JPH04367325A - ビード成形法 - Google Patents

ビード成形法

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JPH04367325A
JPH04367325A JP11989391A JP11989391A JPH04367325A JP H04367325 A JPH04367325 A JP H04367325A JP 11989391 A JP11989391 A JP 11989391A JP 11989391 A JP11989391 A JP 11989391A JP H04367325 A JPH04367325 A JP H04367325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
radius
plate
curvature
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP11989391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Fukuyori
福寄 一成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビード成形法およびビ
ードを備えた板に係り、特にビード部の長さが比較的長
いものに好適なビード成形加工法およびビードを備えた
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】短い成形型を用いて局部成形を順次繰返
し所定長さのビードを成形する方法は、図3,図4に示
す通りの成形型を用いる方法が実用されている。図にお
いて、1はワーク、2は上型、3はポンチ、4は下型、
5はばねである。この成形型により加圧成形を数mm以
下のピッチで送って順次繰返し、所定長さのビードを成
形する。
【0003】なお、加工時に成形型を板材との間で相対
的に順次送ってビードを形成するものとしては、例えば
実開昭53−83529号が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この成形法では、ビー
ド張り出し時にビードの両側の平板部分が絞り込まれ、
ワーク1にひずみが発生するという欠点があった。
【0005】本発明の目的とするところは、ビード部成
形に伴うひずみを最小限に抑え見栄えのよい板を製作で
きるビード成形法を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、成形が容易で
見栄えのよいビードを備えた板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、板のビードを
形成する部分の両側の平板部を、該板を構成する材料の
引張り強さ以上の摩擦力が生じる荷重によってその板厚
方向より加圧拘束し、その後、前記拘束状態でその幅方
向断面の先端部の曲率半径より周辺部の曲率半径を大き
くしたビード部を張り出し成形することを特徴としたも
のである。
【0008】また、本発明は、平坦な板に張り出し成形
によって形成されるビードを備えた板において、前記ビ
ードの幅方向断面の先端部の曲率半径より周辺部の曲率
半径を大きくしたことを特徴とするものである。
【0009】また、平坦な板に張り出し成形によって形
成されるビードを備えた板において、前記ビードの幅方
向断面を、先端部および周辺部をそれぞれ円弧状に形成
し、各円弧をそれぞれの曲率半径よりも短いビード高さ
方向の位置で他の部分と接続する形状としたことを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】一般的に、ビードを張り出し成形した板材に発
生するひずみの原因は、ビードを張り出し成形する際に
該ビード部周辺の材料が絞り込まれるためである。この
絞り込みを防止するため、従来の成形では、ビードの周
縁部分の曲率を小さくして板材を極端に屈曲させること
によって該板材の移動を防止するなどの対策を行ってい
るが、このような方法では、前記曲率の小さい部分で板
材が型に比較的大きな力で押し付けられるため、表面に
傷が発生するという問題もあった。
【0011】そこで、本発明においては、まず、ビード
成形部分の周辺を絞り込まれないように拘束して、該ビ
ード部の成形を行なうものである。また、本発明におい
ては、ビードの幅方向先端部の曲率半径よりも周辺部の
曲率半径を大きくして、成形に伴うビード周縁部の変形
を少なくすることにより、該周縁部の傷の発生を抑え見
栄え低下を防止するものである。さらに、ビードの幅方
向断面において形成される円弧をそれぞれの曲率半径よ
りも短いビード高さ方向の位置で他の部分と接続する形
状とすることによってビード形成に伴う変形量を抑え、
成形を容易にするとともに該成形部の品質の維持向上が
図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
よって説明する。同図において、6はプレスのベッド9
に取付けられる上型、7はプレスのベッド10に取付け
られる下型で、ワーク1をその両面から挾み拘束するも
のである。前記上型6には、ビードを張り出し形成する
ための雌型が成形されている。8は前記上型6の雌型部
に対応して成形された雄型に相当するポンチである。該
ポンチ8は前記下型7の中央位置に摺動可能に嵌挿して
配置され、シリンダロッド11によって前記上型6に押
し付けられビード部の成形を行なうものである。
【0013】ところで、前記上型6の雌型およびポンチ
8の雄型のビード幅方向断面形状は、例えば、ワーク1
の材質がSUS301LDLTであって板厚が1.5m
mの場合、先端部すなわち頂部の曲率半径が5mm、下
部すなわち周辺部の曲率半径が10mm、高さが8mm
のビードを成形するように構成されている。
【0014】このようなビード成形装置において、その
成形状況を説明する。まず、ワーク1を上型6と下型7
によって該ワーク1の両側からはさみ、ベッド9,10
により加圧拘束する。このときの加圧力は、上型6とワ
ーク1の表面との摩擦力および下型7とワーク1の裏面
の摩擦力とによって、ビード部の張り出し成形加工に伴
って平板部分がビード部方向へ絞り込まれないように完
全に拘束できる大きさとする。すなわち、ワーク1の引
張り強さ以上の前記摩擦力を発生させ得る加圧力によっ
て拘束する。例えば、ワーク1の材質がSUS301L
DLTの場合、加圧力は9.6kgf/mm2程度とす
ればよい。この場合、成形時のビード周縁部における単
位長さ当りの拘束力は、型とワークとの摩擦係数を0.
15とすると、ほぼ208kgf/mm程度となる。ワ
ーク1の板厚1.5mmとしてその引張り強さと比較す
るため、SUS301LDLTの引張り強さからワーク
1に作用する最大引張り力を求めると、53kgf/m
m2×1.5mm=79.5kgf/mmとなり、前記
拘束力ははるかに大きな値となっている。したがって、
ビード成形に伴ってワーク1のビード成形部周囲が移動
せず、絞り込まれることはない。
【0015】次に、ポンチ8をシリンダロッド11によ
って押し上げて上型6の雌型にワーク1を挾んで押し付
ける。この時、ワーク1は前記上型6および下型7によ
って拘束されていることから、該型によって挾まれてい
る部分の間の部分が前記ポンチ8によって引き延ばされ
ながら上型6の形状に沿うように成形される。前記上型
6のビード周縁部の曲率半径は、該ビード部先端の曲率
半径よりも大きく、かつ、従来の型よりも大きくなって
いる。また、ビード先端部およびビード周縁部に形成さ
れる円弧部分は、それぞれの曲率半径よりも短いビード
高さ方向の位置で他の部分、すなわち、ビード先端部円
弧の場合には周縁部の円弧或いは周縁部側に成形された
平坦部であり、また、ビード周縁部円弧の場合には先端
部円弧或いは先端部側の平坦部および平板部の平坦部に
接続される形状となっている。したがって、ワーク1の
延びに伴う型との摺動が少なく表面への傷の発生を防止
することができる。また、前記上型6および下型7の形
状の場合、屈曲部の曲げ角が従来の型に比べて小さいた
め、ワーク1の前記ビード成形部の変形量が従来の型よ
り少なく、その部分の破断或いは強度的な劣化等の不具
合が生じることがない。このことはビードを備えた板の
成形を容易にし、かつ、品質の維持向上につながるもの
である。このようにしてワーク1には、ビードが張り出
し成形される。
【0016】このようにしてビード部の成形が完了した
時点で、シリンダロッド11を引き下げてポンチ8を引
込め、上型6の加圧力を解除して該上型6を引上げる。 その後、ワーク1をビード幅13の2〜5倍程度送り、
再びビード成形工程を繰返す。このようにして、所定の
ビード長になるように加工する。
【0017】このような成形法によれば、ワーク1は上
型6および下型7によって完全に拘束されるため、ビー
ド部の張出し成形時に該ビード部方向へ平板部が絞り込
まれることがなくなり、該絞り込みに伴って平板部に生
じるひずみをなくすことができる。したがって、見栄え
の良いビードを備えた板を提供することができる。
【0018】また、前述のようにビード部は、該ビード
の長手方向に連続的に張出し加工を行なって成形される
構造となっているため、加工装置を小型なものにするこ
とができる。
【0019】さらに、前記ビード部の幅方向断面形状を
、その先端部の曲率半径より周辺部の曲率半径を大きく
していることから、該周辺部における変形量が少なくビ
ード成形が容易に行なえる。特に、ステンレス鋼等のよ
うに材質が硬い材料において有利である。また、前記上
型6および下型7の形状の場合、屈曲部の曲げ角が従来
の型に比べて小さくビード成形部の変形量が少ないため
、その部分の破断或いは強度的な劣化等の不具合を防止
でき、ビードを備えた板の成形を容易にし、かつ、品質
の維持向上が図れるものである。
【0020】ところで、前記ポンチ8の長さ12を、ビ
ート幅13の5倍以上にするとビード表面に凹凸の少な
い美しい外観が得られると言うことが、実験結果から判
明している。また、プレスは大きな加圧力のものが必要
であるため、ポンチ8の長さ12はビード幅13の20
倍以下とするのが実用的である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
ード部成形に伴うひずみを最小限に抑えることができる
【0022】また、本発明によれば、ビードを備えた板
の該ビード部の成形が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビード成形法の一実施例によるビード
成形状態を示した正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来のビード成形用ニプリング型の正面図であ
る。
【図4】図3の側面図である。
【符号の説明】
1…ワーク、6…上型、7…下型、8…ポンチ、9,1
0…ベッド、11…シリンダロッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.板のビードを形成する部分の両側の平板部を、該板
    を構成する材料の引張り強さ以上の摩擦力が生じる荷重
    によってその板厚方向より加圧拘束し、その後、前記拘
    束状態でその幅方向断面の先端部の曲率半径より周辺部
    の曲率半径を大きくしたビード部を張り出し成形するこ
    とを特徴としたビード成形法。
  2. 2.平坦な板に張り出し成形によって形成されるビード
    を備えた板において、前記ビードの幅方向断面の先端部
    の曲率半径より周辺部の曲率半径を大きくしたことを特
    徴とするビードを備えた板。
  3. 3.平坦な板に張り出し成形によって形成されるビード
    を備えた板において、前記ビードの幅方向断面を、先端
    部および周辺部をそれぞれ円弧状に形成し、各円弧をそ
    れぞれの曲率半径よりも短いビード高さ方向の位置で他
    の部分と接続する形状としたことを特徴とするビードを
    備えた板。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555191A (en) * 1978-06-23 1980-01-16 Caterpillar Tractor Co Method and device for increasing density of fins of heat exchanger
JPS5933035A (ja) * 1982-08-16 1984-02-22 Hitachi Ltd ビ−ド成形法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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