JPH04358448A - 自動ダイヤル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は車載用電話機の自動電話
ダイヤル方式に関するものである

【０００２】

【従来技術】電話機の自動ダイヤルに関しては、従来よ
り種々の方式がある。特に、簡単な操作が要求される車
載装置に範囲を限定すれば次の■乃至■に記すようなも
のが考えられる。図２はこれら車載装置の概略構成を示
す図である。図示するように、車載装置は処理部２１、
メモリ２２、キーボード２３及び表示部２４を具備し、
電話機２は前記処理部に接続されている。

【０００３】■　　車載装置の表示部２４の表示画面上
にメモリ２２に格納されている電話先の施設名、個人名
等の一覧表を表示し、キーボード２３の操作によりカー
ソル等で選択して自動ダイヤルの指示を行い、処理部２
１が電話機２にダイヤル番号信号を転送する所謂自動ダ
イヤル。その際、アイウエオ順、又は分野別順、或いは
利用者の登録順に電話番号が並べられる。

【０００４】■　　車載装置の表示部２４の表示画面上
に電話先の施設名、個人名とそれに対応した短縮ダイヤ
ル番号を表示し、使用者は、キーボード２３の操作によ
り、その該当する短縮ダイヤル番号を指示すると処理部
２１が電話機２にダイヤル信号を転送する所謂半自動ダ
イヤル。

【０００５】■　　車載装置は音声入力部（図示せず）
に対して使用者がダイヤル番号又は短縮ダイヤル番号或
いはそれに相当する言葉を発生して、ダイヤル指示をす
ることにより、処理部２１が電話機２にダイヤル信号を
転送する処理、所謂自動ダイヤル。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の■乃至■方法では、次のような問題点がある。■　
　電話先の施設名、個人名が数多く表示された文字列の
中から目的のものを探し出すのは煩わしい。特に車載装
置の場合には、表示画面の大きさの制限や走行中の揺れ
等があるため、操作がしにくい。

【０００７】■　　短縮ダイヤルでは、登録できる電話
番号の数に制限があり、多くを登録できない。また、半
自動であるため操作が煩わしい。

【０００８】■　　音声入力は、実用化には未だ技術が
未成熟である。誤動作が多く実用的でない。

【０００９】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
、上記問題点を除去し、車載装置のカーソルキーやタッ
チパネル操作等による指示により簡単にダイヤルできる
自動電話ダイヤル方式を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、電話機と接続された車載装置において、次の
手段を設けたものである。

【００１１】地図を表示し、カーソル移動キー等により
地図をスクロールしながら地図上のカーソルを移動する
手段、地図上に使用者がマークを付ける手段及びそのマ
ークは予め付けられた地図記号に対応させて電話番号を
記憶する手段、地図上のカーソルで指示した所のマーク
に対応した電話番号を探し出し接続された電話機に対し
自動ダイヤルする手段、自動ダイヤル中、ダイヤル後の
呼出し中、或いは再び呼出し中の状態を地図上のマーク
の視覚的変化或いは表示面へのガイダンス文字の表示或
いは音声によるガイダンスをする手段。

【００１２】

【作用】本発明では、使用者が画面上に表示された地図
マーク或いは単に登録されたイメージマークを選択する
ことで電話番号を記憶する手段から対応する電話番号が
検索されダイヤル番号信号が電話機に送出され、自動ダ
イヤルができる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の自動ダイヤル方式を実施するた
めの装置である。１は車載装置であり、該車載装置１は
電話機２と接続されている。

【００１４】車載装置１は、処理部１１、それに接続さ
れたメモリ１２、ＣＤ−ＲＯＭ１３、表示部１４、カー
ソルキー１５、縮尺切換キー１６、表示部１４の画面表
面にセットされた透明なタッチパネル１７、その他の各
種キー１８及びマーク入力部１９から構成されている。

【００１５】ＣＤ−ＲＯＭ１３には表示に使用する多数
の地図とマークや写真等の“イメージ”のデータが予め
用意されている。なお、このＣＤ−ＲＯＭ１３は他の記
憶媒体でも代用することができる。

【００１６】次に、登録動作を説明する。先ず処理部１
１はＣＤ−ＲＯＭ１３から地図データを読み出しデータ
を展開した後、地図を表示部１４に表示する。表示地図
は予め決められた場所或いは別システムのナビゲーショ
ンシステムにより自分の現在地を含む場所等を表示する
。

【００１７】その状態で使用者は各種キー１８の登録キ
ーを押した後、カーソルキー１５を操作し、カーソル移
動させ電話番号を登録したい所、例えば友人宅の場所ま
で地図をスクロールする。その際地図の表示縮尺を変え
て適切な縮尺にするには、縮尺キー１６を押下し、拡大
縮小させることができる。縮尺切り換え時には処理部１
１に該当地図をＣＤ−ＲＯＭ１３から読み出し、或いは
現在表示中の地図データを拡大縮小し表示する。

【００１８】カーソルを地図上の友人宅まで移動した所
で、各種キー１８のマーク付加キーを押下し、地図上に
マーク表示する。マークは多種類用意されており、その
中から指定することができる。マーク付加と同時に処理
部１１は、マーク付加場所、この場合は友人宅の座標、
マーク種類とその電話番号と名称を対応付けして図４に
示すような電話テーブルをメモリ１２内に生成する。使
用者は、画面に表示されたテンキーを見ながら、タッチ
パネル１７を押下して電話番号を登録する。電話テーブ
ルは図４に示すように地図数、地図識別子及びマーク数
を格納し、マークＮＯ．毎にマーク座標、マーク種別、
名称及び電話番号が格納される。

【００１９】次に、電話をかける時の動作について説明
する。先ず地図上に相手先を選択して電話をかける場合
について述べる。先ずカーソル１５を操作し、電話相手
の地図上の位置にカーソルを移動し、マーク或いは地図
記号に一致させる。その途中の画面表示例を図３に示す
。図示するように表示画面ａ上に地図が表示され、該地
図上にカーソルｂ、マークｃ及び地図記号が表示される
。

【００２０】その後、各種キー１８の電話ダイヤルキー
を押下すると処理部１１は画面上にウインドウを作りカ
ーソルａで指示された座標を用いて電話テーブルを検索
し、該当する電話番号等を表示し使用者の確認を促す。 その後、インタフェース２０を通して電話機２にダイヤ
ル信号を送出する。このようにして自動的にダイヤルす
ることができる。

【００２１】なお、マークとカーソルの位置が完全に一
致しなくとも処理部１１はカーソルａから最短距離のマ
ークを選ぶ等の処理をすることができる。

【００２２】また、使用者にダイヤル中、相手呼出し中
、再びダイヤル中等の状態を画面でも表示するように地
図上のマークをそれぞれの状態に合わせて色を変化させ
たり、或いは画面上に文字や別のマークを表示して知ら
せることができる。

【００２３】また、各種キー１８は、カーソルキー１５
、縮尺切換キー１６をタッチパネルで代用し、該タッチ
パネル１７を各種キー１８で代用することもできる。

【００２４】なお、本発明において使用する地図は形態
にとらわれない。つまり、国土地理院発行のような詳細
な地図でもよいし、鉄道や道路等をわかり易く変形させ
たデフォルメ地図でもよい。

【００２５】次に、地図以外の項目で相手先を選択し電
話をかける場合を説明する。各種キー１８の画面切換キ
ーを押すと、表示部１４の画面に登録したマークや名称
（氏名）、電話番号の一覧表が図５に示すように表示さ
れる。

【００２６】使用者は相手先を表す行のいずれか一つの
マークをカーソル或いはタッチパネル１７で指示する。 指示された行は反転表示或いは色調変化により使用者に
知らされ、処理部１１は選択された電話番号に従ってダ
イヤル信号をインタフェース１９を通して電話機２に送
る。

【００２７】また、上記マークは、例えば相手の似顔絵
や写真、或いはその施設の建物の写真などを採用するこ
とができる。この場合は、マーク入力部１９より利用者
が新規にマークを登録することになる。但し、マーク入
力部の存在は、本装置の構成によっては必須のものでは
ない。

【００２８】なお、上記実施例では“表示”は表示部の
画面への表示としたが、これに限定されるものではなく
、例えば音声出力での表示等、利用者の五感に訴える手
段を利用することも可能である。

【００２９】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような効果が期待できる。

【００３０】従来のように文字列でなく、表示画面に表
示したマーク等のイメージを選択したので、電話相手の
選択及び確認が容易である。

【００３１】形式的な文字列の並びではなく、地図上に
空間的に特徴のある配置を示すため、漠然とした認識の
ままでも電話相手の選択，確認が迅速に容易にできる。

【００３２】特に車載ナビゲーションシステムと併用し
た場合、同じ地図表示が利用できるため違和感がなく、
操作性がよくなる。

【００３３】更に、車載用自動電話ダイヤル装置に限ら
ず電話自動ダイヤルの必要用な環境で、しかも文字列を
注視することができない状況或いは簡単に自動電話ダイ
ヤルを行いたい場合にも適用が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動ダイヤル方式を実施するための装
置のブロック図である。

【図２】従来の自動ダイヤル方式を実施するための装置
のブロック図である。

【図３】表示画面の例を示す図である。

【図４】メモリ内の電話テーブルを示す図である。

【図５】表示された座標，マーク，名称，電話番号の例
を示す図である。

【符号の説明】

１　　　　　　　　　　　　車載装置 ２　　　　　　　　　　　　電話機 １１　　　　　　　　　　処理部 １２　　　　　　　　　　メモリ １３　　　　　　　　　　ＣＤ−ＲＯＭ１４　　　　　
　　　　　表示部 １５　　　　　　　　　　カーソルキー１６　　　　　
　　　　　縮尺切換 １７　　　　　　　　　　タッチパネル１８　　　　　
　　　　　各種キー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　電話機に接続したダイヤル信号発生手
   段を具備し、該ダイヤル信号発生手段から前記電話機に
   ダイヤル信号を転送し、自動的にダイヤルする自動ダイ
   ヤル方式において、前記ダイヤル信号発生手段に地図デ
   ータ又は任意画面データを記憶する記憶手段及び該地図
   又は任意画面を表示画面に表示する表示手段と、該表示
   手段で表示された表示地図又は表示任意画面に重ねてマ
   ーク等のイメージを表示すると共に地図又は表示任意画
   面上のマーク等のイメージ位置を記憶する手段と、カー
   ソル位置とマーク等のイメージ位置とを対応付ける手段
   と、マーク等のイメージと電話番号，名称等を対応付け
   て記憶する手段を設け、呼出しの際は前記表示手段で表
   示された表示地図又は表示任意画面のマーク等のイメー
   ジのいずれか一つを指定し又は表示されたマーク等のイ
   メージのいずれか一つを指定し、対応する電話番号を自
   動的に呼出し、該電話番号に対応するダイヤル信号を前
   記電話機に転送し、もし相手が話中であれば表示画面に
   表示するか又は音声により使用者に通報するか或いは一
   定時間後に再呼出しすることを特徴とする自動電話ダイ
   ヤル方式。