JPH0436092Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0436092Y2 JPH0436092Y2 JP1982151469U JP15146982U JPH0436092Y2 JP H0436092 Y2 JPH0436092 Y2 JP H0436092Y2 JP 1982151469 U JP1982151469 U JP 1982151469U JP 15146982 U JP15146982 U JP 15146982U JP H0436092 Y2 JPH0436092 Y2 JP H0436092Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- tap
- current
- close
- common
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 52
- 230000017105 transposition Effects 0.000 claims description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は低圧側を負荷時タツプ切換器により電
圧調整する負荷時タツプ切換単巻変圧器に関す
る。
圧調整する負荷時タツプ切換単巻変圧器に関す
る。
低圧線路側の電圧調整を行なう単巻変圧器に
は、従来第１図に示すように直列巻線１と共通巻
線２との間に密タツプ巻線３を接続して構成する
ものと、第２図に示すように直列巻線１と共通巻
線２の接続点Ｒに負荷時タツプ切換器の極性切換
器５を介して密タツプ巻線３を接続して構成した
ものとがある。
は、従来第１図に示すように直列巻線１と共通巻
線２との間に密タツプ巻線３を接続して構成する
ものと、第２図に示すように直列巻線１と共通巻
線２の接続点Ｒに負荷時タツプ切換器の極性切換
器５を介して密タツプ巻線３を接続して構成した
ものとがある。
第１図の方式によると密タツプ巻線３には常に
高圧側電流IHおよび共通巻線電流ICのどちらか或
は両方が選択されるタツプ位置に応じて流れてお
り、所謂タツプ巻線が遊ぶ状態がなく全巻線が常
に有効に活用されている。また密タツプ巻線３の
電流容量も高圧側電流IHおよび共通巻線電流ICの
どちらか大きい方の電流容量を持たせれば良いの
で非常に有効な方式である。しかし他方密タツプ
巻線３のタツプ数は低圧側電圧調整に必要な数だ
け設けなければならないため、タツプを引出すこ
とによる巻線工作性の困難さ、また負荷時タツプ
切換器の切換可能タツプ点数からの制約があり、
多点数タツプの場合には不適である。
高圧側電流IHおよび共通巻線電流ICのどちらか或
は両方が選択されるタツプ位置に応じて流れてお
り、所謂タツプ巻線が遊ぶ状態がなく全巻線が常
に有効に活用されている。また密タツプ巻線３の
電流容量も高圧側電流IHおよび共通巻線電流ICの
どちらか大きい方の電流容量を持たせれば良いの
で非常に有効な方式である。しかし他方密タツプ
巻線３のタツプ数は低圧側電圧調整に必要な数だ
け設けなければならないため、タツプを引出すこ
とによる巻線工作性の困難さ、また負荷時タツプ
切換器の切換可能タツプ点数からの制約があり、
多点数タツプの場合には不適である。
一方第２図の方式では、極性切換器５を使用し
ているため、密タツプ巻線３のタツプ数は第１図
に対し半減し、巻線工作性が改善されまた負荷時
タツプ切換器の切換可能タツプ点数も倍増するの
で多点数タツプの場合に適している。他方図から
判るように、密タツプ巻線３を流れる電流は高圧
側電流IHと共通巻線電流ICの和、即ち低圧側電流
ILとなり、大きな電流容量が必要となる上、第１
図と比較すると丁度密タツプ巻線３の容量分だ
け、全体の巻線容量が大きくなつており、従つて
そこに流れる電流による損失分だけ全体の損失が
多くなつてしまうという欠点がある。特にこの方
式での最大損失を発生するタツプは高圧側電流IH
は一定なので、低圧側電流ILが最大となる最低タ
ツプとなり、この時共通巻線電流IC（＝IL−IH）も
最大となる。
ているため、密タツプ巻線３のタツプ数は第１図
に対し半減し、巻線工作性が改善されまた負荷時
タツプ切換器の切換可能タツプ点数も倍増するの
で多点数タツプの場合に適している。他方図から
判るように、密タツプ巻線３を流れる電流は高圧
側電流IHと共通巻線電流ICの和、即ち低圧側電流
ILとなり、大きな電流容量が必要となる上、第１
図と比較すると丁度密タツプ巻線３の容量分だ
け、全体の巻線容量が大きくなつており、従つて
そこに流れる電流による損失分だけ全体の損失が
多くなつてしまうという欠点がある。特にこの方
式での最大損失を発生するタツプは高圧側電流IH
は一定なので、低圧側電流ILが最大となる最低タ
ツプとなり、この時共通巻線電流IC（＝IL−IH）も
最大となる。
従つて第２図の方式による変圧器では低圧側最
低タツプ時の損失に対して冷却器容量を決定する
必要がある。
低タツプ時の損失に対して冷却器容量を決定する
必要がある。
本考案は以上のような従来の欠点を改良し、多
点数タツプ切換が必要な場合でも変圧器最大損失
を従来より低減させ、高効率で冷却器容量が小さ
くて済むコンパクトな負荷時タツプ切換単巻変圧
器を提供することを目的とするものである。
点数タツプ切換が必要な場合でも変圧器最大損失
を従来より低減させ、高効率で冷却器容量が小さ
くて済むコンパクトな負荷時タツプ切換単巻変圧
器を提供することを目的とするものである。
第３図は本考案の一実施例を示しており、直列
巻線１と共通巻線２との間に粗タツプ巻線を介在
させ、かつこの粗タツプ巻線４の両端から負荷時
タツプ切換器の転位切換器Ｐを介して密タツプ巻
線３を接続したものである。
巻線１と共通巻線２との間に粗タツプ巻線を介在
させ、かつこの粗タツプ巻線４の両端から負荷時
タツプ切換器の転位切換器Ｐを介して密タツプ巻
線３を接続したものである。
このような接続方式によれば転位切換器Ｐを使
用しているため、従来の第２図と同等のタツプ切
換点数が得られるほか、タツプ引出し点数もほぼ
同数で巻線工作性も同程度で行なうことができ
る。
用しているため、従来の第２図と同等のタツプ切
換点数が得られるほか、タツプ引出し点数もほぼ
同数で巻線工作性も同程度で行なうことができ
る。
密タツプ巻線３を流れる電流は低圧最高タツプ
時（転位切換器接続P0→P1）では、第２図と同
様にIL（max，tap）であるが、第２図で最大損失
を発生する低圧側最低タツプ時（転位切換器接続
PO→P2）には密タツプ巻線３には電流は流れず、
従つて密タツプ巻線３には損失は発生しない。即
ち第３図の方式による最大損失は各巻線の配置に
も依るが、およそ第２図の方式での低圧側最高タ
ツプ時相当となり、試算によれば275KV／138KV±
10％の単巻変圧器で最大損失を第２図の方式に対
し約５％低減できる。
時（転位切換器接続P0→P1）では、第２図と同
様にIL（max，tap）であるが、第２図で最大損失
を発生する低圧側最低タツプ時（転位切換器接続
PO→P2）には密タツプ巻線３には電流は流れず、
従つて密タツプ巻線３には損失は発生しない。即
ち第３図の方式による最大損失は各巻線の配置に
も依るが、およそ第２図の方式での低圧側最高タ
ツプ時相当となり、試算によれば275KV／138KV±
10％の単巻変圧器で最大損失を第２図の方式に対
し約５％低減できる。
また第３図の方式では粗タツプ巻線４を設ける
関係で巻線数は１個／相増加するが、全体の巻線
容量は、密タツプ巻線３の容量が第２図より小さ
くなる分、少なくなるし粗タツプ巻線４を密タツ
プ巻線３に近接して巻けば、第２図の極性切換時
或は第３図の転位切換時に生ずる密タツプ巻線３
のフロート電圧を低下できる利点も生じ、何ら不
利にならない。
関係で巻線数は１個／相増加するが、全体の巻線
容量は、密タツプ巻線３の容量が第２図より小さ
くなる分、少なくなるし粗タツプ巻線４を密タツ
プ巻線３に近接して巻けば、第２図の極性切換時
或は第３図の転位切換時に生ずる密タツプ巻線３
のフロート電圧を低下できる利点も生じ、何ら不
利にならない。
以上のように本考案によれば、多点数切換を要
する負荷時タツプ切換単巻線変圧器において、最
大損失を従来より低減させることが出来、従つて
冷却器容量が小さく全体としてコンパクトで高効
率な負荷時タツプ切換単巻器を得ることができ
る。
する負荷時タツプ切換単巻線変圧器において、最
大損失を従来より低減させることが出来、従つて
冷却器容量が小さく全体としてコンパクトで高効
率な負荷時タツプ切換単巻器を得ることができ
る。
第１図および第２図は低圧側で電圧調整を行な
う従来の負荷時タツプ切換単巻変圧器の結線図、
第３図は本考案の一実施例の負荷時タツプ切換単
巻変圧器の結線図である。 １……直列巻線、２……共通巻線、３……密タ
ツプ巻線、４……粗タツプ巻線、Ｈ……高圧端
子、Ｌ……低圧端子、Ｎ……中性点端子。
う従来の負荷時タツプ切換単巻変圧器の結線図、
第３図は本考案の一実施例の負荷時タツプ切換単
巻変圧器の結線図である。 １……直列巻線、２……共通巻線、３……密タ
ツプ巻線、４……粗タツプ巻線、Ｈ……高圧端
子、Ｌ……低圧端子、Ｎ……中性点端子。
Claims (1)
- 一端を高圧端子に接続する直列巻線と、一端を
中性点端子に接続する共通巻線と、前記直列巻線
の他端と共通巻線の他端との間に接続された粗タ
ツプ巻線と、前記粗タツプ巻線の両端に転位切換
器を介して接続された密タツプ巻線とにより構成
することを特徴とする負荷時タツプ切換単巻変圧
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15146982U JPS5956725U (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 負荷時タツプ切換単巻変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15146982U JPS5956725U (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 負荷時タツプ切換単巻変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5956725U JPS5956725U (ja) | 1984-04-13 |
| JPH0436092Y2 true JPH0436092Y2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=30335645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15146982U Granted JPS5956725U (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 負荷時タツプ切換単巻変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5956725U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56140611A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-04 | Hitachi Ltd | On-load tap changing transformer |
-
1982
- 1982-10-07 JP JP15146982U patent/JPS5956725U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56140611A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-04 | Hitachi Ltd | On-load tap changing transformer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5956725U (ja) | 1984-04-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0663115B1 (en) | Hvdc transmission | |
| US7049921B2 (en) | Auto-transformer for use with multiple pulse rectifiers | |
| US5990667A (en) | Regulator with asymmetrical voltage increase/decrease capability for utility system | |
| CN212907375U (zh) | 变压器分接开关调压电路 | |
| JPH0436092Y2 (ja) | ||
| CN215578126U (zh) | 一种强制分流平衡变压器 | |
| CN205943712U (zh) | 一种取消第三绕组的自耦电力变压器有载调压结构 | |
| JPS6081811A (ja) | 負荷時タツプ切換単巻変圧器 | |
| CN113963923B (zh) | 多级粗细调变压器 | |
| JPH0132347Y2 (ja) | ||
| JPS5834740Y2 (ja) | 三相負荷時タップ切換変圧器 | |
| JPH01222418A (ja) | 電圧調整装置付変圧器 | |
| JPH0241854Y2 (ja) | ||
| JPH06310350A (ja) | 異容量負荷三相単相スコット結線変圧器 | |
| JPS60170912A (ja) | 無電圧タツプ切換器付変圧器 | |
| JPH0122971B2 (ja) | ||
| DE642853C (de) | Einrichtung zur Umwandlung eines Dreiphasensystems mit hohen Spannungen in ein Zweiphasensystem mit hohen Stroemen, bei der das zweiphasige System ueber zwei Spartransformatoren in Scott-Schaltung an das dreiphasige System angeschlossen ist | |
| JP2773096B2 (ja) | 配電装置 | |
| JPS586110A (ja) | 単巻変圧器 | |
| JPH05205950A (ja) | 単相負荷時タップ切換変圧器 | |
| JPS6156405A (ja) | 単巻変圧器装置 | |
| JPS60200511A (ja) | 無電圧タツプ切換変圧器 | |
| SU1746368A1 (ru) | Стабилизированный источник переменного напр жени | |
| JPS5935409A (ja) | 負荷時タツプ切換変圧器 | |
| CN113611496A (zh) | 一种强制分流平衡变压器 |