JPH04359747A - 風呂装置の温水循環制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は風呂装置の温水循環制御
方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、浴槽に給湯器、特に全自動式の給
湯器を接続して給湯を行うようにした風呂装置が普及し
つつある。このような風呂装置に適用される浴槽には、
様々な運転機能を備えたものがある。そのような運転機
能として、温水を循環させることによって、例えば、■
温水を浴槽一杯に供給して溢れさせ、溢れた温水を回収
して循環させるようにしたあふれ運転、■浴槽底部から
気泡を噴出させるようにした気泡浴、■温水を浴槽内に
エアーと共に噴出させるジェット運転、■浴槽上方に温
水の放出口を設けて、滝のように温水を浴槽に注湯する
滝機能を挙げることができる。これらの機能を発揮させ
るには、豊富な温水量を必要とし、そのために、余分な
温水を一時的に蓄えておく装置が備えられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入浴に
よって、多くの温水が消費された場合（例えば上がり湯
等で）、温水が不足して、前述のような機能の運転がで
きなくなる。そこで、その都度、一旦循環運転を停止し
て、温水を補給する（足し湯運転）を行わねばならない
。 このため、入浴者にとっては前述のような機能の運転の
中断によって、大いに不満の残るところとなり、使いに
くいという印象を抱くこととなる。本発明は、このよう
な課題を解決するためになされたもので、種々の機能運
転と共に、足し湯を行うことができる風呂装置の温水循
環制御方法を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は浴槽と給湯器とを、浴槽からの温水を一
時的に貯留しておくサブタンクユニットを介して接続構
成し、浴槽から温水をサブタンクユニットを構成するサ
ブタンクを介して浴槽に還流させる循環経路と、前記サ
ブタンクを介さず温水を浴槽に還流させる循環経路とを
切り替え構成して種々の機能運転を行うようにした風呂
装置において、サブタンクに貯留される温水を監視して
、前記温水が検出されなくなると、温水をサブタンクを
介して浴槽に還流させる循環経路から、前記サブタンク
を介さず温水を浴槽に還流させる循環経路に切り替えて
機能運転を選択実行する一方、給湯器から浴槽に温水を
補給するようにし、次いで、浴槽から前記サブタンクに
温水が回収されて、サブタンクの温水検出後、浴槽に所
定量の温水が注湯されてから、サブタンクを介して浴槽
に還流させる循環経路に切り替え、運転を行うようにし
たものである。

【０００５】

【作用】浴槽、サブタンクユニットおよび給湯器間にて
温水を循環させて種々の浴槽の運転機能を実行する際、
前記サブタンクユニットのサブタンクにおける温水が検
出されなくなると、温水をサブタンクを介して浴槽に還
流させる循環経路が、サブタンクを介さず温水を浴槽に
還流させる循環経路に切り替えられる一方、給湯器から
浴槽に温水が補給される。従って、温水の補給中でも温
水を浴槽に還流させる循環経路が形成されているので、
風呂装置の適宜な運転が選択実行できる。浴槽に温水が
一杯となって、浴槽から前記サブタンクに温水が回収さ
れ、サブタンクにおいて温水が検出されて、浴槽に所定
量の温水が注湯されると、再び温水をサブタンクを介し
て浴槽に還流させる循環経路が切り替え形成され、全て
の運転機能が選択実行することができる。

【０００６】

【実施例】次に、本発明にかかる風呂装置の温水循環制
御方法を実施するための風呂装置について、一実施例を
挙げ、以下詳細に説明する。図１において、参照符号１
は本発明にかかる風呂装置の温水循環制御方法を実施す
るための風呂装置を示す。この風呂装置１は浴槽２に、
給湯器３を、サブタンクユニット４を介し、循環戻り管
５、追焚戻り管６および追焚往き管７とにより接続構成
したものである。前記浴槽２は温水を一杯に供給して溢
れさせるいわゆる溢れ浴槽であって、溢れた温水を回収
するミニタンク８を併設したものである。このミニタン
ク８には、ミニタンク水位スイッチ９が設けられ、ミニ
タンク水位スイッチ９の検出信号に基づいて、温水回収
経路（後述）を形成するようになっている。また、この
浴槽２内壁には、温水を供給する際に、エアを取り込ん
で、気泡を浴槽２内に温水と共に供給するノズルユニッ
ト１０が設けられ、さらに、前記浴槽２の上方には、給
湯器３から供給された温水を滝状の放出流として、浴槽
２に落とし込むための放出部１２が設けられている。ま
た、浴槽２底部には、気泡浴を与える気泡ユニット１１
が設けられる。

【０００７】前記給湯器３は、給湯用熱交換器１３と追
焚用熱交換器１４と追焚用熱交換器１４の上流側に濾過
器１５を備えたものである。かかる給湯器３は、給湯用
熱交換器１３の、上流側に分岐された給水管１６と給湯
用熱交換器１３の下流側とを合流接続したミキシング弁
１７、大気開放型タンク１８、注湯追焚切替弁１９、追
焚ポンプ２０、流路切替弁２１、追焚戻り管６を介して
浴槽２に至る注湯経路が、適宜な制御手段により形成さ
れるようになつている。また、前記給湯器３は、浴槽２
からサブタンク浴槽エアパージ弁４０、殺菌灯４１、追
焚戻り管６、注湯追焚切替弁１９、追焚ポンプ２０、流
路切替弁２１を介して濾過器１５から追焚用熱交換器１
４、濾過弁２２、気泡ポンプ２３を介し、追焚往き管７
を介して浴槽２に至る追焚経路が形成されるようになっ
ている。なお、かかる追焚経路の追焚戻り管６には、還
流される温水の温度を検出する追焚サーミスタ２４が設
けられる。さらに、前記給湯器３は、循環戻り管５、気
泡ポンプ２３を経て濾過弁２２、水量制御弁２５および
追焚用熱交換器１４を介して、温水を濾過器１５の下流
側から濾過器１５内を通過させて排水弁２６を介して排
水する濾過器１５の逆洗経路が形成されるようになって
いる。

【０００８】前記サブタンクユニット４は、浴槽２のミ
ニタンク８から溢れた温水を一時的にサブタンク２７に
貯留しておくもので、浴槽２を選択操作によりあふれ運
転を行うためのものである。すなわち、あふれ運転の際
の循環経路は、浴槽２から温水をサブタンク２７を介し
て浴槽２に還流させる循環経路であって、ミニタンク８
からミニタンク戻り管２８を介しミニタンク循環弁２９
、３０、非自吸ポンプ３１を経てサブタンク２７に至る
温水回収経路と、前記サブタンク２７から、サブタンク
浴槽切替弁３２を介し、循環戻り管５を経て、気泡ポン
プ２３、追焚往き管７を介して浴槽２に至る経路とから
なっている。なお、前記あふれ運転の際の循環経路は、
サブタンク浴槽切替弁３２を切り替え作動させることで
、サブタンク２７を介さず温水を浴槽２に還流させる循
環経路、すなわち、浴槽２から循環戻り管５を経て、気
泡ポンプ２３、追焚往き管７を介して浴槽２に至る循環
経路に切り替えられるようになっている。さらに、前記
サブタンクユニット４において、ミニタンク循環弁２９
、３０には排水管３３が接続され、サブタンク２７から
は、サブタンク水位スイッチ３４、サブタンク排水弁３
５を経由する排水経路が形成されるようになっている。 かかるサブタンクユニット４において、追焚往き管７は
、浴槽２のノズルユニット１０に温水を供給するジェッ
ト管３６と温水を滝状の放出流として、浴槽２に落とし
込むための放出部１２に温水を供給するための滝管３７
とに分岐されている。これらジェット管３６や滝管３７
は浴槽注湯弁３８、滝弁３９を介して流路が切換形成さ
れるようになっている。

【０００９】本発明にかかる風呂装置の温水循環制御方
法を実施するための風呂装置は以上の通りであり、以下
に風呂装置１の動作を説明する。先ず、浴槽２への注湯
は、給湯用熱交換器１３の、上流側に分岐された給水管
１６と給湯用熱交換器１３の下流側とを合流接続したミ
キシング弁１７、大気開放型タンク１８、注湯追焚切替
弁１９、追焚ポンプ２０、流路切替弁２１、追焚戻り管
６を介して浴槽２に至る注湯経路を介してなされる。追
焚運転の際は、浴槽２から追焚戻り管６、注湯追焚切替
弁１９、追焚ポンプ２０、流路切替弁２１、濾過器１５
、追焚用熱交換器１４、濾過弁２２、気泡ポンプ２３、
追焚往き管７を介して浴槽２に至る追焚経路が形成され
る。この際、温水は濾過器１５を通過して濾過され、追
焚用熱交換器１４を経由し、浴槽２に還流される。

【００１０】入浴がなされ、浴槽２からミニタンク８へ
温水があふれ出ると、ミニタンク８内に温水が溜ってい
く。そうすると、ミニタンク水位スイッチ９がオンして
ミニタンク循環弁２９、３０は切替作動し、ミニタンク
８からミニタンク戻り管２８を介し、非自吸ポンプ３１
を経てサブタンク２７に至る温水回収経路が形成され、
非自吸ポンプ３１を作動して、ミニタンク８内の温水は
前記ミニタンク戻り管２８を介しサブタンク２７に回収
され、サブタンク２７内に貯留される。この際、かかる
浴槽２は運転の選択により、気泡浴ユニット１１を作動
させて気泡浴を行ったり、浴槽注湯弁３８、滝弁３９を
切り替えて追焚往き管７からジェット管３６を介しノズ
ルユニット１０に至る経路を形成してジェット運転を行
ったり、追焚往き管７から滝管３７を介し放出部１２に
至る経路を形成して、温水を滝状の放出流として、浴槽
２に落とし込む運転を行うことができる。

【００１１】ところで、入浴により、温水が多量に消費
されると、浴槽２内の温水位は低下し、浴槽２からミニ
タンク８へ温水があふれ出なくなる。この際、サブタン
ク水位スイッチ３４により、サブタンク２７内の温水が
検出されなくなると、サブタンク浴槽切替弁３２により
、サブタンク２７から循環戻り管５を介し浴槽２に至る
経路が、浴槽２から循環戻り管５、気泡ポンプ２３、追
焚往き管７を介して浴槽２に至る経路に切り替えられる
。ここで、給湯器３における給湯用熱交換器１３の上流
側に分岐された給水管１６と給湯用熱交換器１３の下流
側とを合流接続したミキシング弁１７、大気開放型タン
ク１８、注湯追焚切替弁１９、追焚ポンプ２０、流路切
替弁２１、追焚戻り管６を介して浴槽２に至る注湯経路
が形成され、温水が浴槽２に補給される。かかる際、あ
ふれ運転はできないが、浴槽２から循環戻り管５、気泡
ポンプ２３、追焚往き管７を介して浴槽２に至る経路が
形成されているので、気泡浴ユニット１１を作動させて
気泡浴を行ったり、浴槽注湯弁３８、滝弁３９を切り替
えて追焚往き管７からジェット管３６を介しノズルユニ
ット１０に至る経路を形成してジェット運転を行ったり
、追焚往き管７から滝管３７を介し放出部１２に至る経
路を形成して、温水を滝状の放出流として、浴槽２に落
とし込む運転を行うことができる。

【００１２】浴槽２に温水が補給されて一杯となり、浴
槽２からミニタンク８へ温水があふれ出てサブタンク２
７内に温水が回収されると、サブタンク水位スイッチ３
４によりサブタンク２７内の温水が検出されるようにな
る。サブタンク水位スイッチ３４がオンしてから、浴槽
２に所定量（１０リットル）注湯されると、サブタンク
浴槽切替弁３２によって浴槽からの循環経路が、サブタ
ンク２７から循環戻り管５、気泡ポンプ２３、追焚往き
管７を介して浴槽２に至る経路に切り替えられ、再び、
あふれ運転が可能な状態となる。

【００１３】このように、浴槽内温水が減少してあふれ
運転ができなくなり、給湯器３から温水を補給している
最中でも、浴槽２から循環戻り管５、気泡ポンプ２３、
追焚往き管７を介して浴槽２に至る循環経路が形成され
ているので、その他の運転機能、すなわち気泡浴、ジェ
ット運転、温水を滝状の放出流として、浴槽２に落とし
込む運転を中断することなく行うことができ、使いやす
い風呂装置１であるという印象を入浴者に抱かせること
ができ、満足のゆく入浴を提供することができる。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、以上の通り、入浴によって温
水が減少し、給湯器から新たに温水を補給している最中
でも、様々な運転機能を中断なく行うことができるので
、使い勝手のよい風呂装置であるという印象を入浴者に
抱かせることができ、従って、入浴者は満足のゆく入浴
を楽しむことができる。

【００１５】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる風呂装置の温水循環制御方法を
実施するための風呂装置の系統図である。

【符号の説明】

１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　風呂装置２　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　浴槽３　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　給湯器４　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　サブタンクユニット ５　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　循環戻り管６　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　追焚戻り管７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　追焚往き管８　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミニタンク９　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　ミニタンク水位スイッチ １０　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　ノズルユニット１１　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気泡
浴ユニット１２　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　放出部１３　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　給
湯用熱交換器１４　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　追焚用熱交換器１５　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　濾過器１６　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　給水管１７　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ミキシング弁１８　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　大気開放型タンク １９　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　注湯追焚切替弁２０　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　追焚
ポンプ２１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　流路切替弁２２　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　濾
過弁２３　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　気泡ポンプ２４　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　追焚
サーミスタ２５　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　水量制御弁２６　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　排水弁２７　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　サブタンク２８　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ミニタンク戻り管 ２９、３０　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　ミニタンク循環弁 ３１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　非自吸ポンプ３２　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サブタ
ンク浴槽切替弁 ３３　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　排水管３４　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サブタンク水
位スイッチ ３５　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　サブタンク排水弁 ３６　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　ジェット管３７　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滝管３８
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　浴槽注湯弁３９　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滝弁４０　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　サブタンク浴槽エアパージ弁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　　　浴槽と給湯器とを、浴槽からの温
   水を一時的に貯留しておくサブタンクユニットを介して
   接続構成し、浴槽から温水をサブタンクユニットを構成
   するサブタンクを介して浴槽に還流させる循環経路と、
   前記サブタンクを介さず温水を浴槽に還流させる循環経
   路とを切り替え構成して種々の機能運転を行うようにし
   た風呂装置において、サブタンクに貯留される温水を監
   視して、前記温水が検出されなくなると、温水をサブタ
   ンクを介して浴槽に還流させる循環経路から、前記サブ
   タンクを介さず温水を浴槽に還流させる循環経路に切り
   替えて機能運転を選択実行する一方、給湯器から浴槽に
   温水を補給するようにし、次いで、浴槽から前記サブタ
   ンクに温水が回収されて、サブタンクの温水検出後、浴
   槽に所定量の温水が注湯されてから、サブタンクを介し
   て浴槽に還流させる循環経路に切り替え、運転を行うよ
   うにしたことを特徴とする風呂装置の温水循環制御方法
   。