JPH04365111A - 同期回路 - Google Patents

同期回路

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JPH04365111A
JPH04365111A JP3141920A JP14192091A JPH04365111A JP H04365111 A JPH04365111 A JP H04365111A JP 3141920 A JP3141920 A JP 3141920A JP 14192091 A JP14192091 A JP 14192091A JP H04365111 A JPH04365111 A JP H04365111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
circuit
output
clock
comparator
Prior art date
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Pending
Application number
JP3141920A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshino
吉野 洋行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH04365111A publication Critical patent/JPH04365111A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置におい
て、同期回路を制御するクロックの周波数を回路の温度
に応じて可変制御する同期回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のクロックに同期させてデ
ータの入出力のタイミングを制御する同期回路に関する
ものである。図において、1〜4はクロックに同期して
データの入出力のタイミングが制御されるラッチ、5、
6は前記ラッチから出力されるデータを論理演算処理す
る組合せ回路、23は上記ラッチ1〜4にクロックを発
振するオシレータである。図6は、オシレータ23が発
振するクロックを表わす。
【0003】次に動作について説明する。図5及び図6
において、オシレータ23が発振するクロック(時刻)
T1に同期してデータX,Yがそれぞれ、ラッチXA 
 1、ラッチYA  2に取り込まれる。ラッチXA 
 1、ラッチYA  2は、データを取り込むと同時に
組合せ回路A  5に取り込んだデータを出力する。組
合せ回路A  5は、ラッチXA  1、ラッチYA 
 2からクロック(時刻)T1に同期して出力されたデ
ータXA(=X)、YA(=Y)を入力して内部で論理
演算処理し、処理してデータXB、YBをそれぞれラッ
チXB  3、ラッチYB  4に出力する。ラッチX
B  3、ラッチYB  4はクロック(時刻)T2に
同期してデータXB、YBをそれぞれ取り込む。以下同
様にクロックに同期してデータが処理されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、クロック
に同期してデータの入出力のタイミングが制御される同
期回路においては、クロックの周期(T2−T1)内で
、前段のラッチXA  1、ラッチYA  2から次段
のラッチXB  3、ラッチYB  4にデータが伝搬
されなければならない。もし、伝搬が遅れると、ラッチ
XB  3、ラッチYB  4に正しいデータが取り込
まれず、以後不正なデータに対して論理演算処理をして
いくことになり、誤動作を起こしてしまう。もし、航空
機搭載用のコンピューターのように、誤動作を起こすと
、災害に直結するような情報処理装置においては、絶対
にあってはならないことである。通常、このようなこと
が起こらないように、動作環境条件における最大の伝搬
遅延よりもクロックの周期が長くなるようにクロックの
周波数を選んでいる。そうすれば、処理速度を落として
でも誤動作を防ぐことができる。
【0005】ところが、CMOSのように回路の温度に
応じて伝搬遅延が増す回路においては、周囲温度の異常
上昇や回路の異常発熱等の原因により回路の温度が上昇
していくと遂に回路の伝搬遅延がクロックの周期より長
くなってしまい誤動作を起こすことがある。実際CMO
Sのある回路では、回路の温度t[℃]と回路の伝搬遅
延τ[ns]には式(1)の関係がある。図7に式(1
)の関係を示す。
【0006】         τ=1/(f0 −at)[ns] 
                         
(1)f0 :1/(0℃における回路の伝搬遅延)[
MHz]a  :温度係数[MHz/℃] 更に式(1)を変形すると式(2)となる。         f=1/τ=f0 −at[MHz]
                        (
2)
【0007】式(2)は、温度tにおけるクロック
の最大周波数を表わす。すなわち、温度tにおいて、ク
ロックの周波数fを         f>1/τ=f0 −at[MHz]
                        (
3)にすると、クロックの周期Tは         T=1/f<τ[ns]      
                         
   (4)となり、回路の伝搬遅延よりも短くなって
しまう。そうすると、同期回路は誤動作を起こしてしま
う。
【0008】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたものであり、温度が異常上昇した場合に
でも誤動作を防ぐことを目的とし、回路の温度に応じて
データの入出力のタイミングを制御しているクロックの
周波数を連続的、あるいは、段階的に変化させることに
より、常に回路の伝搬遅延よりもクロックの周期が長く
なるようにして誤動作を防ぐ、同期回路を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる同期回
路においては、温度検知器で回路の温度を検知し、検知
された温度信号を設定された境界温度(但し境界温度と
は、ある周波数で制御されている同期回路の動作可能な
最大温度である。)とコンパレータで比較して、そのコ
ンパレータの出力に従って基準クロックを分周回路で分
周する。さらに、デコーダで前記コンパレータの出力か
ら異常温度を検出した場合には異常信号を出力して同期
回路の誤動作を防ぐ。
【0010】また、分周回路で基準クロックを分周する
代わりに、設定された境界温度ごとに適当な周波数のク
ロックを出力するオシレータを幾つか用意しておき、上
記コンパレータの出力に従って適当な周波数のクロック
を選択するセレクタ回路を用いる。
【0011】また、温度信号で検知された温度信号から
直接発振する周波数を変化させるV/Fコンバータを用
いる。
【0012】
【作用】この発明においては、回路の温度を検知して、
検知された温度に応じてデータの入出力のタイミングを
制御しているクロックの周波数を連続的、あるいは、段
階的に変化させることにより、常に回路の伝搬遅延より
もクロックの周期が長くなるようにして、同期回路の誤
動作を防ぐ。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による同期回路の概要を示す
図である。図において、1〜6は従来の回路と同一であ
る。7は回路の温度を検知する温度検知器、8は温度検
知器7からの温度信号により発振するクロックの周波数
を変化させるクロック可変手段である。図1の波線で囲
まれた部分が、この発明に関わる部分である。
【0014】図2は、図1の波線で囲まれた部分の一実
施例を示す図であり、7は回路の温度を検知する温度検
知器、9は温度検知器7が出力するアナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/Dコンバータ、10〜12はA
/Dコンバータ9が出力するデジタル信号をそれぞれ設
定された境界温度と比較するコンパレータ、13はコン
パレータ10〜12の出力に従ってオシレータ15が発
振する基準周波数を分周する分周回路、14はコンパレ
ータ10〜12の出力から異常温度を検出した場合に異
常信号を出力するデコーダである。
【0015】上記のように構成された回路において、7
は回路の温度を検知して、温度に応じた電圧のアナログ
信号を出力する。A/Dコンバータ9は、そのアナログ
信号をデジタル信号に変換して、各コンパレータ10〜
12に出力する各コンパレータ10〜12には、それぞ
れ異なった境界温度を設定し、設定された境界温度と前
記デジタル信号を比較する。そして、比較後のコンパレ
ータ10〜12の出力に従って分周回路13は、オシレ
ータ15が発振する基準周波数のクロックを分周して同
期回路に出力する。また、コンパレータ10〜12の出
力はデコーダ14に入力され、異常温度を検出すると異
常信号を出力して同期回路の誤動作を防ぐ。
【0016】ここで、境界温度と基準周波数及びそれを
何MHzに分周するかは、同期回路の温度特性に応じて
決定する。例えば、ある同期回路が−50℃から0℃ま
では最大50MHzで、0℃を越えて50℃までは最大
25MHzで動作可能とする。そして、−50℃未満、
または、50℃を越えるとどのように周波数を変えても
動作不能とする。このような場合、境界温度には−50
℃、0℃、50℃を、基準周波数には100MHzを設
定し、分周回路は100MHzを50MHzと25MH
zに分周できるように設計する。今、温度検知器で検出
された温度が20℃であったなら、分周回路はコンパレ
ータの出力に従って基準周波数100MHzを25MH
zに分周させ、検出された温度が70℃であったなら、
コンパレータの出力からデコーダは異常温度を検出して
異常信号を出力し、同期回路の誤動作を防ぐ。
【0017】なお、上記実施例で分周回路の代わりにカ
ウンタ回路を用いてもよい。
【0018】実施例2.図3はコンパレータ10〜12
の出力から同期回路に出力する周波数を変化させる他の
実施例を示す図であり、16〜18は境界温度に応じた
周波数を発振するオシレータ、19はコンパレータ10
〜12の出力に従って、オシレータ16〜18が発振す
るクロックの中から1つを選択するセレクタ回路である
【0019】上記のように構成された回路において、1
9はコンパレータ10〜12の出力に従って、オシレー
タ16〜18が発振するクロックの中から1つを選択し
て同期回路に出力する。
【0020】実施例3.図4は温度検知器の出力から直
接発振するクロックの周波数を変化させる一実施例を示
す図であり、20は温度検知器7の出力から直接発振す
るクロックの周波数を変化させるV/Fコンバータ、2
1、22は温度検知器7の出力と設定された境界温度と
をアナログ電圧で比較するコンパレータである。
【0021】上記のように構成された回路において、2
0は温度検知器7が出力するアナログ電圧に従って発振
するクロックの周波数を変化させて、温度に応じた周波
数のクロックを同期回路に出力する。21、22は温度
検知器7の出力と設定された境界温度とをアナログ電圧
で比較する。デコーダ14はコンパレータ21、22か
ら異常温度を検出すると異常信号を出力して同期回路の
誤動作を防ぐ。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】今までは同期回路に与えるクロックの周波
数として、設計要求にある最高温度tbでも誤動作しな
いような周波数を選んでいたのに対して、この発明によ
る同期回路では、検知した回路の温度taに応じてクロ
ックの周波数を変化させるので、次の2つの効果がある
。まず第1は、ta<tbのとき、この発明による同期
回路では、回路を動作させるクロックの周波数は従来よ
りも高くなるので、従来よりも高速に動作させることも
できる。第2は、温度が異常上昇してta>tbとなっ
た場合でも、対象としている同期回路が動作可能な最大
温度までは周波数を下げることで誤動作を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による同期回路の概要を示す図である
【図2】この発明による同期回路の実施例1を示す図で
ある。
【図3】この発明による同期回路の実施例2を示す図で
ある。
【図4】この発明による同期回路の実施例3を示す図で
ある。
【図5】従来の同期回路を示す図である。
【図6】クロックを示す図である。
【図7】CMOS回路の温度−伝搬遅延特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
1  ラッチ 2  ラッチ 3  ラッチ 4  ラッチ 5  組合せ回路 6  組合せ回路 7  温度検知器 8  クロック可変手段 9  A/Dコンバータ 10  コンパレータ(デジタル式) 11  コンパレータ(デジタル式) 12  コンパレータ(デジタル式) 13  分周回路 14  デコーダ 15  オシレータ 16  オシレータ 17  オシレータ 18  オシレータ 19  セレクタ回路 20  V/Fコンバータ 21  コンパレータ(アナログ式) 22  コンパレータ(アナログ式)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  情報処理装置におけるクロックに同期
    させてデータの入出力のタイミングを制御する同期回路
    において、回路の温度を検知する温度検知器と、温度検
    知器が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する
    A/Dコンバータと、デジタルに変換された温度信号を
    設定された境界温度と比較するコンパレータと、基準ク
    ロックを発振するオシレータと、前記コンパレータの出
    力に従って基準クロックを分周する分周回路と、前記コ
    ンパレータの出力から異常温度を検出して同期回路の誤
    動作を防ぐための異常信号を発生するデコーダとを備え
    たことを特徴とする同期回路。
  2. 【請求項2】  回路の温度を検知する温度検知器と、
    温度検知器が出力するアナログ信号をデジタル信号に変
    換するA/Dコンバータと、デジタルに変換された温度
    信号を設定された境界温度と比較するコンパレータと、
    周波数の異なるクロックを発振するオシレータと、前記
    コンパレータの出力に従って、それらクロックの中から
    温度に応じたクロックを選択するセレクタ回路と、前記
    コンパレータの出力から異常温度を検出して同期回路の
    誤動作を防ぐための異常信号を発生するデコーダとを備
    えたことを特徴とする請求項第1項記載の同期回路。
  3. 【請求項3】  回路の温度を検知する温度検知器と、
    温度検知器が出力するアナログ信号に応じてクロックの
    周波数を連続的に変化させるV/Fコンバータと、温度
    検知器が出力するアナログ信号と設定された境界温度を
    比較するコンパレータと、コンパレータの出力から異常
    温度を検出して同期回路の誤動作を防ぐための異常信号
    を発生するデコーダとを備えたことを特徴とする同期回
    路。
JP3141920A 1991-06-13 1991-06-13 同期回路 Pending JPH04365111A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08123575A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Nec Corp デジタル回路
JPH10222243A (ja) * 1997-01-22 1998-08-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ転送の間にサブシステム・クロックに一時的に同期される自由走行クロックを有するプロセッサを含むシステム
JP2002064368A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Fujitsu Ltd 電子機器、半導体装置、および、クロック発生装置

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