JPH0435660Y2 - - Google Patents

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JPH0435660Y2
JPH0435660Y2 JP1987117930U JP11793087U JPH0435660Y2 JP H0435660 Y2 JPH0435660 Y2 JP H0435660Y2 JP 1987117930 U JP1987117930 U JP 1987117930U JP 11793087 U JP11793087 U JP 11793087U JP H0435660 Y2 JPH0435660 Y2 JP H0435660Y2
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layer
reinforcing
reinforcing fabric
fabric layer
rubber
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JP1987117930U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリートポンプを用いて生コン
を圧送する移送鋼管の先端に接続され、生コンを
打設場所に放出するのに用いる生コン打設用先端
ゴムホースに関する。
〔従来の技術〕
建設工事や土木工事において生コンを打設する
作業では、ピストン式ポンプ等を用いて生コンを
打設現場近くまで移送鋼管を通して圧送し、打設
現場では自由に屈曲できる可撓性の打設用先端ゴ
ムホースを移送鋼管に接続して使用している。
この生コン打設用先端ゴムホースは、内径が約
80〜130mm程度及び長さが約5〜15m程度であつ
て、内部に圧送される生コンの圧力に耐えうるよ
うに内面ゴム層と外面ゴム層との間に、ナイロン
やポリエステルの糸をすだれ状に編んだ所謂すだ
れコード等からなる補強布層と鋼線の補強ワイヤ
層とを有している。即ち、通常は内面ゴム層の外
周に螺旋状に巻き付けた内側補強布層と、内側補
強布層の外周に螺旋状に巻き付けた補強ワイヤ層
と、補強ワイヤ層の外周に螺旋状に巻き付けた外
側補強布層とを有し、この外側補強布層の外周に
外面ゴム層を形成してある。
補強布層の数は、十分な内部耐圧を確保する目
的から、その殆ど(通常は2〜4層)を内側補強
布層とし、外側補強布層は通常1層のみであつ
た。
又、通常の生コン打設用先端ゴムホースは脈動
による大きな内圧のためホース内面の摩耗が激し
いので、ホース自体が脈動に順応して長手方向に
伸縮することにより内圧を緩衝できるようにした
ホースとして、内側及び外側補強布層が各1層且
つ補強ワイヤが1本であり、内側及び外側補強布
層の補強コード(補強布)の巻き角度を静止角度
より大きい65〜75°とした生コン打設用先端ゴム
ホースが、実開昭61−50879号広報に提案されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる生コン打設用先端ゴムホースは、打設現
場でコンクリート等の上を引き回されるので、特
にホース長手方向の中央部で外面ゴム層が局部的
に摩耗したり傷が付いたりしやすい。その結果、
外面ゴム層が局部的に摩耗し又は傷付いた部分か
ら外側補強布層が露出するだけで、1層のみから
なる外側補強布層は下の補強ワイヤにより強制的
に押し上げられて容易に切断されてしまうので、
補強ワイヤが簡単に飛び出して短期間で使用不能
になるという問題点があつた。
本考案は実開昭61−50879号の改良に関するも
ので、ホース自体が脈動に順応して長手方向に伸
縮することにより内圧を緩衝することができ、し
かも外側補強布層が補強ワイヤ層を強固に押える
ことで、外面ゴム層が傷ついて露出しても外側補
強布層がなかなか切断されずに補強ワイヤの飛び
出しを効果的に抑制でき、長期間の使用に耐えう
る生コン打設用先端ゴムホースを提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の生コン打設用先端ゴムホースは長さが
5〜15m及び内径が80〜130mmであり、内面ゴム
層と、内面ゴム層の外周に一方向に螺旋状に巻き
付けた1層の内側補強布層と、内側補強布層の外
周に該内側補強布層と同方向に螺旋状に巻き付け
た1層の補強ワイヤ層と、補強ワイヤ層の外周に
該補強ワイヤ層と逆方向に螺旋状に巻き付けた2
層以上の外側補強布層と、外側補強布層の外周に
形成した外側ゴム層とを有し、内側補強布層と外
側補強布層の補強布の巻き角度が60°以上である
ことを特徴としている。
尚、補強ワイヤ層を巻き付けた後、必要に応じ
て内側補強布層と補強ワイヤ層の上に中間ゴム層
を形成し、この中間ゴム層及び補強ワイヤ層の外
周に外側補強ゴム層を巻き付けてもよい。
〔作用〕
本考案の生コン打設用先端ゴムホースでは、補
強ワイヤ層の外周に外側補強布層が少なくとも2
層、しかも全て補強ワイヤ層とは逆向きに巻き付
けてあるので、外側補強布層の最内層は1層のみ
の場合より強く補強ワイヤ層を押えることがで
き、同時に外側補強布層の内側の層がクツシヨン
の作用を果して最外層が補強ワイヤ層から受ける
力を緩和するので、外側ゴム層が局部的に摩耗し
又は傷付いて外側補強布層が露出した場合でも、
外側補強布層は全体として予想以上に長期間に亘
つて切断されることがない。このクツシヨン効果
は、外側補強布の糸の太さよりも、細い糸でも多
くの層を重ねた方が効果が顕著である。
又、この様に内側補強布層を1層にすれば、そ
れだけホースの耐圧は低下することになるが、内
側補強布層及び外側補強布層の補強布の巻き角度
を60°以上とすることによりホースが伸び易くな
り、圧力がかかつた時にホースが伸びて内圧を減
少させ、耐圧の低下をカバーすることができる。
又、本考案では外側補強布層の巻き付け方向を
補強ワイヤ層及び内側補強布層とは逆にしてある
から、ホースの伸縮にかかわらず常に同じ本数の
外側補強布の糸で各補強ワイヤを押えることがで
きる。即ち、本考案のホースでは長手方向への伸
びが大きいから、外側補強布層と補強ワイヤ層を
同一方向に巻き付けると、ホースが伸びた時に特
に補強ワイヤが水平方向にねてくるので、各補強
ワイヤと外側補強布の糸とが平行に並びやすく、
各補強ワイヤを押える力が弱くなる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面により説明する。
以下に述べる如く長さ8mで内径105mmの生コン
打設用先端ゴムホースを製造した。マンドレル上
に形成した耐摩耗性の天然ゴムからなる厚さ3mm
の内面ゴム層1の外周に、トツピングを施したナ
イロン製すだれコードを1層だけ巻き角度65°で
螺旋状に巻き付けて内側補強布層2を形成した。
この内側補強布層2の外周に太さ2.6mmのワイヤ
を11.6mmのピッチで内側補強布層2と同一方向に
螺旋状に巻き付けて補強ワイヤ層3を形成した。
次に、補強ワイヤ層3の外周に、トッピングを施
したナイロン製すだれコードを補強ワイヤ層3と
逆方向に巻き角度65°で螺旋状に順次3層巻き付
けて外側補強布層4を形成した。この外側補強布
層4の外周に厚さ2mmの天然ゴムからなる外面ゴ
ム層5を施した。その後、全体を加硫罐にて通常
の条件で加硫し、マンドレルを抜き取つて生コン
打設用先端ゴムホースを得た。
〔考案の効果〕
本考案によれば、補強ワイヤ層と逆方向に巻き
付けた2層以上の外側補強布層が補強ワイヤ層を
強固に押えると同時に、外面ゴム層が局部的に摩
耗し又は傷付いて外側補強布層が露出した場合で
も切断され難く、依つて補強ワイヤの飛び出しを
抑制して、長期間(外側補強布層が2層の場合で
実開昭61−50879号のホースに比べ約3倍)の使
用に耐えうる生コン打設用先端ゴムホースを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の生コン打設用先端ゴムホースを
各層毎に示した側面図である。 1……内面ゴム層、2……内側補強布層、3…
…補強ワイヤ層、4……外側補強布層、5……外
面ゴム層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さが5〜15m及び内径が80〜130mmの生コン
    打設用先端ゴムホースにおいて、内面ゴム層と、
    内面ゴム層の外周に一方向に螺旋状に巻き付けた
    1層の内側補強布層と、内側補強布層の外周に該
    内側補強布層と同方向に螺旋状に巻き付けた1層
    の補強ワイヤ層と、補強ワイヤ層の外周に該補強
    ワイヤ層と逆方向に螺旋状に巻き付けた2層以上
    の外側補強布層と、外側補強布層の外周に形成し
    た外面ゴム層とを有し、内側補強布層と外側補強
    布層の補強布の巻き角度が60°以上である生コン
    打設用先端ゴムホース。
JP1987117930U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH0435660Y2 (ja)

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JPS6424789U JPS6424789U (ja) 1989-02-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150879B2 (ja) * 1979-05-31 1986-11-06 Asahi Malleable Iron Co Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150879U (ja) * 1984-09-07 1986-04-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150879B2 (ja) * 1979-05-31 1986-11-06 Asahi Malleable Iron Co Ltd

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JPS6424789U (ja) 1989-02-10

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