JPH04362446A - カーセキュリティシステム - Google Patents

カーセキュリティシステム

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Publication number
JPH04362446A
JPH04362446A JP3160826A JP16082691A JPH04362446A JP H04362446 A JPH04362446 A JP H04362446A JP 3160826 A JP3160826 A JP 3160826A JP 16082691 A JP16082691 A JP 16082691A JP H04362446 A JPH04362446 A JP H04362446A
Authority
JP
Japan
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car
alarm
mode
security
output
Prior art date
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Withdrawn
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JP3160826A
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English (en)
Inventor
Tadao Noguchi
野口 直男
Toshiaki Umemoto
梅本 敏明
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近接センサーにより車
の盗難や車内への侵入等を予め検出して警報を発生する
ようにしたカーセキュリティシステムに係り、特に、セ
キュリティモード設定時においては前記近接センサーか
らの検出出力に応答して警報を発生し、また、ディスア
ーミング(解除)モード設定時においても前記近接セン
サーにより車に近接する人や物体を検知して警報等を発
生するようにしたカーセキュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカーセキュリティシステムは、車
に取付けられた電磁波式近接センサーと、前記近接セン
サーからの検出信号によって動作する警報装置とを備え
ており、車の駐車時に当該カーセキュリティシステムを
セキュリティモード設定にしておいた場合は、車が盗難
に合いそうになったり、または、車内に侵入者があった
りした際に、前記近接センサーからの検出信号が前記警
報装置に供給され、それによって車のクラクションを吹
鳴させたり、別途設けられたサイレン等を吹鳴させたり
することによって警報を発生させ、車のセキュリティ(
安全)を図るようにしているものである。
【0003】また、車をユーザーが使用する際に、当該
カーセキュリティシステムをディスアーミングモード設
定にすると、前記近接センサーの検出動作は全て停止さ
れ、前記警報装置が動作しないようになるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のカーセキュリテ
ィシステムは、車を比較的長時間駐車させておく際に、
セキュリティモード設定にしたときには、カーセキュリ
ティ動作を実行しているものの、ユーザーが車を使用し
ている際に、ディスアーミングモード設定にしたときに
は、何等の動作も行っていないため、甚だ使用効率が悪
いという問題点があるものであった。
【0005】本発明は、前述の問題点を除去するために
考案されたもので、その目的は、セキュリティモード設
定にしたときには通常のカーセキュリティ動作を行い、
また、ディスアーミングモード設定にしたときにも車に
近接する人や物体の存在を検知させるようにして、使用
効率を大幅に改善したカーセキュリティシステムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のために
、本発明は、車に取り付けられた近接センサーと前記近
接センサーからの検知信号に応答して警報を発生する警
報装置とを有し、車の駐車時においてセキュリティモー
ド設定にした場合に、車の盗難や車内への侵入等に対し
て前記警報装置を動作させるカーセキュリティシステム
において、車の使用時においてディスアーミングモード
設定にした場合にも、車に近接する人や物体の存在を検
知して前記警報装置を作動させるようにした第1の手段
を具備している。
【0007】また、前記目的の達成のために、本発明は
、前記第1の手段において、ディスアーミングモード設
定にした場合に、前記近接センサーの検知感度を前記セ
キュリティモード設定にした場合の当該検知感度よりも
適宜低下させるようにした第2の手段を具備している。
【0008】
【作用】本発明に係るカーセキュリティシステムによれ
ば、セキュリティモード設定にした場合においては、電
磁波式近接センサーに未だ人や金属が近接(接触)しな
い状態のときには、前記近接センサーの出力は超高周波
信号だけで、当該信号に低周波擾乱成分が重畳されない
ので、前記近接センサーからの検出信号が警報装置に供
給されず、警報装置は何等の警報動作を行わない。一方
、前記近接センサーに人や金属が近接(接触)したよう
な状態のときには、前記超高周波信号に低周波擾乱成分
が重畳されるようになり、この低周波擾乱成分が相当大
きくなると、前記近接センサーから検出信号が警報装置
に供給されて警報装置を動作させるようになるので、車
が異常状態にあることを周囲の人に知らせることができ
、もって車のセキュリティ(安全)を図ることができる
ものである。
【0009】また、本発明のカーセキュリティシステム
によれば、ディスアーミングモード設定をした場合にお
いては、その動作は本質的にセキュリティモード設定を
した場合の動作と同じであって、前記近接センサーに未
だ人や金属が近接しないような状態のとき、即ち、車の
走行等に何等の障害がないような状態のときには、前記
警報装置は何等の警報動作を行わず、一方、前記近接セ
ンサーに人や金属が近接したような状態のとき、即ち、
車の走行等に何等かの障害が発生した状態のときには、
前記警報装置を作動させ、車の運転者に、車が人や物体
に接近したことを知らせることができるものである。
【0010】ここにおいて、本発明のカーセキュリティ
システムにおいては、ディスアーミングモード設定をし
た場合には、セキュリティモード設定をした場合に比べ
て前記近接センサーの検出感度を適宜低下させるように
しているもので、この場合に低下させる前記近接センサ
ーの検出感度は車の状態に応じて適宜変化させるように
し、車の使用時に不必要な警報が相次いで発生するのを
防ぐようにしている。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0012】図1は、本発明に係わるカーセキュリティ
システムの1実施例を示すブロック構成図である。
【0013】図において、1、2は超高周波信号、例え
ば、2.45GHzの周波数の信号を発生する複数の電
磁波式近接センサー、3はカーセキュリティシステム全
体の制御を行うマイクロコンピュータ(マイコン)制御
部、4はマイコン制御部3からの警報データに基づいて
各種の警報機器または警報部材の中の少なくとも1つの
ものを動作させる警報出力回路、5はマイコン制御部3
からのセキュリティ制御出力に応答して所定の制御機器
または制御部材の中の少なくとも1つの制御を行う駆動
回路、6はリモコン信号を受け、その出力をマイコン制
御部3に供給するリモコン受信回路、7は前記リモコン
信号を発射するリモコン操作ユニット、8はドア等に取
り付けられているスイッチである。
【0014】そして、各電磁波式近接センサー1、2は
、車の周囲の複数個所、例えば、車の4隅、または、車
の前後左右の各々の個所等に取り付けられ、それらの出
力が車内に配置されたマイコン制御部3に供給されるよ
うに構成されている。また、警報出力回路4の出力側は
、ブザーまたはサイレン、スピーカ、表示器等の警報や
表示を行う機器または部材にそれぞれ接続され、駆動回
路5の出力側はドアロック機構、ドア非ロック機構、ヒ
ューエル(燃料)カット機構、ヘッドランプ点灯機構、
クラクション吹鳴機構等の制御機構にそれぞれ接続され
ている。
【0015】続いて、本実施例の動作について説明する
【0016】始めに、ユーザーが車を比較的長時間駐車
させておき、カーセキュリティシステムをセキュリティ
モード設定にしている場合の動作は次のとおりである。
【0017】車の周囲に人等が接近しない状態、即ち、
各電磁波式近接センサー1、2に未だ人や金属等の物体
が近接(接触)しない状態のときには、前記複数の近接
センサー1、2が発生する信号は超高周波信号だけで、
当該信号の中に低周波擾乱成分が殆ど重畳されていない
ため、前記低周波擾乱成分がマイコン制御部3に供給さ
れず、マイコン制御部3は何の警報データを発生しない
。このため、警報出力回路4は何等の警報出力も発生せ
ず、ブザーまたはサイレン、スピーカ、表示器等の警報
や表示を行う機器または部材は何の警報や表示を行わな
い。
【0018】一方、車の周囲のいずれかの個所に人等が
接近した状態、即ち、前記いずれかの近接センサー1、
2に人や金属等の物体が近接した状態になると、前記近
接センサー1、2が発生する超高周波信号の中に低周波
擾乱成分が重畳されるようになり、この低周波擾乱成分
がマイコン制御部3に供給される。そして、前記低周波
擾乱成分が基準レベルよりかなり大きくなった場合には
マイコン制御部3から警報データが発生され、この警報
データは警報出力回路4に供給される。この際、警報出
力回路4はその出力側に接続されている前記警報や表示
を行う機器または部材の少なくとも1つに警報出力を供
給するので、前記警報出力が供給された前記警報や表示
を行う機器または部材のうち、警報を行う機器または部
材の少なくとも1つが作動し、所要の警報を発生させる
ものである。以上の動作により、前記車の比較的近くに
いる人は前記所要の警報を聞くことにより、前記車の状
態が異常であることを知覚し、もって、前記車のセキュ
リティ(安全)を図ることができるものである。
【0019】次に、ユーザーが車を使用していて、カー
セキュリティシステムをディスアーミングモード設定に
している場合の動作は次のとおりである。
【0020】車が人や何等かの物体に未だ近づかない状
態、即ち、前記近接センサー1、2に未だ人や物体が近
接しない状態のときには、前記複数の近接センサー1、
2が発生する信号は超高周波信号だけで、その中に低周
波擾乱成分が殆ど重畳されていないため、マイコン制御
部3から警報データが発生されず、警報出力回路4は何
等の警報出力も発生しない。このため、ブザーまたはサ
イレン、スピーカ、表示器等の警報や表示を行う機器ま
たは部材は何の警報や表示を行わない。
【0021】一方、車が周囲のいずれかの個所にいる人
または周囲のいずれかの個所にある何等かの物体に近づ
いた状態、即ち、前記いずれかの近接センサー1、2に
人や物体が近接した状態になると、前記近接センサー1
、2が発生する超高周波信号の中に低周波擾乱成分が重
畳され、この低周波擾乱成分はマイコン制御部3に供給
される。そして、この低周波擾乱成分が基準レベルより
かなり大きくなったときにはマイコン制御部3から警報
データが発生され、この警報データは警報出力回路4に
供給される。この際にも、警報出力回路4はその出力側
に接続されているブザーまたはサイレン、スピーカ、表
示器等の警報や表示を行う機器または部材の中の少なく
とも1つの機器または部材に警報出力を供給するので、
警報出力が供給された前記機器または部材が作動し、所
要の警報や表示が行われるものである。このようにして
、車の運転者は、前記所要の警報や表示を聞いたりまた
は見たりすることにより、車が人または何等かの物体に
接近していることを直ちに知ることができるものである
【0022】ところで、ディスアーミングモード設定に
した場合における前記近接センサー1、2の検出感度を
、セキュリティモード設定にした場合における当該検出
感度と同じにしている、即ち、ディスアーミングモード
設定にした場合とセキュリティモード設定にした場合と
で、前記近接センサー1、2の検出感度を変更しないと
きには、比較的狭い場所、人や車の通行量の多い場所等
に車を乗り入れた際に、絶えず前記近接センサー1、2
によって人や物体の検出が行われ、その結果、頻繁に前
記警報や表示を行う機器または部材に警報出力が供給さ
れて、必要以上に、前記警報や表示を行う機器または部
材が警報または表示を行うことがある。
【0023】このため、本実施例では、予め、車の状態
、例えば、エンジン駆動及び停止状態、走行速度の状態
、ブレーキ使用及び不使用状態等に応じて、それぞれ前
記近接センサー1、2における最適な検出感度を予めマ
イコン制御部3にプログラムさせるようにしている。 そして、ディスアーミングモード設定にした場合には、
マイコン制御部3は、まず前述の車の状態の検出を行い
、次に、その状態に対応した前記プログラムを求め、前
記求めたプログラム内容に基づいて前記近接センサー1
、2の検出感度を適宜低下させるようにして、必要以上
に前記警報や表示が行われるのを抑えている。
【0024】また、本実施例において、前記警報や表示
を行う機器または部材により警報や表示を行う場合に、
各近接センサー1、2と同数の前記警報を行う機器また
は部材を配置し、近接を検知した近接センサー1、2に
対応した前記警報を行う機器または部材のみを動作させ
たり、または、人や物体の近接を検知した近接センサー
1、2を前記表示を行う機器または部材における表示ま
たはメッセージにより知らせたりすれば、車の運転者に
、車のどの位置に人または物体が近づいたかを即座に知
らせることができるようになる。
【0025】なお、本実施例でいうところの「車を使用
している場合」とは、ユーザーが通常の操作に従って(
例えば、キーによりドアを開けて)車に乗り込み、カー
セキュリティシステムを通常の態様でセキュリティモー
ド設定からディスアーミングモード設定に切換えた後、
ユーザーが車から降りるまでの間をいうもので、具体的
には、エンジン始動から始まって、車庫出し、走行及び
停止の繰返し、車庫入れ、エンジン停止までの間をいう
ものである。
【0026】前記実施例は、複数個の近接センサー1、
2を用いた例であるが、近接センサーを車の屋根の中央
部や、オープンカーのフロントがラス上部等に取り付け
たときには、当該近接センサーを1個用いるだけでよい
【0027】図2は、図1に示された電磁波式近接セン
サーの具体的回路の1例を示す回路構成図であり、図3
(A)及び図3(B)は図2の回路における各部の信号
波形を示す動作波形図である。
【0028】図2において、10は発振用トランジスタ
10aと発振コイル10bを含む電磁波輻射部、11は
増幅回路11aとローパスフイルタ11bを含む低周波
擾乱成分抽出部、12は第1比較回路12a、整流用ダ
イオード12b、積分回路12c、第2比較回路12d
、出力トランジスタ12eをそれぞれ含むレベル比較部
、13は電圧調整用トランジスタ13aと平滑回路13
bを含む可変基準レベル発生部、14は基準レベル発生
部、15は電源安定化回路、16は接続コネクタである
【0029】そして、電磁波輻射部10は超高周波信号
、例えば、2.45GHzの周波数の信号を発生する。 擾乱信号成分抽出部11は前記超高周波信号に重畳され
た低周波擾乱成分を抽出する。レベル比較部12におい
て、第1比較回路12aは低周波擾乱成分と第1基準レ
ベルとの比較をしてパルス状の比較出力を発生し、整流
用ダイオード12bは前記比較出力を整流し、積分回路
12cは前記整流した比較出力を積分して直流電圧を発
生し、第2比較回路12dは前記直流電圧と第2基準レ
ベルとの比較をして2値の比較出力を発生し、出力トラ
ンジスタ12eはこの2値の比較出力を反転して接続コ
ネクタ16の出力端子Qに供給する。可変基準レベル発
生部13は、接続コネクタ16の端子SPを介してトラ
ンジスタ13aのベースに供給される制御信号に応答し
、平滑回路13bの出力に前記制御信号のパルス幅(持
続時間)に依存して可変にされる第1基準レベルを発生
する。基準レベル発生部14は、固定レベルの第2基準
レベルを発生する。また、電源安定化回路15は、接続
コネクタ16に供給される12Vの直流電圧から5Vの
安定化直流電圧を発生するものである。
【0030】この電磁波式近接センサーにおける、セキ
ュリティモード設定にした場合及びディスアーミングモ
ード設定にした場合の動作は、次のとおりである。なお
、図3(A).a乃至eはセキュリティモード設定にし
た場合の動作波形であり、また、図3(B).a乃至e
はディスアーミングモード設定にした場合の動作波形で
ある。
【0031】始めに、電磁波輻射部10に未だ人または
物体が近接しない状態のときには、電磁波輻射部10が
発生している超高周波信号に低周波擾乱成分が重畳され
ておらず、擾乱信号成分抽出部11に低周波擾乱成分が
殆ど供給されないので、擾乱信号成分抽出部11では低
周波擾乱成分の抽出が行われず、レベル比較部12にも
低周波擾乱成分が殆ど供給されない。このため、レベル
比較部12においては、第1比較回路12aに入力され
る低周波擾乱成分が殆どなく、前記低周波擾乱成分は第
1基準レベルよりもかなり小さい(図3(A).a参照
)ので、第1比較回路12aの出力は連続的に0に維持
されている(同図.b参照)。このとき、積分回路12
cに入力されるレベルは連続的にほぼ0であるため、積
分回路12cの出力は連続的に第2基準レベルよりも小
さい(同図.c参照)状態に維持されている。また、第
2比較回路12dも入力レベルが連続的にほぼ0である
ため、第2比較回路12dの出力は同様に連続的に0に
維持される(同図.d参照)。続いて、出力トランジス
タ12eは入力されるレベル0を反転してレベル1を発
生させるので、その結果、レベル比較部12からはレベ
ル1の連続的な出力が接続コネクタ16の出力端子Qに
供給される(同図.e参照)ものである。
【0032】次に、電磁波輻射部10に人または物体が
接近した状態のときには、電磁波輻射部10が発生して
いる超高周波信号に低周波擾乱成分が重畳されるように
なり、この低周波擾乱成分が擾乱信号成分抽出部11に
おいて抽出され、前記抽出された低周波擾乱成分はレベ
ル比較部12に供給される。このとき、レベル比較部1
2においては、第1比較回路12aでは低周波擾乱成分
と第1基準レベルとの比較が行われ(図3(B).a参
照)、第1比較回路12aの出力に低周波擾乱成分が第
1基準レベルを越えた部分で1になりそれ以外の部分で
0になるパルス比較出力を発生させる(同図.b参照)
。整流用ダイオード12bではパルス比較出力が整流さ
れ、積分回路12cでは前記整流されたパルス比較出力
の積分を行って順次増大する電圧を発生する(同図.c
参照)。また、第2比較回路12dではこの積分電圧と
第2基準レベルとの比較が行われ(同図.c参照)、第
2比較回路12dの出力に積分電圧が第2基準レベルを
越えた部分で1になりそれ以外の部分で0になる第2の
パルス比較出力を発生させる(同図.d参照)。続いて
、出力トランジスタ12eでは第2のパルス比較出力を
反転させ、その結果、レベル比較部12からは反転され
た第2のパルス比較出力が検出出力として接続コネクタ
16の出力端子Qに供給される(同図.e参照)もので
ある。
【0033】以上の動作は、セキュリティモード設定に
した場合とディスアーミングモード設定にした場合とで
共通であるが、双方の場合、可変基準レベル発生部14
が発生する第1基準レベルの値は、以下に述べるように
それぞれ異なるものである。
【0034】即ち、セキュリティモード設定にした場合
には、可変基準レベル発生部14からの第1基準レベル
が低周波擾乱成分のレベルに対して相対的に低くなるよ
うに定めて、レベル比較部12に比較的小さい低周波擾
乱成分が供給されたときでもレベル比較部12の出力に
検出出力が得られるよう、換言すれば、電磁波式近接セ
ンサー1、2の検出感度が比較的高くなるような設定を
行っている。
【0035】これに対して、ディスアーミングモード設
定にした場合には、前記第1基準レベルが低周波擾乱成
分のレベルに対して相対的に高くなるように定め、しか
も、その際に、車の状態に応じて前記第1基準レベルが
可変になるように定めているので、レベル比較部12に
車の状態に応じて比較的大きな低周波擾乱成分が供給さ
れたときだけレベル比較部12の出力に検出出力が得ら
れるよう、換言すれば、電磁波式近接センサー1、2の
検出感度が比較的低くなるような設定を行っているもの
である。
【0036】そして、前述のように、前記第1基準レベ
ルは、可変基準レベル発生部14に供給される制御信号
のパルス幅(持続時間)を変えることにより、可変にし
ているものである。
【0037】図4は、図1に示されたマイコン制御部と
それに接続される操作部との関係を示す構成図であり、
図5は図4の構成に使用される制御信号波形を示す波形
図である。
【0038】図において、17は感度設定キー17aと
リセットキー17bを含む操作部、18は制御信号供給
用トランジスタ、19は直流電源であり、その他、図1
及び図2に示された構成要素と同じ構成要素には同じ符
号を付している。
【0039】そして、操作部17の出力はマイコン制御
部3に接続され、マイコン制御部3からの制御信号は制
御信号供給用トランジスタ18を介して接続コネクタ1
6の制御端子SPに供給されるように構成されている。
【0040】図4に示されたマイコン制御部3を含む構
成は、以下のような動作を行う。
【0041】前述のように、マイコン制御部3は、車の
状態、例えば、エンジン駆動及び停止状態、走行速度の
状態、ブレーキ使用及び不使用状態等に応じて、電磁波
式近接センサー1、2における最適な検出感度のプログ
ラムを行っており、通常、マイコン制御部3は、前記車
の状態を検知し、その検知の結果に相当した前記プログ
ラムを求め、この求めたプログラム内容に従った制御信
号をその制御端子に発生するようにしているものである
【0042】操作部17は、前記プログラムをユーザー
の希望により任意に選択できるようにするために設けら
れたもので、ユーザーが手動で所定のキーを押すことに
よって希望したプログラムが得られるものである。
【0043】即ち、ユーザーが操作部17における所望
の感度設定キー17aを押すと、マイコン制御部3は当
該押圧したキーを検出し、このキーに対応したプログラ
ムを求め、当該プログラムに従ったパルス幅(持続時間
)を有する制御信号を制御端子に発生する。そして、制
御端子に得られた前記制御信号は制御信号供給用トラン
ジスタ18を介して接続コネクタ16の制御端子SPに
供給され、その後、前述のように、前記制御信号は可変
基準レベル発生部14に供給されて第1基準レベルを変
え、もって、電磁波式近接センサー1、2の検出感度を
変えるようにしている。
【0044】図6は、カーセキュリティシステムにおけ
る、セキュリティモード設定からディスアーミングモー
ド(車の走行障害検知モード)設定に移行の際の処理手
順を示すフローチャートの1例であって、以下、この処
理手順について説明する。
【0045】カーセキュリティシステムは、最初は、セ
キュリティアーミングモード設定になっている(ステッ
プ20)。次に、ディスアーミングスイッチが押された
か否かの判断が行われる(ステップ21)。この際、前
記スイッチが押されていないとき(N)には依然として
セキュリティアーミングモード設定であると見て最初の
状態(ステップ20)に戻り、前記スイッチが押されて
いるとき(Y)にはセキュリティアーミング動作を停止
させる(ステップ22)。続いて、セキュリティアーミ
ング動作が停止された場合に、車のドアが開けられたか
否かの判断が行われる(ステップ23)。この際に、ド
アが開けられたとき(Y)にはディスアーミングモード
(車の走行障害検知モード)設定に移行し(ステップ2
4)、ドアが開けられていないとき(N)には車のドア
が開けられたか否かの判断が再び実行される(ステップ
23)。
【0046】また、図7は、カーセキュリティシステム
における、ディスアーミングモード(車の走行障害検知
モード)設定の場合の処理手順を示すフローチャートの
1例であって、以下、この処理手順について説明する。
【0047】最初に、エンジンが回転しているか否かの
判断が行われる(ステップ25)。そして、エンジンが
回転しているとき(N)には続いて車速が10Km以下
であるか否かの判断が行われ(ステップ26)、エンジ
ンが回転していないとき(N)には以下で説明するステ
ップ31に移行する。車速の検知(ステップ26)にお
いて、それが10Km以下であるとき(Y)には電磁波
式近接センサーの検出感度を高感度にし(ステップ28
)、それが10Km以下でないとき(N)には前記近接
センサーの検出感度を低感度にする(ステップ27)。 次に、前記近接センサーから検出出力が送出されている
か否かの判断が行われる(ステップ29)。この際に、
前記検出出力が送出されているとき(Y)には走行中の
注意を促す警報を発生し(ステップ30)、前記検出出
力が送出されないとき(N)には最初の状態(ステップ
25)に戻る。ここにおいて、エンジンの回転の検知(
ステップ25)において、エンジンが回転していないと
き(N)には続いて車のドアが閉じられたか否かの判断
が行われる(ステップ31)。そして、ドアが閉じられ
ていないとき(N)には最初の状態(ステップ25)に
戻り、ドアが閉じられたとき(Y)にはさらにアーミン
グスイッチが押されたか否かの判断が行われる(ステッ
プ32)。この際、アーミングスイッチが押されたとき
(N)にはセキュリティアーミングモードに移行し(ス
テップ33)、アーミングスイッチが押されていないと
き(N)には前記近接センサーの検出感度を高感度にす
る(ステップ34)。次に、前記近接センサーの検出出
力が送出されているか否かの判断が行われる(ステップ
35)。この際に、前記検出出力が送出されているとき
(Y)には発車前の注意を促す警報を発生し(ステップ
36)、前記検出出力が送出されていないとき(N)に
は最初の状態(ステップ25)に戻る。
【0048】以上のように、本実施例は、セキュリティ
モード設定にした場合には、従来のものと同様のカーセ
キュリティ動作が行われ、また、ディスアーミングモー
ド設定にした場合には、車の走行の障害になるような人
や物体の検知が行われるので、カーセキュリティシステ
ムの使用効率が極めて高くなり、しかも、別途走行障害
検知装置等を設けなくても、車の走行障害の検知を行う
ことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車を比較的長時間駐車させたような際に、セキュリティ
モード設定をした場合には、従来のものと同様のカーセ
キュリティ動作が行われ、また、車を使用している際に
、ディスアーミングモード設定をした場合には、車の走
行の障害になるような人や物体の検知が行われるので、
カーセキュリティシステムの使用効率が極めて高くなり
、しかも、別途走行障害感知装置等を設けることなしに
、車の走行障害の検知を行うことができるという効果を
奏する。
【0050】また、本発明によれば、セキュリティモー
ド設定をした場合とディスアーミングモード設定をした
場合とで電磁波式近接センサー1、2の検出感度を変え
ており、しかも、ディスアーミングモード設定をした場
合には、車の状態に応じて前記近接センサー1、2の検
出感度を適宜選択するようにしているので、不必要に近
接を知らせる警報または表示が発生するのを抑えられる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーセキュリティシステムの1実
施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の実施例における電磁波式近接センサーの
具体的回路を示す回路構成図である。
【図3】図2の回路の動作時における各部の信号波形を
示す信号波形図である。
【図4】図1の実施例におけるマイコン制御部と操作部
との関係を示すブロック構成図である。
【図5】図4のマイコン制御部が発生する制御信号の1
例を示す信号波形図である。
【図6】セキュリティモード設定からディスアーミング
モード設定に移行の際の処理手順の1例を示すフローチ
ャートである。
【図7】ディスアーミングモード設定の場合の処理手順
の1例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2  電磁波式近接センサー 3  マイクロコンピュータ(マイコン)制御部4  
警報回路出力 5  駆動回路 6  リモコン受信回路 7  リモコン操作ユニット 8  ドアスイッチ 10  電磁波輻射部 11  低周波擾乱成分抽出部 12  レベル比較部 13  可変基準レベル発生部 14  基準レベル発生部 15  直流安定化電源回路 16  接続コネクタ 17  操作部 18  制御信号供給用トランジスタ 19  直流電源部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車に取り付けられた近接センサーと前
    記近接センサーからの検知信号に応答して警報を発生す
    る警報装置とを有し、車の駐車時においてセキュリティ
    モード設定にした場合に、車の盗難や車内への侵入等に
    対して前記警報装置を動作させるカーセキュリティシス
    テムにおいて、車の使用時においてディスアーミングモ
    ード設定にした場合にも、車に近接する人や物体の存在
    を検知して前記警報装置を作動させることを特徴とする
    カーセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】  前記ディスアーミングモード設定にし
    た場合に、前記近接センサーの検知感度を前記セキュリ
    ティモード設定にした場合の当該検知感度よりも適宜低
    下させることを特徴とする請求項1記載のカーセキュリ
    ティシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103576A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Mazda Motor Corp 車両用盗難警報装置
JP2006123672A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Mazda Motor Corp 車両用盗難警報装置

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