JPH04357576A - 紙幣等の引抜き防止装置 - Google Patents
紙幣等の引抜き防止装置Info
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- JPH04357576A JPH04357576A JP3032213A JP3221391A JPH04357576A JP H04357576 A JPH04357576 A JP H04357576A JP 3032213 A JP3032213 A JP 3032213A JP 3221391 A JP3221391 A JP 3221391A JP H04357576 A JPH04357576 A JP H04357576A
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- JP
- Japan
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- banknote
- spring
- prevention lever
- banknotes
- lever
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims abstract description 20
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 14
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 42
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 abstract 2
- 229920002160 Celluloid Polymers 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 208000010727 head pressing Diseases 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F7/00—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
- G07F7/04—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by paper currency
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D7/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Pile Receivers (AREA)
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙幣等の引抜き防止装置
に係り、特に自動販売機または両替機などの紙幣処理装
置における紙幣等の引抜き防止装置に関する。
に係り、特に自動販売機または両替機などの紙幣処理装
置における紙幣等の引抜き防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動販売機や両替機は、挿入され
た紙幣の正偽を識別する紙幣識別装置と、受け入れた正
紙幣のみを収納する紙幣集積装置とを備えている。紙幣
は搬送ベルトなどの手段により紙幣通路に沿って紙幣挿
入口から紙幣集積ボックスに送られるが、この間に正紙
幣であるか、偽造紙幣であるかが識別される。ところで
、この種の自動販売機において、識別装置を通過した正
紙幣を不正手段により紙幣の入口側へ引き出すという不
正行為が時々行われる。これを防止するために、紙幣通
路にはシャッター板が紙幣通路を遮断するようにして設
けられている。
た紙幣の正偽を識別する紙幣識別装置と、受け入れた正
紙幣のみを収納する紙幣集積装置とを備えている。紙幣
は搬送ベルトなどの手段により紙幣通路に沿って紙幣挿
入口から紙幣集積ボックスに送られるが、この間に正紙
幣であるか、偽造紙幣であるかが識別される。ところで
、この種の自動販売機において、識別装置を通過した正
紙幣を不正手段により紙幣の入口側へ引き出すという不
正行為が時々行われる。これを防止するために、紙幣通
路にはシャッター板が紙幣通路を遮断するようにして設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置においては、不正行為者が正紙幣の後端に
テープなどを貼着したものを使用し、正紙幣がテープと
共に紙幣通路に沿って挿入され、紙幣に対する正偽の識
別が行われた後に長尺状のプラスチックの薄板などを紙
幣挿入口から紙幣通路内へ差し込んでシャッター板を人
為的に後退させて紙幣が引抜かれるおそれがあった。そ
こで本発明の目的は紙幣集積ボックス内に収納された正
紙幣が紙幣の挿入口からプラスチックなどの薄い板を紙
幣通路に沿って差し込んで紙幣を引抜かれないようにし
た紙幣引抜き防止装置を提供することにある。
た従来の装置においては、不正行為者が正紙幣の後端に
テープなどを貼着したものを使用し、正紙幣がテープと
共に紙幣通路に沿って挿入され、紙幣に対する正偽の識
別が行われた後に長尺状のプラスチックの薄板などを紙
幣挿入口から紙幣通路内へ差し込んでシャッター板を人
為的に後退させて紙幣が引抜かれるおそれがあった。そ
こで本発明の目的は紙幣集積ボックス内に収納された正
紙幣が紙幣の挿入口からプラスチックなどの薄い板を紙
幣通路に沿って差し込んで紙幣を引抜かれないようにし
た紙幣引抜き防止装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は紙幣挿入口より挿入された紙幣の正偽を識別
し正紙幣のみを紙幣通路を通して紙幣集積ボックス内に
集積するようにした紙幣処理装置において、紙幣の通路
上に引抜き防止装置を設置してなり、この引抜き防止装
置は、一対の取付けフランジと側軸受とを底板で一体的
に連結してなるブラケットと、このブラケットの側軸受
の間に支承された枢支軸と、この枢支軸の回りに回動可
能に枢支され一対の爪を斜め前方に突出させ最大突き出
し位置を前記底板で規制された引抜き防止レバーと、こ
の引抜き防止レバーの爪が突き出る方向にばね附勢する
第1のスプリングと、前記枢支軸の回りに回動可能に枢
支され紙幣の垂れ下がりを防ぐ立爪を有する垂れ下がり
防止レバーと、この垂れ下がり防止レバーを引抜き防止
レバーと同じ方向にばね附勢する第2のスプリングとを
有してなることを特徴とするものである。
に本発明は紙幣挿入口より挿入された紙幣の正偽を識別
し正紙幣のみを紙幣通路を通して紙幣集積ボックス内に
集積するようにした紙幣処理装置において、紙幣の通路
上に引抜き防止装置を設置してなり、この引抜き防止装
置は、一対の取付けフランジと側軸受とを底板で一体的
に連結してなるブラケットと、このブラケットの側軸受
の間に支承された枢支軸と、この枢支軸の回りに回動可
能に枢支され一対の爪を斜め前方に突出させ最大突き出
し位置を前記底板で規制された引抜き防止レバーと、こ
の引抜き防止レバーの爪が突き出る方向にばね附勢する
第1のスプリングと、前記枢支軸の回りに回動可能に枢
支され紙幣の垂れ下がりを防ぐ立爪を有する垂れ下がり
防止レバーと、この垂れ下がり防止レバーを引抜き防止
レバーと同じ方向にばね附勢する第2のスプリングとを
有してなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、紙幣の挿入口よりプラスチッ
クなどの薄板を紙幣通路内に差し込んで引抜きレバーの
爪先を紙幣通路から後退させて紙幣集積ボックス内の紙
幣を引抜こうとしても、垂れ下がり防止レバーの立爪が
紙幣の引抜きを阻止して外部への紙幣の引抜きを防止す
ることができる。
クなどの薄板を紙幣通路内に差し込んで引抜きレバーの
爪先を紙幣通路から後退させて紙幣集積ボックス内の紙
幣を引抜こうとしても、垂れ下がり防止レバーの立爪が
紙幣の引抜きを阻止して外部への紙幣の引抜きを防止す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明による紙幣の引抜き防止装置の一
実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明を適
用する紙幣処理装置の一実施例の側断面を示したもので
あり、この紙幣処理装置のハウジング1の前面には、紙
幣の挿入口2が設けられ、カバー3を上方に持ち上げて
紙幣を挿入口2に挿入できるようになっている。上記ハ
ウジング1の内部には、上記挿入口2と連通するように
ほぼL字状に連続した水平な紙幣通路4および垂直な紙
幣通路5が形成されている。このうち紙幣通路4の上側
には、紙幣の正偽を識別するための手段として磁気ヘッ
ド6が設けられ、この磁気ヘッド6の対向側にはヘッド
押圧ローラ7が配置されている。このヘッド押圧ローラ
7の前後にはプーリ8、9が配置され、これらのプーリ
の間にベルト10が平行掛けされている。また、ピンチ
ローラ11は前記ベルト10の上からプーリ8を押圧し
ている。
実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明を適
用する紙幣処理装置の一実施例の側断面を示したもので
あり、この紙幣処理装置のハウジング1の前面には、紙
幣の挿入口2が設けられ、カバー3を上方に持ち上げて
紙幣を挿入口2に挿入できるようになっている。上記ハ
ウジング1の内部には、上記挿入口2と連通するように
ほぼL字状に連続した水平な紙幣通路4および垂直な紙
幣通路5が形成されている。このうち紙幣通路4の上側
には、紙幣の正偽を識別するための手段として磁気ヘッ
ド6が設けられ、この磁気ヘッド6の対向側にはヘッド
押圧ローラ7が配置されている。このヘッド押圧ローラ
7の前後にはプーリ8、9が配置され、これらのプーリ
の間にベルト10が平行掛けされている。また、ピンチ
ローラ11は前記ベルト10の上からプーリ8を押圧し
ている。
【0007】一方、上記垂直な紙幣通路5の一側には、
一対の駆動プーリ12、12が距離をおいて配置され、
これらの駆動プーリに対応する従動プーリ14、14が
ハウジング1の下の方に配置されている。上記各駆動プ
ーリ12と従動プーリ14の一対の間には収納ベルト1
5が平行掛けされている。これらの収納ベルト15の内
側には、紙幣の押し込み装置16が設けられており、こ
の押し込み装置16は収納ベルト15によって紙幣通路
5に沿って送られてきた紙幣Bを側方へ押圧するための
押し板17と、この押し板17の背面に対して一端が枢
着され、他端が長孔を介して固定軸18に取り付けられ
た一対のリンク棒19、20と、回転中心0まわりをモ
ータ駆動される偏心カム21とから構成されている。ま
た、上記押し板17はコイルスプリング22、22によ
り押し込み装置16の側へばね附勢されている。また、
紙幣通路5の他の側には前記押し込み装置16によって
押圧された紙幣Bを集積するための集積ボックス23が
設けられている。この集積ボックス23内には圧縮板2
4が配置され、ばね棒25によって図の左方へ附勢され
ている。
一対の駆動プーリ12、12が距離をおいて配置され、
これらの駆動プーリに対応する従動プーリ14、14が
ハウジング1の下の方に配置されている。上記各駆動プ
ーリ12と従動プーリ14の一対の間には収納ベルト1
5が平行掛けされている。これらの収納ベルト15の内
側には、紙幣の押し込み装置16が設けられており、こ
の押し込み装置16は収納ベルト15によって紙幣通路
5に沿って送られてきた紙幣Bを側方へ押圧するための
押し板17と、この押し板17の背面に対して一端が枢
着され、他端が長孔を介して固定軸18に取り付けられ
た一対のリンク棒19、20と、回転中心0まわりをモ
ータ駆動される偏心カム21とから構成されている。ま
た、上記押し板17はコイルスプリング22、22によ
り押し込み装置16の側へばね附勢されている。また、
紙幣通路5の他の側には前記押し込み装置16によって
押圧された紙幣Bを集積するための集積ボックス23が
設けられている。この集積ボックス23内には圧縮板2
4が配置され、ばね棒25によって図の左方へ附勢され
ている。
【0008】ところで、前記紙幣通路4、5の接続領域
にはシャッター板26が設けられ、このシャッター板2
6の一端は紙幣通路5内に突出している。シャッター板
26は紙幣の受入れ方向に進行する紙幣Bに押されて自
動的に通路外に退くようになっているが、逆方向に動こ
うとする紙幣に対してはストッパとして機能し、紙幣の
引抜きを阻止する。
にはシャッター板26が設けられ、このシャッター板2
6の一端は紙幣通路5内に突出している。シャッター板
26は紙幣の受入れ方向に進行する紙幣Bに押されて自
動的に通路外に退くようになっているが、逆方向に動こ
うとする紙幣に対してはストッパとして機能し、紙幣の
引抜きを阻止する。
【0009】しかして、本発明によれば、集積ボックス
23の底板27の内端の下方には紙幣の引抜き防止装置
28が設けられている。この引抜き防止装置28は、図
2乃至図4に示されたように、ブラケット板29と、引
抜き防止レバー30と、垂れ下がり防止レバー31とを
有し、引抜き防止レバー30と垂れ下がり防止レバー3
1とは共通の枢支軸32を介してブラケット板29に対
して枢着されている。上記ブラケット板29は、一対の
取付けフランジ29a、29aと、側軸受29b,29
bと、これらを一体的に連結する底板29cとからなっ
ている。また、底板29cの両側の一部は切欠かれて停
止溝29d、29dとされている。
23の底板27の内端の下方には紙幣の引抜き防止装置
28が設けられている。この引抜き防止装置28は、図
2乃至図4に示されたように、ブラケット板29と、引
抜き防止レバー30と、垂れ下がり防止レバー31とを
有し、引抜き防止レバー30と垂れ下がり防止レバー3
1とは共通の枢支軸32を介してブラケット板29に対
して枢着されている。上記ブラケット板29は、一対の
取付けフランジ29a、29aと、側軸受29b,29
bと、これらを一体的に連結する底板29cとからなっ
ている。また、底板29cの両側の一部は切欠かれて停
止溝29d、29dとされている。
【0010】一方、引抜き防止レバー30は、この爪先
33aを紙幣の挿入口2から遠くなる斜め上方へ延出し
た一対の爪部材33を有し、爪部材33の上方にはフッ
ク溝34が形成されている。これらの爪部材33は、連
結板35で一体的に連結され、その一部にはばね受け3
6が立設されている。第1のスプリング37が枢支軸3
2の回りに嵌装され、このスプリング37の一端はばね
受け36によって係止されると共に、他端は前記ブラケ
ット板の底板29cに穿設されたスプリング受け孔38
に挿入されている。したがって、引抜き防止レバー30
は爪先33aが前方へ突き出す方向にばね附勢されてい
るが、最大突き出し位置は、爪部材33の一部の停止面
33bがブラケット板の側の前記停止溝29dと係合す
るようになっている。
33aを紙幣の挿入口2から遠くなる斜め上方へ延出し
た一対の爪部材33を有し、爪部材33の上方にはフッ
ク溝34が形成されている。これらの爪部材33は、連
結板35で一体的に連結され、その一部にはばね受け3
6が立設されている。第1のスプリング37が枢支軸3
2の回りに嵌装され、このスプリング37の一端はばね
受け36によって係止されると共に、他端は前記ブラケ
ット板の底板29cに穿設されたスプリング受け孔38
に挿入されている。したがって、引抜き防止レバー30
は爪先33aが前方へ突き出す方向にばね附勢されてい
るが、最大突き出し位置は、爪部材33の一部の停止面
33bがブラケット板の側の前記停止溝29dと係合す
るようになっている。
【0011】一方、前記垂れ下がり防止レバー31は、
図2および図6に示されたように、軸受アイ部31a,
31bを有し、これらの間は連結板31cで連結され、
連結板31cからV溝39aを有する立爪39が突出し
、この立爪39は、集積ボックス23内に収納された紙
幣の下方端が紙幣通路5内へ垂れ下がることを効果的に
防止する。また、第2のスプリング40は、枢支軸32
の回りに嵌装され、その一端はブラケット板の底板29
cに穿設されたスプリング受孔41に挿入され、他端は
連結板31cの側面に引っ掛けられている。したがって
、垂れ下がり防止レバー31は、立爪39が常に起き上
がる方向にばね附勢されている。さらにアイ部31bの
下方にはストッパ42が突設され、立爪39の直立位置
を保持している。
図2および図6に示されたように、軸受アイ部31a,
31bを有し、これらの間は連結板31cで連結され、
連結板31cからV溝39aを有する立爪39が突出し
、この立爪39は、集積ボックス23内に収納された紙
幣の下方端が紙幣通路5内へ垂れ下がることを効果的に
防止する。また、第2のスプリング40は、枢支軸32
の回りに嵌装され、その一端はブラケット板の底板29
cに穿設されたスプリング受孔41に挿入され、他端は
連結板31cの側面に引っ掛けられている。したがって
、垂れ下がり防止レバー31は、立爪39が常に起き上
がる方向にばね附勢されている。さらにアイ部31bの
下方にはストッパ42が突設され、立爪39の直立位置
を保持している。
【0012】次に不正行為により正紙幣Bの後端にテー
プTを張り付けた紙幣が一旦受け入れられたのち引抜か
れる場合における不正防止の態様を図7ないし図10を
参照して説明する。図7において、紙幣の後端にテープ
Tを接続した正紙幣Bは、通常と同じ態様で、挿入口2
より紙幣通路4内に挿入され、紙幣Bは、磁気ヘッド6
によって正偽が識別される。ついで、正紙幣Bはシャッ
ター板26を通路の外側へ後退させて紙幣通路5内を進
行した後、第1のスプリング37のばね力に抗して引抜
き防止レバー30の爪部材33を後退させて紙幣通路5
内へ導入される。紙幣Bの後端が引抜き防止レバー30
の爪部材33を通過した直後であって紙幣Bが押し板1
7に対応するスタック位置まで達したところで紙幣は停
止し、偏心カム21が2回転して押し板17を2往復動
させる。押し板17は紙幣Bを圧縮板24に抗して集積
ボックス23内に押し込む。図8は押し込んだ状態を示
しており、立爪39は紙幣Bの直前に位置している。
プTを張り付けた紙幣が一旦受け入れられたのち引抜か
れる場合における不正防止の態様を図7ないし図10を
参照して説明する。図7において、紙幣の後端にテープ
Tを接続した正紙幣Bは、通常と同じ態様で、挿入口2
より紙幣通路4内に挿入され、紙幣Bは、磁気ヘッド6
によって正偽が識別される。ついで、正紙幣Bはシャッ
ター板26を通路の外側へ後退させて紙幣通路5内を進
行した後、第1のスプリング37のばね力に抗して引抜
き防止レバー30の爪部材33を後退させて紙幣通路5
内へ導入される。紙幣Bの後端が引抜き防止レバー30
の爪部材33を通過した直後であって紙幣Bが押し板1
7に対応するスタック位置まで達したところで紙幣は停
止し、偏心カム21が2回転して押し板17を2往復動
させる。押し板17は紙幣Bを圧縮板24に抗して集積
ボックス23内に押し込む。図8は押し込んだ状態を示
しており、立爪39は紙幣Bの直前に位置している。
【0013】ここで、不正行為者が、図9に示されるよ
うに、セルロイド板43を挿入口2より紙幣通路4内に
挿入しシャッター板26を通路の外へ動かし、さらに侵
入して引抜き防止レバー30の爪部材33をスプリング
37のばね力に抗して後退させて紙幣Bを引抜こうとし
ても、紙幣Bの下端が垂れ下がり防止レバー31の立爪
39に引っ掛かり紙幣Bの引抜きが確実に阻止される。 不正行為者がテープを無理に強く引抜こうとすると、テ
ープTは立爪39の先端の尖った部分で引き裂かれてし
まう。なお、紙幣Bが垂れ下がり防止レバー31の立爪
39を乗り越えて紙幣通路5内に引き戻されようとして
も、図10に示されたように、紙幣Bの端が引抜き防止
レバー33のフック溝34に引っ掛かり、紙幣Bの引抜
きが防止される。
うに、セルロイド板43を挿入口2より紙幣通路4内に
挿入しシャッター板26を通路の外へ動かし、さらに侵
入して引抜き防止レバー30の爪部材33をスプリング
37のばね力に抗して後退させて紙幣Bを引抜こうとし
ても、紙幣Bの下端が垂れ下がり防止レバー31の立爪
39に引っ掛かり紙幣Bの引抜きが確実に阻止される。 不正行為者がテープを無理に強く引抜こうとすると、テ
ープTは立爪39の先端の尖った部分で引き裂かれてし
まう。なお、紙幣Bが垂れ下がり防止レバー31の立爪
39を乗り越えて紙幣通路5内に引き戻されようとして
も、図10に示されたように、紙幣Bの端が引抜き防止
レバー33のフック溝34に引っ掛かり、紙幣Bの引抜
きが防止される。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、紙幣通路に引抜き防止レバーと、これとは独
立して動く垂れ下がり防止レバーを設けたから、挿入口
から入れられたテープ付きの正紙幣が一旦集積ボックス
に収容された後、紙幣を引抜こうとして薄いプラスチッ
ク板が挿入され引抜き防止レバーの爪部材が後退したと
しても、垂れ下がり防止レバーの立爪が紙幣の端に引っ
掛かかり、紙幣が外部へ引き出されるのを確実に防止す
ることができる。
によれば、紙幣通路に引抜き防止レバーと、これとは独
立して動く垂れ下がり防止レバーを設けたから、挿入口
から入れられたテープ付きの正紙幣が一旦集積ボックス
に収容された後、紙幣を引抜こうとして薄いプラスチッ
ク板が挿入され引抜き防止レバーの爪部材が後退したと
しても、垂れ下がり防止レバーの立爪が紙幣の端に引っ
掛かかり、紙幣が外部へ引き出されるのを確実に防止す
ることができる。
【図1】本発明を適用した紙幣処理装置の一実施例を示
した縦断面図。
した縦断面図。
【図2】本発明の要部である引抜き防止装置を示した斜
視図。
視図。
【図3】同引抜き防止装置の正面図。
【図4】同引抜き防止装置の平面図。
【図5】図3のE−E線に沿った横断面図。
【図6】垂れ下がり防止レバーを示した斜視図。
【図7】テープ付き紙幣を挿入した断面図。
【図8】紙幣が紙幣収納ボックスに収納された直後の状
態を示した断面図。
態を示した断面図。
【図9】セルロイド板を挿入した状態を示した断面図。
【図10】紙幣を引抜いた直後の状態を示した断面図。
28 引抜き防止装置
30 引抜き防止レバー
31 垂れ下がり防止レバー
32 枢支軸
33 爪部材
37 第1のスプリング
40 第2のスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 引
挿入口より挿入された紙幣の正偽を識別し正紙幣のみを
紙幣通路を通して紙幣集積ボックス内に集積するように
した紙幣処理装置において、紙幣の通路上に引抜き防止
装置を設置してなり、この引抜き防止装置は、一対の取
付けフランジと側軸受とを底板で一体的に連結してなる
ブラケットと、このブラケットの側軸受の間に支承され
た枢支軸と、この枢支軸の回りに回動可能に枢支され一
対の爪を斜め前方に突出させ最大突き出し位置を前記底
板で規制された引抜き防止レバーと、この引抜き防止レ
バーの爪が突き出る方向に引抜き防止レバーをばね附勢
する第1のスプリングと、前記枢支軸の回りに回動可能
に枢支され紙幣の垂れ下がりを防ぐ立爪を有する垂れ下
がり防止レバーと、この垂れ下がり防止レバーを引抜き
防止レバーと同じ方向にばね附勢する第2のスプリング
とを有してなる紙幣などの引抜き防止装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03032213A JP3027207B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 紙幣等の引抜き防止装置 |
KR1019920000713A KR960000491B1 (ko) | 1991-02-01 | 1992-01-20 | 지폐 등의 인출방지장치 |
CA002060434A CA2060434C (en) | 1991-02-01 | 1992-01-31 | Apparatus for preventing bills or the like from being pulled out |
EP92101602A EP0497359B1 (en) | 1991-02-01 | 1992-01-31 | Apparatus for preventing bills or the like from being pulled out |
AU10597/92A AU650945B2 (en) | 1991-02-01 | 1992-01-31 | Apparatus for preventing bills or the like from being pulled out |
DE69209541T DE69209541T2 (de) | 1991-02-01 | 1992-01-31 | Vorrichtung zum Verhindern des Herausziehens von Banknoten oder ähnlichem |
ES92101602T ES2085500T3 (es) | 1991-02-01 | 1992-01-31 | Aparato para impedir que se retiren los billetes de banco o similares. |
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