JPH04357781A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH04357781A
JPH04357781A JP3131018A JP13101891A JPH04357781A JP H04357781 A JPH04357781 A JP H04357781A JP 3131018 A JP3131018 A JP 3131018A JP 13101891 A JP13101891 A JP 13101891A JP H04357781 A JPH04357781 A JP H04357781A
Authority
JP
Japan
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signal
segment
output
reproduced
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP3131018A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Hideki Kaneko
秀樹 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3131018A priority Critical patent/JPH04357781A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変速再生を行なう多セ
グメント記録方式を採用した磁気記録再生装置(以下、
VTRと略す)に関するものであり、特に変速再生時に
おいてセグメント情報を得るために用いる基準信号の検
出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、次世代のテレビシステムとして開
発され、実用化されつつあるハイビジョンテレビシステ
ムは、約20MHzという広い映像信号帯域を有してお
り、このような広帯域の信号を記録する手段として、多
チャネル多セグメント記録方式が知られている。すなわ
ち、多チャネル化により1チャネル当りの信号帯域を小
さくし、また多セグメント化により回転ヘッドと磁気テ
ープとの相対速度を大きくして記録波長を長くすること
により、従来の磁気記録技術で広帯域な信号の記録を行
なうことができる。
【0003】以下、このように広帯域なハイビジョン方
式の映像信号を記録再生する方法の一例である、2チャ
ネル3セグメント記録方式のVTRについて説明する。 この方式は、入力映像信号(たとえば1チャネルのコン
ポジット信号とする)を1水平走査期間を単位として、
2チャネル(以下、それぞれをCH.A,CH.Bとい
う)に振り分け、それぞれのチャネルの映像信号を2倍
に時間軸伸長して記録する。その結果、各チャネルの信
号帯域は元の映像信号帯域の半分になる。
【0004】図17(a)は回転ドラム上の回転ヘッド
の配置を示したもので、18は回転ドラム、2a,2b
はCH.Aの信号を記録再生する回転ヘッド、3a,3
bはCH.Bの信号を記録再生する回転ヘッドで、CH
.A用回転ヘッド2a,2bとCH.B用回転ヘッド3
a,3bとは異なるアジマス角を有するものとする。 回転ヘッド2a,3aおよび2b,3bは隣接して配置
されている。また記録時および再生時には、磁気テープ
1は回転ドラム18に180度強巻き付けられており、
回転ドラム18は1フィールド期間に1.5回転(現行
のVHS方式VTRでは0.5回転)する。したがって
1フィールドの映像信号はCH.A,CH.Bのそれぞ
れが3つのセグメントに分割されて、6つのトラックに
記録されることになる。
【0005】図17(b)に2チャネル3セグメント記
録方式の概念図を示す。同図(c)は磁気テープ1上に
形成される記録トラックパターンを示している。各トラ
ックに記したA1,A2,A3は、それぞれ回転ヘッド
2a,2bで記録したCH.Aの第1,第2,第3セグ
メントの映像情報を示し、B1,B2,B3はそれぞれ
回転ヘッド3a,3bで記録したCH.Bの第1,第2
,第3セグメントの映像情報を示している。
【0006】上記のような多チャネル多セグメント記録
方式のVTRにおいて、フィールドメモリを用いて変速
再生(サーチ、スロー再生)を実現するためには、現在
再生中の映像信号が何れのセグメントの映像信号である
かを判別することが必要となる。セグメントの判別を行
なわない場合、フィールドメモリに書き込む再生信号の
配列(再生画面上での位置)が不整となってしまうので
、良好な変速再生画像が得られない。
【0007】そこで、変速再生時にセグメントを判別す
る方法の一例として、フィールドまたはフレーム・イン
デックス信号を水平ブランキング期間に記録しておく方
法があり、図18に映像信号の水平ブランキング期間に
フィールド・インデックス信号を挿入した例を示す。フ
ィールド・インデックス信号は、記録信号のフィールド
の属性を判別するための信号で、同図に示した例では第
1フィールド“L”,第2フィールド“H”の信号とし
ている。
【0008】以下、変速再生時にフィールド・インデッ
クス信号を用いてセグメント判別する方式を、上記2チ
ャネル3セグメント記録方式のVTRに採用した場合の
動作原理について説明する。
【0009】図19(a)にフォワード方向に、4倍速
の高速再生をおこなった場合の回転ヘッド走査軌跡と記
録トラックとの関係を示す。アジマス効果により回転ヘ
ッド2a,2b,3a,3bより再生される信号は、図
中斜線を施した部分の信号となる。同図(b)にCH.
A用の回転ヘッド2a,2bにより再生された再生FM
信号のエンベロープ検波波形を示す。なお、図中のA1
,A2,A3はCH.Aの第1,第2,第3セグメント
の映像情報であることを示す。
【0010】同図(c)は、同図(b)に示す再生FM
信号のエンベロープ検波波形を所定のしきい値と比較す
る比較回路の出力信号を示す。同図(d)は再生映像信
号からフィールド・インデックス信号を検出した信号波
形を示し、同図(e)はヘッド切換信号を示している。
【0011】ここで、図19(d)に示したように、検
出されたフィールド・インデックス信号の切り換わる時
点(図中に矢印を施した時点)に注目する。この時点で
のCH.A用の回転ヘッド2a,2bの走査位置、すな
わちトラッキング状態は図より第1セグメントA1を再
生中であることがわかる。このようにフィールド・イン
デックス信号の切り換わる位置を検出することにより特
定のセグメント(フォワードサーチ時は第1セグメント
)を検出することが可能となる。他のセグメント(第2
,第3セグメント)情報に関しては、この検出された特
定のセグメント情報を基準にして、比較回路の出力信号
、変速再生モード信号、およびヘッド切換信号から判別
することができる。
【0012】すなわち、上記ヘッド切換信号、および比
較回路の出力信号は、回転ヘッドのトラックジャンプ(
回転ヘッド2a,2bが逆アジマスの記録トラックやガ
ードバンド等を走査した後、隣の同アジマスの記録トラ
ックを走査する)情報に相当しており、フォワードサー
チ時における他のセグメントの判別は、フィールド・イ
ンデックス信号によって検出された第1セグメント情報
を基準に、上記トラックジャンプ情報を用いて、セグメ
ントナンバーを1つ上げるようにセグメント判別回路を
構成する事で可能となる。なお、図19(f)について
は後述する。
【0013】また、説明は省略するがリバースサーチ時
における、上記検出されたフィールド・インデックス信
号の切り換わり時点の回転ヘッド2a,2b,3a,3
bのトラッキング状態は第3セグメントである点に注意
すれば同様の考え方が適用できる。
【0014】図20は上記に説明した動作原理に基づい
て構成された、フィールド・インデックス信号を挿入し
た2チャネル3セグメント記録方式を採用するVTRの
再生映像信号処理部のブロック構成図である。図におい
て、1は磁気テープ、2a,2bはCH.A用回転ヘッ
ド、3a,3bはCH.B用回転ヘッドで、CH.A用
回転ヘッド2a,2bとCH.B用回転ヘッド3a,3
bとは異なるアジマス角を有するものとする。4a,4
bは回転ヘッド2a,2b,3a,3bより再生された
再生FM信号を増幅するヘッドアンプ、5a,5bはヘ
ッドアンプ4a,4bより出力される再生FM信号を復
調するFM復調器、6a,6bはFM復調器5a,5b
より出力されるアナログ再生映像信号をディジタル再生
映像信号に変換するA/D変換器、7a,7bはビデオ
信号処理回路IでA/D変換器6a,6bの出力信号か
ら同期信号の分離を行なうとともに、時間軸補正やドロ
ップアウト補償等の処理を行う。
【0015】8a,8bは上記ヘッドアンプ4a,4b
が出力する再生FM信号からドロップアウトを検出する
ドロップアウト検出回路、9a,9bは上記ヘッドアン
プ4a,4bより出力される再生FM信号のエンベロー
プを検波するエンベロープ検波回路、10a,10bは
エンベロープ検波回路9a,9bの出力信号を所定レベ
ルのしきい値と比較する比較回路Iである。
【0016】19a,19bは記録時に付加されたフィ
ールド・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、フィールド・
インデックス検出信号を出力するフィールド・インデッ
クス検出回路II、12a,12bはセグメント判別回
路で、フィールド・インデックス検出回路II19a,
19bから出力されるフィールド・インデックス検出信
号と、比較回路I 10a,10bの比較出力信号およ
びヘッド切換信号に基づいてセグメントを判別する。
【0017】13a,13bはメモリ、13はメモリ1
3a,13bによって構成されたフィールドメモリ、1
4a,14bはメモリ制御回路で、フィールドメモリ1
3への書き込み制御をビデオ信号処理回路I 7a,7
bが出力する同期信号に同期して行い、ビデオ信号処理
回路I 7a,7bが出力する再生映像信号をメモリ1
3a,13bに書き込み、メモリ13a,13bからの
読み出しは上記書き込み制御とは非同期で行う。
【0018】15はビデオ信号処理回路IIで、フィー
ルドメモリ13より読み出されてくる2チャネルの映像
情報をチャネル合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに、同期信号の付加等を行なう
。 16はディジタル映像信号をアナログ映像信号に変換す
るD/A変換器である。
【0019】以下に、上記のようなフィールド・インデ
ックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記録方式
を採用するVTRにおける動作について図20〜図23
を用いて説明する。
【0020】なお再生映像信号処理部は、CH.A信号
処理部とCH.B信号処理部の2系統の信号処理部で構
成されているが、動作は同様であるので、ここではCH
.A信号処理部について説明する。
【0021】通常再生時、回転ヘッド2a、2bより再
生された再生FM信号は、それぞれヘッドアンプ4aで
増幅され、FM復調器5aおよびドロップアウト検出回
路8aへ送られる。FM復調器5aでは、再生FM信号
をFM復調して再生映像信号に変換する。A/D変換器
6aで、ディジタル信号に変換された再生映像信号は、
ビデオ信号処理回路I7aへ出力される。
【0022】一方、ドロップアウト検出回路8aではヘ
ッドアンプ4aより出力される再生FM信号のドロップ
アウトを検出し、ドロップアウト検出信号をビデオ信号
処理回路I7aに出力する。
【0023】そして、上記ビデオ信号処理回路I 7a
では、再生映像信号より同期信号を分離し、この同期信
号に基づき再生映像信号に時間軸補正を施す処理や上記
ドロップアウト信号を用いたドロップアウト補償処理等
を施した後、フィールドメモリ13を構成しているメモ
リ13aに出力する。メモリ13aへの書き込み制御は
、メモリ制御回路14aにより、上記ビデオ信号処理回
路I7aから出力される同期信号に同期して行われ、ま
たメモリ13aからの読み出し制御は、上記同期信号と
は非同期に行われる。そして、フィールドメモリ13か
ら読み出された2チャネルの再生映像信号は、ビデオ信
号処理回路II15によりチャネル合成され、元の1チ
ャネルのコンポジット信号に復元するとともに同期信号
の付加等を行い、D/A変換器16によりアナログ映像
信号に変換され出力される。
【0024】次に、このVTRにおける変速再生時の動
作について説明する。図21はフィールド・インデック
ス検出回路II19a,19bの一構成例であり、比較
回路II110a,110b、ラッチパルス発生回路I
 111a,111b、ラッチ回路112a,112b
で構成されるものとする。
【0025】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0026】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。
【0027】また、A/D変換された再生映像信号はフ
ィールド・インデックス検出回路II19aによって以
下の手順によりフィールド・インデックス信号が検出さ
れる。図21に示したフィールド・インデックス検出回
路II19aのブロック構成図を用いて動作を説明する
。A/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比
較回路II110aにおいて、所定のしきい値と比較さ
れ、比較結果が出力される。例えば、入力された再生映
像信号に対して、図22(a)に示すように比較回路I
I110aのしきい値を設定する。このしきい値は、映
像信号に“H”,“L”2種類のレベルで付加されてい
るフィールド・インデックス信号を分別できるようなレ
ベルに設定する。同図に示した例では、比較回路II1
10aのしきい値を“H”レベルと“L”レベルとのほ
ぼ中間のレベル付近に設定している。
【0028】一方、ラッチパルス発生回路I 111a
では、図22(b)に示したようなビデオ信号処理回路
I 7aより出力される同期信号をもとに、同図(c)
のように映像信号に付加されたフィールド・インデック
ス信号の中央付近で立ち上がるラッチパルスを発生する
。このラッチパルスはビデオ信号処理回路I 7aによ
り分離された再生映像信号中の同期信号に所定のオフセ
ットを与えることで発生することができる。
【0029】ラッチ回路112aではラッチパルス発生
回路111aから出力されるラッチパルスで、上記比較
回路II110aの出力信号を、再生映像信号中に付加
されているフィールド・インデックス信号の中央付近に
相当する位置(図22)でラッチすることにより、フィ
ールド・インデックス検出信号Fを得る。また、ここで
ラッチパルスをフィールド・インデックス信号挿入位置
の中央付近で立ち上がるように発生させるのは、ジッタ
等の影響による誤検出を避けるためである。
【0030】上記フィールド・インデックス検出信号F
が入力されたセグメント判別回路12aでは、このフィ
ールド・インデックス検出信号Fと、上記比較回路I 
10aの比較出力信号Cおよびヘッド切換信号Hに基づ
いてセグメントを判別し、セグメント情報をメモリ制御
回路14aに出力する。
【0031】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント判別回路12a
より出力されるセグメント情報およびヘッド切換信号H
を用いて発生する。また、読み出し制御は上記書き込み
制御とは非同期に制御する。この結果、フィールドメモ
リ13を用いて図19(f)に示すようなデータ配列で
1フィールド分のCH.Aの映像情報を合成することが
できる。
【0032】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0033】以上に説明したように、多セグメントVT
Rにおける変速再生を実現するためには、セグメント判
別が非常に重要な課題となってくる。変速再生時に、こ
のセグメント判別を誤った場合、フィールドメモリに書
き込む再生信号の配列(再生画面上での位置)が不整と
なってしまうので良好な変速再生画像が得られず見苦し
い再生画像となってしまう。
【0034】そのため、上記従来例のVTRでは、セグ
メント判別に用いるフィールド・インデックス信号の正
確な抽出は必須である。
【0035】図23(a)にフォワード方向に、4倍速
の高速再生をおこなった場合の回転ヘッド走査軌跡と記
録トラックとの関係を示す。アジマス効果により回転ヘ
ッド2a,2b,3a,3bより再生される信号は、図
中に斜線を施した部分の信号となる。同図(b)にCH
.A用の回転ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号のエンベロープ検波波形を示す。なお、図中のA
1,A2,A3はCH.Aの第1,第2,第3セグメン
トの映像情報であることを示す。同図(c)は、同図(
b)に示す再生FM信号のエンベロープ検波波形を所定
のしきい値と比較する比較回路I 10aの比較出力信
号Cを示す。同図(d)は再生映像信号からフィールド
・インデックス信号を検出したフィールド・インデック
ス検出信号Fを示しており、同図(e)はヘッド切換信
号Hを示している。
【0036】同図(d)のAで示した領域は、回転ヘッ
ド2a,2bが磁気テープ1上の記録トラックをジャン
プする(回転ヘッド2a,2bが、逆アジマスの記録ト
ラックやガードバンドを走査する)期間であり、同図(
b)に示したように再生FM信号が出力されない領域で
ある。このように再生FM信号が出力されないところで
は、FM復調器5aにおいて復調された信号はノイズ状
になってしまうので、この再生映像信号からフィールド
・インデックス信号を検出した信号波形は、同図(d)
に示すように、Aで示した領域では誤検出してしまう。
【0037】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0038】また、同図(d)のCで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が変速再生
時における再生FM信号の中でも特に振幅の小さい部分
である。そのため、この部分の再生FM信号をFM復調
器5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比
は劣化したものとなる。このような再生映像信号からフ
ィールド・インデックス信号を検出した場合は、誤検出
してしまう可能性がある。
【0039】一方、変速再生時にセグメントを判別する
方法の他の従来例として、セグメント・インデックス信
号を水平ブランキング期間に記録しておく方法があり、
図24に映像信号の水平ブランキング期間にセグメント
・インデックス信号を挿入した例を示す。セグメント・
インデックス信号は、記録信号のセグメントの属性を判
別するための信号で、同図に示した例では第1セグメン
ト“H”,第2セグメント“M”,第3セグメント“L
”の信号としている。
【0040】以下、変速再生時にセグメント・インデッ
クス信号を用いてセグメント判別する方式を、上記2チ
ャネル3セグメント記録方式のVTRに採用した場合の
動作原理について説明する。
【0041】図25(a)にフォワード方向に、4倍速
の高速再生をおこなった場合の回転ヘッド走査軌跡と記
録トラックとの関係を示す。アジマス効果により回転ヘ
ッド2a,2b,3a,3bより再生される信号は、図
中に斜線を施した部分の信号となる。同図(b)にCH
.A用の回転ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号のエンベロープ検波波形を示す。なお、図中のA
1,A2,A3はCH.Aの第1,第2,第3セグメン
トの映像情報であることを示す。
【0042】同図(c)は同図(b)に示す再生FM信
号のエンベロープ検波波形を所定のしきい値と比較する
比較回路の出力信号を示す。同図(d)は再生映像信号
からセグメント・インデックス信号を検出した結果を示
し、同図(e)はヘッド切換信号を示している。
【0043】このように、映像信号中に付加したセグメ
ント・インデックス信号を検出することで、現在再生中
の映像信号が何れのセグメントの映像信号であるかを判
別することが容易に可能となる。
【0044】また、説明は省略するがリバースサーチ時
における動作も同様の考え方が適用できる。
【0045】図26は上記に説明した動作原理に基づい
て構成された、セグメント・インデックス信号を挿入し
た2チャネル3セグメント記録方式を採用するVTRの
再生映像信号処理部のブロック構成図である。1は磁気
テープ、2a,2bはCH.A用回転ヘッド、3a,3
bはCH.B用回転ヘッドで、CH.A用回転ヘッド2
a,2bとCH.B用回転ヘッド3a,3bとは異なる
アジマス角を有するものとする。4a,4bは回転ヘッ
ド2a,2b,3a,3bより再生された再生FM信号
を増幅するヘッドアンプ、5a,5bはヘッドアンプ4
a,4bより出力される再生FM信号を復調するFM復
調器、6a,6bはFM復調器5a,5bより出力され
るアナログ再生映像信号をディジタル再生映像信号に変
換するA/D変換器、7a,7bはビデオ信号処理回路
I でA/D変換器6a,6bの出力信号から同期信号
の分離を行なうとともに、時間軸補正やドロップアウト
補償等の処理を行う。
【0046】8a,8bは上記ヘッドアンプ4a,4b
が出力する再生FM信号からドロップアウトを検出する
ドロップアウト検出回路、9a,9bは上記ヘッドアン
プ4a,4bより出力される再生FM信号のエンベロー
プを検波するエンベロープ検波回路、10a,10bは
エンベロープ検波回路9a,9bの出力信号を所定レベ
ルのしきい値と比較する比較回路I である。
【0047】20a,20bは記録時に付加されたセグ
メント・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、セグメント・
インデックス検出信号を出力するセグメント・インデッ
クス検出回路IIである。
【0048】13a,13bはメモリ、13はメモリ1
3a,13bによって構成されたフィールドメモリ、1
4a,14bはメモリ制御回路で、フィールドメモリ1
3への書き込み制御をビデオ信号処理回路I 7a,7
bが出力する同期信号に同期して行い、ビデオ信号処理
回路I 7a,7bが出力する再生映像信号をメモリ1
3a,13bに書き込み、メモリ13a,13bからの
読み出しは上記書き込み制御とは非同期で行う。
【0049】15はビデオ信号処理回路IIで、フィー
ルドメモリ13より読み出されてくる2チャネルの映像
情報をチャネル合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに、同期信号の付加等を行なう
。 16はディジタル映像信号をアナログ映像信号に変換す
るD/A変換器である。
【0050】以下に、上記のようなセグメント・インデ
ックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記録方式
を採用するVTRにおける動作について図26〜図29
を用いて説明する。
【0051】なお再生映像信号処理部は、CH.A信号
処理部とCH.B信号処理部の2系統の信号処理部で構
成されているが、動作は同様であるので、ここではCH
.A信号処理部について説明する。
【0052】通常再生時、回転ヘッド2a、2bより再
生された再生FM信号は、それぞれヘッドアンプ4aで
増幅され、FM復調器5aおよびドロップアウト検出回
路8aへ送られる。FM復調器5aでは、再生FM信号
をFM復調して再生映像信号に変換する。A/D変換器
6aで、ディジタル信号に変換された再生映像信号は、
ビデオ信号処理回路I7aへ出力される。
【0053】一方、ドロップアウト検出回路8aではヘ
ッドアンプ4aより出力される再生FM信号のドロップ
アウトを検出し、ドロップアウト検出信号をビデオ信号
処理回路I7aに出力する。
【0054】そして、上記ビデオ信号処理回路I 7a
では、再生映像信号より同期信号を分離し、この同期信
号に基づき再生映像信号に時間軸補正を施す処理や上記
ドロップアウト信号を用いたドロップアウト補償処理等
を施した後、フィールドメモリ13を構成しているメモ
リ13aに出力する。メモリ13aへの書き込み制御は
、メモリ制御回路14aにより、上記ビデオ信号処理回
路I7aから出力される同期信号に同期して行われ、ま
たメモリ13aからの読み出し制御は、上記同期信号と
は非同期に行われる。そして、フィールドメモリ13か
ら読み出された2チャネルの再生映像信号は、ビデオ信
号処理回路II15によりチャネル合成され、元の1チ
ャネルのコンポジット信号に復元するとともに同期信号
の付加等を行い、D/A変換器16によりアナログ映像
信号に変換され出力される。
【0055】次に、このVTRにおける変速再生時の動
作について説明する。図27はセグメント・インデック
ス検出回路IIの一構成例を示す図であり、比較回路I
II 170a,170b、比較回路IV171a,1
71b、ラッチパルス発生回路II172a,172b
、ラッチ回路173a,173b、174a,174b
、セグメント判定回路I 177a,177bで構成さ
れるものとする。
【0056】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0057】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。
【0058】また、A/D変換された再生映像信号はセ
グメント・インデックス検出回路II20aによって以
下の手順によりセグメント・インデックス信号が検出さ
れる。図27に示したセグメント・インデックス検出回
路II20aのブロック構成図を用いて動作を説明する
。A/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比
較回路III 170aおよび比較回路IV171aに
おいて、所定のしきい値と比較され、比較結果信号が出
力される。 たとえば、入力された再生映像信号に対して、図28(
a)に示すように比較回路III 170aおよび比較
回路IV171aのしきい値を設定する。このしきい値
は、映像信号に“H”,“M”,“L”3種類のレベル
で付加されているセグメント・インデックス信号を分別
できるようなレベルに設定する。同図に示した例では比
較回路III 170aのしきい値を“H”レベルと“
M”レベルとのほぼ中間のレベル付近に設定し、比較回
路IV171aのしきい値を“M”レベルと“L”レベ
ルとのほぼ中間のレベル付近に設定している。
【0059】一方、ラッチパルス発生回路II172a
では、図28(b)に示したようなビデオ信号処理回路
I 7aより出力される同期信号をもとに、同図(c)
のように映像信号に付加されたセグメント・インデック
ス信号の中央付近で立ち上がるラッチパルスを発生する
。このラッチパルスはビデオ信号処理回路I 7aによ
り分離された再生映像信号中の同期信号に所定のオフセ
ットを与えることで発生することができる。
【0060】ラッチ回路173aおよびラッチ回路17
4aでは、ラッチパルス発生回路II172aから出力
されるラッチパルスで、上記比較回路III 170a
および比較回路IV171aの出力信号を、再生映像信
号中に付加されているセグメント・インデックス信号の
中央付近に相当する位置(図28)でそれぞれラッチし
て、セグメント判定回路I 177aに出力する。また
、ここでラッチパルスをセグメント・インデックス信号
挿入位置の中央付近で立ち上がるように発生させるのは
、ジッタ等の影響による誤検出を避けるためである。
【0061】上記ラッチ回路173aおよびラッチ回路
174aの出力信号が入力されたセグメント判定回路I
 177aでは、それぞれの信号に基づいてセグメント
を判定し、セグメント・インデックス検出信号Sをメモ
リ制御回路14aに出力し、次の判定結果を得るまでそ
のセグメント情報を保持する。
【0062】つまり、上記セグメント判定回路I 17
7aでは、上記ラッチパルスが発生するタイミングにお
いて、比較回路III 170aの出力信号が“H”,
比較回路IV171aの出力信号が“H”となっている
ときは、第1セグメントとして判定することによりセグ
メント情報を出力し、次の判定結果を得るまでそのセグ
メント情報を保持する。また、比較回路III 170
aの出力信号が“L”,比較回路IV171aの出力信
号が“H”となっているときは、第2セグメントとして
判定しセグメント情報を出力し、次の判定結果を得るま
でそのセグメント情報を保持する。同様に比較回路II
I  170aの出力信号が“L”,比較回路IV17
1aの出力信号が“L”となっているときは、第3セグ
メントとして判定しセグメント情報を出力し、次の判定
結果を得るまでそのセグメント情報を保持するように構
成されている。
【0063】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント・インデックス
検出回路II20aより出力されるセグメント・インデ
ックス検出信号Sおよびヘッド切換信号Hを用いて発生
する。また、読み出し制御は上記書き込み制御とは非同
期に制御する。
【0064】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0065】以上に説明したように、多セグメントVT
Rにおける変速再生を実現するためには、セグメント・
インデックス信号の検出が非常に重要な課題となってく
る。変速再生時に、このセグメント・インデックス信号
の検出を誤った場合、フィールドメモリに書き込む再生
信号の配列(再生画面上での位置)が不整となってしま
うので良好な変速再生画像が得られず見苦しい再生画像
となってしまう。
【0066】そのため、上記従来例のVTRでは、セグ
メント判別に用いるセグメント・インデックス信号の正
確な抽出は必須である。
【0067】図29(a)にフォワード方向に、4倍速
の高速再生をおこなった場合の回転ヘッド走査軌跡と記
録トラックとの関係を示す。アジマス効果により回転ヘ
ッド2a,2b,3a,3bより再生される信号は、図
中に斜線を施した部分の信号となる。同図(b)にCH
.A用の回転ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号のエンベロープ検波波形を示す。なお、図中のA
1,A2,A3はCH.Aの第1,第2,第3セグメン
トの映像情報であることを示す。同図(c)は、同図(
b)に示す再生FM信号のエンベロープ検波波形を所定
のしきい値と比較する比較回路I 10aの比較出力信
号Cを示す。同図(d)は再生映像信号からセグメント
・インデックス信号を検出したセグメント・インデック
ス検出信号Sを示しており、同図(e)はヘッド切換信
号Hを示している。
【0068】同図(d)のAで示した領域は、回転ヘッ
ド2a,2bが磁気テープ1上の記録トラックをジャン
プする(回転ヘッド2a,2bが、逆アジマスの記録ト
ラックやガードバンドを走査する)期間であり、同図(
b)に示したように再生FM信号が出力されない領域で
ある。このように再生FM信号が出力されないところで
は、FM復調器5aにおいて復調された信号はノイズ状
になってしまうので、この再生映像信号からセグメント
・インデックス信号を検出した場合、同図(d)のAで
示した領域の斜線部では、セグメント情報を誤検出して
しまう。
【0069】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からセグメント・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0070】また、同図(d)のCで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が変速再生
時における再生FM信号の中でも特に振幅の小さい部分
である。そのため、この部分の再生FM信号をFM復調
器5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比
は劣化したものとなる。このような再生映像信号からセ
グメント・インデックス信号を検出した場合は、誤検出
してしまう可能性がある。
【0071】
【発明が解決しようとする課題】従来の多セグメント記
録方式のVTRは以上のように構成されていたので、変
速再生時において、回転ヘッドがトラックジャンプした
り、再生FM信号の振幅低下が生じる等の理由によりF
M復調後の再生映像信号のS/N比が劣化した場合、こ
の再生映像信号からフィールド・インデックス信号を検
出すると、上述のように誤検出する可能性があり、この
誤ったフィールド・インデックス検出情報をもとにセグ
メント判別を行いフィールドメモリを用いて変速再生画
像を合成しても、正確なセグメント情報が得られていな
いので、再生信号の配列が不整となり良好な再生画像が
得られないという問題点があった。また、従来の多セグ
メント記録方式のVTRは以上のように構成されていた
ので、変速再生時において、回転ヘッドがトラックジャ
ンプしたり、再生FM信号の振幅低下が生じる等の理由
によりFM復調後の再生映像信号のS/N比が劣化した
場合、この再生映像信号からセグメント・インデックス
信号を検出すると、上述のように誤検出する可能性があ
り、この誤ったセグメント・インデックス検出情報をも
とにフィールドメモリを用いて変速再生画像を合成する
と、正確なセグメント情報が得られていない部分では、
この部分の再生信号が正規の位置以外に合成されるため
良好な再生画像が得られないという問題点があった。
【0072】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、変速再生時に良好な再生画像が
実現できる磁気記録再生装置を得ることを目的とする。
【0073】
【課題を解決するための手段】この発明に係るVTRは
、変速再生時に回転ヘッドがトラックジャンプしたり、
再生FM信号の振幅が低下したときは、再生映像信号か
らフィールド・インデックス信号を検出する動作を停止
し、この動作を停止したときは停止する前の検出情報を
保持するようにしてフィールド情報を検出し、この結果
により得られたフィールド情報を用いてセグメント判別
するように構成したことを特徴とする。
【0074】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からフィールド・インデックス信号を
検出するとき、再生映像信号中の同期信号に基づいて、
上記フィールド・インデックス信号の挿入位置にゲート
パルスを発生させ、上記フィールド・インデックス信号
挿入位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプル
が示す、上記フィールド・インデックス情報を多数決判
定することでフィールド情報を検出し、この結果により
得られたフィールド情報を用いてセグメント判別するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0075】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からフィールド・インデックス信号を
検出するとき、再生映像信号中の同期信号に基づいて、
上記フィールド・インデックス信号の挿入位置にゲート
パルスを発生させ、上記フィールド・インデックス信号
挿入位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプル
が示す、上記フィールド・インデックス情報中に同一内
容の情報が所定数以上存在するときにのみ、この同一内
容の情報をフィールド情報とし、また上記同一内容の情
報が所定数未満であるときには現在出力しているフィー
ルド情報内容を更新せず、保持することでフィールド情
報を検出し、この結果得られたフィールド情報を用いて
セグメント判別するように構成したことを特徴とする。
【0076】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に回転ヘッドがトラックジャンプしたり、再生FM信
号の振幅が低下したときは、再生映像信号からセグメン
ト・インデックス信号を検出する動作を停止し、この動
作を停止したときは停止する前の検出情報を保持するこ
とで、セグメント情報を得るように構成したことを特徴
とする。
【0077】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からセグメント・インデックス信号を
検出するとき、再生映像信号中の同期信号に基づいて、
上記フィールド・インデックス信号の挿入位置にゲート
パルスを発生させ、上記セグメント・インデックス信号
挿入位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプル
が示す、上記セグメント・インデックス情報を多数決判
定して、この結果によりセグメント情報を得るように構
成したことを特徴とする。
【0078】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からセグメント・インデックス信号を
検出するとき、再生映像信号中の同期信号に基づいて、
上記フィールド・インデックス信号の挿入位置にゲート
パルスを発生させ、上記セグメント・インデックス信号
挿入位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプル
が示す、上記セグメント・インデックス情報中に同一内
容の情報が所定数以上存在するときにのみ、この同一内
容の情報をセグメント情報とし、また上記同一内容の情
報が所定数未満であるときには現在出力しているセグメ
ント情報内容を更新せず、保持することでセグメント情
報を得るように構成したことを特徴とする。
【0079】
【作用】この発明に係るVTRは、変速再生時に回転ヘ
ッドがトラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が
低下したときは、再生映像信号からフィールド・インデ
ックス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止し
たときは停止前の検出情報を保持するようにすることで
、再生映像信号からフィールド・インデックス信号を検
出するときに誤検出が防止でき、この検出結果をもとに
セグメントの判別を行いセグメント情報を得るので、変
速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0080】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からフィールド・インデックス信号を
検出するとき、上記フィールド・インデックス信号挿入
位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプルが示
す、上記フィールド・インデックス情報を多数決判定し
て、この結果によりフィールド情報を得ることで、S/
N比の劣化した再生映像信号からフィールド・インデッ
クス信号を検出するときに誤検出が抑圧でき、この検出
結果をもとにセグメントの判別を行いセグメント情報を
得るので、変速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0081】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からフィールド・インデックス信号を
検出するとき、上記フィールド・インデックス信号挿入
位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプルが示
す、上記フィールド・インデックス情報中に同一内容の
情報が所定数以上存在するときにのみ、この同一内容の
情報をフィールド情報とし、また上記同一内容の情報が
所定数未満であるときには現在出力しているフィールド
情報内容を更新せず、保持するようにしてフィールド情
報を得ることで、S/N比の劣化した再生映像信号から
フィールド・インデックス信号を検出するときに誤検出
が防止でき、この検出結果をもとにセグメントの判別を
行いセグメント情報を得るので、変速再生時に良好な再
生画像が得られる。
【0082】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に回転ヘッドがトラックジャンプしたり、再生FM信
号の振幅が低下したときは、再生映像信号からセグメン
ト・インデックス信号を検出する動作を停止し、この動
作を停止したときは停止する前の検出情報を保持するよ
うにしてセグメント情報を得ることで、再生映像信号か
らセグメント・インデックス信号を検出するときに誤検
出が防止できるので、変速再生時に良好な再生画像が得
られる。
【0083】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からセグメント・インデックス信号を
検出するとき、上記セグメント・インデックス信号挿入
位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプルが示
す、上記セグメント・インデックス情報を多数決判定し
て、この結果によりセグメント情報を得ることで、S/
N比の劣化した再生映像信号からセグメント・インデッ
クス信号を検出するときに誤検出が抑圧できるので、変
速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0084】また、この発明に係るVTRは、変速再生
時に再生映像信号からセグメント・インデックス信号を
検出するとき、上記セグメント・インデックス信号挿入
位置を示すゲートパルス発生期間中の複数サンプルが示
す、上記セグメント・インデックス情報中に同一内容の
情報が所定数以上存在するときにのみ、この同一内容の
情報をセグメント情報とし、また上記同一内容の情報が
所定数未満であるときには現在出力しているセグメント
情報内容を更新せず、保持するようにしてセグメント情
報を得ることで、S/N比の劣化した再生映像信号から
セグメント・インデックス信号を検出するときに誤検出
が防止できるので、変速再生時に良好な再生画像が得ら
れる。
【0085】
【実施例】
実施例1.以下、この発明をフィールド・インデックス
信号を挿入した2チャネル3セグメント記録方式のVT
Rに適用した一実施例について説明する。図1はこの実
施例の再生系の構成を示すブロック図である。図におい
て、1,2a〜10a,2b〜10b,12a〜14a
,12b〜14b,13,15,16は図20の従来例
と同一であるので説明を省略する。
【0086】11a,11bは記録時に付加されたフィ
ールド・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、フィールド・
インデックス検出信号を出力するフィールド・インデッ
クス検出回路Iで、上記ドロップアウト検出回路8a,
8bおよび上記比較回路I 10a,10bの出力信号
によって検出動作を制御することが可能な点が従来例の
フィールド・インデックス検出回路II19a,19b
とは異なる。また図2は、本実施例におけるフィールド
・インデックス検出回路I 11a,11bの一構成例
である。110a,110bは比較回路II、111a
,111bはラッチパルス発生回路I 、112a,1
12bはラッチ回路、113a,113b,114a,
114bはANDゲートである。
【0087】次に動作について図1を用いて説明する。 なお、再生信号処理部はCH.A信号処理部、CH.B
信号処理部の2系統の信号処理部で構成されているが、
動作は同様であるのでCH.A信号処理部について説明
する。なお、通常再生時の動作は従来例と同様であるの
で、以下従来例と同様4倍速の変速再生を行った場合の
動作について説明する。図3(a)に記録トラックパタ
ーンと回転ヘッドの走査軌跡の関係を示した。各チャネ
ルの回転ヘッドは異なるアジマス角を有しているので斜
線を施した部分の信号のみ再生される。
【0088】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0089】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。図3(b),および(c)
にエンベロープ検波波形と、比較出力信号Cを示す。
【0090】一方、ドロップアウト検出回路8aでは変
速再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信
号のドロップアウトを検出し、ドロップアウト発生時に
“L”レベルとなるドロップアウト検出信号をビデオ信
号処理回路I 7aおよびフィールド・インデックス検
出回路I11aに出力する。
【0091】また、A/D変換された再生映像信号はフ
ィールド・インデックス検出回路I11aによって以下
の手順によりフィールド・インデックス信号が検出され
る。図2に示したフィールド・インデックス検出回路I
 11aのブロック構成図を用いて動作を説明する。A
/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比較回
路II110aにおいて、所定のしきい値と比較され、
比較結果信号が出力される。たとえば、入力された再生
映像信号に対して、図22(a)に示すように比較回路
II110aのしきい値を設定する。このしきい値は映
像信号に“H”,“L”2種類のレベルで付加されてい
るフィールド・インデックス信号を分別できるようなレ
ベルに設定する。同図に示した例では比較回路II11
0aのしきい値を“H”レベルと“L”レベルとのほぼ
中間のレベル付近に設定している。
【0092】一方、ラッチパルス発生回路I 111a
では、図22(b)に示したようなビデオ信号処理回路
I 7aより出力される同期信号をもとに、同図(c)
のように映像信号に付加されたフィールド・インデック
ス信号の中央付近で立ち上がるラッチパルスを発生する
。このラッチパルスはビデオ信号処理回路I 7aによ
り分離された再生映像信号中の同期信号に所定のオフセ
ットを与えることで発生することができる。
【0093】上記ラッチパルス発生回路I 111aか
ら出力されたラッチパルスは、ANDゲート113a,
および114aによって上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cが“L”の期間(図3(c))および上記ド
ロップアウト検出回路8aの出力信号が“L”の期間(
ドロップアウト発生期間)でマスクされる。
【0094】上記比較回路I 10aの比較出力信号C
が“L”の期間は、図3(d)におけるAおよびBに示
した期間であり、以下のような状態を意味している。図
3(d)のAで示した領域は、回転ヘッド2a,2bが
磁気テープ1上の記録トラックをジャンプする(回転ヘ
ッド2a,2bが、逆アジマスの記録トラックやガード
バンドを走査する)期間であり、同図(b)に示したよ
うに再生FM信号が出力されない領域である。このよう
に再生FM信号が出力されないところでは、FM復調器
5aにおいて復調された信号はノイズ状になってしまう
ので、この期間でフィールド・インデックス信号を検出
したときは誤検出してしまう。
【0095】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0096】ラッチ回路112aでは、ANDゲート1
14aから出力される上記比較回路I 10aの比較出
力信号Cおよび上記ドロップアウト検出回路8aの出力
信号によりマスク制御されたラッチパルスで、上記比較
回路II110aの出力信号を、再生映像信号中に付加
されているフィールド・インデックス信号の中央付近に
相当する位置(図22参照)でラッチすることにより、
フィールド・インデックス検出信号Fを得る。また、こ
こでラッチパルスをフィールド・インデックス信号挿入
位置の中央付近で立ち上がるように発生させるのは、ジ
ッタ等の影響による誤検出を避けるためである。
【0097】このようにフィールド・インデックス検出
信号Fを誤検出する可能性があるトラックジャンプ時、
およびドロップアウト発生時は、上記のようにしてラッ
チパルス発生を停止することによりフィールド・インデ
ックス信号の検出動作を停止し前検出データを保持する
ので、再生FM信号の振幅が非常に小さい部分での誤検
出が防止でき、図3(d)に示すようなフィールド・イ
ンデックス検出信号Fを検出することができる。
【0098】このように誤検出を防止して検出されたフ
ィールド・インデックス検出信号Fが入力されたセグメ
ント判別回路12aでは、このフィールド・インデック
ス検出信号Fと、上記比較回路I 10aの比較出力信
号Cおよびヘッド切換信号Hに基づいてセグメントを判
別し、セグメント情報をメモリ制御回路14aに出力す
る。
【0099】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント判別回路12a
より出力されるセグメント情報およびヘッド切換信号H
を用いて発生する。また、読み出し制御は上記書き込み
制御とは非同期に制御する。
【0100】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0101】本実施例における上記フィールド・インデ
ックス検出回路I 11aは、変速再生時に回転ヘッド
がトラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が低下
したときは、再生映像信号からのフィールド・インデッ
クス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止した
ときは停止する前の情報を保持するようにしているので
、再生映像信号からのフィールド・インデックス信号を
検出するときの誤検出が防止でき、この検出結果をもと
にセグメントの判別を行いセグメント情報を得るので、
変速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0102】実施例2.以下、この発明をフィールド・
インデックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記
録方式のVTRに適用した一実施例について説明する。 図1はこの実施例の再生系の構成を示すブロック図であ
る。図において、1,2a〜10a,2b〜10b,1
2a〜14a,12b〜14b,13,15,16は図
20の従来例と同一であるので説明を省略する。
【0103】11a,11bは記録時に付加されたフィ
ールド・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、フィールド・
インデックス検出信号を出力するフィールド・インデッ
クス検出回路Iで、上記ドロップアウト検出回路8a,
8bおよび上記比較回路I 10a,10bの出力信号
によって検出動作を制御することが可能な点、および再
生映像信号に付加されているフィールド・インデックス
信号を複数サンプルデータを用いて検出する点が従来例
のフィールド・インデックス検出回路II19a,19
bとは異なる。また、図4は本実施例におけるフィール
ド・インデックス検出回路I 11a,11bの一構成
例を示す図である。図において110a,110bは比
較回路II、115a,115bはゲートパルス発生回
路I 、116a,116bは多数決判定回路、113
a,113b,114a,114bはANDゲートであ
る。
【0104】次に動作について図1を用いて説明する。 なお、再生信号処理部はCH.A信号処理部、CH.B
信号処理部の2系統の信号処理部で構成されているが、
動作は同様であるのでCH.A信号処理部について説明
する。なお、通常再生時の動作は従来例と同様であるの
で、以下従来例と同様4倍速の変速再生を行った場合の
動作について説明する。図3(a)に記録トラックパタ
ーンと回転ヘッドの走査軌跡の関係を示した。各チャネ
ルの回転ヘッドは異なるアジマス角を有しているので斜
線を施した部分の信号のみ再生される。
【0105】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0106】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。図3(b),および(c)
にエンベロープ検波波形と、比較出力信号Cを示す。
【0107】一方、ドロップアウト検出回路8aでは変
速再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信
号のドロップアウトを検出し、ドロップアウト発生時に
“L”レベルとなるドロップアウト検出信号をビデオ信
号処理回路I 7aおよびフィールド・インデックス検
出回路I11aに出力する。
【0108】また、A/D変換された再生映像信号はフ
ィールド・インデックス検出回路I11aによって以下
の手順によりフィールド・インデックス信号が検出され
る。図4に示したフィールド・インデックス検出回路I
 11aのブロック構成図を用いて動作を説明する。A
/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比較回
路II110aにおいて、所定のしきい値と比較され、
比較結果信号が出力される。たとえば、入力された再生
映像信号に対して、図5(a)に示すように比較回路I
I110aのしきい値を設定する。このしきい値は、映
像信号に“H”,“L”2種類のレベルで付加されてい
るフィールド・インデックス信号を分別できるようなレ
ベルに設定する。同図に示した例では比較回路II11
0aのしきい値を“H”レベルと“L”レベルとのほぼ
中間のレベル付近に設定している。
【0109】一方、ゲートパルス発生回路I 115a
では、図5(b)に示したようなビデオ信号処理回路I
 7aより出力される同期信号をもとに、同図(c)の
ように映像信号に付加されたフィールド・インデックス
信号の位置を示すゲートパルスを発生する。このゲート
パルスはビデオ信号処理回路I7aにより分離された再
生映像信号中の同期信号に所定のオフセットを与えるこ
とにより発生することができる。
【0110】上記ゲートパルス発生回路I 115aか
ら出力されたゲートパルスは、ANDゲート113a,
および114aによって上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cが“L”の期間(図3(c)参照)および上
記ドロップアウト検出回路8aの出力信号が“L”の期
間(ドロップアウト発生期間)でマスクされる。
【0111】上記比較回路I 10aの比較出力信号C
が“L”の期間は、図3(d)におけるAおよびBに示
した期間であり、以下のような状態を意味している。図
3(d)のAで示した領域は、回転ヘッド2a,2bが
磁気テープ1上の記録トラックをジャンプする(回転ヘ
ッド2a,2bが、逆アジマスの記録トラックやガード
バンドを走査する)期間であり、同図(b)に示したよ
うに再生FM信号が出力されない領域である。このよう
に再生FM信号が出力されないところでは、FM復調器
5aにおいて復調された信号はノイズ状になってしまう
ので、この期間でフィールド・インデックス信号を検出
したときは誤検出してしまう。
【0112】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0113】このようにフィールド・インデックス検出
信号Fを誤検出する可能性があるトラックジャンプ時、
およびドロップアウト発生時は、上記のようにしてゲー
トパルス発生を停止することによりフィールド・インデ
ックス信号の検出動作を停止し前検出データを保持する
ので、再生FM信号の振幅が非常に小さい部分でのフィ
ールド・インデックス信号の誤検出を防止している。
【0114】多数決判定回路116aでは、ANDゲー
ト114aから出力される上記比較回路I 10aの比
較出力信号Cおよび上記ドロップアウト検出回路8aの
出力信号によりマスク制御されたゲートパルスで、上記
比較回路II110aの出力信号の、再生映像信号中に
付加されているフィールド・インデックス信号に相当す
る複数サンプル(図5,図6参照)を取り込み、このゲ
ートパルス発生期間の複数サンプルを多数決判定するこ
とでフィールド・インデックス検出信号Fを得る。また
、ここでゲートパルスをフィールド・インデックス信号
挿入位置の中央付近の複数サンプル位置で発生させるの
は、ジッタ等の影響による誤検出を避けるためである。
【0115】図6を用いて上記多数決判定回路116a
の動作を以下に説明する。図6(a),(f)は上記比
較回路II110aの出力信号であり、再生映像信号中
に付加されているフィールド・インデックス信号に相当
する位置付近の信号波形である。同図(b),(g)は
上記従来例の図21に示したラッチパルス発生回路I 
111aから出力されるラッチパルスである。図6に示
した例では9サンプルあるフィールド・インデックス信
号の中央付近で発生させている。図6(c),(h)は
上記従来例の図21に示したラッチ回路112aが上記
ラッチパルス発生位置のデータをラッチすることで得ら
れるフィールド・インデックス検出信号Fである。図6
(d),(i)は本実施例における上記ANDゲート1
14aから出力されるゲートパルスで、上記比較回路I
 10aの比較出力信号Cおよび上記ドロップアウト検
出回路8aの出力信号によりマスク制御されている。図
に示した例では9サンプルあるフィールド・インデック
ス信号の中央付近5サンプルの位置を示す信号としてい
る。図6(e),(j)は本実施例における上記ゲート
パルスが発生するフィールド・インデックス信号期間中
の5サンプルのデータを多数決判定することで得られる
フィールド・インデックス検出信号Fである。
【0116】図6(a)はS/N比が良好な再生映像信
号部分の上記比較回路II110a出力波形であり、同
図(b)に示すラッチパルス発生位置ではフィールド・
インデックス信号期間中のデータは“H”レベルを示し
ており、このデータをラッチすると同図(c)に示した
ようにフィールド・インデックス検出信号Fは“H”と
なる。同図(d)に示すゲートパルス発生期間ではフィ
ールド・インデックス信号期間中の5サンプルのデータ
はすべて“H”レベルを示しており、この5サンプルの
データを用いて多数決判定すると、同図(e)に示した
ようにフィールド・インデックス検出信号Fは“H”と
なる。
【0117】一方、図6(f)はS/N比が劣化した再
生映像信号部分の上記比較回路II110a出力波形で
あり、たとえば図3(d)のCに示した領域のように振
幅が低下した再生FM信号を復調した再生映像信号部分
、あるいはドロップアウト発生部分に相当しており、本
来“H”レベルであるフィールド・インデックス信号が
ノイズ等の影響で一部“L”レベルとなっている。図6
(g)に示すラッチパルス発生位置ではフィールド・イ
ンデックス信号期間中のデータは“L”レベルを示して
おり、このデータをラッチすると図6(h)に示したよ
うにフィールド・インデックス検出信号Fは“L”と検
出してしまう。図6(i)に示すゲートパルス発生期間
ではフィールド・インデックス信号期間中の5サンプル
のデータは“H”レベルが3サンプル、“L”レベルが
2サンプルとなっており、この5サンプルを用いて多数
決判定すると、図6(j)に示したようにフィールド・
インデックス検出信号Fを“H”と検出することができ
る。
【0118】以上のように本実施例では、上記従来例の
ようにフィールド・インデックス情報を検出するのにフ
ィールド・インデックス信号期間中の1サンプルの情報
を用いるのではなく、フィールド・インデックス信号期
間中の複数サンプルの情報でフィールド・インデックス
情報を検出する多数決判定回路116aを設けたので、
上述のようにS/N比の劣化した再生映像信号からフィ
ールド・インデックス信号を検出するときに誤検出が抑
圧でき、図3(d)に示すようなフィールド・インデッ
クス検出信号Fを検出することができる。
【0119】このように誤検出が抑圧されて検出された
フィールド・インデックス検出信号Fが入力されたセグ
メント判別回路12aでは、このフィールド・インデッ
クス検出信号Fと、上記比較回路I 10aの比較出力
信号Cおよびヘッド切換信号Hに基づいてセグメントを
判別し、セグメント情報をメモリ制御回路14aに出力
する。
【0120】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント判別回路12a
より出力されるセグメント情報およびヘッド切換信号H
を用いて発生する。また、読み出し制御は上記書き込み
制御とは非同期に制御する。
【0121】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0122】本実施例における上記フィールド・インデ
ックス検出回路I 11aは、変速再生時に回転ヘッド
がトラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が低下
したときは、再生映像信号からのフィールド・インデッ
クス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止した
ときは停止する前の情報を保持するようにするとともに
、フィールド・インデックス信号期間中の複数サンプル
の情報から多数決判定によってフィールド・インデック
ス情報を検出しているので、S/N比の劣化した再生映
像信号からフィールド・インデックス信号を検出すると
きに誤検出が抑圧でき、この検出結果をもとにセグメン
トの判別を行いセグメント情報を得るので、変速再生時
に良好な再生画像が得られる。
【0123】実施例3.以下、この発明をフィールド・
インデックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記
録方式のVTRに適用した一実施例について説明する。 図1はこの実施例の再生系のブロック構成図である。図
において、1,2a〜10a,2b〜10b,12a〜
14a,12b〜14b,13,15,16は図20の
従来例と同一であるので説明を省略する。
【0124】11a,11bは記録時に付加されたフィ
ールド・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、フィールド・
インデックス検出信号を出力するフィールド・インデッ
クス検出回路Iで、上記ドロップアウト検出回路8a,
8bおよび上記比較回路I 10a,10bの出力信号
によって検出動作を制御することが可能な点、および再
生映像信号に付加されているフィールド・インデックス
信号を複数サンプルデータを用いて検出する点が従来例
のフィールド・インデックス検出回路II19a,19
bとは異なる。また図7は、本実施例におけるフィール
ド・インデックス検出回路I 11a,11bの一構成
例である。110a,110bは比較回路II、115
a,115bはゲートパルス発生回路I 、117a,
117bは比較判定回路I 、113a,113b,1
14a,114bはANDゲートである。
【0125】次に動作について図1を用いて説明する。 なお、再生信号処理部はCH.A信号処理部、CH.B
信号処理部の2系統の信号処理部で構成されているが、
動作は同様であるのでCH.A信号処理部について説明
する。なお、通常再生時の動作は従来例と同様であるの
で、以下従来例と同様4倍速の変速再生を行った場合の
動作について説明する。図3(a)に記録トラックパタ
ーンと回転ヘッドの走査軌跡の関係を示した。各チャネ
ルの回転ヘッドは異なるアジマス角を有しているので斜
線を施した部分の信号のみ再生される。
【0126】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0127】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。図3(b),および(c)
にエンベロープ検波波形と、比較出力信号Cを示す。
【0128】一方、ドロップアウト検出回路8aでは変
速再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信
号のドロップアウトを検出し、ドロップアウト発生時に
“L”レベルとなるドロップアウト検出信号をビデオ信
号処理回路I 7aおよびフィールド・インデックス検
出回路I 11aに出力する。
【0129】また、A/D変換された再生映像信号はフ
ィールド・インデックス検出回路I11aによって以下
の手順によりフィールド・インデックス信号が検出され
る。図7に示したフィールド・インデックス検出回路I
 11aのブロック構成図を用いて動作を説明する。A
/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比較回
路II110aにおいて、所定のしきい値と比較され、
比較結果信号が出力される。たとえば、入力された再生
映像信号に対して、図5(a)に示すように比較回路I
I110aのしきい値を設定する。このしきい値は、映
像信号に“H”,“L”2種類のレベルで付加されてい
るフィールド・インデックス信号を分別できるようなレ
ベルに設定する。同図に示した例では比較回路II11
0aのしきい値を“H”レベルと“L”レベルとのほぼ
中間のレベル付近に設定している。
【0130】一方、ゲートパルス発生回路I 115a
では、同図(b)に示すビデオ信号処理回路I 7aよ
り出力される同期信号をもとに、同図(c)のように映
像信号に付加されたフィールド・インデックス信号の位
置を示すゲートパルスを発生する。このゲートパルスは
ビデオ信号処理回路I 7aにより分離された再生映像
信号中の同期信号に所定のオフセットを与えることで発
生することができる。
【0131】上記ゲートパルス発生回路I 115aか
ら出力されたゲートパルスは、ANDゲート113a,
および114aによって上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cが“L”の期間(図3(c))および上記ド
ロップアウト検出回路8aの出力信号が“L”の期間(
ドロップアウト発生期間)でマスクされる。
【0132】上記比較回路I 10aの比較出力信号C
が“L”の期間は、図3(d)におけるAおよびBに示
した期間であり、以下のような状態を意味している。図
3(d)のAで示した領域は、回転ヘッド2a,2bが
磁気テープ1上の記録トラックをジャンプする(回転ヘ
ッド2a,2bが、逆アジマスの記録トラックやガード
バンドを走査する)期間であり、同図(b)に示したよ
うに再生FM信号が出力されない領域である。このよう
に再生FM信号が出力されないところでは、FM復調器
5aにおいて復調された信号はノイズ状になってしまう
ので、この期間でフィールド・インデックス信号を検出
したときは誤検出してしまう。
【0133】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0134】このようにフィールド・インデックス検出
信号Fを誤検出する可能性があるトラックジャンプ時、
およびドロップアウト発生時は、上記のようにしてゲー
トパルス発生を停止することによりフィールド・インデ
ックス信号の検出動作を停止し前検出データを保持する
ので、再生FM信号の振幅が非常に小さい部分でのフィ
ールド・インデックス信号の誤検出を防止している。
【0135】比較判定回路I 117aでは、ANDゲ
ート114aから出力される上記比較回路I 10aの
比較出力信号Cおよび上記ドロップアウト検出回路8a
の出力信号によりマスク制御されたゲートパルスで、上
記比較回路II110aの出力信号の、再生映像信号中
に付加されているフィールド・インデックス信号に相当
する複数サンプル(図5,図8)を取り込み、このゲー
トパルス発生期間の複数サンプルデータ中に同一データ
が所定数以上存在するときは、この所定数以上の同一デ
ータの内容をフィールド・インデックス検出信号Fとし
て出力する。同一データが所定数以下である場合は、前
回判定したフィールド・インデックス検出信号Fと同様
の信号を保持して出力する。また、ここでゲートパルス
をフィールド・インデックス信号挿入位置の中央付近の
複数サンプル位置で発生させるのは、ジッタ等の影響に
よる誤検出を避けるためである。
【0136】図8を用いて上記比較判定回路I 117
aの動作を以下に説明する。図8(a),(f)は上記
比較回路II110aの出力信号であり、再生映像信号
中に付加されているフィールド・インデックス信号に相
当する位置付近の信号波形である。同図(b),(g)
は上記従来例の図21に示したラッチパルス発生回路1
11aから出力されるラッチパルスである。図8に示し
た例では9サンプルあるフィールド・インデックス信号
の中央付近で発生させている。図8(c),(h)は上
記従来例の図21に示したラッチ回路112aが上記ラ
ッチパルス発生位置のデータをラッチすることで得られ
るフィールド・インデックス検出信号Fである。図8(
d),(i)は本実施例における上記ANDゲート11
4aから出力されるゲートパルスで、上記比較回路I 
10aの比較出力信号Cおよび上記ドロップアウト検出
回路8aの出力信号によりマスク制御されている。図に
示した例では9サンプルあるフィールド・インデックス
信号の中央付近5サンプルの位置を示す信号としている
。図8(e),(j)は本実施例における上記ゲートパ
ルスが発生するフィールド・インデックス信号期間中の
5サンプルのデータを比較判定することで得られるフィ
ールド・インデックス検出信号Fである。なお、本実施
例では同一データが4サンプル以上存在するときにのみ
フィールド・インデックス検出信号Fの内容を更新し、
更新されない場合は前検出データを保持する構成として
いる。
【0137】図8(a)はS/N比が若干劣化した再生
映像信号部分の上記比較回路II110a出力波形であ
り、たとえば図3(d)のCに示した領域のように振幅
が低下した再生FM信号の中でも再生FM信号の劣化が
少ない部分を復調した再生映像信号部分、あるいはドロ
ップアウト発生部分に相当しており、本来“H”レベル
であるフィールド・インデックス信号がノイズ等の影響
で一部“L”レベルとなっている。図8(b)に示すラ
ッチパルス発生位置ではフィールド・インデックス信号
期間中のデータは“L”レベルを示しており、このデー
タをラッチすると同図(c)に示したようにフィールド
・インデックス検出信号Fは“L”と検出してしまう。 同図(d)に示すゲートパルス発生期間ではフィールド
・インデックス信号期間中の5サンプルのデータは“H
”レベルが4サンプル、“L”レベルが1サンプルとな
っており、この5サンプルのデータから比較判定をおこ
なうと“H”レベルが4サンプル以上存在するので、同
図(e)に示したようにフィールド・インデックス信号
を“H”として検出しフィールド・インデックス検出信
号Fの内容を“H”に更新する。
【0138】一方、同図(f)はS/N比が非常に劣化
した再生映像信号部分の上記比較回路II110a出力
波形であり、たとえば図3(d)のCに示した領域のよ
うに振幅が低下した再生FM信号の中でも再生FM信号
の劣化が激しい部分を復調した再生映像信号部分、ある
いはドロップアウト発生部分に相当しており、本来の情
報は得られないほど劣化している。図8(g)に示すラ
ッチパルス発生位置ではフィールド・インデックス信号
期間中のデータは“L”レベルを示しており、このデー
タをラッチすると同図(h)に示したようにフィールド
・インデックス検出信号Fは“L”と検出してしまう。 同図(i)に示すゲートパルス発生期間ではフィールド
・インデックス信号期間中の5サンプルのデータは“H
”レベルが2サンプル、“L”レベルが3サンプルとな
っており、この5サンプルのデータから比較判定をおこ
なうと“H”レベル、“L”レベルのどちらも4サンプ
ル未満であるので、同図(j)に示したようにフィール
ド・インデックス検出信号Fの内容は更新せずに前回の
判定結果を保持する。
【0139】以上のように本実施例では、上記従来例の
ようにフィールド・インデックス情報を検出するのにフ
ィールド・インデックス信号期間中の1サンプルの情報
を用いるのではなく、フィールド・インデックス信号期
間中の複数サンプルの情報でフィールド・インデックス
情報を検出する比較判定回路I 117aを設けたので
、上述のようにS/N比の劣化した再生映像信号からフ
ィールド・インデックス信号を検出するときに誤検出が
防止でき、図3(d)に示すようなフィールド・インデ
ックス検出信号Fを検出することができる。
【0140】このように誤検出を防止して検出されたフ
ィールド・インデックス検出信号Fが入力されたセグメ
ント判別回路12aでは、このフィールド・インデック
ス検出信号Fと、上記比較回路I 10aの比較出力信
号Cおよびヘッド切換信号Hに基づいてセグメントを判
別し、セグメント情報をメモリ制御回路14aに出力す
る。
【0141】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再生
映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力される
同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込むよ
うに制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ1
3への書き込みアドレスはセグメント判別回路12aよ
り出力されるセグメント情報およびヘッド切換信号Hを
用いて発生する。また、読み出し制御は上記書き込み制
御とは非同期に制御する。
【0142】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0143】本実施例における上記フィールド・インデ
ックス検出回路I11aは、変速再生時に回転ヘッドが
トラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が低下し
たときは、再生映像信号からのフィールド・インデック
ス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止したと
きは停止する前の情報を保持するようにするとともに、
フィールド・インデックス信号の複数サンプル中に存在
する同一内容情報数と所定数との比較判定によってフィ
ールド・インデックス情報を検出し、所定数に満たない
場合は前判定結果を保持するので、再生映像信号からの
フィールド・インデックス信号を検出するときの誤検出
が防止でき、この検出結果をもとにセグメントの判別を
行いセグメント情報を得るので、変速再生時に良好な再
生画像が得られる。
【0144】実施例4.以下、この発明をセグメント・
インデックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記
録方式のVTRに適用した一実施例について説明する。 図9はこの実施例の再生系のブロック構成図で1,2a
〜10a,2b〜10b,13,13a,13b,14
a,14b,15,16は図26の従来例と同一である
ので説明を省略する。
【0145】17a,17bは記録時に付加されたセグ
メント・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、セグメント・
インデックス検出信号を出力するセグメント・インデッ
クス検出回路Iで、上記ドロップアウト検出回路8a,
8bおよび上記比較回路I 10a,10bの出力信号
によって検出動作を制御することが可能な点が従来例の
セグメント・インデックス検出回路II20a,20b
とは異なる。また図10は、本実施例におけるセグメン
ト・インデックス検出回路I 17a,17bの一構成
例である。170a,170bは比較回路III 、1
71a,171bは比較回路IV、172a,172b
はラッチパルス発生回路II、173a,173b,1
74a,174bはラッチ回路、175a,175b,
176a,176bはANDゲート、177a,177
bはセグメント判定回路I である。
【0146】次に動作について図9を用いて説明する。 なお、再生信号処理部はCH.A信号処理部、CH.B
信号処理部の2系統の信号処理部で構成されているが、
動作は同様であるのでCH.A信号処理部について説明
する。なお、通常再生時の動作は従来例と同様であるの
で、以下従来例と同様4倍速の変速再生を行った場合の
動作について説明する。図11(a)に記録トラックパ
ターンと回転ヘッドの走査軌跡の関係を示した。各チャ
ネルの回転ヘッドは異なるアジマス角を有しているので
斜線を施した部分の信号のみ再生される。
【0147】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0148】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。図11(b),および(c
)にエンベロープ検波波形と、比較出力信号Cを示す。
【0149】一方、ドロップアウト検出回路8aでは変
速再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信
号のドロップアウトを検出し、このドロップアウト発生
時に“L”レベルとなるドロップアウト検出信号をビデ
オ信号処理回路I 7aおよびセグメント・インデック
ス検出回路I17aに出力する。
【0150】また、A/D変換された再生映像信号はセ
グメント・インデックス検出回路I17aによって以下
の手順によりセグメント・インデックス信号が検出され
る。図10に示したセグメント・インデックス検出回路
I 17aのブロック構成図を用いて動作を説明する。 A/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比較
回路III 170aおよび比較回路IV171aにお
いて、所定のしきい値と比較され、比較結果信号が出力
される。 たとえば、入力された再生映像信号に対して、図28(
a)に示すように比較回路III 170aおよび比較
回路IV171aのしきい値を設定する。このしきい値
は、映像信号に“H”,“M”,“L”3種類のレベル
で付加されているセグメント・インデックス信号を分別
できるようなレベルに設定する。同図に示した例では比
較回路III 170aのしきい値を“H”レベルと“
M”レベルとのほぼ中間のレベル付近に設定し、比較回
路IV171aのしきい値を“M”レベルと“L”レベ
ルとのほぼ中間のレベル付近に設定している。
【0151】一方、ラッチパルス発生回路II172a
では、図28(b)に示したようなビデオ信号処理回路
I 7aより出力される同期信号をもとに、同図(c)
のように映像信号に付加されたセグメント・インデック
ス信号の中央付近で立ち上がるラッチパルスを発生する
。このラッチパルスはビデオ信号処理回路I 7aによ
り分離された再生映像信号中の同期信号に所定のオフセ
ットを与えることで発生することができる。
【0152】上記ラッチパルス発生回路II172aか
ら出力されたラッチパルスは、ANDゲート175a,
および176aによって上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cが“L”の期間(図11(c))および上記
ドロップアウト検出回路8aの出力信号が“L”の期間
(ドロップアウト発生期間)でマスクされる。
【0153】上記比較回路I 10aの比較出力信号C
が“L”の期間は、図11(d)におけるAおよびBに
示した期間であり、以下のような状態を意味している。 図11(d)のAで示した領域は、回転ヘッド2a,2
bが磁気テープ1上の記録トラックをジャンプする(回
転ヘッド2a,2bが、逆アジマスの記録トラックやガ
ードバンドを走査する)期間であり、同図(b)に示し
たように再生FM信号が出力されない領域である。この
ように再生FM信号が出力されないところでは、FM復
調器5aにおいて復調された信号はノイズ状になってし
まうので、この期間でセグメント・インデックス信号を
検出したときは誤検出してしまう。
【0154】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0155】ラッチ回路173aおよびラッチ回路17
4aでは、ANDゲート176aから出力される上記比
較回路I 10aの比較出力信号Cおよび上記ドロップ
アウト検出回路8aの出力信号によりマスク制御された
ラッチパルスで、上記比較回路III 170aおよび
比較回路IV171aの出力信号を、再生映像信号中に
付加されているセグメント・インデックス信号の中央付
近に相当する位置(図28)でそれぞれラッチして、セ
グメント判定回路I177aに出力する。また、ここで
ラッチパルスをセグメント・インデックス信号挿入位置
の中央付近で立ち上がるように発生させるのは、ジッタ
等の影響による誤検出を避けるためである。
【0156】このようにセグメント・インデックス検出
信号Sを誤検出する可能性があるトラックジャンプ時、
およびドロップアウト発生時は、上記のようにしてラッ
チパルス発生を停止することによりセグメント・インデ
ックス信号の検出動作を停止し前検出データを保持する
ので、再生FM信号の振幅が非常に小さい部分での誤検
出が防止でき、図11(d)に示すようなセグメント・
インデックス検出信号Sを検出することができる。
【0157】上記ラッチ回路173aおよびラッチ回路
174aの出力信号が入力されたセグメント判定回路I
 177aでは、それぞれの信号に基づいてセグメント
を判定し、セグメント・インデックス検出信号Sをメモ
リ制御回路14aに出力する。また次の判定結果を得る
までそのセグメント情報を保持する。
【0158】つまり、上記セグメント判定回路I 17
7aでは、上記ラッチパルスが発生するタイミングにお
いて、比較回路III 170aの出力信号が“H”,
比較回路IV171aの出力信号が“H”となっている
ときは、第1セグメントとして判定しセグメント情報を
出力し、次の判定結果を得るまでそのセグメント情報を
保持する。また比較回路III 170aの出力信号が
“L”,比較回路IV171aの出力信号が“H”とな
っているときは、第2セグメントとして判定しセグメン
ト情報を出力し、次の判定結果を得るまでそのセグメン
ト情報を保持する。同様に比較回路III 170aの
出力信号が“L”,比較回路IV171aの出力信号が
“L”となっているときは、第3セグメントとして判定
しセグメント情報を出力し、次の判定結果を得るまでそ
のセグメント情報を保持するように構成されている。
【0159】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント・インデックス
検出回路I 17aより出力されるセグメント・インデ
ックス検出信号Sおよびヘッド切換信号Hを用いて発生
する。また、読み出し制御は上記書き込み制御とは非同
期に制御する。
【0160】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0161】本実施例における上記セグメント・インデ
ックス検出回路I 17aは、変速再生時に回転ヘッド
がトラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が低下
したときは、再生映像信号からセグメント・インデック
ス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止したと
きは停止する前の情報を保持するようにしてセグメント
情報を得ることで、再生映像信号からセグメント・イン
デックス信号を検出するときに誤検出が防止できるので
、変速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0162】実施例5.以下、この発明をセグメント・
インデックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記
録方式のVTRに適用した一実施例について説明する。 図9はこの実施例の再生系のブロック構成図である。図
において、1,2a〜10a,2b〜10b,13,1
3a,13b,14a,14b,15,16は図26の
従来例と同一であるので説明を省略する。
【0163】17a,17bは記録時に付加されたセグ
メント・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、セグメント・
インデックス検出信号を出力するセグメント・インデッ
クス検出回路Iで、上記ドロップアウト検出回路8a,
8bおよび上記比較回路I 10a,10bの出力信号
によって検出動作を制御することが可能な点、および再
生映像信号に付加されているセグメント・インデックス
信号を複数サンプルデータを用いて検出する点が従来例
のセグメント・インデックス検出回路II20a,20
bとは異なる。また図12は本実施例におけるセグメン
ト・インデックス検出回路I 17a,17bの一構成
例である。170a,170bは比較回路III 、1
71a,171bは比較回路IV、175a,175b
,176a,176bはANDゲート、177a,17
7bはセグメント判定回路I 、178a,178bは
ゲートパルス発生回路II、179a,179b,18
0a,180bは多数決判定回路である。
【0164】次に動作について図9を用いて説明する。 なお、再生信号処理部はCH.A信号処理部、CH.B
信号処理部の2系統の信号処理部で構成されているが、
動作は同様であるのでCH.A信号処理部について説明
する。なお、通常再生時の動作は従来例と同様であるの
で、以下従来例と同様4倍速の変速再生を行った場合の
動作について説明する。図11(a)に記録トラックパ
ターンと回転ヘッドの走査軌跡の関係を示した。各チャ
ネルの回転ヘッドは異なるアジマス角を有しているので
斜線を施した部分の信号のみ再生される。
【0165】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0166】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。図11(b),および(c
)にエンベロープ検波波形と、比較出力信号Cを示す。
【0167】一方、ドロップアウト検出回路8aでは変
速再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信
号のドロップアウトを検出し、ドロップアウト発生時に
“L”レベルとなるドロップアウト検出信号をビデオ信
号処理回路I 7aおよびセグメント・インデックス検
出回路I17aに出力する。
【0168】また、A/D変換された再生映像信号はセ
グメント・インデックス検出回路I17aによって以下
の手順によりセグメント・インデックス信号が検出され
る。図12に示したセグメント・インデックス検出回路
I 17aのブロック構成図を用いて動作を説明する。 A/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比較
回路III 170aおよび比較回路IV171aにお
いて、所定のしきい値と比較され、比較結果信号が出力
される。 たとえば、入力された再生映像信号に対して、図13(
a)に示すように比較回路III 170aおよび比較
回路IV171aのしきい値を設定する。このしきい値
は、映像信号に“H”,“M”,“L”3種類のレベル
で付加されているセグメント・インデックス信号を分別
できるようなレベルに設定する。同図に示した例では比
較回路III 170aのしきい値を“H”レベルと“
M”レベルとのほぼ中間のレベル付近に設定し、比較回
路IV171aのしきい値を“M”レベルと“L”レベ
ルとのほぼ中間のレベル付近に設定している。
【0169】一方、ゲートパルス発生回路II178a
では、同図(b)に示したようなビデオ信号処理回路I
 7aより出力される同期信号をもとに、同図(c)の
ように映像信号に付加されたセグメント・インデックス
信号の位置を示すゲートパルスを発生する。このゲート
パルスはビデオ信号処理回路I7aにより分離された再
生映像信号中の同期信号に所定のオフセットを与えるこ
とにより発生することができる。
【0170】上記ゲートパルス発生回路II178aか
ら出力されたゲートパルスは、ANDゲート175a,
および176aによって上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cが“L”の期間(図11(c)参照)および
上記ドロップアウト検出回路8aの出力信号が“L”の
期間(ドロップアウト発生期間)でマスクされる。
【0171】上記比較回路I 10aの比較出力信号C
が“L”の期間は、図11(d)におけるAおよびBに
示した期間であり、以下のような状態を意味している。 図11(d)のAで示した領域は、回転ヘッド2a,2
bが磁気テープ1上の記録トラックをジャンプする(回
転ヘッド2a,2bが、逆アジマスの記録トラックやガ
ードバンドを走査する)期間であり、同図(b)に示し
たように再生FM信号が出力されない領域である。この
ように再生FM信号が出力されないところでは、FM復
調器5aにおいて復調された信号はノイズ状になってし
まうので、この期間でセグメント・インデックス信号を
検出したときは誤検出してしまう。
【0172】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0173】このようにセグメント・インデックス検出
信号Sを誤検出する可能性があるトラックジャンプ時、
およびドロップアウト発生時は、上記のようにしてゲー
トパルス発生を停止することによりセグメント・インデ
ックス信号の検出動作を停止し前検出データを保持する
ので、再生FM信号の振幅が非常に小さい部分でのセグ
メント・インデックス信号の誤検出を防止している。
【0174】多数決判定回路179aおよび180aで
は、ANDゲート176aから出力される上記比較回路
I 10aの比較出力信号Cおよび上記ドロップアウト
検出回路8aの出力信号によってマスク制御されたゲー
トパルスで、上記比較回路III170aおよび比較回
路IV171aの出力信号における、再生映像信号中に
付加されているセグメント・インデックス信号位置に相
当する複数サンプルのデータ(図13,図14参照)を
それぞれ取り込み、このゲートパルス発生期間の複数サ
ンプルデータを用いて多数決判定をして比較結果を得る
。ここでゲートパルスをセグメント・インデックス信号
挿入位置の中央付近の複数サンプル位置で発生させるの
は、ジッタ等の影響による誤検出を避けるためである。
【0175】図14を用いて上記多数決判定回路179
a,180aの動作を以下に説明する。図14(a),
(f)は上記比較回路III 170aあるいは比較回
路IV171aの出力信号であり、再生映像信号中に付
加されているセグメント・インデックス信号に相当する
位置付近の信号波形である。同図(b),(g)は上記
従来例の図27に示したラッチパルス発生回路II17
2aから出力されるラッチパルスである。図14に示し
た例では9サンプルあるセグメント・インデックス信号
の中央付近で発生させている。図14(c),(h)は
上記従来例の図27に示したラッチ回路173a,17
4bが上記ラッチパルス発生位置のデータをラッチする
ことで得られる比較結果である。図14(d),(i)
は本実施例における上記ANDゲート176aから出力
されるゲートパルスで、上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cおよび上記ドロップアウト検出回路8aの出
力信号によりマスク制御されている。図に示した例では
、9サンプルあるセグメント・インデックス信号の中央
付近5サンプルの位置を示す信号としている。図14(
e),(j)は本実施例における上記ゲートパルスが発
生するセグメント・インデックス信号期間中の5サンプ
ルのデータを多数決判定することで得られる比較結果で
ある。
【0176】同図(a)はS/N比が良好な再生映像信
号部分の上記比較回路III 170aあるいは比較回
路IV171aの出力波形であり、同図(b)に示すラ
ッチパルス発生位置ではセグメント・インデックス信号
期間中のデータは“H”レベルを示しており、このデー
タをラッチすると同図(c)に示したように比較結果は
“H”となる。同図(d)に示すゲートパルス発生期間
ではセグメント・インデックス信号期間中の5サンプル
のデータはすべて“H”レベルを示しており、この5サ
ンプルのデータを用いて多数決判定すると、同図(e)
に示したように比較結果は“H”となる。
【0177】一方、図14(f)はS/N比が劣化した
再生映像信号部分の上記比較回路III 170aある
いは比較回路IV171aの出力波形であり、たとえば
図11(d)のCに示した領域のように振幅が低下した
再生FM信号を復調した再生映像信号部分、あるいはド
ロップアウト発生部分に相当しており、本来“H”レベ
ルである上記比較回路III 170aあるいは比較回
路IV171aの出力信号がノイズ等の影響で一部“L
”レベルとなっている。図14(g)に示すラッチパル
ス発生位置ではセグメント・インデックス信号期間中の
データは“L”レベルを示しており、このデータをラッ
チすると図14(h)に示したように比較結果は“L”
と検出してしまう。図14(i)に示すゲートパルス発
生期間ではセグメント・インデックス信号期間中の5サ
ンプルのデータは“H”レベルが3サンプル、“L”レ
ベルが2サンプルとなっており、この5サンプルを用い
て多数決判定すると、図14(j)に示したように比較
結果を“H”と検出することができる。
【0178】上記多数決判定回路170aおよび171
aの出力信号が入力されたセグメント判定回路I 17
7aでは、それぞれの信号に基づいてセグメントを判定
し、セグメント・インデックス検出信号Sをメモリ制御
回路14aに出力する。また次の判定結果を得るまでそ
のセグメント情報を保持する。
【0179】つまり、上記セグメント判定回路I177
aでは、上記ゲートパルスが発生するタイミングにおい
て、比較回路III170aの出力信号が“H”,比較
回路IV171aの出力信号が“H”となっているとき
は、第1セグメントとして判定しセグメント情報を出力
する。また、比較回路III 170aの出力信号が“
L”,比較回路IV171aの出力信号が“H”となっ
ているときは、第2セグメントとして判定しセグメント
情報を出力する。同様に比較回路III 170aの出
力信号が“L”,比較回路IV171aの出力信号が“
L”となっているときは、第3セグメントとして判定し
セグメント情報を出力する。
【0180】以上のように本実施例では、上記従来例の
ようにセグメント・インデックス情報を検出するのにセ
グメント・インデックス信号期間中の1サンプルの情報
を用いるのではなく、セグメント・インデックス信号期
間中の複数サンプルの情報でセグメント・インデックス
情報を検出する多数決判定回路179a,180aを設
けたので、上述のようにS/N比の劣化した再生映像信
号からセグメント・インデックス信号を検出するときに
誤検出が抑圧でき、図11(d)に示すようなセグメン
ト・インデックス検出信号Sを検出することができる。
【0181】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント・インデックス
検出回路I 17aより出力されるセグメント・インデ
ックス検出信号Sおよびヘッド切換信号Hを用いて発生
する。また、読み出し制御は上記書き込み制御とは非同
期に制御する。
【0182】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0183】本実施例における上記セグメント・インデ
ックス検出回路I 17aは、変速再生時に回転ヘッド
がトラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が低下
したときは、再生映像信号からのセグメント・インデッ
クス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止した
ときは停止する前の情報を保持するようにするとともに
、セグメント・インデックス信号期間中の複数サンプル
の情報から多数決判定によってセグメント・インデック
ス情報を検出しているので、S/N比の劣化した再生映
像信号からセグメント・インデックス信号を検出すると
きに誤検出を抑圧してセグメント情報を得るので、変速
再生時に良好な再生画像が得られる。
【0184】実施例6.以下、この発明をセグメント・
インデックス信号を挿入した2チャネル3セグメント記
録方式のVTRに適用した一実施例について説明する。 図9はこの実施例の再生系の構成を示すブロック図であ
る。図において、1,2a〜10a,2b〜10b,1
3,13a,13b,14a,14b,15,16は図
26の従来例と同一であるので説明を省略する。
【0185】17a,17bは記録時に付加されたセグ
メント・インデックス信号をA/D変換器6a,6bの
出力信号である再生映像信号から検出し、セグメント・
インデックス検出信号を出力するセグメント・インデッ
クス検出回路Iで、上記ドロップアウト検出回路8a,
8bおよび上記比較回路I10a,10bの出力信号に
よって検出動作を制御することが可能な点、および再生
映像信号に付加されているセグメント・インデックス信
号を複数サンプルデータを用いて検出する点が従来例の
セグメント・インデックス検出回路II20a,20b
とは異なる。また、図15は本実施例におけるセグメン
ト・インデックス検出回路I 17a,17bの一構成
例である。170a,170bは比較回路III 、1
71a,171bは比較回路IV、175a,175b
,176a,176bはANDゲート、178a,17
8bはゲートパルス発生回路II、181a,181b
,182a,182bは比較判定回路II、183a,
183bはセグメント判定回路IIである。
【0186】次に動作について図9を用いて説明する。 なお、再生信号処理部はCH.A信号処理部、CH.B
信号処理部の2系統の信号処理部で構成されているが、
動作は同様であるのでCH.A信号処理部について説明
する。なお、通常再生時の動作は従来例と同様であるの
で、以下従来例と同様4倍速の変速再生を行った場合の
動作について説明する。図11(a)に記録トラックパ
ターンと回転ヘッドの走査軌跡の関係を示した。各チャ
ネルの回転ヘッドは異なるアジマス角を有しているので
斜線を施した部分の信号のみ再生される。
【0187】ヘッド2a,2bにより再生された再生F
M信号はヘッドアンプ4aで増幅された後、FM復調器
5aで再生映像信号に復調され、A/D変換器6aでデ
ィジタル信号に変換される。ビデオ信号処理回路I 7
aでは上記ディジタル信号に変換された再生映像信号よ
り同期信号を分離し、この同期信号に基づき再生映像信
号に時間軸補正処理を施すとともにドロップアウト補償
等の処理を施した後、メモリ13aへ出力する。
【0188】一方、エンベロープ検波回路9aでは変速
再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信号
のエンベロープを検波し、エンベロープ検波波形を出力
する。比較回路I 10aにおいては、上記エンベロー
プ検波回路9aの出力信号を所定のしきい値と比較し、
比較出力信号Cを出力する。図11(b),および(c
)にエンベロープ検波波形と、比較出力信号Cを示す。
【0189】一方、ドロップアウト検出回路8aでは変
速再生時にヘッドアンプ4aより出力される再生FM信
号のドロップアウトを検出し、ドロップアウト発生時に
“L”レベルとなるドロップアウト検出信号をビデオ信
号処理回路I 7aおよびセグメント・インデックス検
出回路I17aに出力する。
【0190】また、A/D変換された再生映像信号はセ
グメント・インデックス検出回路I17aによって以下
の手順によりセグメント・インデックス信号が検出され
る。図15に示したセグメント・インデックス検出回路
I 17aのブロック構成図を用いて動作を説明する。 A/D変換器6aより出力された再生映像信号は、比較
回路III 170aおよび比較回路IV171aにお
いて、所定のしきい値と比較され、比較結果信号が出力
される。 たとえば、入力された再生映像信号に対して、図13(
a)に示すように比較回路III 170aおよび比較
回路IV171aのしきい値を設定する。このしきい値
は、映像信号に“H”,“M”,“L”3種類のレベル
で付加されているセグメント・インデックス信号を分別
できるようなレベルに設定する。同図に示した例では比
較回路III 170aのしきい値を“H”レベルと“
M”レベルとのほぼ中間のレベル付近に設定し、比較回
路IV171aのしきい値を“M”レベルと“L”レベ
ルとのほぼ中間のレベル付近に設定している。
【0191】一方、ゲートパルス発生回路II178a
では、同図(b)に示すようなビデオ信号処理回路I 
7aより出力する同期信号をもとに、同図(c)のよう
に映像信号に付加されたセグメント・インデックス信号
の位置を示すゲートパルスを発生する。このゲートパル
スはビデオ信号処理回路I 7aにより分離された再生
映像信号中の同期信号に所定のオフセットを与えること
で発生することができる。
【0192】上記ゲートパルス発生回路II178aか
ら出力されたゲートパルスは、ANDゲート175aお
よび,176aによって上記比較回路I 10aの比較
出力信号Cが“L”の期間(図11(c)参照)および
上記ドロップアウト検出回路8aの出力信号が“L”の
期間(ドロップアウト発生期間)でマスクされる。
【0193】上記比較回路I 10aの比較出力信号C
が“L”の期間は、図11(d)におけるAおよびBに
示した期間であり、以下のような状態を意味している。 図11(d)のAで示した領域は、回転ヘッド2a,2
bが磁気テープ1上の記録トラックをジャンプする(回
転ヘッド2a,2bが、逆アジマスの記録トラックやガ
ードバンドを走査する)期間であり、同図(b)に示し
たように再生FM信号が出力されない領域である。この
ように再生FM信号が出力されないところでは、FM復
調器5aにおいて復調された信号はノイズ状になってし
まうので、この期間でセグメント・インデックス信号を
検出したときは誤検出してしまう。
【0194】また、同図(d)のBで示した領域は、同
図(b)に示したように再生FM信号の振幅が非常に小
さい部分である。この部分の再生FM信号をFM復調器
5aにおいて復調した場合、再生映像信号のS/N比は
非常に劣化したものとなり本来の映像情報は得られない
。このような再生映像信号からフィールド・インデック
ス信号を検出した場合は、同図(d)のAに示した領域
と同様に誤検出してしまう。
【0195】このようにセグメント・インデックス検出
信号Sを誤検出する可能性があるトラックジャンプ時、
およびドロップアウト発生時は、上記のようにしてゲー
トパルス発生を停止することによりセグメント・インデ
ックス信号の検出動作を停止し前検出データを保持する
ので、再生FM信号の振幅が非常に小さい部分でのセグ
メント・インデックス信号の誤検出を防止している。
【0196】比較判定回路II181a、および182
aでは、ANDゲート176aから出力される上記比較
回路I 10aの比較出力信号Cおよび上記ドロップア
ウト検出回路8aの出力信号によりマスク制御されたゲ
ートパルスで、上記比較回路III170aおよび比較
回路IV171aの出力信号における、再生映像信号中
に付加されているセグメント・インデックス信号位置に
相当する複数サンプルのデータ(図13,図16)をそ
れぞれ取り込む。そして、このゲートパルス発生期間の
複数サンプルデータ中に同一データが所定数以上存在す
るときは、この所定数以上の同一データ内容を比較判定
結果として出力する。同一データが所定数以下である場
合は、前回判定した比較判定結果信号を保持する。ここ
でゲートパルスをセグメント・インデックス信号挿入位
置の中央付近の複数サンプル位置で発生させるのは、ジ
ッタ等の影響による誤検出を避けるためである。
【0197】図16を用いて上記比較判定回路II18
1a,182aの動作を以下に説明する。図16(a)
,(f)は上記比較回路III 170aあるいは比較
回路IV171aの出力信号であり、再生映像信号中に
付加されているセグメント・インデックス信号に相当す
る位置付近の信号波形である。同図(b),(g)は上
記従来例の図27に示したラッチパルス発生回路II1
72aから出力されるラッチパルスである。図16に示
した例では9サンプルあるセグメント・インデックス信
号の中央付近で発生させている。図16(c),(h)
は上記従来例の図27に示したラッチ回路173a,1
74bが上記ラッチパルス発生位置のデータをラッチす
ることで得られる比較結果である。図16(d),(i
)は本実施例における上記ANDゲート176aから出
力されるゲートパルスで、上記比較回路I 10aの比
較出力信号C、および上記ドロップアウト検出回路8a
の出力信号によりマスク制御されている。図に示した例
では9サンプルあるセグメント・インデックス信号の中
央付近5サンプルの位置を示す信号としている。図16
(e),(j)は本実施例における上記ゲートパルスが
発生するセグメント・インデックス信号期間中の5サン
プルのデータを比較判定することで得られる比較判定結
果信号である。なお、本実施例ではセグメント・インデ
ックス信号期間中の5サンプルのデータ中に同一データ
が4サンプル以上存在するときにのみ比較判定結果信号
の内容を更新する構成としており、また比較判定結果信
号の内容が更新されたときはデータ更新信号をセグメン
ト判定回路II183aに別途出力する。
【0198】図16(a)は再生映像信号部分の上記比
較回路III 170aあるいは比較回路IV171a
の出力波形であり、S/N比が若干劣化した再生映像信
号部分の上記比較回路III 170aあるいは比較回
路IV171aの出力波形であり、たとえば図11(d
)のCに示した領域のように振幅が低下した再生FM信
号の中でも再生FM信号の劣化が少ない部分を復調した
再生映像信号部分、あるいはドロップアウト発生部分に
相当しており、本来“H”レベルであるセグメント・イ
ンデックス信号位置での比較出力がノイズの影響で一部
“L”レベルとなっている。図16(b)に示すラッチ
パルス発生位置ではセグメント・インデックス信号期間
中の比較出力データは“L”レベルを示しており、この
データをラッチすると同図(c)に示しているように比
較結果検出信号を“L”と検出してしまう。同図(d)
に示すゲートパルス発生期間ではセグメント・インデッ
クス信号期間中の5サンプルのデータは“H”レベルが
4サンプル、“L”レベルが1サンプルとなっており、
この5サンプルのデータから比較判定をおこなうと“H
”レベルが4サンプル以上存在するので、同図(e)に
示したように比較判定結果信号を“H”として検出し内
容を“H”に更新する。
【0199】一方、同図(f)はS/N比が非常に劣化
した再生映像信号部分の上記比較回路III 170a
あるいは比較回路IV171aの出力波形であり、たと
えば図11(d)のCに示した領域のように振幅が低下
した再生FM信号の中でも再生FM信号の劣化が激しい
部分を復調した再生映像信号部分、あるいはドロップア
ウト発生部分に相当しており、本来の情報は得られない
ほど劣化している場合を示している。図16(g)に示
すラッチパルス発生位置ではセグメント・インデックス
信号期間中の比較出力データは“L”レベルを示してお
り、このデータをラッチすると同図(h)に示したよう
に比較結果検出信号を“L”と検出してしまう。同図(
i)に示すゲートパルス発生期間ではセグメント・イン
デックス信号期間中の5サンプルのデータは“H”レベ
ルが2サンプル、“L”レベルが3サンプルとなってお
り、この5サンプルのデータから比較判定をおこなうと
“H”レベル、“L”レベルのどちらも4サンプル未満
であるので、同図(j)に示すように比較判定結果信号
の内容は更新せずに前回の判定結果を保持する。
【0200】上記比較判定回路181a,182aから
出力される上記比較判定結果信号および上記データ更新
信号が入力されたセグメント判定回路II183aでは
、上記比較判定回路181aおよび182aの両回路で
データ更新信号が発生したときのみ、それぞれの比較判
定結果信号に基づいてセグメントを判定する。また、そ
れ以外のときはセグメント判定はおこなわず前回のセグ
メント判定結果を保持する。すなわち、上記比較判定回
路181aおよび182aにおいて、両回路の比較判定
結果が更新されたときのみセグメント判定回路II18
3aが出力するセグメント・インデックス検出信号Sを
更新する。
【0201】また、上記セグメント判定回路II183
aでは、上記比較判定回路181aおよび182aの両
回路でデータ更新信号が発生したときは、比較判定回路
181aの出力信号が“H”,比較判定回路182aの
出力信号が“H”となっているときは、第1セグメント
として判定しセグメント情報を出力する。また、比較判
定回路181aの出力信号が“L”,比較判定回路18
2aの出力信号が“H”となっているときは、第2セグ
メントとして判定しセグメント情報を出力する。同様に
比較判定回路181aの出力信号が“L”,比較判定回
路182aの出力信号が“L”となっているときは、第
3セグメントとして判定しセグメント情報を出力する。
【0202】以上のように本実施例では、上記従来例の
ようにセグメント・インデックス情報を検出するのにセ
グメント・インデックス信号期間中の1サンプルの情報
を用いるのではなく、セグメント・インデックス信号期
間中の複数サンプルの情報でセグメント・インデックス
情報を検出する比較判定回路181a,182aを設け
たので、上述のようにS/N比の劣化した再生映像信号
からセグメント・インデックス信号を検出するときに誤
検出が防止でき、図11(d)に示すようなセグメント
・インデックス検出信号Sを検出することができる。
【0203】メモリ制御回路14aでは、比較回路I 
10aの比較出力信号Cの発生期間、すなわち、比較回
路I 10aのしきい値以上のレベルを有する期間の再
生映像信号をビデオ信号処理回路I 7aより出力され
る同期信号に同期してフィールドメモリ13に書き込む
ように制御する。なお、変速再生時のフィールドメモリ
13への書き込みアドレスはセグメント・インデックス
検出回路I 17aより出力されるセグメント・インデ
ックス検出信号Sおよびヘッド切換信号Hを用いて発生
する。また、読み出し制御は上記書き込み制御とは非同
期に制御する。
【0204】フィールドメモリ13から読みだされた映
像信号は、ビデオ信号処理回路II15により2チャネ
ルの映像信号を合成して、元の1チャネルのコンポジッ
ト信号に復元するとともに同期信号の付加等を行い、D
/A変換器16によりアナログ映像信号に変換される。
【0205】本実施例における上記セグメント・インデ
ックス検出回路I 17aは、変速再生時に回転ヘッド
がトラックジャンプしたり、再生FM信号の振幅が低下
したときは、再生映像信号からのセグメント・インデッ
クス信号を検出する動作を停止し、この動作を停止した
ときは停止する前の情報を保持するようにするとともに
、セグメント・インデックス信号の複数サンプル中に存
在する同一内容情報数と所定数との比較判定によってセ
グメント・インデックス情報を検出し、所定数に満たな
い場合は前判定結果を保持するので、再生映像信号から
のセグメント・インデックス信号を検出するときの誤検
出を防止してセグメント情報を得るので、変速再生時に
良好な再生画像が得られる。
【0206】実施例7.上記実施例1.〜実施例3.に
ついてはセグメント判別するための基準信号としてフィ
ールド・インデックス信号を用いたVTRについて述べ
たが、フレーム・インデックス信号等の基準信号を用い
たVTRでも同様の効果を奏する。
【0207】実施例8.上記実施例4.〜実施例6.に
ついてはセグメント判別するための基準信号として、こ
の基準信号の振幅値によって弁別する3値のセグメント
・インデックス信号を用いたVTRについて述べたが、
このセグメント・インデックス信号形態はこれに限らず
セグメント情報を検出できればよく、複数ビットの信号
をセグメント・インデックス信号として付加する等のV
TRでも同様の効果を奏する。
【0208】実施例9.また、上記実施例については2
チャネル3セグメント記録方式のVTRを用いたが、こ
れに限らず他の多セグメント記録方式のVTRであって
も同様の効果を奏する。
【0209】実施例10.また、上記実施例では、1チ
ャネルのコンポジット信号を記録再生するVTRについ
て説明したが、コンポーネント信号等の信号を記録再生
する、あるいは入力信号をTCI信号(色信号線順次時
分割多重カラーTV信号,TCI信号については、「画
像のディジタル信号処理」  吹抜著  P61  等
で公知であるので詳しい説明は省略する)等に変換した
後に記録するVTRでもよく同様の効果を奏する。
【0210】実施例11.また、上記実施例では、セグ
メント判別するための基準信号の挿入位置を水平ブラン
キング期間の映像信号直前に付加したVTRについて説
明したが、この挿入位置は基準信号が検出できる位置で
あればよく、上記TCI信号の色信号と輝度信号の間等
でもよく同様の効果を奏する。
【0211】実施例12.また、上記実施例では、フィ
ールドメモリを用いて変速再生時の再生映像信号を合成
するVTRの動作について述べたが、フィールドメモリ
を用いたものに限らず少なくとも1フィールド以上の映
像情報を記憶できる装置を用いたものであればよく同様
の効果を奏する。
【0212】実施例13.また、上記実施例ではフィー
ルド・インデックス検出回路I として図2,図4,図
7、セグメント・インデックス検出回路Iとして図10
,図12,図15に示すような構成の回路を用いたが、
これに限るものではない。
【0213】実施例14.また、上記実施例では回転ヘ
ッドによって映像信号のみを記録するVTRを用いて説
明したが、有効映像信号期間とは異なる位置に、たとえ
ば垂直ブランキング期間等に、PCM変調等を施した音
声信号を挿入、あるいは付加して回転ヘッドによって記
録するVTRでもよく、同様の効果を奏する。
【0214】
【発明の効果】この発明は、変速再生を行なう多セグメ
ント記録方式のVTRにおいて、フィールドまたはフレ
ーム・インデックス信号を再生映像信号から検出する時
、回転ヘッドがトラックジャンプしたり、回転ヘッドか
らの再生FM信号の振幅が低下したときは、フィールド
またはフレーム・インデックス信号の検出動作を停止し
、この動作を停止したときは停止する前の検出結果情報
を保持するようにしたので、再生映像信号からフィール
ドまたはフレーム・インデックス信号を検出するときに
誤検出が防止でき、この検出結果をもとにセグメントの
判別を行いセグメント情報を得るので、変速再生時に良
好な再生画像が得られる。
【0215】また、この発明は、変速再生を行なう多セ
グメント記録方式のVTRにおいて、フィールドまたは
フレーム・インデックス信号を再生映像信号から検出す
る時、回転ヘッドがトラックジャンプしたり、回転ヘッ
ドからの再生FM信号の振幅が低下したときは、フィー
ルドまたはフレーム・インデックス信号の検出動作を停
止し、この動作を停止したときは停止する前の検出結果
情報を保持するようにするとともに、フィールドまたは
フレーム・インデックス信号期間中の複数サンプルの情
報から多数決判定によってフィールドまたはフレーム・
インデックス情報を検出しているので、S/N比の劣化
した再生映像信号からフィールド・インデックス信号を
検出するときに誤検出が抑圧でき、この検出結果をもと
にセグメントの判別を行いセグメント情報を得るので、
変速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0216】また、この発明は、変速再生を行なう多セ
グメント記録方式のVTRにおいて、フィールドまたは
フレーム・インデックス信号を再生映像信号から検出す
る時、回転ヘッドがトラックジャンプしたり、回転ヘッ
ドからの再生FM信号の振幅が低下したときは、フィー
ルドまたはフレーム・インデックス信号の検出動作を停
止し、この動作を停止したときは停止する前の検出結果
情報を保持するようにするとともに、フィールドまたは
フレーム・インデックス信号期間中の複数サンプル中に
存在する同一内容情報数と所定数との比較判定によって
フィールドまたはフレーム・インデックス情報を検出し
、比較判定によって検出結果が決定されないときは前の
検出結果情報を保持するようにしているので誤検出の防
止ができ、この検出結果をもとにセグメントの判別を行
いセグメント情報を得るので、良好な変速再生画像が得
られる。
【0217】この発明は、変速再生を行なう多セグメン
ト記録方式のVTRにおいて、セグメント・インデック
ス信号を再生映像信号から検出する時、回転ヘッドがト
ラックジャンプしたり、回転ヘッドからの再生FM信号
の振幅が低下したときは、セグメント・インデックス信
号の検出動作を停止し、この動作を停止したときは停止
する前の検出結果情報を保持するようにしてセグメント
情報を得ることで、再生映像信号からセグメント・イン
デックス信号を検出するときに誤検出が防止できるので
、良好な変速再生画像が得られる。
【0218】また、この発明は、変速再生を行なう多セ
グメント記録方式のVTRにおいて、セグメント・イン
デックス信号を再生映像信号から検出する時、回転ヘッ
ドがトラックジャンプしたり、回転ヘッドからの再生F
M信号の振幅が低下したときは、セグメント・インデッ
クス信号の検出動作を停止し、この動作を停止したとき
は停止する前の検出結果情報を保持するようにするとと
もに、セグメント・インデックス信号期間中の複数サン
プルの情報から多数決判定によってセグメント情報を得
ることで、S/N比の劣化した再生映像信号からセグメ
ント・インデックス信号を検出するときに誤検出が抑圧
できるので、変速再生時に良好な再生画像が得られる。
【0219】また、この発明は、変速再生を行なう多セ
グメント記録方式のVTRにおいて、セグメント・イン
デックス信号を再生映像信号から検出する時、回転ヘッ
ドがトラックジャンプしたり、回転ヘッドからの再生F
M信号の振幅が低下したときは、セグメント・インデッ
クス信号の検出動作を停止し、この動作を停止したとき
は停止する前の検出結果情報を保持するようにしたとと
もに、セグメント・インデックス信号期間中の複数サン
プル中に存在する同一内容情報数と所定数との比較判定
によってセグメント情報を検出し、また上記同一内容の
情報が所定数未満であるときには現在出力しているセグ
メント情報内容を更新せず、保持するようにしてセグメ
ント情報を得ることで、S/N比の劣化した再生映像信
号からセグメント・インデックス信号を検出するときに
誤検出が防止できるので、変速再生時に良好な再生画像
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフィールド・インデ
ックス信号を付加する2チャネル3セグメントVTRの
再生映像信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明におけるフィールド・インデックス検
出回路I の一構成例を示す図である。
【図3】この発明によるフィールド・インデックス信号
を付加する2チャネル3セグメントVTRにおける変速
再生時の動作を説明する図である。
【図4】この発明におけるフィールド・インデックス検
出回路I の一構成例を示す図である。
【図5】この発明によるゲートパルス発生回路I の動
作を説明する図である。
【図6】この発明による多数決判定回路の動作を説明す
る図である。
【図7】この発明におけるフィールド・インデックス検
出回路I の一構成例を示す図である。
【図8】この発明による比較判定回路I の動作を説明
する図である。
【図9】この発明の一実施例によるセグメント・インデ
ックス信号を付加する2チャネル3セグメントVTRの
再生映像信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図10】この発明のにおけるセグメント・インデック
ス検出回路I の一構成例を示す図である。
【図11】この発明によるセグメント・インデックス信
号を付加する2チャネル3セグメントVTRにおける変
速再生時の動作を説明する図である。
【図12】この発明のにおけるセグメント・インデック
ス検出回路I の一構成例を示す図である。
【図13】この発明によるゲートパルス発生回路IIの
動作を説明する図である。
【図14】この発明による多数決判定回路の動作を説明
する図である。
【図15】この発明におけるセグメント・インデックス
検出回路I の一構成例を示す図である。
【図16】この発明による比較判定回路IIの動作を説
明する図である。
【図17】2チャネル3セグメント記録方式を説明する
図である。
【図18】フィールド・インデックス信号の挿入例を示
す図である。
【図19】フィールド・インデックス信号を付加する2
チャネル3セグメントVTRにおける変速再生時の動作
原理を説明する図である。
【図20】従来のフィールド・インデックス信号を付加
する2チャネル3セグメントVTRの再生映像信号処理
部の構成を示すブロック図である。
【図21】従来のフィールド・インデックス検出回路I
Iの一構成例を示す図である。
【図22】ラッチパルス発生回路I の動作を説明する
図である。
【図23】従来のフィールド・インデックス信号を付加
する2チャネル3セグメントVTRにおける変速再生時
の誤動作を説明する図である。
【図24】セグメント・インデックス信号の挿入例を示
した図である。
【図25】セグメント・インデックス信号を付加する2
チャネル3セグメントVTRにおける変速再生時の動作
原理を説明する図である。
【図26】従来のセグメント・インデックス信号を付加
する2チャネル3セグメントVTRの再生映像信号処理
部のブロック構成図である。
【図27】従来のセグメント・インデックス検出回路I
Iの一構成例を示す図である。
【図28】ラッチパルス発生回路IIの動作を説明する
図である。
【図29】従来のセグメント・インデックス信号を付加
する2チャネル3セグメントVTRにおける変速再生時
の誤動作を説明する図である。
【符号の説明】
8a,8b  ドロップアウト検出回路9a,9b  
エンベロープ検波回路 10a,10b  比較回路I 11a,11b  フィールド・インデックス検出回路
I12a,12b  セグメント判別回路17a,17
b  セグメント・インデックス検出回路I110a,
110b  比較回路II 111a,111b  ラッチパルス発生回路I112
a,112b  ラッチ回路 113a,113b  ANDゲート 114a,114b  ANDゲート 115a,115b  ゲートパルス発生回路I116
a,116b  多数決判定回路117a,117b 
 比較判定回路I170a,170b  比較回路II
I171a,171b  比較回路IV 172a,172b  ラッチパルス発生回路II17
3a,173b  ラッチ回路 174a,174b  ラッチ回路 175a,175b  ANDゲート 176a,176b  ANDゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1フィールドの映像情報を複数のセグ
    メントに分割し、フィールドまたはフレームの属性を示
    す信号としてフィールドまたはフレーム・インデックス
    信号を水平ブランキング期間等の映像情報期間とは異な
    る位置に挿入した映像信号を、回転ドラムに装着された
    回転ヘッドで記録再生する多セグメント記録方式の磁気
    記録再生装置において、変速再生時に上記回転ヘッドに
    より再生される再生信号を所定のレベルと比較する比較
    手段と、再生映像信号より同期信号を検出する同期検出
    手段と、上記同期検出手段の出力信号に基づいて再生映
    像信号から上記フィールドまたはフレーム・インデック
    ス信号を検出してフィールドまたはフレーム情報信号を
    出力するフィールドまたはフレーム・インデックス検出
    手段と、上記フィールドまたはフレーム・インデックス
    検出手段出力に基づいて再生映像信号のセグメント判別
    を行なう手段と、上記セグメント判別結果をもとにフィ
    ールドメモリへの書き込みアドレスを発生する手段と、
    上記書き込みアドレスに基づいて上記比較手段の出力信
    号により示される期間の再生映像信号を同期検出手段よ
    り出力される同期信号に同期してフィールドメモリに書
    き込み、読み出しは上記同期検出手段の出力とは非同期
    で行うフィールドメモリ制御手段とを備えた磁気記録再
    生装置であって、上記フィールドまたはフレーム・イン
    デックス信号を再生映像信号から検出する際、回転ヘッ
    ドから再生される再生信号の振幅が所定のレベルより低
    下したときは検出動作を停止し、上記検出動作を停止し
    たときは検出動作を停止する前に検出した情報を保持す
    るように制御するフレーム・インデックス検出動作制御
    手段を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】  上記同期検出手段の出力信号に基づい
    て、上記フィールドまたはフレーム・インデックス信号
    の挿入位置にゲートパルスを発生させるゲートパルス発
    生手段と、上記フィールドまたはフレーム・インデック
    ス信号を再生映像信号から検出する際、上記ゲートパル
    ス発生期間中の複数サンプルが示す上記フィールドまた
    はフレーム・インデックス情報を用いて多数決判定を行
    い、その結果をフィールドまたはフレーム情報信号とし
    て出力するフィールドまたはフレーム・インデックス検
    出手段とを備えたことを特徴とする請求項第1項記載の
    磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】  上記同期検出手段の出力信号に基づい
    て、上記フィールドまたはフレーム・インデックス信号
    の挿入位置にゲートパルスを発生させるゲートパルス発
    生手段と、上記フィールドまたはフレーム・インデック
    ス信号を再生映像信号から検出する際、上記ゲートパル
    ス発生期間中の複数サンプルが示す上記フィールドまた
    はフレーム・インデックス情報中に同一内容の情報が所
    定数以上存在するときにのみ、この同一内容の情報をフ
    ィールドまたはフレーム情報信号として出力し、上記同
    一内容の情報が所定数未満であるときには現在出力して
    いるフィールドまたはフレーム情報信号内容を更新せず
    、保持することでフィールドまたはフレーム情報信号を
    出力するフィールドまたはフレーム・インデックス検出
    手段とを備えたことを特徴とする請求項第1項記載の磁
    気記録再生装置。
  4. 【請求項4】  1フィールドの映像情報を複数のセグ
    メントに分割し、セグメントの属性を示す信号としてセ
    グメント・インデックス信号を水平ブランキング期間等
    の映像情報期間とは異なる位置に挿入した映像信号を、
    回転ドラムに装着された回転ヘッドで記録再生する多セ
    グメント記録方式の磁気記録再生装置において、変速再
    生時に上記回転ヘッドにより再生される再生信号を所定
    のレベルと比較する比較手段と、再生系における再生映
    像信号より同期信号を検出する同期検出手段と、上記同
    期検出手段の出力信号に基づいて再生映像信号から上記
    セグメント・インデックス信号を検出して、セグメント
    情報信号を出力するセグメント・インデックス検出手段
    と、上記セグメント・インデックス検出手段の出力をも
    とにフィールドメモリへの書き込みアドレスを発生する
    手段と、上記書き込みアドレスに基づいて、上記比較手
    段の出力信号により示される期間の再生映像信号を、同
    期検出手段より出力される同期信号に同期してフィール
    ドメモリに書き込み、読み出しは上記同期検出手段の出
    力とは非同期で行うフィールドメモリ制御手段とを備え
    た磁気記録再生装置であって、上記セグメント・インデ
    ックス信号を再生映像信号から検出する際、回転ヘッド
    から再生される再生信号の振幅が所定のレベルより低下
    したときは検出動作を停止し、検出動作を停止したとき
    は検出動作を停止する前に検出した情報を保持するよう
    に制御するセグメント・インデックス検出動作制御手段
    を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】  上記同期検出手段の出力信号に基づい
    て、上記セグメント・インデックス信号の挿入位置にゲ
    ートパルスを発生させるゲートパルス発生手段と、上記
    セグメント・インデックス信号を再生映像信号から検出
    する際、上記ゲートパルス発生期間中の複数サンプルが
    示す上記セグメント・インデックス情報を用いて多数決
    判定を行い、その結果をセグメント・インデックス情報
    信号として出力するセグメント・インデックス検出手段
    とを備えたことを特徴とする請求項第4項記載の磁気記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】  上記同期検出手段の出力信号に基づい
    て上記セグメント・インデックス信号の挿入位置にゲー
    トパルスを発生させるゲートパルス発生手段と、上記セ
    グメント・インデックス信号を再生映像信号から検出す
    る際、上記ゲートパルス発生期間中の複数サンプルが示
    す上記セグメント・インデックス情報中に同一内容の情
    報が所定数以上存在するときにのみ、この同一内容の情
    報をセグメント情報として出力し、上記同一内容の情報
    が所定数未満であるときには現在出力しているセグメン
    ト情報信号内容を更新せず、保持することでセグメント
    情報信号を出力するセグメント・インデックス検出手段
    とを備えたことを特徴とする請求項第4項記載の磁気記
    録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20140037814A (ko) 2011-02-07 2014-03-27 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 비스카바졸 유도체 및 그것을 이용한 유기 전기발광 소자

Cited By (4)

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KR20140037814A (ko) 2011-02-07 2014-03-27 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 비스카바졸 유도체 및 그것을 이용한 유기 전기발광 소자
US10147889B2 (en) 2011-02-07 2018-12-04 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Biscarbazole derivative and organic electroluminescent element using same
US10147888B2 (en) 2011-02-07 2018-12-04 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Biscarbazole derivative and organic electroluminescent element using same
US11271171B2 (en) 2011-02-07 2022-03-08 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Biscarbazole derivative and organic electroluminescent element using same

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