JPH0436746Y2 - - Google Patents

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JPH0436746Y2
JPH0436746Y2 JP11113088U JP11113088U JPH0436746Y2 JP H0436746 Y2 JPH0436746 Y2 JP H0436746Y2 JP 11113088 U JP11113088 U JP 11113088U JP 11113088 U JP11113088 U JP 11113088U JP H0436746 Y2 JPH0436746 Y2 JP H0436746Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、「蒸気全面加熱調理鍋」新発想設計
に係わるもので、特に蒸気熱エネルギー鍋を指向
し、その鍋が内外鍋に分けられて、内鍋が加熱器
と間接接触し、しかも外鍋とも接触せず、内外鍋
間の完全蒸気によつて内鍋を平均的に加熱し、煮
る、蒸す等の調理方法にも係わらず、充分に食物
の熟化過程を進行させてしかも原味を維持でき、
本考案の主要特徴は、呼吸弁、安全弁を有して、
定圧弁と合わし、或は食物の違いによつて圧力制
御弁を適当な圧力を調整し、蒸気の熱エネルギー
によつて平均的に全面加熱でき、安全だけでな
く、調理時間も大幅に短縮でき、しかも食物の原
味を維持でき、有効的にエネルギー節約の経済効
果を達成できる。
「従来の技術」 従来の調理鍋、例えば電気釜、蒸し鍋等の種々
の鍋は、殆ど内鍋を直接外鍋上に接触配置し、加
熱源で直接加熱し、或は食物の煮る蒸し鍋を直接
鍋尻によつて加熱していた。故に加熱する間に、
内鍋にある食物は、まず底層から直接に高温加熱
を受け、上層が同時に受熱していないために、
上、下層食物の加熱温度が著しく不均衡であつ
た。
「考案が解決しようとする課題」 下層が熱源と接触し過ぎると、栄養素が短時間
に破壊され、最も酷いのはドロドロになり、或は
焦げ付いてしなうことがしばしば発生し、逆に上
層の食物が未熟で、或は硬熱の欠点がある。故に
食物本来の味及び栄養を味わうことができず、そ
れだけでなく栄養が破壊され、流失することも
度々あり、本当に惜しいことである。
また、伝統的な方法で調理した食物は、より美
味しい味を維持できるが、より長時間掛かる複雑
な操作及び火元の観察も必要となり、万人が簡単
にできることではない。
「課題を解決するための手段」 本考案者は、上述した従来の電子釜、鍋の持つ
欠点を克服し、それに古い方法による美味しい食
物の優点を発揮するために、原味及び栄養を維持
できると共に、調理時間を節約できる調理用具を
設計した。多く実験及び研究によつて、最後に本
考案による新発想の「蒸気全面加熱調理鍋」を設
計した。本考案の主要構造は、底部に水が入れら
れる凹部を形成し、凹部の最低部に排水弁及び排
水パイプが取付けられる外鍋と、上縁に屈折な凸
縁体を形成される内鍋と、外周が外鍋の上縁に配
置され、内周が内鍋の凸縁体と位置合せされて、
内鍋を空中に支持する環状固定具と、排気弁、定
圧弁、及び呼吸弁、安全弁、調圧制御弁、凝結液
自動回収弁等とを有することを特徴とする。
本考案の主要目的は、内鍋と外鍋との間を完全
に密封係合することによつて、内外鍋間に閉鎖的
加熱空間を形成し、この加熱空間の圧力が安全
弁、呼吸弁、調圧制御弁及び定圧弁によつて調整
できることを特徴としている。
本考案のもう目的は、排気弁が上鍋蓋上に位置
して、内鍋が受熱した後、弁の圧力より多い蒸気
を排気でき、またその内外鍋間にある蒸気が定圧
弁によつて放出されて、内鍋に侵入しないことを
特徴としている。
本考案の目的は、内鍋が空中にあるように加熱
器と直接接触せず、完全に受熱した外鍋内の加熱
蒸気が内鍋全面を加熱して、全体の内鍋が平均的
に受熱することを特徴としている。
本考案の目的は、調圧制御弁、安全弁及び呼吸
弁を含む蒸気弁セツトを形成し、更に蒸気が噴出
する際に、室温と合つた時に蒸気弁セツトの本体
に凝結液を発生し、冷却時に本体内に残留しない
で、自動的に回収できる凝結液自動回収弁を含
み、故に蒸気弁セツトの内にある各弁の機能を影
響しないことを特徴としている。
本考案の目的は、調圧制御弁、安全弁及び定圧
弁の排気圧の大小を制御する区別は、別々に調圧
制御弁の最大限度圧が定圧弁より小さく或は等し
く、定圧弁が安全弁より小さく、排気圧力を適当
に調整できる以外に、安全効果も達成できること
を特徴としている。
本考案の目的は、外鍋の凹部底部に排水弁を形
成し、過剰水或は汚染水を排出できることを特徴
としている。
本考案の目的は、安全弁、呼吸弁及び凝結液自
動回収弁が必要配備で、定圧弁及び調圧制御弁が
オプシヨンであることを特徴とする。
本考案の目的は、安全弁、呼吸弁及び凝結液自
動回収弁は、環状固定具の上に形成された定圧弁
と合わすことにより、蒸気全面加熱調理鍋を達成
することを特徴とする。
本考案の目的は、安全弁、呼吸弁及び凝結液自
動回収弁は、調圧制御弁と合せるだけで、定圧弁
を配置しなくでも、蒸気全面加熱調理鍋を達成で
きることを特徴とする。
本考案の目的は、安全弁、呼吸弁、定圧弁、凝
結液自動回収弁及び調圧制御弁が全部揃えてあれ
ば、本考案の機能を増やし、安全性がより高くな
ることを特徴とする。
「実施例」 本考案の他の目的、特徴及び効果は、実施例及
び図面を参照して、次に詳細に説明する。
第1図を参照すると、本考案の一実施例の鍋の
縦断面図が示され、外鍋1の底部には水貯めの便
利を計ると共に、洗い排水の便利も得られる凹部
2が形成され、凹部2の側に排水弁3及び排水パ
イプ4が取付けられる。凹部2の外側底部或は内
側には、加熱器5及び高温感応自動リレー6等が
取付けられている。外鍋1の外側は飾り外郭7、
飾り外蓋8で覆われる。
内鍋9の上縁10には、組合鍋蓋と係合する屈
折部が形成され、それに内鍋9の外周面にも凸縁
体11を備えている。
環状固定具12は、ガム状の環状密封材を介し
て外鍋1の上縁に配置されて、ネジ13で外鍋に
固定され、内周面に複数の凹溝14が形成され、
内周面に一周して環状V型密封材15が取付けら
れ、上面に定圧弁17が適合する貫通ネジ穴16
を形成している。内鍋9は環状固定具12の内環
凹溝14と合わして、内鍋9の外周面にある凸縁
体11を貫通して、内鍋9の上縁10の底側で環
状密封材と粘合させ、内鍋9を回動させて、凸縁
体11と内環凹部14が食違つて、この時内鍋は
環状固定具12上に止め合う。内鍋9は空中にあ
り、内鍋の鍋底と鍋面は外鍋の鍋底と鍋面と接触
せずに、内外鍋間に一定の空間を形成している。
飾り外蓋8の内側中央に固定される組合鍋蓋1
8は、外縁に環状V型密封材22が取付けられる
上鍋蓋19と、排気穴21が形成される下内鍋蓋
20にと分けられる。上鍋蓋19には飾り外蓋8
の上に貫通する排気呼吸弁23が形成されてい
る。飾り外蓋8を閉める時には、上鍋蓋19及び
下内鍋蓋20が共に内鍋9の上縁10にある屈折
面に固定される。
飾り外蓋8は活動蝶番81で活動関節として開
閉でき、蓋を閉めた後、スナツプ82で固定さ
れ、この時組合鍋蓋8の上鍋蓋19及び下内鍋蓋
20が内鍋9の各リング面と掛け合つている。組
合鍋蓋8の中央には、蓋を閉める時に圧力を受け
るクツシヨン181が取付けられている。蒸気
は、圧力で組合蓋20の排気穴21から排気でき
なくなる時、下内鍋蓋20がクツシヨン181
で、上向きに挙げ、下内鍋蓋20の隅から上鍋蓋
19内に排気し、排気呼吸弁23によつて、大気
に排気している。
飾り外郭7の外側には、連通パイプ25で飾り
外郭7及び外鍋1の鍋面を貫通して、内外鍋の空
間と実質的に連通させる蒸気弁セツト24が形成
されている。
第2図を参照すると、本考案による蒸気弁セツ
トの立体分解図が示されている。本体30が漏れ
止め密封材(図示略)及び上蓋31と配合して、
その間にある空間を密封空間にネジ32で緊密に
結合させ、本体30の内底側には凝結液自動回収
弁34(第3図参照)を設置する丸穴33が形成
される。上蓋31上には各穴に安全弁35、呼吸
弁36及び調圧制御弁37を載置する三個の穴が
形成される。安全弁35は、円柱穴351と、円
柱穴351の外径よりやや大きい凹部を中央に開
口した重力蓋352から組合わされ、内外鍋間で
熱を受けて発生した蒸気圧が定圧弁17及び調圧
制御弁37によつて排気しきれない時、しかもそ
の蒸気圧が重力蓋352の重力より大きい時、蒸
気を排気して安全問題を配慮している。呼吸弁3
6は、底座361と、中央が中空で、中空部に柔
軟材料で作成した軟栓363が丁度入れられる回
転蓋362と、軟栓363の中央に挿入される活
動弁シヤフト364と、軟栓363の中央に開け
られる丸穴365とを備えている。この丸穴は活
動弁シヤフト364の中央円柱部分366より大
きく、それに活動弁シヤフト364の底部367
より小さい。加熱し始める時には蒸気圧が大きく
なく、蒸気が円柱部分366及び丸穴365間の
隙間から排気し、加熱器5が継続的に加熱して、
活動弁シヤフト364の底部367が蒸気で押え
られた時には、活動弁シヤフト364が底部36
7によつて、軟栓363を固く押し、蒸気がここ
から排気できなくなり、閉鎖されて、ほかの弁か
ら排気しなければならない。調圧制御弁37は、
上蓋31上に取付けられ、本体30の内部と連通
する底部371と、先端が円錐体で、側面に排気
穴3721が形成され、内部が貫通し、しかも尾
部にやや内向きの凸部に縮まつたピストン372
と、スプリング373がピストン372の凸部と
の間に挿入される凸部を底部に持つ中空丸密封材
374と、外周に二個の凸部が形成される活動塊
375と、二個の斜め溝が形成されて、ちようど
活動塊375の二個の凸部がその間に活動できる
案内溝座376と、内側に二個の直線形滑り溝3
771を有し、ちようど活動塊375の凸部がそ
の間にある上下運動に適合している固定本体37
7とを備え、この固定本体377の中には、ピス
トン372、スプリング373及び丸密封材37
4を載置し、その上方に活動塊375及び案内溝
座376を置き、しかも固定本体377の底部に
あるネジで底部371にネジ込み、案内溝座37
6の頂部を露出し、目盛パネル379を載置し
て、しかもネジ込んで一体となり、回転盤を回転
して、案内溝座376と一体にネジ込んでいる。
回転盤378が回転すると、案内溝座376を連
動して回転させ、活動塊375及び案内溝座の曲
げ溝が互に押込み、しかも固定本体377の内側
にある滑り溝3771(第2A及び4図を参照)
によつて上昇或は下降を案内して、丸密封材を押
込み或は離れ緩められることによつて、スプリン
グ373の圧縮量を調整でき、ピストン372に
かける圧力の大小を設定できる。第2A図を参照
すると、本考案の調圧制御弁37の固定本体の断
面図が示されている。この図から固定本体377
の内側に滑り溝3771があり、活動塊375の
凸部がその間に上下運動するように適合してい
る。
第3図を参照すると、本考案の凝結液自動回収
弁34の縦断面図が示されている。この図におい
て、外鍋1の鍋面には、中に連通管25が配置さ
れて、ボルト251によつて固定される穴が形成
されている。連通管25は外鍋1を貫通するだけ
でなく、しかも飾り外殻7を貫通し、凝結液自動
回収弁34で連通管25を填め合い、弁の先端に
水平方向の活動式ピストン341がある。水平活
動式ピストン341の頂部には、自由に弁内を水
平に移動でき、その中に弁の水平内径がピストン
と緩めに配置している丸穴が形成される。上方に
は、重さによる下向き活動ボール344で出口を
止める逆止弁にさせる垂直式ボール状ピストン3
42が形成される。蒸気が外鍋1に依つて発生す
る時、連通パイプ25を経由して凝結液自動回収
弁34まで案内して来た蒸気が水平活動式ピスト
ン341を前向きして、出口343に達するまで
押込み、ピストンにある丸穴が止められ、蒸気が
排気できなくなる。その時蒸気は活動ボール34
4を押し開け、蒸気弁セツト本体30に排気し、
その間、高温蒸気が室温である本体30と合つた
時、必ず凝結作用を発生し、故に蒸気は噴出口3
45を経由して上に噴出し、凝結液は本体30に
落ち込む。圧力を放出する時に蒸気と水の発生を
防止でき、加熱を停止する時に、凝結液は、内、
外鍋の空間にある圧力が下降すると共に本体内の
圧力も段々消えるために、活動ボール344が重
力の関係で自然落下し、垂直式ボール状ピストン
342を閉鎖させ、凝結液が相対的に蒸気弁セツ
トの本体圧力も呼吸弁が大気と連通する関係で、
内外鍋の空間にある圧力より大きい時、この圧力
差で水平活動式ピストン341を押開け、ピスト
ンの丸穴によつて凝結液が圧力平衡するまで外鍋
にある凹部に回流することを達成できる。
第4図を参照すると、本考案の蒸気弁セツトの
縦断面図が示されている。この図から、我々は、
更に各蒸気弁の間にある位置及び相互関係を理解
でき、蒸気が発生した時、連通パイプ25を経由
して凝結液自動回収弁34の垂直式ボール状ピス
トン342が冒出する。この時圧力は大きくな
く、蒸気は、呼吸弁36の軟栓363及び活動弁
シヤフト364の間にある隙間から排気する。加
熱が継続すると蒸気が継続的に外部へ排気し、こ
の時呼吸弁36の活動弁シヤフト364が軟栓の
丸穴365を止めて、蒸気が排気できなくなる。
蒸気は必ず固定具の上に形成される定圧弁或は調
圧制御弁37を経由して排気し、圧力は、調圧制
御弁37にあるスプリング373がピストン37
2に与える圧力より大きい時、蒸気はピストン3
72を持上げて排気し、もし圧力は更に大きい時
に、安全弁35から蒸気を排気して、本考案の絶
対安全性を保証する。
第5図を参照すると、本考案の定圧弁が環状固
定具中に固定された時の断面図が示されている。
定圧弁17は、殻体171、スプリング172、
ピストン173及びネジ合せ栓174を含み、ピ
ストン173の先端に丸通し穴175を有し、ス
プリング172によつてピストン173がネジ合
せ栓174を押して、内外鍋の空間を外から密封
的に隔離している。
第6図を参照すると、本考案の定圧弁が過剰の
蒸気圧で開口した時の断面図が示されている。蒸
気圧がスプリング172の弾力より大きければ、
ピストン173を押し戻して開口し、加熱時に発
生した余分な蒸気が丸通し穴175に経由して排
気される。
第7図を参照すると、本考案の排水弁及び排水
パイプの斜視図が示されている。排水弁3は飾り
本体7から突出するシヤフト31と連接してい
る。突出部にボタン32を形成し、排水パイプ4
が排水弁3の片端と連接して、水を案内して排出
し、排水弁3の他端は外鍋1にある凹部2の最低
部と連接する。
第8図を参照すると、本考案の内鍋、外鍋及び
環状固定具の組合表示図が示されている。環状固
定具12は密封材(図示略)及びネジで外鍋の上
縁に固定される。内鍋9は、上縁10に屈折部が
あり、側面上方に、環状固定具12に形成された
凹部14(第9図参照)と係合する凸縁体11を
備え、内鍋上縁の底側に環状V型密封材を貼り合
わしている。この内鍋9は、回動することによつ
て、凸縁体11が環状固定具12の凹部14と互
に離れるように取付けられ、環状固定具12の支
持で、外鍋底及び外鍋面と接触せずに空中にある
ように、内外鍋間に独立の加熱空間を形成し、外
鍋の鍋尻にある凹部に水を入れて加熱すると、内
外鍋間に蒸気による全面平均的熱伝導加熱空間が
形成される。
第9図を参照すると、本考案による環状固定具
の上面図が示されている。この図から、環状固定
具12の内側には、内鍋の凸縁体11と合せる凹
部14及び貫通ネジ穴16がはつきり見られ、そ
のネジ穴16が定圧弁17の取付時に使用され、
実施時に、環状固定具の上に定圧弁を設置しない
場合には、ネジ穴16が形成されない。
本考案の「蒸気全面加熱調理鍋」は、外鍋の鍋
尻にある凹部に水を入れて、調理しようとする食
物を内鍋に入れ、内鍋を、環状固定具にある中穴
に入れ、内鍋の外周面にある凸縁体が環状固定具
に形成される凹部とあわして通させ、内鍋が環状
固定具の上に掛けられて固定し、この時内鍋にあ
る中穴内鍋上縁の底側に環状V型密封材と接触し
て、内鍋を回転できる隙間を維持し、組合鍋蓋を
閉める時、内鍋の上縁は上鍋蓋にある環状V型密
封材と貼着し、独立した被加熱空間を形成し、内
外鍋間にある空間も独立な加熱空間を形成し、内
外鍋間にある空間が連通パイプによつて外鍋外の
蒸気弁セツト本体と連接する。
外鍋尻が熱エネルギーの加熱によつて段々に蒸
気を発生する時、内外鍋間にある空間に熱蒸気及
び室温の空気が充満し、上述した気体が連通パイ
プを経由して蒸気弁セツトの凝結液自動回収弁に
進入し、この時微弱な蒸気が噴出口を押し開ける
ことがまだできず、垂直ボール状ピストン自身の
活動ボールが自身の重力で、ボール状ピストンを
密封状態にさせる。なぜなら水平活動式ピストン
が僅かな蒸気圧ですぐ前向き移動して、出口を止
める。蒸気は、継続して増加して、パワーがボー
ル状ピストンの活動ボールを押し開けられる時
に、ボール状ピストンの噴出口から噴出する。呼
吸弁の活動弁シヤフトに於ける開放圧が最小であ
るために、上述した熱蒸気及び室温空気の混合空
気が、呼吸弁から適当に排気できる。
蒸気が継続して更に増加した時には、呼吸弁の
活動弁シヤフトが蒸気で押えられるため、呼吸弁
を止め、この時内鍋と環状固定具の間にある環状
V型密封材も開口に蒸気圧によつて押えられ、故
に密封材が更に緊密的に内鍋の上縁底部と貼着
し、内外鍋間にある空間の気密性が更によくな
り、よりよい気密性加熱空間となる。
再び加熱すると、発生した蒸気は完全に全体内
外鍋間にある空間に充満し、蒸気熱エネルギーが
全面的に内鍋の鍋尻及び外周面を加熱する。熱伝
導原理によれば、この時、高温蒸気と内鍋内の生
食物の温度差が大きいため、すぐに均等温を得ら
れず、熱障壁が発生する。故に内外鍋間に発生す
る蒸気がすぐに内鍋に伝導せず、加熱元は継続的
に蒸気を発生させ、内鍋に伝導する熱伝導速度が
必ずしも蒸気の発生速度に間に合わず、故に内外
鍋間にある空間の圧力が段々上昇して、環状固定
具に形成される定圧弁或は蒸気弁セツトに形成さ
れる調圧制御弁によつて圧力を調整して、適量な
蒸気を排気する。定圧弁が排気した蒸気は飾り外
蓋及び飾り外蓋が掛合わした後の隙間より大気に
排気するが、飾り本体と飾り外蓋が掛合わした
時、接触面が適当な隙間を残してあり、完全に密
封ではない。
環状固定具上の定圧弁或は調圧制御弁がしばら
く適当な蒸気を放出し、内外鍋間にある蒸気圧が
一定に維持されて、しかも蒸気圧が排気標準に達
成しないうちに、増加した熱エネルギーがもう一
次継続に内鍋を加熱し、内鍋内にある食物温度が
徐々に上げられる。このように繰り返して、内外
鍋間にある蒸気圧がまた段々に上昇して、設定す
る排気標準に達した時再び放圧動作し、繰り返し
て短い放圧動作をするにしても、放圧動作をする
ごとに、内鍋内にある食物の温度は提高できる。
内鍋の温度及び被加熱食物の温度が段々に上昇
して、相当な温度に達した時、内外鍋間と内鍋に
ある熱蒸気との熱伝導障壁が消えて、この時外鍋
が発生する熱エネルギーが直接に内鍋に伝導して
入る、この時内鍋内の食物は最大熱エネルギーで
加熱される。
内鍋内の食物に於ける熟化過程に発生する蒸気
は、下内鍋蓋の空気穴を屈折経由して上鍋蓋の排
気呼吸弁を通して大気に排気される。上鍋蓋と飾
り外蓋が連接した排気呼吸弁は、内鍋が加熱され
た時発生する蒸気が微量圧力にある場合、完全に
残さずに直接排気することを防ぎ、故に内鍋と下
内鍋蓋の間が形成する上蓋余熱加熱層を保留で
き、このために内鍋内食物が加熱されて温度が
段々に上昇して、しかも蒸気を発生し、蒸気が直
接に外蓋に排気しないために内鍋内の蒸気が圧力
を受けてかならず上鍋蓋外縁にある環状V型気圧
漏れ止め密封材のV型開口を押し、その密封材が
上鍋蓋と内鍋上縁と緊密に貼着させ、よりよい密
封及び余熱利用空間を形成する。内鍋内の食物が
加熱された時、しかも充分に内外鍋間にある伝熱
温度に応答した場合に、内鍋内の食物が充分の熱
エネルギーを得られ、多すぎる蒸気が発生される
のを禁止し始めて、排気呼吸弁を押し開けて外へ
蒸気を排気する。またもし下層内鍋蓋内の蒸気量
が多すぎる時、組合鍋蓋にあるクツシヨンが蒸気
により持上げ、その時蒸気は下鍋蓋が上挙げした
後の蓋縁によつて、上鍋蓋に排気し、排気呼吸弁
を経由して大気に排気する。
加熱源の停止時、外蓋排気呼吸弁がしばらくの
間に蒸気を噴出した時も、適当に排気を停止で
き、内鍋と鍋蓋の間に適量な蒸気熱エネルギーを
保有させて、食物を蒸し上げられ、しかも排気呼
吸弁によつて、緩やかに外界の空気を内鍋に回流
させ、このために内鍋内の空圧と外界の空圧が平
衡でき、外蓋を開ける便利を図れられる。
また加熱が停止した時には、呼吸弁が相当な時
間内に密封状態を維持できる(呼吸弁は極めて小
さい圧力と合えばすぐに密封となるため)ため、
内外鍋間に適量な蒸気圧及び熱エネルギーを残し
て、内鍋に継続して蒸上げ過程を進行する。内外
鍋間にある空間圧力が再度下降する時に、呼吸弁
の活動弁シヤフトが蒸気から受ける持上げ力が消
えるため、自身の重力によつて下降し、外界の空
気がまたこの隙間からゆつくりと入る。
凝結液自動回収弁にあるボール状ピストンの活
動ボールは、加熱が停止した後に自身の重力によ
つて下降し、ピストンを閉鎖状態となり、凝結液
が大気圧力の押えることで呼吸弁によつて進入
し、水平方向の活動式ピストンを押開けて、後向
きにさせ凝結液がピストンの先端にある丸穴から
外鍋の凹部に回流でき、蒸気弁セツトの本体に水
分を残さない。
「考案の効果」 本考案の蒸気全面加熱は、内鍋が加熱器を接触
せず、しかも外鍋とも接触しないで、外鍋と適当
な加熱空間を維持して、完全に蒸気加熱反応によ
るステツプバイステツプ全体内鍋に熱伝導し、内
鍋内の食物が同じ温度、同じ圧力のもとで、同時
に全面平均的に加熱され同時熟化過程に、充分的
に熱エネルギーを吸収して、故に食物元来の色、
香、味及び栄養を維持できる。しかも蒸気効果の
充分利用で、調理時間を節約でき、有効的にエネ
ルギー節約の経済効果を達成できる。
本考案が実施例に述べた加熱器、高温感応自動
リレー或はタイマーなど附属設備は、習慣的に取
付けられるもので、ここでは詳しく説明しない。
本考案の安全弁、呼吸弁及び凝結液自動回収弁
は、必要設備であり、加えて定圧弁或は調圧制御
弁と合わすことで、実施例が挙げた具体効果を達
成でき、もしくは定圧弁及び調圧制御弁と共に取
付けてよい、その中に排気圧の大小を制御するの
は、安全弁が定圧弁より大きく、定圧弁が調圧制
御弁を最大値まで調整するより大きい或は等し
い、呼吸弁は最小であり、凝結液自動回収弁の中
にある垂直式ボール状ピストンは蒸気出口で、水
平活動式ピストンは入口である、これらピストン
は共に逆止弁である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例の鍋の縦断面図、
第2図は本考案の蒸気弁セツトの立体分解図、第
2A図は本考案の調圧制御弁の固定本体の断面
図、第3図は本考案の凝結液自動回収弁の縦断面
図、第4図は本考案の蒸気弁セツトの縦断面図、
第5図は本考案の定圧弁が環状固定具中に取り付
けて閉める時の縦断面図、第6図は本考案の定圧
弁が蒸気圧によつて開口させられる時の縦断面
図、第7図は本考案の排水弁及び排水パイプの立
体図、第8図は本考案の外鍋、内鍋及び環状固定
具の組合図、第9図は本考案の環状固定具の正面
図である。 1……外鍋、2……凹部、3……排水弁、4…
…排水パイプ、8……外蓋、9……内鍋、10…
…上縁、11……凸縁体、12……環状固定具、
13……ネジ、14……凹部、15……環状V型
密封材、16……ネジ穴、17……定圧弁、17
3……ピストン、174……ネジ合せ栓、175
……丸通穴、18……組合鍋蓋、19……上鍋
蓋、20……下鍋蓋、22……環状V型密封材、
23……排気弁、24……蒸気弁セツト、25…
…連通パイプ、30……本体、31……上蓋、3
2……ネジ、33……丸穴、34……凝結液自動
回収弁、341……水平活動式ピストン、342
……垂直式ボール状ピストン、343……出口、
344……活動ボール、35……安全弁、351
……丸柱穴、352……重力蓋、36……呼吸
弁、361……底座、362……回転蓋、363
……軟栓、364……活動弁シヤフト、365…
…丸穴、366……円柱部分、367……底部、
37……調圧制御弁、371……底部、372…
…ピストン、373……スプリング、374……
丸密封材、375……活動塊、376……案内
溝、377……固定本体、378……回転盤、3
79……目盛パネル、3721……排気穴、37
71……滑り溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底部に凹部が形成される外鍋と、 この凹部の底側に連結する排水弁及び排水パ
    イプと、 上縁に屈折部を有し、外周面に凸縁体を備え
    た内鍋と、 外鍋の上縁に収容されて、ネジで外鍋上に密
    封材と共にネジ込み、上部にネジ穴及び内側に
    凹溝が形成されて、前記凸縁体とバヨネツト接
    続される環状固定具と、 本体及びネジ合せ栓によつてネジ固め、その
    間にピストン及びスプリングを入れ、ピストン
    先端に丸通し穴を有し、前記環状固定具のネジ
    穴にネジ合せる定圧弁と、 環状固定具に形成される環状V型密封材と、 上鍋蓋及び下鍋蓋に分けられ、この両層の鍋
    蓋がちようど別々に内鍋の上縁に、屈折部に掛
    け合わせ、上鍋蓋の外縁が環状V型密封材に取
    付けられる組合鍋蓋と、 外鍋を貫通して、凝結液自動回収弁と連接す
    る連通パイプと、 外鍋に取付けられる中空箱状の本体と、この
    本体に緊密してネジ合せられる上蓋とを備え、
    これら本体及び上蓋に密封的に取付けられる安
    全弁、呼吸弁、調圧制御弁及び凝結液自動回収
    弁などを含み、本体底の裡側に丸穴を形成し、
    連通パイプと連接して、ちようど凝結液自動回
    収弁を載置できる空間がある丸穴と、下方中央
    部に凹部を開けた重力蓋と、凹部の直径よりや
    や大きい外径を持つ円柱穴とからなる安全弁
    と、底座が上蓋にネジ合せ、穴が上蓋を貫通
    し、底座に回転して締め合わせ、中央が中空で
    ある回転蓋と、ちようど軟栓が入れられ、軟栓
    の中央にちようど活動弁シヤフトを入れられる
    丸穴を開け、この活動弁シヤフトの中央が円柱
    状であり、ヘツド及び底部がやや大きく、しか
    も軟栓中央にある丸穴が活動弁シヤフトの円柱
    部分よりやや大きい呼吸弁とを備えた蒸気弁セ
    ツトとを備え、 以上の組合で、その蒸気弁セツトを外鍋の外
    側に取付け、連通パイプによつて外鍋の鍋面に
    貫通して、内外鍋間にある空間と連接できるよ
    うに形成し、内鍋には、環状固定具にある中穴
    が形成される凹部と合せて、内鍋の凸縁体を通
    させ、内鍋上縁の底側に環状V型密封材を貼着
    し、しかも内鍋を回転して、前記凸縁体を環状
    固定具の凹部と互に離れるように係合させら
    れ、内鍋は、外鍋底及び外鍋面と接触せずに空
    中にあるように、内外鍋間に独立の加熱空間を
    形成して、内鍋が内外鍋間の蒸気による全面平
    均的熱伝導加熱方法を使用するのを特徴とする
    蒸気全面加熱調理鍋。 2 前記調圧制御弁は、底部によつて蒸気弁セツ
    トの上蓋にネジ合せ、内部に傾斜状の穴が上蓋
    を貫通し、 先端が円錐体となり、側面が排気穴を備え、
    内部が貫通し、尾部にやや内向き凸部に縮めて
    なるピストンと、頭部に凸部を備えた中空丸密
    封材と、各凸部によつてピストン及び丸密封材
    の間に固定されるスプリングと、外周に凸部を
    備えた活動塊と、曲げ溝を備え、ちようど活動
    塊の凸部がその間に活動できる案内溝座と、内
    側に直線形滑り溝を有し、活動塊の凸部運動を
    案内するに適当である固定本体と、目盛パネル
    及び固定盤とを備え、この固定本体は底部に締
    め込まれて、その中にピストン、スプリング、
    丸密封材、活動塊、案内溝座を設置し、案内溝
    座の頂部を露出してから、目盛パネル及び回転
    盤をネジ込み、回転盤が回転すると、案内溝座
    を連動して回転させ、活動塊及び案内溝座の曲
    げ溝が互に押込み、固定本体の内側にある2個
    の滑り溝によつて上昇或は下降案内して、丸密
    封材を押込み或は離れ緩められることによつ
    て、スプリングの圧縮量を調整でき、ピストン
    にかかる圧力の大小を設定できることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の鍋。 3 前記凝結液自動回収弁は、他端が内外鍋間に
    ある連通パイプと連接して、先端に水平方向の
    活動式ピストン及び、上方に垂直式ボール状ピ
    ストンが配置され、水平活動式ピストンの頂部
    には、自由に水平内部に移動できる丸穴を備え
    て、それに凝結液自動回収弁の水平内部内径は
    ピストンと配合して、垂直式ボール状ピストン
    が重さによる下向き活動ボールによつて穴を止
    め、蒸気圧が大きい時、連通パイプを経由した
    蒸気が活動式ピストンを出口に達するまで前向
    きに押して、ピストンにある丸穴が止められ
    て、蒸気が排気できなくなり、その時蒸気が活
    動ボールを押して蒸気弁セツト本体に排気し、
    その間に発生する凝結液は、内外鍋間の圧力が
    下降するために、相対的に蒸気弁セツトの本体
    圧力も、呼吸弁が大気と連通する関係で、内外
    鍋間の圧力より大きい時、この圧力差で水平活
    動式ピストンを押開け、ピストンの丸穴によつ
    て凝結液が圧力平衡するまで外鍋の凹部に回流
    することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の鍋。 4 前記凝結液自動回収弁、安全弁及び呼吸弁は
    必要部品で、定圧弁と合せるだけで操作できる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の鍋。 5 前記凝結液自動回収弁、安全弁、呼吸弁及び
    調圧制御弁などの組合で、環状固定具上に定圧
    弁を設定しなくても操作できる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の鍋。 6 前記凝結液自動回収弁、安全弁、呼吸弁及び
    調圧制御弁を用いて、多種の調理方法がある実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の鍋。 7 前記排水弁は、洗う便利を図るために、外鍋
    の凹部底側に設置される実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の鍋。 8 前記蒸気弁セツトは、安全弁、呼吸弁、調圧
    制御弁及び凝結液自動回収弁を本体内に包括す
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の鍋。
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