JPH04364020A - パターン検出装置及び露光装置 - Google Patents

パターン検出装置及び露光装置

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JPH04364020A
JPH04364020A JP3138827A JP13882791A JPH04364020A JP H04364020 A JPH04364020 A JP H04364020A JP 3138827 A JP3138827 A JP 3138827A JP 13882791 A JP13882791 A JP 13882791A JP H04364020 A JPH04364020 A JP H04364020A
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JP
Japan
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substrate
mask
pattern
diameter
aperture
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JP3138827A
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Yukihiro Shibata
行広 芝田
Tsutomu Tanaka
勉 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体,液晶素子等の
電子デバイス製造工程において、マスクと基板を近接さ
せてマスクパターンを基板上に転写するプロキシミティ
露光方式のマスクと基板の高精度な位置合わせを可能と
するパターン検出装置及び露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロキシミティ露光装置は、回路パター
ンを形成したマスクとマスクの回路パターンが転写され
る基板間に、数十から100μm程度の微小ギャップを
あけて露光するものである。
【0003】マスクと基板のパターン同士の位置合わせ
は、マスクと基板のアライメント用パターンを同時に検
出光学系により取り込み、そのずれ量を検出するもので
ある。この時、検出光学系の焦点深度よりも、マスクと
基板間のギャップが広いと、どちらか一方あるいは両方
のアライメント用パターンがぼけた状態で検出されるた
め、精度の高い検出ができない。
【0004】従来の装置におけるパターン検出方法の例
としては、特開昭51−138464号公報に記載のよ
うにマスクと基板のギャップ量に応じて、それぞれ光路
長を変えた二つの光路を合成した光学系で、焦点が合っ
たマスクと基板のアライメントパターンの像を合成して
撮像装置に結像させ、マスクと基板の相対位置を検出す
るものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プロキシミティ露光装
置におけるマスクと基板のパターン同士の位置合わせは
、一般に検出光学系の対物レンズの焦点位置を、マスク
と基板の中間位置に設定するため、検出像のコントラス
トが低下し、検出精度さらには位置合わせ精度も劣化す
る。また、パターンを形成する基板が大型になると、マ
スクと基板を接触させないためには、ギャップをさらに
拡げる必要性がでてくる。これに伴い、マスクと基板の
アライメント用パターンの検出精度、そして位置合わせ
精度が劣化したり、さらには位置合わせができないもの
がでてくる可能性がある。
【0006】これに対して、上記従来技術はマスク及び
基板共に対物レンズの焦点が合っているため、高精度の
検出ができる利点がある。一方、低コストの検出装置を
実現するには、構成の簡素化を図る必要があり、従来技
術とは別の方式を考える必要がある。
【0007】本発明の目的は、マスクと基板間のギャッ
プ量に応じて、検出光学系のNAの最適化を図ると共に
照明光路における絞りを適切な径にすることにより、コ
ントラストの高い検出像が得られ、高精度なマスクと基
板の位置合わせを可能とし、しかも簡単な検出光学系の
構成によるコストの低いパターン検出装置及び露光装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、マスクと基板上を落射照明する照明手段
と、マスクと基板上の段差パターンからの反射光のNA
を制約するNA絞りを対物レンズの後側焦点位置あるい
は共役位置の近くに配置し、前記NA絞りの径を任意に
調整できる機構と、前記NA絞りを通過して結像した像
の光強度分布を光電変換素子により受光して信号に変換
する検出手段を備え、マスクと基板間のギャップ量に応
じて、最適であるパターン検出装置のNA絞り径に設定
することにより、高精度なアライメント性能を実現でき
るパターン検出装置及び露光装置を提供する。
【0009】また、NA絞り径が変動しても光電変換素
子に到達する光量を一定にするために、照明手段に開口
絞りを設け、NA絞り径の変化に対応して開口絞り径を
制御できるようにしたパターン検出装置及び露光装置を
提供するものである。
【0010】
【作用】プロキシミティ露光装置におけるマスクと基板
のアライメントは、図3(a)に示すようにマスクのア
ライメントパターンと基板のアライメントパターンの双
方の反射光を検出光学系の対物レンズにより取り込み、
マスク及び基板のアライメントパターンを検出するもの
である。ここで、対物レンズの焦点深度から検出物体が
はずれてしまうと像がぼけてしまう現象を生じる。
【0011】焦点深度ΔZは対物レンズの開口数(NA
)により決定され、この関係式を式(1)に示す。
【0012】
【数1】
【0013】式(1)で求めた焦点深度とNAの関係を
図4に示す。この図で分かるように、NAが大きくなる
程、焦点深度が浅くなる。このため、図3(a)に示す
マスクと基板のギャップZが焦点深度より十分大きい場
合は、図3(b)に示す通り検出像のコントラストが低
く、ギャップZが焦点深度内である場合は、図3(c)
に示す通り検出像のコントラストが高くなる。
【0014】ここで、検出像のコントラストCは、図3
(b),(c)に示す通り最大出力をa、最小出力をb
とすると式(2)より求まる。
【0015】
【数2】
【0016】また、一般的にコントラストが高いほど、
検出精度が向上する。
【0017】本発明によれば、対物レンズの後側焦点位
置あるいはその共役位置の近くに調整可能な絞りを設け
ることにより、検出光学系のNAを任意に変えることが
可能となり、マスクと基板のギャップに応じて絞りの径
を調整して焦点深度の最適化を図り、コントラストの高
い検出像が得られる。
【0018】また、照明光路に配置された開口絞りの径
を可変にすることにより、検出手段のNAが変化しても
NA絞り径に対する開口絞り径の割合を、常に等しくす
ればコントラストの高い検出像が得られる。さらに、照
明光路の光源とコンデンサレンズを光軸方向に移動自在
とすることにより、開口絞り位置における照明光源の大
きさを調整することが可能となり、検出光路の光電変換
素子に到達する光量のむだを低減することができ、光電
変換素子に到達する光量が一定になるため、NA絞り径
を変更しても照明光量の調整が不要となる。
【0019】また、NA絞り及び開口絞りの径と光電変
換素子における出力の関係を記憶できる手段を用いて、
両絞りを変えながらアライメントパターンの検出像のコ
ントラストを記憶させ、最もコントラストが高い両絞り
径を選択して設定することにより、高コントラストの検
出像が得られる。
【0020】上記パターン検出装置を用いて、マスクパ
ターンと基板パターンの位置合わせを行なうことにより
、露光ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明する
【0022】図1に本発明の一実施例であるプレキシミ
ティ露光装置のパターン検出装置の基本構成を示す。基
板1とマスク3は微小ギャップをあけて保持されている
。検出光学系は検出光路5、照明光路13で構成されい
ている。検出光路5は、対物レンズ6と、リレーレンズ
9及びT.VカメラあるいはC.C.D等の光電変換素
子12で構成されている。対物レンズ6の焦点7はマス
クアライメントパターン4及び基板アライメントパター
ン2を同時に検出するため、マスク3と基板1間のギャ
ップの中央付近に設定する。また、対物レンズ6の焦点
7と光電変換素子12は、対物レンズ6とリレーレンズ
9を介して結像関係にある。対物レンズ6の後側焦点位
置8と、リレーレンズ9を介して共役関係にある位置に
NA絞り10と、NA絞り10の径を任意の大きさに設
定するNA絞り径調整機構11を配置する。照明光路1
3は、光源14とコレクタレンズ15と開口絞り16と
開口絞り径調整機構17とリレーレンズ18で構成され
ている。光源14の像は、コレクタレンズ15を介して
開口絞り16の位置に結像し、さらに開口絞り16はリ
レーレンズ18を介して、対物レンズ6の後側焦点位置
8に結像されるケーラー照明とする。
【0023】パターン検出装置におけるパターン検出と
はマスク3と基板1に配置したマスクアライメントパタ
ーン4と基板アライメントパターン2の相対位置を検出
するものである。アライメントパターンはマスク3には
図2(a)に示す井桁状マスクアライメントパターン4
、基板1には図2(b)に示す十字状基板アライメント
パターン2をそれぞれ一対ずつ配置しておき、図2(c
)に示す通りマスクアライメントパターンと基板アライ
メントパターンを重ね合わせた時に、マスクアライメン
トパターン4の中央に基板アライメントパターン2が位
置合わせされるように配置したものである。
【0024】プロキシミティ露光方式のパターン検出装
置では、図3(a)に示すマイク3と基板1間のギャッ
プZの中央付近に対物レンズ6の焦点7を設定するため
、対物レンズ6の焦点7に対してマスクアライメントパ
ターン4及び基板アライメントパターン2は、それぞれ
ギャップの半分の距離だけ焦点のずれた像が検出される
。このため、マスクと基板間のギャップが拡いと図3(
b)の様にコントラストの低い検出像が得られるが、ギ
ャップが狭いと図3(c)の様にコントラストの高い検
出像が得られる。通常のアライメントでは、検出波形よ
りマスクアライメントパターン4及び基板アライメント
パターン2の中心を求め、マスクアライメントパターン
4の間隔Lmの中心に基板アライメントパターン2を位
置合わせする。従って、アライメント検出精度は、パタ
ーン中心を検出する精度となり、この検出精度を向上さ
せるために検出像のコントラストを高くする必要がある
【0025】検出像のコントラストは、検出光学系のN
Aに大きく影響される。一般に、NAと焦点深度ΔZ及
び解像度Rの関係は、式(3),式(4)で表される。
【0026】
【数3】
【0027】
【数4】
【0028】焦点深度ΔZはNAの二乗に反比例して深
くなり、解像力RはNAに比例して高解像度となる。N
Aと焦点深度ΔZの関係を図4に、NAと解像度Rの関
係を図5に示す。これより、NAを小さくすることによ
り、焦点深度が深く解像度が低い検出光学系に設定でき
、NAを大きくすることにより、焦点深度が浅く解像度
が高いパターン検出装置に設定できる。
【0029】ここで、パターン検出装置の解像度RはN
Aが大きいほど高くなるため、NAを小さくして焦点深
度ΔZを深めた光学系ほどアライメント検出精度が向上
するとは限らず、アライメントパターン面と対物レンズ
の焦点とのずれ量より大きい焦点深度を持つ最大のNA
が検出光学系の最適値となる。従って、マスク3と基板
1の設定ギャップに対して、NA絞り10の径を調整し
て焦点深度を合わせる様にすればよい。例えば、設定ギ
ャップを50μmとした場合は、図4よりNAを0.1
になる様にする。また、この場合の解像力は、図5より
3μmであるからアライメントパターン幅は、3μm以
上にする必要がある。同時に、設定ギャップを100μ
mとした場合は、NAを0.07にして、アライメント
パターン幅は4.3μm以上とする必要がある。
【0030】尚、検出したパターンの像のコントラスト
は焦点深度外であると急激に劣化することはなく、必ず
しもギャップと焦点深度を合わせる必要がない。
【0031】開口絞り16の径を制御して、検出像のコ
ントラストを高めるためにはNA絞り10の径に対する
開口絞り16の径を一定にする必要がある。これについ
て、パターン検出装置の基本構成を示す図1を用いて説
明する。単に、開口絞り16を変化させる方法と、設定
した開口絞り16の径と開口絞り16の位置における光
源14の像の大きさが等しくなるように、光源14及び
コレクタレンズ15を光軸方向に移動させて光源14の
像の倍率を設定する方法がある。例えば、NA絞り10
の径をD1、対物レンズ6の後側焦点位置8におけるN
.A絞り10の径D1の像の径をD2、D1のD2にお
ける倍率をa、開口絞り16の位置における光源14の
像の径をD3、D3のD2における倍率をbとおくと、
式(5)に示す関係が成り立つ。
【0032】
【数5】
【0033】従って、D3はD1に比例するため、実際
のN.A絞り10の径D1に対してa/bの比率で開口
絞り16の径D3を制御すればよい。
【0034】また、光電変換素子12に到達する光量を
一定にして、検出像のコントラストを高める別の方策と
しては、光源から発光する照明光の照度を任意に調整で
きる機構を設けることが考えられる。
【0035】ここで、NA絞り10と開口絞り16の例
を図6に示す。NA絞り10と開口絞り16は、それぞ
れNA絞り径調整機構11及び開口絞り径調整機構17
により、任意の径に調節することができる。NA絞り1
0の機構は図6(a)に示す通り、NA絞り径調整機構
11を用いて絞りの周辺部を回転させることにより、N
A絞り10の径を任意に調整する方法がある。また、別
の機構として図6(b)に示す通り、NA絞り径調整機
構11を用いて絞りの周辺部を回転させることにより、
任意の径の絞りに設定する方法がある。尚、開口絞り1
6及び開口絞り径調節機構17についてはNAと同様で
よい。
【0036】図7にパターン検出装置を露光装置に適用
したシステム構成図を示す。検出光路5及び照明光路1
3は図1と同じ構成で、光電変換素子12からの出力は
A/D変換器20とシンクロスコープ21に、またA/
D変換器20からの出力はインターフェイス回路22を
通してCPU23に記憶される。露光装置で露光を開始
する前に装置の諸条件を制御装置24に入力する。この
条件の内の一つが設定ギャップである。例えば、図4に
示した焦点深度とNAの関係図において、焦点深度の代
わりにギャップとしたデータファイル25より最適NA
を求める。さらに、このNAに設定されるように、制御
装置24よりNA絞り径調整機構11を駆動させ、最適
NA絞り10の径に設定する。このNA絞り10の径に
対応して、最適な開口絞り16の径をデータファイルよ
り求め、制御装置24より開口絞り径調整機構17を駆
動させ、最適な開口絞り16の径に設定する。
【0037】例えば、ギャップ200μmの場合におけ
る最適NA設定手順について具体的に説明する。まず、
制御装置24に入力されたギャップ通りに設定されるよ
うに、基板チャック26を上昇させる。次に、ギャップ
200μmにおける最適NAをデータファイル25より
0.04と求め、NA0.04となるように制御装置2
4よりNA絞り径調整機構11を駆動させ、最適なNA
絞り10の径に設定する。また、設定したNAに対応し
て、最適である開口絞り16の径を設定するため、デー
タファイル25より開口絞り16の径を求め、制御装置
24より開口絞り径調整機構17を駆動させ、最適な開
口絞り16の径に設定する。さらに、制御装置24より
、光源14及びコレクタレンズ15を移動させる指令を
出し、開口絞り16の位置に結像する光源14の像の径
を開口絞り16の径と等しくさせる。尚、実際にはデフ
ォーカス量が焦点深度内になくてもパターン検出ができ
る場合は、データファイル25に示すNAとギャップの
関係は必ずしも式(1)に示した関係でなくてもよい。 以上でパターン検出装置の最適NA絞り及び開口絞り1
6の設定は終了であり、実際にマスク3と基板1のアラ
イメントを行うことにより高精度なアライメントが可能
となり、パターンの重ね合わせ精度が向上する。 尚、この検出光学系の最適NA設定は、基板毎あるいは
工程毎に行なうかどうかは状況に応じて決定すれば良い
。アライメント終了後、露光を行ないマスク3の回路パ
ターンを基板1上に転写する。
【0038】次に、前述の方式とは別に、検出像のコン
トラストを基にして最適NAを設定する方法について、
パターン検出装置を露光装置に適用したシステム構成図
を示す図7及び、フローチャートを示す図8を用いて説
明する。まず、マスク3と基板1間のギャップを設定し
てNAを最大にする。この状態より、光電変換素子12
に到達する検出光の照度を一定に保ちながらNAが最小
になるまでNA絞り10及び開口絞り16の径を駆動す
る。NAが大きい場合は、図9(a)の様に焦点深度Δ
Zが浅いため、検出像のコントラストが低い。そして、
NAを小さくすると検出像のコントラストが高くなり、
焦点深度ΔZがギャップと同じ程度になると、図9(b
)の様に最もコントラストが高い最適NAとなる。 さらに、NAを小さくすると解像力が低下し、コントラ
ストも低下する。このNAが最大から最小の動作中にお
ける検出波形のデータを随時記録しておき、最も高いコ
ントラストが得られる検出波形を抽出し、この時のNA
を求める。次に、求めたNAになるようにNA絞り径調
整機構11を用いてNA絞り10の径を設定し、光電変
換素子12に到達する検出光の照度が一定になるように
、開口絞り径調整機構17を用いて開口絞り16の径を
設定してアライメントを行なう。尚、この検出光学系の
最適NAの設定は、基板毎あるいは工程毎に行なうかど
うかは状況に応じて決定すれば良い。本方式でもアライ
メント終了後、露光を行ないマスク3の回路パターンを
基板1上に転写する。
【0039】このように、重ね合わせ露光工程では前露
光工程で基板1に転写されたパターンと、今回転写しよ
うとするパターンを描画してあるマスク3の位置合わせ
を行なう場合、アライメント検出系の焦点深度ΔZがマ
スク3と基板1間のギャップに対して小さすぎると、ア
ライメントパターンの検出精度が低下する。また、ギャ
ップに対してアライメント検出系の焦点深度が大きすぎ
ると、NAが必要以上に小さくなるため検出系の解像度
が低下し、位置合わせ精度が低下したり、あるいは検出
が不可能となる。そこで、露光条件に応じてアライメン
ト検出系のNAを最適値に設定し、任意のギャップでも
高精度の位置合わせを行なうことが可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、マスクと基板を近接さ
せて露光を行なうプロキシミティ露光方式のアライメン
ト装置において、任意のギャップに応じてアライメント
検出系のNAを最適値に設定することができ、高精度の
位置合わせが可能となる。これにより、位置合わせ誤差
に起因した不良基板の減少による歩留まり向上が実現で
きる。
【0041】また、NA絞り径の調整による光電変換素
子に到達する光量の変動に対しては、NA絞り調節機構
に連動させて開口絞り径を制御することにより均一化す
ることが可能となり低コスト、低コンパクト化が実現で
きる。
【0042】また、液晶製品、プリント基板等の大面積
化に伴い、マスク及び基板も大面積に移行しつつあるが
、露光工程ではマスクと基板間のギャップ誤差が大面積
になるほど大きくなるため、大ギャップ対応型のアライ
メント装置が必要になってくる。この課題に対しても、
検出系のNAを最適化することにより検出が可能となり
、マスク及び基板の大面積化の実現に向けて有効な技術
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロキシミティ露光用アライメン
ト装置の一実施例を示す光学系の系統図、
【図2】マス
ク及び基板アライメントパターンの形状を示す説明図、
【図3】アライメントパターンの検出像を示す説明図、
【図4】NAと焦点深度の関係を示す特性図、
【図5】
NAと解像力の関係を示す特性図、
【図6】NA及び開
口絞りを示す説明図、
【図7】図1のアライメント検出
光学系を露光装置に適用した例を示す説明図、
【図8】図1のアライメント検出系を露光装置に適用し
た例のフローチャート、
【図9】NAと検出像の関係を示す説明図。
【符号の説明】
1…基板、2…基板アライメントパターン、3…マスク
、4…マスクアライメントパターン、6…対物レンズ、
8…後側焦点位置、10…NA絞り、11…NA絞り径
調節機構、16…開口絞り。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路パターンを形成したマスクと基板を近
    接させて、マスクパターンを基板上に転写させるプロキ
    シミティ露光方式において、マスクと基板上の照明手段
    と、マスクのパターンと基板上の段差パターンからの反
    射光を取り込む範囲を任意に調整可能な絞りを対物レン
    ズの後側焦点位置、あるいは、その共役位置の近くに配
    置し、前記絞りを通過して結像した像の光強度分布を光
    電変換素子により受光して信号に変換する検出手段を備
    えたことを特徴とするパターン検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記照明手段は、光源
    とその光束を集光するコレクタレンズを光軸方向に移動
    自在とし、前記コレクタレンズにより光源が結像する位
    置に光源の大きさを任意に調整可能な絞りと、前記絞り
    を前記対物レンズの後側焦点位置に結像させるリレーレ
    ンズとからなり、マスク及び基板を落射照明するパター
    ン検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記検出手段の絞りの
    径に対応して照明手段の絞りの径を変動可能に構成した
    パターン検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記検出手段の絞りの
    径と照明手段の絞りの径に対する前記検出手段の光電変
    換素子の出力を記憶可能に構成されたパターン検出装置
  5. 【請求項5】回路パターンを形成したマスクと基板を近
    接させて、マスクパターンを基板上に転写させるプロキ
    シミティ露光方式において、マスクと基板上の照明手段
    と、マスクのパターンと基板上の段差パターンからの反
    射光を取り込む範囲を任意に調整可能な絞りを対物レン
    ズの後側焦点位置、あるいは、その共役位置の近くに配
    置し、前記絞りを通過して結像した像の光強度分布を光
    露変換素子により受光して信号に変換する検出手段と、
    前記検出手段から検出されるマスク及び基板上のアライ
    メント用のパターンに対して位置合わせするアライメン
    ト手段を備え、前記マスクに形成された回路パターンを
    基板上に露光するように構成したことを特徴とする露光
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記照明手段は、光源
    とその光束を集光するコレクタレンズを光軸方向に移動
    自在とし、前記コレクタレンズにより光源が結像する位
    置に光源の大きさを任意に調整可能な絞りと、前記絞り
    を対物レンズの後側焦点位置に結像させるリレーレンズ
    とからなり、マスク及び基板を落射照明する露光装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、前記検出手段の絞りの
    径に対応して照明手段の絞りの径を変動可能に構成する
    露光装置。
  8. 【請求項8】請求項5において、前記検出手段の絞りの
    径と照明手段の絞りの径に対する前記検出手段の光電変
    換素子の出力を記憶可能に構成した露光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999040613A1 (fr) * 1998-02-09 1999-08-12 Nikon Corporation Procede de reglage d'un detecteur de position
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