JPH04358309A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH04358309A JPH04358309A JP13157491A JP13157491A JPH04358309A JP H04358309 A JPH04358309 A JP H04358309A JP 13157491 A JP13157491 A JP 13157491A JP 13157491 A JP13157491 A JP 13157491A JP H04358309 A JPH04358309 A JP H04358309A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置、或い
は磁気テープ装置等に用いられる薄膜磁気ヘッドの製造
方法に関するものである。
は磁気テープ装置等に用いられる薄膜磁気ヘッドの製造
方法に関するものである。
【0002】近年、コンピュータシステム等の外部記憶
装置として用いられている磁気ディスク装置では、高密
度記録化及び大容量化と共に、記録・再生特性が良好で
小型な記録・再生用の薄膜磁気ヘッドが要求されている
。
装置として用いられている磁気ディスク装置では、高密
度記録化及び大容量化と共に、記録・再生特性が良好で
小型な記録・再生用の薄膜磁気ヘッドが要求されている
。
【0003】従って、その小型化に伴って励磁用コイル
導体の小型化が容易で、かつ精度の良い薄膜磁気ヘッド
を得ることができる製造方法が必要とされている。
導体の小型化が容易で、かつ精度の良い薄膜磁気ヘッド
を得ることができる製造方法が必要とされている。
【0004】
【従来の技術】従来の薄膜磁気ヘッドは、図2(a)
に示すように、Al2O3 ・TiC 等からなる非磁
性基板11上に Ni−Fe膜等からなる第1磁極層1
2と、該第1磁極層12上にSiO2等からなる 0.
4μmの膜厚のギャップ層13を介して熱硬化性樹脂等
からなる下部層間絶縁層14を形成した後、該ギャップ
層13及び下部層間絶縁層14上に蒸着法、またはスパ
ッタリング法等により0.01μm程度の膜厚のTi密
着膜と0.1 μm程度の膜厚のCu導電膜からなる二
層膜構成のめっき下地導体膜15を被着形成する。
に示すように、Al2O3 ・TiC 等からなる非磁
性基板11上に Ni−Fe膜等からなる第1磁極層1
2と、該第1磁極層12上にSiO2等からなる 0.
4μmの膜厚のギャップ層13を介して熱硬化性樹脂等
からなる下部層間絶縁層14を形成した後、該ギャップ
層13及び下部層間絶縁層14上に蒸着法、またはスパ
ッタリング法等により0.01μm程度の膜厚のTi密
着膜と0.1 μm程度の膜厚のCu導電膜からなる二
層膜構成のめっき下地導体膜15を被着形成する。
【0005】更に、そのめっき下地導体膜15上に例え
ば4μm程度の膜厚のフォトレジスト膜を塗着形成した
後、該フォトレジスト膜を露光・現像して例えば渦巻状
のコイル形成用開口パターンを有するレジストマスク1
6を形成する。
ば4μm程度の膜厚のフォトレジスト膜を塗着形成した
後、該フォトレジスト膜を露光・現像して例えば渦巻状
のコイル形成用開口パターンを有するレジストマスク1
6を形成する。
【0006】次に、図2(b) に示すように、前記め
っき下地導体膜15の図示しない一端とめっき電極間に
所定電圧を印加して電解めっき法により前記レジストマ
スク16により覆われていないめっき下地導体膜15の
露出面に3μm程度の膜厚のCuめっき膜17を形成し
た後、図2(c) に示すように該レジストマスク16
を溶解除去する。
っき下地導体膜15の図示しない一端とめっき電極間に
所定電圧を印加して電解めっき法により前記レジストマ
スク16により覆われていないめっき下地導体膜15の
露出面に3μm程度の膜厚のCuめっき膜17を形成し
た後、図2(c) に示すように該レジストマスク16
を溶解除去する。
【0007】引続き図2(d) に示すようにそのレジ
ストマスク16の除去によって露出しためっき下地導体
膜15部分をイオンエッチング法によりエッチング除去
して、渦巻状のコイル導体層18を形成する。
ストマスク16の除去によって露出しためっき下地導体
膜15部分をイオンエッチング法によりエッチング除去
して、渦巻状のコイル導体層18を形成する。
【0008】その後、図3(a) の平面図及びその図
のA−A’切断線に沿った図3(b) のA−A’断面
図に示すように前記コイル導体層18を含む下部層間絶
縁層14上に上部層間絶縁層20を塗着し、その上部層
間絶縁層20上に Ni−Fe膜等からなる第2磁極層
21を、その先端部は第1磁極層12の先端部とギャッ
プ層13を介して配設し、後端部は該第1磁極層12の
後端部と直接接着した状態に配設している。
のA−A’切断線に沿った図3(b) のA−A’断面
図に示すように前記コイル導体層18を含む下部層間絶
縁層14上に上部層間絶縁層20を塗着し、その上部層
間絶縁層20上に Ni−Fe膜等からなる第2磁極層
21を、その先端部は第1磁極層12の先端部とギャッ
プ層13を介して配設し、後端部は該第1磁極層12の
後端部と直接接着した状態に配設している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の薄膜磁気ヘッドの製造方法では、前記図2(c)
に示すようにCuめっき膜17の形成後、レジストマス
ク16の溶解除去によりそのCuめっき膜17のパター
ンより露出されためっき下地導体膜15部分をイオンエ
ッチング法によりエッチング除去する際に、前記Cuめ
っき膜17のパターン間隔が狭いために、そのパターン
間隔の間に露出するめっき下地導体膜15部分へ入射す
るイオン量(入射イオン密度) が必然的に減少し、エ
ッチング速度が低下する。
来の薄膜磁気ヘッドの製造方法では、前記図2(c)
に示すようにCuめっき膜17の形成後、レジストマス
ク16の溶解除去によりそのCuめっき膜17のパター
ンより露出されためっき下地導体膜15部分をイオンエ
ッチング法によりエッチング除去する際に、前記Cuめ
っき膜17のパターン間隔が狭いために、そのパターン
間隔の間に露出するめっき下地導体膜15部分へ入射す
るイオン量(入射イオン密度) が必然的に減少し、エ
ッチング速度が低下する。
【0010】このため、Cuめっき膜17のパターン間
隔の間に露出するめっき下地導体膜15部分を完全にエ
ッチング除去した時点で、前記第1磁極層12の先端部
上の同時にエッチングされるめっき下地導体膜15部分
がオーバーエッチングされ、その直下のギャップ層13
をもエッチングされた状態となり、その結果、当該薄膜
磁気ヘッドのギャップ長の精度が悪くなるという問題が
あった。
隔の間に露出するめっき下地導体膜15部分を完全にエ
ッチング除去した時点で、前記第1磁極層12の先端部
上の同時にエッチングされるめっき下地導体膜15部分
がオーバーエッチングされ、その直下のギャップ層13
をもエッチングされた状態となり、その結果、当該薄膜
磁気ヘッドのギャップ長の精度が悪くなるという問題が
あった。
【0011】このような問題は薄膜磁気ヘッドの小型化
によるコイル導体層の小型、微細パターン化に伴って益
々発生し易くなり、また高密度記録化に伴い薄膜磁気ヘ
ッドのギャップ長も狭められていくので、そのギャップ
長の精度も高めることが重要となってきている。
によるコイル導体層の小型、微細パターン化に伴って益
々発生し易くなり、また高密度記録化に伴い薄膜磁気ヘ
ッドのギャップ長も狭められていくので、そのギャップ
長の精度も高めることが重要となってきている。
【0012】本発明は上記した従来の問題点に鑑み、C
uめっき膜パターン形成後のレジストマスク除去跡に露
出するめっき下地導体膜部分をイオンエッチングにより
除去してコイル導体層を形成する際に、第1磁極層先端
部上のギャップ層がエッチングされることを防止して、
小型な微細パターンのコイル導体層の形成とギャップ長
を精度良く得るようにした新規な薄膜磁気ヘッドの製造
方法を提供することを目的とするものである。
uめっき膜パターン形成後のレジストマスク除去跡に露
出するめっき下地導体膜部分をイオンエッチングにより
除去してコイル導体層を形成する際に、第1磁極層先端
部上のギャップ層がエッチングされることを防止して、
小型な微細パターンのコイル導体層の形成とギャップ長
を精度良く得るようにした新規な薄膜磁気ヘッドの製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基板上に第1磁極層、ギャップ層と下部
層間絶縁層とコイル導体層と上部層間絶縁層とを順に形
成し、更に該ギャップ層とコイル導体層との所定領域上
に第2磁極層を積層形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、前記コイル導体層の形成工程は、前記ギャッ
プ層と下部層間絶縁層を含む基板上にめっき下地導体膜
を形成し、その表面にポジ形フォトレジスト膜を塗着し
、該レジスト膜を露光・現像してコイル形成用開口パタ
ーンを有する第1マスクを形成する工程と、該未露光状
態の第1マスクより露出するめっき下地導体膜部分に、
該第1マスクを光に曝さない状態でめっき法によりめっ
き膜を形成する工程と、前記第1磁極層先端部上のめっ
き下地導体膜部分のみを覆う第1マスク部分が残るよう
に該第1マスクを再露光・現像して第2マスクを形成し
た後、該第2マスク形成後に露出するめっき下地導体膜
部分をイオンエッチング法により除去してコイル導体層
を形成する工程と、前記第2マスクを除去した後、露出
する第1磁極層先端部上のめっき下地導体膜部分をイオ
ンエッチング法により除去する工程とを含み構成する。
達成するため、基板上に第1磁極層、ギャップ層と下部
層間絶縁層とコイル導体層と上部層間絶縁層とを順に形
成し、更に該ギャップ層とコイル導体層との所定領域上
に第2磁極層を積層形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、前記コイル導体層の形成工程は、前記ギャッ
プ層と下部層間絶縁層を含む基板上にめっき下地導体膜
を形成し、その表面にポジ形フォトレジスト膜を塗着し
、該レジスト膜を露光・現像してコイル形成用開口パタ
ーンを有する第1マスクを形成する工程と、該未露光状
態の第1マスクより露出するめっき下地導体膜部分に、
該第1マスクを光に曝さない状態でめっき法によりめっ
き膜を形成する工程と、前記第1磁極層先端部上のめっ
き下地導体膜部分のみを覆う第1マスク部分が残るよう
に該第1マスクを再露光・現像して第2マスクを形成し
た後、該第2マスク形成後に露出するめっき下地導体膜
部分をイオンエッチング法により除去してコイル導体層
を形成する工程と、前記第2マスクを除去した後、露出
する第1磁極層先端部上のめっき下地導体膜部分をイオ
ンエッチング法により除去する工程とを含み構成する。
【0014】
【作用】本発明では、コイル導体層を形成するためのC
uめっき膜を形成した際の未露光状態のポジ形フォトレ
ジストからなる第1マスクの感光性を利用して、該第1
マスクを再露光・現像して第1磁極層先端部上のめっき
下地導体膜部分のみが覆われた第2マスクを形成した後
、その第2マスク形成後に露出するめっき下地導体膜部
分をイオンエッチング法により除去してCuめっき膜か
らなるコイル導体層を形成し、次に該第2マスクの除去
後の第1磁極層先端部上のめっき下地導体膜をイオンエ
ッチング法により除去する方法、即ち、Cuめっき膜の
パターン内に露出するめっき下地導体膜部分と第1磁極
層先端部上のめっき下地導体膜部分とを別々にイオンエ
ッチング法により除去することにより、該第1磁極層先
端部上のめっき下地導体膜部分の直下に有するギャップ
層へのエッチングが防止され、その結果、小型な微細パ
ターンのコイル導体層の形成とギャップ長を精度良く得
ることが可能となる。
uめっき膜を形成した際の未露光状態のポジ形フォトレ
ジストからなる第1マスクの感光性を利用して、該第1
マスクを再露光・現像して第1磁極層先端部上のめっき
下地導体膜部分のみが覆われた第2マスクを形成した後
、その第2マスク形成後に露出するめっき下地導体膜部
分をイオンエッチング法により除去してCuめっき膜か
らなるコイル導体層を形成し、次に該第2マスクの除去
後の第1磁極層先端部上のめっき下地導体膜をイオンエ
ッチング法により除去する方法、即ち、Cuめっき膜の
パターン内に露出するめっき下地導体膜部分と第1磁極
層先端部上のめっき下地導体膜部分とを別々にイオンエ
ッチング法により除去することにより、該第1磁極層先
端部上のめっき下地導体膜部分の直下に有するギャップ
層へのエッチングが防止され、その結果、小型な微細パ
ターンのコイル導体層の形成とギャップ長を精度良く得
ることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について詳
細に説明する。図1(a) 〜(e) は本発明に係る
薄膜磁気ヘッドの製造方法の一実施例を順に示す要部断
面図である。
細に説明する。図1(a) 〜(e) は本発明に係る
薄膜磁気ヘッドの製造方法の一実施例を順に示す要部断
面図である。
【0016】先ず、図1(a) に示すように従来と同
様なAl2O3 ・TiC 等からなる非磁性基板11
上に Ni−Fe膜等からなる第1磁極層12と、該第
1磁極層12上にSiO2等からなる0.4μmの膜厚
のギャップ層13を介して熱硬化性樹脂等からなる下部
層間絶縁層14をパターン形成した後、該ギャップ層1
3及び下部層間絶縁層14上に蒸着法、またはスパッタ
リング法等により0.01μm程度の膜厚のTi密着膜
と 0.1μm程度の膜厚のCu導電膜からなる二層膜
構成のめっき下地導体膜15を被着形成する。
様なAl2O3 ・TiC 等からなる非磁性基板11
上に Ni−Fe膜等からなる第1磁極層12と、該第
1磁極層12上にSiO2等からなる0.4μmの膜厚
のギャップ層13を介して熱硬化性樹脂等からなる下部
層間絶縁層14をパターン形成した後、該ギャップ層1
3及び下部層間絶縁層14上に蒸着法、またはスパッタ
リング法等により0.01μm程度の膜厚のTi密着膜
と 0.1μm程度の膜厚のCu導電膜からなる二層膜
構成のめっき下地導体膜15を被着形成する。
【0017】更に、そのめっき下地導体膜15上に例え
ば5μm程度の膜厚のポジ形フォトレジスト膜を塗着し
た後、該フォトレジスト膜を露光・現像して例えば渦巻
状のコイル形成用開口パターンを有する第1マスク31
を形成する。
ば5μm程度の膜厚のポジ形フォトレジスト膜を塗着し
た後、該フォトレジスト膜を露光・現像して例えば渦巻
状のコイル形成用開口パターンを有する第1マスク31
を形成する。
【0018】そして前記めっき下地導体膜15における
図示しない一端とめっき装置側のめっき電極間に所定電
圧を印加して電解めっき法により該未露光状態の該第1
マスク31により覆われていないめっき下地導体膜15
の露出面に、該第1マスク31を光に曝さない状態で4
μm程度の膜厚のCuめっき膜32を形成する。
図示しない一端とめっき装置側のめっき電極間に所定電
圧を印加して電解めっき法により該未露光状態の該第1
マスク31により覆われていないめっき下地導体膜15
の露出面に、該第1マスク31を光に曝さない状態で4
μm程度の膜厚のCuめっき膜32を形成する。
【0019】次に、図1(b) に示すように、前記第
1磁極層12の先端部上におけるギャップ層13部分及
びめっき下地導体膜15部分のみを覆う第1マスク31
部分が残留するように該第1マスク31を再露光・現像
して第2マスク33を形成した後、該第2マスク33の
形成後に露出するめっき下地導体膜15部分を図1(c
) に示すようにイオンエッチング法により除去するこ
とによって例えば渦巻状のコイル導体層34を形成する
。
1磁極層12の先端部上におけるギャップ層13部分及
びめっき下地導体膜15部分のみを覆う第1マスク31
部分が残留するように該第1マスク31を再露光・現像
して第2マスク33を形成した後、該第2マスク33の
形成後に露出するめっき下地導体膜15部分を図1(c
) に示すようにイオンエッチング法により除去するこ
とによって例えば渦巻状のコイル導体層34を形成する
。
【0020】次に、図1(d) に示すように該第2マ
スク33を溶解除去した後、図1(e) に示すように
その除去跡に露出しためっき下地導体膜15部分をイオ
ンエッチング法によりエッチング除去することにより、
前記第1磁極層12の先端部上におけるギャップ層13
部分がエッチングされずにその膜厚が所定厚さに確保さ
れる。
スク33を溶解除去した後、図1(e) に示すように
その除去跡に露出しためっき下地導体膜15部分をイオ
ンエッチング法によりエッチング除去することにより、
前記第1磁極層12の先端部上におけるギャップ層13
部分がエッチングされずにその膜厚が所定厚さに確保さ
れる。
【0021】なお、この工程では前記コイル導体層34
も同時にイオンエッチングされるので、該コイル導体層
34の膜厚を予めそのエッチングされる膜厚分だけ余分
に厚く形成しておくか、或いは該コイル導体層34をレ
ジスト膜等により覆った状態で前記除去跡に露出しため
っき下地導体膜15部分をイオンエッチングするように
してもよい。
も同時にイオンエッチングされるので、該コイル導体層
34の膜厚を予めそのエッチングされる膜厚分だけ余分
に厚く形成しておくか、或いは該コイル導体層34をレ
ジスト膜等により覆った状態で前記除去跡に露出しため
っき下地導体膜15部分をイオンエッチングするように
してもよい。
【0022】その後、前記ギャップ層13及びコイル導
体層34を含む下部層間絶縁層14上に従来と同様に熱
硬化性樹脂等からなる上部層間絶縁層、 Ni−Fe膜
等からなる第1磁極層を順に積層上にパターン形成する
ことにより、前記第1磁極層12先端部上のめっき下地
導体膜15部分の直下に有するギャップ層13がエッチ
ングされる問題が防止され、小型な微細パターンのコイ
ル導体層と所定のギャップ長を精度良く確保された薄膜
磁気ヘッドを得ることが可能となる。
体層34を含む下部層間絶縁層14上に従来と同様に熱
硬化性樹脂等からなる上部層間絶縁層、 Ni−Fe膜
等からなる第1磁極層を順に積層上にパターン形成する
ことにより、前記第1磁極層12先端部上のめっき下地
導体膜15部分の直下に有するギャップ層13がエッチ
ングされる問題が防止され、小型な微細パターンのコイ
ル導体層と所定のギャップ長を精度良く確保された薄膜
磁気ヘッドを得ることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法によれば、コイル導体
層を形成するためのCuめっき膜のパターン内に露出す
るめっき下地導体膜部分と第1磁極層先端部上のめっき
下地導体膜部分とを別々にイオンエッチング法により除
去することによって、該第1磁極層先端部上のめっき下
地導体膜部分の直下に有するギャップ層へのエッチング
障害が防止されるので小型な微細パターンのコイル導体
層の形成とギャップ長を精度良く確保することが可能と
なる等、高密度記録化に有利で小型な薄膜磁気ヘッドを
容易に得ることができ、実用上優れた効果を奏する。
に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法によれば、コイル導体
層を形成するためのCuめっき膜のパターン内に露出す
るめっき下地導体膜部分と第1磁極層先端部上のめっき
下地導体膜部分とを別々にイオンエッチング法により除
去することによって、該第1磁極層先端部上のめっき下
地導体膜部分の直下に有するギャップ層へのエッチング
障害が防止されるので小型な微細パターンのコイル導体
層の形成とギャップ長を精度良く確保することが可能と
なる等、高密度記録化に有利で小型な薄膜磁気ヘッドを
容易に得ることができ、実用上優れた効果を奏する。
【図1】 本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法の
一実施例を順に示す要部断面図である。
一実施例を順に示す要部断面図である。
【図2】 従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法を順に説
明するための要部断面図である。
明するための要部断面図である。
【図3】 従来の薄膜磁気ヘッドを説明するための図
である。
である。
11 非磁性基板
12 第1磁極層
13 ギャップ層
14 下部層間絶縁層
15 めっき下地導体膜
31 第1マスク
32 Cuめっき膜
33 第2マスク
34 コイル導体層
Claims (1)
- 【請求項1】 基板(11)上に第1磁極層(12)
、ギャップ層(13)と下部層間絶縁層(14)とコイ
ル導体層(34)と上部層間絶縁層とを順に形成し、更
に該ギャップ層(13)とコイル導体層(34)との所
定領域上に第2磁極層を積層形成する薄膜磁気ヘッドの
製造方法において、前記コイル導体層(34)の形成工
程は、該ギャップ層(13)と下部層間絶縁層(14)
を含む基板(11)上にめっき下地導体膜(15)を形
成し、その表面にポジ形フォトレジスト膜を塗着し、該
レジスト膜を露光・現像してコイル形成用開口パターン
を有する第1マスク(31) を形成する工程と、該未
露光状態の第1マスク(31)より露出するめっき下地
導体膜(15)部分に、該第1マスク(31)を光に曝
さない状態でめっき法によりめっき膜(32)を形成す
る工程と、前記第1磁極層(12)先端部上のめっき下
地導体膜(15)部分のみを覆う第1マスク(31)部
分が残るように該第1マスク(31)を露光・現像して
第2マスク(33)を形成した後、該第2マスク(33
)の形成後に露出するめっき下地導体膜(15)部分を
イオンエッチング法により除去してコイル導体層(34
)を形成する工程と、前記第2マスク(33)を除去し
た後、露出する第1磁極層(12)先端部上のめっき下
地導体膜(15)をイオンエッチング法により除去する
工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13157491A JPH04358309A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13157491A JPH04358309A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358309A true JPH04358309A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15061239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13157491A Withdrawn JPH04358309A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04358309A (ja) |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP13157491A patent/JPH04358309A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |