JPH04356073A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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Publication number
JPH04356073A
JPH04356073A JP3160325A JP16032591A JPH04356073A JP H04356073 A JPH04356073 A JP H04356073A JP 3160325 A JP3160325 A JP 3160325A JP 16032591 A JP16032591 A JP 16032591A JP H04356073 A JPH04356073 A JP H04356073A
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JP
Japan
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image
recording medium
recording
circuit
recording paper
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Pending
Application number
JP3160325A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Daito
千秋 大東
Shigeru Iemura
茂 家村
Kazuhiro Shimamura
和宏 島村
Tetsuo Tanaka
哲夫 田中
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP3160325A priority Critical patent/JPH04356073A/ja
Publication of JPH04356073A publication Critical patent/JPH04356073A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体が記録部に対し
て繰り返し往復搬送されてカラー画像が得られるカラー
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年カラープロッター、プリンタの開発
が進み、それと共にカラー印刷においてカラー写真並の
良好な画像が要求されている。そのため記録媒体の有効
画面外に画像位置合わせのためのインデックスを設けそ
れを光電センサで検出し画像を重ねて記録するというプ
ロセスを必要な色だけ繰り返す装置が提案されている。
【0003】以下、従来のカラー画像記録装置について
説明する。図14は、従来のカラー画像記録装置の概略
成図である。
【0004】図14において、101は記録部であり、
記録部101は駆動回路114が接続された静電記録ヘ
ッド102とそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー
の各液体現像剤が供給されて独立に現像位置にセットさ
れる液体現像器103a、103b、103c、103
dとを備えている。104は静電記録紙で、記録部10
1を挟んで搬送ローラ105および106が設けられ、
この搬送ローラ105、106は静電記録紙104を図
中矢印D、Eの方向に搬送する。記録ヘッド102の上
部には、静電記録紙104の接触を保つための押えロー
ラ107が設けられている。現像器103aと記録ヘッ
ド102の間で、静電記録紙104の下面側に記録ヘッ
ド102と共に移動できるように記録ヘッド102に一
体に構成されたライン検出器108a、108bが設け
られ、このライン検出器108a、108bは静電記録
紙104上の両縁に沿って設けられた追跡ライン109
a、109b(なお本図では便宜上、静電記録紙104
の上面に示してある)の位置信号を発生する。さらにマ
ーク検出器111a、111bは記録ヘッド102と共
に移動できるように記録ヘッド102に一体に構成され
、整合マーク110a、110bの通過を検出する。 112はパルスモータ113及び117を備えた記録ヘ
ッド位置合わせ装置である。115は記録タイミング及
び記録ヘッド102の角度を制御する記録ヘッド制御回
路である。116はパルスモータ113を制御し記録ヘ
ッドの図中矢印で示す方向の位置合わせを制御する並進
制御回路である。
【0005】以上の様に構成された従来のカラー画像記
録装置の動作を説明する。第1色目の画像が記録される
のに先立って、静電記録紙104は搬送ローラ105、
106により図中矢印Dの方向に搬送され記録ヘッド1
02により静電記録紙104の有効画面外に直線状の追
跡ライン109a、109b及び所定の記録ラインピッ
チの整合マーク110a、110bに対する潜像が形成
される。
【0006】その後黒の液体現像剤が供給されている液
体現像器103aにより現像され、追跡ライン109a
、109b及び整合マーク110a、110bが可視像
化される。追跡ライン109a、109b及び整合マー
ク110a、110bの記録が終了した静電記録紙10
4は搬送ローラ105、106により図中矢印Eで示す
方向に搬送され元の位置に引き戻される。
【0007】次に黒の画像を記録するため、再び黒の液
体現像器103aが現像位置にセットされる。静電記録
紙104が再び搬送ローラ105、106により図中矢
印Dで示す方向に搬送する。このときマーク検出器11
1a、111bにより整合マーク110a、110bが
監視される。マーク検出器111a、111bの構成は
図15に示すように光源118を出た光はレンズ119
により集光され静電記録紙104上を照らす。静電記録
紙104上に整合マーク110a又は110bがなけれ
ば、光は紙面で反射され反射光はレンズ120によりフ
ォトセンサ121の受光面に結像される。一方紙面上に
整合マーク110a又は110bがあれば、紙面からの
反射光は極めて弱くなりフォトセンサ121では光を検
出しない。フォトセンサ121は図16に示すように受
光用フォトトランジスタ122と増幅用オペアンプ12
3と比較回路124から構成されている。フォトトラン
ジスタ122の出力はオペアンプ123により増幅され
図17に示す波形になる。
【0008】このオペアンプ123の出力電圧は比較回
路124により図18に示す2値信号に変換される。そ
の結果整合マーク110a、110bを検出すればハイ
レベル、未検出であればローレベルとなる。マーク検出
器111a、111bにより静電記録紙104の縁に沿
って設けられた整合マーク110a、110bを検知す
ると黒画像に対する潜像形成が開始される。この潜像形
成の開始時点は上述のよに整合マーク110a、110
bを最初に検出した時でもよいし、又整合マーク110
a、110bを最初に検出してから一定時間が経過して
からでもよい。
【0009】マーク検出器111a、111bの出力は
図19に示す記録ヘッド制御回路115のフリップフロ
ップ125a、125bに送られる。フリップフロップ
125a、125bの出力Q、Q’は交互のマーク間隔
を表わす(ハイレベルの期間)。このフリップフロップ
125a、125bのQ、Q’出力は静電記録紙104
の移動量に比例したパルスが発生されるパルス発生回路
127のパルスがクロックとして供給されているカウン
ト回路(E)126a〜(H)126dのカウントイネ
ーブル入力に接続される。従ってカウント回路(E)1
26a、カウント回路(F)126bは交互に整合マー
ク110bの間隔を計測し、カウント回路(G)126
cカウント回路(H)126dは交互に整合マーク11
0aの間隔を計測する。それらの計測結果は除算回路1
28に送られカウント値と基準値(最初に整合マーク1
10a、110bを記録するときに定めた値)を比較し
常に整合マーク110a、110b間を等しいライン数
(本例の場合はNライン)で記録するよう次のトリガー
発生回路129を設定するデータを作る。このデータに
基づきトリガー発生回路129では基準クロック130
を基準に駆動回路114を制御し、記録ヘッド102で
画像を形成する周期を発生させる。以上の動作を静電気
録紙104の片縁に沿って設けられた整合マーク110
bをマーク検出器111bで検出する場合について図2
0に示すタイミング図で説明する。マーク検出器111
bの出力は図20(a)に示すようになる。このときフ
リップフロップ125aのQ、Q’出力はそれぞれ図2
0(c)(d)に示すようになりそれぞれハイレベルの
時カウント回路(E)、(F)が動作パルス発生回路1
27からの基準パルス数をカウントする。つまりカウン
ト回路(E)126aは奇数番目の整合マーク110b
間t1、t3…をカウントし、カウント回路(F)12
6bは偶数番目の整合マーク110b間t2…をカウン
トする。除算回路128では上記のt1、t2、t3…
を予め決められた整合マーク110b間を記録するライ
ン数Nで除し、それぞれの値t1/N、t2/N、……
tn−1/N、tn/Nをトリガー発生回路129に整
合マーク110b間の計測が終了する毎に送出する。
【0010】トリガー発生回路129は図20(b)に
示すように除算回路128で得られた値t1/N、t2
/N、t3/N……tn−1/N、tn/Nを周期とす
るとトリガー信号を出力する。このトリガー信号に同期
して駆動手段114が記録ヘッド102を付勢し静電記
録紙104上に潜像を形成していく。さらにマーク検出
器111a、111bで整合マーク110a、110b
を検出するとき、差分検出回路131にて静電記録紙1
04の左右の縁に設けたそれぞれの整合マーク110a
、110bの検出されるタイミングの差を検出する。そ
の検出された差に応じてモータ制御回路132では記録
ヘッド位置合わせ装置112のパルスモータ117を回
転させ、記録ヘッド102の微少回転を行い、記録ヘッ
ド102と一体に設けられ左右のマーク検出器111a
、111bが同時に整合マーク110a、110bを検
出するようパルスモータ117を回転させる信号をパル
スモータドライバに与える。
【0011】マーク検出器111a、111bで整合マ
ーク110a、110bを検出すると同時にライン検出
器108a、108bにより追跡ライン109a、10
9bの基準位置からのずれを検出する。ライン検出器1
08a、108bは図21に示すように光源131から
出た光はレンズ132により静電記録紙104上に集光
され、紙面上で反射された光は集光用レンズ133でフ
ォトセンサ134の受光部に集められる。
【0012】図22に示すようにフォトセンサ134は
フォトトランジスタ135と増幅用オペアンプ136か
ら構成されており、フォトセンサーで受けた光量を電圧
出力変換している。増幅用オペアンプ136の出力は光
量により図23に示すようになる。ライン検出器108
a、108bは上記の2組のフォトセンサ134が追跡
ライン109a又は109bを挟む様に記録ヘッド10
2と一体に左右それぞれ設けられている。
【0013】以上の様に構成されたライン検出器108
a、108bによる記録ヘッド102の並進移動につい
て説明する。
【0014】図24には追跡ライン109a又は109
bがライン検出器108a又は108bに対し正常な位
置関係にある状態である。2組のフォトセンサ134a
と134bに均等に追跡ライン109a又は109bが
検出されており図24(d)に示すように両フォトセン
サ134a、134bの出力電圧は等しい。しかしなが
ら図24(b)に示すように追跡ライン109a、又は
109bが左にずれた場合フォトセンサ134aに達す
る光量が減り、出力電圧も図24に示すように(イ)は
低くなり(ロ)は高くなる。逆に図24(b)に示すよ
うに追跡ライン109a又は109bが右にずれるとフ
ォトセンサ134bに達する光量が増し出力電圧も図2
4(f)に示すように(イ)が高くなり(ロ)が低くな
る。
【0015】ライン検出器108a、108bの出力は
図25に示すようにそれぞれ並進制御回路116の比較
回路(A)135a、比較回路(B)135bに送られ
、ライン検出器108a、108bの各1対のフォトセ
ンサ134a、134bの出力電圧が比較され、その結
果によりライン検出器108a、108bと追跡ライン
109a、109bの位置関係つまり記録ヘッド102
と静電記録紙104の位置関係が補正信号発生回路13
6で判定され、ライン検出器108a、108bの各1
対のフォトセンサー134a、134bの出力電圧が図
24(d)に示すような平衡状態になる様ライン検出器
108a、108bが取り付けられている記録ヘッド1
02を並進運動させるための制御信号をパルスモータド
ライブ回路137に送る。この信号に従ってパルスモー
タドライブ回路137はパルスモータ113を回転させ
て記録ヘッド102を並進させる。その結果ライン検出
器108a、108bの各1対のフォトセンサ134a
、134bの出力が平衡状態になったことを、並進制御
回路116の補正信号発生回路136が検出するとパル
スモータ113を停止させる様に作動する。こうするこ
とにより常に画像が追跡ライン109a、109bの中
央に記録されることになる。
【0016】以上の動作を単色画像の記録が終了するま
で行い、再び搬送ローラ105、106により静電記録
紙104を図14矢印Eで示す方向に搬送し元の状態に
引き戻す。そして上記と同様に整合マーク110a、1
10b及び追跡ライン109a、109bを検出し画像
の位置合わせを行いながら次の単色画像を静電記録紙1
04の同じ領域に重ねて記録していく。そして全ての色
の画像を記録し終わるまで続ける。こうすることにより
色合わせが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成されたカラー画像記録装置においては整合マー
クと追跡ラインをそれぞれ静電記録紙の両縁に沿って設
けるため実際に画像が記録できない部分が多くなるとい
う欠点があった。
【0018】また、静電記録紙の搬送方向に垂直な方向
の位置合わせを左右の追跡ラインをそれぞれ2個のフォ
トセンサで監視し、その2個のフォトセンサの出力が平
衡するように制御するため追跡ライン欠損や濃度ムラが
あると実際には静電記録紙が蛇行或は伸縮していないの
に画像の位置がずれてしまい色ずれを発生するという問
題があった。
【0019】本発明は上記従来の課題を解決するもので
、静電記録紙の記録領域を有効に利用し、かつ静電記録
紙の搬送方向に垂直な方向に伸縮が生じても画像の色ず
れを防止することができ、鮮明なカラー画像を得ること
ができるカラー画像記録装置を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所定の搬送経路に沿って記録媒体を往復し
て搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送路中に設け
られ前記記録媒体上の画像記録領域内に記録画像に対応
する潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段
により前記記録媒体上に形成された記録画像に対応する
潜像をそれぞれ異なる色で可視像化する複数の現像手段
と、前記記録媒体の搬送時に前記記録媒体の両縁をそれ
ぞれ検出する1組の検知手段と、前記搬送手段を作動し
前記記録媒体の同一画像記録領域で潜像形成と現像とを
各色毎に複数回繰り返すことにより合成カラー画像を形
成する記録制御手段と、この記録制御手段により潜像形
成を行うに際し前記検知手段の検出結果に基づいて前記
記録媒体の幅方向の伸縮量を求めこの伸縮量に応じて1
ライン画像信号の画素数を補正する補正手段とを備えた
ものである。
【0021】さらに、本発明は1組の検知手段により記
録媒体の両縁を検出しこの検出結果より前記記録媒体の
幅方向の伸縮量を求め、前記記録媒体が伸びている場合
には1ライン画像信号の任意の1画素を繰り返して画素
数を1画素分増加し、前記記録媒体が縮んでいる場合に
は前記1ライン画像信号の任意の1画素を脱落させて画
素数を1画素分減じるものである。
【0022】
【作用】本発明は上述の構成によって、記録媒体の記録
領域を有効に利用することができ、かつ記録媒体の搬送
方向に垂直な方向に伸縮が生じても画像の色ずれを防止
することができる。
【0023】また、1回の補正で最小制御量だけしか補
正しないため記録媒体の縁に傷、汚れが部分的に発生し
ても大きく画像が修正されることが無く、このための色
ずれも最小限におさえることができる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の一実施例によるカラー画像
記録装置の概略を示す構成図である。図1において1は
記録部であり、2は静電記録ヘッド、3a、3b、3c
、3dはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの各
液体現像剤が供給されて独立に現像位置にセットされる
液体現像器である。4は静電記録紙で、押えローラ7に
より記録ヘッド2に押圧され搬送ローラ5、6およびそ
のピンチローラ5′、6′により記録部1を通って図中
矢印A又はBで示される方向に搬送される。8a、8b
は静電記録紙4の両縁を検出するように設けられた2個
のラインイージセンサを備えたエッジ検出器であり、こ
のエッジ検出器のラインイメージセンサはその受光素子
が画素の密度又はそれぞれよりも高密度でライン状に並
んでいる。
【0025】9は静電記録紙4上にその縁に沿って設け
た(なお本図では便宜上静電記録紙4の上面に示してあ
る)レジストマークである。10はマーク検出器であり
レジストマーク9の通過を検出する。11は記録ヘッド
並進装置でパルスモータ12を制御して記録ヘッド2を
図中矢印Cで示す方向に移動させる。13は記録ヘッド
2に高電圧パルスを印加させる駆動回路、14はマーク
検出器10により得られたレジストマーク9間の計測値
に基づき記録タイミング周期を発生させる記録ヘッド制
御回路、15はラインイメージセンサ8の検出信号によ
り静電記録紙4の蛇行を検知し記録ヘッド並進装置を制
御する並進制御回路である。
【0026】以上のように構成されたカラー画像記録装
置について、その動作を説明する。画像を記録するのに
先立って、最初に静電記録紙4が搬送ローラ5、6によ
り図中矢印Aで示す方向に搬送され記録部1を通過する
ときに片縁に沿ってレジストマーク9の潜像が形成され
、続いて黒の液体現像剤が供給されている液体現象器3
aにより現像される。レジストマーク9の形成が終了す
ると搬送ローラ5、6により静電記録紙4は図中矢印B
の方向に搬送され元の位置に引き戻される。次に再度黒
の液体現像器3aが現像位置にセットされ黒の画像が記
録される。搬送ローラ5、6により静電記録紙4が図中
Aで示す方向に搬送されるとマーク検出器10によりレ
ジストマーク9の検出が開始される。
【0027】マーク検出器10は図2に示すように光源
16から出た光がレンズ17により集光され静電記録紙
4上を照射する。
【0028】静電記録紙4上から反射された光は集光レ
ンズ18によりフォトセンサ19の受光面に集光される
。フォトセンサ19は図3に示すように光電変換用のフ
ォトトランジスタ20とその出力電圧を増幅するオペア
ンプ21とオペアンプ21の出力電圧を2値のデジタル
信号(レジストマーク9を検出している時はローレベル
、非検出の時はハイレベル)に変換する比較回路22か
ら成っている。マーク検出器10がレジストマーク9を
検出していないときはフォトセンサ19に静電記録紙4
からの反射光が集光され、フォトトランジスタ20がオ
ンし、その結果オペアンプ21の出力がOVとなり、比
較回路22の出力もローレベルになる。一方マーク検出
器10がレジストマーク9を検出するとフォトセンサ1
9には光が反射されず、フォトトランジスタ20がオフ
状態となる。その結果オペアンプ21の出力側に比較回
路22の基準電圧以上の電圧が現れ、比較回路22の出
力がハイレベルとなる。
【0029】以上の様にして搬送ローラ5、6により搬
送されている静電記録紙4上のレジストマーク9をマー
ク検出器10で検出した時のオペアンプ21、比較回路
22の出力波形を図4(a)(b)にそれぞれ示す。マ
ーク検出器10で得られたレジストマーク9の検出信号
は、記録ヘッド制御回路14に送られ、最初のレジスト
マーク9を検出すると画像記録及び位置合わせ制御を開
始する。
【0030】レジストマーク9を検出し静電記録紙4の
搬送方向の位置合わせを行う方法について図5、図6に
より説明する。
【0031】図5において、23はQ端子及びQ’端子
を出力端子として持つフリップフロップ、24a、24
bはレジストマーク9の間隔を計測するカウント回路(
A)、(B)、25a、25bは記録タイミング信号の
周期を演算する除算回路(A)、(B)、26a、26
bは補正回路(A)、(B)27は記録タイミング信号
のパルス数を計数するトリガーカウント回路、28a、
28bは論理積回路、29は論理和回路である。
【0032】図6(a)に示すレジストマーク9の検出
信号がフリップフロップ23に与えられると、レジスト
マーク9のエッヂが検出される毎にフリップフロップ2
3のQおよびQ’端子は1、0を出力する。フリップフ
ロップ23のQ、Q’端子は、それぞれカウント回路(
A)24a、カウント回路(B)24bのカウントイネ
ーブル端子に接続されており、レジストマーク9のエッ
ヂ間隔を計測するつまり、先ず最初のレジストマーク9
のエッジを検出するとフリップフロップ23のQ出力が
1になり、次のレジストマーク9のエッジまでカウント
回路(A)24aによりエッジ間が計測され、その計測
値は次の除算回路(A)25aで除算され記録トリガー
信号が作られる。この記録トリガー信号は論理積回路2
8aによりゲートされ、2個目のレジストマーク9のエ
ッジを検出してから3個目のレジストマーク9のエッジ
を検出するまで出しつづけられる。また2番目のレジス
トマーク9のエッジを検出するとフリップフロップ23
のQ出力がQ、Q’出力が1になりカウント回路(B)
24bが、レジストマーク9のエッジから3番目のレジ
ストマーク9のエッジまでの間を計測する。その計測値
は除算回路(B)25bで除算され記録タイミング信号
が作られる。
【0033】さらにこの記録トリガーは論理積回路28
bにより第3番目のレジストマーク9のエッジが検出さ
れてから第4番目のレジストマーク9のエッジが検出さ
れるまで出力される。
【0034】このようにレジストマーク9のエッジ間隔
を2組のカウント回路24a、24bにより交互に計測
しその計測値から記録タイミング信号を除算回路(A)
25a及び除算回路(B)25bでの演算により作り出
し記録ヘッド制御回路14のライン記録タイミング信号
の周期を決定する。
【0035】トリガーカウント回路27は、記録タイミ
ング信号のパルス数をカウントし、記録ライン数をカウ
ントする。そしてマーク検出器10がレジストマーク9
のエッジを検出する毎に、上記実際に記録が行われた記
録ライン数と最初にレジストマーク9記録時に想定した
ライン数との差を補正回路(A)、(B)、26a、2
6bで計算し、仮に既に記録したライン数が想定したラ
イン数よりも少ない場合は、次のレジストマーク9間を
記録する際に不足ライン数だけ余分に記録を行い、次の
レジストマーク9のエッジを検出した時点でレジストマ
ーク9の記録時に想定した総記録ライン数と一させるよ
うに記録タイミング信号を作る。また既に記録したライ
ン数が想定したライン数よりも多い場合も同様に次のレ
ジストマーク12のエッジを検出する時点で総記録ライ
ン数を一致させる様に補正回路(A)、(B)、26a
、26bにより除算回路(A)、(B)、25a、25
bに補正を加える。
【0036】以上の動作をさらに図6も用いて詳しく説
明する。図6において、(a)はマーク検出器9の出力
であり、(b)、(c)はそれぞれフリップフロップ2
3のQ、Q’端子の出力波形でありフリップフロップ2
3のQ、Q’端子が継がっているカウント回路(A)2
4a、カウント回路(B)24bにより、レジストマー
ク9のエッジ間がそれぞれT1、T2、T3、……Tn
−1、Tnと計測される。(d)は図5に示す論理和回
路29から出力される記録タイミング信号である。また
、既に述べたように、各レジストマーク9間にはmライ
ンの記録が施されるよう設定してあるものとする。
【0037】今最初のレジストマーク9間、即ち第1番
目と第2番目のレジストマーク9のエッジ間がT1であ
り、このときまだ画像の記録は行なわれていないから、
トリガーカウント回路27のカウント値は0である。従
って、補正回路(A)26aの補正値は0であるから、
次のレジストマーク9間に記録すべきライン数がm−0
=m1と決定され、除算回路(除算回路(A)25aと
する)では除算T/m1=τ1の演算が行われる。そし
て第2番目のレジストマーク間をカウント回路(A)2
4bで計測する時間だけ周期τ1の記録タイミング信号
が出力されると同時にそのパルス数がトリガーカウント
回路27によりカウントされる。次に、第2番目のレジ
ストマーク9間がT2であればそのカウント値はm1+
Δ1 ただし、 (m1+Δ1≦T2/τ1<m1+Δ1+1)である。 従って、本来第3番目のレジストマーク9までに記録す
べきライン数との誤差Δ1が補正回路(B)26bによ
り検出され、次のレジストマーク9間に記録すべきライ
ン数 m−Δ1=m2 が設定され、除算回路(A)25bではT2/m2=τ
2 の演算が行なわれ、第3番目のレジストマーク9のエッ
ジまでの記録ライン数が m+Δ1+m2=2m となる様、記録タイミング信号のパルス周期τ2が演算
される。このパルス周期τ2の記録タイミング信号が記
録ヘッド制御回路14に第3番目のレジストマーク9間
の計測している時間T3の間だけ送出される。カウント
回路(A)24aで時間T3を計測し終えた時点で、ト
リガーカウント回路27では m2+Δ2 ただし (m2+Δ2≦T2/τ2<m+Δ2+1)がカウント
され誤差Δ2が補正回路(c)16aで検出された次の
レジストマーク9間に記録すべきライン数m−Δ2=m
3 が設定され、除算回路(A)25aではT3/m3=τ
3 の演算が行なわれる。
【0038】以上の制御を単色の画像記録を終了するま
で、常にレジストマーク9を検出しながら行う。
【0039】レジストマーク9を検出し静電記録紙4の
搬送方向の位置合わせを行なうと同時に静電記録紙4の
搬送方向に垂直な方向の位置合わせも行なう。
【0040】静電記録紙4の両縁を検出するように設け
たエッジ検出器8a、8bは図7(a)に示すようにL
ED光源30と、静電記録紙4で反射されるLED光源
30の光を受ける画素の密度或はそれよりも高密度でラ
イン状に受光素子が並んでいるラインイメージセンサ3
1と、静電記録紙4からの光をラインイメージセンサ3
1上に集光するロッドレンズアレイ32と、ラインイメ
ージセンサ31の各受光素子からの信号を取り出し、シ
リアルなビット信号として出力するための増幅回路33
を備えている。なお、この位置合わせはエッジ検出器8
a、8bのうちどちらか一方の検出でも、可能であるの
で1つのエッジ検出器を使用する方法について説明する
【0041】図8は増幅回路33の出力信号の例である
。 (a)はエッヂ検出信号の開始を示すトリガー信号、(
b)、(c)、(d)、(e)はいろんな場合のエッヂ
検出信号である。エッヂ検出信号はラインイメージセン
サ31の受光素子に光が入射した場合には該当する受光
素子から電圧出力があり、光が入射しなかった場合には
OVである。
【0042】図8において、増幅回路33からのエッヂ
検出信号(b)が正規の位置に静電記録紙4のエッヂが
ある場合である。
【0043】図中n1はラインイメージセンサ31の受
光素子の一片端(仮にこれを静電記録紙4の記録時搬送
方向に向かって右端側とする)からn1番目の受光素子
の位置に静電記録紙4のエッヂがあることを示す。
【0044】増幅回路31からのエッヂ検出信号が図8
(c)の様になった場合には、静電記録紙4が記録時搬
送方向に向かって左側に、ラインイメージセンサ31の
受光素子(n2−n1)個分ずれている。ここでライン
イメージセンサ31の受光素子のピッチと画素のピッチ
が同等であるとすると静電記録紙4のエッヂが(n2−
n1)画素分ずれたことになる。
【0045】同様にに図8(d)(e)の場合はそれぞ
れ静電記録紙4のエッヂが(n2−n1)、(n3−n
1)ずれた場合に相当する。
【0046】上記のエッヂ検出信号に基づく静電記録紙
4の搬送方向に垂直な方向の位置合わせについて説明す
る。
【0047】図9においてエッヂ検出器8(エッジ検出
器8a、8bのうちどちらか一方)の増幅回路33から
のエッヂ検出信号は計数回路23に送られ、補正周期発
生回路26からの補正タイミング信号に同期して一定の
時間周期で静電記録紙4のエッヂ通過位置(つまりライ
ンイメージセンサ31の何画素目にエッヂがあるか)を
計数回路23で計測する。
【0048】ビット保持回路24には静電記録紙4のエ
ッヂと記録ヘッド2の相対位置関係を示すパラメータが
随時記録される。比較回路25では計数回路23で得ら
れる静電記録紙4のエッヂ位置信号(図8(b)、(c
)、(d)、(e)のn1、n2、n3)とビット保持
回路24に格納されているパラメータとの比較を行い、
静電記録紙4が基準位置からずれた方向の情報を出力す
る。又補正回路27では記録ヘッド2を並進運動(図1
矢印cで表示)させる記録ヘッド並進装置11のパルス
モータ12を制御し、画像の位置を補正するためパルス
モータ駆動回路28の制御信号を出力すると共に、ビッ
ト保持回路24へ補正後の新たな静電記録4のエッヂと
記録ヘッド2の相対位置関係を示すパラメータをセット
する。
【0049】さらに詳しく補正の動作について説明する
。レジストマーク9の記録が終了した静電記録紙4は黒
の画像を記録するため最初の位置まで引き戻される。
【0050】そして前述した、レジストマーク9を検出
して静電記録紙4の搬送方向の位置合わせを行うと同時
に、補正周期発生回路26から出力される最初のタイミ
ングパルスによって図8(b)に示すエッヂ検出信号が
計数回路23で計数され、ラインイメージセンサ31に
対する静電記録紙4のエッジ通過位置n1が得られる。 このエッヂ通過位置n1は初期パラメータとしてビット
保持回路24に保持される。このときの静電記録紙4と
記録ヘッド2の位置関係は図10(a)に示す。つまり
記録ヘッド2の左端から6番目の針電極29から画像が
記録されており(図中斜線で表示)。以後この状態が基
準となり、静電記録紙4が蛇行した時も、常にこの状態
となる様、記録ヘッド2を記録ヘッド並進装置で制御す
る。
【0051】補正周期発生回路26の次のタイミングパ
ルスが出力されたとき、エッヂ検出器8のエッヂ検出信
号は図8(c)であり計数回路23はn2を計測し、そ
の時の静電記録紙4と記録ヘッド2の位置関係は図10
(b)に示す。もしこの状態で画像を記録すれば正規の
位置から2画素分ずれることになる比較回路25ではn
2−n1=2が得られ、静電記録紙4のエッヂが2画素
分左に寄ったことが判定される。この判定結果に基づい
て補正回路27では記録ヘッド2を一画素分並進させる
データ、及び並進させる方向のデータがパルスモータ駆
動回路28に送られる。その結果図10(c)に示すよ
うに記録ヘッド2が1画素分図中白矢印で示す方向に移
動する。その結果画像が正規の位置から1画素ずれるだ
けである。そしてビット保持回路24では補正回路27
から記録ヘッド2を1画素分ずらせた情報が送られ、パ
ラメータを(n1+1)に変更する。次に補正周期発生
回路26からタイミングが発生されたときの、エッヂ検
出器8からのエッヂ検出信号が図8(d)に示すように
(c)と同じであったとすると、上記と同様の制御が行
なわれ、図10(d)に示すようにさらに記録ヘッド2
が1画素分矢印で示す方向に移動される。その結果静電
記録紙4と記録ヘッド2が図10(d)に示すような正
規の状態に戻る。
【0052】このように静電記録紙4のエッヂを一定周
期で検出し常にパラメータとの比較を行い静電記録紙4
と記録ヘッド2との位置関係が所定のものとなるように
一回の補正で一画素分づつ修正して一色(黒)の画素形
成を行う。
【0053】以上のように静電記録紙4縦横両方向の画
像の位置合わせを静電記録紙4上に形成したレジストマ
ーク9と静電記録紙4のエッヂを検出することにより行
って黒の画像形成が終了すると静電記録紙4は搬送ロー
ラ5、6により図1矢印Bで示す方向に搬送され元の位
置に引き戻す。そしてさらに異なる色(例えばシアン)
の液体現像器3bが現像位置にセットされ黒画像を形成
する時と同じ様にレジストマーク9を検知し静電記録紙
4の搬送方向の位置合わせ、さらに静電記録紙4のエッ
ヂを検出し静電記録紙4の幅方向の位置合わせ制御を行
いながらシアン画像の記録が行われる。シアン画像が終
了すればマゼンタ、イエローの画像が同様にして重ね合
わせて記録され合成されたカラー画像の記録が完了する
【0054】次に、静電記録紙4の搬送方向に垂直な方
向に生じる伸縮に対しての補正について説明する。
【0055】上述動作と同様に、図1においてまず画像
の記録に先立って、静電記録紙4が記録部1を通過する
とき記録ヘッド2によりその片縁に沿って形成したレジ
ストマーク9が黒の液体現像器3aで可視像化する。レ
ジストマーク9の形成が完了すると静電記録紙4は搬送
ローラ5、6により図中矢印Bで示す方向に搬送され元
の位置に引き戻される。引き継き黒の画像を形成するた
め黒の液体現像器3aを現像位置にセットし、搬送ロー
ラ5、6により図中矢印Aで示す方向に静電記録紙4が
搬送される。
【0056】それと同時にマーク検出器10によりレジ
ストマーク9を監視する。マーク検出器10により最初
にレジストマーク9が検出されると画像の形成が開始さ
れる。このときのレジストマーク9を検出しながら記録
タイミング信号を発生させ、静電記録紙4の搬送方向の
位置合わせを行なう制御の方法は上述の動作と同じであ
る。
【0057】さらに、マーク検出器10によりレジスト
マーク10を検出すると同時にエッヂ検出器8a、8b
により静電記録紙4の両縁を検出する。エッヂ検出器8
a、8bは上述動作と同様に静電記録紙4のエッヂ検出
信号を記録ヘッド制御回路14に出力する。図11に示
す計数回路(A)43、計数回路(B)44ではそれぞ
れ静電記録紙4のエッヂと基準位置(本例の場合にはエ
ッヂ検出器8a、8bのラインイメージセンサの片縁)
からの受光素子数(受光素子ピッチと画素ピッチが等し
い場合は画素数に相当)が補正周期発生回路51からの
周期信号に同期して計測される。エッヂ検出器8aから
のエッヂ検出信号はビット保持回路45、比較回路46
、補正回路48により静電記録紙4の蛇行を検出し、記
録ヘッド並進装置11により記録ヘッド2を並進させ上
述動作と同様にして静電記録紙4の蛇行に対する位置合
わせ(静電記録紙4の搬送方向の位置合わせ)を行う、
さらに計数回路(A)43と計数回路(B)44で得ら
れる静電記録紙4の左右のエッヂの計測値を基に伸縮検
出回路47では静電記録紙4の幅方向の伸縮を検出する
【0058】伸縮検出回路47で得られた情報により画
像補正回路49では1ライン分の画信号の1画素分の増
減指示を記録ヘッド制御回路42に出力する。この動作
をさらに詳しく説明すると、まず補正周期発生回路51
から最初のパルス信号が出力されると左右のエッヂ検出
器8a、8bからのエッヂ検出信号により図12(a)
に示す計測値a、bが得られる(この時の静電記録紙4
の幅がcであるとする)。次に再び補正周期発生回路5
1からのパルス信号により2回目の計測を計数回路(A
)42、計数回路(B)44が行う。この時の計測値が
図12(b)に示すようにそれぞれa0、b0とすると
、(a+b)−(a0+b0)が静電記録紙4の伸縮量
に相当する。つまり(a+b)−(a0+b0)の演算
を伸縮検出回路47で行う。その結果が正であれば静電
記録紙4が縮んでおり、負であれば伸びており零であれ
ば静電記録紙4の伸縮が無いと判定される。この判定結
果は画像補正回路49に送られ記録ヘッド制御回路42
で静電記録紙4が伸びている場合には1ライン分の画像
信号の中で1画素分増やすよう、又静電記録紙4が縮ん
でいる場合には1ライン分の画像信号の中で1画素分減
らすように画像信号を制御する。
【0059】図13には記録ヘッド制御回路42での画
像信号の修正を示す。記録ヘッド制御回路42では送ら
れてくる画像信号を一旦画信号メモリ回路(図示せず)
に入れるわけであるが、このときもし静電記録紙4に伸
び縮みがなければ、無修正で画信号メモリ回路に入れる
。一方静電記録紙4が伸びている場合にはm番目の画素
を連続して2回くり返し、また静電記録紙4が縮んでい
る場合にはm番目の画素を脱落させて画信号メモリ回路
に格納する。そして以上のように静電記録紙4の伸縮に
対し画像信号を伸縮させ駆動回路13に送出する。さら
に補正した結果(画像信号を1画素分増減させたか又は
無修正であるか)を伸縮検出回路42にフィードバック
する。伸縮検出回路47ではその結果により計数回路(
A)43と計数回路(B)44の計測値の初期値の和(
a+b)を修正する。静電記録紙4が伸びている場合に
は1を加え、縮んでいる場合には1を減じ新たな基準値
とする。この制御を行いながら黒の画像の形成を終了す
ると再度同じ動作をくり返し、シアン、マゼンタ、イエ
ローの画像を順次重ねて合成されたカラー画像を得る。
【0060】以上の静電記録紙4の幅方向の伸縮に対す
る位置合わせにおいて、画素信号の何番目を増やすか、
又は脱落させるかは任意に設定できる。例えば、本実実
施例のように静電記録紙4の蛇行による制御を、エッヂ
検出器8aが取り付けられている側で行うとすると画信
号の増減を、エッヂ検出器8aが取り付けられているか
ら幅方向で2/3又は1/2というように増減画素位置
を離散的にかつ連続しないように設定すると良好な結果
が得られる。又プロッターなどの場合は最小線幅或は最
小画素を2画素で印字するようにすれば、静電記録紙4
の縮みによる補正においても印字ドットの脱落、すなわ
ち細線が事実上なくなってしまうことを防止できる。ま
た、エッヂ検出器8a、8bで静電記録紙4のエッヂを
検出する際、連続して計測した複数の値を平均化しても
良いし、又各画像の記録を終了した後、搬送ローラ5、
6により静電記録紙4を図中矢印B方向に巻き戻す時に
もエッヂ検出器8a、8bで静電記録紙4のエッヂを検
出し、疑似的に修正を加えていくことも可能である。さ
らに静電記録紙4のエッヂ検出器8又は8a、8bはエ
ッヂの検出精度を向上させるため、図7(b)に示すよ
うに表面を黒くする等光を反射しない様に処理した固定
又は回転可能に設けたローラ52に静電記録紙4を押し
当ててラインイメージセンサ31で検出するよう構成す
ると、記録紙の振動、浮き等による検出誤差を防止でき
より効果的である。さらに、実施例ではレジストマーク
9を静電記録紙4の片側にのみ設けたが、従来例の様に
静電記録紙4の両側に設けそれに対応して設けた左右の
マーク検出器で検出し、記録ヘッド2を静電記録紙4上
で微少回転させ静電記録紙4の傾きに対する位置合わせ
組み合わせることも可能である。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は所定の搬送経路に沿って記録媒体を往復して搬送する
搬送手段と、前記記録媒体の搬送路中に設けられ前記記
録媒体上の画像記録領域内に記録画像に対応する潜像を
形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段により前記
記録媒体上に形成された記録画像に対応する潜像をそれ
ぞれ異なる色で可視像化する複数の現像手段と、前記記
録媒体の搬送時に前記記録媒体の両縁をそれぞれ検出す
る1組の検知手段と、前記搬送手段を作動し前記記録媒
体の同一画像記録領域で潜像形成と現像とを各色毎に複
数回繰り返すことにより合成カラー画像を形成する記録
制御手段と、この記録制御手段により線像形成を行うに
際し前記検知手段の検出結果に基づいて前記記録媒体の
幅方向の伸縮量を求めこの伸縮量に応じて1ライン画像
信号の画素数を補正する補正手段とを備えたことにより
、記録媒体の記録領域を有効に利用することができ、か
つ記録媒体の搬送方向に伸縮が生じても画像の色ずれを
防止することができる。その結果、鮮明なカラー画像を
得ることが可能となる。
【0062】また、1回の補正で最小制御量だけしか補
正しないため記録媒体の縁に傷、汚れが部分的に発生し
ても大きく画像が修正されることがなく、このための色
ずれも最小限におさえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカラー画像記録装置の
概略を示す構成図
【図2】上記実施例に用いるマーク検出器の構成図
【図
3】マーク検出器に用いるフォトセンサの構成図
【図4
】フォトセンサのオペアンプ及び最終出力波形図
【図5
】記録ヘッド制御回路のブロック図
【図6】記録ヘッド
制御回路の動作を説明するタイミング波形図
【図7】(a)および(b)はエッジ検出器の構成図

図8】エッヂ検出器の動作を説明するタイミング波形図
【図9】並進制御回路のブロック図
【図10】画像の位置合わせの状態を示した模式図
【図
11】記録媒体の搬送方向に垂直な方向に生じる伸縮を
補正する手段を備えた記録ヘッド制御回路のブロック図
【図12】上記補正を行なう場合のエッジ検出器と記録
媒体の状態を示す図
【図13】記録ヘッド制御回路での画像信号の補正を示
す図
【図14】従来のカラー画像記録装置の概略を示す構成
【図15】従来のカラー画像記録装置のマーク検出器の
構成図
【図16】従来のカラー画像記録装置のマーク検出器に
用いるフォトセンサの構成図
【図17】フォトセンサのオペアンプの出力波形図
【図
18】フォトセンサの最終出力波形図
【図19】従来の
カラー画像記録装置の記録ヘッド制御回路を示すブロッ
ク図
【図20】同記録ヘッド制御回路の動作を説明するタイ
ミング波形図
【図21】同マーク検出器の構成図
【図22】同マーク検出器に用いるフォトセンサの構成
【図23】同フォトセンサのオペアンプの出力波形図

図24】従来のカラー画像記録装置による位置合わせを
示す模式図
【図25】従来のカラー画像記録装置に用いられる並進
制御回路のブロック図
【符号の説明】
2  静電記録ヘッド 4  静電記録紙 8a  エッジ検出器 8b  エッジ検出器 9  レジストマーク 10  マーク検出器 11  記録ヘッド並進装置 13  駆動回路 14  記録ヘッド制御回路 15  並進制御回路 46  比較回路 47  伸縮検出回路 48  補正回路 49  画像補正回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の搬送経路に沿って記録媒体を往
    復して搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送路中に
    設けられ前記記録媒体上の画像記録領域内に記録画像に
    対応する潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成
    手段のより前記記録媒体上に形成された記録画像に対応
    する潜像をそれぞれ異なる色で可視像化する複数の現像
    手段と、前記記録媒体の搬送時に前記記録媒体の両縁を
    それぞれ検出する1組の検知手段と、前記搬送手段を作
    動し前記記録媒体の同一画像記録領域で潜像形成と現像
    とを各色毎に複数回繰り返すことにより合成カラー画像
    を形成する記録制御手段と、この記録制御手段により潜
    像形成を行うに際し前記検知手段の検出結果に基づいて
    前記記録媒体の幅方向の伸縮量を求めこの伸縮量に応じ
    て1ライン画像信号の画素数を補正する補正手段とを具
    備したことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】  1組の検知手段により記録媒体の両縁
    を検出しこの検出結果より前記記録媒体の幅方向の伸縮
    量を求め、前記記録媒体が伸びている場合には1ライン
    画像信号の任意の1画素を繰り返して画素数を1画素分
    増加し、前記記録媒体が縮んでいる場合には前記1ライ
    ン画像信号の任意の1画素を脱落させて画素数を1画素
    分減じることを特徴とする請求項1記載のカラー画像記
    録装置。
  3. 【請求項3】  1組の検知手段は、記録媒体の縁に沿
    って連続的に略等間隔に設けられたレジストマークを検
    出する毎に前記記録媒体の両縁を検出することを特徴と
    する請求項1記載のカラー画像記録装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100797447B1 (ko) * 2004-08-10 2008-01-24 어플라이드 매터리얼스 게엠베하 운트 컴퍼니 카게 마그네트론 스퍼터링 장치, 원통형 캐소드 및 기재상의다성분 필름 코팅 방법
JP2011232528A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、制御装置、およびプログラム

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