JPH04364808A - 散開型電動式移動棚装置 - Google Patents

散開型電動式移動棚装置

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JPH04364808A
JPH04364808A JP16346291A JP16346291A JPH04364808A JP H04364808 A JPH04364808 A JP H04364808A JP 16346291 A JP16346291 A JP 16346291A JP 16346291 A JP16346291 A JP 16346291A JP H04364808 A JPH04364808 A JP H04364808A
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timer
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Kiyoshi Harashima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出納作業用の通路とな
るべき一つの空間を残し、密集して配置された複数の可
動棚からなり、物品出納時には適宜可動棚を移動させて
所望の棚間に出納作業用の通路を形成し、不使用時には
各棚間の通路入口を遮断した後各可動棚を予め決められ
た散開位置に移行させる散開型電動式移動棚装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】狭いスペースに多数の可動棚を配列でき
るようにするため、棚と棚との間に形成される出納作業
用の空間を一通路分だけ残し、他の可動棚は間隔を開け
ないで密集した状態に配置し、各通路に対応した通路ス
イッチの操作によりそれら可動棚を移動させ、所望の棚
間に作業用通路を形成して出納作業を行い、すべての作
業終了後は、各棚間の通気をよくする等の目的のため、
各棚間に間隔を設けるよう予め決められた散開位置に可
動棚を移行させる移動棚装置としては、例えば、本願出
願人によって出願され、特開平1−198510号公報
に開示されている電動式移動棚装置が従来より知られて
いた。
【0003】前記電動式移動棚装置は、各可動棚ごとに
右走行および左走行の夫々の走行時間を設定して、モー
タを制御する右走行制限タイマーおよび左走行制限タイ
マーを有しており、一つの作業用通路が開かれている状
態から散開位置に移行する場合は、散開指令手段が動作
し、各可動棚が夫々の散開位置に向かって発進する時点
から夫々の該当する移動方向の前記各走行制限タイマー
が作動し、夫々のタイマーの設定時間経過後、各可動棚
は個々に停止し夫々の散開位置に達するように構成され
ている。
【0004】また、各棚間に作業用通路を形成すべく、
選択する操作と各棚間の通路入口で進入を阻止する部材
を設けた移動棚装置としては、例えば実開昭59−10
6439号公報に開示されている電動式移動棚装置が従
来より知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
1−198510号公報に開示された電動式移動棚装置
においては、一つの走行モータに対し、右方向移動用お
よび左方向移動用の二つの走行制限タイマーを必要とし
、部品点数が多くなり制御回路が複雑になるという問題
点があり、また、可動棚のある決められた散開位置に対
し一つの棚間間隔だけを変えたいような場合でも、前記
従来の装置においては、全可動棚のタイマーの設定値を
調整し直す必要があり、取扱い上不便であるという問題
点があった。
【0006】更に、前記実開昭59−106439号公
報に開示された電動式移動棚装置においては、散開移行
手段が設けられていないために、必ずいずれか一つの空
間が形成され、他の棚は密集状態に保持されることとな
り、その結果空間部に面する棚間は開放状態であるが、
他の密集状態にある各棚に収納された物品に対しては空
調効果が非常に悪いと言う問題点があった。
【0007】本発明は前記従来の各問題点を解決し、部
品点数を減らし、制御装置を簡略化すると共に、タイマ
ーの設定値の調整が容易であり、然も散開移行時には各
棚間の通路入口部に、人身の進入阻止部材が掛け渡され
ているため、閉じる通路内の安全性を確保すると共に、
散開移行後においても各棚間の空間への進入が阻止され
ており、次の所望通路の選択操作も極めて安全に行うこ
とができ、更に空調においても優れた散開型電動式移動
棚装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定棚あるい
は側壁で区分される区画内に、夫々に走行用の可逆モー
タを備えた可動棚を一つの作業用通路に相当する余裕空
間をもって複数個配列し、物品出納時には、各通路ごと
に設けられた通路選択操作機能と該通路の進入を阻止す
る通路遮断操作機能とを備えた通路選択・遮断操作装置
の通路選択操作により、前記可動棚を移動させ、物品を
出納すべき前記棚間に作業用通路を形成し、出納作業終
了時には該形成通路の通路遮断操作で制御回路をリセッ
トして次の所要通路を形成するようにし、前記形成通路
の不使用時には、前記各棚間に散開空間を形成するため
に、前記通路選択・遮断操作装置の通路選択操作による
形成通路を検出する手段と、該形成通路の通路遮断操作
後準備される散開指令手段と、前記各棚間ごとに散開空
間の形成幅を夫々に設定する散開空間形成タイマーと、
前記余裕空間を前記散開空間を形成すべき前記各棚間に
散在させる散開位置に、前記可動棚を移行停止させる散
開制御回路とを有し、前記作業用通路が形成され、該形
成通路の通路遮断操作後、前記散開指令手段の指令信号
があるとき、前記散開制御回路が動作し、前記形成通路
が閉じる方向へ前記各可動棚が前記形成通路に面する前
記可動棚より順次に散開移行し、該散開移行時に最後端
部の散開空間に対応する前記散開空間形成タイマーが始
動し、順次散開移行方向に形成される当該散開空間に対
応する前記各散開空間形成タイマーが、該各散開空間形
成タイマーに設定される時限の終時ごとに順次継続始動
し、夫々の散開空間形成タイマーの前記設定時限内は、
当該棚間に前記散開空間を形成すべく、該散開空間に面
する前記散開移行方向にある片側の前記可動棚が移行し
、該散開空間形成タイマーの前記時限の終時には、当該
散開空間に面する前記移行中の前記可動棚が夫々に前記
散開位置に停止するように構成するという手段を採用す
ることにより、上記問題点を解決した。
【0009】
【作用】上記構成より成る本発明によれば、物品出納時
には所望の棚間に出納作業用の通路を形成するため、所
定の通路選択・遮断操作装置の通路選択操作により、自
動的に可動棚を移動させて作業用通路を形成して出納作
業をなす。そして、前記出納作業終了時には、前記形成
通路の通路遮断操作後、散開指令手段の指令信号がある
とき、散開制御回路が動作し、前記各可動棚は予め決め
られた散開位置に向かって順次に発進する。
【0010】前記各可動棚の散開移行時において、右方
向および左方向移行の夫々の可動棚群につき、前記散開
移行時に最初に形成される最後端部の散開空間に対応す
る散開空間形成タイマーが作動し始め、該タイマーの設
定作動時間が経過した時、前記散開空間に面している夫
々の前記可動棚群のうち最後尾の可動棚が先ず停止し、
そして該最後尾の可動棚の停止時点で、停止した夫々の
前記最後尾の可動棚と進行を続けるこれに相隣る可動棚
との間の散開空間に対応する散開空間形成タイマーが作
動し始め、該タイマーの設定作動時間が経過した時、前
記相隣る可動棚が停止する。
【0011】以下同様に、前記各可動棚群において、前
記最後尾棚側より前記各散開空間に対応する各散開空間
形成タイマーが順次に作動、タイムアップし、夫々の前
記各タイマーの設定作動時間に相当する走行間隔をもっ
て、前記各可動棚が順次に停止する。そして、夫々の散
開空間形成タイマーの設定作動時限の終時には、前記各
可動棚が予め決められた散開位置に停止する。
【0012】
【実施例】本発明の実施の一例を図について詳細に説明
する。図1は、本発明装置において出納作業が終了し、
今まで作業用通路として使用していた通路口が遮断され
た状態を示す正面図であり、図中、Gは床で、この床G
上にはガイドレールRが敷設され、そのレールR両端位
置に固定棚A・Fが配置されると共に、前記固定棚A・
F間において、可動棚B・C・D・Eが前記ガイドレー
ルR上を走行車輪を介して左右方向に移動可能に配置さ
れている。
【0013】前記固定棚A・F並びに可動棚B・C・D
・Eは実施例では棚装置であるが、このうち、前記固定
棚A・Fは必要により配置するが、なくてもよく、また
は壁面であってもよい。本実施例では説明の都合上固定
棚A・Fとして説明する。
【0014】前記各棚A・B・C・D・E・F間には、
夫々相隣る棚間に空間1・2・3・4・5が形成でき、
図1では前記可動棚B・C・D・Eを夫々左側に移動さ
せて密集し、前記空間1・2・3・4を夫々Lcの最小
の幅とすることによって、空間5部分を最大限に広く開
けて出納作業用通路Loとし、出納作業が円滑に行われ
るようにしている。前記最小の幅Lcは後述の離接検知
スイッチLS1〜LS5の作動上必要な最小限の幅であ
る。
【0015】前記各可動棚B・C・D・Eの下部には、
夫々自走用の可逆モータM1・M2・M3・M4が取付
けられ、減速機を介して走行車輪を回転させると共に、
前記各可動棚B・C・D・Eの収納面側下部には、隣接
する棚との離接を検知するための離接検知スイッチLS
1・LS2・LS3・LS4・LS5が夫々突設されて
いる。
【0016】前記離接検知スイッチLS1・LS2・L
S3・LS4・LS5は、互いに相隣れる棚と離れてい
る状態か、接している状態かを検知する検知スイッチで
あり、そのうちLS1とLS2とは可動棚Bの両側面下
部に夫々取付けられており、一方側の離接検知スイッチ
LS1は固定棚Aと可動棚Bの離接を検知する検知スイ
ッチ、他方側の離接検知スイッチLS2は可動棚B・C
の離接を検知する検知スイッチである。
【0017】また、離接検知スイッチLS3は可動棚C
の他方側側面下部に取付けられており、可動棚C・Dの
離接を検知する検知スイッチである。同様に、離接検知
スイッチLS4は可動棚Dの他方側側面下部に取付けら
れて、可動棚D・Eの離接を検知し、離接検知スイッチ
LS5は可動棚Eの他方側側面下部に取付けられて、可
動棚Eと固定棚Fの離接を検知する。
【0018】なお、前記各離接検知スイッチLS1〜L
S5は、相隣れる棚が接して押圧状態にあるときはその
スイッチの接点が離れ、相隣れる棚が離れて押圧状態で
ないときはそのスイッチの接点が閉じて回路形成をなす
、いわゆる常閉接点を有するものである。
【0019】更に、図中SSは可動棚Bに設けられた散
開ボタンであって、この散開ボタンSSを押圧すること
により、各可動棚B・C・D・Eが移動して、各棚間を
所定幅に維持して散開する。前記散開ボタンSSは可動
棚B以外の棚に取付けてもよい。
【0020】前記各可動棚B・C・D・Eおよび固定棚
A・Fの前面側板間には安全装置を兼ねた通路選択・遮
断操作装置が各通路ごとに設けられている。この通路選
択・遮断操作装置は、操作ハンドルCL1〜CL5、該
操作ハンドルCL1〜CL5を着脱自在に装着するため
の通路遮断ソケットAS1〜AS5、同じく前記操作ハ
ンドルCL1〜CL5を着脱自在に装着するための通路
選択ソケットCA1〜CA5、前記操作ハンドルCL1
〜CL5と通路選択ソケットCA1〜CA5を連結した
可撓性のある伸縮自在な安全ロープRP1〜RP5によ
り構成されている。
【0021】図2は、本発明装置において出納作業用通
路が形成された状態を示す正面図で、操作ハンドルCL
3を通路遮断ソケットAS3から外して通路選択ソケッ
トCA3に装着し、図1の状態から可動棚D・Eを右側
端部に移動して、空間1・2および4・5を最小の幅L
cとすると共に、空間3部分を最大限に広く開けて出納
作業用通路Loとし、出納作業が円滑に行われるように
している。
【0022】図3は、本発明装置において不使用時に各
棚間が均等散開している状態を示す正面図であり、散開
ボタンSSを押圧して可動棚B・C・D・Eを移動させ
て、固定棚A・Fを両端とする可動棚B・C・D・Eの
各棚間の空間1・2・3・4・5が、夫々Laの幅の散
開空間を有して夫々均等に散開している。これらの各空
間1・2・3・4・5は前記空間が5等分されて形成さ
れるため、各棚間に通気空間を生成する。従って、空調
による空気の循環を向上させ、湿気防止、収納物の劣化
防止など、密集状態にしておく弊害を緩和することがで
きる。
【0023】図4は、本発明装置において各棚間が不均
等散開している状態を示す正面図であり、各空間1・2
・3・4・5が、夫々の幅L1・L2・L3・L4・L
5で示すように異なる幅で空間を形成した場合を示して
おり、これは各棚の状況変化に対応して、特に不均等に
空調効果を必要とする場合などに用いられる。
【0024】図5は、本発明装置において通路選択操作
と通路遮断操作の機能を備えた通路選択・遮断操作装置
の操作フローを示す図であり、各棚間に安全ロープRP
1〜RP2を掛け渡して空間1〜5を遮断する操作をす
る場合は、操作ハンドルCL1〜CL5を通路遮断ソケ
ットAS1〜AS5に装着して通路遮断操作をすること
により、各通路入口が遮断され、各通路ごとに通路遮断
が検出される。
【0025】一方、所望の通路を形成すべく操作ハンド
ルCL1〜CL5うち、対応する操作ハンドルを、通路
選択ソケットCA1〜CA5のうち対応する通路選択ソ
ケットに装着して通路選択操作をすることにより、当該
通路の通路選択リレーが動作して形成通路が選択される
。また通路形成時は該通路の通路遮断をしなくてもよい
回路構成である。
【0026】図6は、本発明装置における散開空間形成
タイマー回路図であり、5個の各棚間に対応する散開空
間形成タイマーT1・T2・T3・T4・T5とその接
点t1・t2・t3・t4・t5、離接検知スイッチL
S1・LS5、通路選択リレーC1〜C5の接点c1・
c2・c3・c4・c5、散開形成リレーSCの接点s
c、および電流を一方向にのみ流すダイオードDとから
構成されている。
【0027】前記散開空間形成タイマー回路によれば、
前記従来例が各可動棚毎に走行制限タイマーを2個ずつ
必要とするものであったのに対し、本発明では、各棚間
に形成される散開空間ごとに1個ずつあればよく、従っ
てタイマーの数が少なくてすむので、部品の節約、回路
の簡素化によるコストの低廉化ができる。前記通路選択
リレーの各接点c1・c2・c3・c4・c5は平常は
閉じて回路を構成しており、その動作によってその接点
を開く、いわゆるブレーク接点である。
【0028】図7は、本発明装置における各可動棚の移
動選択回路図であり、図中、F1・F2・F3・F4は
夫々右走行リレーであり、各可動棚を右方向に移動させ
る場合に動作し、R1・R2・R3・R4は夫々左走行
リレーであり、各可動棚を左方向に移動させる場合に動
作し、LS1・LS2・LS3・LS4・LS5は各可
動棚B・C・D・Eに夫々取付けられた前記各棚間の離
接を検知する離接検知スイッチであるが、これらは離接
検知スイッチの作動に連動するリレー接点また若干の時
限を持って連動するタイマー接点に置き換えてもよい。
【0029】更に、図中、t1・t2・t3・t4・t
5は、前記散開空間形成タイマーT1・T2・T3・T
4・T5の各接点であり、c1・c2・c3・c4・c
5は通路選択リレーの各接点、soは通路形成リレーS
Oの接点、scは散開形成リレーの接点である。前記通
路形成リレーの接点soおよび散開形成リレーの接点s
cは通常は離れており、その動作によりその接点を閉じ
て回路を構成する、いわゆるメーク接点である。
【0030】図8は、本発明装置におけるモータ駆動回
路図であり、図中、M1・M2・M3・M4は前記各可
動棚B・C・D・Eに夫々取付けられた可逆モータで、
左走行リレーの接点r1・r2・r3・r4が閉じると
、前記各可逆モータは各可動棚が左に走行するように回
転し、右走行リレーの接点f1・f2・f3・f4が閉
じると、前記各可逆モータは各可動棚が右に走行するよ
うに回転する。
【0031】図9は、本発明装置における通路選択形成
のフローチャートであり、これは特に前記図1の状態(
空間5を開けた状態)から、前記図2の状態(作業用通
路の空間3を形成する状態)に棚を移動させる通路選択
形成を示したフローチャートであり、図7,図8の回路
図を参照して説明する。
【0032】先ず、電源を投入し、図1に示すように各
空間の操作ハンドルCL1〜CL5が夫々通路遮断ソケ
ットAS1〜AS5に装着されているのを確認した後、
空間3を出納作業用通路として形成するため、図2に示
すように操作ハンドルCL3を通路遮断ソケットAS3
から外して通路選択ソケットCA3に装着して通路選択
操作21をすると、通路選択リレーC3が動作22して
図7の可動棚の移動選択回路図において、ブレーク接点
c3を開くと共に、選択通路を除く他の通路が遮断され
ているか否かの通路遮断検出23がなされて通路選択が
完了することにより通路形成リレーSOが動作24し、
そのメーク接点soが閉じると、右走行リレーF4が動
作25して、図8のモータ駆動回路図において、メーク
接点f4が閉じて、可逆モータM4が右回転し、可動棚
Eが右走行26する。この可動棚Eの右走行により可動
棚Dの離接検知スイッチLS4の可動棚Eへの接触状態
が解除されて、離接検知スイッチLS4はON27とな
って、右走行リレーF3が動作28して、図8のモータ
駆動回路図において、メーク接点f3が閉じて可逆モー
タM3が右回転し、可動棚Dが前記可動棚Eに続いて右
走行29することとなる。
【0033】一方、既に先行して右走行している前記可
動棚Eの離接検知スイッチLS5が固定棚Fに接してO
FF30となると、右走行リレーF4が復帰31し、図
8のモータ駆動回路図において、メーク接点f4が開き
、可逆モータM4への通電を断ってこれを停止せしめる
ことにより、可動棚Eが走行を停止32する。そして更
に、右走行している前記可動棚Dの離接検知スイッチL
S4が、既に停止している前記可動棚Eに接してOFF
33となると、右走行リレーF3が復帰34し、図8の
モータ駆動回路図において、メーク接点f3が開き、可
逆モータM3への通電を断ってこれを停止せしめること
により、可動棚Dが走行を停止35する。
【0034】前記可動棚Dの停止35により空間3が開
いて、通路形成リレーSOが復帰36すると共に、制御
回路が自動ロック37され出納作業が可能となり、図2
に示す出納作業用通路の形成状態が保持されるので、そ
の出納作業用通路における出納作業の安全が確保される
【0035】前記出納作業用通路における出納作業が終
り、空間3の出納作業用通路が不要になると、操作ハン
ドルCL3を通路選択ソケットCA3から外し38、通
路選択リレーC3を復帰39させると、制御回路がリセ
ット40される。そして前記操作ハンドルCL3を通路
遮断ソケットAS3に装着41すると、各通路が遮断さ
れたことが検出42され、引き続き他の出納作業用通路
を形成する場合43は、新たな通路選択操作21により
前述と同様な動作順序を経て、関連する可動棚が移動し
、所望の出納作業用通路が選択形成されることとなる。
【0036】一方、前記制御回路リセット40により、
通路選択が解除され、次の通路選択操作がない場合、フ
ローチャートは図10に示す散開指令手段に移行する。
【0037】図10は、本発明装置における散開指令手
段を示すフローチャートであり、この散開指令手段は前
述の形成通路の通路幅を任意の間隔に分割して散開空間
を形成すべき各棚間に散在させる散開位置に、各可動棚
を移行させる指令信号である。すなわち、この散開指令
手段は、散開を作動させる専用の散開ボタンSSによる
もの44と、形成通路の前記リセット後始動するタイマ
ー回路45により一定時間経過後作動する信号によるも
の46とで構成される。
【0038】次に、散開空間の形成動作について説明す
るが、特に図3に示す均等散開の位置に夫々の可動棚を
移行・停止させる場合について、図6の散開空間形成タ
イマー回路図を参照して説明する。
【0039】図6の各散開空間形成タイマーT1〜T5
の設定時間は、図3に示す散開空間形成幅Laから、各
可動棚が順次に発進している走行中の間隙を差し引いた
移行距離を走行するのに必要な、各可動棚B・C・D・
Eの各移行時間で設定される。すなわち、図2の状態か
ら図3の均等散開位置に各可動棚が移行する散開移行時
は、形成された出納作業用通路となった空間3が閉じら
れる方向へ先ず可動棚C・Dが発進し、ついで可動棚B
・Eが夫々順次に発進し、各固定棚A・Fに面する各最
後端部の散開空間1・5の形成幅Laを設定する散開空
間形成タイマーT1・T5の時間経過で可動棚B・Eは
停止し、次に形成される散開空間2・4の形成幅を設定
する散開空間形成タイマーT2・T4が始動し、同タイ
マーの設定時間経過で可動棚C・Dが停止するようにな
っている。
【0040】従って、散開空間形成タイマーT1〜T5
の設定時間が長ければ、その散開空間を形成すべく可動
棚の移行時間は長くなり、形成時の空間も広くなる。ま
た、設定時間を短くすればその散開空間は狭くなり、設
定時間がゼロの場合は走行中の棚間隙をもって停止する
。そのため、散開空間の形成幅は、散開空間形成タイマ
ーT1〜T5の設定時間の調整により、出納作業時の通
路幅を分割散在させる範囲内で、任意の散開空間形成幅
を任意の各棚間に形成することができる。
【0041】このように各棚間の散開空間形成タイマー
の移行時間が設定され、図2に示す空間3が開かれて出
納作業用通路となった状態から、図3に示す均等散開位
置に移行・停止させる動作を、図11の散開移行・停止
のフローチャートにより説明する。
【0042】散開ボタンSSの押圧操作により、または
形成通路の遮断操作後作動するタイマー回路の設定時間
経過後作動する散開指令手段の指令信号により、形成通
路検出手段が作動51し、空間3の形成通路が検出され
ると、図6の散開空間形成タイマー回路図において、当
該通路の通路選択リレーC3が動作52し、散開形成リ
レーSCが動作53する。前記形成通路の検出方法は形
成通路を記憶していてもよく、または離接検知スイッチ
等で検知してもよい。
【0043】図7の可動棚の移動選択回路図においても
、前記通路選択リレーのブレーク接点c3が開き、散開
形成リレーのメーク接点scが閉じて、可動棚Cは右走
行リレーF2の動作回路が、また可動棚Dは左走行リレ
ーR3の動作回路が夫々選択され、離接検知スイッチL
S3がON状態にある(図2参照)右走行リレーF2と
左走行リレーR3が動作54・55する。前記右走行リ
レーF2並びに左走行リレーR3の動作54・55によ
り、図8のモータ駆動回路図において、そのメーク接点
f2・r3が閉じると、可逆モータM2は右回転し、可
逆モータM3は左回転して、可動棚Cは右走行56し、
可動棚Dは左走行57する。
【0044】前記可動棚Cの右走行56、および可動棚
Dの左走行57により、可動棚B・Dの離接検知スイッ
チLS2・LS4の可動棚C・Eへの接触状態が解除さ
れて、前記離接検知スイッチLS2・LS4はON58
・59となって、右走行リレーF1・左走行リレーR4
が動作60・61する。前記右走行リレーF1・左走行
リレーR4の動作60・61により、図8のモータ駆動
回路図において、そのメーク接点f1・r4が閉じると
、可逆モータM1は右回転し、可逆モータM4は左回転
して、可動棚Bは可動棚Cに続いて右走行62し、可動
棚Eは可動棚Dに続いて左走行63する。
【0045】そして、前記可動棚Bの右走行62および
可動棚Eの左走行63により、可動棚Bの離接検知スイ
ッチLS1の固定棚Aへの接触状態が解除されて、前記
離接検知スイッチLS1はON64となると共に、可動
棚Eの離接検知スイッチLS5の固定棚Fへの接触状態
が解除されて、前記離接検知スイッチLS5はON65
となる。
【0046】図6の散開空間形成タイマー回路図におい
て、ブレーク接点c3が開き、メーク接点scが閉じた
状態において、前記各離接検知スイッチLS1・LS5
のON64・65により、散開空間形成タイマーT1・
T5が夫々始動66・67する。そして、前記各散開空
間形成タイマーT1・T5のタイムアップ(設定時間経
過)68・69で、図7の可動棚の移動選択回路図にお
いて、散開空間形成タイマーの接点t1・t5が開き、
動作中の右走行リレーF1・左走行リレーR4を夫々復
帰70・71させ、図8のモータ駆動回路図において、
メーク接点f1・r4を開き、可逆モータM1・M4へ
の通電を断ってこれを停止せしめることにより、可動棚
B・Eは夫々停止72・73する。
【0047】そして、図6の散開空間形成タイマー回路
図において、前記散開空間形成タイマーT1・T5のタ
イムアップ68・69により、散開空間形成タイマーの
接点t1・t5を閉じ、散開空間形成タイマーT2・T
4が始動74・75する。前記各散開空間形成タイマー
T2・T4のタイムアップ76・77で、図7の可動棚
の移動選択回路図において、散開空間形成タイマーの接
点t2・t4が開き、動作中の右走行リレーF2・左走
行リレーR3を夫々復帰78・79させ、図8のモータ
駆動回路図において、メーク接点f2・r3を開き、可
逆モータM2・M3への通電を断ってこれを停止せしめ
ることにより、可動棚C・Dは停止80・81する。こ
のようにして、各可動棚が停止した時点で散開制御回路
がリセット82され、図3に示すような空間1・2・3
・4・5が均等に散開された状態になる。
【0048】以上は均等散開の動作説明であるが、図4
に示す不均等散開にする場合は、各棚間の散開空間形成
タイマーの設定時間を予め不均等になる移行時間に設定
することにより、不均等散開することができる。その場
合の動作フローは図11と同様であるので説明を省略す
る。
【0049】以上、実施例について説明したように、本
発明は各可動棚を散開・密集可能に構成して狭い空間の
収納密度を上げつつ、出納作業を迅速、且つ容易にした
散開型電動式移動棚装置であり、散開空間形成タイマー
の個数を節約した構成、散開空間の形成幅を独立的に任
意に設定できる構成、更に通路選択操作と通路遮断操作
の機能を持つ通路選択・遮断操作装置との組合せにより
、所望通路の選択操作時、あるいは不使用時に各棚間の
通路入口部を進入阻止する通路遮断操作後、散開させる
ことにより、安全に移行でき、また散開移行停止後も各
棚間の空間の安全を確保しつつ、収納物品のよりよい空
調効果を図ることができるものである。更に、本実施例
のリレー回路に代えて、半導体回路、あるいはシーケン
サーで構成しても、各通路ごとに散開空間形成タイマー
を用いれば同一効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各棚間の各散
開空間に対し散開空間形成タイマーが一つずつでよい構
成を採用したので、部品点数が少なくてすみ、従って制
御回路が簡素化される。また、前記各散開空間形成タイ
マーが、最後尾を走行している可動棚の走行時間を制御
する散開空間形成タイマーの設定された時限の終時(タ
イムアップ)ごとに、前記最後尾の可動棚の直前を走行
している可動棚の走行時間を制御する散開空間形成タイ
マーを順次継続始動するように構成したので、互いに他
の散開空間形成タイマー設定の影響を受けずに独自に設
定でき、タイマー設定作業が単純容易となり、取扱いが
便利である。また更に、各通路の通路選択・遮断操作装
置の通路遮断操作後でなければ、散開移行できないので
、散開移行時、あるいは散開移行後も空間内の安全性が
確保できる。請求項2の発明によれば、散開ボタン操作
の信号で構成される散開指令手段を設けたので、作業用
通路不要時に任意に散開空間を形成する位置に各可動棚
を散開させることができる。請求項3の発明によれば、
タイマー回路の設定時間経過後に指令信号を出す散開指
令手段を設けたので、一定時間後に散開空間を形成する
位置に、各可動棚を自動的に散開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置において出納作業が終了し、通路口
が遮断された状態を示す正面図である。
【図2】本発明装置において出納作業用通路が形成され
た状態を示す正面図である。
【図3】本発明装置において不使用時に各棚が均等散開
している状態を示す正面図である。
【図4】本発明装置において各棚間が不均等散開してい
る状態を示す正面図である。
【図5】本発明装置において通路選択操作と通路遮断操
作の機能を備えた通路選択・遮断操作装置の操作フロー
を示す図である。
【図6】本発明装置における散開空間形成タイマー回路
図である。
【図7】本発明装置における可動棚の移動選択回路図で
ある。
【図8】本発明装置におけるモータ駆動回路図である。
【図9】本発明装置における通路選択形成のフローチャ
ートである。
【図10】本発明装置における散開指令手段を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明装置における散開移行、停止のフロー
チャートである。
【符号の説明】
A〜F  固定棚または壁、  B〜E  可動棚、 
 1〜5  各棚間の通路あるいは空間、  M1〜M
4  可逆モータ、  LS1〜LS5  離接検知ス
イッチ、CL1〜CL5  操作ハンドル、  CA1
〜CA5  通路選択ソケット、  AS1〜AS5 
 通路遮断ソケット、  RP1〜RP5  安全ロー
プ、  SS  散開ボタン、  c1〜c5  通路
選択リレーの接点、  T1〜T5  散開空間形成タ
イマー、  t1〜t5  散開空間形成タイマーの接
点、  so  通路形成リレーの接点、  sc  
散開形成リレーの接点、  F1〜F4  右走行リレ
ー、  f1〜f4  右走行リレーの接点、  R1
〜R4  左走行リレー、  r1〜r4  左走行リ
レーの接点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定棚あるいは側壁で区分される区画
    内に、夫々に走行用の可逆モータを備えた可動棚を一つ
    の作業用通路に相当する余裕空間をもって複数個配列し
    、物品出納時には、各通路ごとに設けられた通路選択操
    作機能と該通路の進入を阻止する通路遮断操作機能とを
    備えた通路選択・遮断操作装置の通路選択操作により、
    前記可動棚を移動させ、物品を出納すべき前記棚間に作
    業用通路を形成し、出納作業終了時には該形成通路の通
    路遮断操作で制御回路をリセットして次の所要通路を形
    成するようにし、前記形成通路の不使用時には、前記各
    棚間に散開空間を形成するために、前記通路選択・遮断
    操作装置の通路選択操作による形成通路を検出する手段
    と、該形成通路の通路遮断操作後準備される散開指令手
    段と、前記各棚間ごとに散開空間の形成幅を夫々に設定
    する散開空間形成タイマーと、前記余裕空間を前記散開
    空間を形成すべき前記各棚間に散在させる散開位置に、
    前記可動棚を移行停止させる散開制御回路とを有し、前
    記作業用通路が形成され、該形成通路の通路遮断操作後
    、前記散開指令手段の指令信号があるとき、前記散開制
    御回路が動作し、前記形成通路が閉じる方向へ前記各可
    動棚が前記形成通路に面する前記可動棚より順次に散開
    移行し、該散開移行時に最後端部の散開空間に対応する
    前記散開空間形成タイマーが始動し、順次散開移行方向
    に形成される当該散開空間に対応する前記各散開空間形
    成タイマーが、該各散開空間形成タイマーに設定される
    時限の終時ごとに順次継続始動し、夫々の散開空間形成
    タイマーの前記設定時限内は、当該棚間に前記散開空間
    を形成すべく、該散開空間に面する前記散開移行方向に
    ある片側の前記可動棚が移行し、該散開空間形成タイマ
    ーの前記時限の終時には、当該散開空間に面する前記移
    行中の前記可動棚が夫々に前記散開位置に停止するよう
    に構成したことを特徴とする散開型電動式移動棚装置。
  2. 【請求項2】  散開指令手段が、形成通路が通路遮断
    操作された後、散開ボタンの操作信号で構成される請求
    項1記載の散開型電動式移動棚装置。
  3. 【請求項3】  散開指令手段が、形成通路の通路遮断
    操作後作動するタイマー回路を有し、該タイマー回路の
    設定時間経過後作動する信号で構成される請求項1記載
    の散開型電動式移動棚装置。
JP3163462A 1991-06-10 1991-06-10 散開型電動式移動棚装置 Expired - Lifetime JPH089405B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106439U (ja) * 1982-12-29 1984-07-18 株式会社文祥堂 電動式移動棚装置
JPH01156212A (ja) * 1987-12-10 1989-06-19 Daifuku Co Ltd 移動棚設備
JPH01198510A (ja) * 1988-02-03 1989-08-10 Bunshiyoudou:Kk 電動式移動棚装置

Patent Citations (3)

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