JPH04368753A - ジャイロトロン管 - Google Patents

ジャイロトロン管

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Publication number
JPH04368753A
JPH04368753A JP17035891A JP17035891A JPH04368753A JP H04368753 A JPH04368753 A JP H04368753A JP 17035891 A JP17035891 A JP 17035891A JP 17035891 A JP17035891 A JP 17035891A JP H04368753 A JPH04368753 A JP H04368753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity resonator
section
cavity
electron gun
electron beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP17035891A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kikunaga
敏之 菊永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP17035891A priority Critical patent/JPH04368753A/ja
Publication of JPH04368753A publication Critical patent/JPH04368753A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核融合プラズマの加
熱・散乱計測などに用いられるジャイロトロン管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば特開昭63−245844
号公報に示された従来のジャイロトロン管を示す断面側
面図であり、図において、1はカソード2、エミッショ
ンベルト3及びアノードから構成され、電子ビーム5を
発生する電子銃部、4は電子銃部1に磁場を発生させる
ための電子銃部コイル、6は電子銃部1より発生された
電子ビーム5をサイクロトロン運動させるべくその電子
ビーム5に磁場を印加するビームドリフト部、7はビー
ムドリフト部6によりサイクロトロン運動された電子ビ
ーム5を高周波電磁場と相互作用させ、高周波の電磁波
を励起する空胴共振器、8はジャイロトロン管の軸方向
に磁場を発生させるための主磁場コイル、9は空胴共振
器7により励起された電磁波を導波するとともに、電子
ビーム5を回収するコレクタ部、10はコレクタ部9に
より導波された電磁波を外部に放射するとともに、高真
空であるジャイロトロン管内を大気から遮断する高周波
窓である。
【0003】次に動作について説明する。
【0004】まず、電子銃部1のエミッションベルト2
から飛び出した電子はホロー状の電子ビーム5を形成し
、次第に強くなる磁場によって電子ビーム5のビーム半
径を小さくしながら空胴共振器7の共振空胴内に入射さ
れる。
【0005】そして、共振空胴内において、電子は、主
磁場コイル8により印加されている磁場で決まる電子自
身のサイクロトロン周波数Ωcの整数倍の周波数、即ち
nΩc(n=1,2,3…)にほぼ等しい周波数(高周
波電磁場)を共振空胴器7の共振周波数とする共振モー
ドと相互作用(特に、n=1の基本波と強く相互作用)
される。これにより、電子の回転エネルギーは、共振電
磁波のエネルギーに変換され、強い高周波の電磁波が励
起される。そして、この電磁波は導波管を兼ねているコ
レクタ部9を伝搬され、高周波窓10を透過して外部に
放射される。
【0006】ここで、電子のサイクロトロン周波数Ωc
は、 Ωc=eB/rm で与えられる。但し、e:電子の電荷、B:共振空胴内
での磁束密度、r:相対論的係数、m:電子の静止質量
である。
【0007】次に、ジャイロトロン管の構造について説
明する。空胴共振器7には円筒型の共振空胴が用いられ
、電子銃部1側はテーパ状に半径が小さくなり、コレク
タ部9側はテーパ状に広がっているのが一般的形状であ
る。このような空胴共振器7には多数の共振モードが存
在し、その共振周波数は円筒の半径や長さ、テーパの角
度によって決まる離散的な値をとる。したがって、ジャ
イロトロン管を用いて、連続的な発振周波数を得ること
は困難であり、所望の周波数を得るためには、その周波
数で共振モードが存在するように空胴共振器7を設計し
なければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のジャイロトロン
管は以上のように構成されているので、任意の周波数を
得るためには、その任意の周波数となるように空胴共振
器を設計したジャイロトロン管をその都度製作しなけれ
ばならず、高コストになるなどの課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、空胴共振器のみを交換可能とする
ことによって任意の周波数を容易に得るとともに、大出
力化、長パルス化を可能とするジャイロトロン管を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るジャイロ
トロン管は、空胴共振器とビームドリフト部及びコレク
タ部とをフランジ接合とし、かつ、電子銃部内を真空排
気すべくその空胴共振器の共振空胴の外側にその電子銃
部内と排気ポンプとを通ずる貫通穴を設けるとともに、
その空胴共振器の共振空胴の外側に冷却水を通す冷却水
通路を設けたものである。
【0011】
【作用】この発明におけるジャイロトロン管は、空胴共
振器とビームドリフト部及びコレクタ部とをフランジ接
合したことにより、その空胴共振器の交換が可能となり
、また、空胴共振器の共振空胴の外側に貫通穴及び冷却
水通路を設けたことにより、電子銃部内が排気ポンプに
よって高真空を維持されるとともに、空胴共振器が冷却
される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるジャイロトロン
管を示す断面側面図であり、図において、従来のものと
同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する
【0013】11はビームドリフト部6によりサイクロ
トロン運動された電子ビーム5を高周波磁場と相互作用
させ、高周波の電磁波を励起する空胴共振器、12は空
胴共振器11の共振空胴、13は電子銃部1内を真空排
気すべくその空胴共振器11の共振空胴12の外側に設
けられた貫通穴であり、この貫通穴13は電子銃部1内
とイオンポンプ(排気ポンプ)20と通じている。14
は空胴共振器11の共振空胴12の外側に設けられた冷
却水を通す冷却水通路、15は冷却水通路14の冷却水
入口、16は冷却水通路14の冷却水出口、17は空胴
共振器11のフランジであり、ビームドリフト部6のフ
ランジ18及びコレクタ部9のフランジ19とフランジ
接合されている。21は主にコレクタ部9内を真空排気
するイオンポンプ、22はコレクタ部9を冷却する冷却
水通路の入口、23はコレクタ部9を冷却する冷却水通
路の出口、24は高周波窓10を冷却する冷却水通路の
入口、25は高周波窓10を冷却する冷却水通路の出口
である。
【0014】次に動作について説明する。
【0015】電子の動きについては従来のものと同様で
あるため説明を省略し、ジャイロトロン管の構造につい
て説明する。まず、空胴共振器11は、自身のフランジ
17がビームドリフト部6のフランジ18及びコレクタ
部9のフランジ19とフランジ接合されているため、必
要に応じ交換することができる。従って、空胴共振器1
1を交換することによって任意の周波数を得ることがで
きる。
【0016】次に、ジャイロトロン管の大出力化、長パ
ルス化を図る場合には、電子銃部1内を高真空に維持す
ることや、共振空胴12の壁面でのオーミック損失によ
る発熱を極力防ぐ必要があるため、この発明では以下に
示すような構成としている。即ち、図2に示すように、
空胴共振器11の共振空胴12の外側に貫通穴13を設
け、電子銃部1内とイオンポンプ20を通ずるようにす
ることによって、イオンポンプ20が電子銃部1内を真
空排気し、電子銃部1内を高真空に維持している。また
、図2に示すように、空胴共振器11の共振空胴12の
外側に冷却水を通す冷却水通路14を設けることによっ
て、その冷却水により空胴共振器11を冷却し、共振空
胴12における壁面でのオーミック損失による発熱を防
いでいる。
【0017】なお、上記実施例では貫通穴13を円筒状
に貫通するものを示したが、必ずしも円筒状である必要
はなく、例えば断面を三日月形状等にしてもよい。
【0018】また、上記実施例では冷却水通路14を貫
通穴13の外側に設けたものを示したが、さらに冷却効
果を上げるため、図3に示すような配置に冷却水通路1
4及び貫通穴13を設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば空胴共
振器とビームドリフト部及びコレクタ部とをフランジ接
合したので、空胴共振器の交換が可能となるため、任意
の周波数を得る際に、ジャイロトロン管をその都度製作
することなく空胴共振器のみ交換してジャイロトロン管
の他の部分を共用できるので、低コスト化が図れるなど
の効果がある。また、空胴共振器の共振空胴の外側に電
子銃部内と排気ポンプとを通ずる貫通穴を設けるととも
に、その空胴共振器の共振空胴の外側に冷却水を通す冷
却水通路を設けたので、電子銃部内が排気ポンプによっ
て高真空が維持されるとともに、共振空胴における壁面
でのオーミック損失による発熱を防ぐことができ、ジャ
イロトロン管の大出力化、長パルス化が図れるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるジャイロトロン管を
示す断面側面図である。
【図2】図1のジャイロトロン管の空胴共振器を示す断
面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示すジャイロトロン管
の空胴共振器を示す断面図である。
【図4】従来のジャイロトロン管を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1  電子銃部 5  電子ビーム 6  ビームドリフト部 9  コレクタ部 10  高周波窓 11  空胴共振器 12  共振空胴 13  貫通穴 14  冷却水通路 17  空胴共振器のフランジ 18  ビームドリフト部のフランジ 19  コレクタ部のフランジ 20  イオンポンプ(排気ポンプ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子ビームを発生する電子銃部と、上
    記電子銃部より発生された電子ビームをサイクロトロン
    運動させるべくその電子ビームに磁場を印加するビーム
    ドリフト部と、上記ビームドリフト部によりサイクロト
    ロン運動された電子ビームを高周波電磁場と相互作用さ
    せ、高周波の電磁波を励起する空胴共振器と、上記空胴
    共振器により励起された電磁波を導波するとともに、該
    電子ビームを回収するコレクタ部と、上記コレクタ部に
    より導波された電磁波を外部に放射する高周波窓とを備
    えたジャイロトロン管において、上記空胴共振器と上記
    ビームドリフト部及びコレクタ部とをフランジ接合とし
    、かつ、上記電子銃部内を真空排気すべくその空胴共振
    器の共振空胴の外側にその電子銃部内と排気ポンプとを
    通ずる貫通穴を設けるとともに、その空胴共振器の共振
    空胴の外側に冷却水を通す冷却水通路を設けたことを特
    徴とするジャイロトロン管。
JP17035891A 1991-06-17 1991-06-17 ジャイロトロン管 Pending JPH04368753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17035891A JPH04368753A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 ジャイロトロン管

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JP17035891A JPH04368753A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 ジャイロトロン管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04368753A true JPH04368753A (ja) 1992-12-21

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ID=15903458

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17035891A Pending JPH04368753A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 ジャイロトロン管

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JP (1) JPH04368753A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192353A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 New Japan Radio Co Ltd 電子管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010192353A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 New Japan Radio Co Ltd 電子管

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