JPH04359985A - ゴム状弾性体製シール部材 - Google Patents

ゴム状弾性体製シール部材

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Publication number
JPH04359985A
JPH04359985A JP13516991A JP13516991A JPH04359985A JP H04359985 A JPH04359985 A JP H04359985A JP 13516991 A JP13516991 A JP 13516991A JP 13516991 A JP13516991 A JP 13516991A JP H04359985 A JPH04359985 A JP H04359985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
elastic material
soluble glass
sealing member
containing soluble
Prior art date
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Pending
Application number
JP13516991A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kuroki
潤一 黒木
Katsunobu Ito
克伸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP13516991A priority Critical patent/JPH04359985A/ja
Publication of JPH04359985A publication Critical patent/JPH04359985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Oリング、パッキンの
如きゴム状弾性体製シール部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Oリング、パッキンの如きゴム状弾性体
製シール部材は、気密、液密保持のために、食料品の容
器の蓋、哺乳瓶の蓋、水道配管等の接続部、蛇口等に多
く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Oリング、パッキンの
如きゴム状弾性体製のシール部材には、表面に水垢、湯
垢等の汚れが付着し易く、これは黴(かび)、雑菌等が
繁殖する原因になり、不衛生である。、一旦、ゴム状弾
性体製シール部材に黴等が繁殖すると、専用の洗剤を用
いて洗浄が行われても完全には除去されず、このためす
ぐに再増殖が生じる。このため、ゴム状弾性体製シール
部材は、本来の寿命を全うせずに廃棄されることが多い
【0004】本発明は、上述の如き問題点に鑑み、黴、
殺菌等が繁殖し難いよう改良された衛生的に優れたゴム
状弾性体製シール部材を提供することを目的としている
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、少なくとも表層部に銀イオンを徐々に溶出
させることができる銀イオン含有溶解性ガラスを含有し
ていることを特徴とするゴム状弾性体製シール部材によ
って達成される。本発明においては、銀イオンを一定速
度で溶出させることが可能な銀イオン含有溶解性ガラス
が抗菌剤として使用されている。この溶解性ガラスとは
、制御された溶解速度を持つように、ガラスの物理的、
化学的特性を考慮して組成を調節したガラスの総称で、
それ自体は既に知られているものである。したがって銀
化合物を添加した銀イオン含有溶解性ガラスでは、数時
間から数年間の任意の期間に渡って決められた一定速度
で銀イオンを溶出させることができる。そして溶出した
銀イオンが、カビや雑菌に対して抗菌作用を発揮するこ
とになる。
【0006】即ち、ゴム状弾性体製シール部材は、図1
及び図2に模式的に示されている如く、銀イオン含有溶
解性ガラス1が混在したゴム状弾性材料3により構成さ
れている。本発明においては、このような銀イオン含有
溶解性ガラスを200 μ以下、好ましくは50μ以下
の微粒子として、ゴム状弾性体製シール部材の少なくと
も表面の形成材料中に含有させる。ここで、粒径が20
0 μ以上になると、形成材料中に均一に分散しなくな
る。また、その含有量は、0.1 %〜10重量%が好
ましい。0.1%以下であると、銀イオンによる抗菌効
果が不十分となり、また10重量%以上になると、形成
材料中への混入が難しくなり、好ましくない。
【0007】本発明によるゴム状弾性体製シール部材を
構成するゴム状弾性材料は、天然ゴム、ブタジエンゴム
の如き合成ゴム、或は軟質塩化ビニル、硬質塩化ビニル
、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドの如き合
成樹脂であつてよい。銀イオン含有溶解性ガラスのゴム
状弾性材料への混合については、成型時あるいはその直
前に混合する方法、或は予め熱可塑性樹脂に中に銀イオ
ン含有溶解性ガラスを混入してマスタバッチ化しておく
方法が適用され得る。
【0008】本発明によるゴム状弾性体製シール部材に
於て、効果的な滅菌作用が得られるためには、銀イオン
含有溶解性ガラスが樹脂材料中に占める割合は、0.1
〜10重量%、好ましくは 1〜6重量%程度である。
【0009】
【作  用】上述の如き構成によれば、ゴム状弾性体製
シール部材の少なくとも表層部に銀イオン含有溶解性ガ
ラスが存在し、この銀イオン含有溶解性ガラスによる抗
菌作用により、ゴム状弾性体製シール部材の表層部に黴
、殺菌等が繁殖することが回避される。銀イオン含有溶
解性ガラスは無機物質であるから、これが食品に接触し
ても、これは、抗菌作用を生じるだけで、人体に対して
全く無害であり、しかも気散せず、半永久的に抗菌作用
を生じる。
【0010】
【実施例】
【0011】
【実施例1】銀イオンを一定速度で溶出させることが可
能な銀イオン含有溶解性ガラスとして、イオンピュア 
WAlli(石塚硝子株式会社製)3重量部を軟質塩化
ビニル97重量部に成型時に混入して図3に示されてい
る如きOリングを製作した。このOリングを水道水中に
浸漬し、2ヶ月間放置したのち、Oリングに於ける黴の
発生を観察したところ、肉眼にては黴の発生は認められ
なかった。
【0012】
【実施例2】イオンピュア WAlli(石塚硝子株式
会社製)を粉砕して平均粒子径15μとし、これを5重
量部軟質塩化ビニル95重量部に成型時に混入して図3
に示されている如きOリングを製作した。このOリング
を水道水中に浸漬し、2ヶ月間放置したのち、Oリング
に於ける黴の発生を観察したところ、肉眼にては黴の発
生は認められなかった。
【0013】比較例1 イオンピュア WAlliを含まないこと以外について
は実施例1及び2と同じ軟質塩化ビニルによってOリン
グを製作した。このOリングを実施例1及び2と同じ条
件にて水道水中に浸漬し、2ヶ月間放置したのち、Oリ
ングに於ける黴の発生を観察したところ、肉眼にて黒色
の黴の発生が認られた。
【0014】上述の各実施例と比較例の結果は、本発明
による銀イオン含有溶解性ガラスを含有したゴム状弾性
体製シール部材は、そうでない従来品のゴム状弾性体製
シール部材と比較して、有効な抗菌効果を奏したことを
示している。本発明によるゴム状弾性体製シール部材は
、Oリング以外に、各種パッキン或はその他のシール部
材であってもよい。
【0015】
【発明の効果】上述の説明より明かな如く、本発明によ
るゴム状弾性体製シール部材に於いては、少なくとも表
層部に存在する銀イオン含有溶解性ガラスによる抗菌作
用により、ゴム状弾性体製シール部材の表層部に黴、殺
菌等が繁殖することが回避されるから、このゴム状弾性
体製シール部材は、衛生的であり、長期間にわたって清
潔に使用され得るようになる。本発明によるゴム状弾性
体製シール部材に於いて使用される銀イオン含有溶解性
ガラスは無機物質であるから、これが食品、飲料水等に
接触しても、これは、抗菌作用を生じるだけで、人体に
対して全く無害であり、しかも気散せず、半永久的に抗
菌作用を生じるから、安全な抗菌作用が半永久的に得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明によるゴム状弾性体製シール部材を
構成するゴム状弾性材料の断面を模式的に示す断面図で
ある。
【図2】  本発明によるゴム状弾性体製シール部材を
Oリングに適用した一つの実施例を示す断面図である。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも表層部に銀イオンを徐々に
    溶出させることができる銀イオン含有溶解性ガラスを含
    有していることを特徴とするゴム状弾性体製シール部材
JP13516991A 1991-06-06 1991-06-06 ゴム状弾性体製シール部材 Pending JPH04359985A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13516991A JPH04359985A (ja) 1991-06-06 1991-06-06 ゴム状弾性体製シール部材

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JP13516991A JPH04359985A (ja) 1991-06-06 1991-06-06 ゴム状弾性体製シール部材

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JPH04359985A true JPH04359985A (ja) 1992-12-14

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ID=15145449

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13516991A Pending JPH04359985A (ja) 1991-06-06 1991-06-06 ゴム状弾性体製シール部材

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JP (1) JPH04359985A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020578A1 (en) * 1993-03-09 1994-09-15 Ecolab Inc. Erodible sanitizing caulk
JP3023150U (ja) * 1995-09-26 1996-04-12 株式会社ダイアン総合研究所 抗菌抗黴機能を有する合成樹脂製容器およびその蓋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020578A1 (en) * 1993-03-09 1994-09-15 Ecolab Inc. Erodible sanitizing caulk
JP3023150U (ja) * 1995-09-26 1996-04-12 株式会社ダイアン総合研究所 抗菌抗黴機能を有する合成樹脂製容器およびその蓋

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