JPH04352798A - ポリペプチド - Google Patents

ポリペプチド

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JPH04352798A
JPH04352798A JP3176750A JP17675091A JPH04352798A JP H04352798 A JPH04352798 A JP H04352798A JP 3176750 A JP3176750 A JP 3176750A JP 17675091 A JP17675091 A JP 17675091A JP H04352798 A JPH04352798 A JP H04352798A
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JP
Japan
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ala
boc
amino acid
resin
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP3176750A
Other languages
English (en)
Inventor
Chieko Kitada
千恵子 北田
Takuya Watanabe
卓也 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH04352798A publication Critical patent/JPH04352798A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はc−AMP(サイクリッ
ク  アデニレート  モノホスフェート)産生活性を
有する、新規なポリペプチドおよびその塩に関する。
【0002】
〔式1〕
His Ser Asp Gly Ile Phe T
hr Asp Ser Tyr Ser Arg Ty
r Arg Lys Gln Met Ala Val
 Lys Lys Tyr Leu Ala Ala 
Val Leu Gly Lys Arg Tyr L
ys Gln Arg Val Lys Asn Ly
s(配列番号:1) で表わされるものであり、脳下垂体細胞の細胞内c−A
MPの産生を高める活性や、アストログリア細胞のc−
AMP産生を高め、神経細胞の生存延長作用がある。P
ACAP38のその作用は、ペプチドN端側27個のア
ミノ酸からなるPACAP−27−NH2でもみられる
が、これについては、PACAP−27−NH2はPA
CAP38のcDNAの構造中−Leu27−Gly2
8−Lys29−Arg30−というアミド化プロセシ
ング構造に対応するDNA配列があることから合成PA
CAP−27−NH2でこれを先に確認したものである
。一方、ヴァソアクティブ インテスティナル ペプチ
ド(Vasoactive Intestinal P
eptide,VIP)は神経伝達や、神経賦活物質と
され脳内にあることが知られているペプチドであり、P
ACAP−27−NH2は既知のVIPと68%の相同
性があるがVIPではc−AMP産生活性は非常に微弱
である。
【0003】
【本発明が解決すべき課題】本発明の目的は、VIPよ
りも強力なc−AMP産生を促進するPACAPペプチ
ド様の小ペプチドを提供することである。本発明者はP
ACAP38の活性に必要な最小構造を見出すべく、P
ACAP38ペプチドを切断して各種ペプチドを製造し
、そのc−AMP産生能活性を測定した結果、PACA
P38ペプチドのN末端側23残基が活性発現に必要な
最小構造であること、また24〜26残基のものも同様
以上の活性を有し、更にN末端のアミノ酸が別のアミノ
酸で置換された誘導体も同様の活性があることを見出し
本発明に到達したものである。
【0004】
【課題を解決すべき手段】本発明は、一般式X−Ser
−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−Asp−
Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg−L
ys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−Ly
s−Tyr−Leu−Y(Xは任意のアミノ酸残基また
はアシル基;Y=NH2、OH、Ala−NH2、Al
a−OH、Ala−Ala−NH2、Ala−Ala−
OH、Ala−Ala−Val−NH2またはAla−
Ala−Val−OH)(X−配列番号:2−Y)で示
されるペプチドとその薬理的に許容され得る塩、および
その製造方法に関するものである。本発明のポリペプチ
ドにおいて、Xは任意のアミノ酸残基、中でも芳香族ア
ミノ酸残基が好ましく、例えば His,Tyr,Ph
e,Trp 等が挙げられ、XがHisのものはPAC
AP38とそのN末端部が同一である。Xがアシル基の
ものも同様の効果があり、アシル基としてはカルボン酸
由来のアシル基が好ましく、中でも炭素数1〜8のカル
ボン酸由来アシル基が好ましく、その例としてはホルミ
ル基、アセチル基、プロピオニル基、ヘキサノイル基、
ベンゾイル基等が挙げられる。またC末端については−
NH2としたもの、−OHのもの、いずれでもよいが一
般的に−NH2のほうがその生物学的活性は高い。薬理
的に許容し得る塩としては、炭酸塩、酢酸塩、クエン酸
塩、酒石酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩、あるいは塩
酸塩、硫酸塩のような無機酸塩が挙げられる。
【0005】本発明のc−AMP産生能活性の測定は、
ラット副腎髄質由来の継代培養細胞PC12hを用い、
細胞外へ分泌されるc−AMP量をc−AMP測定用ラ
ジオイムノアッセイ用キットを用いて行った。その結果
図1に示すようにPACAPペプチドのN端側23残基
が活性発現に必要な最小構造であることを見出した。本
発明明細書においてアミノ酸等を略号で表示する場合、
IUPAC−IUB Commision on Bi
ochemicalNomenclatureによる略
号あるいは当該分野における慣用略号に基づくものであ
り、その例を下記する。アミノ酸に関し光学異性体があ
り得る場合は、特に明示しなければL−体を示すものと
する。
【0006】PAM:フェニルアセタミドメチルBHA
:ベンツヒドリルアミン Boc:t−ブチルオキシカルボニル Z:ベンジルオキシカルボニル Cl−Z:2−クロロベンジルオキシカルボニルCl2
−Bzl:2,6−ジクロロベンジルBr−Z:2−ブ
ロモベンジルオキシカルボニルBzl:ベンジル Bu:t−ブチル OBu:t−ブチルエステル OBzl:ベンジルエステル OcHex:シクロヘキシルエステル Mtr:4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼ
ンスルホニルTos:p−トルエンスルホニル Mts:2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニルN
O2:ニトロ DNP:2,4−ジニトロフェニル Bom:ベンジルオキシメチル Fmoc:9−フルオレニルメチルオキシカルボニルT
rt:トリチル Bum:t−ブトキシメチル HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾールDCC:
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドGly:グ
リシン Ala:アラニン Val:バリン Leu:ロイシン Ile:イソロイシン Ser:セリン Thr:スレオニン Cys:システイン Met:メチオニン Glu:グルタミン酸 Asp:アスパラギン酸 Lys:リジン Arg:アルギニン His:ヒスチジン Phe:フェニルアラニン Tyr:チロシン Trp:トリプトファン Pro:プロリン Asn:アスパラギン Gln:グルタミン。
【0007】本発明の、および本発明で用いられる種々
のペプチドは、ペプチド合成の公知の常套手段で製造し
うるものであり、固相合成法、液相合成法のいずれによ
ってもよい。例えば固相法により本発明のPACAPペ
プチド類あるいはその部分ペプチドを合成する場合には
、不溶性樹脂として当該技術分野で知られたもの、例え
ばクロロメチル樹脂、ヒドロキシメチル樹脂、ベンズヒ
ドリルアミン樹脂、アミノメチル樹脂、p−ベンジルオ
キシベンジルアルコール樹脂、4−メチルベンズヒドリ
ルアミン樹脂、4−オキシメチルフェニルアセタミドメ
チル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、4−(2’,4’
−ジメトキシフェニル−ハイドロキシメチル)・フェノ
キシ樹脂、4−(2’,4’−ジメトキシフェニル−F
moc・アミノエチル)・フェノキシ樹脂が挙げられる
。これら何れかの樹脂を用い、PACAPペプチド類あ
るいはPACAPペプチド類の部分ペプチドのC末端側
から保護アミノ酸を常法に従って順次縮合し、次いでフ
ッ化水素、トリフルオロメタンスルホン酸、あるいはト
リフルオロ酢酸処理で全保護基を除去して目的とするP
ACAPペプチド類あるいはその部分ペプチドを合成す
ることが出来る。保護アミノ酸の縮合に関しては、ペプ
チド合成に使用できる各種活性化試薬を用いることが出
来るが、特にカルボジイミド、例えばN,N’−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、N,N’−ジイソプロピル
カルボジイミド、N−エチル−N’−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドが挙げられる。これらに
よる活性化には、ラセミ化抑制添加剤、例えば1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、または3−ヒ
ドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾトリア
ジン(HOOBt)と共に保護アミノ酸を直接樹脂に添
加するか、または、対称酸無水物またはHOBtあるい
はHOOBtエステルとして予め保護アミノ酸の活性化
を行った後に樹脂に添加することが出来る。保護アミノ
酸の活性化や樹脂との縮合に用いられる溶媒としてはN
,N’−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン
、ジクロロメタンあるいはこれらの混合物が挙げられる
。活性化されたアミノ酸誘導体は通常、1.5〜4倍過
剰で用いられる。ニンヒドリン反応を用いたテストの結
果、縮合が不十分な場合には保護基の脱離を行うことな
く縮合反応を繰り返し、十分な縮合を行うことができる
。反応を繰り返しても十分な縮合が得られないときには
、無水酢酸、または、アセチルイミダゾールを用い未反
応アミノ酸をアセチル化することが出来る。
【0008】N−保護アミノ酸としては、α−アミノ基
をBoc基で保護し、セリンおよびスレオニンの水酸基
はBzl基で、グルタミン酸、アスパラギン酸のω−カ
ルボン酸はOBzl基、またはOcHex基で、リジン
のε−アミノ基はZ基またはCl−Z基で、チロシンの
水酸基はBzl基またはBr−Z基、あるいはCl2−
Bzl基で、アルギニンのグアニド基はTos基または
Mts基あるいはNO2基で、ヒスチジンのイミダゾー
ル基はTos基またはDNP基あるいはBom基で保護
する方法が好ましい。またα−アミノ酸をFmoc基で
保護し、セリンおよびスレオニンの水酸基はBu基で、
グルタミン酸、アスパラギン酸のω−カルボン酸はOB
u基で、リジンのε−アミノ酸はBoc基またはCl−
Z基、Z基で、チロシンの水酸基はBu基、Bzl基ま
たはBr−Z基、あるいはCl2−Bzl基で、アルギ
ニンのグアニド基はMtr基またはTrt基あるいはZ
基で、ヒスチジンのイミダゾール基はFmoc基または
Trt基あるいはBum基で保護し最後にトリフルオロ
酢酸処理で目的とするポリペプチドを取り出すことも出
来る。液相法による合成の手段としては、例えば以下の
報告に記載された方法がある。M. Bodanszk
y及びM. A. Ondetti [ペプチド シン
セーシス(Peptide Synthesis),I
nterscience Publishers, N
ew York, 1966年]、Schroder及
びLubke [ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYo
rk, 1965年]、泉屋信夫他[ペプチド合成の基
礎と実験,丸善(株),1985年]、矢島治明及び榊
原俊平[生化学実験講座1、タンパク質の化学IV、2
05, 1977年]等。
【0009】
【作用】PACAP38ペプチドのN末端側23残基が
cAMP産生活性発現に必要な最小構造であり、また2
4〜26残基のものも同様以上の活性を有し、更にN末
端のアミノ酸が別のアミノ酸、例えばTyr、Pheま
たはアセチルで置換された誘導体も同様の活性がある。 本発明の新規ポリペプチドはPACAP38、PACA
P27同様、神経細胞の死の阻止に有効であり、エイズ
ウィルスの感染とか脳の機械的損傷のような多数の生理
的条件によって起きる神経細胞の損傷の治療剤に用い得
るものである。VIPはPACAPに有意の類似性のあ
るペプチドであり、エイズウィルスのgp120表面糖
蛋白を剥離することにより、該糖蛋白により誘発される
細胞の死より神経細胞を保護することができるが、本発
明のポリペプチドのVIPとの構造上の類似性や、本発
明のポリペプチドが示すより大きなアデニレートサイク
ラーゼ刺激活性からすると、本発明ポリペプチドは神経
細胞死を予防する上でも大きな効果が期待できる。実際
にin vitro では本発明のポリペプチドは10
 ̄14〜10 ̄7M、好ましくは10 ̄11〜10 ̄9
Mという低濃度でgp120による細胞死を完全に予防
した。本発明ポリペプチドの投与に当っては、非経口投
与、特に注射剤あるいは噴霧剤として用いることができ
、その際、生理食塩水または生理的に許容し得る緩衝液
のような担体と、0.01〜5重量%、好ましくは0.
1〜2重量%の濃度で組合せて用いることができる。投
与量としては、1回につき0.1nmole/kg〜1
μg/kg、好ましくは1nmole/kg〜0.1μ
g/kgを、1日1〜3回投与するのが好ましい。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明ペプチドの製造
例およびその効果を具体的に示す。
【0011】
【実施例1】PACAP−26−NH2 (His−S
er−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−As
p−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg
−Lys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−
Lys−Tyr−Leu−Ala−Ala−Val−N
H2)(配列番号:3)の合成 市販のp−メチルBHA樹脂(アプライド  バイオシ
ステムズ社製)0.60g(0.5 m mole)を
用い、ペプチド合成機(アプライド  バイオシステム
ズ社製モデル430A)を使用し、合成した。最初のア
ミノ酸、Boc−ValをHOBt/DCCで活性化し
、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoc基を50%トリフ
ルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊離さ
せ、このアミノ基に、Boc−Ala, Boc−Le
u, Boc−Tyr(Br−Z), Boc−Lys
(Cl−Z), Boc−Val, Boc−Met,
 Boc−Gln, Boc−Arg(Tos), B
oc−Ser(Bzl),Boc−Gly, Boc−
Asp(OcHex),Boc−Thr(Bzl), 
Boc−Phe, Boc−Ile, Boc−His
(Bom)をPACAP−26−NH2のアミノ酸配列
通り順にHOBt/DCCで活性化し縮合した。さらに
DCCまたは、HOBt/DCCで活性化した同じアミ
ノ酸誘導体で再度縮合をした後、未反応のアミノ基は無
水酢酸でアセチル化し、保護PACAP−26−NH2
樹脂1.54gを得た。この保護PACAP−26−N
H2樹脂0.35gをp−クレゾール0.60g共存下
無水フッ化水素5mlで0℃、60分間処理した後、フ
ッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5mlで
2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5mlで抽出し
た。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5mlで洗浄した
。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧濃縮し、セファ
デックスLH−20(2×75cm)のカラムに付し、
50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去の後
、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水100mlに
溶解し、YMC−ODS AM120 S−50樹脂カ
ラム(2.6×7cm)に付し、0.1%トリフルオロ
酢酸水と50%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ
酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。 主要画分を合し、再度YMC−ODSカラム(2.6×
7cm)に付し、15〜40%までのアセトニトリル水
溶液(0.1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃度勾
配溶出を行い、主要区分を集め凍結乾燥した。これを0
.05 M−酢酸アンモニア水20mlに溶解し、CM
−セルロファインの樹脂カラム(1×6cm)に付し、
0.05 Mから0.33 M−酢酸アンモニア水の直
線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し
、酢酸塩として白色粉末20mgを得た。
【0012】アミノ酸分析値 Asp 1.98(2), Thr 0.93(1),
 Ser 2.48(3), Glu 1.04(1)
, Gly 0.99(1), Ala 3.09(3
), Val 1.95(2), Met 0.95(
1), Ile 0.95(1), Leu 1.00
(1), Tyr 3.03(3), Phe 0.9
9(1), Lys 2.96(3), His1.0
0(1), Arg 2.19(2)質量分析による(
M+H)+  3033.6HPLC溶出時間    
          19.52分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸水)B液(0.1%−トリフルオロ酢
酸含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃
度勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分。
【0013】
【実施例2】PACAP−26−OH (His−Se
r−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−Asp
−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg−
Lys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−L
ys−Tyr−Leu−Ala−Ala−Val−OH
)(配列番号:3)の合成 市販のBoc−Val−OCH2−PAM樹脂(アプラ
イド  バイオシステムズ社製)0.60g(0.5 
m mole)を用い、ペプチド合成機(アプライド 
 バイオシステムズ社製モデル430A)を使用し、合
成した。樹脂上のBoc基を50%トリフルオロ酢酸/
塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊離させた後、この
アミノ基に、各2m moleのBoc−Lys(Cl
−Z),Boc−Arg(Tos), Boc−Gln
, Boc−Tyr(Br−Z), Boc−Gly,
 Boc−Leu, Boc−Ala, Boc−Me
t, Boc−Ser(Bzl),Boc−Asp(O
Bzl), Boc−Thr(Bzl), Boc−P
he, Boc−Ile, Boc−His(Tos)
をPACAP−26のアミノ酸配列通り順にHOBt/
DCCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは、HO
Bt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮
合をした後、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル化
し、保護PACAP−26−OCH2−PAM樹脂1.
25gを得た。この保護PACAP−26−OCH2−
PAM樹脂0.65gをp−クレゾール1.0g共存下
無水フッ化水素6mlで0℃、60分間処理した後、フ
ッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5mlで
2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5mlで抽出し
た。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5mlで洗浄した
。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧濃縮し、セファ
デックスLH−20(2×75cm)のカラムに付し、
50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去の後
、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水100mlに
溶解し、YMC−ODS AM120 S−50樹脂カ
ラム(2.6×7cm)に付し、0.1%トリフルオロ
酢酸水と50%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ
酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。主要画
分を合して凍結乾燥し、白色粉末90mgを得た。再度
溶解したあとYMC−ODSカラム(2.6×7cm)
に付し、15〜40%までのアセトニトリル水溶液(0
.1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃度勾配溶出を
行い、アセトニトリル25〜28%の区分を集め凍結乾
燥した。これを0.05 M−酢酸アンモニア水20m
lに溶解し、CM−セルロファインの樹脂カラム(1×
6cm)に付し、0.05 Mから0.33M−酢酸ア
ンモニア水の直線型濃度勾配で溶出した。 主要画分を合して凍結乾燥し、酢酸塩として白色粉末2
0mgを得た。
【0014】アミノ酸分析値 Asp 2.03(2), Thr 0.96(1),
 Ser 2.66(3), Glu 1.08(1)
, Gly 1.01(1), Ala 3.05(3
), Val 1.98(2), Met 0.94(
1), Ile 0.94(1), Leu 1.00
(1), Tyr 2.96(3), Phe 0.9
5(1), Lys 2.99(3), His 1.
03(1), Arg 2.25(2)質量分析による
(M+H)+  3034.7HPLC溶出時間   
           18.68分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸)B液(0.1%−トリフルオロ酢酸
含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃度
勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分。
【0015】
【実施例3】PACAP−24−NH2 (His−S
er−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−As
p−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg
−Lys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−
Lys−Tyr−Leu−Ala−NH2)(配列番号
:4)の合成市販のp−メチルBHA樹脂(アプライド
  バイオシステムズ社製)0.61g(0.5 m 
mole)を用い、ペプチド合成機(アプライド  バ
イオシステムズ社製モデル430A)を使用し、合成し
た。最初のアミノ酸、Boc−AlaをHOBt/DC
Cで活性化し、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoc基を
50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミ
ノ基を遊離させ、このアミノ基に、Boc−Leu, 
Boc−Tyr(Br−Z), Boc−Lys(Cl
−Z), Boc−Val, Boc−Ala, Bo
c−Met, Boc−Gln, Boc−Arg(T
os), Boc−Ser(Bzl),Boc−Gly
, Boc−Asp(OcHex),Boc−Thr(
Bzl), Boc−Phe, Boc−Ile, B
oc−His(Bom)をPACAP−24−NH2の
アミノ酸配列通り順にHOBt/DCCで活性化し縮合
した。さらにDCCまたは、HOBt/DCCで活性化
した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をした後、未反応の
アミノ基は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP−
24−NH2樹脂2.31gを得た。この保護PACA
P−24−NH2樹脂0.32gをp−クレゾール0.
6g共存下無水フッ化水素5mlで0℃、60分間処理
した後、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテ
ル5mlで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5m
lで抽出した。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5ml
で洗浄した。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧濃縮
し、セファデックスLH−20(2×75cm)のカラ
ムに付し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減
圧留去の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水1
00mlに溶解し、YMC−ODS AM120 S−
50樹脂カラム(2.6×7cm)に付し、0.1%ト
リフルオロ酢酸水と50%アセトニトリル(0.1%ト
リフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出し
た。主要画分を合し、再度YMC−ODSカラム(2.
6×7cm)に付し、15〜35%までのアセトニトリ
ル水溶液(0.1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃
度勾配溶出を行い、主要区分を集め凍結乾燥した。これ
を0.05 M−酢酸アンモニア20mlに溶解し、C
M−セルロファインの樹脂カラム(1×6cm)に付し
、水から0.33 M−酢酸アンモニア水の直線型濃度
勾配で溶出した。主要画分(0.18〜0.22 M)
を合して凍結乾燥し、酢酸塩として白色粉末12gを得
た。
【0016】アミノ酸分析値 Asp 2.00(2), Thr 0.94(1),
 Ser 2.59(3), Glu 1.04(1)
, Gly 0.96(1), Ala 2.05(2
), Val 0.95(1), Met 0.98(
1), Ile 0.87(1), Leu 1.00
(1),Tyr 2.85(3), Phe 0.90
(1), Lys 2.92(3), His0.99
(1),Arg 2.19(2)質量分析による(M+
H)+   2863.7HPLC溶出時間     
         17.39分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸水)B液(0.1%−トリフルオロ酢
酸含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃
度勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分。
【0017】
【実施例4】PACAP−23−NH2 (His−S
er−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−As
p−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg
−Lys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−
Lys−Tyr−Leu−NH2)(配列番号:5)の
合成市販のp−メチルBHA樹脂(アプライド  バイ
オシステムズ社製)0.60g(0.5 m mole
)を用い、ペプチド合成機(アプライド  バイオシス
テムズ社製モデル430A)を使用し、合成した。最初
のアミノ酸、Boc−LeuをHOBt/DCCで活性
化し、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoc基を50%ト
リフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊
離させ、このアミノ基に、Boc−Tyr(Br−Z)
, Boc−Lys(Cl−z), Boc−Val,
 Boc−Ala, Boc−Met, Boc−Gl
n, Boc−Arg(Tos), Boc−Ser(
Bzl), Boc−Gly,Boc−Asp(OcH
ex), Boc−Thr(Bzl), Boc−Ph
e, Boc−Ile, Boc−His(Bom)を
PACAP−23−NH2のアミノ酸配列通り順にHO
Bt/DCCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは
、HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で
再度縮合をした後、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセ
チル化し、保護PACAP−23−NH2樹脂2.31
gを得た。この保護PACAP−23−NH2樹脂0.
35gをp−クレゾール0.6g共存下無水フッ化水素
5mlで0℃、60分間処理した後、フッ化水素を減圧
留去し、残渣をエチルエーテル5mlで2回洗浄した後
、残渣を50%−酢酸水5mlで抽出した。不溶物を瀘
去し、50%−酢酸水5mlで洗浄した。瀘液、洗液を
合し、2〜3mlに減圧濃縮し、セファデックスLH−
20(2×75cm)のカラムに付し、50%−酢酸で
溶出した。主要画分を集め減圧留去の後、残留物を、0
.1%トリフルオロ酢酸水100mlに溶解し、YMC
−ODS AM120 S−50樹脂カラム(2.6×
7cm)に付し、0.1%トリフルオロ酢酸水と50%
アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸含有)の間
での直線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合し、再度
YMC−ODSカラム(2.6×7cm)に付し、15
〜30%までのアセトニトリル水溶液(0.1%トリフ
ルオロ酢酸含有)の直線型濃度勾配溶出を行い、アセト
ニトリル主要区分を集め凍結乾燥した。これを0.05
 M−酢酸アンモニア水20mlに溶解し、CM−セル
ロファインの樹脂カラム(1×6cm)に付し、水から
0.70 M−酢酸アンモニア水の直線型濃度勾配で溶
出した。主要画分を合して凍結乾燥し、酢酸塩として白
色粉末10mgを得た。
【0018】アミノ酸分析値 Asp 1.98(2), Thr 0.95(1),
 Ser 2.53(3), Glu 1.07(1)
, Gly 1.01(1), Ala 1.07(1
), Val 0.96(1), Met 0.95(
1), Ile 0.91(1), Leu 2.00
(2), Tyr 2.99(3), Phe 0.9
4(1), Lys 2.88(3), His 0.
97(1), Arg 1.96(2)質量分析による
(M+H)+  2792.9HPLC溶出時間   
           17.48分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸水)B液(0.1%−トリフルオロ酢
酸含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃
度勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分
【0019】
【実施例5】PACAP−23−OH (His−Se
r−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−Asp
−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg−
Lys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−L
ys−Tyr−Leu−OH)(配列番号:5)の合成
市販のBoc−Leu−OCH2−PAM樹脂(アプラ
イド  バイオシステムズ社製)0.65g(0.5 
m mole)を用い、ペプチド合成機(アプライド 
 バイオシステムズ社製モデル430A)を使用し、合
成した。樹脂上のBoc基を50%トリフルオロ酢酸/
塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊離させた後、この
アミノ基に、各2m moleのBoc−Tyr(Br
−Z), Boc−Lys(Cl−Z),Boc−Va
l, Boc−Ala, Boc−Met, Boc−
Gln, Boc−Arg(Tos), Boc−Se
r(Bzl), Boc−Asp(OBzl), Bo
c−Thr(Bzl), Boc−Phe, Boc−
Ile, Boc−Gly, Boc−His(Bom
)をPACAP−23のアミノ酸配列通り順にHOBt
/DCCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは、H
OBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度
縮合をした後、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル
化し、保護PACAP−23−OCH2−PAM樹脂2
.50gを得た。
【0020】この保護PACAP−23−OCH2−P
AM樹脂0.86gをp−クレゾール1.0g共存下無
水フッ化水素10mlで0℃、60分間処理した後、フ
ッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5mlで
2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5mlで抽出し
た。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5mlで洗浄した
。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧濃縮し、セファ
デックスLH−20(2×75cm)のカラムに付し、
50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去の後
、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水100mlに
溶解し、YMC−ODS AM120 S−50樹脂カ
ラム(2.6×7cm)に付し、0.1%トリフルオロ
酢酸水と50%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ
酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。主要画
分を合して凍結乾燥し、酢酸塩として白色粉末90mg
を得た。
【0021】アミノ酸分析値 Asp 1.96(2), Thr 0.88(1),
 Ser 2.13(3), Glu 1.07(1)
, Gly 0.98(1), Ala 1.00(1
), Val 1.00(1), Met 0.89(
1), Ile 0.94(1), Leu 0.98
(1), Tyr 2.99(3), Phe 1.0
0(1), Lys 2.95(3), His 0.
99(1), Arg 2.18(2)質量分析による
(M+H)+  2793.5HPLC溶出時間   
           17.28分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸水)B液(0.1%−トリフルオロ酢
酸含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃
度勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分。
【0022】
【実施例6】Acetyl−PACAP(2−26)−
NH2 (Acetyl−Ser−Asp−Gly−I
le−Phe−Thr−Asp−Ser−Tyr−Se
r−Arg−Tyr−Arg−Lys−Gln−Met
−Ala−Val−Lys−Lys−Tyr−Leu−
Ala−Ala−Val−NH2)(配列番号:6)の
合成 市販のp−メチルBHA樹脂(アプライド  バイオシ
ステムズ社製)0.60g(0.5 m mole)を
用い、ペプチド合成機(アプライド  バイオシステム
ズ社製モデル430A)を使用し、合成した。最初のア
ミノ酸、Boc−ValをHOBt/DCCで活性化し
、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoc基を50%トリフ
ルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊離さ
せ、このアミノ基に、Boc−Ala, Boc−Le
u, Boc−Tyr(Br−Z), Boc−Lys
(Cl−Z), Boc−Val, Boc−Met,
 Boc−Gln, Boc−Arg(Tos), B
oc−Ser(Bzl),Boc−Gly, Boc−
Asp(OcHex),Boc−Thr(Bzl), 
Boc−Phe, Boc−IleをPACAP−(2
−26)−NH2のアミノ酸配列通り順にHOBt/D
CCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは、HOB
t/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合
をした。最後のBoc−Ser(Bzl)を縮合したの
ちBoc基を除去し、無水酢酸でアセチル化して、保護
Acetyl−PACAP−26−NH2樹脂1.50
gを得た。この樹脂0.41gをp−クレゾール0.8
g共存下無水フッ化水素10mlで0℃、60分間処理
した後、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテ
ル5mlで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5m
lで抽出した。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5ml
で洗浄した。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧濃縮
し、セファデックスLH−20(2×75cm)のカラ
ムに付し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減
圧留去の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水1
00mlに溶解し、YMC−ODS AM120 S−
50樹脂カラム(2.6×7cm)に付し、0.1%ト
リフルオロ酢酸水と50%アセトニトリル(0.1%ト
リフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出し
た。主要画分を合し、再度YMC−ODSカラム(2.
6×7cm)に付し、15〜35%までのアセトニトリ
ル水溶液(0.1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃
度勾配溶出を行い、アセトニトリル30〜32%の区分
を集め凍結乾燥した。これを0.05 M−酢酸アンモ
ニア水20mlに溶解し、CM−セルロファインの樹脂
カラム(1×6cm)に付し、水から0.33 M−酢
酸アンモニア水の直線型濃度勾配で溶出した。主要画分
(0.18〜0.22 M)を合して凍結乾燥し、酢酸
塩として白色粉末18mgを得た。
【0023】アミノ酸分析値 Asp 1.96(2), Thr 0.94(1),
 Ser 2.57(3), Glu 1.07(1)
, Gly 0.95(1), Ala 3.00(3
), Val 1.96(2), Met 0.88(
1), Ile 0.88(1), Leu 0.98
(1), Tyr 2.87(3), Phe 0.9
0(1), Lys 2.91(3), Arg2.1
7(2)質量分析による(M+H)+  3051.6
HPLC溶出時間              20.
40分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸水)B液(0.1%−トリフルオロ酢
酸含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃
度勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分。
【0024】
【実施例7】[Tyr1]PACAP(2−24)−N
H2 (Tyr−Ser−Asp−Gly−Ile−P
he−Thr−Asp−Ser−Tyr−Ser−Ar
g−Tyr−Arg−Lys−Gln−Met−Ala
−Val−Lys−Lys−Tyr−Leu−Ala−
NH2)(配列番号:7)の合成 市販のp−メチルBHA樹脂(アプライド  バイオシ
ステムズ社製)0.61g(0.5 m mole)を
用い、ペプチド合成機(アプライド  バイオシステム
ズ社製モデル430A)を使用し、合成した。最初のア
ミノ酸、Boc−AlaをHOBt/DCCで活性化し
、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoc基を50%トリフ
ルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊離さ
せ、このアミノ基に、Boc−Leu, Boc−Ty
r(Br−Z), Boc−Lys(Cl−Z), B
oc−Val, Boc−Ala, Boc−Met,
 Boc−Gln, Boc−Arg(Tos), B
oc−Ser(Bzl),Boc−Gly, Boc−
Asp(OcHex),Boc−Thr(Bzl), 
Boc−Phe, Boc−Ileを[Tyr1] P
ACAP−24−NH2のアミノ酸配列通り順にHOB
t/DCCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは、
HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再
度縮合をした後、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチ
ル化し、保護[Tyr1] PACAP−24−NH2
樹脂2.20gを得た。この保護[Tyr1] PAC
AP−24−NH2樹脂0.31gをp−クレゾール0
.53g共存下無水フッ化水素5mlで0℃、60分間
処理した後、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエ
ーテル5mlで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水
5mlで抽出した。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5
mlで洗浄した。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧
濃縮し、セファデックスLH−20(2×75cm)の
カラムに付し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集
め減圧留去の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸
水100mlに溶解し、YMC−ODS AM120 
S−50樹脂カラム(2.6×7cm)に付し、0.1
%トリフルオロ酢酸水と50%アセトニトリル(0.1
%トリフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶
出した。主要画分を合し、再度YMC−ODSカラム(
2.6×7cm)に付し、15〜35%までのアセトニ
トリル水溶液(0.1%トリフルオロ酢酸含有)の直線
型濃度勾配溶出を行い、主要区分を集め凍結乾燥した。 これを0.05 M−酢酸アンモニア水20mlに溶解
し、CM−セルロファインの樹脂カラム(1×6cm)
に付し、水から0.33 M−酢酸アンモニア水の直線
型濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、
酢酸塩として白色粉末15mgを得た。
【0025】アミノ酸分析値 Asp 1.99(2), Thr 0.95(1),
 Ser 2.54(3), Glu 1.07(1)
, Gly 1.02(1), Ala 2.01(2
), Val 0.99(1), Met 0.99(
1), Ile 0.93(1), Leu 1.00
(1), Tyr 4.11(4), Phe 0.9
6(1), Lys 2.88(3), Arg1.9
9(2)質量分析による(M+H)+  2889.4
HPLC溶出時間              18.
76分カラム条件 カラム:WAKOSIL 5C18(4.6×100)
溶離液:A液(0.1%−トリフルオロ酢酸水)B液(
0.1%−トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル)を用
いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(50分)流速:
1.0ml/分。
【0026】
【実施例8】副腎髄質由来の株化細胞PC12hを準牛
胎児血清 10%を含むダルベッコ変法イーグル培地中37℃で培
養し、コラーゲン処理した48穴プレートに1穴あたり
5×104個の細胞をまき、7〜10日間培養した。そ
の後、培地を500μlのハンクス平衡塩類溶液にかえ
37℃で30分間置き、ここへ、同じ溶液に溶解した被
検体を加え、37℃で2時間培養した。次にこの培養液
中のcAMPの量をアマシャム社製cAMP測定用キッ
トを用いて測定した。添付の図1にVIPおよび本発明
の化合物類、PACAP20−OH(比:PACAP3
8N末端から20個のアミノ酸のものでC末端はカルボ
キシル)の測定結果を示す。
【0027】
【実施例9】PACAP−25−NH2 (His−S
er−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−As
p−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg
−Lys−Gln−Met−Ala−Val−Lys−
Lys−Tyr−Leu−Ala−Ala−NH2)(
配列番号:8)の合成 市販のp−メチルBHA樹脂(アプライド  バイオシ
ステムズ社製)0.60g(0.5 m mole)を
用い、ペプチド合成機(アプライド  バイオシステム
ズ社製モデル430A)を使用し、合成した。最初のア
ミノ酸、Boc−AlaをHOBt/DCCで活性化し
、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoc基を50%トリフ
ルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基を遊離さ
せ、このアミノ基に、Boc−Ala, Boc−Le
u, Boc−Tyr(Br−Z), Boc−Lys
(Cl−Z), Boc−Val, Boc−Met,
 Boc−Gln, Boc−Arg(Tos), B
oc−Ser(Bzl), Boc−Gly, Boc
−Asp(OcHex), Boc−Thr(Bzl)
, Boc−Phe, Boc−Ile, Boc−H
is(Bom)をPACAP−25−NH2のアミノ酸
配列通り順にHOBt/DCCで活性化し縮合した。さ
らにDCCまたは、HOBt/DCCで活性化した同じ
アミノ酸誘導体で再度縮合をした後、未反応のアミノ基
は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP−25−N
H2樹脂1.50gを得た。この保護PACAP−25
−NH2樹脂0.35gをp−クレゾール0.60g共
存下無水フッ化水素5mlで0℃、60分間処理した後
、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5m
lで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5mlで抽
出した。不溶物を瀘去し、50%−酢酸水5mlで洗浄
した。瀘液、洗液を合し、2〜3mlに減圧濃縮し、セ
ファデックスLH−20(2×75cm)のカラムに付
し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去
の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水100m
lに溶解し、YMC−ODS AM120 S−50樹
脂カラム(2.6×7cm)に付し、0.1%トリフル
オロ酢酸水と50%アセトニトリル(0.1%トリフル
オロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。主
要画分を合し、再度YMC−ODSカラム(2.6×7
cm)に付し、15〜40%までのアセトニトリル水溶
液(0.1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃度勾配
溶出を行い、主要区分を集め凍結乾燥した。これを0.
05 M−酢酸アンモニア水20mlに溶解し、CM−
セルロファインの樹脂カラム(1×6cm)に付し、0
.05 Mから0.33 M−酢酸アンモニア水の直線
型濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、
酢酸塩として白色粉末20mgを得た。
【0028】アミノ酸分析値 Asp 1.95(2), Thr 0.95(1),
 Ser 2.71(3), Glu 1.04(1)
, Gly 1.01(1), Ala 3.09(3
), Val 0.90(1), Met 0.95(
1), Ile 0.95(1), Leu 1.00
(1), Tyr 3.10(3), Phe 0.9
9(1), Lys 2.96(3), His 1.
05(1), Arg 2.19(2)質量分析による
(M+H)+  2394.5HPLC溶出時間   
           18.21分カラム条件 カラム:YMC−ODS(AM−301, S−5 1
20A)(4.6×100)溶離液:A液(0.1%−
トリフルオロ酢酸水)B液(0.1%−トリフルオロ酢
酸含有アセトニトリル)を用いA液からB液へ直線型濃
度勾配溶出(50分)流速:1.0ml/分。
【0029】
【発明の効果】図1から判るように、本発明のPACA
P誘導体はcAMP産生活性を有し、これに比べて類似
の構造を有するVIPの該活性は弱く、またPACAP
20−OHではこのような活性は見られなかった。本発
明のPACAP誘導体はPACAP38,PACAP2
7に比べて短鎖であるため合成が容易であり、またPA
CAP38,27および本発明化合物は水溶性であるが
、本発明誘導体の方が器壁に付着し難く合成、製剤の際
の操作が容易である。更に本発明誘導体は短鎖であるた
め体内への取り込みも容易と予想される。
【0030】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:38 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0031】配列番号:2 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴:中間部 Hypethetical:  Yes
【0032】配
列番号:3 配列の長さ:26 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0033】配列番号:4 配列の長さ:24 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0034】配列番号:5 配列の長さ:23 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0035】配列番号:6 配列の長さ:25 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0036】配列番号:7 配列の長さ:24 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0037】配列番号:8 配列の長さ:25 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の化合物、VIPおよびPAC
AP20−OHのcAMP産生活性を比較して示したグ
ラフである。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 X−Ser−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr
    −Asp−Ser−Tyr−Ser−Arg−Tyr−
    Arg−Lys−Gln−Met−Ala−Val−L
    ys−Lys−Tyr−Leu−Y(Xは任意のアミノ
    酸残基またはアシル基;Y=NH2、OH、Ala−N
    H2、Ala−OH、Ala−Ala−NH2、Ala
    −Ala−OH、Ala−Ala−Val−NH2また
    はAla−Ala−Val−OH)で示されるポリペプ
    チドおよびその薬理的に許容され得る塩。
  2. 【請求項2】Xが芳香族アミノ酸残基である請求項1記
    載のポリペプチドおよびその薬理的に許容され得る塩。
  3. 【請求項3】芳香族アミノ酸がHis,Tyr,Phe
    もしくはTrpである請求項2記載のポリペプチドおよ
    びその薬理的に許容され得る塩。
  4. 【請求項4】Xがカルボン酸由来のアシル基である請求
    項1記載のポリペプチドおよびその薬理的に許容され得
    る塩。
  5. 【請求項5】Xが炭素数1〜8のカルボン酸由来のアシ
    ル基である請求項4記載のポリペプチドおよびその薬理
    的に許容され得る塩。
  6. 【請求項6】Xがアセチル基である請求項5記載のポリ
    ペプチドおよびその薬理的に許容され得る塩。
  7. 【請求項7】XがHis、YがAla−Ala−Val
    −NH2である請求項1記載のポリペプチドおよびその
    薬理的に許容され得る塩。
  8. 【請求項8】XがHis、YがAla−Ala−Val
    −OHである請求項1記載のポリペプチドおよびその薬
    理的に許容され得る塩。
  9. 【請求項9】XがHis、YがAla−NH2である請
    求項1記載のポリペプチドおよびその薬理的に許容され
    得る塩。
  10. 【請求項10】XがHis、YがNH2である請求項1
    記載のポリペプチドおよびその薬理的に許容され得る塩
  11. 【請求項11】XがHis、YがOHである請求項1記
    載のポリペプチドおよびその薬理的に許容され得る塩。
  12. 【請求項12】Xがアセチル、YがAla−Ala−V
    al−NH2である請求項1記載のポリペプチドおよび
    その薬理的に許容され得る塩。
  13. 【請求項13】XがTyr、YがAla−NH2である
    請求項1記載のポリペプチドおよびその薬理的に許容さ
    れ得る塩。
JP3176750A 1990-07-18 1991-07-17 ポリペプチド Pending JPH04352798A (ja)

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