JPH0436751Y2 - - Google Patents
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- JPH0436751Y2 JPH0436751Y2 JP19741286U JP19741286U JPH0436751Y2 JP H0436751 Y2 JPH0436751 Y2 JP H0436751Y2 JP 19741286 U JP19741286 U JP 19741286U JP 19741286 U JP19741286 U JP 19741286U JP H0436751 Y2 JPH0436751 Y2 JP H0436751Y2
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- water
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 113
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Landscapes
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、食品蒸し加工用の蒸気発生器に関す
るものである。
るものである。
食品の蒸し加工、例えば菓子や饅頭などを蒸し
加工する際に使用されている周知慣用の蒸気発生
器は、第4図の概略構成図に示す如く、匣体a内
の下部側に、内胴体へ複数本の吸熱管を一体に溶
着した熱交換器bを外胴体cで囲繞して熱交換器
bをとり囲むように水溜室dを形成し、その上部
には水溜室dと一体をなして連通する密閉状の蒸
気発生室eを形成し、その蒸気発生室e内の周辺
に沸騰水の飛散を防止する遮蔽板fを設け、さら
に遮蔽板fの上方に気水分離部gを設け、この気
水分離部gから匣体a上の天板hに開口端を臨ま
せた蒸気供給管iを突設しており、かつ、前記熱
交換部bの下部の燃焼室j内にバーナ群kを配設
し、燃焼室jの上方には匣体aの外方まで延設す
る排気筒lを設け、水溜室dの側部には水道管と
接続した自動給水タンクmを備えている。このよ
うに構成された蒸気発生器の天板h上に蒸し器n
を載せて使用するものである。
加工する際に使用されている周知慣用の蒸気発生
器は、第4図の概略構成図に示す如く、匣体a内
の下部側に、内胴体へ複数本の吸熱管を一体に溶
着した熱交換器bを外胴体cで囲繞して熱交換器
bをとり囲むように水溜室dを形成し、その上部
には水溜室dと一体をなして連通する密閉状の蒸
気発生室eを形成し、その蒸気発生室e内の周辺
に沸騰水の飛散を防止する遮蔽板fを設け、さら
に遮蔽板fの上方に気水分離部gを設け、この気
水分離部gから匣体a上の天板hに開口端を臨ま
せた蒸気供給管iを突設しており、かつ、前記熱
交換部bの下部の燃焼室j内にバーナ群kを配設
し、燃焼室jの上方には匣体aの外方まで延設す
る排気筒lを設け、水溜室dの側部には水道管と
接続した自動給水タンクmを備えている。このよ
うに構成された蒸気発生器の天板h上に蒸し器n
を載せて使用するものである。
しかし乍ら、熱交換部と蒸気を発生する水溜室
とが同一体に形成された上記の如き蒸気発生器に
は次のような問題がある。すなわち、この方式の
ものは、蒸気発生量を高めるためには気水接触面
を出来るだけ大きくとることが必要であつて、従
つて、蒸気発生量を高めるためには水溜室に貯溜
させる水量が蒸気発生室の下部を常に浸たす状態
まで満しておく必要があり、そのため熱交換器で
加熱沸騰させる貯水量が多くなる。したがつて、
蒸し食品加工量が多い時はよいが、加工量が少な
い場合や蒸し加工時間が短かい食品の場合におい
ても、水溜室内の貯溜水全体をその都度一旦は沸
騰状態にさせなければならず、必要以上の燃料費
がかかり、そのうえ、蒸気を発生させる迄の立ち
上り時間が長くかかるという問題がある。
とが同一体に形成された上記の如き蒸気発生器に
は次のような問題がある。すなわち、この方式の
ものは、蒸気発生量を高めるためには気水接触面
を出来るだけ大きくとることが必要であつて、従
つて、蒸気発生量を高めるためには水溜室に貯溜
させる水量が蒸気発生室の下部を常に浸たす状態
まで満しておく必要があり、そのため熱交換器で
加熱沸騰させる貯水量が多くなる。したがつて、
蒸し食品加工量が多い時はよいが、加工量が少な
い場合や蒸し加工時間が短かい食品の場合におい
ても、水溜室内の貯溜水全体をその都度一旦は沸
騰状態にさせなければならず、必要以上の燃料費
がかかり、そのうえ、蒸気を発生させる迄の立ち
上り時間が長くかかるという問題がある。
また、従来のものは、前述したように水溜室と
熱交換部とが溶接付けで一体的に構成された貫流
式であるため、湯垢の掃除、保守点検および修理
の際の作業が極めて困難であり、時には燃損度の
著しい熱交換部だけの取り替えを行なうだけで済
むのにも拘わらずこれを含む水溜室全体をも同時
に交換しなくてはならないという不経済な問題が
ある。
熱交換部とが溶接付けで一体的に構成された貫流
式であるため、湯垢の掃除、保守点検および修理
の際の作業が極めて困難であり、時には燃損度の
著しい熱交換部だけの取り替えを行なうだけで済
むのにも拘わらずこれを含む水溜室全体をも同時
に交換しなくてはならないという不経済な問題が
ある。
本考案は、前述の如き従来の蒸気発生器の問題
点を改善し、食品蒸し加工量の多少及び食品の種
類に合せて二個の熱交換器の運転を使い分けて蒸
煮能力を調整することにより必要以上の無駄な燃
料費を使わずして常に所望の適正な蒸気量を得ら
れると共に、運転加熱時における蒸気発生の立上
り時間を短縮させ、しかも湯垢の掃除、保守点検
時の作業を容易に行なうことができ、かつ、修
理・交換の際は、その部分の部材だけのもので済
ますことができる食品蒸し加工用蒸気発生器を提
供することを目的とする。
点を改善し、食品蒸し加工量の多少及び食品の種
類に合せて二個の熱交換器の運転を使い分けて蒸
煮能力を調整することにより必要以上の無駄な燃
料費を使わずして常に所望の適正な蒸気量を得ら
れると共に、運転加熱時における蒸気発生の立上
り時間を短縮させ、しかも湯垢の掃除、保守点検
時の作業を容易に行なうことができ、かつ、修
理・交換の際は、その部分の部材だけのもので済
ますことができる食品蒸し加工用蒸気発生器を提
供することを目的とする。
本考案は、前述の如き目的を達成するために、
蒸気発生器の匣体の下部位置に、上部に吸熱部を
設けると共に左右の水套のうち一方側に上循環口
と下循環口を突出した二個の熱交換器を所定の間
隔をとつて対設し、該両熱交換器の下部にバーナ
群を配設させ、前記熱交換器の略中間部に、これ
より上部に装備した給水タンクより導出せる給水
管および排水管を接続せる湯水連絡部を配設し、
かつ前記熱交換器の上部側に、この各吸熱部へ連
通状に接続して一部に排気筒を備えた横長状の排
気収集部を設け、その排気収集部の上部に気密状
に嵌合して下部に二本の出湯パイプおよび湯水戻
りパイプを導出せる蒸気蓄溜室を配設し、前記出
湯パイプの各下端を両熱交換器のそれぞれ上循環
口に接続すると共に、前記湯水戻りパイプの下端
を湯水連絡部に接続し、かつ、前記湯水連絡部よ
り両熱交換器の各下循環口に入湯パイプを介して
夫々接続し、さらに、蒸気蓄溜室上部に少なくと
も天板に開口端を臨ませた蒸気供給管を突設して
成り、給水タンクより供給された水を各熱交換器
で加熱沸騰させ、これにより生じた蒸気を蒸気蓄
溜室に貯めて蒸気供給管から噴出させるようにし
たことを特徴とする。
蒸気発生器の匣体の下部位置に、上部に吸熱部を
設けると共に左右の水套のうち一方側に上循環口
と下循環口を突出した二個の熱交換器を所定の間
隔をとつて対設し、該両熱交換器の下部にバーナ
群を配設させ、前記熱交換器の略中間部に、これ
より上部に装備した給水タンクより導出せる給水
管および排水管を接続せる湯水連絡部を配設し、
かつ前記熱交換器の上部側に、この各吸熱部へ連
通状に接続して一部に排気筒を備えた横長状の排
気収集部を設け、その排気収集部の上部に気密状
に嵌合して下部に二本の出湯パイプおよび湯水戻
りパイプを導出せる蒸気蓄溜室を配設し、前記出
湯パイプの各下端を両熱交換器のそれぞれ上循環
口に接続すると共に、前記湯水戻りパイプの下端
を湯水連絡部に接続し、かつ、前記湯水連絡部よ
り両熱交換器の各下循環口に入湯パイプを介して
夫々接続し、さらに、蒸気蓄溜室上部に少なくと
も天板に開口端を臨ませた蒸気供給管を突設して
成り、給水タンクより供給された水を各熱交換器
で加熱沸騰させ、これにより生じた蒸気を蒸気蓄
溜室に貯めて蒸気供給管から噴出させるようにし
たことを特徴とする。
本考案の蒸気発生器は、前記の如き構成よりな
るので、給水タンクから二個の熱交換器側に所定
量の水を供給して食品蒸し加工量が多い時、少な
い時または食品の種類に応じて熱交換器二個を同
時もしくは一個を加熱運転して、常に食品に合せ
た適正な蒸気量を発生させることができ、しか
も、加熱時には、周知の風呂釜と同様に貯水が運
転開始とほぼ同時に沸騰循環して蒸気を発生さ
せ、この蒸気を蒸気蓄溜室より蒸気供給管から噴
出させ、しかも蒸気発生器の掃除、保守点検、修
理などの必要が生じた場合には、熱交換器側と蒸
気蓄溜室側とを容易に分離して楽に作業を行なう
ことができる。
るので、給水タンクから二個の熱交換器側に所定
量の水を供給して食品蒸し加工量が多い時、少な
い時または食品の種類に応じて熱交換器二個を同
時もしくは一個を加熱運転して、常に食品に合せ
た適正な蒸気量を発生させることができ、しか
も、加熱時には、周知の風呂釜と同様に貯水が運
転開始とほぼ同時に沸騰循環して蒸気を発生さ
せ、この蒸気を蒸気蓄溜室より蒸気供給管から噴
出させ、しかも蒸気発生器の掃除、保守点検、修
理などの必要が生じた場合には、熱交換器側と蒸
気蓄溜室側とを容易に分離して楽に作業を行なう
ことができる。
以下、本考案の蒸気発生器の実施の一例を第1
図乃至第3図に基づいて説明する。
図乃至第3図に基づいて説明する。
これらの図において、1は蒸気発生器の匣体
で、その前部および後部は取外し可能な外装板2
と3で封塞している。4は前記匣体1の上部に載
置させた天板で、その外郭は前記匣体1の上部よ
り若干周辺を張出した大きさを有し、その外郭を
略中央部に後述する蒸気吹出管26に臨ませる開
孔4aを穿設している。5,5aは上部に吸熱部
6および6aを設け、かつ左右水套のうち一方側
に上循環口7と7aおよび下循環口8と8aを各
突設した熱交換器で、該両熱交換器5,5aは前
記匣体1の下部に所定の間隔をとつて対設してそ
の前記上循環口7・下循環口8側と上循環口7
a・下循環口8a側との開口が互いに対向もしく
は逆向きに夫々位置している(実施例は逆向きの
ものを示す)。9,9aは前記熱交換器5,5a
の各下部に配設したバーナ群である。10,10
aは前記バーナ群9と9aの前方側に設けた複数
個のノズルを有するノズルホルダーとガス栓など
を組としたガス制御部である。11は前記熱交換
器5,5aの各吸熱部6および6aの上部側と連
通状に接合した横長状の排気収集部で、その後部
に前記匣体1に開口を延設した排気筒12を設け
ている。13は前記排気収集部11の上部を封塞
するように配設した気密状の蒸気蓄溜室で、内部
に気水分離部13aを設けていると共に、下部位
に二本の出湯パイプ14,14aおよび湯水戻り
パイプ15を導出している。前記出湯パイプ1
4,14aの各一端は前記熱交換器5と5aの上
循環口7および7aに導出パイプ16と16aを
介してそれぞれ連通し、かつ前記湯水戻りパイプ
15の一端は導入パイプ17を介して後述する湯
水連絡部18に連通している。なお、前記の各パ
イプの接続嵌合部は図示してないがそれぞれパツ
キングにて水密状にシールされている。前記湯水
連絡部18は前記熱交換器5と5aが相対する匣
体1の下部の略中央部に配設して、該湯水連絡部
18より前記熱交換器5,5aの下循環口8,8
aに入湯パイプ19,19aを介して連通させて
いる。20は前記湯水連絡部18より導出した排
水管で、その途中に開閉弁21を設けている。2
2は前記匣体1の上部寄りに配備した水道管23
と接続した周知のボールタツプ式の給水タンク
で、その上流側に止水栓24を設けている。25
は前記給水タンク22の下部より導出した給水管
で、その下流端は前記湯水連絡部18に接続して
いる。26は前記蒸気蓄溜室13の上部に立設し
て途中に切換栓27を介設した蒸気吹出管で、そ
の開口端は前記切換栓27より分岐して一方を前
記天板4の開孔4aに、また他方は前記匣体1の
所定部に臨ませている(実施例は匣体1の側部側
である)。28は前記切換栓27の操作杆で、そ
の先端は前記外装板2より突出して端末に把手を
備えている。
で、その前部および後部は取外し可能な外装板2
と3で封塞している。4は前記匣体1の上部に載
置させた天板で、その外郭は前記匣体1の上部よ
り若干周辺を張出した大きさを有し、その外郭を
略中央部に後述する蒸気吹出管26に臨ませる開
孔4aを穿設している。5,5aは上部に吸熱部
6および6aを設け、かつ左右水套のうち一方側
に上循環口7と7aおよび下循環口8と8aを各
突設した熱交換器で、該両熱交換器5,5aは前
記匣体1の下部に所定の間隔をとつて対設してそ
の前記上循環口7・下循環口8側と上循環口7
a・下循環口8a側との開口が互いに対向もしく
は逆向きに夫々位置している(実施例は逆向きの
ものを示す)。9,9aは前記熱交換器5,5a
の各下部に配設したバーナ群である。10,10
aは前記バーナ群9と9aの前方側に設けた複数
個のノズルを有するノズルホルダーとガス栓など
を組としたガス制御部である。11は前記熱交換
器5,5aの各吸熱部6および6aの上部側と連
通状に接合した横長状の排気収集部で、その後部
に前記匣体1に開口を延設した排気筒12を設け
ている。13は前記排気収集部11の上部を封塞
するように配設した気密状の蒸気蓄溜室で、内部
に気水分離部13aを設けていると共に、下部位
に二本の出湯パイプ14,14aおよび湯水戻り
パイプ15を導出している。前記出湯パイプ1
4,14aの各一端は前記熱交換器5と5aの上
循環口7および7aに導出パイプ16と16aを
介してそれぞれ連通し、かつ前記湯水戻りパイプ
15の一端は導入パイプ17を介して後述する湯
水連絡部18に連通している。なお、前記の各パ
イプの接続嵌合部は図示してないがそれぞれパツ
キングにて水密状にシールされている。前記湯水
連絡部18は前記熱交換器5と5aが相対する匣
体1の下部の略中央部に配設して、該湯水連絡部
18より前記熱交換器5,5aの下循環口8,8
aに入湯パイプ19,19aを介して連通させて
いる。20は前記湯水連絡部18より導出した排
水管で、その途中に開閉弁21を設けている。2
2は前記匣体1の上部寄りに配備した水道管23
と接続した周知のボールタツプ式の給水タンク
で、その上流側に止水栓24を設けている。25
は前記給水タンク22の下部より導出した給水管
で、その下流端は前記湯水連絡部18に接続して
いる。26は前記蒸気蓄溜室13の上部に立設し
て途中に切換栓27を介設した蒸気吹出管で、そ
の開口端は前記切換栓27より分岐して一方を前
記天板4の開孔4aに、また他方は前記匣体1の
所定部に臨ませている(実施例は匣体1の側部側
である)。28は前記切換栓27の操作杆で、そ
の先端は前記外装板2より突出して端末に把手を
備えている。
次に、このように構成された蒸気発生器の作用
を説明するが、熱交換器5と5aの二個同時使用
と一個使用の場合とは蒸気発生の過程は蒸気発生
量こそ違つても他に何んら変るところがないの
で、熱交換器の一個使用については説明を省略す
る。
を説明するが、熱交換器5と5aの二個同時使用
と一個使用の場合とは蒸気発生の過程は蒸気発生
量こそ違つても他に何んら変るところがないの
で、熱交換器の一個使用については説明を省略す
る。
先ず使用前準備として、止水栓24を開けば水
は水道管23より給水タンク22内を満たす。こ
れより水は給水管を介して湯水連絡部18に流れ
て入湯パイプ19と19aを通じて下循環口8と
8aとに流入して両熱交換器5,5a内を満した
うえ、さらに熱交換器5,5aの各上循環口7と
7aより上位の出湯パイプ14と14aおよび導
出パイプ16と16a内を満たして所定水位に達
する迄供給しておく。かくした後、ガス制御部1
0と10aを操作してバーナ群9,9aを燃焼さ
せれば熱交換器5,5a内の貯溜水を加熱すると
共に、これと同時に出湯パイプ14と14aの貯
溜水も排気収集部11内に排出された燃焼排ガス
にて加熱され、かくして、通常の風呂釜の加熱と
同様に僅かの時間で沸騰が始まる。この時導出パ
イプ16,16aの開口から飛散した沸騰水から
発生する蒸気は、蒸気蓄溜室13内を上昇し、気
水分離部13aを経てその上方の蒸気吹出管26
へ噴出される。その際、外装板2の前方に設けた
把手の装置にて切換栓27を予め天板4上の蒸し
器n側もしくは匣体1の側部側のいづれかに供給
されるように選択しておく。そして、このような
状態が続くことによつて蒸気蓄溜室13内に飛散
沸騰水と蒸気の一部が液化して蓄積すると、その
蓄積水は湯水戻しパイプ15を介して湯水連絡部
18に戻される。このような循環作用が続いて蒸
気が噴出されるに従つて沸騰水量が減少すれば、
前述の如く給水タンク22から水が給水管25を
通じて湯水連絡部18内に常に補給されるので沸
騰水量の変化はない。また運転中の熱交換器5と
5aからの燃焼排ガスは排気収集部11を経て排
気筒12に至る迄の間に蒸気蓄溜室13の底部を
広く加熱し、蒸気蓄溜室内の水からも蒸気を発生
し、かくして、蒸気を連続して食品に供給するこ
とができる。
は水道管23より給水タンク22内を満たす。こ
れより水は給水管を介して湯水連絡部18に流れ
て入湯パイプ19と19aを通じて下循環口8と
8aとに流入して両熱交換器5,5a内を満した
うえ、さらに熱交換器5,5aの各上循環口7と
7aより上位の出湯パイプ14と14aおよび導
出パイプ16と16a内を満たして所定水位に達
する迄供給しておく。かくした後、ガス制御部1
0と10aを操作してバーナ群9,9aを燃焼さ
せれば熱交換器5,5a内の貯溜水を加熱すると
共に、これと同時に出湯パイプ14と14aの貯
溜水も排気収集部11内に排出された燃焼排ガス
にて加熱され、かくして、通常の風呂釜の加熱と
同様に僅かの時間で沸騰が始まる。この時導出パ
イプ16,16aの開口から飛散した沸騰水から
発生する蒸気は、蒸気蓄溜室13内を上昇し、気
水分離部13aを経てその上方の蒸気吹出管26
へ噴出される。その際、外装板2の前方に設けた
把手の装置にて切換栓27を予め天板4上の蒸し
器n側もしくは匣体1の側部側のいづれかに供給
されるように選択しておく。そして、このような
状態が続くことによつて蒸気蓄溜室13内に飛散
沸騰水と蒸気の一部が液化して蓄積すると、その
蓄積水は湯水戻しパイプ15を介して湯水連絡部
18に戻される。このような循環作用が続いて蒸
気が噴出されるに従つて沸騰水量が減少すれば、
前述の如く給水タンク22から水が給水管25を
通じて湯水連絡部18内に常に補給されるので沸
騰水量の変化はない。また運転中の熱交換器5と
5aからの燃焼排ガスは排気収集部11を経て排
気筒12に至る迄の間に蒸気蓄溜室13の底部を
広く加熱し、蒸気蓄溜室内の水からも蒸気を発生
し、かくして、蒸気を連続して食品に供給するこ
とができる。
蒸気発生器の使用終了の際は、バーナ群9,9
aの燃焼を停止し後に、器内に残留する水を湯水
連絡部18に設けた排水管20に介在せる開閉弁
21を開成して器外に排出する。
aの燃焼を停止し後に、器内に残留する水を湯水
連絡部18に設けた排水管20に介在せる開閉弁
21を開成して器外に排出する。
上記は、本考案の蒸気発生器を熱交換器5と5
aの二個を同時使用した場合について述べたが、
食品の量や種類によつては、熱交換器を一個使用
すればよい。
aの二個を同時使用した場合について述べたが、
食品の量や種類によつては、熱交換器を一個使用
すればよい。
次に、経年使用後の湯垢の掃除や保守点検およ
び修理などをする場合には、第3図に示す如き状
態に各部材を分解すればよい。すなわち、匣体1
上部の天板4を取外した後、その匣体1上より切
換栓27から突出する操作杆28と、匣体1の側
部に延びる蒸気吹出管26を取外す。そして蒸気
蓄溜室13を持ち上げれば、その下部にある出湯
パイプ14,14aは熱交換器5,5aの導出パ
イプ16,16aから離れ、かつ湯水戻りパイプ
15も導入パイプ17から同時に離れる。かくし
た状態で器外へ運び出す。また熱交換器5,5a
の分解にあつては、匣体1の前・後部の外装板2
と3を取外すと共に、ガス制御部10,10aも
匣体1の下部より取外して器外へ出す。そして、
排気収集部11側から熱交換器5,5aの接合を
取外し、さらに匣体1の下部に固着している湯水
連絡部18を取外し、かつ給水管25の接続を切
離した後に、この状態のまま匣体1の下部より引
き出せばよい。このようにして蒸気蓄溜室13側
と熱交換器5,5a側とに分離することにより、
各要部材の掃除は勿論保守点検、修理などを容易
に行なうことができる。
び修理などをする場合には、第3図に示す如き状
態に各部材を分解すればよい。すなわち、匣体1
上部の天板4を取外した後、その匣体1上より切
換栓27から突出する操作杆28と、匣体1の側
部に延びる蒸気吹出管26を取外す。そして蒸気
蓄溜室13を持ち上げれば、その下部にある出湯
パイプ14,14aは熱交換器5,5aの導出パ
イプ16,16aから離れ、かつ湯水戻りパイプ
15も導入パイプ17から同時に離れる。かくし
た状態で器外へ運び出す。また熱交換器5,5a
の分解にあつては、匣体1の前・後部の外装板2
と3を取外すと共に、ガス制御部10,10aも
匣体1の下部より取外して器外へ出す。そして、
排気収集部11側から熱交換器5,5aの接合を
取外し、さらに匣体1の下部に固着している湯水
連絡部18を取外し、かつ給水管25の接続を切
離した後に、この状態のまま匣体1の下部より引
き出せばよい。このようにして蒸気蓄溜室13側
と熱交換器5,5a側とに分離することにより、
各要部材の掃除は勿論保守点検、修理などを容易
に行なうことができる。
以上述べたように、本考案の蒸気発生器によれ
ば、匣体下部に蒸気を発生させる二個の熱交換器
と湯水連絡部を設け、その上部に各熱交換器に連
通状に接合した排気収集部を設けると共に、上部
に蒸気吹出管を突出しかつ下部に二本の出湯パイ
プと湯水戻しパイプを導出した蒸気蓄溜室を配設
し、その二本の出湯パイプを両熱交換器の各上循
環口側に導出パイプを介して夫々連通させ、湯水
戻りパイプも導入パイプを介して湯水連絡部側に
連通させ、該湯水連絡部より両熱交換器の各下循
環口に入湯パイプを介して連通させてあるので、
食品蒸し加工量の多少および食品種類に合せて熱
交換器の運転を二個もしくは一個と使いわけて加
熱能力を調整することができ、従つて必要以上の
無駄な燃料費を使わずして常に所望とする適正な
蒸気量が得られ、運転加熱中は貯湯水の循環が周
知の風呂釜と同様に迅速に効率よく行なわれるか
ら蒸気発生の立上り時間が短縮されて使い勝手が
向上し、しかも掃除、保守点検および修理などの
必要が生じた場合には、熱交換器側と蒸気蓄溜室
側とに容易に二分割できるので、その作業を楽に
行なうことができると共に、要部部材の修理、交
換の際には、その部分の部材だけで済まされるな
どの効果がある。
ば、匣体下部に蒸気を発生させる二個の熱交換器
と湯水連絡部を設け、その上部に各熱交換器に連
通状に接合した排気収集部を設けると共に、上部
に蒸気吹出管を突出しかつ下部に二本の出湯パイ
プと湯水戻しパイプを導出した蒸気蓄溜室を配設
し、その二本の出湯パイプを両熱交換器の各上循
環口側に導出パイプを介して夫々連通させ、湯水
戻りパイプも導入パイプを介して湯水連絡部側に
連通させ、該湯水連絡部より両熱交換器の各下循
環口に入湯パイプを介して連通させてあるので、
食品蒸し加工量の多少および食品種類に合せて熱
交換器の運転を二個もしくは一個と使いわけて加
熱能力を調整することができ、従つて必要以上の
無駄な燃料費を使わずして常に所望とする適正な
蒸気量が得られ、運転加熱中は貯湯水の循環が周
知の風呂釜と同様に迅速に効率よく行なわれるか
ら蒸気発生の立上り時間が短縮されて使い勝手が
向上し、しかも掃除、保守点検および修理などの
必要が生じた場合には、熱交換器側と蒸気蓄溜室
側とに容易に二分割できるので、その作業を楽に
行なうことができると共に、要部部材の修理、交
換の際には、その部分の部材だけで済まされるな
どの効果がある。
第1図ないし第3図は本考案による食品蒸し加
工用蒸気発生器の一実施例を示すもので、第1図
は蒸気発生器の正面断面図、第2図は第1図のY
−Y線断面図、第3図は同上の分解した斜視図、
第4図は従来の蒸気発生器を概略的に示す構成図
である。 1……匣体、2,3……外装板、4……天板、
5,5a……熱交換器、7,7a……上循環口、
8,8a……下循環口、9,9a……バーナ群、
10,10a……ガス制御部、11……排気収集
部、13……蒸気蓄溜室、14,14a……出湯
パイプ、15……湯水戻りパイプ、16……導出
パイプ、17……導入パイプ、18……湯水連絡
部、19,19a……入湯パイプ、20……排水
管、21……開閉弁、22……給水タンク、24
……止水栓、25……給水管、26……蒸気吹出
管、27……切換栓。
工用蒸気発生器の一実施例を示すもので、第1図
は蒸気発生器の正面断面図、第2図は第1図のY
−Y線断面図、第3図は同上の分解した斜視図、
第4図は従来の蒸気発生器を概略的に示す構成図
である。 1……匣体、2,3……外装板、4……天板、
5,5a……熱交換器、7,7a……上循環口、
8,8a……下循環口、9,9a……バーナ群、
10,10a……ガス制御部、11……排気収集
部、13……蒸気蓄溜室、14,14a……出湯
パイプ、15……湯水戻りパイプ、16……導出
パイプ、17……導入パイプ、18……湯水連絡
部、19,19a……入湯パイプ、20……排水
管、21……開閉弁、22……給水タンク、24
……止水栓、25……給水管、26……蒸気吹出
管、27……切換栓。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部に蒸し器を載置する天板を設けると共に
内部に水を沸騰させて蒸気を発生させる手段を
備えた蒸気発生器において、前記蒸気発生器の
匣体1の下部位置に、上部に吸熱部を設けると
共に左右の水套のうち一方側に上循環口と下循
環口を突設した二個の熱交換器5,5aを所定
の間隔をとつて対設し、該熱交換器5,5aの
下部にバーナ群9,9aを配設させ、前記熱交
換器5,5aの略中間部に、これより上部に装
備した給水タンク22より導出せる給水管25
および排水管20を接続せる湯水連絡部18を
配設し、かつ前記熱交換器5,5aの上部側
に、その各吸熱部へ連通状に接続して一部に排
気筒12を備えた横長状の排気収集部11を設
け、該排気収集部11の上部に気密状に嵌合し
て下部に二本の出湯パイプ14,14aおよび
湯水戻りパイプ15を導出せる蒸気蓄溜室13
を配設し、前記出湯パイプ14,14aの各下
端を前記熱交換器5,5aのそれぞれ上循環口
に接続すると共に、前記湯水戻りパイプ15の
下端を前記湯水連絡部18に接続し、かつ、前
記湯水連絡部18より前記熱交換器5,5aの
各下循環口に入湯パイプ19,19aを介して
夫々接続し、さらに、前記蒸気蓄溜室13の上
部に少なくとも前記天板4に開口端を臨ませた
蒸気供給管26を突設して成り、前記給水タン
ク22より供給された水を前記熱交換器5,5
aで加熱沸騰させ、これにより生じた蒸気を前
記蒸気蓄溜室13に貯めて前記蒸気供給管26
から噴出させるようにしたことを特徴とする食
品蒸し加工用蒸気発生器。 2 匣体1の前部および後部を取外し可能な外装
板2,3で封塞してなる実用新案登録請求の範
囲第1項記載の食品蒸し加工用蒸気発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19741286U JPH0436751Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19741286U JPH0436751Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103816U JPS63103816U (ja) | 1988-07-06 |
JPH0436751Y2 true JPH0436751Y2 (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=31157125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19741286U Expired JPH0436751Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436751Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP19741286U patent/JPH0436751Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63103816U (ja) | 1988-07-06 |
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