JPH04353438A - 防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム - Google Patents

防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム

Info

Publication number
JPH04353438A
JPH04353438A JP3155394A JP15539491A JPH04353438A JP H04353438 A JPH04353438 A JP H04353438A JP 3155394 A JP3155394 A JP 3155394A JP 15539491 A JP15539491 A JP 15539491A JP H04353438 A JPH04353438 A JP H04353438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
synthetic resin
particles
sodium
synthetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3155394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokutaro Kanai
金居 徳太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP3155394A priority Critical patent/JPH04353438A/ja
Publication of JPH04353438A publication Critical patent/JPH04353438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防滴性及びブロッキン
グ性に優れた透明フィルムに関し、具体的には、農業用
,ブックカバー用,定期入れ用,その他各種の分野で広
く使用されている合成樹脂フィルムの透明性を損なうこ
となく、防滴性及びブロッキング性が付与されると共に
、これらの優れた性質を長期間良好な状態で保持するこ
とができる該フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、透明性や機械的強度に優れた
各種の合成樹脂フィルムが、上記した各種の分野におい
て広く使用されている。但し、周知の通り、合成樹脂フ
ィルムは、表面が疎水性であり、またブロッキング性に
劣りフィルム同士が粘着し易い。従って、農業用フィル
ムとして使用する場合は、疎水性に起因して、土壌や作
物から発生する水蒸気がフィルム面で結露し、光りの透
過率を低下させ、作物の成育に悪影響を及ぼしたり、水
滴の落下により葉腐れを生じさせる等の問題があり、ま
たブロッキング性の不良に起因して、ハウス等の施工作
業やハウス内等の換気のための裾部の開閉作業を困難に
する等の問題がある。また、ブックカバー用、あるいは
定期,免許証,パスポート入れ用等のフィルム(以下、
一般用フィルムと言う)として使用する場合は、ブロッ
キング性の不良の外にスリップ性の不良も加わり、本や
定期等のスムーズな出し入れを困難にする。
【0003】合成樹脂フィルムに防滴性を付与するため
に、従来、防滴剤を配合した樹脂をフィルム状に成形し
たり、あるいはフィルム表面にコロイダルシリカやアル
ミナを付着させる等の技術(特開昭55−56177号
,同58−29831号,特開平2−113939号公
報等参照)(以下、防滴性付与技術と言う)が開発され
ている。
【0004】一方、ブロッキング性を良好にするために
、シリカやタルク等の無機質充填剤,ブルーム(フィル
ム表面に粉状に徐々に吹き出す現象を言う)する薬剤(
例えば、エチレンビスステアロアマイド)を上記のよう
にして合成樹脂フィルムに練り込んだり、フィルム表面
に打粉,塗布等して付着させ、該フィルムに無機質充填
剤による凹凸を付与し、該凹凸によりブロッキング性を
確保する技術(以下、ブロッキング性改良技術と言う)
が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の防滴性
付与技術及びブロッキング性改良技術には、次のような
問題がある。 防滴性付与技術:防滴剤は親水性であり、フィルム内に
練り込まれた防滴剤がフィルム表面にブリード(表面に
液状に徐々に侵出する現象)あるいはブルームした後、
前述の水蒸気の凝縮水や雨等により徐々に流出してしま
い、早期にその効果を失う。また、コロイダルシリカや
アルミナをフィルム表面に付着させる技術においても、
シリカ,アルミナは親水性であり、上記と同様に流出し
、効果の持続性に問題がある。これらとバインダーを併
用する場合は、流出は阻止できるが、防滴性が阻害され
る。しかも、コロイダルシリカをフィルム表面に付着さ
せ乾燥させることにより形成されるシリカ層のシリカ粒
子は、微小球状であり、成形時にロール状に巻かれたり
して圧力がかかると、フィルム中に埋没し易く、このた
めブロッキング防止性が劣る。これに対処するため、前
述のブロッキング性改良技術を併用することも考えられ
るが、前述のブロッキング性改良技術には次のような問
題がある。
【0006】ブロッキング性改良技術:無機質充填剤は
、■屈折率が合成樹脂フィルムのそれと異なること、■
断面形状が多角形であって光りの乱反射が生じること、
によりフィルムの透明性を阻害する。しかも、無機充填
剤を打粉によりフィルム表面に付着させる場合は、均一
な打粉が困難である上、フィルムをロール状に巻く場合
に、フィルム表面に梨地状の粉跡を形成し、商品価値は
もとより透明性をも低下させる。また、無機充填剤を練
り込む場合は、効果が余り良好でなく、大量に練り込む
と透明性が阻害される。無機質充填剤として、球形に近
く、かつ小粒径のものを使用すると、透明性の阻害は解
消するが、上記したようにブロッキング性を向上させる
ことができない。逆に、大粒径のものを使用すると、ブ
ロッキング性を向上させることはできるが、透明性を阻
害する。加えて、無機充填剤を配合した樹脂をフィルム
に成形延伸する技術では、該充填剤と樹脂とが密着性を
欠くため、延伸により樹脂が薄いフィルムとなる際に、
充填剤がフィルムから剥離し、剥離部分に微細な空隙が
生じることがある。この微細な空隙部では光りの乱反射
が生じるため、空隙がフィルム全体に無数に発生すると
、フィルムの透明性が大きく阻害される。このような現
象は、無機質充填剤を配合した塗料をフィルム表面に塗
布する技術においても、フィルムが延伸された時には同
様に発生することがある。
【0007】本発明は、以上のような従来の合成樹脂フ
ィルムへの防滴性付与技術及びブロッキング性付与技術
に存在する問題を悉く解消し、合成樹脂フィルムの優れ
た透明性を保持したまま、該フィルムに高度の防滴性と
ブロッキング性とを付与すると共に、これらの優れた性
質を長期間良好な状態で保持し得る技術を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述の目的
を解消すべく、研究を重ねた結果、偏平なプレート形状
をなす特定の珪酸化合物を使用したところ、意外にも合
成樹脂フィルムの透明性を損なうことなく、優れた防滴
性及びブロッキング性を付与することができ、しかも平
滑度の高い合成樹脂フィルム面に良好な接着状態で付着
し得え、かつ水蒸気の結露水や雨滴等で容易に流出しな
いとの知見を得た。本発明フィルムは、この知見に基づ
くもので、合成樹脂フィルムの少なくとも片面に、上記
の珪酸化合物として合成珪酸マグネシウム・ナトリウム
・リチウムの層が積層されてなることを特徴とする。
【0009】本発明フィルムのベースフィルムを構成す
る合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル,塩化ビニルモノ
マーと他のモノマー(例えば、エチレン,プロピレン,
酢酸ビニル,塩化ビニリデン,アクリル酸,アクリル酸
エステル,メタクリル酸,メタクリル酸エステル,マレ
イン酸,フマル酸,アクリロニトリル等)との共重合体
,これら樹脂のブレンド体等の塩化ビニル系樹脂、ポリ
エチレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメチルメ
タクリレート、その他の農業用フィルムや一般用フィル
ムとして従来から使用されている各種の合成樹脂が使用
できる。
【0010】上記の合成樹脂から構成されるベースフィ
ルム上に積層される合成珪酸マグネシウム・ナトリウム
・リチウムは、天然鉱物であるヘクトライトに似た構造
を有しており、下記一般式(1),(2)で示され、図
1に示すような偏平なプレート形状をなす微細な粒子1
である。
【0011】
【化1】
【0012】この合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・
リチウムは、1次粒子のプレート径(図1中、dで示す
)が20〜500nm程度、好ましくは20〜100n
m程度で、高さ(図1中、hで示す)が1nm程度のも
のが適している。
【0013】合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチ
ウムは、乾燥状態では、2次凝集して大きな平板の束に
なっているが、水等に分散すると、置換可能なナトリウ
ムイオンが水和されて水中に拡散し、図2に示すように
プレート面が負に帯電し、粒子1間の反発が起こり、1
次粒子に分散し、透明なコロイドとなる。この時、プレ
ート端部は、同図に示すように該粒子の持つ陽イオン(
同図ではLで示す)吸着特性により正電荷を帯びる。 合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウムの濃度が
希薄な場合は、プレート面負電荷が端部正電荷より大で
あるため、反発が強く、粒子の会合は起こり難い。これ
に対し、合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウム
の濃度が高い(言い換えれば水中でのイオン濃度が高い
)と、粒子が互いに近付き、プレート面負電荷と端部正
帯電部とが吸引し合い連続した結合となり、図3(A)
,(B)に示すようなカードハウスを形成してゲル状態
となる。合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウム
の濃度が更に高くなると、プレート面負電荷も弱まり、
プレート面−端部結合も弱まり、ついにはファン・デル
・ワールス力により粒子が凝集し、透明性が失われる。
【0014】本発明は、このような合成珪酸マグネシウ
ム・ナトリウム・リチウムの性質を利用し、合成珪酸マ
グネシウム・ナトリウム・リチウム濃度の希薄な状態の
層として、合成樹脂フィルム面に積層させる。具体的に
は、濃度0.1〜5重量%、好ましくは0.3〜2.0
重量%程度で、水,アルコールと水との混合体又はエマ
ルジョン(以下、これらをまとめて分散媒と略す)に均
一に分散させた合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リ
チウムを、合成樹脂フィルム表面に、グラビアコーティ
ング,ロッドコーティング等で、塗布厚0.03〜3.
0g/m(乾燥厚)、好ましくは0.15〜1.5g/
m(乾燥厚)で塗工し、乾燥させればよい。
【0015】このようにして得られる合成樹脂フィルム
上の合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウムの層
は、粒子が図3に示すように会合することなく、1次粒
子の状態でフィルム面に付着することとなる。従って、
該粒子層自体も優れた透明性を有すると共に、合成樹脂
フィルムの透明性を阻害することもない。なお、分散媒
中の合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウム濃度
が低過ぎると、上記の塗布厚を得るのに多数回の塗工を
要することとなり、効率が悪く、高過ぎると、透明な合
成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウム層を得るこ
とができない。塗布厚も、上記より厚過ぎると不透明な
層となってしまい、薄過ぎると合成珪酸マグネシウム・
ナトリウム・リチウム粒子の付着量が不充分で、防滴性
及びブロッキング性が良好とならず、好ましくない。
【0016】上記の分散媒において、水−アルコール混
合体のアルコールとしては、メチルアルコール,エチル
アルコール,プロピルアルコール等が使用できる。これ
らのアルコールは、塗工性を改良する性質があり、アル
コールが少な過ぎるとこの効果がなく、多過ぎるとゲル
形成を招くため、本発明では、水100重量部に対し、
アルコールが1〜50重量部、好ましくは2〜10重量
部が適している。エマルジョンとしては、アクリル系,
ウレタン系等通常使用のものが使用できる。また、ベー
スとの濡れを良好にするために、界面活性剤を添加する
ことができる。この場合、上記の粒子は帯電するため、
ノニオン系の界面活性剤が好ましく使用できる。これら
のエマルジョン中の樹脂は、合成珪酸マグネシウム・ナ
トリウム・リチウム粒子を合成樹脂フィルム表面に付着
させる際の接着剤としての効果を有し、樹脂分が余り少
な過ぎるとこの効果がなく、多過ぎるとブロッキング防
止性を充分発揮し難いため、本発明では1〜15NV(
Normal  Volume)%、好ましくは3〜1
0NV%が適している。
【0017】そして、合成珪酸マグネシウム・ナトリウ
ム・リチウム粒子は、図1に示すような偏平なプレート
状であり、かつ上記の分散媒中で図2に示すようにプレ
ート面が負に帯電している。この帯電に起因すると推測
されるプレート面の活性と、該プレート面の広い面積と
により、平滑な合成樹脂フィルムに強固な被膜を形成す
る。強固に付着された合成珪酸マグネシウム・ナトリウ
ム・リチウム粒子は、平滑な合成樹脂フィルム面に凹凸
を形成すると共に、該フィルムのベタ付き感を解消し、
該フィルムに良好なブロッキング性を付与する。
【0018】また、本発明においては、上記したベース
フィルムに、予め、ソルビタンモノステアレート,ソル
ビタンモノパルミテート,ソルビタンモノベヘネート等
のソルビタン系界面活性剤、グリセリンモノラウレート
,グリセリンモノステアレート等のグリセリン系界面活
性剤、ポリエチレングリコールモノステアレート,ポリ
エチレングリコールモノパルミテート等のポリエチレン
グリコール系界面活性剤、アルキルフェノールのアルキ
レンオキサイド付加物等の防滴剤を添加しておくことも
できる。このときの防滴剤の量は、余り少な過ぎると添
加効果が生じず、逆に余り多過ぎるとコストアップにな
る。従って、本発明では0.5〜5PHR(パーツ・パ
ー・レジンの略で、例えばPVCを100としたときの
配合割合)好ましくは1.5〜2.5PHR程度の量と
するのが適している。更に、本発明においては、ベース
フィルムに、その透明性を阻害しない範囲で各種の薬品
(例えば、紫外線吸収剤,光安定剤,防霧剤,酸化防止
剤,着色剤,防黴剤,難燃剤,安定剤,滑剤等)を添加
することもできる。
【0019】
【作用】本発明フィルムでは、少なくとも片面に積層さ
れている合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウム
が本来有する親水性により、親水性(水との接触角が小
さい)が付与される。従って、例えば、土壌や作物から
発生する水蒸気が本発明フィルム上で結露する場合に、
水滴を形成しないばかりか、水滴同士が結合して水膜を
形成するのを助長する。しかも、本発明フィルムの表面
に付着している上記の合成珪酸マグネシウム・ナトリウ
ム・リチウムの粒子が、該表面に凹凸を形成すると共に
、ベースフィルムのベタ付き感を解消する。この凹凸と
ベタ付き感の解消とにより、本発明フィルムは、良好な
ブロッキング性を獲得する。
【0020】更に、合成珪酸マグネシウム・ナトリウム
・リチウムの粒子は、粒子同士が会合することなく、1
次粒子の状態で、良好な分散状態を保って、均一に合成
樹脂フィルムの表面に付着して、粒子層を形成する。従
って、この粒子層は粒子本来の透明性を失うことがない
。しかも、その理由は明らかではないが、該粒子と合成
樹脂フィルムとの屈折率は異なるものの、合成樹脂フィ
ルム本来の優れた透明性を阻害することはなく、本発明
フィルムを高い透明度に保持する。
【0021】そして、この合成珪酸マグネシウム・ナト
リウム・リチウムの粒子は、前述のように、該粒子の偏
平なプレート面がベースフィルムとの広い接触面積を確
保することに加え、該プレート面の負の荷電に起因する
と推測される活性がベースフィルムとの間の付着強度を
強固にする。このため、本発明フィルムでは、高度に平
滑な合成樹脂フィルム表面に、高い付着強度で、かつ水
蒸気の結露水や雨滴等で容易に流出することのない耐久
性に優れた合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウ
ム粒子層を形成する。
【0022】
【実施例】
実施例1 表1に示す組成の樹脂配合物からなる厚さ0.1mmの
ベースフィルムの両面に、表2に示す組成の塗料をロッ
ドコーターにより塗料の乾燥厚が0.3g/mとなるよ
うに塗布し、100℃,1分間で乾燥して合成珪酸マグ
ネシウム・ナトリウム・リチウム粒子層を積層し、一般
用フィルムとして好適な本発明フィルムの1を得た。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】以上のようにして得られた本発明フィルム
の1について、防滴性,ブロッキング性及び透明性を表
3〜表5に示す評価項目及び評価基準で評価し、この結
果を表11に示した。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】比較例1 実施例1の表1に示したベースフィルムの樹脂配合物に
、タルク(平均粒径5μm)を2.0PHR添加し、3
倍延伸して0.1mmの比較フィルムの1を作製した。 この比較フィルムの1について、実施例1と同様にして
防滴性,スリップ性及び透明性を評価し、この結果を表
11に併せて示した。
【0030】実施例2 表6に示す組成の樹脂配合物からなる厚さ0.1mmの
ベースフィルムの両面に、表7に示す組成の塗料をロッ
ドコーターにより塗料の乾燥厚が0.7g/mとなるよ
うに塗布し、120℃,1分間で乾燥して合成珪酸マグ
ネシウム・ナトリウム・リチウム粒子層を積層し、農業
用フィルムとして好適な本発明フィルムの2を得た。
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】以上のようにして得られた本発明フィルム
の2について、実施例1と同様にして防滴性を評価し、
またブロッキング性及び透明性を表8,表9に示す評価
項目及び評価基準で評価し、この結果を表11に併せて
示した。
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【0036】比較例2 実施例2で使用したベースフィルムの両面に、表10に
示す組成の塗料を実施例2と同じ条件で塗布、乾燥して
比較フィルムの2を得た。この比較フィルムの2につい
て、実施例2と同様にして防滴性,ブロッキング性,透
明性を評価し、この結果を表11に併せて示した。
【0037】
【表10】
【0038】
【表11】
【0039】表11から明らかなように、本発明フィル
ムの1及び2とも良好な防滴性,ブロッキング性及び透
明性を示した。また、比較フィルムの2については、防
滴性,透明性は良好であったが、ブロッキング防止性に
劣っていることが確認された。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
合成樹脂フィルム本来の透明性を何ら損なうことなく、
該フィルムに良好な防滴性及びブロッキング性を付与す
ることができ、しかもこれらの優れた性質を長期間良好
な状態で保持することができる。この結果、本発明フィ
ルムによれば、フィルム同士の粘着等の不都合がなくな
り、ブックカバー用や定期入れ用等の一般用フィルムと
して使用する場合は、本や定期等の出し入れをスムーズ
にし、農業用フィルムとして使用する場合は、ハウス等
の施工作業やハウス内等の換気のための裾部の開閉作業
を容易にする効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フィルムに使用する合成珪酸マグネシウ
ム・ナトリウム・リチウム粒子の形状等を説明するため
の図である。
【図2】図2に示す合成珪酸マグネシウム・ナトリウム
・リチウム粒子の水中での荷電状況を示す説明図である
【図3】図1に示す合成珪酸マグネシウム・ナトリウム
・リチウム粒子の会合状態を示すための図である。
【符号の説明】
1    合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウ
ム粒子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  合成樹脂フィルムの少なくとも片面に
    合成珪酸マグネシウム・ナトリウム・リチウムの層が積
    層されてなることを特徴とする防滴性及びブロッキング
    性に優れた透明フィルム。
JP3155394A 1991-05-30 1991-05-30 防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム Pending JPH04353438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3155394A JPH04353438A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3155394A JPH04353438A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04353438A true JPH04353438A (ja) 1992-12-08

Family

ID=15604999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3155394A Pending JPH04353438A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04353438A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562142B2 (en) 2001-01-30 2003-05-13 The Procter & Gamble Company System and method for cleaning and/or treating vehicles and the surfaces of other objects
US6693071B2 (en) 2001-01-30 2004-02-17 The Procter & Gamble Company Rinse aid surface coating compositions for modifying dishware surfaces
US6846512B2 (en) 2001-01-30 2005-01-25 The Procter & Gamble Company System and method for cleaning and/or treating vehicles and the surfaces of other objects
US6869028B2 (en) 2000-06-14 2005-03-22 The Procter & Gamble Company Spraying device
US6955834B2 (en) 2000-06-14 2005-10-18 The Procter & Gamble Company Long lasting coatings for modifying hard surfaces and processes for applying the same
US7267728B2 (en) 2001-01-30 2007-09-11 The Procter & Gamble Company System and method for cleaning and/or treating vehicles and the surfaces of other objects

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6869028B2 (en) 2000-06-14 2005-03-22 The Procter & Gamble Company Spraying device
US6955834B2 (en) 2000-06-14 2005-10-18 The Procter & Gamble Company Long lasting coatings for modifying hard surfaces and processes for applying the same
US6562142B2 (en) 2001-01-30 2003-05-13 The Procter & Gamble Company System and method for cleaning and/or treating vehicles and the surfaces of other objects
US6693071B2 (en) 2001-01-30 2004-02-17 The Procter & Gamble Company Rinse aid surface coating compositions for modifying dishware surfaces
US6846512B2 (en) 2001-01-30 2005-01-25 The Procter & Gamble Company System and method for cleaning and/or treating vehicles and the surfaces of other objects
US7267728B2 (en) 2001-01-30 2007-09-11 The Procter & Gamble Company System and method for cleaning and/or treating vehicles and the surfaces of other objects

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4576864A (en) Water spreading plastic material, method for its manufacture and its use as a glazing and roofing material
ATE10945T1 (de) Oberflaechenaktive bekleidungszusammensetzung.
MX2012010706A (es) Material de plastico revestido parecido a una lamina con tendencia reducida a la colonizacion por algas, proceso para su produccion en linea y uso.
JPH04353438A (ja) 防滴性及びブロッキング性に優れた透明フィルム
JP3778619B2 (ja) 防曇剤組成物
US8496233B2 (en) Vaporization filter for humidification, vaporization filter laminate for humidification and humidification method using these
JPS5925871A (ja) 粉塵防止剤
US4994318A (en) Thermoplastic substrates having improved water spreading characteristics
JP3365828B2 (ja) 農業用フィルム
JPS5915473A (ja) 防曇剤組成物
JPS5935922B2 (ja) スチレン系樹脂フイルムのコ−テイング剤
JPH0472691B2 (ja)
JPS62179938A (ja) 植物栽培用ハウス
JP4005831B2 (ja) 親水性塗膜
JPH0782398A (ja) 塗布性の改良された防曇剤組成物および農業用フィルム
JP3094296B2 (ja) 農業用フィルム
JPH09100467A (ja) 防曇剤組成物
JP3134739B2 (ja) 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム
JP2002176862A (ja) 防滴性農園芸用フィルム、その製造方法および防滴剤組成物
JP7158797B2 (ja) 壁紙
JPH04226138A (ja) 透明性及びスリップ性に優れたフィルム
JP3120713B2 (ja) 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム
JPS5951581B2 (ja) 防曇性塗膜形成用組成物
JP4346065B2 (ja) 遮光剤
JPH11293154A (ja) 防カビ性コーティング膜