JPH04361332A - ディバッガのメモリ管理処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はディバッガのメモリ管理
処理方法に関し、特にディバグ対象プログラム中の命令
によるメモリの確保状況の管理および表示方法に関する
。

【０００２】

【従来の技術】従来のディバッガのメモリ管理処理方法
では、ディバグ対象プログラム中の命令により確保また
は解放したメモリのサイズを得る手段を有していた。

【０００３】前記の手段によりメモリのサイズを加算す
ることにより、ディバグ対象プログラムが現在確保して
いるメモリの総量を表示することは可能であった。

【０００４】しかし、ディバッガを用いたプログラムの
ディバグ中に、ディバグ対象プログラムが現在メモリの
どの部分を確保しているかの情報を得ることは、メモリ
のサイズのみのデータだけでは不可能であった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前述の従来のディバッ
ガのメモリ管理処理方法では、プログラムのディバグ中
にディバグ対象プログラムが現在メモリのどの部分を確
保しているかの情報を得ることができなかった。

【０００６】そのため、メモリ不足によりユーザが作成
したプログラムが正常に動作しなかった場合、電子計算
機のメモリ容量不足や他のプログラムに確保されて使用
できないのか、プログラム中のメモリ解放処理の抜けな
のかを見極めることが困難であった。

【０００７】これを見極めるためには、ユーザが作成し
たプログラム中でのメモリの確保または解放の処理が確
実に行われているかを確認することが必要であった。

【０００８】本発明のディバッガのメモリ管理処理方法
の目的は、前記問題点を解決しプログラムのディバグ中
にディバグ対象プログラム中の命令によりメモリのどの
部分を確保または解放したかの情報を管理し、メモリの
確保状況を表示する命令によりディバグ対象プログラム
が現在メモリのどの部分を確保しているかを表示するこ
とにより、ディバグ対象プログラム中のメモリの確保ま
たは解放処理が正しく行われたかを確認することができ
るようにしたディバッガのメモリ管理処理方法を提供す
ることにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の構成は、電子計
算機システムのディバッガで、ユーザが作成したプログ
ラムをディバグするディバッガのメモリ管理処理方法に
ついて、ディバグ対象プログラム中で確保または解放し
たメモリのアドレスとサイズを得る第１の手段と、前記
メモリのアドレスとサイズを保持する管理テーブルに追
加または更新する第２の手段と、前記メモリの確保状況
を表示するコマンドにより、前記第２の手段で作成した
管理テーブルを参照してメモリの現在の確保状況を表示
する第３の手段とを備えていることを特徴とする。

【００１０】

【実施例】図１は本発明の一実施例のディバッガのメモ
リ管理処理方法を示す流れ図、図２は図１の実施例を説
明するブロック図、図３は図１の実施例のメモリ図であ
る。

【００１１】図１，図２，図３において、本実施例では
、まず（１）ディバッガ２０においてディバグ対象プロ
グラムａ−２をメモリにロードする。

【００１２】（２）メモリを確保または解放する命令を
ディバグ対象プログラムａ−２のシンボル情報が取り出
して、ディバッガ２０でアドレス情報が取り出せるよう
に、メモリを確保または解放する処理へ分岐するように
命令を書き換える。

【００１３】（３）ディバッガ２０は、コマンドをコン
ソールから入力しコマンド解析処理２０−１で解析を行
う。

【００１４】（４）ディバッガ２０のコマンドにより、
ディバグ対象プログラムａ−２を実行し、メモリを確保
または解放する命令の実行が完了すると、ディバッガ２
０のメモリ確保または解放処理に実行の制御が渡る。

【００１５】（５）ディバグ対象プログラムａ−２から
制御を渡されると、メモリを確保する処理１を行った場
合、命令の戻り値として得た確保したアドレスとサイズ
を基に、確保されたメモリの始まりと終わりのアドレス
を、管理テーブル追加処理２０−２により、アドレス管
理テーブル１０に格納し、実行の制御をディバグ対象プ
ログラムａ−２に戻す。

【００１６】（６）メモリを解放する処理２を行った場
合には、解放したアドレスとサイズを基に管理テーブル
更新処理２０−３でアドレス管理テーブル１０を更新し
、実行の制御をディバグ対象プログラムａ−２に戻す。

【００１７】（７）ディバッガ２０上で、メモリの現在
の確保状況の表示３をさせる命令を実行すると、メモリ
マップ表示処理２０−４において、アドレス管理テーブ
ル１０を参照してメモリマップ３０に示すように、すで
に確保されている部分（斜線部分）を表示する。

【００１８】（８）ディバッガ２０の他のコマンド４で
あれば、それぞれのコマンドに対応した処理２０−５を
行う。

【００１９】前述した（３）〜（８）の処理をディバグ
完了まで行う。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のディバッ
ガのメモリ管理処理方法は、ユーザが作成したプログラ
ムのディバグ中にディバグ対象プログラムが現在メモリ
のどの部分を確保しているかを表示できるという効果が
あり、特にディバグ対象プログラム中でメモリの確保ま
たは解放処理が確実に行われたかを容易に確認できると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のディバッガのメモリ管理処
理方法を説明する流れ図である。

【図２】図１のディバッガのメモリ管理処理方法を説明
するブロック図である。

【図３】図１の一実施例のメモリ図である。

【符号の説明】

１０　　　　アドレス管理テーブル ２０　　　　ディバッガ ２０−１　　　　ディバッガのコマンド解析処理２０−
２　　　　ディバッガの管理テーブル追加処理２０−３
　　　　ディバッガの管理テーブル更新処理２０−４　
　　　ディバッガのメモリマップ表示処理２０−５　　
　　ディバッガの他の命令に対応した処理ａ−１　　　
　コンソール ａ−２　　　　ディバグ対象プログラム３０　　　　メ
モリマップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　電子計算機システムのディバッガで、
   ユーザが作成したプログラムをディバグするディバッガ
   のメモリ管理処理方法において、ディバグ対象プログラ
   ム中で確保または解放したメモリのアドレスとサイズを
   得る第１の手段と、前記メモリのアドレスとサイズを保
   持する管理テーブルに追加または更新する第２の手段と
   、前記メモリの確保状況を表示するコマンドにより、前
   記第２の手段で作成した管理テーブルを参照してメモリ
   の現在の確保状況を表示する第３の手段とを備えたこと
   を特徴とするディバッガのメモリ管理処理方法。