JPH04356217A - 車両用ウインドモールディング - Google Patents
車両用ウインドモールディングInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
インド開口部に固着されたウインドガラスの周縁部と車
体パネルとの間の間隙をシールするように装着される車
両用ウインドモールディング及びその製造方法に関する
。
られたウインドガラスの周縁部には、ウインドモールデ
ィングが装着されている。具体的には、ウインドガラス
の周縁と車体パネルの窓開口部の開口縁との間に、連続
長尺状の隙間が形成されており、この隙間内に、長尺状
の押出部材からなるウインドモールディングが嵌挿され
シールが行われている。このウインドモールディングは
、上記隙間内に介挿される脚部と、その隙間を車外側か
ら覆う装飾部とを備えている。
グにおいて、例えば実公昭57−54416号公報や実
開昭64−9811b号公報等に記載されているように
、ウインドガラス上の雨水を堰き止め排水するための溝
を形成することが提案されている。この場合、モールデ
ィングに溝を形成する部位と溝を形成しない部位とは、
それぞれ別々に成形され、所定の型内に両者が配されて
一体化されている。しかしながらそのようにすると、両
者の接続部において型成形に伴うラインが形成されてし
まい、装飾性に問題を生じている。
特開昭63−8019号公報、特開平1−269612
号公報、特開平1−195032号公報、特開昭63−
291721号公報、特開平1−244820号公報、
実開平1−128411号公報、特開平1−26961
1号公報あるいは特開平1−269613号公報等が提
案されている。
ールディングでは、横断面一定の形状で連続的に押出成
形されたモールディング材の装飾部が、射出成形部品を
介して持ち上げ変形されており、その持ち上げ部分に雨
水受け溝が形成されている。また特開平1−26961
2号公報記載のものでは、横断面一定の形状で連続的に
押出成形されたモールディング材の脚部が、所定の形状
に切除されることによって、ウインドガラス挿入溝と雨
水排出溝とを同時に成形されている。さらに特開平1−
195032号公報記載のものにおいては、横断面一定
の形状にて押出成形されたモールディング材の堰部が、
不要部位にて切除されている。特開昭63−29172
1号公報及び特開平1−244820号公報記載のもの
では、横断面一定の形状で連続する一対の溝の一方が、
所定部位で切除されており、さらにこのもののコーナー
部に射出成形部品を介挿させてなるものが、実開平1−
128411号公報記載のウインドモールディングであ
る。さらにまた特開平1−269611号公報及び特開
平1−269613号公報記載のウインドモールディン
グでは、横断面一定形状の装飾部に対して、ガラス嵌合
溝を画成する支持片の形成位置が変化されつつ押出形成
されている。
のモールディングには、以下のような問題がある。まず
特開昭63−8019号公報及び特開平1−26961
2号公報記載に記載されたモールディングには、十分な
堰き止め機能を有する溝が形成されておらず、したがっ
て排水処理機能は不十分である。また特開平1−195
032号公報記載のものでは、装飾部に鋭利部分が形成
されてしまうため、後処理工程を要しているとともに、
切除面の状態が他の部分と異なる装飾性を備えるように
なってしまい、さらに必要に応じて溝の大きさを連続的
に変化させることはできないという問題もある。特開昭
63−291721号公報及び特開平1−244820
号公報記載のものにおいても、溝の大きさを連続的に変
化させることはできない。加えて変化部分における支持
片が除去されることから、装着性等に難点があり、特に
特開平1−244820号公報記載のものにおいては、
金型加工を要するため生産性が悪いという問題がある。 一方特開平1−269611号公報及び特開平1−26
9613号公報記載のものによれば、溝の大きさを連続
的に変化することはできるが、アッパー部において装飾
部の内側に支持片が収容される構成のため、装飾部が膨
出状態となってしまい、いわゆるフラッシュサーフェイ
ス化の要請に逆行するとともに軽量化にも反する。加え
て、変化部分がコーナー近傍に配置されているため、比
較的急な横曲げ状態になされる場合には、薄肉状をなす
装飾部の先端縁部分に波打ちを生じる。
本発明にかかる車両用ウインドモールディングは、車体
パネルの窓枠開口部に固着されたウインドガラスのアッ
パー側から両サイド側にかけての周縁部に沿って装着さ
れるアッパーモールディング及びサイドモールディング
を有してなるものであって、上記ウインドガラスの周縁
部と前記車体パネルの窓枠開口部の内周縁部との間に形
成された隙間に介挿される脚部と、この脚部の車外側端
に設けられて上記隙間を車外側から覆う装飾部とを備え
てなり、前記ウインドガラスの車外側表面と、当該ウイ
ンドガラスの外周側における車体パネルの車外側表面と
の間に形成された段差が、部位により異なるように連続
的に変化された車両用ウインドモールディングにおいて
、上記アッパーモールディング及びサイドモールディン
グが、一連の押出成形体からなるものであって、前記装
飾部は、モールディングの全長にわたって一定の横断面
形状を有しているとともに、少なくともサイドモールデ
ィングにおける脚部は、前記段差の拡大に対応して装飾
部とウインドガラスの車外側表面との間に膨出された厚
肉部分を有し、かつこの装飾部の膨出厚肉部分は、当該
膨出厚肉部分の内周側壁面に内周側に開口するように凹
設された雨水受け溝を有する構成になされている。
ディングの製造方法は、ウインドガラスのアッパー側か
ら両サイド側にかけての周縁部に沿って装着されるアッ
パーモールディング及びサイドモールディングを成形す
るものであって、部位により異なる段差を備えたウイン
ドガラスと車体パネルの窓枠開口部との隙間内に挿入さ
れる脚部を押出成形するための開口部と、上記隙間を車
外側から覆う装飾部を押出成形するための開口部とを備
えてなるダイを用いて、上記アッパーモールディング及
びサイドモールディングを押出成形するようにした車両
用ウインドモールディングの製造方法において、上記ダ
イの押出開口部から、アッパーモールディングとサイド
モールディングとを一連に押出成形するものであって、
前記ダイの装飾部に対応する押出開口部の開口面積を、
常時一定に維持しつつ押出を行うとともに、少なくとも
サイドモールディング成形時において、前記ダイの脚部
に対応する押出開口部の開口面積を前記段差の拡大に対
応して拡張し、ウインドガラスの車外側表面と装飾部と
の間に膨出厚肉部分を成形するように押出を行い、かつ
上記ダイの脚部に対応する押出開口部の開口面積拡張領
域内に、所定のタイミングで他のダイを進入させること
により、前記膨肉厚肉部分の側壁に雨水受け溝を凹設す
るように押出を行う構成になされている。
適な雨水排出溝を有するとともに、必要に応じて雨水受
け溝の大きさを変化させ、かつ雨水受け溝の現出・消失
を自在とし、しかも装飾性の良好なウインドモールディ
ングを、切除等の工程を付加することなく押出のみによ
って一連に成形されるようになっている。
に説明する。まず図1に表わされているように、自動車
のフロント側のウインドガラス11の周縁部には、長尺
状の押出シール部材からなるウインドモールディング2
が装着されている。このウインドモールディング2は、
前記ウインドガラス11の上縁部とルーフパネル12と
の間の隙間に装着されるアッパーモールディング2Aと
、ウインドガラス11の両側縁部とピラーパネル13と
の間の隙間に装着されるサイドモールディング2Cと、
コーナーモールディング2Bとを有しており、これらモ
ールディング2A,2C,2Bは、後述するようにして
一体連続的に押出成形されている。
けるウインドモールディング2は、ウインドガラス11
の上縁部に装着されるアッパーモールディング2Aと、
ウインドガラス11の側縁部に装着されるサイドモール
ディング2Cとを有し、これらアッパーモールディング
2Aとサイドモールディング2Cとを連結している湾曲
部分をコーナーモールディング2Bとしている。
合成樹脂等の弾性材料を後述する成形装置によって長尺
帯状に一体に押出成形してなるものであり、ウインドガ
ラス11の周縁部と、ルーフパネル12及びフロントピ
ラー13との間隙に介挿された脚部22を有していると
ともに、ウインドガラス11と、ルーフパネル12の車
外側表面及びフロントピラー13表面との間を車外側(
図3上側)から覆う装飾部21を備えている。そしてこ
れら装飾部21と脚部22とによって、長手方向に直交
する横断面形状が略T字状になされている。
部近傍に、芯材としての金属薄箔芯金23が埋設されて
いる。さらに脚部22の車内側端縁(図3下端縁)には
、ウインドガラス11の下部を支持する支持片24と、
車体パネルの壁面側に向かって突出し圧接する弾性リッ
プ片25が全長にわたって設けられている。
上端)から、ウインドガラス11側及び車体パネル12
側にそれそれ延びるウインドガラス側装飾部21aと、
車体パネル側装飾部21bとを有している。ウインドガ
ラス側装飾部21aは、ウインドガラス11の車外側表
面を覆うリップ状部材からなるとともに、車体パネル側
装飾部21bは、車体パネル12の車外側表面に当接す
るリップ状部材からなっている。これらウインドガラス
側装飾部21a及び車体パネル側装飾部21bは、モー
ルディングの全長にわたって均一な肉厚及び形状に設定
されている。
高さは、アッパーモールディング2Aにおいて短く設定
されているとともに、サイドモールディング2Cにおい
てやや長く設定されている。これは、後述するようにウ
インドガラス11の車外側表面と、ルーフパネル12の
車外側表面との間に形成されている段差Hが、アッパー
部よりサイド部の方が拡大されているのに対応したもの
であって、この段差Hの変化にしたがって上記脚部22
の高さも変化されており、コーナー部から徐々に高めら
れて(図4参照)サイド部の中央部付近で最大になされ
ている(図5参照)とともに、サイド部の下方側領域で
は再び減じられている(図6参照)。
いて脚部22の高さが拡大されている部分には、当該脚
部22を内周側に膨出させてなる膨出厚肉部分22aが
設けられている。この脚部22の膨出厚肉部分22aは
、ウインドガラス側装飾部21aとウインドガラス11
の車外側表面との間に介挿されるように設けられており
、当該膨出厚肉部分22aの車内外方向(図示上下方向
)の肉厚は、前述したウインドガラス11の車外側表面
と、ルーフパネル12の表面との間に形成された段差H
に対応して変化させられている。
いるアッパーモールディング2Aでは(図3参照)、上
述した膨出厚肉部分22aは設けられておらず、均一な
肉厚及び横断面形状を有する装飾部21及び脚部22が
アッパーモールディング2Aの全長にわたって設けられ
ている。このウインドガラス側装飾部21aと上記支持
片24との間には、ウインドガラス11を受け入れるた
めの横断面コ字状の溝が画成されている。次にコーナー
モールディング2Bの途中部分からサイド寄りの端部2
Dにかけては(図2及び図4参照)、脚部22に設けら
れた膨出厚肉部分22aの車内外方向(図示上下方向)
の肉厚が、前記段差H1の拡大に伴って拡大されている
。この部分における膨出厚肉部分22aは、ウインドガ
ラス側装飾部21aと一体化されており、膨出厚肉部分
22aと支持片24との間にウインドガラス11を受け
入れるための横断面コ字状の溝が画成されている。さら
にサイドモールディング2Cの長手方向略中央領域にお
いては(図5参照)、最大の段差H2に対応して膨出厚
肉部分22aの肉厚が最大になされている。そしてこの
膨出厚肉部分22aと支持片24との間にウインドガラ
ス11を受け入れるための横断面コ字状の溝が画成され
ている。さらにこのサイド中央領域より下方の領域に向
かっては(図6参照)、段差H3の減少に伴って膨出厚
肉部分22aの肉厚は徐々に減少されている。
1に対応する内側部分に膨出厚肉部分22aを有してお
り、この膨出肉厚部分22aの内周側壁面には、雨水受
け溝28が内周側に向かって開口するように凹設されて
いる。雨水受け溝28は、横断面略三角形状になされて
おり、コーナーモールディング2Bのサイド寄りの端部
2Dからサイド部下方にかけて設けられている。この雨
水受け溝28の溝深さ及び溝幅は、膨出肉厚部分22a
の肉厚に対応して徐々に変化させられており、膨出肉厚
部分22aの肉厚が最大になされているサイド部中央領
域において、当該雨水受け溝28の溝深さ及び溝幅が最
大となるように設定されている(図5参照)。またサイ
ド部の下方側領域における雨水受け溝28の溝深さ及び
溝幅は、膨出肉厚部分22aの肉厚が減じられているの
に対応して徐々に小さくなされている(図6参照)。こ
れによって上記雨水受け溝28を画成した後のウインド
ガラス側装飾部21aの肉厚と、膨出肉厚部分22aの
下壁部の肉厚は、雨水受け溝28の溝深さが変化される
ことによって、全長均一の肉厚になされている。
コーナーモールディング2Bにかけては、前記支持片2
4の図示上側面と、上記膨出肉厚部分22aの図示下側
面とは平行になされており、これらの間に画成された横
断面コ字状溝の溝幅は、ウインドガラス11の厚さ寸法
に設定されている。またコーナーモールディング2Bの
サイド側寄りの端部2Dからサイドモールディング2C
の下端までは、支持片24の図示上側面と、膨出肉厚部
分22aの下壁部の図示下側面とが平行になされており
、これらの間に画成された横断面コ字状溝の溝幅も、ウ
インドガラス11の厚さ寸法に設定されている。
いたウインドガラス11の車体側取付構造を次に説明す
る。ルーフパネル12及びフロントピラー13に設けら
れたガラス取付用開口部の内周縁部は、ウインドガラス
11を受け入れるように室内側に向かって階段状に折り
曲げられており、傾斜壁12a,13aを介してフラン
ジ部12b,13bが設けられている。アッパー部の傾
斜壁12aの立上り高さは均一になされているが、サイ
ド部の傾斜壁13aの立上り高さは、コーナー部の途中
から次第に高められている。
、ウインドモールディング2が装着される。このときウ
インドガラス11のアッパー周縁部からコーナー周縁部
にかけては、アッパーモールディング2Aの支持片24
とウインドガラス側装飾部21aとの間のコ字状溝が嵌
着されるとともに、ウインドガラス11のサイド周縁部
には、サイドモールディング2Cの支持片24と、脚部
22の膨出肉厚部分22aとの間のコ字状溝が嵌着され
る。なおコーナーモールディング2Bは、ウインドモー
ルディング2の装着に伴って所定の曲率に湾曲させられ
ることとなるが、上述のようにして脚部22の厚肉化が
行われているため、曲げ周長の差によるシワ発生等の不
具合は生じることがない。
ジ部12b,13b上には、帯状のダムラバー14が固
着されるとともに、このダムラバー14の外周面に、接
着剤15が押出によって充填される。ついでウインドモ
ールディング2が装着されたウインドガラス11の車内
側面が、上記ダムラバー14上に当接され押圧される。 これによりウインドモールディング2の支持片24は、
接着剤15で固着されるとともに、弾性リップ片25が
、各傾斜壁12a,13aに対して屈曲状体にて弾接さ
れる。この弾性リップ片25の屈曲による弾性反発力は
、ウインドモールディング2の固定力として作用する。
体パネル12,13側のフランジ部12b,13b上に
全周略均一の高さに固着される。そしてこのウインドガ
ラス11の車外側表面と、ルーフパネル12の表面との
間には、傾斜壁12a,13aの立上り高さに対応した
段差Hが形成され、この段差Hに対応して、脚部22の
膨出肉厚部分22aの肉厚が設定されている。まずアッ
パー部においては(図3参照)、全長にわたって上記段
差Hはほとんどなく、装飾部21a及び脚部22が均一
な横断面形状に維持されているとともに、脚部22に膨
出肉厚部分は設けられていない。またコーナー部におい
ては(図4参照)、段差H1がややつけられているのに
対応して、脚部22に膨出肉厚部分22aが設けられて
いる。この膨出肉厚部分22aの肉厚は、段差H1の変
動に対応するように、サイド側に向かって徐々に膨肉化
されている。さらにこのコーナー部の途中部分からサイ
ド部に向かって上記段差H1は徐々に拡大されており、
サイド部の長手方向中央領域(図5参照)で最大の段差
H2に設定されている。そしてこれに対応して、膨出肉
厚部分22aの肉厚も最大になされている。またサイド
部下方側領域における段差H3(図6参照)は、前記段
差H1より大きく段差H2より小さく設定されており、
それに対応して膨出肉厚部分22aの肉厚も縮小されて
いる。
付構造において、ウインドガラス11上に滴化した雨水
は、ウインドモールディング2の内周壁部に導かれるよ
うにして所定の部位に排出されていく。すなわちアッパ
ー部からコーナー部においては、ウインドガラス側装飾
部21aの内周壁面に誘導されて流下していき、サイド
部に集められた雨水は、脚部22の膨出肉厚部分22a
に設けられた雨水受け溝28内を通って誘導され流下し
ていく。
ドガラス11に装着した状態で窓枠側に挿入することと
してもよいし、予めウインドガラス11を窓枠側に挿入
しておいた上で、ウインドガラス11の周端縁と車体パ
ネル12,13との間の隙間内にウインドモールディン
グ2を挿入するようにしてもよい。
を成形する装置を説明する。図7及び図8に示されてい
るように、モールディング成形装置3は、合成樹脂押出
用の開口部を形成するための3つのダイを備えている。 これらのダイは、モールディングの押出方向(紙面垂直
方向)に並設された第1のダイ31と、第2のダイ32
と、第3のダイ33とを有している。上記第1のダイ3
1は固定状態に設置されており、ウインドモールディン
グ2の装飾部21及び脚部22を成形するための押出形
成口34を備えている。この押出形成口34におけるウ
インドモールディング2の支持部24及び弾性リップ2
5に相当する部分は、これら各部を包含する大型の矩形
状開口部になされている。
部21bに対応する押出形成口341と、ウインドガラ
ス側装飾部21aに対応する押出形成口343と、脚部
22に対応する押出形成口345とを有している。押出
形成口341及び押出形成口343は、ウインドモール
2の装飾部上縁に相当する弓形の湾曲外形状を共通の上
縁として有しているとともに、押出形成口341の下縁
は、遮蔽部342によって車体パネル側装飾部21bに
一致する形状になされている。また前記押出形成口34
5は、脚部22の膨出厚肉部22aに雨水受け溝28を
形成をしていない形状になされており、上記押出形成口
343に連通されている。
、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1のダ
イ31の前面上に、一対のガイド32a,32a及び3
3a,33aによって平行移動可能に支持されている。 第2のダイ32に設けられた押出形成口35は、ウイン
ドモールディング2の脚部22の図示下部側、支持部2
4及び弾性リップ25に対応する形状になされており、
脚部22に対応する部分の図示上端側に設けられた開放
部分が、前記第1のダイ31の押出形成口34における
膨出厚肉部22aに相当部分に連通するように重ね合わ
せられている。この第2のダイ32の図示下縁部には、
連接棒32dが設けられており、この連接棒32dが、
回転運動を直線運動に変換する変換器32bを介して駆
動モータ32cに連結されている。そしてこの駆動モー
タ32cからの駆動力によって上記第2のダイ32は、
図7に示されたアッパーモールディング形成位置と、図
8に示されたサイドモールディング形成位置との間にお
いて往復移動されるようになっている。
2と直交する方向に往復移動されるように設置されてお
り、この第3のダイ33の図示左端縁部に設けられた連
接棒33dが、回転運動を直線運動に変換する変換器3
3bを介して駆動モータ33cに連結されている。この
第3のダイ33の図示右側における先端部分には、前述
したウインドモールディング2の雨水受け溝28に対応
する略三角形状の遮蔽突片331が形成されている。こ
の第3のダイ33の遮蔽突片331は、前記第1のダイ
31の押出形成口343内に進入可能に設けられており
、図7及び図8に示されているように、前記ダイ2のダ
イ32の往復移動に連動して往復移動されるようになっ
ている。
るウインドモールディング2の成形方法を説明する。ウ
インドモールディング2を成形するにあたっては、アッ
パーモールディング2A、コーナーモールディング2B
、サイドモールディング2Cが、一連に押出成形される
が、その成形順は、一方のサイドモールディング2C、
コーナーモールディング2B、アッパーモールディング
2A、そして他方のサイドモールディング2Bの順であ
る。
する場合には、第1のダイ31に対して、第2のダイ3
2及び第3のダイ33が図8のように位置されており、
第1のダイ31の押出形成口34及び第2のダイ32の
押出形成口35には、脚部22の押出相当位置に、帯状
の金属薄箔芯金23が供給される。押出成形は、サイド
モールディング2Cの下端部分(図3右端部分)から開
始されるが、そのときには図8で示された状態よりも、
第2のダイ32がY方向にやや押し上げられた位置に移
動されているとともに、第3のダイ33は、V方向にや
や引き込まれた位置に移動されている。
ドモールディング2Cの下端部分が一定長にわたって押
し出された後、第2のダイ32は図8X方向に下降され
始める。これにより第1のダイ31の押出形成口345
が徐々に拡開されていき、脚部22における膨出厚肉部
分22aの肉厚が拡大される。このとき膨出厚肉部分2
2a以外の各部は、同一の横断面形状に維持されている
。
比例して、第3のダイ33はW方向にやや前進され、こ
れにより膨出厚肉部分22aに形成される雨水受け溝2
8の横断面積が徐々に拡大されていく。このとき第3の
ダイ33の移動は、第2のダイ32の移動速度に同期し
て行われ、ウインドガラス側装飾部21a及び膨出厚肉
部分22aの下壁部の肉厚は均一に維持される。そして
図8に示されている状態に至ったとき、膨出厚肉部分2
2aの肉厚及び雨水受け溝28の横断面積は最大となる
。この図8に示されている膨出厚肉部分22aの最大肉
厚部分及び雨水受け溝28の最大横断面積部分は、一定
長さを有するように押出成形される。
近づいてくると、第2のダイ32はY方向に再び押し上
げ移動されていくとともに、第3のダイ33は、V方向
に引き込まれていく。これにより第1のダイ31の押出
形成口345は縮小されていき、膨出厚肉部分22aの
肉厚が縮小されていく。このとき膨出厚肉部分22a以
外の各部は、同一の横断面形状に維持されている。これ
と同時に第3のダイ33は、V方向に後退されていき、
上記膨出厚肉部分22aの肉厚縮小化に比例して、雨水
受け溝28の溝横断面積も縮小されていく。このときも
第3のダイ33の移動は、第2のダイ32の移動速度に
同期してが行われ、ウインドガラス側装飾部21a及び
膨出厚肉部分22aの下壁部の肉厚は均一に維持される
。そしてコーナーモールディング2Bの押出成形が終了
した時点で、上記第2のダイ32及び第3のダイ33は
、図7に示されている位置に至る。
のダイ31の押出形成口345から離間されたとき、脚
部22の膨出厚肉部分22aから雨水受け溝28が消失
され、ついで第1のダイ31の遮蔽部342の縁部に、
第2のダイ32の上縁部が同一線上となるように重ね合
わせられる。これにより押出形成口の全体は、アッパー
モールディング2Aの横断面形状に対応する形状を画成
することとなり、以後アッパーモールディング2Aが一
定の横断面形状にて押出成形される。
長にわたって押出成形されると、上述した手順とは逆に
して、コーナーモールディング2B及びサイドモールデ
ィング2Cの成形が行われ、一連のウインドモールディ
ング2が得られる。
るウインドモールディングの他の実施例では、脚部42
の車内側縁部(図示下端縁)に、支持部44及び弾性リ
ップ片45が全長にわたって形成されているとともに、
支持部44の先端には、ウインドガラス11の車内側端
縁稜部に係合する係合凹部444が成形されている。ま
た弾性リップ片45は、その先端側部分が、車体パネル
12,13の傾斜壁12a,13aに対して屈曲状に圧
接する可撓性を有している。さらに脚部42と装飾部4
1との連結部分には、芯材としてのワイヤー43が全長
にわたって埋設されているとともに、装飾部41の車外
側頂部表面には、ウインドガラス側装飾部41aと車体
パネル側装飾部41bとの境界部分に、金属色表面を有
する装飾フィルム49が全長にわたって埋設されている
。
体パネル側装飾部41bは、全長にわたって均一の横断
面形状に成形されており、したがって車内外方向(図示
上下方向)の肉厚は全周均一になされている。一方脚部
42の膨出厚肉部分42aは、前記第1実施例と同様に
、ウインドガラス11の車外側表面と車体パネル12,
13との間の段差に対応して肉厚が変化されている。す
なわちアッパーモールディング4Aは、図9に示されて
いる均一の横断面形状に維持されているとともに、図1
0に示されているコーナーモールディング4Bでは、脚
部42の膨出厚肉部分42aがやや厚肉化されており、
図11に示されているように、サイドモールディング4
Cの上部側から、膨出厚肉部分42aの厚肉化に対応し
て、当該膨出厚肉部分42aに横断面略三角形状の雨水
受け溝48が凹設されている。
厚肉部分42aの肉厚に比例して変化されているととも
に、雨水受け溝48を挾む装飾部41a及び膨出厚肉部
分42aの下壁部の肉厚は一定に維持されている。そし
て膨出厚肉部分42aの肉厚及び雨水受け溝48の大き
さは、図12に示されているサイド部の略中央部分で最
大になされており、それより下方側(図9右側)部分は
、一定の横断面形状に維持されている。このような第2
実施例にかかるウインドモールディング4おいても、前
述した第1実施例と同様の作用・効果を得ることができ
る。
ィング4を成形する装置が、図13に示されている。す
なわちモールディング成形装置5は、合成樹脂押出用の
開口部を形成するための3つのダイを備えている。これ
らのダイは、モールディングの押出方向(紙面垂直方向
)に並設された第1のダイ51と、第2のダイ52と、
第3のダイ53とを有している。上記第1のダイ51は
固定状態に設置されており、ウインドモールディング4
の装飾部41を成形するための押出形成口54を備えて
いる。この押出形成口54の開口形状は、図7および図
8に示された装置と同様である。
、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1のダ
イ51の前面上に、一対のガイド52a,52a及び5
3a,53aによって平行移動可能に支持されている。 第2のダイ52に設けられた押出形成口55は、ウイン
ドモールディング4の脚部42、支持部44及び弾性リ
ップ45に対応する形状になされており、図示上端に設
けられた開放部分が、前記第1のダイ51の押出形成口
54側に連通するように重ね合わせられている。この第
2のダイ52の図示下縁部には、連接棒52dが設けら
れており、この連接棒52dが、回転運動を直線運動に
変換する変換器52bを介して駆動モータ52cに連結
されている。そしてこの駆動モータ52cからの駆動力
によって上記第2のダイ52は、アッパーモールディン
グ形成位置とサイドモールディング形成位置との間にお
いて往復移動されるようになっている。
2と直交する方向に往復移動されるように設置されてお
り、この第3のダイ53の図示左端縁部に設けられた連
接棒53dが、回転運動を直線運動に変換する変換器5
3bを介して駆動モータ53cに連結されている。この
第3のダイ53の図示右側における先端部分には、前述
したウインドモールディング2の雨水受け溝28に対応
する略三角形状の遮蔽突片が形成されている。この第3
のダイ53の遮蔽突片は、前記第1のダイ51の押出形
成口54内に進入可能に設けられており、前記ダイ2の
ダイ52の往復移動に連動して往復移動されるようにな
っている。
るウインドモールディング4の成形方法は、2つのダイ
52,53を適宜移動させつつ押出成形を行う点におい
て前記実施例と同様であるので説明は省略する。
ウインドモールディング6は、サイドモールディング6
C、コーナーモールディング6B及びアッパーモールデ
ィング6Aが一連に押出成形されてなるものであって、
車体パネル12,13とウインドガラス11の周端縁と
の間の隙間に介挿される脚部62の車外側端部に、上記
隙間を車外側から覆うように装飾部61が一体成形され
ている。特に図15及び図16に示されているように、
上記装飾部61に脚部62を加えた肉厚Ta,Tbは、
前記各実施例と同様にアッパー部とサイド部とにおける
段差の変化に対応して異ならされている。
ールディング6Bにおける脚部62の車内側縁部(図示
下端縁)の内周側には、支持部64が突設されており、
この支持部64の先端に、ウインドガラス11の車内側
端縁稜部に係合する係合凹部が形成されている。また上
記支持部64の外周側途中部分には、車体パネル12,
13側に延出する可撓性の弾性リップ片65が全長にわ
たって形成されている。さらにまた脚部62が装飾部6
1に連結される車外側上端部分には、金属薄箔芯金63
が全長にわたって埋設されているとともに、装飾部61
の頂部表面には、ウインドガラス側装飾部61aと車体
パネル側装飾部61bとの境界部分に、金属色表面を有
する装飾フィルム69が全長にわたって埋設されている
。
斜壁12a,13aには、両面テープ71を介してファ
スナー72が接着されている。このファスナー72は、
車体パネル側の傾斜壁12a,13aに沿って延びる帯
状の本体部材を有しており、この本体部材の車外側端部
に設けられたリップ部72aの両縁部は、前記ウインド
モールディング6の車体パネル側装飾部61b及び車体
パネル12,13にそれぞれ圧接されている。またこの
ファスナー72の本体部材の表面部には、複数段の凹凸
を備えた係止部72bが成形されている。一方前記ウイ
ンドモールディング6の弾性リップ片65の先端側部分
には、突起体65aが形成されており、この突起体65
aが、前記ファスナー72の係止部72bのいずれかの
段部に嵌合されている。
13とウインドガラス11の周端縁との間の隙間が、ア
ッパー部では均一幅に維持されているとともに、コーナ
ー部からサイド部にかけては、下方側に向かって徐々に
広げられている。したがって図16に示されているアッ
パーモールディング6Aに対して、図15に示されてい
るサイドモールディング6Cにおいては、車体パネル側
装飾部61bが、車体パネル13側に向かって伸長され
ている。
記各実施例と同様に、ウインドガラス11の車外側表面
と車体パネル12,13との間の段差に対応して厚肉化
されている。すなわちアッパーモールディング6Aは、
図15に示されている均一の横断面形状に維持されてい
るとともに、コーナーモールディング6Bから図16に
示されているサイドモールディング6Cにかけては、脚
部62の膨出厚肉部分62aが車内側に向かって膨肉化
されている。
に対して、雨水受け溝68が凹設されている。この雨水
受け溝68は、横断面矩形状になされており、その溝深
さは、膨出厚肉部分62aの肉厚に比例して変化されて
いる。すなわちサイドモールディング6Cからコーナー
モールディング6Bに向かって、上記雨水受け溝68の
溝深さは徐々に浅くなされており、コーナーモールディ
ング6B寄りの部分で消失されている。
6は、ウインドガラス11及びウインドモールディング
6を車体パネル12,13側に接着するためのシーラン
トを示し、また符号67は、上記シーラント66の流出
を防止するためのダムラバーを示している。
た各実施例と同様の作用・効果を得ることができる。な
おウインドモールディング6は、ウインドガラス11に
装着した状態で窓枠側に挿入することとしてもよいし、
予めウインドガラス11を窓枠側に挿入しておいた上で
、ウインドガラス11の周端縁と車体パネル12,13
との間の隙間内にウインドモールディング5の脚部を挿
入するようにしてもよい。
ング6を成形する装置が、図17及び図18に示されて
いる。すなわちモールディング成形装置8は、合成樹脂
押出用の開口部を形成するための4つのダイを備えてい
る。これらのダイは、モールディングの押出方向(紙面
垂直方向)に並設された第1のダイ81と、第2のダイ
82と、第3のダイ83と、第4のダイ84とからなる
。第1のダイ81は固定状態に設置されており、ウイン
ドモールディング6の装飾部61及び弾性リップ65を
成形するための押出形成口85を備えている。
部61bに対応する押出成形口851と、ウインドガラ
ス側装飾部61aに対応する押出成形口853と、弾性
リップ65に対応する押出成形口852とを有している
。上記押出成形口851と押出成形口853とは、ウイ
ンドモールディング6の装飾部上縁に相当する弓形の湾
曲外形状を共通の上縁として有している。押出成形口8
53の下方側は、ウインドモールディング6の脚部62
及び支持部64に相当する押出形成口になされており、
膨出厚肉部分62aに雨水受け溝68を形成をしていな
い大型開口形状になされている。また押出成形口851
は、車体パネル側装飾部61bを最大に延長した形状に
なされている。
第4のダイ84は、板状部材からそれぞれ形成されてお
り、前記第1のダイ81の前面上に、一対のガイド82
a,82a、83a,83a及び84a,84aによっ
て平行移動可能に支持されている。第2のダイ82に設
けられた押出形成口86は、ウインドモールディング6
の脚部62及び支持部64の内周縁に対応する形状にな
されており、前記第1のダイ81の押出成形口85の内
壁を画成するように重ね合わせられている。この第2の
ダイ82の図示下縁部には、連接棒82dが設けられて
おり、この連接棒82dが、回転運動を直線運動に変換
する変換器82bを介して駆動モータ82cに連結され
ている。そしてこの駆動モータ82cからの駆動力によ
って上記第2のダイ82は、図18に示されたアッパー
モールディング形成位置と、図17に示されたサイドモ
ールディング形成位置との間において往復移動されるよ
うになっている。
、上記第2のダイ82と直交する方向に往復移動される
ように設置されており、これら第3のダイ83及び第4
のダイ84の後端縁部に設けられた連接棒83d及び8
4dが、回転運動を直線運動に変換する変換器83b及
び84bを介して駆動モータ83c及び84cに連結さ
れている。
分には、前述したウインドモールディング6の雨水受け
溝68に対応する略三角形状の遮蔽突片831が形成さ
れている。この第3のダイ83の遮蔽突片831は、前
記第1のダイ81の押出成形口853内に進入可能に設
けられており、図17及び図18に示されているように
、前記ダイ2のダイ82の往復移動に連動して往復移動
されるようになっている。また第4のダイ84の図示左
側における先端部分には、前述したウインドモールディ
ング6の車体パネル側装飾部61bの先端部に対応する
略半円形状の遮蔽凹片841が形成されている。この第
4のダイ84の遮蔽凹片841は、前記第1のダイ81
の押出成形口851内に進入可能に設けられており、図
17及び図18に示されているように、前記ダイ2のダ
イ82の往復移動に連動して往復移動されるようになっ
ている。
るウインドモールディング6の成形方法は、複数のダイ
82,83,84を適宜移動させつつ押出成形を行う点
において前記実施例と同様であるので説明は省略する。
にかかるウインドモールディングの他の実施例(9)で
は、脚部92に、支持部94及び弾性リップ片95,9
6,97が形成されている。支持部94の先端には、ウ
インドガラス11の車内側端縁稜部に係合する係合凹部
94aが成形されているとともに、弾性リップ片95,
96,97のそれぞれは、各先端側部分が、車体パネル
12,13の傾斜壁12a,13aに対して屈曲状に圧
接する可撓性を有している。これら各弾性リップ片95
,96,97のうち、上側に配置された一対の弾性リッ
プ片96,97は、モールディング9の全長にわたって
設けられており、最下端の弾性リップ片95は、サイド
モールディング9Cのみに設けられている。すなわち下
弾性リップ片95は、サイドモールディング9Cにおけ
る支持部94の車内側縁部(図示下端縁)に配置されて
いるものである。またさらに脚部92と装飾部91との
連結部分には、芯材としてのワイヤー93が全長にわた
って埋設されている。
からウインドガラス11側に向かって延出するリップ形
状になされており、全長にわたって均一の横断面形状に
成形されている。すなわち車内外方向(図示上下方向)
の肉厚は全周均一になされている。一方脚部92の膨出
厚肉部分92aは、前記各実施例と同様に、ウインドガ
ラス11の車外側表面と車体パネル12,13との間の
段差に対応して車内外方向(図示上下方向)の肉厚が変
化されている。すなわちアッパーモールディング9Aは
、図19に示されているように均一の横断面形状に維持
されているとともに、図20に示されているコーナーモ
ールディング9Bでは、脚部92の膨出厚肉部分92a
がやや厚肉化されており、さらに図21に示されている
ように、サイドモールディング9Cの上部側から下方側
にかけて、膨出厚肉部分92aの厚肉化が行われている
とともに、これに対応して膨出厚肉部分92aに横断面
略三角形状の雨水受け溝98が凹設されている。
厚肉部分92aの肉厚に比例して変化されているととも
に、雨水受け溝98を挾む装飾部91及び膨出厚肉部分
92aの下壁部の肉厚は一定に維持されている。そして
膨出厚肉部分92aの肉厚及び雨水受け溝98の大きさ
は、図22に示されているサイド部の略中央部分で最大
になされており、それより下方側(図19右側)部分は
、一定の横断面形状に維持されている。このような第4
実施例にかかるウインドモールディング9おいても、前
述した各実施例と同様の作用・効果を得ることができる
。
ィング9を成形する装置が、図23ないし図25に示さ
れている。すなわちモールディング成形装置100は、
合成樹脂押出用の開口部を形成するための3つのダイを
備えている。これらのダイは、モールディングの押出方
向(紙面垂直方向)に並設された第1のダイ101と、
第2のダイ102と、第3のダイ103とを有している
。上記第1のダイ101は固定状態に設置されており、
ウインドモールディング9の装飾部91を成形するため
の押出形成口104を備えている。
応する押出成形口104aと、弾性リップ片95,96
,97に対応する押出成形口104b,104c,10
4dとを有している。また押出成形口104aの下方側
は、ウインドモールディング9の脚部92及び支持部9
4に相当する押出形成口104eになされている。この
押出形成口104eは、膨出厚肉部分62aに雨水受け
溝68を形成をしていない大型開口形状になされている
。さらに前記押出成形口104b,104c,104d
は、弾性リップ片95,96,97を直線状に延ばした
形状になされている。
3は、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1
のダイ101の前面上に、一対のガイド102a,10
2a及び103a,103aによって平行移動可能に支
持されている。第2のダイ102に設けられた押出形成
口105は、ウインドモールディング9の脚部92及び
支持部94の内周縁に対応する形状になされており、前
記第1のダイ101の押出成形口104の内壁を画成す
るように重ね合わせられている。この第2のダイ102
の図示下縁部には、連接棒102dが設けられており、
この連接棒102dが、回転運動を直線運動に変換する
図示を省略した変換器を介して駆動モータに連結されて
いる。そしてこの駆動モータからの駆動力によって上記
第2のダイ102は、図25に示されたアッパーモール
ディング形成位置と、図24に示されたコーナーモール
ディング形成位置と、図23に示されたサイドモールデ
ィング形成位置との間において往復移動されるようにな
っている。
102と直交する方向に往復移動されるように設置され
ており、この第3のダイ103の後端縁部に設けられた
連接棒103dが、回転運動を直線運動に変換する図示
を省略した変換器を介して駆動モータに連結されている
。第3のダイ103の図示右側における先端部分には、
前述したウインドモールディング9の雨水受け溝98に
対応する略三角形状の遮蔽突片103bが形成されてい
る。この第3のダイ103の遮蔽突片103bは、前記
第1のダイ101の押出成形口104内に進入可能に設
けられており、各図に示されているように、前記ダイ2
のダイ102の往復移動に連動して往復移動されるよう
になっている。
によるウインドモールディング9の成形方法は、複数の
ダイ102,103を適宜移動させつつ押出成形を行う
点において前記実施例と同様であるので説明は省略する
。
ラスのアッパー部から両サイド部にかけて装着されるウ
インドモールディングの少なくとも両サイド部において
、脚部の内周側に設けられた膨出厚肉部分の肉厚を、ウ
インドガラスと車体パネルとの段差に対応して設定する
とともに、その膨出厚肉部分に雨水受け溝を凹設したも
のであって、アッパーモールディング及びサイドモール
ディングを一連に押出成形したものであるから、十分な
堰き止め機能を備える雨水排出溝を備えたウインドモー
ルディングを簡易にかつ良好に連続成形することができ
る。
外観斜視説明図である。
造を表わした外観斜視説明図である。
る。
押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
わした正面説明図である。
構造を表わした図3相当の横断面図である。
。
ある。
グの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
のコーナー部分近傍の構造を表わした外観斜視説明図で
ある。
ングの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である
。
を表わした正面説明図である。
の構造を表わした図3相当の横断面図である。
である。
面図である。
横断面図である。
ングの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である
。
を表わした正面説明図である。
移動状態を表わした正面説明図である。
B,4B,6B,9B コーナーモールディング2C
,4C,6C,9C サイドモールディング21,4
1,61,91 装飾部 22,42,62,92 脚部 22a,92a,62a,92a 膨出厚肉部分28
,48,68,98 雨水受け溝31,81,101
第1のダイ 32,82,102 第2のダイ 33,83,103 第3のダイ 84 第4のダイ
Claims (4)
- 【請求項1】 車体パネルの窓枠開口部に固着された
ウインドガラスのアッパー側から両サイド側にかけての
周縁部に沿って装着されるアッパーモールディング及び
サイドモールディングを有してなるものであって、上記
ウインドガラスの車外側表面と、当該ウインドガラスの
外周側における車体パネルの車外側表面との間の段差が
、部位により異なるように連続的に変化されているとと
もに、前記ウインドガラスの周縁部と車体パネルの窓枠
開口部の内周縁部との間に形成された隙間に介挿される
脚部と、この脚部の車外側端に設けられて上記隙間を車
外側から覆う装飾部と、を備えてなる車両用ウインドモ
ールディングにおいて、上記装飾部は、モールディング
の全長にわたって一定の横断面形状を有しているととも
に、前記脚部は、少なくともサイドモールディングにお
ける装飾部とウインドガラスの車外側表面との間に、前
記段差の変動に対応して膨出する厚肉部分を有し、かつ
この脚部の膨出厚肉部分に、モールディングの内周側に
開口する雨水受け溝を備えてなるものであって、前記ア
ッパーモールディングとサイドモールディングとが、一
連の押出成形体からなることを特徴とする車両用ウイン
ドモールディング。 - 【請求項2】 請求項1に記載された車両用ウインド
モールディングにおいて、雨水受け溝は、モールディン
グ長手方向に直交する横断面形状が略三角形状をなすよ
うにして凹設されているとともに、該雨水受け溝の溝深
さ及び溝幅は、脚部に設けられた膨出厚肉部分の肉厚に
対応して設定されていることを特徴とする車両用ウイン
ドモールディング。 - 【請求項3】 請求項1に記載された車両用ウインド
モールディングにおいて、雨水受け溝は、モールディン
グ長手方向に直交する横断面形状が略矩形状をなすよう
にして凹設されていることを特徴とする車両用ウインド
モールディング。 - 【請求項4】 ウインドガラスのアッパー側から両サ
イド側にかけての周縁部に沿って装着されるアッパーモ
ールディング及びサイドモールディングを押出成形する
ものであって、部位により異なる段差を備えたウインド
ガラスと車体パネルの窓枠開口部との隙間内に挿入され
る脚部を押出成形するための開口部と、上記隙間を車外
側から覆う装飾部を押出成形するための開口部とを備え
てなるダイを用いて、モールディングの押出を行うよう
にした車両用ウインドモールディングの製造方法におい
て、前記ダイの装飾部に対応する押出開口部の開口面積
を、常時一定に維持しつつ押出を行うとともに、少なく
ともサイドモールディング成形時において、前記ダイの
脚部に対応する押出開口部の開口面積を前記段差の拡大
に対応して拡張し、ウインドガラスの車外側表面と装飾
部との間に膨出厚肉部分を成形するように押出を行い、
かつ上記ダイの脚部に対応する押出開口部の開口面積拡
張領域内に、所定のタイミングで他のダイを進入させる
ことにより、前記膨肉厚肉部分の側壁に雨水受け溝を凹
設するように押出を行うものであって、上記ダイの押出
開口部から、アッパーモールディングとサイドモールデ
ィングとを一連に押出成形することを特徴とする車両用
ウインドモールディングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174445A JP3011377B2 (ja) | 1990-09-06 | 1991-06-19 | 車両用ウインドモールディング |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-236397 | 1990-09-06 | ||
JP23639790 | 1990-09-06 | ||
JP28334490 | 1990-10-23 | ||
JP2-283344 | 1990-10-23 | ||
JP3174445A JP3011377B2 (ja) | 1990-09-06 | 1991-06-19 | 車両用ウインドモールディング |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5951930A (en) * | 1995-09-29 | 1999-09-14 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Manufacturing apparatus for profile extrusion molded articles and manufacturing method for the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62280019A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-04 | Hashimoto Forming Co Ltd | ウインドウモ−ルデイングの製造方法 |
JPH01202518A (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-15 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用ウィンドモール構造 |
JPH0292312U (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-23 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3174445A patent/JP3011377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62280019A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-04 | Hashimoto Forming Co Ltd | ウインドウモ−ルデイングの製造方法 |
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