JPH04365791A - クレーン用吊ビーム装置 - Google Patents
クレーン用吊ビーム装置Info
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- JPH04365791A JPH04365791A JP16739791A JP16739791A JPH04365791A JP H04365791 A JPH04365791 A JP H04365791A JP 16739791 A JP16739791 A JP 16739791A JP 16739791 A JP16739791 A JP 16739791A JP H04365791 A JPH04365791 A JP H04365791A
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims abstract description 41
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims 1
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 28
- 239000000463 material Substances 0.000 description 17
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タワークレーン等のク
レーンに用いられ、そのフックブロックに吊り下げられ
て吊荷を吊持するクレーン用吊ビーム装置に関する。
レーンに用いられ、そのフックブロックに吊り下げられ
て吊荷を吊持するクレーン用吊ビーム装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高層ビルディング等の建造物を構築する
にあたって、近年ではＰＣ（プレキャストコンクリート
）製カーテンウォール等のＰＣ製品が多用されている。 これらのＰＣ製品はかなりの重量物となるが、タワーク
レーン等のクレーンによって吊り上げられて所定の位置
に移動されて順次建て込まれるようになっており、この
ようにＰＣ製品を多用して建造物を構築していくことに
より、工期の短縮化および大幅な省力化が図られている
。
にあたって、近年ではＰＣ（プレキャストコンクリート
）製カーテンウォール等のＰＣ製品が多用されている。 これらのＰＣ製品はかなりの重量物となるが、タワーク
レーン等のクレーンによって吊り上げられて所定の位置
に移動されて順次建て込まれるようになっており、この
ようにＰＣ製品を多用して建造物を構築していくことに
より、工期の短縮化および大幅な省力化が図られている
。
【０００３】ところで、前記ＰＣ製品を実際に建て込む
段階では、吊り上げたＰＣ製品の位置を微調整しつつ建
て込む必要がある。このため、クレーンのフックブロッ
クと吊荷としてのＰＣ製品との間に吊ビーム装置を設け
、この吊ビーム装置でＰＣ製品の建て込み位置を微調整
するようになっている。例えば、実開昭５９−１００７
８５号公報（Ｉｎｔ．Ｃｌ．Ｂ６６Ｃ １３／０８ ）
に開示された吊ビーム装置は、水平配置した吊ビームに
３本のチェーンブロックを介して吊荷を懸垂させ、これ
らチェーンブロックを操作することにより吊荷位置を微
調整できる構成となっている。
段階では、吊り上げたＰＣ製品の位置を微調整しつつ建
て込む必要がある。このため、クレーンのフックブロッ
クと吊荷としてのＰＣ製品との間に吊ビーム装置を設け
、この吊ビーム装置でＰＣ製品の建て込み位置を微調整
するようになっている。例えば、実開昭５９−１００７
８５号公報（Ｉｎｔ．Ｃｌ．Ｂ６６Ｃ １３／０８ ）
に開示された吊ビーム装置は、水平配置した吊ビームに
３本のチェーンブロックを介して吊荷を懸垂させ、これ
らチェーンブロックを操作することにより吊荷位置を微
調整できる構成となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の吊ビーム装置は、３本のチェーンブロックを並列
に用いた構造となっているため、吊荷の位置を単に上下
方向に調整しようとする場合にも３本のチェーンブロッ
クをそれぞれ単独に同量づつ操作する必要がある等、吊
荷の位置を微調整するにあたって著しく手間がかかって
しまう。一方、クレーンのブームの運転操作で位置調整
することも考えられるがこの場合には、クレーンが大型
であるため、細かい調整が著しく困難になってしまい、
ＰＣ製品の建て込みに著しく長い時間を費やしてしまう
。また、吊荷の前後方向への移動調整に際しては、前記
ブーム操作に頼らざるを得ないという課題があった。
従来の吊ビーム装置は、３本のチェーンブロックを並列
に用いた構造となっているため、吊荷の位置を単に上下
方向に調整しようとする場合にも３本のチェーンブロッ
クをそれぞれ単独に同量づつ操作する必要がある等、吊
荷の位置を微調整するにあたって著しく手間がかかって
しまう。一方、クレーンのブームの運転操作で位置調整
することも考えられるがこの場合には、クレーンが大型
であるため、細かい調整が著しく困難になってしまい、
ＰＣ製品の建て込みに著しく長い時間を費やしてしまう
。また、吊荷の前後方向への移動調整に際しては、前記
ブーム操作に頼らざるを得ないという課題があった。
【０００５】本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、吊荷の微調整を簡単かつ迅
速に、そして的確に行い得るクレーン用吊ビーム装置を
提供することにある。
たものであり、その目的は、吊荷の微調整を簡単かつ迅
速に、そして的確に行い得るクレーン用吊ビーム装置を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項１に係るクレーン用吊ビーム装置は
、クレーンのフックブロックに吊り下げられて水平に指
向される吊ビームと、該吊ビームと該フックブロックと
の間に介設されて該吊ビームを水平に旋回させる回転機
構と、吊荷を吊持するワイヤーが巻回されて該吊ビーム
に取り付けられたウインチと、先端に該ワイヤーが周回
されるシーブが設けられて該ワイヤーに吊持した吊荷を
水平に移動させるべく該吊ビームの一端部にその長手方
向に向けて伸縮可能に取り付けられたスライドアームと
、を備えて構成される。
めに本発明の請求項１に係るクレーン用吊ビーム装置は
、クレーンのフックブロックに吊り下げられて水平に指
向される吊ビームと、該吊ビームと該フックブロックと
の間に介設されて該吊ビームを水平に旋回させる回転機
構と、吊荷を吊持するワイヤーが巻回されて該吊ビーム
に取り付けられたウインチと、先端に該ワイヤーが周回
されるシーブが設けられて該ワイヤーに吊持した吊荷を
水平に移動させるべく該吊ビームの一端部にその長手方
向に向けて伸縮可能に取り付けられたスライドアームと
、を備えて構成される。
【０００７】また、かかる目的を達成するために本発明
の請求項２に係るクレーン用吊ビーム装置は、クレーン
のフックブロックに吊り下げられて水平に指向される吊
ビームと、該吊ビームと該フックブロックとの間に介設
されて該吊ビームを水平に旋回させる回転機構と、吊荷
を吊持するワイヤーが巻回されて該吊ビームに取り付け
られたウインチと、先端に該ワイヤーを周回させるシー
ブが設けられて該ワイヤーに吊持した吊荷を水平に移動
させるべく該吊ビームの一端部にその長手方向に向けて
伸縮可能に取り付けられたスライドアームと、該吊ビー
ムを水平に保つべく該吊りビームにその長手方向に沿っ
て移動可能に取り付けられたバランスウエイトと、を備
えて構成される。
の請求項２に係るクレーン用吊ビーム装置は、クレーン
のフックブロックに吊り下げられて水平に指向される吊
ビームと、該吊ビームと該フックブロックとの間に介設
されて該吊ビームを水平に旋回させる回転機構と、吊荷
を吊持するワイヤーが巻回されて該吊ビームに取り付け
られたウインチと、先端に該ワイヤーを周回させるシー
ブが設けられて該ワイヤーに吊持した吊荷を水平に移動
させるべく該吊ビームの一端部にその長手方向に向けて
伸縮可能に取り付けられたスライドアームと、該吊ビー
ムを水平に保つべく該吊りビームにその長手方向に沿っ
て移動可能に取り付けられたバランスウエイトと、を備
えて構成される。
【０００８】更にまた、前記請求項２に係るクレーン用
吊ビーム装置において、前記バランスウエイトは、前記
吊ビームの傾斜量を計測する傾斜計の計測値に基づいて
自動的に移動させることが望ましい。
吊ビーム装置において、前記バランスウエイトは、前記
吊ビームの傾斜量を計測する傾斜計の計測値に基づいて
自動的に移動させることが望ましい。
【０００９】
【作用】本発明に係る請求項１のクレーン用吊ビーム装
置の構成にあっては、まず、吊荷の地上での取り込みは
ウインチによって行い、その後、クレーンによって略所
定の位置まで揚重する。そして、回転機構を介して吊ビ
ームの方向を決めた後、スライドアームの伸縮量を調整
して吊荷の水平方向の位置を、またウインチによって上
下方向の位置をそれぞれ微調整する。このため、吊荷の
最終的な微調整はクレーンのブームを用いる必要が無く
なり、正確な位置調整を簡単かつ迅速に行うことができ
る。
置の構成にあっては、まず、吊荷の地上での取り込みは
ウインチによって行い、その後、クレーンによって略所
定の位置まで揚重する。そして、回転機構を介して吊ビ
ームの方向を決めた後、スライドアームの伸縮量を調整
して吊荷の水平方向の位置を、またウインチによって上
下方向の位置をそれぞれ微調整する。このため、吊荷の
最終的な微調整はクレーンのブームを用いる必要が無く
なり、正確な位置調整を簡単かつ迅速に行うことができ
る。
【００１０】また、本発明に係る請求項２のクレーン用
吊ビーム装置の構成にあっては、前記第１の構成に加え
て吊ビームにバランスウエイトを移動可能に取り付け、
吊荷移動に伴ってこのバランスウエイトを移動する構成
としたので、吊荷の移動位置に応じてバランスウエイト
を移動することにより、吊ビーム装置の重心位置を一定
位置に保持して吊りビームの水平状態を維持することが
できる。
吊ビーム装置の構成にあっては、前記第１の構成に加え
て吊ビームにバランスウエイトを移動可能に取り付け、
吊荷移動に伴ってこのバランスウエイトを移動する構成
としたので、吊荷の移動位置に応じてバランスウエイト
を移動することにより、吊ビーム装置の重心位置を一定
位置に保持して吊りビームの水平状態を維持することが
できる。
【００１１】更にまた、前記請求項２のクレーン用吊ビ
ーム装置の構成において、バランスウエイトを、吊ビー
ムの傾斜量を計測する傾斜計の計測値に基づいて自動的
に移動させることにより、本装置の重心位置を常時一定
位置に設定して、本装置の姿勢制御を自動的に行わせる
ことができる。
ーム装置の構成において、バランスウエイトを、吊ビー
ムの傾斜量を計測する傾斜計の計測値に基づいて自動的
に移動させることにより、本装置の重心位置を常時一定
位置に設定して、本装置の姿勢制御を自動的に行わせる
ことができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図１から図３は本発明に係るクレーン用吊ビ
ーム装置１０の一実施例を示し、図１は本装置１０の全
体構成図、図２は図１の要部右側面図、図３は図１の要
部左側面図である。尚、本実施例では、クレーンとして
タワークレーンを用い、かつ、吊荷としてＰＣカーテン
ウォール材１２を用いた場合に例をとって述べる。
説明する。図１から図３は本発明に係るクレーン用吊ビ
ーム装置１０の一実施例を示し、図１は本装置１０の全
体構成図、図２は図１の要部右側面図、図３は図１の要
部左側面図である。尚、本実施例では、クレーンとして
タワークレーンを用い、かつ、吊荷としてＰＣカーテン
ウォール材１２を用いた場合に例をとって述べる。
【００１３】前記吊ビーム装置１０は、水平方向に配置
される吊ビーム１４を備え、この吊ビーム１４は旋回機
構１６を介して、タワークレーンのフックブロック１８
に吊り下げられる。
される吊ビーム１４を備え、この吊ビーム１４は旋回機
構１６を介して、タワークレーンのフックブロック１８
に吊り下げられる。
【００１４】前記旋回機構１６は、前記フックブロック
１８に掛止する筒部２０に座２２を固設し、この座２２
に取り付けたモータ２４と、このモータ２４の回転軸に
固設した小径ピニオン２６と、前記座２２に相対回転可
能に取り付けた回転筒２８に固設した大径ピニオン３０
とにより構成され、大径ピニオン３０と小径ピニオン２
６とが互いに噛合している。一方、前記回転筒２８の下
端部には、フランジ部３２を介して前記吊ビーム１４が
直角に固設されている。
１８に掛止する筒部２０に座２２を固設し、この座２２
に取り付けたモータ２４と、このモータ２４の回転軸に
固設した小径ピニオン２６と、前記座２２に相対回転可
能に取り付けた回転筒２８に固設した大径ピニオン３０
とにより構成され、大径ピニオン３０と小径ピニオン２
６とが互いに噛合している。一方、前記回転筒２８の下
端部には、フランジ部３２を介して前記吊ビーム１４が
直角に固設されている。
【００１５】前記吊ビーム１４は図２，図３に示すよう
に、中空の長尺な直方体状をなし、この吊ビーム１４両
外側には側方部が開放された断面コ字状のガイドレール
１５がその全長に亘って設けられている。
に、中空の長尺な直方体状をなし、この吊ビーム１４両
外側には側方部が開放された断面コ字状のガイドレール
１５がその全長に亘って設けられている。
【００１６】ここで、本実施例では前記吊ビーム１４の
一端部（図１中左端部）内に、伸縮可能にスライドアー
ム３４が嵌合して取り付けられる。このスライドアーム
３４は中空状に形成され、このスライドアーム３４と吊
ビーム１４との内側に、スライドアーム３４を伸縮させ
るための油圧シリンダ３６が収納される。この油圧シリ
ンダ３６のシリンダ本体３６ａは吊ビーム１４側に固定
されると共に、ピストンロッド３６ｂ先端側がスライド
アーム３４の先端に設けた固定部材３８に取り付けられ
る。
一端部（図１中左端部）内に、伸縮可能にスライドアー
ム３４が嵌合して取り付けられる。このスライドアーム
３４は中空状に形成され、このスライドアーム３４と吊
ビーム１４との内側に、スライドアーム３４を伸縮させ
るための油圧シリンダ３６が収納される。この油圧シリ
ンダ３６のシリンダ本体３６ａは吊ビーム１４側に固定
されると共に、ピストンロッド３６ｂ先端側がスライド
アーム３４の先端に設けた固定部材３８に取り付けられ
る。
【００１７】また、前記吊ビーム１４の上側にはウイン
チ４０が取り付けられ、このウインチ４０にはＰＣカー
テンウォール材１２を吊持するためのワイヤー４２が巻
回されている。前記ウインチ４０は図２に示したように
、吊ビーム１４の幅方向両側に配置した一対のドラム４
０ａ，４０ａと、これらドラム４０ａ，４０ａ間に配置
して、このドラム４０ａ，４０ａを正転又は逆転するモ
ータ４０ｂとを備えている。
チ４０が取り付けられ、このウインチ４０にはＰＣカー
テンウォール材１２を吊持するためのワイヤー４２が巻
回されている。前記ウインチ４０は図２に示したように
、吊ビーム１４の幅方向両側に配置した一対のドラム４
０ａ，４０ａと、これらドラム４０ａ，４０ａ間に配置
して、このドラム４０ａ，４０ａを正転又は逆転するモ
ータ４０ｂとを備えている。
【００１８】一方、前記スライドアーム３４の先端部に
は、図１，図２に示したようにシーブ４４が回転自在に
取り付けられ、このシーブ４４に前記ワイヤー４２が周
回される。尚、このワイヤー４２をシーブ４４に周回し
て下方に垂下した端部には、ＰＣカーテンウォール材１
２を掛止するためのフック４６が取り付けられている。
は、図１，図２に示したようにシーブ４４が回転自在に
取り付けられ、このシーブ４４に前記ワイヤー４２が周
回される。尚、このワイヤー４２をシーブ４４に周回し
て下方に垂下した端部には、ＰＣカーテンウォール材１
２を掛止するためのフック４６が取り付けられている。
【００１９】更に、前記吊ビーム１４にはバランスウエ
イト４８がその長手方向に沿って移動可能に取り付けら
れる。このバランスウエイト４８は図３にも示したよう
に、前記ガイドレール１５に嵌合した状態で転動するロ
ーラ４８ａを備え、このローラ４８ａの１つをモータ４
８ｂで回転駆動することにより、吊ビーム１４に沿って
移動する。尚、前記バランスウエイト４８は、前記回転
筒２８下端部のフランジ部３２に取り付けた傾斜計５０
の検出値に応じて制御器（図示せず）により自動的に移
動され、ＰＣカーテンウォール１２の水平移動位置との
バランスを取るようになっている。
イト４８がその長手方向に沿って移動可能に取り付けら
れる。このバランスウエイト４８は図３にも示したよう
に、前記ガイドレール１５に嵌合した状態で転動するロ
ーラ４８ａを備え、このローラ４８ａの１つをモータ４
８ｂで回転駆動することにより、吊ビーム１４に沿って
移動する。尚、前記バランスウエイト４８は、前記回転
筒２８下端部のフランジ部３２に取り付けた傾斜計５０
の検出値に応じて制御器（図示せず）により自動的に移
動され、ＰＣカーテンウォール１２の水平移動位置との
バランスを取るようになっている。
【００２０】また、前記回転筒２８の上端部と前記吊ビ
ーム１４の他端部（図中右端部）との間には、これら両
者間を繋ぐロッド５２が設けられている。
ーム１４の他端部（図中右端部）との間には、これら両
者間を繋ぐロッド５２が設けられている。
【００２１】以上の構成により本実施例の吊ビーム装置
１０を用いて、ＰＣカーテンウォール材１２を建造物の
壁面として建て込むには、まず、タワークレーンのフッ
クブロック１８を下降した状態にしておくと共に、ウイ
ンチ４０のワイヤー４２を必要最小限に繰り出してフッ
ク４６を、少くともＰＣカーテンウォール材１２の高さ
位置近辺に合わせて下げておく。そして、前記フック４
６にＰＣカーテンウォール材１２を掛止してウインチ４
０を巻き上げることにより、ＰＣカーテンウォール１２
の地上での取り込みを行う。
１０を用いて、ＰＣカーテンウォール材１２を建造物の
壁面として建て込むには、まず、タワークレーンのフッ
クブロック１８を下降した状態にしておくと共に、ウイ
ンチ４０のワイヤー４２を必要最小限に繰り出してフッ
ク４６を、少くともＰＣカーテンウォール材１２の高さ
位置近辺に合わせて下げておく。そして、前記フック４
６にＰＣカーテンウォール材１２を掛止してウインチ４
０を巻き上げることにより、ＰＣカーテンウォール１２
の地上での取り込みを行う。
【００２２】次に、前記ＰＣカーテンウォール材１２を
タワークレーンにより所定の位置まで揚重し、爾後旋回
機構１６により本装置１０を回転させて、吊ビーム１４
のスライドアーム３４側を図外の建造物に近接させてこ
れに直角に対向配置されるように方向を調整する。そし
て、吊ビーム１４内に収納した油圧シリンダ３６を作動
させて、この吊ビーム１４の一端からスライドアーム３
４を伸長させる。すると、スライドアーム３４の先端に
設けたシーブ４４は、このスライドアーム３４に伴って
突出することになり、このシーブ４４に周回したワイヤ
ー４２と共にＰＣカーテンウォール材１２が水平移動す
る。また、この水平移動と共にウインチ４０を作動して
、ＰＣカーテンウォール材１２の上下位置を微調整する
ことにより、このＰＣカーテンウォール材１２を目的の
建て込み位置に的確に配置することができる。
タワークレーンにより所定の位置まで揚重し、爾後旋回
機構１６により本装置１０を回転させて、吊ビーム１４
のスライドアーム３４側を図外の建造物に近接させてこ
れに直角に対向配置されるように方向を調整する。そし
て、吊ビーム１４内に収納した油圧シリンダ３６を作動
させて、この吊ビーム１４の一端からスライドアーム３
４を伸長させる。すると、スライドアーム３４の先端に
設けたシーブ４４は、このスライドアーム３４に伴って
突出することになり、このシーブ４４に周回したワイヤ
ー４２と共にＰＣカーテンウォール材１２が水平移動す
る。また、この水平移動と共にウインチ４０を作動して
、ＰＣカーテンウォール材１２の上下位置を微調整する
ことにより、このＰＣカーテンウォール材１２を目的の
建て込み位置に的確に配置することができる。
【００２３】すなわち、この実施例ではＰＣカーテンウ
ォール材１２の最終的な建て込み調整は、ウインチ４０
とスライドアーム３４とによって行われ、クレーンのブ
ーム操作に頼る必要がないため、ＰＣカーテンウォール
材１２の水平方向への移動調整操作と上下方向への移動
調整操作とを簡単かつ迅速に行うことができる。
ォール材１２の最終的な建て込み調整は、ウインチ４０
とスライドアーム３４とによって行われ、クレーンのブ
ーム操作に頼る必要がないため、ＰＣカーテンウォール
材１２の水平方向への移動調整操作と上下方向への移動
調整操作とを簡単かつ迅速に行うことができる。
【００２４】ところで、前記ＰＣカーテンウォール材１
２を水平移動させると、本装置１０の重心位置が変化し
て吊ビーム１４が傾斜する。そこで、本実施例では傾斜
計５０により吊ビーム１４の傾斜状態を常時計測し、こ
れに応じてバランスウエイト４８を移動させることによ
り、前記ＰＣカーテンウォール材１２とバランスウエイ
ト４８との釣り合いを取って、本装置１０の重心位置を
略一定に保つことができる。従って、本装置１０の姿勢
制御を自動的に行うことができるため、ＰＣカーテンウ
ォール材１２の移動を常に安定した状態で行うことがで
き、もってその建て込みを正確かつ安全に行うことがで
きる。
２を水平移動させると、本装置１０の重心位置が変化し
て吊ビーム１４が傾斜する。そこで、本実施例では傾斜
計５０により吊ビーム１４の傾斜状態を常時計測し、こ
れに応じてバランスウエイト４８を移動させることによ
り、前記ＰＣカーテンウォール材１２とバランスウエイ
ト４８との釣り合いを取って、本装置１０の重心位置を
略一定に保つことができる。従って、本装置１０の姿勢
制御を自動的に行うことができるため、ＰＣカーテンウ
ォール材１２の移動を常に安定した状態で行うことがで
き、もってその建て込みを正確かつ安全に行うことがで
きる。
【００２５】尚、本実施例では吊荷としてＰＣカーテン
ウォール材１２を用いた場合を開示したが、これに限る
ことなくあらゆる吊荷に適用可能で、特に、吊荷配置の
位置精度を要求される吊荷の移動に極めて有用である。
ウォール材１２を用いた場合を開示したが、これに限る
ことなくあらゆる吊荷に適用可能で、特に、吊荷配置の
位置精度を要求される吊荷の移動に極めて有用である。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１に
示すクレーン用吊ビーム装置にあっては、クレーンのフ
ックブロックから吊り下げられる吊ビームの方向を調整
する回転機構を設けると共に、この吊ビームに伸縮可能
に取り付けたスライドアーム先端にシーブを設け、この
シーブに周回したウインチのワイヤーに吊荷を吊持した
ので、最終的な吊荷の水平および上下の移動調整をクレ
ーンのブーム操作に頼る必要がなく、この吊荷移動を簡
単にして正確かつ迅速に行うことができる。
示すクレーン用吊ビーム装置にあっては、クレーンのフ
ックブロックから吊り下げられる吊ビームの方向を調整
する回転機構を設けると共に、この吊ビームに伸縮可能
に取り付けたスライドアーム先端にシーブを設け、この
シーブに周回したウインチのワイヤーに吊荷を吊持した
ので、最終的な吊荷の水平および上下の移動調整をクレ
ーンのブーム操作に頼る必要がなく、この吊荷移動を簡
単にして正確かつ迅速に行うことができる。
【００２７】また、本発明の請求項２に示すクレーン用
吊ビーム装置にあっては、前記請求項１の構成に加えて
、吊ビームにバランスウエイトを移動可能に取り付け、
吊荷移動に伴ってこのバランスウエイトを移動する構成
としたので、吊荷の移動位置に応じてバランスウエイト
を移動することにより、吊ビーム装置の重心位置を一定
位置に保持することができる。従って、吊ビームを安定
させた状態で吊荷の移動を行うことができるため、吊荷
の移動位置をより的確に行うことができる。
吊ビーム装置にあっては、前記請求項１の構成に加えて
、吊ビームにバランスウエイトを移動可能に取り付け、
吊荷移動に伴ってこのバランスウエイトを移動する構成
としたので、吊荷の移動位置に応じてバランスウエイト
を移動することにより、吊ビーム装置の重心位置を一定
位置に保持することができる。従って、吊ビームを安定
させた状態で吊荷の移動を行うことができるため、吊荷
の移動位置をより的確に行うことができる。
【００２８】更にまた、本発明の請求項３にあっては、
バランスウエイトを、吊ビームの傾斜量を計測する傾斜
計の計測値に基づいて自動的に移動させる構成としたの
で、吊ビーム装置の姿勢制御を自動的に行うことができ
、安全に吊荷移動を行うことができるという各種優れた
効果を奏する。
バランスウエイトを、吊ビームの傾斜量を計測する傾斜
計の計測値に基づいて自動的に移動させる構成としたの
で、吊ビーム装置の姿勢制御を自動的に行うことができ
、安全に吊荷移動を行うことができるという各種優れた
効果を奏する。
【図１】本発明に係るクレーン用吊ビーム装置の一実施
例を示す全体構成図である。
例を示す全体構成図である。
【図２】本発明に係るクレーン用吊ビーム装置の一実施
例を示す要部右側面図である。
例を示す要部右側面図である。
【図３】本発明に係るクレーン用吊ビーム装置の一実施
例を示す要部左側面図である。
例を示す要部左側面図である。
１０ 吊ビーム装置
１２ ＰＣカーテンウォール材（吊荷） １４ 吊ビーム
１５ ガイドレール １６ 回転機構
１８ フックブロック ３４ スライドアーム
４０ ウインチ４２ ワイヤー
４４ シーブ４６ フック
４８
バランスウエイト ５０ 傾斜計
１２ ＰＣカーテンウォール材（吊荷） １４ 吊ビーム
１５ ガイドレール １６ 回転機構
１８ フックブロック ３４ スライドアーム
４０ ウインチ４２ ワイヤー
４４ シーブ４６ フック
４８
バランスウエイト ５０ 傾斜計
Claims (3)
- 【請求項１】 クレーンのフックブロックに吊り下げ
られて水平に指向される吊ビームと、該吊ビームと該フ
ックブロックとの間に介設されて該吊ビームを水平に旋
回させる回転機構と、吊荷を吊持するワイヤーが巻回さ
れて該吊ビームに取り付けられたウインチと、先端に該
ワイヤーが周回されるシーブが設けられて該ワイヤーに
吊持した吊荷を水平に移動させるべく該吊ビームの一端
部にその長手方向に向けて伸縮可能に取り付けられたス
ライドアームと、を備えたことを特徴とするクレーン用
吊ビーム装置。 - 【請求項２】 クレーンのフックブロックに吊り下げ
られて水平に指向される吊ビームと、該吊ビームと該フ
ックブロックとの間に介設されて該吊ビームを水平に旋
回させる回転機構と、吊荷を吊持するワイヤーが巻回さ
れて該吊ビームに取り付けられたウインチと、先端に該
ワイヤーを周回させるシーブが設けられて該ワイヤーに
吊持した吊荷を水平に移動させるべく該吊ビームの一端
部にその長手方向に向けて伸縮可能に取り付けられたス
ライドアームと、該吊ビームを水平に保つべく該吊りビ
ームにその長手方向に沿って移動可能に取り付けられた
バランスウエイトと、を備えたことを特徴とするクレー
ン用吊ビーム装置。 - 【請求項３】 前記バランスウエイトは、前記吊ビー
ムの傾斜量を計測する傾斜計の計測値に基づいて自動的
に移動されることを特徴とする請求項２に記載のクレー
ン用吊ビーム装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3167397A JP2646891B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | クレーン用吊ビーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3167397A JP2646891B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | クレーン用吊ビーム装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04365791A true JPH04365791A (ja) | 1992-12-17 |
| JP2646891B2 JP2646891B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=15848946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3167397A Expired - Lifetime JP2646891B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | クレーン用吊ビーム装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2646891B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09208183A (ja) * | 1996-02-02 | 1997-08-12 | Shimizu Corp | 垂下型クレーンの揚重装置 |
| KR100452914B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2004-10-14 | 산큐가부시끼가이샤 | 고층 빌딩에의 패널 부재 반송 방법 및 이것에 사용하는보조 반송 장치 |
| JP2009046873A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Union Kensetsu Kk | レール運搬用トロのレール積卸し装置 |
| JP2010242309A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Js Corp | 既設建物へのエレベーターの設置工法 |
| EP2364949A1 (en) * | 2010-03-12 | 2011-09-14 | Vestas Wind Systems A/S | Methods and apparatus for handling a tower section of a wind turbine with a crane |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58110207A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-06-30 | 千代田技研工業株式会社 | 同一型枠による異寸法コンクリ−ト製品の製法及びその成形装置 |
| JPS6121796A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-30 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | コンポスト発酵プロセスにおける通気量の設定方法 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3167397A patent/JP2646891B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2646891B2 (ja) | 1997-08-27 |
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