JPH04363772A - 円描画方式 - Google Patents

円描画方式

Info

Publication number
JPH04363772A
JPH04363772A JP3009288A JP928891A JPH04363772A JP H04363772 A JPH04363772 A JP H04363772A JP 3009288 A JP3009288 A JP 3009288A JP 928891 A JP928891 A JP 928891A JP H04363772 A JPH04363772 A JP H04363772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate
plotting
circle
point
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3009288A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Oguchi
小口 哲司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3009288A priority Critical patent/JPH04363772A/ja
Publication of JPH04363772A publication Critical patent/JPH04363772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCRT(カソード・レイ
・チューブ)、プリンター等の表示装置に画像データを
描画する方式に関し、特に円図形もしくは円図形の一部
(弧)を描画するための方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像データ作成用の制御装置は主
として2種類に大別される。
【0003】かかる2種類の制御装置には後述するよう
に乗算機構や関数演算機構等複雑でかつ長時間の演算を
要する機能が具備されており、高速でデータを作成する
ことができなかった。
【0004】しかしながら、この様な機能は従来の制御
方式には欠くべからざるもので、円図形等の画像データ
を高速で作成することは困難であった。以下に、円画像
データを作成する従来の制御方式を提示して上記欠点を
明らかにする。
【0005】その第1は、円の方程式を基にしてX座標
、又はY座標を1座標単位(1ドット単位)で変更しな
がら描画すべき円上の点を表示装置のドット位置として
算出していく方式である。より具体的な説明を加えると
以下の如くとなる。
【0006】中心座標(h,k)、半径rの円を点(h
+r,k)より描画を開始し、X座標方向に1座標単位
で座標を変更しながらY座標を算出し、円描画を行なう
場合、X座標(xn)は式(1)で示すように(h+r
)から(h−r)の座標まで“1”ずつ減算される。
【0007】
【0008】その都度Y座標が式(2)から算出される
【0009】
【0010】この第1の円描画方式では、(2)式から
明らかなように表示座標1ドットの算出毎に2回の整数
乗算、1回の実数平方根演算、3回の整数加減算を必要
とする。その為、乗算回路、平方根演算回路、加減算回
路を用いた長時間の演算を必要とし描画が遅れるという
欠点がある。
【0011】更にX座標もしくはY座標いづれかを基準
として1座標単位で変更しながら、その時のY座標(X
座標)を求めている為、図1に示すように0度から45
度、135度から225度、315度から360度(0
度)の間の円周上に描画されるドットの間隔が拡がり、
描画精度及び品質が劣る等の欠点もある。
【0012】第2の従来より実施されている円描画方式
は、円周上の点を三角関数を含む数式によって表現し、
1単位角度毎に描画すべきドットのX座標、Y座標を算
出、変更する方式であり、より具体的な説明を加えると
以下の如くとなる。
【0013】中心座標(h,k)、半径rの円において
、円周上の点(xn,yn)は、式(3)および(4)
によって表現される。
【0014】
【0015】
【0016】ここで、θnを例えば1度毎に0度から3
60度まで360回変更し、角度変更毎に上式からX,
Y座標を算出するものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】この描画方式では1ド
ットの描画毎に、2回の実数三角関数演算、2回の実数
乗算、2回の整数加算を必要とする為、これも描画時間
が長くなるという欠点を除去することはできない。
【0018】一方描画時間短縮を目的として、あらかじ
め三角関数テーブルをメモリに用意しておき、そのテー
ブルを参照する事によって、上記した2回の実数三角関
数演算を省略することも考えられるが、関数テーブルと
して大容量メモリを必要とし、一般性、拡張性に乏しく
なるという欠点が生じてくる。
【0019】しかも、いずれにせよ少なくとも2回の実
数乗算が実行されなければならないので演算時間は長く
、かつそのための乗算機構などを用意しなければならな
いのでハードウェア機構が複雑化してしまう。
【0020】この第2の描画方式では角度をドット描画
位置変更の単位としているので、円周上に描画されるド
ットの間隔は、その半径が一定であれば等間隔となる。 従って第1の従来方式と比較して描画品質は向上する。
【0021】しかしながら、半径の値に従がって角度変
更の単位を最適に変更する手段を用意しないと、半径の
値がどのような円であろうと、例えば半径が1であろう
と1000であろうと同数の描画ドット数となり、半径
が小さい場合には同一座標への無駄なドット多重描画、
又は半径が大きくなるにつれて描画ドット間隔が拡がり
すぎるという不都合が生じる。
【0022】図2は、この欠点を説明するための描画像
図である。この図の例では角度変更の単位を15度とし
たものであって、半径が1の小円であっても、半径が8
の大円であっても、総描画ドット数はいづれも360/
15=24点を必要とする。
【0023】従って、半径が1の小円では同一座標に多
数回のドット描画が実行され、又半径が8の円では、描
画ドットの間隔が拡がり表示品質が劣化してしまう。
【0024】尚、特に図示していないが、これら2種の
従来方式では表示画面への表示位置(ドット位置)を算
出するのに、乗算演算回路や平方根演算回路等複雑なハ
ードウェア機構を必要とする。
【0025】従って、処理装置(例えばマイクロコンピ
ュータ等)が大型化すると共に加減算に比べて数十倍以
上もの演算処理時間を費さねばならないということが、
特に大きな欠点であった。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示画面上に
描画されるべき円の描画開始点データを設定する第1の
ステップと、前記描画開始点を基準としてそのY座標デ
ータ(またはX座標データ)を所定数ずつ変化させた時
のX座標データ(またはY座標データ)を次に描画すべ
き点のX座標データ(またはY座標データ)に近似する
第2のステップと、予め定められた数の描画点が描画さ
れたか否かを判定する第3のステップとを有することを
特徴とするものである。
【0027】
【作用】本発明によれば、座標(X,Y)を中心として
半径Rの円もしくはその円の一部(円弧)を表示面上に
描画すべき表示位置制御データ(画像データ)を作成す
る場合、X軸を始線として反時計回りにに0°〜45°
の第1の範囲、45°〜135°の第2の範囲、135
°〜225°の第3の範囲、225°〜315°の第4
の範囲、315°〜360°の第5の範囲に分割し、前
記円を第1及び第5の範囲に描く時は描画データ作成開
始点(X+R,Y)を記憶部から読み出し、そのY座標
を所定の値づつ変化せしめ、その時のX座標を第1の演
算部で求め、前記円を第2の範囲に描く時は描画データ
作成開始点(X,Y+R)データを記憶部から読み出し
て、そのX座標を所定の値づつ変化せしめその時のY座
標を第2の演算部で求め、前記円を第3の範囲に描く時
は描画データ作成開始点(X−R,Y)のデータを記憶
部から読み出し、そのY座標を所定の値づつ変化せしめ
その時のX座標を第1の演算部で求め、前記円を第4の
範囲に描く時は描画データ作成開始点(X,Y−R)の
データを記憶部から読み出し、そのX座標を所定の値づ
つ変化せしめてその時のY座標を第2の演算部で求め、
夫々の演算結果を画像データとして設定するように制御
される。前記X(又はY)座標を所定の値づつ変化せし
めた時の前記Y(又はX)座標は、円の方程式から得ら
れる前記Y(又はX)座標の値のうち小数部を四捨五入
して得られる整数値データに規格すれば処理が簡単にな
る。
【0028】ここで、座標とはX−Y直交座標系を意味
し、その座標データ(X,Y)は表示面上で、n番目の
主走査線がX、m番目の幅走査線がYに対応するものと
考えてもよい。
【0029】このようにして作成された画像データで指
示された表示面上に対応する位置(画素)にドットパタ
ーンが描画されて所望の面もしくは円弧が表示される。
【0030】本発明によれば、第1,第3,第5の範囲
に描画される円に対してはY座標を基準としてX座標を
求め、第2及び第4の範囲に描画される円に対してはX
座標を基準としてY座標を求めるように設定しているの
で、従来の図1に示すようなドット表示間隔にムラを出
すような画像データを作成したり、あるいは図2に示す
ように半径の違いに応じてドット表示間隔が拡がりすぎ
たり又は同一座標(同一ドット)への多重表示を行なっ
たりするような画像データを作成したりするようなこと
は無く、当間隔で無駄のない円もしくは円弧の表示位置
データを得ることができる。
【0031】又、小数演算部を四捨五入して演算データ
を作成しているため乗算や平方根演算の複雑な演算回路
は一切不要である。
【0032】従って演算回路の簡略化ができ高速でかつ
表示品質のよい画像データを作成することができる。
【0033】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
詳細に説明する。
【0034】まず、図3に本発明で作成した画像データ
に基づいて表示面上に円を描画した様子を示す。これは
中心座標(h,k)、半径8の円を描画したときの一実
施例を示す描画図である。このとき全円は、45度毎に
8個の1/8円弧に分割され、その1/8円弧を8回描
画開始点及び描画方向を変更する事によって全円周の描
画位置データが作成され、このデータが表示部に送られ
て全円周が描画される。315度から45度(第1及び
第5の範囲)、135度から225度(第3の範囲)の
1/8円弧描画に関しては、描画データ作成開始点を中
心から方向0度及び180度の円周上の点に選択し、Y
座標を1座標単位で移動させたときのX座標値を算出し
て描画を行ない、45度から135度(第2の範囲)、
225度から315度(第4の範囲)の1/8円弧描画
に関しては描画データ作成開始点を中心から方向90度
及び270度の円周上の点に選択し、X座標を1座標単
位で移動させたときのY座標値を算出して描画を行なう
【0035】以下、本発明の一実施例における円描画位
置データのX,Y座標算出の為のアルゴリズムについて
詳細に説明する。
【0036】図3に示す中心(h,k)、半径rの円に
対して、0度から45度に至る1/8円弧描画を例にあ
げると、円の方程式は式(5)で示される。
【0037】
【0038】この1/8円弧描画の場合は前述したとう
り、Y座標の1座標変更毎に円周上の画像データを算出
するので(5)式を変形して(6)式を得る。
【0039】
【0040】ここで座標は全て“正の整数”で定義され
なければ、表示面上にドットパターンを表示することが
できないので(6)式で定まるxの値に対してその整数
部を“I”、小数部を“F”で表現すると、(7)式を
得る。
【0041】
【0042】ここで(7)式をそのままの形で演算し、
X座標を直接算出すると2回の整数乗算、1回の整数減
算、1回の実数平方根演算を必要とすることが容易に理
解できる。
【0043】しかしながら実数平方根や乗算演算は長時
間の演算時間を必要とするので描画速度が遅くなり好ま
しくない。
【0044】従って、本実施例では(7)式の小数部分
Fにのみ注目し、これによって描画ドット位置のXある
いはY方向の変位分を検出して描画すべきドット位置の
座標を決定するように工夫している。
【0045】この方式によれば後述するように、わずか
な整数加減算のみで描画ドット座標位置を指示する画像
データを求めることができ、極めて高速度で描画データ
の作成を行なうことができる。
【0046】座標は一般に“正の整数”で定義されるの
で、得られる小数部分Fを四捨五入する事によって直線
的に変化する円の軌跡を座標上のドットとして近似する
ことができる。
【0047】このため(7)式において、Fが1/2未
満の場合は、整数部“I”には変更がなく、Fが1/2
以上の場合は、整数部“I”は1だけ減算された値とな
るように設定する。
【0048】即ち、Fが1/2以上となった場合には、
描画ドットデータのX座標を−1だけ移動させて各範囲
での円の座標データを規格化する。従って(7)式に四
捨五入の条件を加味すると、(8)式となる。
【0049】
【0050】これを変形して(9)式とすることができ
る。
【0051】
【0052】この範囲(0°〜45°)では描画開始点
が中心から0度の円周上の点(h+r,k)に定められ
るので、y=k,I=r+hを代入すると(9)式はr
−1/4≦0  ……(10) となる。整数演算を行なう為1/4の値を1に切上げて
もrが整数値であるので支障は無い。従って、描画開始
点では(9)式は r−1≦0  ……(11) となり、これは描画開始点における小数部演算の中間結
果Dの初期値となる。この式の正負を判断する事により
、(7)式における四捨五入の判断をする事が可能とな
ることは容易に理解できる。今r=8であるので(9)
式は満足されず、小数部Fは0となる。
【0053】一方、(9)式が満足されるときは、四捨
五入の条件が満足されるので、その時のX座標の整数部
Iを1だけ減算してX座標を−1だけ移動すればよい。
【0054】次に、小数部の演算を実行して次描画点の
X座標を求める必要があるが、(8)式に示す小数部F
の値を直接求めると平方根演算を必要とし処理が大変で
ある。
【0055】しかしながら、実際の描画ではY座標が+
1づつ変化する毎に、X座標が変化しないか、あるいは
−1だけ変化するかのいずれかである。そしてこの変化
の有無は前記中間結果Dが正となるか負となるかによっ
て決定されるわけである。故に、次の描画点での中間結
果Dの変位を求めればよい。即ち、(9)式の左辺の変
位を求めることによって次の中間結果を求めることがで
きる。
【0056】ここで、(9)式の左辺を直接演算すると
多数回の実数乗除算が必要となるので、演算時間が長く
なる。従って、(9)式の左辺0以外のとき、X座標は
変化せずY座標のみが1だけ加算されればよい。故に、
次描画点の座標データAに対しては(12)式となる。
【0057】
【0058】一方、前描画点Bに対しては(13)式と
なる。
【0059】
【0060】したがって、中間結果Dの変位D1はその
差をとって、(14)式を得る。
【0061】
【0062】一方、(9)式の左辺が0未満のときは四
捨五入条件を満足するので、次描画点での中間結果はY
座標が+1,X座標が−1されるため(15)式となる
【0063】
【0064】となる。故に、中間結果Dのこの時の変位
は(15)−(13)式で算出されるので、(16)式
を得る。
【0065】
【0066】となる。ここで、−{2(y−k)+1}
は変位D1と同値であるため、これを除く式、すなわち
2{(I−h)−N}−2を変位D2として算出し、そ
の結果からD1分を引けば解が求まる。
【0067】なお、NはX座標の変化回数を示す。
【0068】ここで、図4に本発明の画像制御装置の概
略を示すブロック図を提示する。図4において、メモリ
100は複数のレジスタ等で構成されたもので、CPU
あるいは外部メモリから送られるX,Y座標と円との交
点、即ち画像データ作成開始点が設定される。
【0069】このメモリ100からのデータはY座標を
所定数づつ変化させた時のX座標を前述の方式に基いて
算出する第1の演算部101と、X座標を所定数づつ変
化させた時のY座標を算出する第2の演算部102とに
送られ、夫々の演算結果が画像データ格納メモリ103
に出力される。尚、演算途中結果はメモリ100に一時
格納するものとする。メモリ103から表示部104へ
画像データが表示信号に変換されて転送されることによ
り所望の円あるいは円弧の表示を可能ならしめる。10
5は各部のタイミングを制御する信号を出力する制御部
である。
【0070】ここで、メモリ100に格納されるデータ
についてより詳しく説明する。
【0071】分割された角度(第1〜第5の範囲)のう
ち例えば第1の範囲に表示すべき画像データを作成する
場合、初期値X、初期値Yとして描画開始点の座標X=
h+8,Y=kが設定され、小数部演算の中間結果Dと
して描画開始時においては、(11)式で与えられた値
r−1=7が設定される。更に小数部演算の変位D1 
として描画開始時においては(14)式において、Yが
kであるから−1が設定される。さらに、小数部演算の
結果が0未満となったときに追加実行される値D2 と
して(16)式で示される小数部演算変位式の一部であ
る2{(I−r)−N}−2の計算結果が格納される。 描画開始時においてN=0,I=rであるので、D2 
として2{(I−h)−1}が設定される。X座標の方
向変化が生ずるたびに、前記2(I−h−N)−2のN
の値が1だけ増加されるので、その結果D2 は2だけ
減算される。
【0072】図5は描画演算実行回路のブロック図であ
りCPUから送出される命令又はパラメータがデータ及
び制御バス10を経由してレジスタD,変位D1,D2
,X,Y,DCに設定される。ここで、レジスタD,D
1,D2には前述した中間結果D,変位D1,D2が夫
々格納される。さらにレジスタX,Yには夫々描画開始
座標が格納され、レジスタDCには描画範囲に描画すべ
きドット数が格納される。
【0073】さらに描画開始命令が与えられたとき描画
指示信号発生回路(フリップフロップ)42を起動する
為の信号線11がフリップフロップ42のセット端子に
接続される。20aから20pは各々切換ゲート群であ
り、G入力が“1”となったとき、入力信号が出力に接
続され、G入力が“0”のときは、出力には信号が出力
されず開放状態となる。35,36,37は3バス形式
を持った演算器のデータバスであり、被演算数が35へ
、演算数が36へ、ALU50の出力である演算結果が
37へそれぞれ接続される。ALU50は演算器であっ
て、オア・ゲート45gよりA/Sに供給される信号線
が“1”のとき加算を“0”のとき減算を実行し、被演
算数がバス35から、演算数がバス36からそれぞれ入
力され、演算結果がバス37へ出力される。42は描画
指示信号発生回路であり、CPUから描画開始命令で与
えられたとき信号線11に発生する信号DRAW  S
TARTによって出力が能動状態となり、ANDゲート
41から供給されるリセット信号“1”となったとき非
能動状態となる。42の出力は描画タイミング発生回路
44に供給され、図6に示されるタイミング信号E1〜
E7が順次発生される。40は零検出回路でありレジス
タDCの内容が全ビット“0”となったとき出力は“1
”となり、アンドゲート41にその出力は接続される。 アンドゲート41の一方の入力には描画タイミング信号
E7が接続されており、入力が共に“1”となったとき
アンドゲート41の出力であるDRAW  END信号
(図6参照)が“1”となり描画指示回路42を非能動
とする。フリップフロップ43は描画タイミングE2の
ときのレジスタDのデータ正負を記憶する。43の出力
は45c,d,eに供給され、図5に示す演算処理制御
を可能とする。30及び31はデータ発生回路であり、
各々データ“1”及びデータ“2”を発生する。60は
映像制御回路であり本描画演算実行回路にて演算生成さ
れた描画位置座標X,Yが供給され実際に描画を実行す
る。
【0074】以下、図5の回路動作について説明する。 CPUよりパラメータ設定及び描画開始命令が与えられ
ると信号線11にDRAW  START信号が発生し
描画指示発生器42の出力DRAW−INGが“1”と
なり描画タイミング信号発生器44から描画タイミング
信号がE1からE7の順に発生し、タイミングE7にお
いてDCの値が全て“0”でなければ、アンドゲート4
1の出力信号であるDRAW  ENDは“0”のまま
であり、引き続きE1からE7の描画タイミング信号が
発生し、描画が続行される。タイミングE7においてD
Cの値が全て“0”であれば上記DRAW  ENDは
“1”となり、描画指示信号発生器42をリセットし、
描画を終了する。
【0075】次に、描画タイミングE1において実行さ
れる“D+D1→D”の演算実行を例に取って回路動作
を説明する。描画タイミング信号E1が出力されるとオ
アゲート45a及び45gの出力が共に“1”となり、
切換ゲート群20a,20b,20dが活性化され、バ
ス35にはレジスタDの内容が、バス36にはレジスタ
D1の内容が出力され、各々ALU50に入力される。 ALU50の出力、即ち演算結果“D+D1”はバス3
7、及び切換ゲート20bを経由してレジスタDに読み
込まれ“D+D1→D”の演算が実行される。描画実行
タイミングE2以降の演算に関しては、上記E1時の説
明と類似しているので省略する。
【0076】この様な回路動作の下で実行される円図形
の画像データ作成過程を図7及び図8の手順図を参照し
て以下に説明する。
【0077】図7に示すように画像データ作成開始時に
、メモリ100内のレジスタX,Y,DC,D,D1 
,D2 に夫々前述したデータを設定する。この後の、
描画開始命令の入力により図8に示す流れ図に沿って、
タイミング制御の下で画像データ作成処理を実行してい
く。
【0078】図8の流れ図に沿って0°〜45°の範囲
に描画される円図形の画像データを求める。
【0079】まず、レジスタYに設定されている開始点
データ、この場合にはX=h+8,Y=kが、図3での
点a0 を示す画像データとして画像制御回路60に転
送される。この時、タイミングE1 でレジスタDとD
1 との内容がALU50で加算される。即ちD=r−
1=7,D1 =−(2Y+1)=−1(∵Y=0)だ
からD+D1 =7−1=6となり、データ6がレジス
タDに設定される。
【0080】更に、タイミングE2 でレジスタD1 
の内容が(−2)加算され、−3がレジスタD1 に設
定される。この時D=6>0だからタイミングE6 で
の処理にジャンプする。この期間はYの内容を+1変化
させる処理を実行する期間で、Y=1がレジスタYに設
定され、次の画像データ作成の準備をする。
【0081】一方レジスタDCには0°〜45°の範囲
に描画すべきドット数7が設定されており、1ドット作
成する毎に1づつ減算される。例えばリングカウンタに
よりその値が6に設定される(タイミングE7 )。
【0082】次に再びタイミングE1 に戻り、Y座標
が+1されたk+1でのX座標の算出が開始される。手
順は前述した過程を繰り返して実行すればよい。即ち、
各タイミングE1 〜E7 で図8に示す加算を実行し
、その演算結果特にレジスタDとDCとの内容を調べて
、次に実行すべき処理を決定する。この処理は図8に示
す単純な加減算処理でよい。0°〜45°の範囲に描画
される点の値を図8の流れ図に沿って算出すると下に示
す表1のような結果が得られる。
【0083】
【0084】なお、表1は原点を中心とする半径8の円
について求めたものであるが、中心(h,k)の円につ
いてはX座標の各値にhを加算すればよいことは明白で
ある。
【0085】かかる処理を逐次実行することにより、図
3に示す点a0 〜a6 の各座標位置を示す画像デー
タが作成され、画像制御回路60に順次格納される。一
方、45°〜135°、225°〜315°の範囲では
、図8でタイミングE4 及びE6 の処理が夫々Y−
1→Y,X+1→Xに変更されるだけで他は同様の処理
でよい。 この様にして全円を示す画像データが全て画像制御回路
60に格納され、表示タイミングに同期して表示部へ送
られる。
【0086】
【発明の効果】本実施例は円を4分割して45°〜13
5°,135°〜225°、225°〜315°、31
5°〜45°の各範囲で初期値をYあるいはX座標上に
選定して、XあるいはYの座標を所定の値(実施例では
1)づつ変化させて、その時のYあるいはXの座標を図
4の小数部簡易演算方式を用いて算出するもので、描画
すべき円又は円弧の半径が異なっても、一定の間隔で円
周上のドットパターンを近似することができ、半径の小
さい円での同一ドットの多重化及び半径の大きい円での
ドット間の拡がりをなくした品質の良い円描画を実行す
ることができる。
【0087】又、図8より明らかなように円のドット位
置を作成する演算方式は独得の小数部簡易演算法を採用
しているので、平方根演算や乗算演算等、長時間を要す
る演算を使うことなく単純な加減算だけでよいので、描
画速度は従来に比して約100〜1000倍程高速化で
きる。
【0088】尚、本実施例では円の全周及びその任意の
一部の円弧のいづれでも描画可能であるが、描画すべき
円あるいは円弧がどの範囲に相当するものであるかを予
め規定しておく必要がある。しかしながら、この規定は
極めて簡単で、例えば各範囲に表示されるべきドット数
を規定しておき、図8でドットデータを作成する度にそ
の数を検出して所定の値になった時、演算を中止したり
あるいは範囲の設定を変更したりすればよい。又、マス
クレジスタを付加して目的とするデータだけを画像制御
回路60に出力するようにしてもよい。
【0089】以上、0度から45度に至る1/8円弧描
画の場合を例に取って説明したが、他の角度領域におけ
る円弧についても、図4におけるX,Yの演算位置の交
換、又はXY加減算の変更、描画開始点の設定変更によ
って描画可能である。又、上記例ではX,Y座標値の算
出を例に取っているが、画像記憶器のドット情報格納番
地の算出を行なう場合に置換しても効果は同じである事
は言うまでも無い。更に、基準となるXもしくはY座標
の変化分を1ではなく2もしくは3等他の整数値に変更
すれば、円周上で隣り合うドットの間隔を任意に変化さ
せることができ楕円表示等も可能となる。
【0090】この様に、本発明によれば描画範囲に応じ
て(r2 −Y2 )および(r2 −X2 )のいず
れかを指定して描画ドット位置を算出するようにしてい
る。したがって、図1のように描画間隔にムラを出すこ
とはなく、また,図2に示すようにドット間隔が広がり
すぎることもない。さらに、同一座標への多重描画もな
くなるという利点もある。とくに描画される円が上下左
右対象になるようなドットデータを生成することができ
るので、従来のように不自然さを出すことなく、自然円
に近い円を描画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】夫々従来の描画方式によって描画された円図形
図である。
【図2】夫々従来の描画方式によって描画された円図形
図である。
【図3】本発明の一実施例による描画方式によって描画
された円図形図である。
【図4】本実施例描画制御装置の概略図である。
【図5】画像データ作成回路図である。
【図6】タイミング信号発生図である。
【図7】夫々動作処理の実行手順を示す流れ図である。
【図8】夫々動作処理の実行手順を示す流れ図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上に描画されるべき円の描画開始
    点データを設定する第1のステップと、前記描画開始点
    を基準としてそのY座標データ(またはX座標データ)
    を所定数ずつ変化させた時のX座標データ(またはY座
    標データ)を次に描画すべき点のX座標データ(または
    Y座標データ)に近似する第2のステップと、予め定め
    られた数の描画点が描画されたか否かを判定する第3の
    ステップとを有することを特徴とする円描画方式。
JP3009288A 1991-01-29 1991-01-29 円描画方式 Pending JPH04363772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009288A JPH04363772A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 円描画方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009288A JPH04363772A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 円描画方式

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8248480A Division JPS578584A (en) 1980-06-18 1980-06-18 Video controller

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04363772A true JPH04363772A (ja) 1992-12-16

Family

ID=11716294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3009288A Pending JPH04363772A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 円描画方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04363772A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371535A (en) * 1976-12-07 1978-06-26 Sperry Rand Corp Digital stroke display unit having vector* circle and character generating functions
JPS5386122A (en) * 1977-01-07 1978-07-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Pattern signal generator
JPS5441025A (en) * 1977-09-07 1979-03-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Arc signal generation system
JPS54109734A (en) * 1978-02-17 1979-08-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Circular arc signal generation processing system

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371535A (en) * 1976-12-07 1978-06-26 Sperry Rand Corp Digital stroke display unit having vector* circle and character generating functions
JPS5386122A (en) * 1977-01-07 1978-07-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Pattern signal generator
JPS5441025A (en) * 1977-09-07 1979-03-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Arc signal generation system
JPS54109734A (en) * 1978-02-17 1979-08-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Circular arc signal generation processing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0214714B2 (ja)
JPH03127282A (ja) ディジタル・イメージのランド変換装置および方法
JPH08101922A (ja) 画像編集作成装置および画像編集作成方法
US6292196B1 (en) Rendering processor
US4479192A (en) Straight line coordinates generator
JPH04363772A (ja) 円描画方式
US5502795A (en) Antialias line generating method and antialias line generator
JP2674287B2 (ja) グラフィックマイクロコンピュータ
JP2588257B2 (ja) 輪郭近似方式
JP2008033823A (ja) グラフ表示装置及びグラフ表示処理プログラム
JPS642953B2 (ja)
JP2000339486A (ja) 画像処理方法、及びボリュームレンダリング処理装置
JP2748787B2 (ja) 曲線発生装置
JPH0368086A (ja) 直線補間回路
JP2734735B2 (ja) 円描画方法とその装置
JP2000338959A (ja) 画像処理装置
JPH0315193B2 (ja)
JP2616443B2 (ja) 図形描画装置
JPS63136279A (ja) スム−ズシエ−デイング方式
JPH10208069A (ja) 画像表示装置、その画像表示方法およびその記録媒体
JPH05205070A (ja) 図形描画方法
JPH01261789A (ja) 直線描画方式
JPH04352290A (ja) 直線描画装置
JPS62184577A (ja) 表示制御回路
JPH07175937A (ja) 描画アドレス演算方式

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19940802