JPH0436062Y2 - - Google Patents

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JPH0436062Y2
JPH0436062Y2 JP2964386U JP2964386U JPH0436062Y2 JP H0436062 Y2 JPH0436062 Y2 JP H0436062Y2 JP 2964386 U JP2964386 U JP 2964386U JP 2964386 U JP2964386 U JP 2964386U JP H0436062 Y2 JPH0436062 Y2 JP H0436062Y2
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JP
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adhesive
sealing material
positive electrode
knob
button
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は補聴器用電源などに用いられるボタン
型空気電池に関するものであり、正極ケースに設
けた空気孔を閉塞する密封材の改良に関するもの
である。
従来の技術 一般的にボタン型空気電池は第1図に示すよう
な構造を有しており、空気中の酸素を正極ケース
1に設けた空気孔2より取り込み、正極活物質と
している。そして電池を使用しない状態で保存す
る場合は、空気孔2より電池内のアルカリ電解液
が蒸発したり、電解液が炭酸ガスを吸収してアル
カリ炭酸塩を生成し、保存性能が著しく劣化する
のを防止するため、空気孔を密封材3で閉塞して
いるのが現状である。
また、電池の使用に際しては密封材3を正極ケ
ース1の外底面から剥して空気孔2を開く必要が
あり、密封材3の剥しを容易とするため外方へ延
出した摘み部4が、第2図の如く閉塞部5と一体
に設けられている。
考案が解決しようとする問題点 ボタン型空気電池の空気孔を閉塞する密封材3
としては、基材の片面に粘着剤をコーテイングし
たガス不透過性に優れる複合材が普通であるが、
予め粘着剤を基材にコーテイングしているので、
摘み部4にも粘着剤が存在することになる。
これは決して好ましいものではなく、摘み部4
を手で摘んで密封材3をケース1の外底面より剥
離するとき、手に粘着剤が付着したり、摘み部4
の粘着剤にゴミ、塵等が付着して外観が非常に見
苦しい状態となるという問題がある。
さらに、密封材を正極ケース外底面に貼り付け
るとき、密封材3の摘み部4が正極ケースの側面
部に不要に接着したりすることもある。こうなる
と、手で摘んで密封材を剥がすことが困難となり
また密封材の曲がつた弾力で、正極ケースの外底
面より部分的に剥れ、空気孔の確実な閉塞ができ
ないという場合も生じた。この問題点を解決する
1つの方法として、密封材の摘み部の粘着剤上に
樹脂粉末をふりかけ、樹脂粉末で粘着剤を被覆し
て他へは接着しないよう粘着力を不能にしたもの
である。
このような構造とすることにより、密封材の摘
み部にはまつたく粘着性がなくなるので、前記の
ような問題点は解消される。
しかし、製造工程において、連続的に密封材の
摘み部に樹脂粉末をふりかけることは、量産工程
上、粘着部にふりかける樹脂量が充分コントロー
ルできなかつた。樹脂量が多過すぎると、樹脂が
粘着部に全部固定されないし、また、少なすぎる
と粘着力が残る欠点があつた。また樹脂粉末を各
種粘着剤を混合して、シルクスクリーン印刷、グ
ラビア印刷等に使用可能な、印刷インキ適性を
種々検討したが、粘着力を不能にする、樹脂粉末
の印刷インキを得ることができなかつた。
ABS、ナイロンのような樹脂粉末は、印刷イ
ンキ製造上不可欠な溶剤に可溶であつたり、結着
剤や溶剤と混合した時、その粒度、硬度等の物性
が変化したりするため、本発明の目的とする印刷
インキには不適当である。
本考案は、上記のような従来の問題点を解消
し、電池の信頼性を著しく向上させたボタン型空
気電池を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案のボタン型空気電池の密封材は、基材の
片面に粘着剤を塗布して正極ケース底面に貼りつ
けられる閉塞部と、閉塞部と連なり粘着剤が金属
酸化物で被覆されて外方へ延出する摘部とを有す
ることを特徴とする。
作 用 密封材の摘み部の粘着剤上に溶剤と結着剤に分
散させた金属酸化物を塗布することにより、密封
材の摘み部には、まつたく粘着性がなくなるとと
もに、非常に量産性も向上した。
実施例 以下、本考案の詳細を実施例で説明する。
第4図において、密封材3の基材6として厚さ
30μのポリエステル膜を用い、粘着剤7としてポ
リアクリル酸エステルを15μの厚さで塗布する。
そして摘み部4の粘着剤上にエステル系溶剤とア
クリル系結着剤に分散させた酸化チタン粉末7a
を粘着剤がほぼ完全に被覆されるまで均一に直線
上に塗布する。この方法は、フエルトペンにしみ
込ませた状態で塗布することにより簡単に目的の
粘着材の粘着力が不能になる。その後、このポリ
エステル膜を第3図に示すように所定の形状に金
型で打ち抜く。
尚、第4図は、所定の形状に打ち抜かれた密封
材3の部材を示した断面図である。
上記実施例で示した密封材を第1図に示すボタ
ン型空気電池1000個の正極ケース外底面に連続的
に貼りつけ、前記の様な問題点がないかどうかを
調べた。なお、第1図中、8は正極触媒層、9は
負極亜鉛、10はセパレータ、11は撥水膜、1
2は空気拡散紙、13は封口リング、14は負極
ケースを示す。
その結果、密封材3の摘み部4にゴミなどは付
着せず、外観は非常にきれいであるし、また、正
極ケース側部に摘み部が曲がつて付着するような
ものは1個もなかつた。このことから本考案は電
池の信頼性を著しく向上させることができるもの
である。
なお、密封材の摘み部の粘着力を不能にするた
めに用いる金属酸化物粉末は、酸化チタンの他、
酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の金属酸化物は、
いずれも使用可能であつた。
考案の効果 このように密封材の摘み部の粘着剤上に溶剤と
結着剤に分散させた金属酸化物を塗布することに
より、密封材の摘み部にはまつたく粘着性がなく
なり電池の信頼性を著しく向上させるとともに、
量産性の優れたものを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はボタン型空気電池の代表的構造を示す
断面図、第2図は正極ケースの空気孔を閉塞する
密封材の平面図、第3図は本考案の実施例におけ
る密封材の量産工程を示す平面図、第4図は本考
案の実施例における密封材の断面図である。 1……正極ケース、2……空気孔、3……密封
材、4……摘み部、5……閉塞部、6……密封材
の基材、7……粘着剤、7a……摘み部の粘着剤
を被覆する金属酸化物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 正極ケース底部に設けた空気孔を密封材で閉
    塞したボタン型空気電池であつて、前記密封材
    は基材の片面に粘着剤を塗布して前記正極ケー
    スの外底面に貼りつけられる閉塞部と、閉塞部
    と連なり粘着剤が金属酸化物で被覆されて外方
    へ延出する摘み部とからなるボタン型空気電
    池。 (2) 金属酸化物が酸化チタンを主成分としたもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のボ
    タン型空気電池。
JP2964386U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0436062Y2 (ja)

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JP2964386U JPH0436062Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JP2964386U JPH0436062Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JPS62142165U JPS62142165U (ja) 1987-09-08
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JPS62142165U (ja) 1987-09-08

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