され
、その後、あらかじめ現像位置に定置されたマゼンタ現
像器1Mによって現像が行われる。
【0026】一方、給紙ガイド5a、給紙ローラ6、給
紙ガイド5bを経由して進行した転写用紙は、所定タイ
ミングに同期してグリッパ7により保持され、当接用ロ
ーラ8とその対向極によって静電的に転写ドラム9に巻
き付けられる。転写ドラム9は、感光ドラム3と同期し
て図示矢印方向に回転しており、マゼンタ現像器1Mで
現像された顕像は、転写部において転写帯電器10によ
って転写される。転写ドラム9はそのまま回転を継続し
、次の色(図1においてはシアン)の転写に備える。
【0027】一方、感光ドラム3は除電帯電器11によ
り除電され、クリーニング部材12によってクリーニン
グされ、再び帯電器4によって帯電され、次のシアン画
像信号により前記のような露光を受ける。この間に現像
装置1は回転して、シアン現像器1Cが所定の現像位置
に定置されていて所定のシアン現像を行う。
【0028】続いて、以上のような行程を、それぞれイ
エローおよびブラックに対して行い、4色分の転写が終
了すると転写紙上の4色顕像は各帯電器13,14によ
り除電され、前記グリッパ7を解除すると共に分離爪1
5によって転写ドラム9より分離され、搬送ベルト16
で定着器(熱圧ローラ定着器)17に送られ、一連のフ
ルカラープリントシーケンスが終了し、所要のフルカラ
ープリント画像が形成される。
【0029】図3は本発明の実施例の図1で示した現像
装置付近の拡大断面図である。
【0030】感光ドラム3は図示しない駆動装置によっ
て矢印a方向に回転される。22は感光ドラム3に近接
されている現像スリーブであり、たとえばアルミニウム
,SUS316の如き非磁性材料で形成されている。 この現像スリーブ22は現像容器36の左下方壁に容器
長手方向に形成した横長開口に右略半周面を容器36内
へ突入させ、左略半周面を容器36外へ露出させて回転
自在に設けられており、図中矢印b方向に回転駆動され
る。
【0031】23は、現像スリーブ22内に挿入され図
示の位置姿勢に位置決め保持された固定磁界発生手段と
しての固定の磁石であり、現像スリーブ22が回転駆動
されてもこの磁石23は図示の位置・姿勢にそのまま固
定保持される。この磁石23はN極の磁極23a,S極
の磁極23b,N極の磁極23c、S極の磁極23dの
4磁極を有する。なお、磁石23は永久磁石に代えて電
磁石を配設してもよい。
【0032】24は、現像スリーブ22を配設した現像
剤供給器開口の上縁側に上縁長手方向に沿って配設され
現像規制部材としての非磁性ブレードであり、基部が容
器側壁に固定され、先端側が開口上縁位置よりも容器3
6の内側へ突出している。この非磁性ブレード24は例
えばSUS316を横断面略くの字形に曲げて加工した
ものである。
【0033】26は非磁性ブレード24の下面側に上面
を接触させ前端面を現像剤案内面261とした磁性粒子
限定部材である。非磁性ブレード24及び磁性粒子限定
部材26あるいは同様の部材によって構成される部分が
規制部である。
【0034】27は磁性粒子を示し、37は非磁性トナ
ーを示す。
【0035】40は現像容器36下部部分に溜まるトナ
ーを封止するシール部材で、弾性を有し現像スリーブ2
2の回転方向に向って曲がっており、現像スリーブ22
表面側を弾性的に押圧している。このシール部材40は
、現像剤の容器内部側への進入を許可するように、現像
スリーブ22との接触域で現像スリーブ22の回転方向
下流側に端部を有している。
【0036】30は現像工程で発生した浮遊トナーをト
ナーと同極性の電圧を印加して感光ドラム側に付着させ
飛散を防止する飛散防止電極板である。
【0037】60はトナー濃度検出センサー(不図示)
によって得られる出力に応じて作動するトナー補給ロー
ラーである。センサとしては、たとえば現像剤の体積検
知方式,圧電素子,インダクタンス変化検知素子,交番
バイアスを利用したアンテナ方式,光学濃度を検知する
方式を利用することができる。このローラーの回転停止
によって非磁性トナー37の補給を行う。トナー37が
補給されたフレッシュ現像剤はスクリュー61によって
搬送されながら混合・撹拌される。従ってこの搬送中に
おいて補給されたトナーにトリボ付与が行われる。
【0038】63はしきり板で現像器の長手方向両端部
において切り欠かれており、この部分でスクリュー61
によって搬送されたフレッシュ現像剤がスクリュー62
へ受け渡される。
【0039】S磁極23dは搬送極であり、現像後の回
収現像剤を容器内に回収し、さらに容器内の現像剤を規
制部まで搬送する。
【0040】このS磁極23d付近では、現像スリーブ
22に近接して設けたスクリュー62によって搬送され
てきたフレッシュ現像剤と現像後の回収現像剤とを交換
する。
【0041】64は搬送スクリューで、現像スリーブの
軸方向の現像剤の量を均一化する。現像スリーブ22の
回転に従って現像スリーブ22上を搬送されてきた現像
剤はスクリュー64によってスリーブ軸方向に搬送され
、現像スリーブ22上で軸方向に“凸”が生じていた現
像剤層は一部図2のM空間を介して現像スリーブ22上
の現像剤の搬送方向とは逆方向に反転して押し戻される
。スクリュー64はスクリュー62と逆方向に現像剤を
搬送する。
【0042】この構成は、現像剤容器内に磁性粒子と、
非磁性あるいは弱磁性のトナーが混在している場合にも
有効である。
【0043】非磁性ブレード24の端部と現像スリーブ
22面との距離d2 は50〜900μm、好ましくは
150〜800μmである。この距離が50μmより小
さいと磁性粒子がこの間に詰まり現像剤層にムラを生じ
やすいと共に、良好な現像を行うのに必要な現像剤を塗
布することが出来ず濃度の薄いムラの多い現像画像しか
得られない傾向がある。d2 は現像剤中に混在してい
るトナーの凝集体やゴミの如き不用粒子によるブレード
づまりを防止するためには400μm以上が好ましい。 900μmより大きいと現像スリーブ22上へ塗布され
る現像剤量が増加し所定の現像剤層圧の規制が行えず、
潜像担持体への磁性粒子付着が多くなると共にする現像
剤の循環、現像剤限定部材26による現像規制が弱まり
トナーのトリボが不足したカブリやすくなる傾向がある
【0044】角度θ1は−5°〜35°、好ましくは0
°〜25°である。θ1<−5°の場合、現像剤に働く
磁気力,鏡映力及びまたは凝集力により形成される現像
剤薄層がまばらでムラの多いものとなりやすく、θ>3
5°を越えると非磁性ブレードでは現像剤塗布量が増加
し、所定の現像剤量を得ることが難しくなる。
【0045】この磁性粒子層は、現像スリーブ22が矢
印b方向に回転駆動されても磁気力,重力に基づく拘束
力と現像スリーブ22の移動方向への搬送力との釣合に
よってスリーブ表面から離れるに従って動きが遅くなる
。もちろん重力の影響により落下するものもある。
【0046】従って磁極23a,23dの配設位置と磁
性粒子の流動性及び磁気特性を適宜選択する子とにより
磁気粒子層は現像スリーブ22に近い程磁極23a方向
に搬送し移動層を形成する。この磁性粒子の移動により
現像スリーブ22の回転に伴なって現像領域へ磁性粒子
及びトナーは搬送され現像に供される。
【0047】図2に、本実施例装置に利用したレーザー
ビームスキャナの概略図を示す。
【0048】このレーザービームスキャナーは半導体レ
ーザー部102,ポリゴンミラー104とf−θレンズ
100等から成っており、該半導体レーザー部102は
不図示の画像読取装置や電子計算器等によって演算出力
される、デジタル画素信号の入力を受けて、その信号に
対応して、レーザービームを発振し、ドラム面を露光す
る。
【0049】そして、このようなレーザービームLの走
査により感光ドラム3表面には画像一走査文の露光分布
が形成され、さらに各走査毎に感光ドラム3を所定量回
転して、該感光ドラム9上に画像信号に応じた露光分布
を有する潜像を形成し周知の電子写真プロセスにより記
録紙上に顕画像として記録する。
【0050】ところで、図2に示すような光学系により
、レーザービームを感光ドラム3上において微小なスポ
ットに結像して中間調画像を形成する場合、前述したよ
うにドラム面上のビームのスポット径を、従来用いられ
るような、記録画素サイズの約1.1〜1.6倍とする
と、図8に示したように、たとえレーザービームを1画
素おきにON/OFFしたとしてもドラム面上の露光分
布は図8(b)のようになり、露光量の最大、最小値に
おけるコントラストも、約30%程度しか得られず、そ
の後の現像プロセスにより得られる各画素のドットの面
積変化による階調再現が安定して行われなくなってしま
う。
【0051】ドットの面積階調表現を安定化させるため
には、本件発明者による種々の実験から、たとえばレー
ザービームLをON/OFFした時にドラム面上の露光
分布におけるコントラストの約80%以上得られれば可
能であることが見いだされた。
【0052】そこで本実施例では、ドラム面上のスポッ
ト径を記録画素サイズに対して、スポット径(ガウス分
布スポット1/e2 径)<画素サイズ×1とすること
で可能とした。
【0053】図4は、記録密度を600dpi(画素サ
イズ42.0μm)とした時に、レーザービームスポッ
ト径をそれぞれ画素サイズの1.8倍の70μm( 図
4(a)参照) ,1.1倍の50μm(図4(b)参
照) ,1倍の42μm(図4(c)参照)とした時の
ドラム面上の露光分布を示している。
【0054】図4より、ON/OFFした時の露光分布
のコントラストはそれぞれ約30%(同図(a)参照)
,約60%(同図(b)参照),約80%(同図(c)
参照)となり、レーザービームスポット径(1/e2 
径)を画素サイズの1倍以下とすることで可能となった
。一般に10〜12μm程度の粉体を用いた周知の現像
システムは、図11に示すように感光体の表面電位に対
して、ある一定の電位から急激に現像されるような、し
きい値をもつような特性を有している。
【0055】従って、図4(a)に示すような、レーザ
ーの1画素内でのON/OFF時の露光分布のコントラ
ストの低い方式では、感光ドラム表面電位も、図4(a
)の露光分布に従い、ドット面積に対して、表面電位が
全体的に変化するようになるため、図11の現像システ
ムのV−D特性に従って、感光ドラムの表面電位がある
しきい値をこえた所から、急激に現像されるようになる
のを示したのが図5中の特性曲線Aである。現像システ
ムのV−D特性の影響を強く受けていことがわかる。
【0056】それに対し、本発明による、レーザースポ
ット径を画素サイズの1倍としてレーザーのON/OF
F時の露光分布のコントラストを少くとも80%以上と
高くした例では、感光ドラム上に形成される潜像もこの
露光分布に従って電位コントラストの高いON/OFF
のパターンが形成されることになる。従って、あるしき
い値特性を持つような現像システムにより現像されたと
しても、駆動パルスの短い領域からすぐに露光分布のピ
ークが高くなり、現像しきい値をこえるためドットとし
て安定して現像される。
【0057】その結果、駆動パルスのON/OFF比の
小さい領域から安定してドット径の変化として再現でき
、安定した面積階調の現像上の再現が可能となる。図5
中、特性曲線Bが本発明によるスポットサイズを用いた
時のドット面積に対する画像濃度の関係を示したもので
、図より明らかなように現像システムの影響をあまり受
けずパルス幅に対して安定した面積階調が可能となるこ
とが見いだされた。
【0058】しかしながら、現像による濃度再現性が得
られても転写、定着後の飛び散りによりハイライト部で
のがさつきが現像剤によって消えない場合がある。数多
くの実験の結果、現像剤に含まれるトナーの粒度分布及
び/またはトナーの体積平均粒径を調整することによっ
て上記問題点を解消し得ることが判明した。
【0059】具体的には、本発明において、トナーの平
均粒径をMとして、トナー粒子の粒径をrとした場合に
、1/2M<r<3/2Mの範囲(すなわち、M±M/
2の範囲)に90体積%以上のトナー粒子を含み、0<
r<2Mの範囲(すなわちM±Mの範囲)に99体積%
以上のトナー粒子を含むトナーが画像形成方法に使用さ
れる。
【0060】さらに、本発明において、体積平均粒径が
12μm未満(好ましくは、9μm以下、さらに好まし
くは8μm以下)のトナーが画像形成方法に使用される
【0061】本発明において、トナーの体積分布及び体
積平均粒径は、例えば下記測定法で測定されたものを使
用する。
【0062】測定装置としてはコールターカウンターT
A−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布,
体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)
及びCX−iパーソナルコンピュータ(キヤノン製)を
接続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaC
l水溶液を調製する。
【0063】測定法としては前記電解水溶液100〜1
50ミリリットル中に分散剤として界面活性剤(好まし
くはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ミリ
リットル加え、さらに測定試料0.5〜50mgを加え
る。
【0064】試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約
1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウンター
TA−II型により、アパチャーとして100μmアパ
チャーを用いて2〜40μm粒子の粒度分布を測定して
体積平均分布を求める。
【0065】これら求めた体積分布より、サンプルの体
積平均粒径が得られる。
【0066】トナーが上記範囲を越えた分布を有すると
、粒径を変化させても、効果が充分に発揮出来ない。 粒径が大きい範囲の粒子が増加すると、いくら平均粒径
を小さくしても転写での飛び散りの原因である粒径の大
きいトナー粒子が存在するため、画像の濃度が薄い部分
でのガサツキを軽減することは難しい。
【0067】粒径が小さいトナー粒子が増加すると磁性
粒子に付着して離れない剤が増加し、磁性粒子が効率よ
くトナーにトリボ電荷を付与出来なくなり、現像器から
の飛散やかぶりが増加する。さらに粒径の小さい(トナ
ー)は融着も起こし易く磁性粒子(キヤリア)のまわり
に融着し、キャリア劣化によるカブリ飛散も増加する。 以上の点から、体積分布としては図10の様なシャープ
な粒径のものを使用することが必要とされる。
【0068】また、潜像の書き込みをレーザビームの発
光時間を制御して行う方法で、スポット径を小さくして
いくと、現像の濃度階調性は得られる様になる。しかし
ながらフルカラーの画像を得る為に複数回転写をし、定
着を行なう工程を経ると粒径の大きいトナーは、飛び散
りの為にブロードなドット径となるが、粒径の小さいト
ナーは飛び散りがなく画像の乱れが少ない。
【0069】それは粒径の小さいトナーは転写紙上で薄
い層であり、紙との吸着力も大きくなっている。そのた
め複数化、転写電界にトナー画像がさらされたとしても
飛び散りは発生しくにいと考えられる。
【0070】フルカラーの画像での画像濃度の薄い部分
での再現性は、特に画像の印象を著しく変化させる。フ
ルカラーの画像で階調性がある高画質の画像を得ようと
すると50μm前後のドットが忠実に再現されているか
いないかで、画像の印象は著しく異なってくる。
【0071】そこで記録密度を400dpiとした時走
査方向のレーザービームスポット径を42μm以下とし
、好ましくは体積平均粒径9μm以下、さらに好ましく
は、8μm以下のトナーを用いることにより、前述した
説明及びデータの様に50μm前後のドットも忠実に再
現し、さらに転写での飛び散りも極端に減少し、従来の
方法では得られなかったフルカラーで画像濃度の薄い部
分の階調性も充分でガサツキやぼけの少ない高精細な画
像が得られる様になった。
【0072】上述の効果により特に8μm以下の体積平
均粒径のトナーを使用する場合、50μm以下のドット
が忠実に再現され、さらに転写電界に複数回さらされて
も画像が乱されることが少ない。特にこの傾向は画像濃
度が薄い部分でのガサツキや再現性に良好な影響を与え
ている。
【0073】例えば、本発明で使用されるトナーが体積
平均粒径6μmを有する場合、該トナーの体積分布にお
いて、トナーは、3μm以上9μm未満の範囲に90体
積%以上のトナー粒子を含有し、且つ0μm以上12μ
m未満の範囲に99体積%以上のトナー粒子を含有する
ことが重要である。
【0074】本発明に係る粒度分布のシャープのトナー
を生成するためには、例えば、所定のトナー用材料を溶
融混練し、混練物を冷却後粉砕し、粉砕粉を精密に分級
して所定の粒度分布及び/または体積平均粒径を有する
トナーを調製する方法を挙げることができる。粉砕粉を
精密に分級する方法としては、固定壁型風力分級機の如
き分級手段で分級し、さらに得られた分級粉体をコアン
ダ効果を利用した多分割分級装置(例えば、日鉄鉱業社
製エルボジェット分級機)の如く多分割分級手段で精密
に微粉及び粗粉を同時に除去して、所定の粒度分布及び
/または体積平均粒径を有するトナーを調製する方法を
挙げることができる。
【0075】本発明において、トナーとは、着色樹脂粒
子(結着樹脂,着色剤,必要によりその他添剤を含有)
そのもの、及び、疎水性コロイダルシリ微粉末の如く外
添剤が外添されている着色樹脂粒子を包含している。
【0076】トナーに使用される結着樹脂としては、ス
チレン−アクリル酸エステル樹脂またはスチレン−メタ
クリル酸エステル樹脂の如きスチレン系共重合体または
ポリエステル樹脂が例示される。特に、カラートナーの
定着時における混色性を考慮した場合、
【0077】
【化1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,y
はそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上
のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエ
ステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸,マ
レイン酸,無水マレイン酸,フタル酸,テレフタル酸あ
るいは同等の成分)とを少なくとも共縮重合したポリエ
ステル樹脂がシャープな溶融特性を有するのでより好ま
しくい。
【0078】本発明の目的に適合する着色剤としては下
記の顔料又は染料が挙げられる。本発明においては耐光
性の悪いC.I.ディスパースイエロー164(Dis
perse  Y164),C.I.ソルベントイエロ
ー77(Solvent  Y77)及びC.I.ソル
ベントイエロー93(Solvcnt  Y93)の如
き着色剤は、推賞できないものである。
【0079】染料としては、例えば、C.I.ダイレク
トレッド1,C.I.ダイレクトレッド4,C.I.ア
シッドレッド1,C.I.ベーシックレッド1,C.I
.モーダントレッド30,C.I.ダイレクトブルー1
,C.I.ダイレクトブルー2,C.I.アシッドブル
ー9,C.I.アシッドブルー15,C.I.ベーシッ
クブルー3,C.I.ベーシックブルー5,C.I.モ
ーダントブルー7がある。
【0080】顔料としては、ナフトールイエローS,ハ
ンザイエローG,パーマネントイエローNCG,パーマ
ネントオレンジGTR,ピラゾロンオレンジ,ベンジジ
ンオレンジG,パーマネントレッド4R,ウオッチング
レッドカルシウム塩,ブリリアントカーミン3B,ファ
ストバイオレットB,メチルバイオレットレーキ,フタ
ロシアニンブルー,ファーストスカイブルー,インダン
スレンブルーBCがある。
【0081】特に顔料としてはジスアゾイエロー,不溶
性アゾ,銅フタロシアニンが好ましく、染料としては塩
基性染料または油溶性染料が好ましい。
【0082】特に好ましくはC.I.ピグメントイエロ
ー17,C.I.ピグメントイエロー15,C.I.ピ
グメントイエロー13,C.I.ピグメントイエロー1
4,C.I.ピグメントイエロー12,C.I.ピグメ
ントレッド5,C.I.ピグメントレッド3,C.I.
ピグメントレッド2,C.I.ピグメントレッド6,C
.I.ピグメントレッド7,C.I.ピグメントブルー
15,C.I.ピグメントブルー16またはフタロシア
ニン骨格にカルボキシベンズアミドメチル基を2〜3個
置換したBa塩である銅フタロシアニン系顔料である。
【0083】染料としてはC.I.ソルベントレッド4
9,C.I.ソルベントレッド52,C.I.ソルベン
トレッド109,C.I.ベイシックレッド12,C.
I.ベイシックレッド1,C.I.ベイシックレッド3
bである。
【0084】着色剤の含有量としては、OHPフィルム
の透過性に対し敏感に反映するイエロートナーについて
は、結着樹脂100重量部に対して12重量部以下であ
り、好ましくは、0.5〜7重量部が望ましい。12重
量部以上であると、イエローの混合色であるグリーン,
レッド及び肌色の再現性に劣る。
【0085】マゼンタトナー・シアントナーについては
、結着樹脂100重量部に対しては15重量部以下、よ
り好ましくは0.1〜9重量部以下が好ましい。
【0086】2色以上の着色剤を併用いて用いる黒色ト
ナーの場合、20重量部以上の総着色剤量の添加はキャ
リアへのスペント化を生じやすく、さらに、着色剤がト
ナー表面に数多く露出することによるトナーのドラムへ
の融着が増加し、定着性が不安化する。したがって、黒
色トナーにおいて、着色剤の量は結着樹脂100重量部
に対して3〜15重量部が好ましい。
【0087】黒色トナーを形成するための好ましい着色
剤の組合わせとしては、ジスアゾ系イエロー顔料,モノ
アゾ系レッド顔料及び銅フタロシアニン系ブルー顔料の
組合わせがある。各完了の配合割合はイエロー顔料,レ
ッド顔料及びブルー顔料の比が1:1,5:〜2.5,
5:0,5〜1.5が好ましい。
【0088】本発明に係るトナーが負荷電性の場合には
、負荷電特性を安定化するために、荷電制御剤を配合す
ることも好ましい。その際トナーの色調に影響をあたえ
ない無職または淡色の負荷電制御剤が好ましい。負荷電
制御剤としては例えばアルキル置換サリチル酸の金属錯
体(例えば、ジーターシャリーブチルサリチル酸のクロ
ム錯体または亜鉛錯体)の如き有機金属錯体が挙げられ
る。負荷電制御剤をトナーに配合する場合には、結着樹
脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましく
は0.5〜8重量部添加するのが良い。
【0089】本発明において、使用される現像剤が二成
現像剤である場合、キャリアは磁性粒子が好ましい。磁
性粒子は、粒径が30〜100μm、好ましくは40〜
80μmで、電気的抵抗値が107 Ωcm以上、好ま
しくは108 Ωcm以上さらに好ましくな109 〜
1012Ωcmとなる様に、フェライト粒子(最大磁化
60emu/g)へ樹脂コーティングしたものが好まし
く用いられ得る。
【0090】磁性粒子(例えば、フェライト粒子または
樹脂コートされたフェライト粒子)の抵抗値の測定は測
定電極面積4cm2 ,電極間間隙0.4cmのサンド
イッチタイプのセルを用い、片方の電極に1Kg重量の
加圧下で、両電極間の印加電圧E(V/cm)を印加し
て、回路に流れた電流から磁性粒子の抵抗値を測定した
値であるという方法をとっている。 (実施例2)図6に他の実施例を示す。添付図からわか
るように、本実施例では色ごとに専用の感光媒体として
の感光ドラム3Y(イエロー),3M(マゼンタ),3
C(シアン),3BK(ブラック)を具備し、その周り
にそれぞれ専用のレーザビームスキャナー80Y,80
M,80C,80BK;現像器1Y,1M,1C,1B
K;転写用放電器10Y,10M,10C,10BK;
クリーニング器12Y,12M,12C,12BKを配
置してある。
【0091】転写紙は給紙ガイド5aを通り、給紙ロー
ラー6,給紙ガイド5bと順に搬送され吸着用帯電器か
らコロナ放電を受け、搬送ベルト9aへ確実に吸着する
。その後、各感光ドラムに形成された画像を転写用放電
器10Y,10M,10C,10BKにより転写し、除
電器82により搬送ベルト9aから除電分離され、定着
器17により定着されて、フルカラーの画像が得られる
【0092】このような転写方式を用いた場合でも、記
録画素密度を600dpiとし、走査方向のレーザービ
ームスポット径を42μm以下とし、図3に示した現像
器を用いて、前述した現像条件で、12μm未満、好ま
しくは9μm以下、なるべくは8μm以下の体積平均粒
径のトナーを用いることにより、画像濃度が薄い部分で
も階調性の優れた飛び散りの少ない高精細なフルカラー
の画像が得られた。
【0093】本発明はフェライト粒子を用いたACバイ
アス、プラスDCバイアス現像方式を用いているが、通
常の鉄粉を用いたDCバイアス現像でも良い。
【0094】現像器としても図7に示すものを用いてス
リーブの回転方向を感光ドラムとカウンターとしても平
均粒径8μm以下のトナーで同様の効果が得られた。
【0095】本発明の条件を満足する粒径分布及び粒径
(例えば、体積平均粒径6μm)を有するトナーを用い
、非磁性ブレード24の端部と現像スリーブ22面との
距離d2 を600μmとし、現像スリーブ22面と感
光ドラム3の間隔を450μmとした。感光ドラム3は
積層型の有機光導電性(OPC)ドラムを用い、−60
0Vの帯電潜像電位とした。
【0096】バイアス電源4として周波数1700Hz
、ピーク対ピーク値1500Vの矩形波交互電圧に−3
00Vの直流電圧を重畳させたものを用いて現像を行っ
た。潜像の書き込みは原稿画像を色分解し、感光ドラム
にマゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの順に半導体
レーザを光源として、レーザビームのスポット径を主走
査方向1/e2 42μm、副走査方向1/e2 を7
0μmにして、200線/inchで256階調の画像
の書き込みを行い、順に現像、転写を繰り返し、最後に
定着しフルカラーの画像を得たところ、画像濃度の薄い
部分も忠実に再現し、ガサツキのない高精密で高画質の
画像が得られた。
【0097】これに対し、レーザービームスポット径を
主走査方向70μmとし体積平均粒径12μmのトナー
で同一条件で画像出しを行ったところ、体積平均粒径6
μmのトナーの場合と比較して、画像濃度の薄い部分で
の再現性が乏しく、全体にガサツキも目立つ画像しか得
られなかった。
【0098】以上説明したように、原稿画像を色分解し
、感光体ドラムに各色ごとに、レーザの光ビームを光源
として潜像を形成し、さらにトナーを用いた現像によっ
て可視可された各色トナー画像を転写部材に逐次重ねで
転写し、多色画像を得る多色電子写真装置に於いてビー
ムスポットの走査方向のスポットサイズが走査方向の記
録画素サイズに対し、〔スポットサイズ(1/e2 )
<画素サイズ×0.1〕であり、前記現像剤として、特
に粒度分布のシャープな体積平均粒径8μm以下の粒径
のトナーを使用し中間調形成方法としてディザ法などの
2値の出力を用いたことにより、(1)画像濃度の低い
部分での階調性が充分に得られ、(2)画像濃度の低い
部分を含む画像全体のガサツキが大幅に軽減され、高画
質なフルカラーの画像が得られる効果がある。また定着
性においても良好な結果が得られた。 (実施例3)   プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸     
               100重量部を縮合し
て得られたポリエステル樹脂   (重量平均分子量15000,数平均分子量330
0)  ローダミン系顔料             
                         
      3重量部  負荷電性制御剤      
                         
               4重量部  (ジアル
キル置換サリチル酸の金属錯体)上記材料を溶融混練し
、溶融混練物を冷却し冷却物を粉砕し、固定壁型風力分
級機で分級し、さらに、コアンダ効果を利用した多分割
分級装置で分級して、体積平均粒径6μmの負荷電性の
マゼンタトナーを調製した。得られたマゼンタトナーは
3μm以上9μm未満の範囲に(95体積%、0μm以
上12μm未満の範囲に実質的に100体積%のシャー
プな粒度分布を有していた。
【0099】このマゼンタトナー100重量部と負摩擦
帯電性疎水性コロイダルシリカ0.4重量部を混合して
シリカ外添マゼンタトナーを調製した。次に、スチレン
ーアクリル酸エステル系共重合体でコートされた重量平
均粒径50μm(電気抵抗値1010Ω・cm)のフェ
ライト磁性粒子94重量部と該シリカ外添マゼンタトナ
ー6重量部とを混合してマゼンタトナー画像形成用二成
分系現像剤を調製した。
【0100】同様にして、下記着色剤を使用して、シア
ントナー画像形成用二成分系現像剤,イエロートナー画
像形成用二成分系現像剤及びブラックトナー画像形成用
二成分系現像剤を調製した。その結果を表1に示してい
る。
【0101】各々の二成分系現像剤を100ミリリット
ル容積のポリエチレン容器に入れ、手で約30回激しく
振った後に、トナーの摩擦帯電量を測定したところ、各
色トナーは約−30uc/aの値を示した。
【0102】上記二成分系現像剤を、図1に示すカラー
画像形成装置の所定の位置に導入し、非磁性ブレード2
4の端部と現像スリーブ22面との距離d2 を600
μmとし、現像スリーブ22面と感光ドラム3の間隔を
450μmとした。感光ドラム3は積層型の有機光導電
性(OPC)ドラムを用い、−600Vの帯電潜像電位
とした。
【0103】また、バイアス電源4として周波数170
0Hz、ピーク対ピーク値1500Vの矩形波交互電圧
に−300Vの直流電圧を重畳させたものを用いて現像
を行った。潜像の書き込みは原稿画像を色分解し、感光
ドラムにマゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの順に
半導体レーザを光源として、レーザビームのスポット径
を主走査方向1/e2 42μm、副走査方向1/e2
 を70μmにして、200線/inchで256階調
の画像の書き込みを行い、順に反転現像、静電転写を繰
り返し、最後に熱圧ローラ定着器により定着しフルカラ
ーの画像を得たところ、画像濃度の薄い部分も(hig
h−light 部)も忠実に再現し、ガサツキのない
高精細で高画質の画像が得られた。
【0104】フルカラー画像を観察したところ50μm
前後のドットが潜像に対応して忠実に再現されていた。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、画素サイズ,トナ
ー粒径,光ビームのスポット径等の関係を適切に選択し
、画像処理法を2値化することによって、高解像度で高
画質な画像が得られ、また、定着性も数段向上させるこ
とができた。
【0106】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の画像形成方法が適用される画像
形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図2は図1の走査光学装置を示す図である。
【図3】図3は図1の現像装置の概略断面図である。
【図4】図4は本発明による感光媒体上の露光分布図と
従来例を比較した図である。
【図5】図5は本発明によるドット面積と濃度の関係を
示す図である。
【図6】図6は本発明の画像形成方法が適用される画像
形成装置の他の実施例を示す概略構成図である。
【図7】図6に用いられる現像装置の一例を示す概略断
面図である。
【図8】図8(a),(b)は従来例による感光媒体上
の露光分布を示す図である。
【図9】図9(a)(b)は理想的な面積階調を実現し
た時と通常のPWM方式露光時のトナー層厚の様子を模
式的に示す図である。
【図10】図10(a)乃至(d)は転写紙上の転写時
と定着時のトナー層厚の状態を模式的に示す図である。
【図11】図11は周知の現像システムのVーD特性の
代表例を示す特性図である。
【符号の説明】
3  感光ドラム 4  帯電器 1M,1K,1Y,1BK  現像器 101  レーザードライブ回路 102  レーザー光源 104  ポリゴンミラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レーザー光源からの光ビームを結像光
    学系により感光媒体上にビームスポットとして形成し、
    該ビームスポットを感光媒体上で感光媒体に対し相対的
    に走査させることにより感光媒体を露光して潜像を形成
    し、該潜像を現像剤で現像することによって階調画像を
    再現する画像形成方法において、記録画素密度を少なく
    とも400dpiよりは密とし、前記ビームスポットの
    主走査方向のスポットサイズを主走査方向の画素サイズ
    よりも小さくし、前記レーザー光源を被記録情報の画素
    濃度値に対して1ドット毎にオン−オフさせる2値出力
    でその潜像を完全な面積階調とし、さらに潜像を現像す
    る現像剤のトナーの平均体積粒径をMとし、トナー粒径
    をrとしたときに、M/2<r<3/2Mとなる関係が
    成立する範囲にトナーの90体積%以上が含まれ、0<
    r<2Mとなる関係が成立する範囲にトナーの99体積
    %以上が含まれることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】  潜像が反転現像法によって現像剤で現
    像される請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】  現像剤はトナー及び磁性粒子を含有す
    る請求項1または2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】  レーザー光源からの光ビームを結像光
    学系により感光媒体上にビームスポットとして形成し、
    該ビームスポットを感光媒体上で感光媒体に対し相対的
    に走査させ、該レーザー光源を被記録情報の画像濃度値
    に対応して得られた光情報により感光媒体を露光して潜
    像を形成し、該潜像を現像剤で現像することによって階
    調画像を再生する画像形成方法において、前記ビームス
    ポットの走査方向のスポットサイズを走査方向の記録画
    素サイズの0.7倍よりも小さくし、潜像を体積平均粒
    径12μm未満のトナーを含有する現像剤で現像するこ
    とによって階調画像を再生することを特徴とする画像形
    成方法。
  5. 【請求項5】  体積平均粒径が9μm以下のトナーを
    有する請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】  体積平均粒径が8μm以下のトナーを
    有する請求項4に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】  トナーは、トナーの体積平均粒径をM
    としトナー粒子の粒径をrとした場合に、トナーの体積
    分布において、M/2<r<3/2Mとなる関係が成立
    する範囲に90体積%以上が含まれ、0<r<2Mとな
    る関係が成立する範囲に99体積%以上が含まれる請求
    項4,5または6に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】  潜像が反転現像法によって現像剤で現
    像される請求項4,5,6または7に記載の画像形成方
    法。
  9. 【請求項9】  現像剤はトナー及び磁性粒子を含有す
    る請求項4,5,6,7または8記載の画像形成方法。
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