JPS5829755B2 - ホウデンキロクザイリヨウ - Google Patents

ホウデンキロクザイリヨウ

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JPS5829755B2
JPS5829755B2 JP50066954A JP6695475A JPS5829755B2 JP S5829755 B2 JPS5829755 B2 JP S5829755B2 JP 50066954 A JP50066954 A JP 50066954A JP 6695475 A JP6695475 A JP 6695475A JP S5829755 B2 JPS5829755 B2 JP S5829755B2
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JP
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layer
resin
colored layer
conductive
discharge recording
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JP50066954A
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敬司 久保
英 国武
明 鈴木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気的情報信号に対応させて文字記号、図形な
どの画像を記録するための放電記録材料に関する。
蒸着型放電記録材料として支持体上に着色層及び金属蒸
着層を順次設けたもの、また前記金属蒸着層の上にさら
に保護層を設けたものが知られている。
これらの記録材料においては着色層は樹脂と少量のカー
ボンブラックや染料などの着色剤からなるため、絶縁性
(10100以上)である。
従ってこの種の放電記録材料においては電蝕は起こらず
、保存性に関しては殆んど問題がない。
しかし、着色層が絶縁性であると、放電記録時に記録針
が金属蒸着破壊後、着色層に触れ、急激に電流が遮断さ
れたりするため、(1)放電による火花ノイズが大きく
電波障害を誘引する、(2)画像エツジの切れが悪いな
どの欠点がある。
捷た着色層が絶縁性であると、電流通過部が殆んど金属
蒸着層となり、この層に負担がかかつて(3)帰路電極
に放電リークが生じ、画像が描けなくなるという問題が
起こる。
そこでカーボンを増量して着色層を導電性にすると、以
上の3点、即ち火花ノイズ、画像エツジの切れ及び帰路
電極の放電リークの問題は解決されるが、蒸着金属と導
電性カーボンとで一種の電池を構成するため、電蝕が起
き、表面か黒化するという保存性の難点が生ずる。
例えば導電性着色層にカーボンブラックを用いた蒸着型
放電記録紙(着色層の表面抵抗10jΩ以下)の場合、
30’C,90%RHの状態で3日間放置すると金属蒸
着層のほぼ全面に黒点が発生することが観察される。
この電蝕現象は一般に蒸着金属と導電性カーボンとが接
触し、水分等の何らかの媒体を通じて電流が流れること
によって起こるものと考えられている。
そこで近年、電蝕を防止し得る放電記録材料として導電
性着色層と金属蒸着層との間に絶縁層として樹脂層又は
樹脂〜シリカの混合層を設けたものが特開昭47−17
445号、同48−75044号及び同48−7525
0号に提案されている。
しかしこれらの層は金属蒸着層と導電性着色層とを樹脂
等により完全に電気的に絶縁するものであるから、前述
の絶縁性着色層を有する蒸着型放電記録材料の場合と同
様、保存性については問題はないが、前記3つの固有の
欠点を生じる。
また火花ノイズの欠点を除くため、特開昭49−731
45号に金属蒸着層と導電性着色層間にカーボンブラッ
ク、金属粉末、金属化合物等の導電性物質からなる導電
層を介在させる提案がなされているが、このような層は
記録時に粉塵を撒き散らす原因になり、また、カーボン
ブラックを使用すれは当然保存性の問題が生じるし、そ
れ以外の導電性物質では黒色性に乏しいので、画像濃度
を充分満足でせることはできない。
本発明は導電性着色層と金属蒸着層間を完全には電気絶
縁しない程度の電気抵抗を有し、且つ特定の付着量に調
整した樹脂層を設けることにより、火花ノイズ、画像エ
ツジの切れ及び放電リークの問題を解消した放電記録材
料を提供するものである。
また本発明は導電性着色層を有するにも拘わらず、保存
性のすぐれた放電記録材料を提供するものである。
即ち本発明の放電記録材料は支持体上に導電性着色層、
樹脂層及び金属蒸着層、又は導電性着色層、樹脂層、金
属蒸着層及び保護層を設けた放電記録材料において、樹
脂層の付着量が固形分で0.05〜1g/mの範囲にあ
り、且つ樹脂層の表面抵抗がio’〜108Ωの範囲に
あることを特徴としている。
ここでいう表面抵抗とは樹脂層自体の表面抵抗を指すの
ではなく、支持体、導電性着色層及び樹脂層の3層構成
に耘げる樹脂層の表面抵抗のことである。
本発明者らは導電性着色層及び樹脂層を有する蒸着型放
電記録材料を作成する際、樹脂層によって導電性着色層
、金属蒸着層間が単に隔離されるだけで、電気的には完
全に絶縁されないように、且つ導電性着色層の表面抵抗
(一般に104〜108Ωの範囲)が実質的に変化しな
い程度に樹脂層を形成すると前記目的が達成できること
を見出した。
即ち本発明によれば樹脂層は導電性着色層と金属蒸着層
との間を完全には電気的に絶縁せず、単に両層間を隔離
するだけなので、放電記録時の火花ノイスは小さくなり
、画1象エツジの切れも改良され、しかも従来の絶縁性
着色層を有する蒸着型放電記録材料と同様に保存安定性
を得ることができる。
なお保存性が良くなるのは樹脂層によって導電性着色層
によって導電性着色層と金属蒸着層とが隔離され、この
ため水分を媒体とじた電蝕が起こらないからであると考
えられる。
本発明に訃いて樹脂層の表面抵抗が10’Ω未満の場合
は放電記録材料の保存性が悪くなったり、カーボンが飛
散し易くなる。
一方、表面抵抗が108Ωを越えると、火花ノイズが発
生し、また感度や画像エツジの切れが悪くなる。
樹脂層に用いられる樹脂としては一般の熱可塑性樹脂及
び熱硬化性樹脂のいずれも使用できる。
即ち熱可塑性樹脂としてはポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル
−塩化ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、ア
クリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ビニリチン系樹脂、
セルロース系樹脂、天然又は合成ゴムなどがあり、捷た
熱硬化樹脂としてはエポキシ樹脂、フェノール樹脂、フ
ラン樹脂、キシレン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、
アルキッド樹脂、シリコン樹脂、石油樹脂、熱硬化性ア
クリル樹脂などである。
勿論これらの樹脂を混合使用することもできる。
なむ以上の樹脂のうち、耐水性の良好なものは更に良好
な保存性を得ることができる。
本発明の放電記録材料をつくるには紙、プラスチックフ
ィルム等の支持体上に、カーボンブラック等の導電性着
色剤及び結着剤樹脂を含む溶液を塗布乾燥して導電性着
色層を形成し、その上に前記樹脂の酸液を表面抵抗が1
04〜108Ωになるように、且つ固形分付着量で0.
05〜1g/mになるように塗布して樹脂層を形成した
後、常法によりアル□ニウム等の金属を蒸着せしめて金
属蒸着層を設け、更に必要あれば金属蒸着層上に後述す
るような樹脂尚液を塗布乾燥すれはよい。
導電性着色層の結着剤樹脂としては前述の熱可塑性樹脂
及び熱硬化性樹脂が単独で又は混合して使用される。
また着色剤としては黒色性、導電性の点から一般に通常
のカーボンブラックが使用されるが、その曲にカーボン
ブラッククラフトポリマーが挙げられる。
結着性樹脂と着色剤との割合は得られる着色層の表面抵
抗が103〜107Ωとなるように調整することが必要
である。
このような表面抵抗を満足させるには一般に着色剤と結
着剤樹脂の割合は1:5〜に1(重量比)程度が好適で
ある。
着色層の表面抵抗は上記のように約1桁低くなるように
し、その上に樹脂層を設けてその表面抵抗が10’〜1
08Ωとなるようにする。
なお着色層には上層の金属蒸着層を粗面化するため必要
に応じてシリカ、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バ
リウムなどの粗面化剤を添力口することができる。
捷た同様な目的で着色層の樹脂を岩屑する可醇剤とこの
鼎剤と相啼し得る前記樹脂の非尋剤との混合液を着色層
表面と接触させるか、或いは前記混合液に着色層の使用
成分を尚解し、この酸液を塗布することによりブラッシ
ングする方法や、サンドブラスト法エンボス法などによ
って粗面化してもよい。
金属蒸着層に用いられる金属としてはアルミニウム、亜
鉛、錫、マグネシウムなどが適当である。
捷た本発明にむいては金属蒸着層表面に必要に応じて保
護層を設けることができる。
保護層は金属蒸着層表面への指紋や記録計による汚染、
こすれきずなどを防止する目的で各種の透明又は不透明
樹脂を主成分とする溶液又は分散液の塗布、浸漬又は噴
霧によって形成される。
このような樹脂としてはポリスチレン、ポリ塩化ビニル
、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアル
コール、2元又は3元或いはそれ以上のポリエステル系
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド系樹
脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂等の1種又は2
種以上が使用できるが、中でも酢酸セルロース、エチル
セルロース等のセルロース系樹脂か好適である。
なむ保護層は着色層の場合と同様にブラッング法により
或いは更に酸化亜鉛や2酸化チタン等の白色顔料の添カ
ロにより粗面化して白色不透明化することが望ましい。
いずれにしても本発明は以上の製造法に限定されるもの
ではない。
以上の如く本発明においては導電性着色層と金属蒸着層
間に表面抵抗10’〜108Ωの極薄の樹脂層を特定の
付着量で設けて単に両層を隔離するだけで完全には電気
絶縁していないので、着色層の導電性効果は実質的に失
なわれず、このため火花ノイズ、画像エツジの切れ、帰
路電極の放電リーク及び保存安定性を著しく改良するこ
とができる。
以下に実施例を示す。
実施例 1 509/m’の上質紙に、充分に分散を行なった下記処
方の着色液を塗布して約8μ厚の導電性着色層を形成し
た。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (日本ゼオン@)製ゼオン400X150ML)0g カーボンブラック (コロンビアカーボン社製Conduc Tex −S
C)16.9 シ リ カ
4gメチルエチルケトン
400CCついで着色層上にエチルセルロースのエタノ
ール醇液を表−1に示す各種付着量になるよう塗布して
樹脂層を形成した。
さらにその上に真空蒸着法により厚さ0.06μのアル
ミニウム蒸着層を設けることにより蒸着型放電記録材料
を作成した。
これらの放電記録材料に夫々、インピーダンス50Ω、
印カロ電圧−40V、記録速度1.6m/sec、線密
度4本/7rL7rL、針圧7gの記録条件で放電記録
を行なったところ、表−1の結果が得られた。
表−1の結果から本発明の放電記録材料が帰路電極のリ
ーク、ノイスの影響及び画像エツジの切れの点で試料A
1−7の比較例に比べてすぐれていることが判る。
即ち本発明品では導電性着色層、金属蒸着層間の電気的
絶縁が不完全であることを示している。
捷た保存性については樹脂付着量の少ない試料1−1の
場合を除き本発明品は良好である。
実施例 2 実施例1にむいて各金属蒸着層上にさらに下記処方の保
護層0.79/nlの付着量で設け、130℃で30秒
間加熱乾燥し、放電記録材料を作成した。
エチルセルロース 12g水溶
性アクリル樹脂 (日本触媒化学@)製アロロン453) 4gエチ
ルアルコール 300CC水
100CC得られ
た放電記録材料にインピーダンス50Ω、記録電圧−6
0V、記録速度1.6m/sec、線密度4本/ mm
、針圧10gの記録条件で放電記録を行なったところ、
表−2に示すように実施例1と同じ結果が得られた。
なお表−2中、試料A2−1〜2−7は夫々実施例1の
試料應1−1〜1〜7に対応するものである。
実施例 3 60 g / m”の上質紙上に充分に分散を行なった
下記処方の着色液を塗缶し、約7μ厚の導電性着色層を
形成した。
エポキシ樹脂 (シェル化学(株)製エピコート11004)40カー
ボンブラツク (Conduc Tex−8C)
12 gシ リ カ
4gメチルエチルケトン
250CCついで上層にポリスチレンの
トルエン晦液を表−3に示す各種の付着量になるように
塗布し、樹脂層を形成した。
さらに真空蒸着法により、樹脂層の上に厚さ0.06μ
のアルミニウム蒸着層を設けた後、下記処方の保護層を
0.6g/rri”の付着量中で設は放電記録材料を作
成した。
これらの放電記録材料に夫々、インピーダンス50Ω、
印カロ電圧−60V、記録速度1.6m/sec、線密
度4本/ mm、針圧7gの記録条件で放電記録を施し
たところ、表−3に示す結果が得られた。
エチルセルロース 5gフマ
ル酸変性アルキッド樹脂 〔日本触媒化学工業(法事フマル酸変性 リードレジン)3g エタノール 170CC水
3Qccこ
の表から判るように本実施例の場合も実施例1と同様な
結果が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体上に導電性着色層、樹脂層及び金属蒸着層又
    は導電性着色層、樹脂層、金属蒸着層及び保護層を順次
    設けた放電記録材料において、樹脂層の付着量が固形分
    で0.05〜1g/m”の範囲にあり、且つ樹脂層の表
    面抵抗が104〜103Ωの範囲にあることを特徴とす
    る放電記録材料。
JP50066954A 1975-06-03 1975-06-03 ホウデンキロクザイリヨウ Expired JPS5829755B2 (ja)

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JPS51142333A JPS51142333A (en) 1976-12-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4973145A (ja) * 1972-11-13 1974-07-15

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