JPH0435662Y2 - - Google Patents

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JPH0435662Y2
JPH0435662Y2 JP1988084309U JP8430988U JPH0435662Y2 JP H0435662 Y2 JPH0435662 Y2 JP H0435662Y2 JP 1988084309 U JP1988084309 U JP 1988084309U JP 8430988 U JP8430988 U JP 8430988U JP H0435662 Y2 JPH0435662 Y2 JP H0435662Y2
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seal
bolt
cap nut
tube
seal tube
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JP1988084309U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、管継手に関するものであり、特に詳
しくは、超気密が要求される超高真空利用の装置
に好適な管継手に関するものである。
[従来の技術] 公知の管継手は、シールボルト、シールチユー
ブ、ガスケツト、及び上記シールボルトに螺合す
る袋ナツトを備え、シールボルトと袋ナツトの螺
合により、シールボルトとシールチユーブ間のガ
スケツトを挟圧して接続部をシールしている。
そして、超気密(通常、ヘリウムリークレート
10-10atmcc/sec以下をいう。)が要求される場合
は、シール部に鏡面加工を施したメタルCリング
やメタル平ガスケツトのような金属ガスケツトが
使用される。
しかしながら、上記公知の管継手は、ボルトと
袋ナツトの螺合によるトルクがシールチユーブに
伝達されて、シールチユーブと金属ガスケツト間
の滑りによつて鏡面加工に傷がつき、この傷がリ
ークの原因になるという問題がある。
この問題を解決するために、袋ナツトとシール
チユーブの間にスラストベアリングを設けた管継
手が提案されているが(一例として、特開昭63−
8492号公報参照)、スラストベアリンを設けても、
袋ナツトのトルクのシールチユーブへの伝達を完
全に防止することは困難で、超気密の要求を満た
すことができない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、袋ナツトの
螺合によるトルクのシールチユーブへの伝達を完
全に防止できる超気密管継手を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の超気密管継
手は、シールボルト、シールチユーブ、シール面
を鏡面とした金属ガスケツト、及び上記シールボ
ルトに螺合する袋ナツトを備え、上記シールボル
トと袋ナツトの螺合により、シールボルトとシー
ルチユーブ間の上記金属ガスケツトを挟圧して接
続部をシールする管継手において、上記シールボ
ルトが、シールチユーブとの対向面に、軸方向に
延出させた上記金属ガスケツトを保持するための
複数のホルダを備え、上記シールチユーブが、上
記ホルダに係合して袋ナツトの螺合によるトルク
の該シールチユーブへの伝達を防止する係合凹部
を備えていることを特徴としている。
また、同様の課題を解決するため、一対のシー
ルチユーブ、シール面を鏡面とした金属ガスケツ
ト、ボルト及び袋ナツトを備え、上記ボルトが、
袋ナツト側のシールチユーブとの対向面に、軸方
向に延出させた上記金属ガスケツトを保持するた
めの複数のホルダを備え、上記袋ナツト側のシー
ルチユーブが、上記ホルダに係合して袋ナツトの
螺合によるトルクの該シールチユーブへの伝達を
防止する係合凹部を備えているとよい。
[作用] シール面を鏡面とした金属ガスケツトは、シー
ルボルトまたはボルトのシールチユーブとの対向
面に設けた複数のホルダで保持されるので、シー
ル面が横向きまたは下向きであつても、シールボ
ルトまたはボルトから脱落することはない。
袋ナツトとシールボルトまたはボルトとの相対
回転により生ずるトルクは、シールボルトまたは
ボルトに設けた上記ホルダとこれと対向するシー
ルチユーブに設けた係合凹部との係合によつて、
該シールチユーブへの伝達が防止されるため、鏡
面とした金属ガスケツトのシール面に傷がつかな
いので、超気密のシールをすることができる。
この場合、トルクの伝達防止のための一方の部
材を、ガスケツトを保持するためのホルダとした
ので、シールボルトまたはボルト側に、伝達防止
のための別の部材等を設ける必要がない。
[実施例] 第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示
し、この超気密管継手1は、シールボルト2、該
シールボルト2に螺合する袋ナツト3、シールチ
ユーブ4、シールボルト2とシールチユーブ4に
より挟圧されるメタルCリング5、及びスラスト
ワツシヤ6を備えている。
上記シールボルト2は、一端に溶接または一体
成形したチユーブ8を、他端に上記Cリング5が
当接するシール面9と該シール面9の外側におい
て軸線方向に延出させた一対のホルダ10,10
とを備え、チユーブ側の基部2aが六角形をな
し、外周に雄ねじが刻設されている。
シールチユーブ4は、先端に溶接または一体成
形したフランジ12に、上記シール面9に対向す
るシール面13と該シール面13の外側の上記ホ
ルダ10,10が嵌合する一対の係合凹部14,
14とを備え、ホルダ10,10と係合凹部1
4,14は、シール面9と13がCリング5に当
接したときに係合するように関係づけられてい
る。
上記袋ナツト3は、シールチユーブ4に遊挿す
る孔を設けた頂壁と、シールボルト2に螺合する
雌ねじを刻設した外形六角形の周壁を備え、シー
ルチユーブ4との対向面に、チユーブに対する軸
線方向の滑りを防止するための非円形形状の止め
輪15が装着されている。
メタルCリング5は、第4図に示すように断面
C形をなし、シール面に鏡面加工が施されてお
り、ホルダ10,10の内周壁に形設した係止溝
16,16に挿入させた止め輪17に開口部を係
止させることによつてシールボルト2に装着され
ている。したがつて、シール面9が横向きまたは
下向きの位置にあつても、シールボルト2から脱
落することがない。
上記第1実施例は、Cリング5を装着したシー
ルボルト2のホルダ10,10とシールチユーブ
4の係合凹部14,14とを係合し、シールボル
ト2と袋ナツト3とを相対回転させることによ
り、シール面9,13がCリング5を挟圧して接
続部をシールする。
この場合、シールボルト2と袋ナツト3の相対
回転により生ずるトルクは、ホルダ10,10と
係合凹部14,14の係合によつてシールチユー
ブ4に伝達されないので、簡単な構成により、し
かも特別の部品等を必要としないで超気密のシー
ルをすることができる。
第5図は第1実施例の変形例を示し、この変形
例におけるガスケツトはメタル平ガスケツト18
で構成され、該ガスケツト18の外周面の溝18
aに上記止め輪17が嵌入することによつて、ガ
スケツトの脱落が防止されており、シール面19
aにエツジが形成されている。
上記変形例の他の構成及び作用は第1実施例と
同じであるから、詳細な説明は省略する。
第6図は本考案の第2実施例を示し、第2実施
例の超気密管継手21におけるシールチユーブ2
2は、先端に溶接または一体成形したフランジ2
3の背面に、スラストベアリング24が止め輪2
5によつて取付けられている。
第2実施例の他の構成及び作用は、スラストワ
ツシヤ6に代えてスラストベアリング24を設け
た以外は第1実施例と同じであるから、図中主要
な個所に同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
第7図は本考案の第3実施例を示し、第3実施
例の超気密管継手31は、シールチユーブ4と3
2、ボルト33及び袋ナツト3を備え、シールチ
ユーブ32は、先端に溶接または一体成形したフ
ランジ32aに、シールチユーブ4のシール面1
3に対向するシール面32bを設けている。
ボルト33は、シールボルト2におけるチユー
ブ8を欠いたものと類似の構成を有し、シールチ
ユーブ32が遊挿する孔、フランジ32aが挿入
される袋ナツト側の嵌合凹部35、及び該嵌合凹
部35外側の係合凹部14,14と係合する一対
のホルダ36,36を備え、ホルダ36,36の
内周壁に係止溝37,37が形設され、チユーブ
側の基部33aが六角形をなし、外周に袋ナツト
3の雌ねじに螺合する雌ねじが刻設されている。
第3実施例は、シールチユーブ4と32が配管
等に固定されていても、ボルト33と袋ナツト3
を相対回動させてシールすることができる。
第3実施例の他の構成及び作用は第1実施例と
同じであるから、詳細な説明は省略する。
[考案の効果] 本考案の超気密管継手は、シールボルトまたは
ボルトのシールチユーブとの対向面に設けた金属
ガスケツトを保持するためのホルダと、このボル
トと対向するシールチユーブに設けた係合凹部と
の係合によつて、袋ナツトの螺合によるトルクの
シールチユーブへの伝達を防止したために、シー
ルボルトまたはボルトにトルクの伝達防止のため
の別の部材等を設ける必要がないので、構成が簡
単かつ安価で、しかも超気密のシールをすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断正面図、第
2図及び第3図は同上シールボルトとシールチユ
ーブの側面図、第4図はメタルシールリングのシ
ールボルトへの装着状態を示す拡大図、第5図は
第1実施例の変形例における拡大図、第6図及び
第7図は第2実施例及び第3実施例の縦断正面図
である。 1,21,31……超気密管継手、2,19…
…シールボルト、3……袋ナツト、4,22,3
2……シールチユーブ、5……メタルCリング,
10,36……ホルダ、14……係合凹部、18
……メタル平ガスケツト、33……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シールボルト、シールチユーブ、シール面を
    鏡面とした金属ガスケツト、及び上記シールボ
    ルトに螺合する袋ナツトを備え、上記シールボ
    ルトと袋ナツトの螺合により、シールボルトと
    シールチユーブ間の上記金属ガスケツトを挟圧
    して接続部をシールする管継手において、 上記シールボルトが、シールチユーブとの対
    向面に、軸方向に延出させた上記金属ガスケツ
    トを保持するための複数のホルダを備え、 上記シールチユーブが、上記ホルダに係合し
    て袋ナツトの螺合によるトルクの該シールチユ
    ーブへの伝達を防止する係合凹部を備えてい
    る、 ことを特徴とする超気密管継手。 2 一対のシールチユーブ、シール面を鏡面とし
    た金属ガスケツト、ボルト及び袋ナツトを備
    え、 上記ボルトが、袋ナツト側のシールチユーブ
    との対向面に、軸方向に延出させた上記金属ガ
    スケツトを保持するための複数のホルダを備
    え、 上記袋ナツト側のシールチユーブが、上記ホ
    ルダに係合して袋ナツトの螺合によるトルクの
    該シールチユーブへの伝達を防止する係合凹部
    を備えている、 ことを特徴とする超気密管継手。
JP1988084309U 1988-06-25 1988-06-25 Expired JPH0435662Y2 (ja)

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JPH025684U JPH025684U (ja) 1990-01-16
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6383488A (ja) * 1986-09-24 1988-04-14 三興工業株式会社 管継手
JPH01199090A (ja) * 1988-02-03 1989-08-10 Sanko Kogyo Kk 管継手

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5794784U (ja) * 1980-12-03 1982-06-10

Patent Citations (2)

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JPH01199090A (ja) * 1988-02-03 1989-08-10 Sanko Kogyo Kk 管継手

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JPH025684U (ja) 1990-01-16

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