JPH04369529A - 長尺ｆｒｐ成形品の製造方法 - Google Patents
長尺ｆｒｐ成形品の製造方法Info
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- JPH04369529A JPH04369529A JP3174559A JP17455991A JPH04369529A JP H04369529 A JPH04369529 A JP H04369529A JP 3174559 A JP3174559 A JP 3174559A JP 17455991 A JP17455991 A JP 17455991A JP H04369529 A JPH04369529 A JP H04369529A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は長尺ＦＲＰ成形品の方
法の改良に関する。
法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、長尺ＦＲＰ連続成形品を成形する
方法として、図２に示すように熱硬化性樹脂などの樹脂
Ａを満たした槽Ｂに連続繊維Ｃを浸漬して含浸させ、こ
の樹脂含浸連続繊維Ｃを束ねて金型Ｄへ供給し、金型出
口Ｅから連続繊維Ｃを引張りつつ金型Ｄで加熱して硬化
させ、孔の断面形状により製品形状を成形することによ
り連続的に長尺製品を成形する製造法が知られている。
方法として、図２に示すように熱硬化性樹脂などの樹脂
Ａを満たした槽Ｂに連続繊維Ｃを浸漬して含浸させ、こ
の樹脂含浸連続繊維Ｃを束ねて金型Ｄへ供給し、金型出
口Ｅから連続繊維Ｃを引張りつつ金型Ｄで加熱して硬化
させ、孔の断面形状により製品形状を成形することによ
り連続的に長尺製品を成形する製造法が知られている。
【０００３】
【従来の技術の問題点】しかしながら、この製造法によ
り熱硬化性樹脂のＦＲＰ成形品を成形する場合、樹脂槽
Ｂでの含浸を行うので、含浸後及び樹脂槽Ｂ内の樹脂の
ポットライフに注意する必要があり、増粘により樹脂粘
度が高くなると連続繊維に対する含浸性が悪くなり、ま
た引張抵抗も大きくなるので大きな馬力を要し、さらに
この引抜力によって連続繊維が切断する事故も生じ易く
なる問題があった。
り熱硬化性樹脂のＦＲＰ成形品を成形する場合、樹脂槽
Ｂでの含浸を行うので、含浸後及び樹脂槽Ｂ内の樹脂の
ポットライフに注意する必要があり、増粘により樹脂粘
度が高くなると連続繊維に対する含浸性が悪くなり、ま
た引張抵抗も大きくなるので大きな馬力を要し、さらに
この引抜力によって連続繊維が切断する事故も生じ易く
なる問題があった。
【０００４】一方、このような問題を解消するため溶剤
を用いて樹脂粘度を低くすると樹脂槽Ｂでの連続繊維へ
の含浸性は良くなるものの、金型Ｄで加熱した際、樹脂
の煮え立ちが激しくなり、マイグレーションの原因とな
ったり硬化時間が長くなり、安定した品質の成形品が得
難くなる問題があった。
を用いて樹脂粘度を低くすると樹脂槽Ｂでの連続繊維へ
の含浸性は良くなるものの、金型Ｄで加熱した際、樹脂
の煮え立ちが激しくなり、マイグレーションの原因とな
ったり硬化時間が長くなり、安定した品質の成形品が得
難くなる問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記欠点に
鑑み、引抜成形を行う場合、樹脂のポットライフによる
影響を全く受けることなく、しかも抵抗も非常に少なく
マイグレーショインの生じない安定した長尺ＦＲＰ製品
を連続成形し得る製造方法を提供することを目的として
なされたものである。
鑑み、引抜成形を行う場合、樹脂のポットライフによる
影響を全く受けることなく、しかも抵抗も非常に少なく
マイグレーショインの生じない安定した長尺ＦＲＰ製品
を連続成形し得る製造方法を提供することを目的として
なされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の長尺Ｆ
ＲＰ成形品の製造方法は、長尺の金属製ブロック体の長
手方向に沿って製品断面形状をなす孔が成形された成形
金型に樹脂未含浸の収束連続繊維を供給し、金型出口か
ら牽引して引張りつつ、前記加熱した金型内へ樹脂を注
入装置により注入し前記収束連続繊維に含浸させると共
に引抜金型内で硬化させることを特徴とするものである
。
ＲＰ成形品の製造方法は、長尺の金属製ブロック体の長
手方向に沿って製品断面形状をなす孔が成形された成形
金型に樹脂未含浸の収束連続繊維を供給し、金型出口か
ら牽引して引張りつつ、前記加熱した金型内へ樹脂を注
入装置により注入し前記収束連続繊維に含浸させると共
に引抜金型内で硬化させることを特徴とするものである
。
【０００７】
【作用】この発明において、長尺ＦＲＰ成形を行う場合
、連続繊維には全く樹脂を含浸させないものを直接金型
へ供給する。そして連続繊維への樹脂含浸は金型に設け
た樹脂注入ノズルを介して行う。従って、連続繊維を金
型入口へ供給する際の抵抗は全く無い。また金型内へ注
入することにより樹脂供給を行うので少々粘度の高い樹
脂、即ち溶剤の殆ど無い樹脂であっても均一に繊維間に
浸透し均一含浸状態とすることが出来る。さらにこれを
金型内で硬化させてしまうのでマイグレーションの発生
を防止でき、また樹脂粘度に起因する引抜抵抗も極めて
少ない。
、連続繊維には全く樹脂を含浸させないものを直接金型
へ供給する。そして連続繊維への樹脂含浸は金型に設け
た樹脂注入ノズルを介して行う。従って、連続繊維を金
型入口へ供給する際の抵抗は全く無い。また金型内へ注
入することにより樹脂供給を行うので少々粘度の高い樹
脂、即ち溶剤の殆ど無い樹脂であっても均一に繊維間に
浸透し均一含浸状態とすることが出来る。さらにこれを
金型内で硬化させてしまうのでマイグレーションの発生
を防止でき、また樹脂粘度に起因する引抜抵抗も極めて
少ない。
【０００８】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図１は
この発明を実施する装置の断面図である。
この発明を実施する装置の断面図である。
【０００９】注入装置１を有すると共に加熱装置５を内
蔵した金型体２であって中心にマンドレル３を有する金
型２を用意し、外皮部にガラス繊維マット４Ａ、肉質部
にロービング４Ｂ…４Ｂを束ねた連続繊維４を余熱装置
Ｈ…Ｈで加熱して水分を飛ばしつつ供給し、引き通すと
共に、注入装置１にて２液硬化性樹脂を混合して直ちに
高圧で圧入し、加熱装置５で金型２を加熱して連続成形
を行い直径５ｃｍ肉圧２ｍｍのＦＲＰ管を成形した。
蔵した金型体２であって中心にマンドレル３を有する金
型２を用意し、外皮部にガラス繊維マット４Ａ、肉質部
にロービング４Ｂ…４Ｂを束ねた連続繊維４を余熱装置
Ｈ…Ｈで加熱して水分を飛ばしつつ供給し、引き通すと
共に、注入装置１にて２液硬化性樹脂を混合して直ちに
高圧で圧入し、加熱装置５で金型２を加熱して連続成形
を行い直径５ｃｍ肉圧２ｍｍのＦＲＰ管を成形した。
【００１０】比較例として、図２に示す装置によりフェ
ノール樹脂を用い、樹脂浴をさせた後束ねて金型へ供給
し、加熱しつつ成形を行い、実施例と同じ成形品を成形
した。長さ１５ｍでの成形速度を測定したところ、実施
例は毎分５０ｃｍ〜１００ｃｍ の成形速度が得られた
が、比較例では同一速度とした場合繊維の切断が生じ、
結局安定した成形速度は毎分２０ｃｍ程度に止まった。 次に、長さ１ｍに裁断した成形品について強度試験を行
ったところ、実施例の場合はヤング率で６５００ｋｇ／
ｃｍ２で有ったのに対し比較例は２４００ｋｇ／ｃｍ２
であった。
ノール樹脂を用い、樹脂浴をさせた後束ねて金型へ供給
し、加熱しつつ成形を行い、実施例と同じ成形品を成形
した。長さ１５ｍでの成形速度を測定したところ、実施
例は毎分５０ｃｍ〜１００ｃｍ の成形速度が得られた
が、比較例では同一速度とした場合繊維の切断が生じ、
結局安定した成形速度は毎分２０ｃｍ程度に止まった。 次に、長さ１ｍに裁断した成形品について強度試験を行
ったところ、実施例の場合はヤング率で６５００ｋｇ／
ｃｍ２で有ったのに対し比較例は２４００ｋｇ／ｃｍ２
であった。
【００１１】
【発明の効果】この発明の方法によれば、連続繊維は樹
脂未含浸の状態で金型に供給され、かつ樹脂は金型内で
供給されるので成形時の引抜抵抗が非常に少なく、また
金型内で樹脂を高圧充填するので繊維間への樹脂含浸状
態が非常に良くこの結果非常に強靱な製品強度が得られ
、同時に樹脂のポットライフを全く考慮する必要が無く
マイグレーションが発生しないので非常に容易に高強度
の長尺ＦＲＰ成形品が引抜成形可能となるのである。
脂未含浸の状態で金型に供給され、かつ樹脂は金型内で
供給されるので成形時の引抜抵抗が非常に少なく、また
金型内で樹脂を高圧充填するので繊維間への樹脂含浸状
態が非常に良くこの結果非常に強靱な製品強度が得られ
、同時に樹脂のポットライフを全く考慮する必要が無く
マイグレーションが発生しないので非常に容易に高強度
の長尺ＦＲＰ成形品が引抜成形可能となるのである。
【図１】この発明の実施例の断面図である。
【図２】従来例の断面図である。
１ 注入装置
２ 金型
３ マンドレル
４ 連続繊維
４Ａ ガラス繊維マット
４Ｂ ガラスロービング
５ 加熱装置
Claims (1)
- 【請求項１】 長尺の金属製ブロック体の長手方向に
沿って製品断面形状をなす孔が成形された金型に樹脂未
含浸の収束連続繊維を供給し、金型出口から牽引して引
張りつつ、前記金型内へ樹脂を注入装置により注入し前
記収束連続繊維に含浸させると共に加熱された金型内で
硬化させることを特徴とする長尺ＦＲＰ成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3174559A JPH04369529A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 長尺ｆｒｐ成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3174559A JPH04369529A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 長尺ｆｒｐ成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04369529A true JPH04369529A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15980677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3174559A Pending JPH04369529A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 長尺ｆｒｐ成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04369529A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104552987A (zh) * | 2013-10-16 | 2015-04-29 | 拜耳材料科技(中国)有限公司 | 用于制造带型腔制品的系统 |
| JP2022502278A (ja) * | 2018-09-07 | 2022-01-11 | クラウスマッファイ テクノロジーズ ゲーエムベーハーKraussMaffei Technologies GmbH | 繊維複合構造の板ばねを製造する方法およびストランド引出装置 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS572483A (en) * | 1980-06-05 | 1982-01-07 | Masayasu Saito | Simple pump |
| JPS58185217A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-10-28 | Komatsu Kasei Kk | 風車翼の製造方法 |
| JPS61175026A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 繊維補強熱硬化性樹脂成形物の成形法及び成形装置 |
| JPH02178023A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-11 | Hitachi Chem Co Ltd | エンボス模様を有する繊維強化プラスチックの連続成形法 |
| JPH04108145A (ja) * | 1990-08-25 | 1992-04-09 | Murata Mach Ltd | 繊維強化プラスチックの製造方法 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP3174559A patent/JPH04369529A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS572483A (en) * | 1980-06-05 | 1982-01-07 | Masayasu Saito | Simple pump |
| JPS58185217A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-10-28 | Komatsu Kasei Kk | 風車翼の製造方法 |
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| JPH04108145A (ja) * | 1990-08-25 | 1992-04-09 | Murata Mach Ltd | 繊維強化プラスチックの製造方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104552987A (zh) * | 2013-10-16 | 2015-04-29 | 拜耳材料科技(中国)有限公司 | 用于制造带型腔制品的系统 |
| CN104552987B (zh) * | 2013-10-16 | 2019-08-20 | 科思创德国股份有限公司 | 用于制造带型腔制品的系统 |
| JP2022502278A (ja) * | 2018-09-07 | 2022-01-11 | クラウスマッファイ テクノロジーズ ゲーエムベーハーKraussMaffei Technologies GmbH | 繊維複合構造の板ばねを製造する方法およびストランド引出装置 |
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