JPH04359938A - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents

タイヤトレッド用ゴム組成物

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JPH04359938A
JPH04359938A JP16243291A JP16243291A JPH04359938A JP H04359938 A JPH04359938 A JP H04359938A JP 16243291 A JP16243291 A JP 16243291A JP 16243291 A JP16243291 A JP 16243291A JP H04359938 A JPH04359938 A JP H04359938A
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weight
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styrene
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rubber
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Kenji Ito
健司 伊藤
Naonobu Noguchi
野口 尚伸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤトレッド用ゴム組
成物に関し、特に路面との高い摩擦力を低温から高温に
至るまでの広い温度範囲に亘り保持し得るタイヤトレッ
ド用ゴム組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気入りタイヤにおいてグリ
ップ性能等、路面との高い摩擦力を得るためには、トレ
ッド用ゴム組成物として、変形時にヒステリシスロスの
大きいスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(以下SBR
と略記する)が使用されている。また、このSBR中の
結合スチレン含有量または結合ビニル含有量を増すこと
により、ゴム組成物に大きなヒステリシスロスを与える
ことができることが知られている。更に、低温時にゴム
が硬化して摩擦力が低下するのを防ぐためには、天然ゴ
ム(以下NRと略記する)またはブタジエンゴム(BR
)を少量配合すればよいことも知られている。更にまた
、高いグリップ性能を有するようにするために、多量の
カーボンブラックやオイルを配合した、いわゆるハイオ
イル−ハイカーボンブラック系がトレッド用ゴムとして
通常用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、SB
R単独の改良で路面との高い摩擦力を得ようとした場合
、冬場の低温時にトレッドゴムが硬化してしまい摩擦力
が低下してしまった。また、かかる低温時に高い摩擦力
を保持しようとして、トレッド用ゴム組成物にNRまた
はBRを配合し、これらによる軟化効果を維持させると
、逆に夏場の高温時に摩擦力の低下、耐破壊物性の低下
、あるいはゴム組成物の温度依存性の改良効果が少なく
なる等の問題を生じた。
【0004】特に、タイヤと路面との摩擦を限界まで高
めた状態で使用される高性能空気入りタイヤでは、夏冬
のレベル差を如何に小さくするかが重要な問題であった
。そこで本発明の目的は、タイヤの諸性能の低下を来た
すことなく、低温から高温に至るまでの広い温度範囲に
亘り路面との高い摩擦力を保持し得るタイヤトレッド用
ゴム組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、特定のカーボンブラック
と伸展油を所定量配合する、いわゆるハイカーボンブラ
ック−ハイオイル配合系において、比較的結合スチレン
量が多くかつ比較的結合ビニル量の少ないSBRと比較
的結合スチレン量が少なくかつ比較的結合ビニル量の多
いSBRとの組み合わせ、あるいは比較的結合スチレン
量が多くかつ比較的結合ビニル量の多いSBRと比較的
結合スチレン量が少なくかつ比較的結合ビニル量の少な
いSBRとの組み合わせを用いることで、2つの異なる
粘弾性挙動の性質にて弾性率の温度依存性を少なくし、
これにより低温時および高温時における湿潤または乾燥
路面において高い摩擦力を保持することができ、すなわ
ち摩擦力の夏冬における性能の変化を抑制することがで
き、またこの際、従来のNR−SBR配合系またはBR
−SBR配合系とは異なりポリマー相の破壊特性を大幅
に損うことはないことを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち本発明は、結合スチレン量が30
〜60重量%で結合ビニル量が15重量%以下のSBR
(A)30重量部以上と、結合スチレン量が25重量%
以下で結合ビニル量が20〜70重量%のSBR(B)
30重量部以上とを含み、(A)と(B)の合計量が8
0重量部以上のゴム成分100 重量部に対して、窒素
吸着比表面(以下N2 SAと略記する)が100 〜
350 m2/gでジブチルフタレート吸油量(以下D
BP吸油量と略記する)が100 〜170 ml/1
00 gであるカーボンブラック60〜150 重量部
および伸展油40〜180 重量部を配合して成るタイ
ヤトレッド用ゴム組成物に関するものである。
【0007】また本発明は、結合スチレン量が30〜6
0重量%で結合ビニル量が20〜70重量%のSBR(
A′)30重量部以上と、結合スチレン量が25重量%
以下で結合ビニル量が15重量%以下のSBR(B′)
30重量部以上とを含み、(A′)と(B′)の合計量
が80重量部以上のゴム成分100 重量部に対して、
N2 SAが100 〜350m2/gでDBP吸油量
が100 〜170 ml/100 gであるカーボン
ブラック60〜150重量部および伸展油40〜180
 重量部を配合して成るタイヤトレッド用ゴム組成物に
関するものである。
【0008】尚、本発明の上記2種類のいずれのゴム組
成物においても通常用いられている充填剤、例えば軟化
剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤等
、必要に応じて適宜必要量配合することができるのは勿
論のことである。
【0009】
【作用】本発明の上記2種類のタイプのゴム組成物にお
いては、本発明で規定するSBRをゴム成分として80
重量部以上含有する必要があり、好ましくは90〜10
0 重量とする。また、本発明の各タイプのゴム組成物
に各々使用されるSBR(A),SBR(A′)は共に
30重量部以上、好ましくは40〜70重量部配合する
ことを必要とする。かかる配合量が30重量部より少な
い場合には、乾燥路面において、夏場のように比較的温
度が高い場合に高い摩擦力が得られない。一方、70重
量部を超えて配合すると、冬場のように比較的低温時に
おいて硬化が著しく、摩擦力の著しい低下を来たすこと
になる。
【0010】更にまた、本発明の各タイプのゴム組成物
に各々使用されるSBR(B),SBR(B′)につい
ても30重量部以上、好ましくは30〜60重量部配合
することを必要とする。かかる配合量が30重量部より
も少ないと、低温時の軟化効果が十分ではなく、著しく
路面との摩擦力を低下させてしまうことになり、一方6
0重量部を超えて配合すると、高温時にヒステリシスロ
スが低下し、路面との間で高い摩擦力を得ることがでく
なくなってしまう。尚、本発明の2種のタイプのゴム組
成物はSBR(A)とSBR(B)との組み合わせ、あ
るいはSBR(A′)とSBR(B′)との組み合わせ
の場合に限り本発明の目的を達成することができ、他の
組み合わせではかかる目的を達成することはできない。 この理由については未だ十分に解明されていない。
【0011】本発明の2種のタイプのゴム組成物には、
いずれもN2 SAが100 〜350 m2/gでD
BPが100 〜170 ml/100 gであるカー
ボンブラックをゴム成分100 重量部に対して60〜
150 重量部配合することを必要とする。かかるカー
ボンブラックが上記範囲内で配合されない場合には、本
発明で目的とする高グリップ性能が得られないか、ある
いは耐熱性、耐摩耗性等のタイヤ性能が低下するため、
好ましくない。また、同様の理由から、石油系軟化剤、
エステル系可塑剤等の伸展油をゴム成分100 重量部
に対して40〜180 重量部配合することを必要とす
る。尚、好ましい伸展油としては芳香族系軟化剤が挙げ
られる。
【0012】
【実施例】次に本発明を実施例により更に具体的に説明
する。下記の表1に、本実施例で使用した各種SBRの
ミクロ構造として、各構成単位の割合(重量%)を示す
。尚、かかるSBRの構造決定は赤外分光光度計を用い
て行い、結合スチレン量についてはハンプトン法により
、また結合ビニル量についてはモレロ法により求めた。 表1中のSBRのミクロ構造の割合は結合スチレン量+
結合ビニル量+結合シス量+結合トランス量= 100
(重量%)とした場合によるものである。
【0013】
【0014】表1に示す各種SBR,あるいはNRやB
Rを用いて表2および表3に示す種々の配合系のゴム組
成物を調製し、これらゴム組成物の加硫ゴム物性、およ
びこれらゴム組成物をトレッドに用いて試作したサイズ
205/60R15のタイヤの夏場と冬場における運動
性能を測定した。測定方法は下記の通りである。
【0015】加硫物性 JIS  K  6301に準拠して測定した。 運動性能 S−μトレーラを使用し、荷重320 kgf 、空気
圧2.2 kg/cm2 、速度60km/時、アスフ
ァルト路面の条件にてスライドμを測定し、比較例1の
乾燥および湿潤路面各々における夏場の値を100 と
して指数表示した。指数が大きい程、結果は良好である
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】表2および表3から明らかなように、実施
例のタイヤトレッド用ゴム組成物はいずれも比較例のゴ
ム組成物と比較して引張り強さが損われることがなく、
夏場−冬場を通して乾燥および湿潤路面に付して共に良
好な運動性能を示した。このことから、本発明のトレッ
ド用ゴム組成物を用いると温度変化に対して路面との摩
擦力の変化が少ないことが分かる。尚、上記運動性能と
して、乾燥および湿潤路面において夏場または冬場の指
数が95以上であり、かつ夏−冬の差が5以内であるこ
とが望ましい。すなわち、指数が95未満では運動性能
が絶対レベルとして不足し、また夏−冬の差が5を超え
るとフィーリング評価として夏−冬において明確な差が
現れてしまうためである。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明のタイヤ
トレッド用ゴム組成物においては、ハイカーボンブラッ
ク−ハイオイル配合系において、比較的結合スチレン量
が多くかつ比較的結合ビニル量の少ないSBRと比較的
結合スチレン量が少なくかつ比較的結合ビニル量の多い
SBRとの組み合わせ、あるいは比較的結合スチレン量
が多くかつ比較的結合ビニル量の多いSBRと比較的結
合スチレン量が少なくかつ比較的結合ビニル量の少ない
SBRとの組み合わせを用いたことにより、タイヤの諸
性能の低下を来たすことなく、低温から高温に至るまで
の広い温度範囲に亘り路面との高摩擦力を保持すること
が可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  結合スチレン量が30〜60重量%で
    結合ビニル量が15重量%以下のスチレン−ブタジエン
    共重合体ゴム(A)30重量部以上と、結合スチレン量
    が25重量%以下で結合ビニル量が20〜70重量%の
    スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(B)30重量部以
    上とを含み、(A)と(B)の合計量が80重量部以上
    のゴム成分100 重量部に対して、窒素吸着比表面が
    100 〜350 m2/gでジブチルフタレート吸油
    量が100 〜170 ml/100 gであるカーボ
    ンブラック60〜150 重量部および伸展油40〜1
    80 重量部を配合して成るタイヤトレッド用ゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】  結合スチレン量が30〜60重量%で
    結合ビニル量が20〜70重量%のスチレン−ブタジエ
    ン共重合体ゴム(A′)30重量部以上と、結合スチレ
    ン量が25重量%以下で結合ビニル量が15重量%以下
    のスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(B′)30重量
    部以上とを含み、(A′)と(B′)の合計量が80重
    量部以上のゴム成分100 重量部に対して、窒素吸着
    比表面が100 〜350 m2/gでジブチルフタレ
    ート吸油量が100 〜170 ml/100gである
    カーボンブラック60〜150重量部および伸展油40
    〜180 重量部を配合して成るタイヤトレッド用ゴム
    組成物。
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