JPH04352940A - ホルター心電計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はホルター心電計に関し、
特に検査時のイベント入力と、再生時のイベントと心電
図等の編集とを行い結果の理解を容易にするホルター心
電計に関する。

【０００２】

【従来の技術】ホルター心電図検査では、通常小型のカ
セットレコーダを被検者に携帯させて被検者に装着した
電極から心電図信号を誘導して２４時間の心電図を磁気
カセットテープに記録しておき、後刻これを再生して心
電図に異常があったか（不整脈やＳＴ降下などがあった
か）を調べている。そして異常がみとめられる心電図が
記録された時に被検者がどのように行動し、どのような
自覚症状があったかを対応させる必要があるため、例え
ば図８のような行動記録表を携帯させて、１日の行動や
自覚症状とそのときの時刻を被検者自身が手書きで記録
していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】行動記録表に被検者が
手書きで記録する従来の方法では、被検者が不精な性格
の場合、正確に記録しなかったり、抜けが生じる問題点
があった。また、時刻に関しては、自分の腕時計や周囲
にたまたまあった時計などを見て記録するため不正確に
なる欠点があった。また再生作業を行う検査技師や医師
が行動記録表と再生された心電図波形やＳＴトレンド等
を見比べながら、イベントを再生結果の該当時刻に転記
するなどの手間がかかるという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のホルター心電計
は、被検者に装着に電極から心電図信号を誘導して常時
心電図をカセットテープに記録する携帯部からなるホル
ター心電計において、ホルター心電図検査中の被検者の
少くとも行動および自覚症状の項目（以下「イベント」
という）を表示する表示手段と、被検者が随時イベント
を選択して入力する入力手段と、入力したイベントと入
力した時刻を記憶する着脱可能なメモリカードとを有す
る携帯用のイベント入力装置と、検査後に前記メモリカ
ードからイベントとイベントが入力された時刻とを読み
出す読出手段と、前記イベントの情報と心電図波形と、
ＳＴレベルトレンド情報と共に編集して表示・記録する
再生装置とを備えて構成される。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図、図２は本実施例を構成するイベント入力手段の
外観図、図３は本実施例を構成する携帯部の説明図、図
４は本実施例を構成する再生システムの説明図、図５お
よび図６は本実施例の再生装置から得られる計測結果を
示す説明図、図７は本実施例を構成するイベント入力装
置への入力基準を示す説明図である。

【０００７】心電計による検査の方法は、通常のホルタ
ー心電図検査と全く同様である。心電図信号は被検者に
装着された電極から誘導コード３２を経て携帯部本体３
１に入力され、携帯部本体３１に内蔵の増幅器によって
増幅された後カセットテープ３３に記録される。誘導コ
ードはサージカルテープなどにより被検者の皮膚に固定
され、携帯部本体３１はベルトなどに固定され被検者は
これを２４時間携帯し、２４時間の連続した心電図波形
がカセットテープ３３に記録される。

【０００８】一方、カセットテープ３３の記録開始と同
時に、イベント入力装置２の操作部２２から開始コマン
ドが入力されると、イベント入力装置２に内蔵の時計か
ら開始時刻が読み出され、メモリカード２３に記憶され
ることも可能である（時刻合せ手段５）。また、時刻合
せの基準は上述のようにイベント入力装置２を基準とし
ても、携帯部３を基準としても、第３者の時計を基準と
してもよい。

【０００９】被検者がイベントを入力する際には、まず
操作部２２によりイベント項目の一覧が液晶表示部２１
に表示される。図７に表示項目の例を示す。全項目を一
画面に表示できないため、操作部２２の操作によりスク
ロールして表示内容が変更できる。操作部２２から該当
するイベント項目の番号を入力することにより、イベン
トの内容と入力された時刻とが着脱可能なメモリカード
２３に記憶される。

【００１０】被検者は常にイベント入力装置２を携帯し
、１日の行動や自覚症状などのイベントを入力する。 イベント入力装置２の形状は一般の電子手帳の程度の大
きさで２つに折りたたむことができ、背広の内ポケット
やハンドブックなどに容易に収納できるため、被検者へ
の負担はほとんどない。

【００１１】検査終了後に再生装置により心電図の再生
が行われる。２４時間の心電図が記録されたカセットテ
ープ３３はカセットテープ再生部４３により高速再生さ
れる。メモリカード２３はイベント入力装置２から取り
はずされ、再生装置４のメモリカード読み取り部４２に
装着され、記憶されているイベント内容・入力時刻・検
査開始時刻が読み出される。メモリカード２３にはバッ
テリが内蔵されており、記憶されている情報は保持され
ている。再生した心電図と、イベント内容の時間的な対
応付けは、検査開始時刻とイベント入力時刻とを基にし
て再生装置本体４１により自動的に行なわれる。ＣＲＴ
表示器４４およびプリンタ４６には、不整脈などの異常
心電図やＳＴトレンドなどイベント内容が見易く編集さ
れて、表示されると共に記録される。

【００１２】図５及び図６に記録例を示す。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、ホルター
心電図検査中に被検者がイベント入力装置を携帯するこ
とにより、手書きで記録する手間がはぶけるという効果
がある。

【００１４】また、イベント入力装置には時計が内蔵さ
れており、手書きの場合に比べイベントの時刻がより正
確になるという効果がある。更に、イベント入力装置に
入力したイベントや時刻を着脱可能なメモリカードに記
憶しておき、検査終了後に再生装置でこれらを読み出し
、心電図波形との対応付けを自動的に行いレポートを表
示・記録できるため検査技師や医師の労力を軽減できる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図

【図
２】本実施例を構成するイベント入力手段の外観図

【図
３】本実施例を構成する携帯部の説明図

【図４】本実施
例を構成する再生システムの説明図

【図５】本実施例の
再生装置から得られる計測結果を示す説明図

【図６】本実施例の再生装置から得られる計測結果を示
す説明図

【図７】本実施例を構成するイベント入力手段の入力基
準を示す説明図

【図８】従来の技術による行動記録カードの一例を示す
説明図

【符号の説明】

１　　　　イベント入力装置 ３　　　　携帯部 ４　　　　再生装置 ５　　　　時刻合せ手段 ２１　　　　液晶表示部 ２２　　　　操作部 ２３　　　　メモリカード ３１　　　　携帯部本体 ３２　　　　誘導コード ３３　　　　カセットテープ ４１　　　　再生装置本体 ４２　　　　メモリカード読み取り部 ４３　　　　カセットテープ再生部 ４４　　　　ＣＲＴ表示器 ４５　　　　キーボード ４６　　　　プリンタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　被検者に装着した電極から心電図信号
   を誘導して常時心電図をカセットテープに記録する携帯
   部からなるホルター心電計において、ホルター心電図検
   査中の被検者の少くとも行動および自覚症状の項目（以
   下「イベント」という）を表示する表示手段と、被検者
   が随時イベントを選択して入力する入力手段と、入力し
   たイベントと入力した時刻を記憶する着脱可能なメモリ
   カードとを有する携帯用のイベント入力装置と、検査後
   に前記メモリカードからイベントとイベントが入力され
   た時刻とを読み出す読出手段と、前記イベントの情報と
   心電図波形と、ＳＴレベルトレンド情報と共に編集して
   表示・記録する再生装置とを備えて成ることを特徴とす
   るホルター心電計。
2. 【請求項２】　　前記携帯部と、前記イベント入力装置
   との時間合せを行う時刻合せ手段を備えて成ることを特
   徴とする請求項１記載のホルター心電計。