JPS6063028A - 心電図情報記録方法並びに装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はホルタ−心電図法により長時間記録したデータ
を解析および記録する方法並びに装置に関する。

従来技術 従来、長時間記録信号の解析および処理のため、 （１）装着携行時の心電図信号の異常（ＡＴ偏位、Ｒ−
Ｒ不整）を自動検出してテープに記録し、必要に応じ警
報を発する方式（１９７） （２）長時間記録テープを自動解析し、ＳＴ偏位、Ｒ−
Ｈの不整、ＱＲ３幅の異常を検出し、その時の心電図を
自動的に記録する方式（１９７） （３）瞬時心拍、ＳＴ偏位のトレンドと上室期外収縮お
よび心室期外収縮の１分ごとの棒グラフ、１０１分ごと
のＳＴ偏位優先の１心拍分のサンプル波形、心室期外収
縮の圧縮記録を刻時信号と共にサーマルレコーダに記録
する方式（１９７０）％式％ しかし現在日常生活中の心電図信号に対して十分有効な
自動解析プログラムが得られでいないため、心電図専門
家による長時間に渡る解析が避けられなかった。

発明の目的 本発明は上述の点に鑑みなされたものでホルタ−心電図
に充分な経験を有する専門家の判定に必要なデータを点
検し易い形で提供することを目的とする。

本発明によれば長時間心電図波形と解析結果が所要の関
係を持って記録され、特定の問題箇所の抽出および拡大
記録が迅速に行えると共に判定のために要する時間が短
縮される。

実施例 以下に本発明の好適な一実施例を添付図面を参照して説
明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。このブ
ロック図は主に制御部を示すものであって磁気記録装置
に心電図の原波形を記録する部分について示していない
。これ等は一般的なものが利用できると共に、必ずしも
本発明の特徴とされる部分ではない。

図中１はパネルに設けられたキースイッチおよびディス
プレイ等の操作および表示部であってＣＰＵユニット２
と結合される。３は心電図波形が長時間記録された磁気
テープ再生装置の出力を入力データとし、タイムコード
の付与等を行う入力部である。然るに時刻編集等の作業
はＣＰＵユニット２と共にソフトウェアコントロールに
よって行われる。縦書きユニット４は第２図Ａに示す如
く時間圧縮した心電図波形を例えば１分毎に区切って縦
書きするためのユニットであって入力部３からＥＣＧ波
形を受けて縦書きのためのデータを波形編集してＥＣＧ
データメモリ５に送る。この縦書キュニット４はＣＰＵ
ユニット２によりコントロールされる。ユニット６は入
力部３よりのＥＣＧ波形を受けて波形解析及び編集を行
ない瞬昨ＨＲ，ＳＴレベルトレンド、ＳＶＥデータおよ
びＶＥデータ等を得るための検出編集部である。検出編
集部６の動作は例えば第１９回日本ＭＥ学会大会ｒＨｏ
ｌｔｅｒ長時間心電図・自動解析装置の開発」等で明ら
かな様に周知であるので説明を省略する。

ＣＰＵユニット２はこの検出編集部６及び入力部３より
のタイムコード等を読み込みサーマル記Ｒ部での記録情
報に変換して編集したデータを編集データメモリ７に貯
える。ＣＰＵユニット２にて制御されるメモリーリード
・コントロールユニット８の出力にて、この編集データ
メモリ７の内容およびＥＣＧデータメモリ５の内容がサ
ーマル記録部１０内の図示していないインターフェース
或いはドライ／へ一回路を介して供給されている。

また、メモリ・リード・コントロールユニット８からは
サーマル記録部１０に制御のだめのクロック、ストロー
ブ信号等が供給されている。

なお、ゲート９は編集データメモリ７とＥＣＧデータメ
モリ５との論理和出力を得るためのＯＲゲートである。

次にサーマル記録部１０の記録例を示す８２図及び第４
図のＣＰＵユニット２の動作を示すフローチャートと共
に本発明に係る装置の作用について述べる。

ＣＰＵユニット２はまず操作及び表示部１等の指示によ
り入力部３を起動しくステップ４０）、続いて縦書きユ
ニット４と検出編集部６を起動する（ステップ４１）。

これにより入力部３よりＥＣＧ波形がＷ：書きユニット
４及び検出編集部６に送−られる。

１記録部位の編集が終ると（ステップ４２−Ｙ）ＣＰＵ
ユニット２は検出編集部６より編集データを受取り（ス
テップ４３）、サマリーレポートを作成しくステップ４
４）、編集データをサーマル１ｉｔｌｔ部１ｏで記録す
べきフォーマットに変換して編集データメモリ７に格納
しくステップ４５）、その後サーマル記録部１０を作動
してＥＣＧデータメモリ５及び編集データメモリ７の内
容を記録する。

第２図のＡは１分毎に区切って縦方向に記録された心電
図波形であって前述の如く縦書きユニット４の作用にて
１分毎に区切った形に編集されＥＣＧデータメモリ５に
格納されることにより図示Ａのように記録される。

第２図のＢは時刻および心拍数を示すものであって入力
部３のタイムコード出力を用いて５分毎の時刻および各
５分間における平均心拍数を数字で記録している。また
Ｃ、Ｄは検出編集部６よりのＳＴレベルのトレンドおよ
び瞬時心拍のトレンド記録例であって、ＳＴレヘルのト
レンドは一３００ｐＶ　Ｎ＋６００ｇＶ（７）スケール
と共に記録し、瞬時心拍のトレンドは心拍数のスケール
と共に記録する。

なお、毎分１ラインの圧縮心電図波形は通常の心電図記
録に対して感度が約１／３、また、記録速度は標準記録
速度の約１７１０に圧縮されている。

この外、５分間毎の王室性、心室性期外収縮数およびイ
ベントマーカ等を記録すると共に、顛後にサマリーレポ
ートとして１時間毎の絵心拍数、上室期外収縮数、心室
期外収縮数、平均心拍数、最高心拍数、最低心拍数、最
低ＳＴ偏位、最高ＳＴ偏位等の他、所要の事項を記録す
る。

本発明に係る装置においては、磁気テープ等に記録され
た心電図データをサーマル記録部にて再生するのに、心
電図信号記録時の６０倍の速度で実行できる。また、各
処理は１度セットすると自動的に行われるので監視の必
要が無い。更にこのようにして処理されたデータは専門
家が一括して点検できる。このとき問題箇所を１分車位
、更にはｌＯ秒単位で指定することで、この時刻範囲に
亘る問題箇所の心電図波形を自動的に変速拡大記録する
ことができる。この拡大記録の例を第３図に示す。

上述の如く本実施例によれば携帯形あるいは据置形心電
図記録装置で記録した全心電波形心拍数、ＳＴレベル等
のトレンドダラム及び上室性、心室性期外収縮数、平均
ＨＲ等の波形解析結果とを夫々対応する位置関係に時間
経過と共に記録することができる。また、解析結果を目
視点検する際に見易くするためアナログ表示とデジタル
表示を並行して行う。本願における実施例では解析結果
の印字幅を５ｃｍとし、この印字領域にＳＴ偏位、心拍
数のトレンド等をアナログ表示すると共に、単位時間内
の期外収縮の数、平均ＨＲ１時刻等をデジタル表示し、
これ等を重畳して記録する。

時刻経過に伴う心拍数の変化を表示する心拍数トレンド
が長時間心電図の解析結果の情報としであるが、従来主
として単位時間内の心拍数をグラフにした平均トレンド
とＲ−Ｒ時間の逆数を表示した瞬時心拍トレンドが使わ
れてきた。この両者はそれぞれ得失があるが本願では両
者の利点を生かした方法を提供する。即ち、１分間の心
拍数のトレンドグラフの上にＲ−Ｒ時間の逆数をビット
表示させて基本調律と期外収縮との関係を明確にする。

この際、例えば、瞬時Ｒ−Ｒ時間がＨＲ換算で１５０以
上となるような点検者に注意を促す必要のある期外収縮
に対しては、ドツトの大きさを大きくすると見易く、且
つ注意を促すことが容易にできる。

上述の実施例はマルチサーマルヘッドを記録手段として
用いることを前提として述べている。ところで現在、通
常入手可能なマルチサーマルヘッドはドツト寸法がＯ，
ｌＸ０．２ｍｍでドツト間隔が８ドツト７１ｍｍである
。

このような仕様のマルチサーマルヘッドを用い、例えば
１分間当りの波形を１５０ｍｍの長さに表示し、標準記
録の１／ｌＯに圧縮記録すると、８ドツ）７ｍｍのヘッ
ドの分解能では実質的な周波数帯域が２０Ｈｚとなるの
で通常３０Ｈｚ〜４０Ｈｚ周波数帯域に在る心電図波形
のＱＲＳ部を記録できなくなってしまう。

また、本願実施例の如く、心拍数のトレンドダラムを１
分間当り５ｍ＋＊に記録する場合、０．１×０．２■程
度のドツト寸法では記録分解能が制限され、例えばＨＲ
換算で２５程度の分解能しか得られぬ。本実施例ではこ
の問題を゛解決するためＱＲ８等の波形の尖頭値をホー
ルドしてヘッドの分解能に拘りなく高品位での波形記録
を行っている。

またＨＲが２５以上の不規則な変動があった時、ヘッド
の繰り返し記録周期間に発生した全ての心拍周期信号を
ホールドして記録すると特殊な高分解能サーマルヘッド
を使用せずに高分解形を用いるのと同等な記録が可能と
なる。

効果 上述のように本発明によれば判定のための心電波形の品
質を損なうことなく高速再生が可能となる外、複数の解
析データが所要の関係を持って表示されるので適確な診
断結果を短時間に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図Ａは本
発明の一実施例の心電図記録波形を示す図、 第３図は心電図問題箇所の拡大記録例を示す図、 第４図はＣＰＵユニットの動作を示すフローチャートで
ある。 符号説明、１・・・操作および表示部、２・・・ＣＰＵ
ユニット、３・・・入力部、４・・・縦書きユニット、
５・・・ＥＣＧデーターメモリ、６・・・検出編集部、
７・・・編集データメモリ、８・・・メモリ・リード・
コントロールユニット、９・・・ゲート、１０・・・サ
ーマル記録部である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）長時間記録した心電図の圧縮記録波形と、トレン
   ドダラム等の波形解析結果とを時間に関して位置的に対
   応付けて表示することを特徴とする心電図の解析および
   記録方法。
2. （２）トレンドダラム等の波形解析結果および心電図波
   形をアナログ記録し、単位時間内の期外収縮数、平均Ｈ
   Ｒ等の波形解析結果および時刻を数値にて記録すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の心電図の解析
   および記録方法。
3. （３）所定時間における心拍数のトレンドグラフ出力に
   Ｒ−Ｒ時間の逆数を示す出力を重ねてドツト表示するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の心電図の
   解析および記録方法。
4. （４）ドツトの大きさを期外収縮数によって変化させる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の心電図
   の解析および記録方法。
5. （５）長時間記録された心電図を解析して高速記録する
   ための装置であって、少なくも時間に係るデータを記録
   可能にする入力部と、所定時間毎の心電図を特定方向に
   複数配列するためのユニットと、特定の時間における心
   電図の変化に基づくデータを導出するためのユニットと
   、少なくとも前記各ユニットを制御するための制御ユニ
   ットとを含み、前記特定方向に複数配列された所定時間
   毎の心電図と前記特定の時間における心電図の変化に基
   づくデータとを所定の位置関係を持ってプリントアウト
   させることを特徴とする心電図の解析および記録装置。