JPH0435396Y2 - - Google Patents

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JPH0435396Y2
JPH0435396Y2 JP2386988U JP2386988U JPH0435396Y2 JP H0435396 Y2 JPH0435396 Y2 JP H0435396Y2 JP 2386988 U JP2386988 U JP 2386988U JP 2386988 U JP2386988 U JP 2386988U JP H0435396 Y2 JPH0435396 Y2 JP H0435396Y2
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JP
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sleeve
compression spring
transmission gear
shaft
detector
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は先端部に係止部を有する金属製シヤフ
トに嵌装された後固着した耐火物製スリーブを圧
縮ばねによつて上記係止部に弾性的に押圧して支
持するスリーブ支持装置において、昇温時にも圧
縮ばねの押圧力を一定に維持できるようにした定
圧装置に関する。
(従来の技術) 従来、たとえば実開昭53−64155号公報に見ら
れるように、先端部に係止部を有する金属製シヤ
フトに耐火物製スリーブを嵌装し、シヤフトにね
じ込まれた押えナツトで支持された圧縮ばねによ
つてスリーブを係止部に押圧して支持するスリー
ブ支持装置が知られている。
このものはスリーブによつて溶融ガラスなど高
温の被加工物を処理するので、スリーブとシヤフ
トとが1000℃以上に熱せられ、両者の熱膨張率差
によつてシヤフトがスリーブよりも大きく伸び、
圧縮ばねが伸びて押圧力が低下する。しかし、こ
の支持装置は押えナツトの位置を調整することに
よつて圧縮ばねの押圧力を一定に維持できる利点
がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記実開昭53−64155号公報記載のスリーブ支
持装置は上述のように圧縮ばねの押圧力を一定に
維持できる利点があるが、実際に作業して見る
と、下記のように、幾つかの未解決の問題がある
ことが判明した。
(1) 作業を開始するまでにスリーブを約1000℃ま
で昇温するので、押えナツトの周辺が高温にな
つており、危険を避けながら押えナツトを調整
するので作業性が悪い不都合がある。
(2) スリーブの昇温作業は耐火物の破損を防ぐた
め1〜2日を費して徐熱する必要があり、この
長時間きめ細かな調整を行なうためには作業員
を常時装置に配置して居なければならず多くの
労力を必要とする欠点がある。
(3) 大形のスリーブの場合、シヤフトも大径であ
るため、必要なスリーブの押圧力が大きくな
り、人力で押えナツトの位置を調整することが
困難である。
そこで、本考案の課題は昇温してスリーブとシ
ヤフトとの熱膨張差によつて圧縮ばねが緩んだと
き、自動的にばねの押圧力を調整して常に一定の
押圧力を維持できるようにしたスリーブ支持装置
の押圧力定圧装置を提供することである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案はスリーブ支持装置において、温度変化
によるスリーブ押圧用圧縮ばねの緩みを自動調節
して常に一定の押圧力を維持できるようにするも
ので、昇温時の金属製シヤフトと耐火物製スリー
ブとの熱膨張差に起因する圧縮ばねの伸びを検知
して信号を発する検知器と、圧縮ばねを押縮めて
弾撥力を回復させる伝動歯車つき送りねじと、伝
動歯車に対応して設けられこの伝動歯車を通して
送りねじを前進させる駆動歯車と、検知器の信号
に応じて駆動歯車を制御して伝動歯車を回転させ
る制御装置とを組合わせたことによつて上記課題
を解決したものである。
(作用) 温度が上昇すれば金属製シヤフトの方が耐火物
製スリーブよりも大きく熱膨張し、このため圧縮
ばねが伸びて押圧力が低下するが、このとき検知
器が圧縮ばねが伸びたことを検知して信号を発
し、この信号によつて制御装置が作動して駆動歯
車を制御して伝動歯車を回転させ、これによつて
送りばねが前進して圧縮ばねを押縮めて押圧力を
回復させる。そして、圧縮ばねの長さが回復すれ
ば検知器からの信号が停止し制御装置が駆動歯車
を解放して伝動歯車の回転が止まり送りねじが停
止し、圧縮ばねそれ以上押縮められることがな
い。
(実施例) 本考案の詳細を図示の実施例によつて説明す
る。図は本考案を適用してなるガラス成形用スリ
ーブ支持装置を示し、図中、1は駆動装置、2は
この駆動装置1によつて駆動され軸心を中心にし
て回転するたとえば鉄からなる金属製シヤフト、
3はこのシヤフト2の先端部に設けられたナツト
などの係止部、4は上記シヤフト3に嵌装された
セラミツクス系などの耐火物からするスリーブ、
5はこのスリーブ4を係止部3に押圧して支持す
る圧縮ばね、6はこの圧縮ばね5の伸びを検知し
て信号を発しるたとえばリミツトスイツチなどの
検知器、7は圧縮ばね5を押縮めて弾撥力を回復
させる送りねじ、8はこの送りねじ7を操作可能
に対設した駆動歯車、9は検知器6の信号に応じ
て駆動歯車8を制御して送りねじ5を前進させる
制御装置である。
上記係止部3はシヤフト2に先端にねじ込まれ
た止着ナツト31にスリーブ4の先端部に嵌合す
る傘形の嵌合部32を結合してなり、高温に耐え
てスリーブ4を係止できるようになつている。
上記スリーブ4はたとえばアルミナセラミク
ス、ドロマイトセラミクスなどのセラミクス系耐
火物からなる筒状体で、その先端部内面は係止部
3の嵌合部32に嵌着する嵌着部41を形成し、
かつ基端には環形のスリーブ押え42を嵌着し、
このスリーブ押え42がシヤフト2に嵌装されて
いる。
上記圧縮ばね5はシヤフト2に摺動自在に嵌装
された1対のばね押え51,52間に装着され、
先端側のばね押え51がロツド53を介してスリ
ーブ押え42を押圧して支持している。
上記検知器6はたとえばリミツトスイツチで、
基端側のばね押え52に固着され、その検知子6
1が先端側のばね押え51に固着されたたL字形
金具からなる被検子62に対向している。そし
て、両スリーブ押え51,52間の距離が一定
以上になると検知子61が開いて内部回路を閉成
し、信号たとえば操作電流を発するようになつて
いる。
上記送りねじ7はシヤフト2に固着された環状
基体71に回転自在に支持された回転部72と先
端部に設けられて基端側のばね押え52にねじ込
まれたねじ部73およびこのねじ部73と回転部
72との中間に一体的に設けられた伝動歯車74
とからなり、複数の送りねじ7が環状配設されて
いる。
上記駆動歯車8はたとえば内歯歯車で上述した
複数の送りねじ7,7……がこの駆動歯車8に内
側から噛み合つて衛星状に転動できるようになつ
ている。
上記制御装置9は駆動装置1の基台11に固着
されたエアシリンダ等91とこのエアシリンダ等
91によつて操作される制動子92とからなり、
駆動歯車8の外面に対向し、検知器6からの信号
が入力するとエアシリンダ等91が作用して制動
子92を駆動歯車8に圧着してその回転を止める
ようになつている。
つぎに、本押圧力定圧装置の作用を説明する。
駆動装置1を作動してシヤフト2を回転させる。
すると、このシヤフト2に結合されているスリー
ブ4、圧縮ばね5、検知器6、送りねじ7および
駆動歯車8が一体となつてシヤフト2とともに回
転する。このとき、圧縮ばね5は所定の長さにな
つており、所定の圧力でスリーブ4を係止部3に
押圧している。
そこで、スリーブ4部分を炉などに入れて徐熱
すれば、シヤフト2とスリーブ4とがほぼ同じに
昇温する。しかして、シヤフト2が金属で構成さ
れ、またスリーブ4が耐火物で構成されているの
で、同温度上昇してもシヤフト2がスリーブ4よ
りも大きく膨張し、このため、圧縮ばね5が伸び
てその押圧力が低下する。そうして、圧縮ばね5
が伸びて両ばね押え51,52の距離lが一定以
上になつて検知器6の検知子61の開きが限界値
(リミツト)を越えると内部回路が閉成され、電
気信号すなわち操作電流が発せられる。この操作
電流が制御装置9に入力するとエアシリンダ等9
1が作動して制動子92を押出して駆動歯車8に
圧着させ、その回転を停止する。すると、今まで
駆動歯車8と一体になつて公転していた伝動歯車
74が駆動歯車8内周を転動して公転を継続する
とともに自転する。この伝動歯車74の自転によ
つてねじ部73が回転し、そのねじに噛み合つた
基端側のばね押え52が押し出されて圧縮ばね5
を押縮め、押圧力を回復させる。そうして、圧縮
ばね5が押縮められ両ばね押え51,52間の距
離lが所定限度になると、検知器6の検知子61
が限界を越えて押込まれ、内部回路を開放して操
作電流を停止する。そこで、制御装置9が停止し
て制動子92が駆動歯車8を開放し、駆動歯車8
が伝動歯車74と一体となつて回転する。このた
め伝動歯車74の自転がなくなり、ねじ部73が
回転しなくなつて圧縮ばね5の押縮みがなくな
る。
しかして、スリーブ4とシヤフト2の昇温が1
〜2日も継続してその間に1000℃以上にも上昇す
るので、その間スリーブ4とシヤフト2の熱膨張
差に起因する圧縮ばね5の伸びは継続して起り、
その間上述した本押圧力定圧装置が継続的に作用
して繰返し圧縮ばね5を押縮め、押圧力をほぼ一
定に保つ。しかも、この間操作は全く自動的に行
なわれ、作業員を常時配置する必要がなくなつ
た。
なお、本考案において、検知器は上述のリミツ
トスイツチに限らず、同様に圧縮ばねの伸びを検
知して信号を発しる機能があれば既知のどのよう
なものでもよい。また、駆動歯車は内歯歯車に限
らず、外歯歯車などでもよく、また駆動歯車と伝
動歯車とを衛星状に離間対設し、両歯車間に制御
装置の操作部をなす仲介歯車を検知器の信号に応
じて挿脱して両歯車を連絡し送りねじを回転させ
てもよく、さらに、送りねじをシヤフトの回転か
ら独立して保持し、駆動歯車を検知器の信号に応
じて回転、停止させて伝動歯車を自公転させても
よい。そして、圧縮ばねを支持して作用させる付
帯機構は上述の例に限らない。
〔考案の効果〕
このように、本考案のスリーブ支持装置の押圧
力定圧装置は、先端部に係止部を有する金属製シ
ヤフトに嵌装された耐火物スリーブを圧縮ばねに
よつて係止部に弾性的に押圧して支持するスリー
ブ支持装置において、昇温時のシヤフトとスリー
ブとの熱膨張差に起因する圧縮ばねの伸びを検知
して信号を発する検知器と、圧縮ばねを押縮めて
弾撥力を回復させる伝動歯車つき送りねじと、伝
動歯車に対応して設けられこの伝動歯車を介して
送りねじを操作可能にする駆動歯車と、検知器の
信号に応じて駆動歯車を制御して伝動歯車を回転
させる制御装置とを設けたので、昇温時の圧縮ば
ねの伸びを自動的に調整して押圧をほぼ一定に維
持でき、押圧力管理の正確さと調整労力の節約と
を同時に実現できた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のスリーブ支持装置の押圧力定圧
装置の一実施例の断面図である。 1……駆動装置、2……シヤフト、3……係止
部、31……止着ナツト、32……嵌合部、4…
…スリーブ、41……嵌着部、42……スリーブ
押え、5……圧縮ばね、51,52……ばね押
え、6……検知器、61……検知子、62……被
検子、7……送りねじ、72……回転部、73…
…ねじ部、74……伝動歯車、8……駆動歯車、
9……制御装置、91……エアシリンダ等、92
……制動子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部に係止部を有する金属製シヤフトに嵌装
    された後固着した耐火物製スリーブを圧縮ばねに
    よつて上記係止部に弾性的に押圧して支持するス
    リーブ支持装置において、昇温時の上記シヤフト
    と上記スリーブとの熱膨張差に起因する上記圧縮
    ばねの伸びを検知して信号を発する検知器と、上
    記圧縮ばねを押縮めて弾撥力を回復させる伝動歯
    車つき送りねじと、上記伝動歯車に対応して設け
    られこの伝動歯車を介して上記送りねじを操作可
    能にする駆動歯車と、上記検知器の信号に応じて
    上記駆動歯車を制御して上記伝動歯車を回転させ
    る制御装置とを具備したことを特徴とするスリー
    ブ支持装置の押圧力定圧装置。
JP2386988U 1988-02-26 1988-02-26 Expired JPH0435396Y2 (ja)

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