JPH04368064A - イメージスキャナ - Google Patents

イメージスキャナ

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JPH04368064A
JPH04368064A JP3169395A JP16939591A JPH04368064A JP H04368064 A JPH04368064 A JP H04368064A JP 3169395 A JP3169395 A JP 3169395A JP 16939591 A JP16939591 A JP 16939591A JP H04368064 A JPH04368064 A JP H04368064A
Authority
JP
Japan
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line sensor
data
image
scanning direction
ccd line
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Pending
Application number
JP3169395A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hashimoto
好之 橋本
Hideaki Kusano
秀昭 草野
Shinji Kamiyama
神山 進治
Seiichi Mogawa
藻川 誠一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/898,199 priority patent/US5430550A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージスキャナ、詳し
くはラインセンサを用いて画像を読み取るイメージスキ
ャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイメージスキャナとしては、図1
2に示すように、一次元CCDラインセンサ11を用い
て原稿画像(以下、マイクロフィルム画像を含むものと
する)を読み取るものが知られていた。このものは、マ
イクロフィルム12のコマ画像を投影光学系13を介し
てCCDラインセンサ11の撮像部に配列された複数の
光電変換素子上に投影し、この撮像部で光電変換し画像
信号を出力していた。このCCDラインセンサ11のこ
れらの複数の(例えば5000画素分の)光電変換素子
は、投影された原稿画像からの光強度に応じた値の出力
をなすものである。なお、この投影光学系13は、光源
14、集光レンズ15、ミラー16、集光レンズ17、
投影レンズ18により構成されている。
【0003】そして、このイメージスキャナにあっては
、マイクロフィルム12を保持するフィルムキャリアを
移動することにより、CCDラインセンサ11に対して
そのコマ画像をその副走査方向に移動して、コマ画像を
順次読み取っていたものである。
【0004】また、このようなイメージスキャナでは、
コマ画像を忠実に再生するために、シェーディング補正
を行っていた。これは主にイメージスキャナの投影光学
系13の照度むら(光源等に起因する光学的むら)、お
よび、CCDラインセンサ11の各画素間の出力のむら
(CCDラインセンサ作製工程等に起因する出力のむら
)を補正するものである。このシェーディング補正のた
めに、イメージスキャナはシェーディングRAMを備え
、シェーディング補正用のデータをこのシェーディング
RAMに格納していた。そして、検出した画像信号につ
いてそのシェーディング補正用のデータを用いてシェー
ディング補正を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、イメージス
キャナにおいては、読み取るべき原稿画像の位置が常に
一定であるとは限らず、例えば図12に示したようなマ
イクロフィルムの画像を読み取る装置において、マイク
ロフィルムに写し込まれたコマ画像の位置がマイクロフ
ィルムの巻き取り方向に対して左右に振れている場合が
ある。このように読み取るべき画像の位置が変化しても
画像欠損を来すことなく必要な画像の読み取りを行うた
めには、CCDラインセンサの読み取り幅を長くするか
、ラインセンサへの投影倍率を小さくする等して画像の
読み取り範囲をより広くする必要がある。しかしながら
、このようにすると、コストや解像度の面で不利である
ばかりでなく、読取データの処理においても、そのデー
タが不必要な情報を含んでいるため、処理の効率が悪か
った。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明は、ラインセンサによる
原稿画像の読み取りを効率よく行うとともに、シェーデ
ィング補正データを格納するためのメモリ容量が小さく
て済むイメージスキャナを提供することを、その目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るイメージスキャナは、図1に示すように、複数の光
電変換素子をライン状に配列してなるラインセンサ10
0によって、原稿画像をスキャンしてこの原稿画像を読
み取るイメージスキャナであって、上記原稿画像を上記
ラインセンサ100上に投影する投影光学系200と、
この投影光学系200と上記ラインセンサ100とを主
走査方向に相対的に移動可能に保持する保持手段300
と、上記投影光学系200の主走査方向の複数位置間の
照度むらのデータをサンプリングし、記憶する第1サン
プリング手段400と、上記ラインセンサ100の各光
電変換素子間の出力むらデータをサンプリングし、記憶
する第2サンプリング手段500と、上記投影光学系2
00と上記ラインセンサ100との間の主走査方向の相
対位置に応じて、上記照度むらデータと出力むらデータ
とに基づいてシェーディング補正データを生成する演算
手段600と、を備えたイメージスキャナである。
【0008】請求項2に記載の発明に係るイメージスキ
ャナにあっては、上記第1サンプリング手段400は、
上記投影光学系200が上記ラインセンサ100に対し
て主走査方向で相対的に複数の位置に移動したとき、こ
れらの各位置での特定の光電変換素子の出力をサンプリ
ングするものである。
【0009】請求項3に記載した発明は、上記第2サン
プリング手段500は、上記ラインセンサ100を投影
光学系200に対して主走査方向に相対的に移動させ、
投影光学系200の特定位置での複数の光電変換素子の
出力をサンプリングするイメージスキャナである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明に係るイメージスキャナ
によれば、投影光学系200により原稿画像をラインセ
ンサ100上に投影し、このラインセンサ100によっ
て原稿画像を読み取る。この場合、イメージスキャナで
は原稿画像を主走査方向および副走査方向にスキャンし
てその原稿画像を読み取る。そして、この読み取った原
稿画像についてシェーディング補正を行うことにより、
原稿画像を忠実に再生する。ここで、このイメージスキ
ャナにあってシェーディング補正データは、以下のよう
にして得られる。すなわち、第1サンプリング手段40
0が投影光学系200の主走査方向の複数位置間での照
度むらのデータをサンプリングし、記憶するとともに、
第2サンプリング手段500によりラインセンサ100
の各光電変換素子間の出力むらデータをサンプリングし
、記憶する。そして、演算手段600が、これらの投影
光学系200とラインセンサ100との間の主走査方向
の相対位置に応じて、上記照度むらデータと上記出力む
らデータとに基づいてシェーディング補正データを生成
する。
【0011】また、請求項2に記載の発明に係るイメー
ジスキャナでは、上記保持手段300により、上記投影
光学系200が上記ラインセンサ100に対して主走査
方向で相対的に複数の位置に移動させ、これらの各位置
での特定の光電変換素子の出力をサンプリングすること
により、投影光学系200の照度むらデータを得る。
【0012】さらに、請求項3に記載した発明に係るイ
メージスキャナでは、上記ラインセンサ100を投影光
学系200に対して主走査方向に相対的に移動させ、投
影光学系200の特定位置での複数の光電変換素子の出
力をサンプリングする。これによりラインセンサ100
の各光電変換素子間の出力むらのデータを得るものであ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2〜図10は本発明に係るマイクロフィルムス
キャナの第1実施例を説明するためのものである。
【0014】図2は第1実施例に係るマイクロフィルム
スキャナの投影光学系の斜視図、図3はマイクロフィル
ムスキャナのCPUとその周辺回路を示すブロック図で
ある。
【0015】図2において示すように、マイクロフィル
ムスキャナは、供給リール21と巻取リール22に掛け
渡されたマイクロフィルム23のコマ画像を、投影光学
系24により、CCDラインセンサ25に投影し、この
CCDラインセンサ25によりこのコマ画像を読み取る
構成である。
【0016】投影光学系24は、光源であるランプ31
と、このランプ31からの光を集光する集光レンズ32
と、この集光レンズ32を通った光を上ガラス26およ
び下ガラス27に導くようにこれらの上ガラス26およ
び下ガラス27の直下に配設されたミラー33と、ミラ
ー33の上方に配設された集光レンズ34と、さらに、
これらのガラス26,27の直上でCCDラインセンサ
25の直下に配設された投影レンズとしてのズームレン
ズ35と、を有している。
【0017】集光レンズ32の上方には、図示しないフ
ィルムキャリアが配設されている。フィルムキャリアに
は、複数のマイクロ画像が順次写し込まれたマイクロフ
ィルム23が巻回された供給リール21と、この供給リ
ール21からマイクロフィルム23を巻き取る巻取リー
ル22が備えられている。これらの供給リール21、巻
取リール22は、それぞれモータ61、62によって駆
動される構成である。そして、両リール21,22間で
マイクロフィルム23の巻き取り、巻き戻しを行うこと
によって、読み取るべきコマ画像を検索し、両リール2
1,22の間に設けられた上ガラス26と下ガラス27
との間の読取位置に所望のコマ画像を停止させる。この
フィルムキャリアは、一般にマイクロリーダプリンタ等
に用いられるフィルムキャリアと同様の構成であり、す
でに良く知られている技術であるので、その検索方法等
の詳細な説明は省略する。
【0018】上ガラス26と下ガラス27との間に位置
決めされたコマ画像を透過した光は、投影レンズ35に
至り、投影レンズ35によって、CCDラインセンサ2
5上に投影される。投影レンズ35は、ズームレンズで
あり、モータ36の駆動によって投影倍率が変更される
【0019】また、CCDラインセンサ25は、マイク
ロフィルム23の搬送方向(副走査方向)に対して直交
する方向(主走査方向)に5000画素の撮像素子(光
電変換素子)をライン状に配列してなるセンサであり、
プレート28の下面に保持されている。プレート28の
一端は、CCDラインセンサ25の長手方向に延設され
たスライドレール37にスライド移動可能に保持されて
おり、他端は、プーリ38,39に張架されたワイヤ3
0の両端に連結されている。プーリ38は、モータ29
の駆動軸に連結されており、モータ29の駆動により、
プレート28と一体的にCCDラインセンサ25が主走
査方向と平行な方向(図中矢印X方向)に移動し、投影
画像とCCDラインセンサ25との相対位置が調整され
る。なお、CCDラインセンサ25を固定して投影レン
ズ35またはフィルムキャリアを同方向に移動可能に構
成してもよい。
【0020】図3にはこのマイクロフィルムスキャナの
システム構成が示されている。この図に示すように、C
CDラインセンサ25は、クロック発生回路41からの
クロック信号に基づいて(シフトパルスに基づいて)、
各画素(上記撮像素子)が生成したアナログ信号をA/
D変換回路42に出力する構成である。そして、このA
/D変換回路42のディジタル信号出力(8ビットデー
タの画像信号)は、シェーディング補正回路44に入力
されるが、後述する光学むらおよび画素むらのデータの
収集の際には、A/D変換回路42の出力はシェーディ
ングRAM43に入力されて一旦記憶された後、必要な
データのみがシステムバスを介してAE−RAM54に
転送される。そして、画像の読み取り時には、AE−R
AM54に格納されたデータに基づいて作成されたシェ
ーディング補正用データがシェーディングRAM43に
記憶され、このシェーディングRAM43の8ビットデ
ータの出力(シェーディング補正信号)もシェーディン
グ補正回路44に入力される構成である。さらに、この
シェーディング補正回路44の8ビットデータの出力信
号(補正後の画像出力)は画像処理回路45に入力され
、この画像処理回路45の8ビットデータの出力は外部
I/F回路46を介して1ビットデータとして出力され
る構成である。
【0021】また、これらのシェーディングRAM43
、シェーディング補正回路44、画像処理回路45、お
よび、外部I/F回路46は、システムバスを介してC
PU51等に接続されている。CPU51はこのシステ
ムバスを介してシステムROM52、システムRAM5
3、AE−RAM54に接続されている。さらに、この
CPU51は、CCD主走査方向駆動回路55、画像ス
キャン駆動回路56、ランプ光量制御回路57、ズーム
レンズ駆動回路58、供給リール駆動回路63、巻取リ
ール駆動回路64にシステムバスを介してそれぞれ接続
されている。すなわち、CPU51は、システムROM
52に格納したプログラムに基づいて予備スキャン、本
スキャン、シェーディング補正処理、画像処理等の制御
を行うものである。
【0022】なお、CCD主走査方向駆動回路55は上
記プレート28駆動用のモータ29に駆動信号を出力す
るものである。画像スキャン駆動回路56はモータ59
により上記フィルムキャリアを副走査方向に移動するも
のである。ランプ光量制御回路57は上記ランプ31が
出力する光の光量を制御するものである。また、ズーム
レンズ駆動回路58は上記モータ36に駆動信号を出力
してズームレンズ35を駆動し、コマ画像の投影倍率を
変更するものである。さらに、供給リール駆動回路63
および巻取リール駆動回路64は、上記モータ61、6
2にそれぞれ駆動信号を出力してマイクロフィルム23
を巻き取り、巻き戻すものである。
【0023】この実施例に係るマイクロフィルムスキャ
ナでは、マイクロフィルム23からコマ画像を読み取る
には、以下の手順による。
【0024】まず、装置の電源がONされると、マイク
ロフィルム23が巻取リール22に巻き取られていない
状態、すなわち上ガラス26と下ガラス27との間にマ
イクロフィルム23が存在しない状態で、シェーディン
グ補正データ作成のための光学むらデータおよび画素む
らデータの収集を行う。上記光学むらデータは主に投影
光学系24やズームレンズ35の特性による光量むらの
データであり、上記画素むらデータとは、CCDライン
センサ25の各撮像素子間の出力むらのデータである。 これらのデータの収集方法については後に詳述する。
【0025】光学むらデータおよび画素むらデータの収
集が完了すると、周知の方法によって画像検索が行われ
、読み取るべきコマ画像が上ガラス26と下ガラス27
との間の読み取り位置にセットされる。その後、CCD
ラインセンサ25を所定の位置にセットし、フィルムキ
ャリアを副走査方向に移動させて予備スキャンを行う。 この予備スキャンにおいて、CCDラインセンサ25に
よりコマ画像の位置を検出する。
【0026】そして、この予備スキャンによって検出さ
れたコマ画像の位置に対応してCCDラインセンサ25
の主走査方向における最適な位置が決定され、モータ2
9が駆動される。この場合のCCDラインセンサ25の
位置の最適値とは、CCDラインセンサ25に投影され
る画像の主走査方向における範囲が、CCDラインセン
サ25の読み取り範囲に一致する位置である。なお、以
下では、CCDラインセンサ25が主走査方向に移動す
ることによって画像の読み取りが可能となる領域を「読
取可能領域」と呼ぶことにする。すなわち、コマ画像が
この読取可能領域内にある限り、CCDラインセンサ2
5を移動させることにより、コマ画像を適切な位置で読
み取ることができるものである。
【0027】その後、再び、フィルムキャリアを副走査
方向に移動させ、画像読み取りのための本スキャンが行
われる。この際、予めサンプリングされた光学むらデー
タおよび画素むらデータに基づき、その時のCCDライ
ンセンサ25の位置に対応するシェーディング補正用デ
ータが作成され、CCDラインセンサ25によって読み
取られた画像データは、このシェーディング補正用デー
タに基づいてシェーディング補正が施される。
【0028】図4および図5はそれぞれ、予備スキャン
時、本スキャン時におけるCCDラインセンサ25と、
これに投影される画像との主走査方向における相対的な
位置関係および投影倍率を示す模式図である。
【0029】上記予備スキャンは、ズームレンズ35を
本スキャン時における所定の読み取り倍率よりも小さい
予備スキャン用の倍率にセットしておき、ランプ31か
ら所定の光を投射することにより、図4に示すように、
マイクロフィルム23の読取可能領域全体をCCDライ
ンセンサ25の各画素(撮像素子)上に投影する。これ
により、マイクロフィルム23の読取可能領域における
コマ画像Iの位置等を読み取るものである。なお、マイ
クロフィルム23にあって各コマ画像Iに対してはその
枠外に検索用のブリップマークBMが写し込まれている
【0030】そして、本スキャンにあっては、ズームレ
ンズ35をモータ36により駆動して本スキャン用の所
定の読み取り倍率に設定するとともに、CCDラインセ
ンサ25を主走査方向に移動させて、図5に示すように
、全体として投影画像がCCDラインセンサ25の有効
画素の幅(5000画素分の幅)に位置するようにセッ
トしてそのCCDラインセンサ25に対する投影画像の
相対位置を最良のものとする。なお、本スキャン用の読
み取り倍率は、光学むらデータおよび画素むらデータ収
集時の投影倍率と同一である。
【0031】次に、図9に示すフローチャートを参照し
て該マイクロフィルムスキャナにおける光学むらデータ
および画素むらデータのサンプリングについて説明する
【0032】マイクロフィルムスキャナに電源が投入さ
れると、まず、マイクロフィルム23が読取位置から外
されているか否かをチェックする(ステップS901)
。これは、シェーディング補正用データの作成はマイク
ロフィルム23がランプ31からCCDラインセンサ2
5に至る光路中に存在しない状態で行うからである。供
給リール21が装着されていないか、または、マイクロ
フィルム23がすべて供給リール21に巻き取られてい
ることによりマイクロフィルム23が読取位置から外さ
れている場合には、そのままステップS903に進み、
マイクロフィルム23が読取位置に存在している場合は
、供給リール駆動用のモータ61を駆動させてマイクロ
フィルム23を供給リール21に完全に巻き取る(S9
02)。
【0033】次に、フィルムが外された状態でランプ光
量制御回路57によりランプ31をONとする(S90
3)。この結果、投影光学系24を介してランプ31の
光がCCDラインセンサ25の複数の画素(撮像素子)
に照射されることとなる。また、同時に、CCDライン
センサ25への画像の投影倍率が上述した本スキャン時
の倍率と同じ所定の値となるように、ズームレンズ35
をセットする。そして、このCCDラインセンサ25の
特定の撮像素子、例えばその配列方向の端部に位置する
第1番目の撮像素子を注目画素と決定する(S904)
【0034】そして、この注目画素が上記読取可能領域
の先端に位置するようにCCDラインセンサ25を主走
査方向に移動する(S905)。ここで、CCDライン
センサ25の1ライン分のデータ(5000ビットのデ
ータ)をA/D変換回路42にてディジタル信号として
シェーディングRAM43に記憶させる(S906)。 さらに、このようにしてシェーディングRAM43に格
納した1ライン分のデータの中から注目画素のデータを
AE−RAM54に転送して記憶させる(S907)。 次に、読取可能領域の全てについてデータの収集が終了
したか否かをチェックする(S908)。
【0035】未だ収集が完了していない場合は、CCD
ラインセンサ25を主走査方向に1画素分だけ移動させ
る(S909)。例えばモータ29を駆動するものとす
る。そして、ステップS906に戻り再び1ライン分の
データをシェーディングRAM43に記憶し、そのデー
タの中の注目画素に関するデータをAE−RAM54に
転送して格納する。
【0036】読取可能領域の全てについてデータの収集
が完了したら(S908でYES)、ステップS910
に進む。この結果、単一の撮像素子によって検出された
読取可能領域全体の照度データが、図6に示すように、
得られることとなる。図6は焦点面における投影光学系
24の照度むらデータ、すなわち光学むらデータを示す
ものである。
【0037】ステップS910では、読取可能領域中の
注目位置を決定する。これは読取可能領域の任意の位置
について決定することができる。そして、CCDライン
センサ25を主走査方向に移動して、その第1番目の撮
像素子をこの注目位置に対応させて位置させる(S91
1)。
【0038】そして、CCDラインセンサ25の1ライ
ン分のデータ(5000ビットのデータ)をシェーディ
ングRAM43に記憶させ(S912)、このシェーデ
ィングRAM43に記憶したデータのうちの注目位置の
画素データ(第1番目の画素データ)をAE−RAM5
4に転送する(S913)。その後、CCDラインセン
サ25の全ての画素(5000画素)についてデータを
収集したか否かをチェックする(S914)。完了して
いない場合は、次の画素(第2番目の画素から順番に)
を注目位置に移動して(S915)、その画素データを
AE−RAM54に順次格納する(S912→S913
→S914→S915→S912と繰り返す)。
【0039】CCDラインセンサ25の全画素について
画素データを得ると(S914でYES)、ランプ31
をOFFとして(S916)、CCDラインセンサ25
を所定のホームポジションに移動して(S917)この
ルーチンを終了する。この「ホームポジション」は、予
備スキャン時に、読取可能領域全体がCCDラインセン
サ25上に正確に投影されるように予め決められている
位置である。図7はこのように注目位置に基づいて作成
した各画素(撮像素子)の出力データのむら(画素むら
データ)を示している。
【0040】次に、図10のフローチャートを参照して
本スキャンにおける画像データのシェーディング補正に
ついて説明する。
【0041】まず、予備スキャンによって検出されたコ
マ画像の位置に対応してCCDラインセンサ25によっ
て読み取るべき画像域を決定する(S1001)。なお
、本実施例においては、予備スキャンを行うことによっ
て、CCDラインセンサ25によって読み取るべき画像
域を自動的に決定するようにしたが、読み取るべき画像
域を、オペレータがマニュアルで入力するようにしても
良い。そして、モータ29を駆動することにより、CC
Dラインセンサ25をこのコマ画像位置に対応して移動
させる(S1002)。このとき、投影倍率が所定の本
スキャン用の値となるようにズームレンズ35をセット
する。
【0042】そして、AE−RAM54に格納してある
シェーディング補正用データ、すなわちCCDラインセ
ンサ25の位置に対応した光学(照度)むらデータと、
そのCCDラインセンサ25の各画素の出力むらデータ
と、を用いて、当該CCDラインセンサ25の主走査方
向の位置におけるシェーディング補正用データを演算す
る(S1003)。例えば次式による。
【0043】すなわち、Zn=Xn+{Yn−(Σn=
1n=5000Yn/5000)}である。但し、Xn
(n=1〜5000の整数、以下同じ)をCCDライン
センサ25の位置に対応した照度(光学)むらデータと
し、YnをCCDラインセンサ25の各画素出力むらデ
ータとし、Znを求める合成データとする。図8は上述
の計算式に基づいて、図6の光学むらデータと図7の画
素むらデータとを合成して得られたシェーディング補正
用データの一例を示している。
【0044】そして、この演算結果Znをシェーディン
グRAM43に書き込む(S1004)。このようにし
て当該CCDラインセンサ25の位置においてのシェー
ディング補正用データを作成すると、以下本スキャンを
行う。
【0045】すなわち、ランプ31をONとし(S10
05)、本スキャンをスタートする(S1006)。そ
して、この本スキャンにて読み取った画像データはシェ
ーディング補正回路44に転送され、このシェーディン
グ補正回路44において上記シェーディング補正用デー
タZnに基づいて画像データについてのシェーディング
補正が行われる(S1007)。
【0046】この本スキャンが終了すると、ランプ31
をOFFとし(S1008)、スキャン機構およびCC
Dラインセンサ25を上記ホームポジションに移動する
(S1009)。以上のようにして図6に示す照度むら
データと図7に示す画素むらデータとを当該CCDライ
ンセンサ25の位置に対応して合成することにより、図
8に示す補正データを作成して、読み取った画像データ
のシェーディング補正を行うものである。そして、CC
Dラインセンサ25が主走査方向に移動した場合にもそ
の位置に対応したシェーディング補正を行うことができ
る。
【0047】図11は本発明の第2実施例に係るCPU
の光学むらデータと画素むらデータとをサンプリングす
るためのスキャンプログラムを示すフローチャートであ
る。この実施例では、上記第1実施例で行っていた照度
むらデータ作成のためのCCDラインセンサ25の主走
査方向への移動と、各画素むらデータの作成のためのそ
れとを、1回のCCDラインセンサ25の同方向への移
動により行うとともに、その移動範囲が第1実施例より
も少なくて済むようにしたものである。
【0048】すなわち、フィルムが光路から外されてい
るかをチェックして(S1101)、外れていない場合
はフィルムを巻き取る(S1102)。そして、ランプ
31を点灯して(S1103)、CCDラインセンサ2
5を所定の初期位置に移動する(S1104)。本第2
実施例においては、7500画素対応する範囲が読取可
能領域となるため、CCDラインセンサ25の撮像部の
中心がズームレンズ35の光軸と一致する位置から12
50画素分、主走査方向にずれた位置を上記初期位置と
している。
【0049】ここで、変数(カウンタ)Nに1を代入し
(S1105)、CCDラインセンサ25により1ライ
ン分の画素の出力データを読み取る(S1106)。こ
こで、CDラインセンサ25にあって上記第1番目の撮
像素子(以下、素子Aと称す)に対応する画素出力デー
タと、第2500番目の撮像素子(以下、素子Bと称す
)に対応する出力データ、および、第5000番目の撮
像素子(以下、素子Cと称す)に対応する出力データと
を、AE−RAM54の所定のエリアに書き込む(S1
107)。これは照度むらのデータを収集するためであ
る。また、CCDラインセンサ25にあって、(250
1−N)番目の撮像素子に対応する出力データと、(5
001−N)番目の撮像素子に対応する出力データとを
AE−RAM54の別のエリアに書き込む(S1108
)。これはCCDラインセンサ25の各画素(撮像素子
)についての画素むらデータを収集するためである。
【0050】そして、上記カウンタNによりN=250
1か否かをチェックする(S1109)。未だN=25
01でなければ、カウンタNを1だけインクリメントし
て(S1110)、CCDラインセンサ25を1画素分
だけ主走査方向に移動する(S1111)。そして、1
ライン分のデータを読み取り(S1106)、照度むら
データを収集し(S1107)、画素むらデータを収集
する(S1108)。これらの各ステップを繰り返すも
のである(S1106→S1107→S1108→S1
109→S1110→S1111→S1106)。
【0051】このようにしてカウンタNの値が2501
に達すると(S1109でYES)、シェーディング補
正用のデータはAE−RAM54の各エリアに格納され
たものであるから、ランプ31を消灯し(S1112)
、CCDラインセンサ25を初期位置に復帰させる(S
1113)。
【0052】さらに、上記各エリアに格納したデータに
基づいて以下の演算を行うことにより、シェーディング
補正用のデータを算出、生成する。すなわち、CCDラ
インセンサ25の素子Aが2500番目に出力するデー
タ(N=2500のときに出力されたデータ)と、素子
Bが1番目に出力したデータ(N=1ときに出力された
データ)とを比較し、この比較結果に基づいて素子Bに
よって検出された2501個の全照度むらデータを補正
する(S1114)。すなわち、素子Bの1番目のデー
タを素子Aの2500番目のデータと一致させ、素子B
に対応する2番目以降のデータを、1番目のデータと同
じ割合で増加または減少させる。
【0053】そして、この素子Bに対応する補正後のデ
ータのうち2501番目のデータと、素子Cに対応する
1番目のデータとを比較し、この比較結果に基づいて同
様に素子Cによって検出された全照度むらデータを補正
する(S1115)。この結果、3つの撮像素子(素子
A、B、C)によって検出されたそれぞれの照度むらデ
ータが整合され、読取可能領域全体の光学むらデータが
作成される。なお、本実施例では3つの撮像素子を使用
して光学むらデータのサンプリングを行ったが、読取可
能領域がせまい場合には使用する素子の数を増やすこと
により、サンプリング時のCCDラインセンサ25の移
動範囲をさらに少なくすることができる。
【0054】また、次のステップS1116では、第(
2501−N)番目の撮像素子が1番目に出力したデー
タと、第(5001−N)番目の撮像素子が2501番
目に出力したデータと、を比較し、この比較結果に基づ
いて、第(5001−N)番目の撮像素子が出力した全
てのデータを補正することにより、CCDラインセンサ
25の1ライン分(5000画素分)の画素むらデータ
を得る。この場合、第(5001−N)番目の撮像素子
はCCDラインセンサ25の1画素ずつの移動により2
501番目には、第(2501−N)番目の撮像素子の
1番目のデータを出力した撮像素子と同一であるから、
第(5001−N)番目の撮像素子の第2501番目の
データと、第(2501−N)番目の撮像素子の1番目
のデータとが一致するように、上記補正を行う。
【0055】このように本第2実施例にあっては、CC
Dラインセンサ25の1回の移動により画素出力むらデ
ータと照度むらデータのサンプリングを行うことができ
、シェーディング補正用データの作成を効率良く行うこ
とができる。また、上記第1実施例と比較してサンプリ
ング時のCCDラインセンサの移動量が少なくて良い。 なお、その他の構成、作用は上記第1実施例のそれと同
じとする。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ラインセンサとその他の光学系とをラインセンサの
主走査方向に相対的に移動可能に支持したため、読み取
るべき画像の主走査方向の位置が一定でない場合にも常
に適切な範囲の画像を読み取ることができるとともに、
その時の読取範囲に適応したシェーディング補正を行う
ことができる。また、シェーディング補正用のデータを
記憶するためのメモリの容量も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージスキャナの機能構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナの投影光学系の概略を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナの全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナによる予備スキャン時のCCDラインセンサと、
これに投影される画像との主走査方向における相対的な
位置関係および投影倍率を示す模式図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナによる本スキャン時のCCDラインセンサと、こ
れに投影される画像との主走査方向における相対的な位
置関係および投影倍率を示す模式図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナの投影光学系の照度むらを説明するための図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナのラインセンサの画素の出力むらを説明するため
の図である。
【図8】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナの出力むらを説明するための図である。
【図9】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルムス
キャナで投影光学系の照度むらデータとCCDラインセ
ンサの各画素の出力むらデータを得るためのCPUのプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例に係るマイクロフィルム
スキャナでシェーディング補正を行うためのCPUのプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例に係るマイクロフィルム
スキャナで投影光学系の照度むらデータとCCDライン
センサの各画素の出力むらデータを得るためのCPUの
プログラムを示すフローチャートである。
【図12】従来のマイクロフィルムスキャナの投影光学
系の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
100  ラインセンサ 200  投影光学系 300  保持手段 400  第1サンプリング手段 500  第2サンプリング手段 600  演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の光電変換素子をライン状に配列
    してなるラインセンサによって、原稿画像をスキャンし
    てこの原稿画像を読み取るイメージスキャナであって、
    上記原稿画像を上記ラインセンサ上に投影する投影光学
    系と、この投影光学系と上記ラインセンサとを主走査方
    向に相対的に移動可能に保持する保持手段と、上記投影
    光学系の主走査方向の複数位置間の照度むらのデータを
    サンプリングし、記憶する第1サンプリング手段と、上
    記ラインセンサの各光電変換素子間の出力むらデータを
    サンプリングし、記憶する第2サンプリング手段と、上
    記投影光学系と上記ラインセンサとの間の主走査方向の
    相対位置に応じて、上記照度むらデータと出力むらデー
    タとに基づいてシェーディング補正データを生成する演
    算手段と、を備えたことを特徴とするイメージスキャナ
  2. 【請求項2】  上記第1サンプリング手段は、上記投
    影光学系が上記ラインセンサに対して主走査方向で相対
    的に複数の位置に移動したとき、これらの各位置での特
    定の光電変換素子の出力をサンプリングする請求項1に
    記載のイメージスキャナ。
  3. 【請求項3】  上記第2サンプリング手段は、上記ラ
    インセンサを投影光学系に対して主走査方向に相対的に
    移動させ、投影光学系の特定位置での複数の光電変換素
    子の出力をサンプリングする請求項1または請求項2の
    いずれかに記載のイメージスキャナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6075621A (en) * 1996-08-12 2000-06-13 Apls Electric Co., Ltd. Image sensing apparatus and shading correction method

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