JPH04367321A - 板曲げ機における中だれ防止加工方法 - Google Patents
板曲げ機における中だれ防止加工方法Info
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- JPH04367321A JPH04367321A JP16902291A JP16902291A JPH04367321A JP H04367321 A JPH04367321 A JP H04367321A JP 16902291 A JP16902291 A JP 16902291A JP 16902291 A JP16902291 A JP 16902291A JP H04367321 A JPH04367321 A JP H04367321A
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- bending
- bending machine
- plate bending
- plate
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- 238000005452 bending Methods 0.000 title claims abstract description 96
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 34
- 244000309464 bull Species 0.000 description 5
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレスブレ−キのような
板曲げ機(以下、単に板曲げ機という)において、曲げ
加工反力によって板曲げ機のラム及びテ−ブルが撓む(
中開きともいう)ことにより惹起される被加工材の曲げ
角度に生じる中だれ現象を防止する曲げ加工方法に関す
るものである。
板曲げ機(以下、単に板曲げ機という)において、曲げ
加工反力によって板曲げ機のラム及びテ−ブルが撓む(
中開きともいう)ことにより惹起される被加工材の曲げ
角度に生じる中だれ現象を防止する曲げ加工方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】板曲げ機による板曲げ加工においては、
被加工材たる板材の長手方向中程において曲げ角度が所
定より甘くなるといういわゆる中だれ現象が生じること
が知られている。
被加工材たる板材の長手方向中程において曲げ角度が所
定より甘くなるといういわゆる中だれ現象が生じること
が知られている。
【0003】上記中だれ現象は、板曲げ機のラムとテ−
ブルが曲げ加工の反力によって撓むことが原因で発生す
ることもまた解明されている。
ブルが曲げ加工の反力によって撓むことが原因で発生す
ることもまた解明されている。
【0004】従来、上記のような中だれ現象を防止する
方法としては、種々の対応措置がとられている。この対
応措置は、例えば、曲げ加工の下死点においてラムを機
械的にロックすると共に、テ−ブルの中央部を下方から
油圧シリンダ等の駆動力で微小量押上げることにより、
曲げ加工した板材の曲げの長さ方向中央部分に生じる中
だれを現象を修正解消するといった具合に、総じてテ−
ブル又はラムの中央部を中だれ量に見合う程度、加工時
に高く補正したり、予め高く形成しておくといった内容
である。
方法としては、種々の対応措置がとられている。この対
応措置は、例えば、曲げ加工の下死点においてラムを機
械的にロックすると共に、テ−ブルの中央部を下方から
油圧シリンダ等の駆動力で微小量押上げることにより、
曲げ加工した板材の曲げの長さ方向中央部分に生じる中
だれを現象を修正解消するといった具合に、総じてテ−
ブル又はラムの中央部を中だれ量に見合う程度、加工時
に高く補正したり、予め高く形成しておくといった内容
である。
【0005】しかし、上記の従来とられている対応措置
は、ある範囲での中だれ現象に対しては効果的であるが
、加工条件が種々様々なすべての板曲げ加工において適
正に効果がある訳ではない。曲げるべき板材の硬さや厚
さ、或は、曲げ角度等の諸要因により、テ−ブル中央部
を単に中高に予め形成したり、曲げ加工時に中高に形成
するだけでは不充分だからである。しかも、加工時にテ
−ブルの中央部を中高補正する形式の板曲げ機は、本来
の板曲げ機の構造に、テ−ブル中央部を中高に補正する
ための機構や構造が付加されるため、機械の重量も嵩張
りがちになるという問題がある。
は、ある範囲での中だれ現象に対しては効果的であるが
、加工条件が種々様々なすべての板曲げ加工において適
正に効果がある訳ではない。曲げるべき板材の硬さや厚
さ、或は、曲げ角度等の諸要因により、テ−ブル中央部
を単に中高に予め形成したり、曲げ加工時に中高に形成
するだけでは不充分だからである。しかも、加工時にテ
−ブルの中央部を中高補正する形式の板曲げ機は、本来
の板曲げ機の構造に、テ−ブル中央部を中高に補正する
ための機構や構造が付加されるため、機械の重量も嵩張
りがちになるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、予めラム又はテ−ブルの中央部が
中高に形成された板曲げ機において、曲げ加工の諸条件
に違いがあっても、常に、適正な板曲げ加工、つまり中
だれ現象の生じない板曲げ加工を実現するための方法を
開発することにある。
しようとする課題は、予めラム又はテ−ブルの中央部が
中高に形成された板曲げ機において、曲げ加工の諸条件
に違いがあっても、常に、適正な板曲げ加工、つまり中
だれ現象の生じない板曲げ加工を実現するための方法を
開発することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明方法の構成は、スライド作
動させられるラムとこのラムに対向して配設されたテ−
ブルとを具備した板曲げ機において、前記ラム又はテ−
ブルの少なくとも一方を、相手側に対向する側を中高に
形成しておき、前記ラムとテ−ブルを曲げ加工の下死点
近傍において揺動又は角回転させることを特徴とするも
のである。
を目的としてなされた本発明方法の構成は、スライド作
動させられるラムとこのラムに対向して配設されたテ−
ブルとを具備した板曲げ機において、前記ラム又はテ−
ブルの少なくとも一方を、相手側に対向する側を中高に
形成しておき、前記ラムとテ−ブルを曲げ加工の下死点
近傍において揺動又は角回転させることを特徴とするも
のである。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図に拠り説明する。図
1は本発明方法を適用する板曲げ機の一例の正面図、図
2は図1の曲げ機の右側図、図3〜図6は、それぞれ本
発明方法による曲げ作動状態におけるラムとテ−ブルの
関係を模式的に示した正面図である。
1は本発明方法を適用する板曲げ機の一例の正面図、図
2は図1の曲げ機の右側図、図3〜図6は、それぞれ本
発明方法による曲げ作動状態におけるラムとテ−ブルの
関係を模式的に示した正面図である。
【0009】図1、図2に於て、1は板曲げ機のボディ
、2は該ボディ1の前面側上部に設けたラムで、このラ
ム2はその左右両側がボディ1側に設けられた油圧シリ
ンダ3,4によって支持され、ボディ前面において曲げ
加工のための上下ストロ−ク運動を行う。5は上記ラム
2の下端に取替可能に取付けられた曲げ金型(刃)であ
る。尚、油シリンダ3,4のピストンロッド下端とラム
2との結合は球面座金等を用いた自在継手による連結構
造である。
、2は該ボディ1の前面側上部に設けたラムで、このラ
ム2はその左右両側がボディ1側に設けられた油圧シリ
ンダ3,4によって支持され、ボディ前面において曲げ
加工のための上下ストロ−ク運動を行う。5は上記ラム
2の下端に取替可能に取付けられた曲げ金型(刃)であ
る。尚、油シリンダ3,4のピストンロッド下端とラム
2との結合は球面座金等を用いた自在継手による連結構
造である。
【0010】一方、ボディ1の下部前面側はサイドフレ
−ム6に形成され、このサイドフレ−ム6の前面にテ−
ブル7が配設されている。テ−ブル7の上面には、曲げ
加工用の溝金型8が前記曲げ金型5に対向するように取
付けられている。
−ム6に形成され、このサイドフレ−ム6の前面にテ−
ブル7が配設されている。テ−ブル7の上面には、曲げ
加工用の溝金型8が前記曲げ金型5に対向するように取
付けられている。
【0011】本発明方法は、上記のような基本構造を具
備した板曲げ機において、まず、テ−ブル7の中央部分
上面が中高に形成されたものを用いる。この中高の状態
は図3に示すようにテ−ブル7の上面の中央部分が最も
高いが全体としてはきわめてなだらかな中高形状である
。そして金型8はこの中高形状に沿って取付けられる。
備した板曲げ機において、まず、テ−ブル7の中央部分
上面が中高に形成されたものを用いる。この中高の状態
は図3に示すようにテ−ブル7の上面の中央部分が最も
高いが全体としてはきわめてなだらかな中高形状である
。そして金型8はこの中高形状に沿って取付けられる。
【0012】一方、ラム2の側は、ここでは下端縁がフ
ラットな直線状に形成されたものを用いる。従って、ラ
ム2に取付けられる金型5の刃先は直線状に揃った状態
である。本発明においては、上記テ−ブル7の中高形状
に代え、ラム2の下端縁を中高に形成したものを用いる
こともある。また、テ−ブル7及びラム2の双方を中高
に形成したものを用いることもある。
ラットな直線状に形成されたものを用いる。従って、ラ
ム2に取付けられる金型5の刃先は直線状に揃った状態
である。本発明においては、上記テ−ブル7の中高形状
に代え、ラム2の下端縁を中高に形成したものを用いる
こともある。また、テ−ブル7及びラム2の双方を中高
に形成したものを用いることもある。
【0013】テ−ブル7の中高形状に代えラム2の側を
中高に形成する場合には、その中高の程度は上記テ−ブ
ル7の中高の程度とほぼ同等でよいが、テ−ブル7,ラ
ム2の双方とも中高に形成する場合には、両者の中高の
程度はいずれか一方を中高に形成する場合より小さくな
る。
中高に形成する場合には、その中高の程度は上記テ−ブ
ル7の中高の程度とほぼ同等でよいが、テ−ブル7,ラ
ム2の双方とも中高に形成する場合には、両者の中高の
程度はいずれか一方を中高に形成する場合より小さくな
る。
【0014】図3に示した中高形状に形成したテ−ブル
6とフラットなラム2を具備した板曲げ機によりた本発
明方法による板曲げ加工について、図3〜図6により説
明する。尚、図3〜図6におけるラム2とテ−ブル6は
、図示しないが夫々の金型5,8を具備したものとして
省略的に表現されている。
6とフラットなラム2を具備した板曲げ機によりた本発
明方法による板曲げ加工について、図3〜図6により説
明する。尚、図3〜図6におけるラム2とテ−ブル6は
、図示しないが夫々の金型5,8を具備したものとして
省略的に表現されている。
【0015】まず曲げ加工すべき板材(図示せず)を位
置決めし、ラム2を降下ストロ−ク運動させる。この降
下ストロ−ク運動は、常法により速度切換点(曲げ加工
に入る手前)まで早送りで降下させ、速度切換点以降の
降下は曲げ加工速度での降下となる。
置決めし、ラム2を降下ストロ−ク運動させる。この降
下ストロ−ク運動は、常法により速度切換点(曲げ加工
に入る手前)まで早送りで降下させ、速度切換点以降の
降下は曲げ加工速度での降下となる。
【0016】ラム2が曲げ加工速度により降下するとき
、テ−ブル7の中央部が中高になっているため、当該ラ
ム2はその中央部2c並びにその近傍が左,右側2L,
2Rより先にこの曲げ加工における曲げの下死点BDC
に到達することとなる。しかし、このラム2の左,右側
2L,2Rはテ−ブル7の中高形状ゆえにこの曲げ加工
においては曲げの下死点には達しない。実際の曲げ加工
では、ラム2の中央部2cとその近傍は、この部分にお
ける曲げの下死点BDC乃至はその直前まで降下させる
。ここで、ラム2の左,右側2L,2Rがこの曲げ加工
におけるこの部位2L,2Rのそれぞれの曲げの下死点
BDL,BDRに到達するまでには、説明の便宜上Aの
距離があるものとする。なお、上記の曲げの下死点は、
曲げ角度や板厚等により、それぞれ曲げ加工ごとに異な
るものである。
、テ−ブル7の中央部が中高になっているため、当該ラ
ム2はその中央部2c並びにその近傍が左,右側2L,
2Rより先にこの曲げ加工における曲げの下死点BDC
に到達することとなる。しかし、このラム2の左,右側
2L,2Rはテ−ブル7の中高形状ゆえにこの曲げ加工
においては曲げの下死点には達しない。実際の曲げ加工
では、ラム2の中央部2cとその近傍は、この部分にお
ける曲げの下死点BDC乃至はその直前まで降下させる
。ここで、ラム2の左,右側2L,2Rがこの曲げ加工
におけるこの部位2L,2Rのそれぞれの曲げの下死点
BDL,BDRに到達するまでには、説明の便宜上Aの
距離があるものとする。なお、上記の曲げの下死点は、
曲げ角度や板厚等により、それぞれ曲げ加工ごとに異な
るものである。
【0017】而して、左,右のシリンダ3,4は、ラム
中央部2cがその曲げの下死点BDCに達していても、
なお前記Aの降下ストロ−クをしないとラム2の全長に
おいて板材の曲げは完了しない。しかし、この状態でラ
ム2を左,右均等に前記Aの距離を降下させると、テ−
ブル7の中高形状ゆえに、前記ラム中央部2cにおける
曲げの下死点BDC近傍の板材は過剰曲げとなる。
中央部2cがその曲げの下死点BDCに達していても、
なお前記Aの降下ストロ−クをしないとラム2の全長に
おいて板材の曲げは完了しない。しかし、この状態でラ
ム2を左,右均等に前記Aの距離を降下させると、テ−
ブル7の中高形状ゆえに、前記ラム中央部2cにおける
曲げの下死点BDC近傍の板材は過剰曲げとなる。
【0018】そこで、本発明では、ラム2の左,右側2
R,2Lのストロ−ク動作を、正面からみて揺動乃至は
角回転させるスイング動作をさせるのである。
R,2Lのストロ−ク動作を、正面からみて揺動乃至は
角回転させるスイング動作をさせるのである。
【0019】例えば、ラム2の左側2Lを、その側2L
における曲げの下死点BDLに達するようにシリンダ3
の降下ストロ−クを制御する。このとき、ラム2の中央
部2cが先に到達た下死点直前の位置から、この部の曲
げの下死点BDCまで降下するように、シリンダ4は固
定しラム2の右側2Rの位置を固定することが望ましい
。但し、材料や曲げ角度によってはシリンダ4を少し上
昇側へストロ−クさせることもある。この状態が図5に
示した状態である。
における曲げの下死点BDLに達するようにシリンダ3
の降下ストロ−クを制御する。このとき、ラム2の中央
部2cが先に到達た下死点直前の位置から、この部の曲
げの下死点BDCまで降下するように、シリンダ4は固
定しラム2の右側2Rの位置を固定することが望ましい
。但し、材料や曲げ角度によってはシリンダ4を少し上
昇側へストロ−クさせることもある。この状態が図5に
示した状態である。
【0020】次に、図5に示した状態から、ラム2の右
側2Rをこの曲げにおける下死点BDRに降下ストロ−
クさせるが、図5の状態のままでシリンダ4のみを降下
側にストロ−クさせると、ラム2の中央部2cと左側2
Lが既に到達したそれぞれの曲げの下死点BDC,BD
Lより下方に降下してしまう。
側2Rをこの曲げにおける下死点BDRに降下ストロ−
クさせるが、図5の状態のままでシリンダ4のみを降下
側にストロ−クさせると、ラム2の中央部2cと左側2
Lが既に到達したそれぞれの曲げの下死点BDC,BD
Lより下方に降下してしまう。
【0021】そこで、ラム2の右側2Rをその側の曲げ
の下死点BDRに降下ストロ−クさせるときには、同時
にラム2の左側2Lは上昇側に少しストロ−クさせて上
記の事態を回避するのである。この状態を示したのが図
6である。この状態からシリンダ3,4を上昇させて本
発明方法の一例による板曲げが完了する。
の下死点BDRに降下ストロ−クさせるときには、同時
にラム2の左側2Lは上昇側に少しストロ−クさせて上
記の事態を回避するのである。この状態を示したのが図
6である。この状態からシリンダ3,4を上昇させて本
発明方法の一例による板曲げが完了する。
【0022】実際に、上記方法によって、厚さ1,2t
のSPHC材の板を、曲げ長さ1830mm、曲げ幅1
00mmとし、ダイのV溝幅10mm、V角度85°の
金型を使用して曲げ加工を行ったところ、従来の曲げ方
法に比べて飛躍的に中だれ現象が生じない板曲げ加工を
実現することができた。
のSPHC材の板を、曲げ長さ1830mm、曲げ幅1
00mmとし、ダイのV溝幅10mm、V角度85°の
金型を使用して曲げ加工を行ったところ、従来の曲げ方
法に比べて飛躍的に中だれ現象が生じない板曲げ加工を
実現することができた。
【0023】以上の実施例においては、板曲げ機のラム
2は、左,右2本の油圧シリンダ3,4によって駆動す
る構造のものについて説明したが、本発明方法は、ラム
の駆動シリンダが3本又はそれ以上のものについても適
用することは勿論可能である。
2は、左,右2本の油圧シリンダ3,4によって駆動す
る構造のものについて説明したが、本発明方法は、ラム
の駆動シリンダが3本又はそれ以上のものについても適
用することは勿論可能である。
【0024】また、本発明は曲げ加工において、ラム2
の降下ストロ−ク作動と並行してテ−ブル7側を上昇ス
トロ−クさせる型式、或は、テ−ブル側だけを上昇スト
ロ−クさせる型式の曲げ機にも適用することができる。
の降下ストロ−ク作動と並行してテ−ブル7側を上昇ス
トロ−クさせる型式、或は、テ−ブル側だけを上昇スト
ロ−クさせる型式の曲げ機にも適用することができる。
【0025】更に、上記実施例では、テ−ブル7を中高
に形成し、ラム2の側はフラットに形成した板曲げ機に
ついて説明したものであるが、本発明が適用できる板曲
げ機は、テ−ブル7の中高に代えラム2側を中高に形成
したもの、或は、これら両者2,7を中高に形成したも
のであってもよい。
に形成し、ラム2の側はフラットに形成した板曲げ機に
ついて説明したものであるが、本発明が適用できる板曲
げ機は、テ−ブル7の中高に代えラム2側を中高に形成
したもの、或は、これら両者2,7を中高に形成したも
のであってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、従来板曲
げ機による曲げ加工においては曲げの長さ方向の中程に
いわゆる中だれ現象が生じるため、ラム又はテ−ブル側
を中高に形成して前記中だれ現象の発生防止を図ってい
たが、板材によって曲げ幅や曲げ角度が区々であるため
、曲げ加工によっては、曲げ長さ方向の中程が強く曲が
り過ぎたり、或は、曲げ長さ方向の両端側の曲げが浅く
なるなど、未だ不充分な面があったものを、本発明では
例えばラム側の曲げストロ−ク動作を、いわばスイング
動作させることにより、テ−ブル側を中高に形成した場
合の中程の曲がり過ぎや、両端側の曲げ不足といった不
都合を現象を、板材の曲げ条件に拘らず、生じないよう
にすることができるので、板曲げ機による板材の曲げ加
工方法としてきわめて有用である。
げ機による曲げ加工においては曲げの長さ方向の中程に
いわゆる中だれ現象が生じるため、ラム又はテ−ブル側
を中高に形成して前記中だれ現象の発生防止を図ってい
たが、板材によって曲げ幅や曲げ角度が区々であるため
、曲げ加工によっては、曲げ長さ方向の中程が強く曲が
り過ぎたり、或は、曲げ長さ方向の両端側の曲げが浅く
なるなど、未だ不充分な面があったものを、本発明では
例えばラム側の曲げストロ−ク動作を、いわばスイング
動作させることにより、テ−ブル側を中高に形成した場
合の中程の曲がり過ぎや、両端側の曲げ不足といった不
都合を現象を、板材の曲げ条件に拘らず、生じないよう
にすることができるので、板曲げ機による板材の曲げ加
工方法としてきわめて有用である。
【0027】また、従来の板曲げ機では、加工前乃至は
加工時にラムやテ−ブルを中高に形成するため、そのた
めの機構や駆動源を付加した構造を不可欠としていたが
、本発明方法を採用すれば、テ−ブル又はラムを予め必
要な程度の中高に形成しておくだけで足りるので、従来
の中高形成機構やそのための駆動源が不要となり、この
結果、曲げ機の構造が複雑化し重量等が増大するのを回
避することができる。
加工時にラムやテ−ブルを中高に形成するため、そのた
めの機構や駆動源を付加した構造を不可欠としていたが
、本発明方法を採用すれば、テ−ブル又はラムを予め必
要な程度の中高に形成しておくだけで足りるので、従来
の中高形成機構やそのための駆動源が不要となり、この
結果、曲げ機の構造が複雑化し重量等が増大するのを回
避することができる。
【図1】本発明方法を適用する板曲げ機の一例の正面図
。
。
【図2】図1の板曲げ機の側面図。
【図3】本発明方法による曲げ加工状態における第一段
階を模式的に示した正面図。
階を模式的に示した正面図。
【図4】図3と同じく第二段階の正面図。
【図5】図3と同じく第三段階の正面図。
【図6】図3と同じく第四段階の正面図
1 ボディ
2 ラム
3,4 油圧シリンダ
5 曲げ金型
6 サイドフレ−ム
7 テ−ブル
8 溝金型
Claims (3)
- 【請求項1】 スライド作動させられるラムとこのラ
ムに対向して配設されたテ−ブルとを具備した板曲げ機
において、前記ラム又はテ−ブルの少なくとも一方を、
相手側に対向する側を中高に形成しておき、前記ラムと
テ−ブルを曲げ加工の下死点近傍において揺動又は角回
転させることを特徴とする板曲げ機における中だれ防止
加工方法。 - 【請求項2】 中高に形成するのはラム又はテ−ブル
のいずれか一方、又は、双方である請求項1の板曲げ機
における中だれ防止加工方法。 - 【請求項3】 下死点近傍で揺動又は角回転させるの
はラム又はテ−ブルのいずれか一方、又は、双方である
請求項2の板曲げ機における中だれ防止加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169022A JPH0824962B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 板曲げ機における中だれ防止加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169022A JPH0824962B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 板曲げ機における中だれ防止加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367321A true JPH04367321A (ja) | 1992-12-18 |
JPH0824962B2 JPH0824962B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15878877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3169022A Expired - Lifetime JPH0824962B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 板曲げ機における中だれ防止加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824962B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009195987A (ja) * | 2009-05-08 | 2009-09-03 | Seiko Epson Corp | 円筒軸の製造方法 |
WO2023017807A1 (ja) * | 2021-08-10 | 2023-02-16 | 株式会社アマダ | 曲げ加工機、及び曲げ加工方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174219A (ja) * | 1983-03-19 | 1984-10-02 | Daiman Tekkosho:Kk | 三次元プレス成形加工機 |
JPS60102226A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | 曲げ装置 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP3169022A patent/JPH0824962B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174219A (ja) * | 1983-03-19 | 1984-10-02 | Daiman Tekkosho:Kk | 三次元プレス成形加工機 |
JPS60102226A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | 曲げ装置 |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2009195987A (ja) * | 2009-05-08 | 2009-09-03 | Seiko Epson Corp | 円筒軸の製造方法 |
WO2023017807A1 (ja) * | 2021-08-10 | 2023-02-16 | 株式会社アマダ | 曲げ加工機、及び曲げ加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0824962B2 (ja) | 1996-03-13 |
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