JPH04355906A - チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置 - Google Patents

チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置

Info

Publication number
JPH04355906A
JPH04355906A JP15671791A JP15671791A JPH04355906A JP H04355906 A JPH04355906 A JP H04355906A JP 15671791 A JP15671791 A JP 15671791A JP 15671791 A JP15671791 A JP 15671791A JP H04355906 A JPH04355906 A JP H04355906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
choke coil
switching power
power supply
bypass means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15671791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Inao
稲生 清春
Shuichi Matsuda
修一 松田
Hitoshi Hiramatsu
平松 仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP15671791A priority Critical patent/JPH04355906A/ja
Publication of JPH04355906A publication Critical patent/JPH04355906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源装置等
に用いられるノイズ低減装置に係り、特に小型で伝導ノ
イズ低減効果の大きな構造の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置においては、例え
ば本出願人の提案に係る特開平2−79766号公報で
開示されているようにノイズ低減装置(ノイズフィルタ
回路)が使用されている。図16は従来公知のスイッチ
ング電源装置の回路図である。図において、フィルタ回
路10ではレベル端子Lと中立端子Nに商用の交流電源
が接続され、グランド端子Gが接地されている。ダイオ
―ドブリッジDBはフィルタ回路10から出力された交
流電流を整流し、コンデンサC1で平滑化している。ト
ランスTの一次巻線n1にはコンデンサC1で平滑化さ
れた直流電流が印加され、FET等のスイッチング素子
Qによりオンオフしている。するとトランスTの二次巻
線n2にはスイッチング信号が誘起されるので、ダイオ
―ドD1,D2により整流し、チョ―クコイルL2で高
周波数成分を除去してコンデンサC2に蓄電し、負荷側
に所定電圧Vout の直流電流を供給している。出力
電圧安定化回路は出力電圧Vout を検出して予め定
められた一定電圧になるようにスイッチング素子Qにオ
ンオフ制御信号を送っている。尚、フィルタ回路10は
ダイオ―ドブリッジDBとコンデンサC1寄りなる整流
平滑化回路に対して前段に設けられているが、後段に設
けてもよくまた前段と後段の両者に設けてもよい。
【0003】図17は上述したフィルタ回路10の詳細
回路図である。アクロスザラインコンデンサCX1はレ
ベル端子Lと中立端子Nを連絡するもので、これと並列
に放電用の抵抗R1が接続されている。コモンモ―ドチ
ョ―クコイルL1はアクロスザラインコンデンサCX1
の後段に接続されたもので、コモンモ―ドノイズ及びノ
―マルモ―ドノイズを低減する。アクロスザラインコン
デンサCX2はコモンモ―ドチョ―クコイルL1の後段
に接続されたものであり、これと並列にコンデンサCY
1,CY2が接続されている。コンデンサCY1,CY
2は両者の接続点が接地されたもので、コモンモ―ドノ
イズを低減する。フィルタ回路10はスイッチング電源
装置から交流電源側に伝導・流出していくノイズを抑圧
することを主たる作用としている。
【0004】図18はフィルタ回路10近傍のノイズの
説明図である。フィルタ回路10は入力端子としてP1
,P2を有し、出力端子としてP3,P4を有している
。入力端子P1,P2には交流電源2が接続され、出力
端子P3,P4にはスイッチング電源4が接続されてい
る。スイッチング電源4はインピ―ダンスZ1を介して
接地されている。
【0005】ここでスイッチング電源4をノイズ源とす
ると、コモンモ―ドノイズ電流i1とノ―マルモ―ドノ
イズ電流i2,i3の二種類がある。コモンモ―ドノイ
ズ電流i1は図中破線で示すごとく、インピ―ダンスZ
1とグランドを通して流れスイッチング電源4に戻るも
のである。インピ―ダンスZ1としては、スイッチング
素子Qのカンケ―スとヒ―トシンク間のキャパシタ等が
ある。ノ―マルモ―ドノイズ電流i2は実線に示すごと
く、交流電源2からフィルタ回路10に流れるものであ
り、ノ―マルモ―ドノイズ電流i3は一点鎖線で示すご
とく、スイッチング電源4からフィルタ回路10に流れ
るものであり、いずれも交流電源2とスイッチング電源
4とを接続する二本の信号線間を往復する経路で流れる
ものである。
【0006】続いてフィルタ回路10のノイズ低減を各
ノイズ毎に分節する。コモンモ―ドノイズ電流i1はコ
モンモ―ドチョ―クコイルL1とコンデンサCY1,C
Y2の作用で低減される。即ち、コモンモ―ドチョ―ク
コイルL1はそのインダクタンスがコモンモ―ドノイズ
電流i1に対して大きなインピ―ダンスとして働く。ま
たコンデンサCY1,CY2は、その共通接続点が接地
されているので、コモンモ―ドノイズ電流i1をスイッ
チング電源4側に還流させて、交流電源2側に洩れない
ようにしている。ノ―マルモ―ドノイズ電流i2はアク
ロスザラインコンデンサCX2の作用により交流電源2
側の発生源に還流し、ノ―マルモ―ドノイズ電流i3は
アクロスザラインコンデンサCX1の作用によりスイッ
チング電源4側の発生源に還流し、信号線に流れるノ―
マルモ―ドノイズ電流i2,i3の総量を削減している
【0007】図19はコモンモ―ドチョ―クコイルL1
の動作説明図である。コモンモ―ドチョ―クコイルL1
はコイル11,12とこれらのコイルが共通に巻かれコ
ア13よりなり、コア13は閉磁路を形成している。主
インダクタンスはコイル11,12の両方に鎖交する磁
束φ1によって発生するものであり、洩れインダクタン
スは一方のコイルのみに鎖交する磁束φA,φB,φC
によって発生するものである。コモンモ―ドノイズ電流
i1に対しては主インダクタンス、ノ―マルモ―ドノイ
ズ電流i2,i3に対しては洩れインダクタンスが減衰
に寄与している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来コ
モンモ―ドチョ―クコイルL1は主インダクタンスを増
大することを目的としているので、洩れインダクタンス
は主インダクタンスを得るのに必要な巻数により定まる
二次的なものに過ぎなかった。そこで洩れインダクタン
スの値はノ―マルモ―ドノイズ電流を減衰させるには十
分な値でなく、アクロスザラインコンデンサCX1,C
X2の容量を増大させて対処していた。この結果、フィ
ルタ回路10が大形化するのでコストが増大し、スイッ
チング電源の様にノイズ規制が要求され、かつ小型・低
価格の製品が望まれている場合には大きな問題になって
いた。
【0009】本発明はこのような課題を解決したもので
、コモンモ―ドチョ―クコイルL1の洩れインダクタン
スを増大させることによりフィルタ回路を小型・低コス
トにすることができるチョ―クコイル及びスイッチング
電源装置のノイズ低減装置を提供することを目的とする
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る請求項1の発明は、閉磁路を構成するコア(21)と
、このコアの異なる部分に巻装された2個のコイル(1
1,12)と、当該コアの閉磁路内側に磁性材料で設け
られた、当該コイルに流れる電流により発生する磁束の
一部を当該閉磁路とは独立にバイパスするバイパス手段
(22)とを具備するものである。
【0011】請求項2の発明は、断面積(a)が一定な
閉磁路を構成するコア(45)と、このコアの異なる部
分に巻装された2個のコイル(11,12)と、当該コ
アの閉磁路内側であって当該2個のコイルを互いに隔て
る閉磁路の位置に磁性材料で設けられた、当該コイルに
流れる電流により発生する磁束の一部を当該閉磁路とは
独立にバイパスするバイパス手段(46,47)とを具
備している。そして、前記バイパス手段の断面積を前記
コア断面積の二倍若しくはこれよりも僅かに小さな値と
するものである。
【0012】請求項3の発明は、断面積(a)が一定な
閉磁路を構成するコア(45)と、このコアの異なる部
分に巻装された2個のコイル(11,12)と、当該コ
アの閉磁路内側であって当該2個のコイルを互いに隔て
る閉磁路の位置に磁性材料で設けられた、当該コイルに
流れる電流により発生する磁束の一部を当該閉磁路とは
独立にバイパスするバイパス手段(48)とを具備して
いる。そして、前記バイパス手段の磁性材料を前記コア
の磁性材料の飽和磁束密度よりも高くすると共に、前記
バイパス手段の断面積を前記コア断面積よりも小さな値
とするものである。
【0013】第2の発明は、請求項1,2又は3記載の
チョ―クコイルを介して交流電源と接続され、印加され
る交流電流を整流平滑化回路によって直流化し、この直
流化された電流をスイッチング電源により所定電圧の直
流電圧にして負荷側に供給することを特徴とするもので
ある。尚、チョ―クコイルと整流平滑化回路の接続関係
は、逆であっても差し支えない。
【0014】
【作用】本発明の各構成要素はつぎの作用をする。バイ
パス手段は、コイルに流れる電流により発生した磁束の
一部が、閉磁路以外の磁気経路をバイパスするよう作用
する。従って、これにより漏れ磁束、つまりコモンモー
ドチョークコイルの漏れインダクタンスが増加する。従
って、この様なチョ―クコイルを電源装置のノイズ低減
装置に利用すれば、ノーマルモードノイズ電流に対し、
インダクタンス成分が発生するので、このノイズ電流を
低減できるようになる。
【0015】
【実施例】以下図面を用いて、本発明を説明する。図1
は本発明に係るコモンモードチョークコイルの第1実施
例を示す図である。図において、リング状コア21は円
環状の閉磁路を構成するもので、透磁性材料よりなる。 突起22,23はリング状コア21の中心側に突出する
方向に設けられた透磁性部材で、円環状の閉磁路に対し
てバイパス経路を構成し、本発明者は中足コアと呼んで
いる。この突起はコアの一部となっている。コイル11
,12はリング状コア21の突起22,23で区分され
た二つの領域にそれぞれ巻装されいる。突起22,23
の間にはエアギャップが設けられている。これはエアギ
ャップを設けないと漏れ磁束(突起22,23部分を通
過する磁束)が大きくなり過ぎ、交流電源2(図18参
照)からスイッチング電源4側へ供給する本来の動作電
流自身によりコア21が飽和するためである。しかし、
突起22,23部分の磁性体の透磁率が小さい材質の場
合は、このエアギャップを設けなくても差し支えない。
【0016】このように構成された装置のインダクスン
ス増大作用を次に説明する。図2は図1のコモンモード
チョークコイルのインダクタンスモデルである。コイル
11と12において、リング状コア21の外縁側に漏れ
る磁束φB同士は、便宜上同じとする。そしてリング状
コア21に囲まれた内側に漏れる磁束をφA´とする。 このとき、突起22,23を有しない従来型の内側洩れ
磁束φAと大小関係を比較すると、突起22,23を有
するもののほうが洩れ磁束が大きくなる。 φA<φA´                   
         (1)次に、外縁側洩れ磁束φBと
、内側洩れ磁束φA´とを比較すると、磁束φBの通る
空気の経路の方が、極めて大きい(即ち磁気抵抗が極め
て大きい)から次式が成立している。 φB<<φA´                  
        (2)
【0017】図3は漏れインダ
クタンスを発生させる磁束の通る空間のモデルを示す図
である。磁束の通る空間を次の3領域に分ける。 領域E:コア21に囲まれた領域のうち、磁束がバイパ
スする部分(図2の22,23とその近傍の部分)を除
いた部分 領域F:コア21に囲まれた領域のうち、領域Eを除い
た部分 領域G:コア21の外側の領域
【0018】図4は図3の装置の磁気等価回路図で、一
方のコイル11(または12)から生じる磁束であって
、漏れインダクタンスを発生させるものについての磁気
回路を示してある。突起22,23を有しない場合の領
域E,F,Gの磁気抵抗は空気の磁気抵抗となる。そこ
で、各領域E,F,Gの各磁気抵抗をそれぞれRE ,
RF ,RG とする。Ro は、閉磁路であるコア2
1のうち漏れ磁束が通る部分の磁気抵抗であり、RE 
,RF ,RG に比べて極めて小さく、無視できる。 また、Vm は、コイルによる起磁力で、コイルの巻数
Nに流れる電流Iを乗じたものに等しくなっている。
【0019】ここで、バイパス手段を設けると、RF 
は、RF /μr となる。μr は、バイパス手段(
磁性体とエアギャップを合わせた部分)の実効比透磁率
であり、1<μr である。バイパス手段を設ける前の
漏れインダクタンスをL,バイパス手段を設けた後の漏
れインダクタンスをL´とすると、次の関係が成立する
。   L={1/RE +1/RF +1/RG }・N
2     ={1/RF +(1/RE +1/RG
 )}・N2               (3) 
 L´={1/RE +μr /RF +1/RG }
・N2       ={μr /RF +(1/RE
 +1/RG )}・N2           (4
)  N:コイル11,12のそれぞれのターン数
【0
020】(3)式と(4)式から、L<L´であること
が分かる。即ち、バイパス手段を設けたことにより、領
域Fを通る磁束が増加し、漏れインダクタンスが大きく
なったのである。例えば、RE ,RF ,RG が同
程度であり、領域Fにμr =10のコア材料を用いた
場合、漏れインダクタンスは、4倍となる。また、必要
に応じ、バイパス手段にエアギャップを設けたり、適切
な比透磁率の値の材質を用いることで所望の漏れインダ
クタンスを得ることができる。この場合、ノーマルモー
ドノイズ電流に対するインピーダンスを増大させること
になるが、交流電源2からスイッチング電源(負荷)4
に供給する本来の電力用信号に対しては、インピーダン
スとして作用する虞はない。元来の電力用信号は、商用
周波数が50Hz或いは60Hzであるのに対し、通常
問題となるノーマルモードノイズ電流の周波数は10k
Hz以上であり、周波数帯域が全く相違する為である。
【0021】次に、図5は本発明の第1実施例の変形で
あって、閉磁路としてのリング状コア25に、磁性材料
で構成されたセパレータ26をバイパス手段として設け
たものである。このセパレータ26は、2つのコイル1
1と12を物理的に隔てる作用も持つ。この図では、磁
性材料で構成されたセパレータ26がバイパス手段であ
る。
【0022】図6は本発明の第2実施例で、角型コアを
用いた場合である。図6(a)はE形コア27と、I形
コア28を組み合わせて閉磁路を構成した例であり、E
形コアの中央脚29がバイパス手段を形成している。図
6(b)は2つのE形コア31,32を組み合わせた例
である。図6(c)は2つのU形コア33,34を組み
合わせて閉磁路を構成している。そしてこの閉磁路の中
に中足コア35を配置し、バイパス手段としている。
【0023】次に第2実施例についての具体的な測定例
を説明する。表1に、UU形コア{従来例…図6(c)
の構成から中足コアを除去したもの}を用いた場合と、
EE形コア{本実施例…図6(b)}を用いた場合の、
漏れインダクタンスの実測比較データを示す。
【表1】 上記実施例のコモンモードチョークコイルは、閉磁路の
長さが70mm、閉磁路の断面積が24mm2 、エア
ギャップが5mmで、各コイル11,12は90ターン
ずつ巻装したものである。主インダクタンスは同じであ
るが、洩れインダクタンスがほぼ2倍になっている。
【0024】図7は本発明の第3実施例の説明図である
。U型コア2個とI型コア1個を用い、コイル11と1
2で漏れインダクタンスの大きいコモンモードチョーク
コイルを構成し、コイル13と14で従来のコモンモー
ドチョークコイルを構成した場合の複合型を示したもの
である。この図の例では、バイパス手段としての中足コ
ア38は、エアギャップを設けることなくコア37に接
続している。この場合、中足コア38の材質は、透磁率
の小さい磁性材料が用いられる。
【0025】図8は本発明の第4実施例の説明図である
。コイルとして平面形コイル15,16を用いた例であ
る。そして閉磁路としての角型コア41に、バイパス手
段の中足コア40を設けている。
【0026】図9は本発明の第5実施例の説明図で、3
相コモンモードチョークコイルの構成を示している。閉
磁路としてのリング状コア42に3つのコイル17,1
8,19を巻装し、バイパス手段としてのY形中足コア
41を設けたものである。図10は本発明の第5実施例
を変形したものの説明図で、中足コア43にエアギャッ
プを設けたものである。
【0027】今度は、閉磁路を構成するコアと本発明で
設けるバイパス手段の寸法の関係を説明する。図11は
図6(b)のE形コアを2つ用いた第6実施例である。 図において、閉磁路を構成する部分の断面積をaとした
場合、バイパス手段46,47の部分の断面積はその二
倍の2aとしている。
【0028】一般に、ノ―マルモ―ドの電流で一番大き
いのは交流電源2からスイッチング電源4に供給する本
来の電力用電流である。そして総べてのノーマルモード
の電流により発生する漏れ磁束をφM とした場合、閉
磁路を構成するコア45の断面積aは、このφM で飽
和しない値に予め設計できる。即ちコイル11,12の
ターン数N、交流電源2からスイッチング電源4に供給
する本来の電力用電流の値が、予め分かっているので、
磁束φM は容易に算出することができる。すると、図
示するように、バイパス手段46,47には、2つのコ
イル11,12で発生した磁束φM の2倍が流れるの
で、これらで飽和しないように、これの断面積を閉磁路
断面積の二倍である2aとするのである。
【0029】図12は本発明の第7実施例の説明図であ
る。コア45は閉磁路を成すコの字形状の部材を二つ突
き合わせたもので、例えば比透磁率7500程度のMn
Zn系フェライトやFe系アモルファスを使用する。中
足コア48はコア45の中ほどを連結するもので、材料
には比透磁率が数十〜数百で、飽和磁束密度が約1テス
ラ以上の磁性材料を用いるのが好ましい。例えば3%ケ
イ素鋼板では比透磁率が周波数100kHzにおいて6
00、飽和磁束密度2.0テスラのものが得られ、Fe
−Si−Al系合金センダストや純鉄等の磁性材料でも
良い。実施例6のバイパス手段46,47に比較すると
、飽和磁束密度の高い磁性材料を使用している。
【0030】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図13は漏れインダクタンスを発生させる磁束
の通る空間のモデルを示す図である。磁束の通る空間を
次の3領域に分ける。 領域E*:コア45に囲まれた領域のうち、磁束がバイ
パスする部分(中足コア48とギャップが存在する場合
にはギャップ近傍の部分)を除いた部分領域F*:コア
45に囲まれた領域のうち、磁束をバイパスする部分 領域G*:コア45の外側の領域 尚、磁気等価回路図は図4の各磁気抵抗RE ,RF 
,RG をそれぞれ各領域E*,F*,G*の磁気抵抗
と読み替えれば良い。
【0031】この場合、洩れインダクタンスを発生させ
る磁束φは次式で与えられる。
【数1】 実施例6の一方のコイル11(12)より生ずる洩れイ
ンダクタンスLは次式で与えられる。
【数2】 ここで、中足コア48の磁気抵抗をRF に保持しなが
ら、断面積AがA/a(a>1)となるようにコア材質
を選定する。この場合、バイパス磁路を通る磁束φは等
しくなるから、実施例6の磁束密度をB1、本実施例の
磁束密度をB2とすると次式が成立している。
【数3】 いま、実施例6のバイパス手段46,47の飽和磁束密
度をBm、本実施例の中足コア48の飽和磁束密度をB
m´とする。すると同一NI値での磁束密度を比較した
場合、(数3)より実施例7は実施例6の形式よりもa
倍の磁束密度となる。そこで、両者を同一NI値で飽和
させるには、次の条件を充足させる必要がある。
【数4】 言い替えると、バイパス手段用コアの磁気抵抗を実施例
6と等しく保ち、飽和磁束密度が実施例6の材質に対し
てa倍の材質を採用すれば、洩れインダクタンスと飽和
NI値(飽和電流値)を実施例6と等しく保ちながら、
中足コアの断面積を実施例6と比較して1/a倍に小形
化できる。この結果、チョ―クコイルを小形化できると
言う効果を生ずる。
【0032】通常、バイパス磁路は実効比透磁率が5〜
50の範囲で用いるので、中足コア48の透磁率はコア
45の材質に比較して低くてよい。高い飽和磁束密度に
することによりより細い断面積にすることができる。例
えば、実施例6でバイパス磁路幅が5〜10mmである
場合、厚さ0.1mmの3%ケイ素鋼板を中足コア48
に数枚重ねて用いることで、バイパス磁路幅を1mm程
度にすることができると言う設計例がある。
【0033】図14は図6(b)のE形コアを2つ用い
た第8実施例で、バイパス手段の形状を中心方向に対し
てテ―パ状にしたものである。閉磁路を構成する部分の
断面積をa、バイパス手段48,49の断面積をbとし
た場合、次の関係が成立している。 b<2a                     
           (5)
【0034】図15は、
長さlの棒状のコアにコイルを巻装し、磁界を加えた時
のコア内の磁束密度Bxの分布(規格化した値)を示し
た図である。この特性は、多くの文献に記載され広く知
られている。図において、棒状コアの長手方向をx軸に
とっており、コアの中心位置をx=0としている。なお
、Bo はコアの中心位置における磁束密度であり、B
x は任意の位置xの磁束密度を表している。図から明
らかなように、棒状コアの両方の端部程、磁束密度は小
さくなる。従って、実施例8において、図15の端部に
相当するバイパス手段48,49の断面積bをb<2a
とすることができ、コアを構成する材料を節約すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、漏
れ磁束を意識的に増大させるチョ―クコイルの構成とし
たので、コモンモードノイズ電流のみならず、ノーマル
モードノイズ電流の低減も行うことができる。また、ア
クロスザラインコンデンサCx1,Cx2の容量を少な
くすることもでき、スイッチング電源のノイズ低減装置
に用いると部品コストの低減に寄与する。
【0036】また実施例7のように、バイパス磁路とな
る中足コアに閉磁路を構成するコアに比べて高い飽和磁
束密度を有する材料を使用すると、実施例6に比較して
中足コアが細い断面積のもので済み、チョ―クコイルや
ノイズフィルタを小形化できると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチョークコイルの第1実施例を示
す図である。
【図2】図1のインダクタンスモデル図である。
【図3】漏れインダクタンスを発生させる磁束の通る空
間のモデル図である。
【図4】図3の装置の磁気等価回路図である。
【図5】本発明の第1実施例の変形構成図である。
【図6】本発明の第2実施例の構成図である。
【図7】本発明の第3実施例の構成図である。
【図8】本発明の第4実施例の構成図である。
【図9】本発明の第5実施例の構成図である。
【図10】本発明の第5実施例の変形を示す構成図であ
る。
【図11】本発明の第6実施例の構成図である。
【図12】本発明の第7実施例の構成図である。
【図13】洩れインダクタンスを発生させる磁束の通る
空間のモデル図である。
【図14】本発明の第8実施例の構成図である。
【図15】長さlの棒状のコアにコイルを巻装し、磁界
を加えた時のコア内の磁束密度Bxの分布を示した図で
ある。
【図16】従来公知のスイッチング電源装置の回路図で
ある。
【図17】フィルタ回路の詳細図である。
【図18】フィルタ回路近傍のノイズの説明図である。
【図19】コモンモ―ドチョ―クコイルL1の動作説明
図である。
【符号の説明】
11,12…コイル 21…コア 22,23…突起 45…コア 46,47…バイパス手段 48…中足コア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉磁路を構成するコア(21)と、このコ
    アの異なる部分に巻装された2個のコイル(11,12
    )と、当該コアの閉磁路内側に磁性材料で設けられた、
    当該コイルに流れる電流により発生する磁束の一部を当
    該閉磁路とは独立にバイパスするバイパス手段(22)
    と、を具備することを特徴とするチョ―クコイル。
  2. 【請求項2】断面積(a)が一定な閉磁路を構成するコ
    ア(45)と、このコアの異なる部分に巻装された2個
    のコイル(11,12)と、当該コアの閉磁路内側であ
    って当該2個のコイルを互いに隔てる閉磁路の位置に磁
    性材料で設けられた、当該コイルに流れる電流により発
    生する磁束の一部を当該閉磁路とは独立にバイパスする
    バイパス手段(46,47)と、を具備し、前記バイパ
    ス手段の断面積を前記コア断面積の二倍若しくはこれよ
    りも僅かに小さな値とすることを特徴とするチョ―クコ
    イル。
  3. 【請求項3】断面積(a)が一定な閉磁路を構成するコ
    ア(45)と、このコアの異なる部分に巻装された2個
    のコイル(11,12)と、当該コアの閉磁路内側であ
    って当該2個のコイルを互いに隔てる閉磁路の位置に磁
    性材料で設けられた、当該コイルに流れる電流により発
    生する磁束の一部を当該閉磁路とは独立にバイパスする
    バイパス手段(48)と、を具備し、前記バイパス手段
    の磁性材料を前記コアの磁性材料の飽和磁束密度よりも
    高くすると共に、前記バイパス手段の断面積を前記コア
    断面積よりも小さな値とすることを特徴とするチョ―ク
    コイル。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載のチョ―クコイル
    を介して交流電源と接続され、印加される交流電流を整
    流平滑化回路によって直流化し、この直流化された電流
    をスイッチング電源により所定電圧の直流電圧にして負
    荷側に供給することを特徴とするスイッチング電源装置
    のノイズ低減装置。
  5. 【請求項5】交流電源より送られる交流電流を整流平滑
    化回路によって直流化し、この直流化された電流を請求
    項1,2又は3記載のチョ―クコイルを介してスイッチ
    ング電源に供給し、当該スイッチング電源により所定電
    圧の直流電圧にして負荷側に供給することを特徴とする
    スイッチング電源装置のノイズ低減装置。
JP15671791A 1991-02-20 1991-06-27 チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置 Pending JPH04355906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15671791A JPH04355906A (ja) 1991-02-20 1991-06-27 チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2619691 1991-02-20
JP3-26196 1991-02-20
JP15671791A JPH04355906A (ja) 1991-02-20 1991-06-27 チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04355906A true JPH04355906A (ja) 1992-12-09

Family

ID=26363938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15671791A Pending JPH04355906A (ja) 1991-02-20 1991-06-27 チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04355906A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2772526A1 (fr) * 1997-12-17 1999-06-18 Schneider Electric Sa Convertisseur alternatif-continu triphase
WO2000014861A1 (fr) * 1998-09-03 2000-03-16 Nagano Japan Radio Co., Ltd. Montage redresseur/de lissage et convertisseur a double borne
JP2001251862A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Meidensha Corp 半導体式高周波電源装置
JP2005102419A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2006319176A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 複合リアクトル
WO2007125989A1 (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Sanken Electric Co., Ltd. ノイズ低減用リアクトル及びノイズ低減装置
JP2009117807A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Zhejiang Univ Emiフィルタ内のインダクタ/キャパシタ集積部
JP2012065453A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Toyota Central R&D Labs Inc 複数相コンバータ用リアクトル
US8223512B2 (en) 2008-03-31 2012-07-17 Fuji Electric Co., Ltd. Power converter having an inductor including a first set of windings and a second set of windings both wound on a common core
JP2012204454A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Hitachi Metals Ltd インダクタ及び2相インターリーブ制御方式力率改善コンバータ
JP2013509151A (ja) * 2009-10-21 2013-03-07 ラム リサーチ コーポレーション 電力回路のためのrf分離
JP2013074084A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Mitsubishi Electric Corp フィルタリアクトルおよびその製造方法
JP2013106484A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Daikin Ind Ltd インターリーブ型力率改善回路用インダクタ
JP2013158085A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 高周波電流低減装置および検出トランス
GB2502645A (en) * 2012-05-31 2013-12-04 Samsung Electro Mech Compact coil component suitable for use in power over Ethernet systems
JP2013546295A (ja) * 2010-11-12 2013-12-26 エスエムエー ソーラー テクノロジー エージー 電気エネルギーをdc発電機から2本の電力線を有するacグリッドに供給する電力インバータ
JP2014078577A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Hitachi Metals Ltd マルチフェーズコンバータ用の複合リアクトル及びそれを用いたマルチフェーズコンバータ
JP2014096535A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Kitagawa Ind Co Ltd フェライトコア及びノイズ対策部品
JP2015129464A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 本田技研工業株式会社 内燃機関の点火装置
JP2016111307A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 株式会社デンソー コモンモードチョークコイル
US10003241B2 (en) 2015-07-07 2018-06-19 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Vehicle inverter device and motor-driven compressor
WO2019159455A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 ローム株式会社 交流電源装置
JP2019192867A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 スミダコーポレーション株式会社 リアクトル装置
JP2020519222A (ja) * 2017-05-03 2020-06-25 ヴァレオ ジーメンス エーアオトモーティヴェ ゲルマニー ゲーエムベーハーValeo Siemens eAutomotive Germany GmbH インバータ
JP2021022749A (ja) * 2020-10-29 2021-02-18 株式会社トーキン 複合ラインフィルタ
WO2022044803A1 (ja) * 2020-08-28 2022-03-03 三菱電機株式会社 電力変換装置

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2772526A1 (fr) * 1997-12-17 1999-06-18 Schneider Electric Sa Convertisseur alternatif-continu triphase
EP0926807A1 (fr) * 1997-12-17 1999-06-30 Schneider Electric Sa Convertisseur alternatif-continu triphasé
WO2000014861A1 (fr) * 1998-09-03 2000-03-16 Nagano Japan Radio Co., Ltd. Montage redresseur/de lissage et convertisseur a double borne
EP1050952A1 (en) * 1998-09-03 2000-11-08 Nagano Japan Radio Co., Ltd. Rectifying/smoothing circuit and double-ended converter
US6198644B1 (en) 1998-09-03 2001-03-06 Nagano Japan Radio Co., Ltd. Rectifying/smoothing circuit and double-ended converter
EP1050952A4 (en) * 1998-09-03 2002-11-27 Japan Radio Co Ltd RECTIFIER AND DAMPING CIRCUIT WITH DOUBLE-END CONVERTER
JP2001251862A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Meidensha Corp 半導体式高周波電源装置
JP2005102419A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2006319176A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 複合リアクトル
WO2007125989A1 (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Sanken Electric Co., Ltd. ノイズ低減用リアクトル及びノイズ低減装置
JP2009117807A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Zhejiang Univ Emiフィルタ内のインダクタ/キャパシタ集積部
US8223512B2 (en) 2008-03-31 2012-07-17 Fuji Electric Co., Ltd. Power converter having an inductor including a first set of windings and a second set of windings both wound on a common core
JP2013509151A (ja) * 2009-10-21 2013-03-07 ラム リサーチ コーポレーション 電力回路のためのrf分離
USRE47276E1 (en) 2009-10-21 2019-03-05 Lam Research Corporation RF isolation for power circuitry
JP2012065453A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Toyota Central R&D Labs Inc 複数相コンバータ用リアクトル
JP2013546295A (ja) * 2010-11-12 2013-12-26 エスエムエー ソーラー テクノロジー エージー 電気エネルギーをdc発電機から2本の電力線を有するacグリッドに供給する電力インバータ
JP2012204454A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Hitachi Metals Ltd インダクタ及び2相インターリーブ制御方式力率改善コンバータ
JP2013074084A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Mitsubishi Electric Corp フィルタリアクトルおよびその製造方法
JP2013106484A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Daikin Ind Ltd インターリーブ型力率改善回路用インダクタ
JP2013158085A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 高周波電流低減装置および検出トランス
GB2502645A (en) * 2012-05-31 2013-12-04 Samsung Electro Mech Compact coil component suitable for use in power over Ethernet systems
JP2014078577A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Hitachi Metals Ltd マルチフェーズコンバータ用の複合リアクトル及びそれを用いたマルチフェーズコンバータ
JP2014096535A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Kitagawa Ind Co Ltd フェライトコア及びノイズ対策部品
JP2015129464A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 本田技研工業株式会社 内燃機関の点火装置
JP2016111307A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 株式会社デンソー コモンモードチョークコイル
US10003241B2 (en) 2015-07-07 2018-06-19 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Vehicle inverter device and motor-driven compressor
JP2020519222A (ja) * 2017-05-03 2020-06-25 ヴァレオ ジーメンス エーアオトモーティヴェ ゲルマニー ゲーエムベーハーValeo Siemens eAutomotive Germany GmbH インバータ
WO2019159455A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 ローム株式会社 交流電源装置
JP2019146296A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 ローム株式会社 交流電源装置
US11245342B2 (en) 2018-02-16 2022-02-08 Rohm Co., Ltd. AC power supply device
JP2019192867A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 スミダコーポレーション株式会社 リアクトル装置
WO2022044803A1 (ja) * 2020-08-28 2022-03-03 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP2021022749A (ja) * 2020-10-29 2021-02-18 株式会社トーキン 複合ラインフィルタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04355906A (ja) チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置
US5747981A (en) Inductor for an electrical system
US5335163A (en) Power supply circuit with integrated magnetic components
US5525951A (en) Choke coil
US4488136A (en) Combination transformer with common core portions
US4075547A (en) Voltage regulating transformer
US4257087A (en) DC-to-DC switching converter with zero input and output current ripple and integrated magnetics circuits
US6317021B1 (en) Variable inductor
US5889373A (en) Fluorescent lamp ballast with current feedback using a dual-function magnetic device
US20050286270A1 (en) Full wave series resonant type DC to DC power converter with integrated magnetics
US7265650B2 (en) Power factor correction rectifier having independent inductive components
US7161458B2 (en) Electromagnetic device having independent inductive components
US4088942A (en) Ferroresonant transformer structure
JPS61259514A (ja) 誘導子及びその応用例
US4262245A (en) High frequency ferroresonant transformer
JPH08181024A (ja) 高調波電流抑制用チョークコイル
JPH0547572A (ja) コモンモ―ド・チヨ―クコイル及びスイツチング電源装置
EP3739601A1 (en) Interleaved llc converter
US6426610B1 (en) Controlled ferroresonant constant current source
JPH04355905A (ja) チョ―クコイル及びスイッチング電源装置のノイズ低減装置
US6400249B1 (en) Transformer providing low output voltage
JPH09129450A (ja) 誘導性素子
JP2004288882A (ja) ノイズフィルタ
US10068700B2 (en) Converter device and coil arrangement for a voltage regulator
JPH08316039A (ja) 高調波電流抑制用チョークコイル