JPH04351959A - Otc用糞便潜血検出用試験片 - Google Patents

Otc用糞便潜血検出用試験片

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JPH04351959A
JPH04351959A JP12784191A JP12784191A JPH04351959A JP H04351959 A JPH04351959 A JP H04351959A JP 12784191 A JP12784191 A JP 12784191A JP 12784191 A JP12784191 A JP 12784191A JP H04351959 A JPH04351959 A JP H04351959A
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JP
Japan
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occult blood
test piece
otc
fecal occult
chelating agent
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Pending
Application number
JP12784191A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tsuji
辻 信之
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜血検出用検査体、詳
しくは、OTC(大衆薬)用糞便潜血検出用試験片に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】糞便排泄物中の潜血の検出は、多くの病
態の診断において非常に貴重な手段である。従来から、
糞便中の血液の検出は、糞便をステック等の用具で採取
し、試験装置に塗布した後溶液で展開させて反応を行な
わせることにより行われていた。そして、検出終了後の
試験装置はくずかご等に捨てられ、便器中に直接捨てら
れないものである。
【0003】しかし、この方法は操作が煩雑であり家庭
で簡便に検査する方法としては適していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
上記事情に鑑み、糞便の潜血を簡便に且つ短時間に検出
刷ることができる試験片を開発すべく鋭意研究を行い、
本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明発は、濾紙を支持
体とする糞便潜血検出用試験片であって、その支持体の
下方端から検体接触部、展開部、試薬層及び止水層をこ
の順に設けることを特徴とするOTC用糞便潜血検出用
試験片。上記OTC用糞便潜血検出用試験片において、
支持体の一方の面を目止め処理し、試薬層及び止水層を
他方の面に位置せしめることができる。
【0006】また、展開部はアスコルビン酸オキシダー
ゼ、アスコルビン酸オキシダーゼとキレート剤の混合物
、金属配位キレート剤、キレート剤及び金属配位キレー
ト剤とキレート剤の混合物のいずれかで含浸処理されて
いてもよい。更に、展開部上部はアスコルビン酸オキシ
ダーゼを含むインキ組成物、アスコルビン酸オキシダー
ゼ及びキレート剤を含むインキ組成物、金属配位キレー
ト剤及び/又はキレート剤を含むインキ組成物のいずれ
かの組成物で印刷処理されていてもよい。
【0007】更に、本発明は濾紙を支持体とする糞便潜
血検出用試験片であって、その支持体下方端部近傍の両
面を目止め処理し、その下方端から検体接触部、展開部
、試薬層及び濡れインジケーター層をこの順に設けるこ
とを特徴とするOTC用糞便潜血検出用試験片である。 上記OTC用糞便潜血検出用試験片において、検体接触
部又は濡れインジケーター層部では目止め処理を欠失さ
せることができる。
【0008】以下に、本発明のOTC用糞便潜血検出用
試験片を図面に基ずいて説明する。図1に示すように本
発明のOTC用糞便潜血検出用試験片は濾紙1の下方先
端部に検体接触部5を設け、それから展開部2、試薬層
3、止水層4をこの順に設けたものである。図2は本発
明のOTC用糞便潜血検出用試験片の他の例を示すもの
であって、図1の試験片の一方の面を更に止水処理6を
行い、他方の面に試薬層3、止水層4を位置せしめてい
る。
【0009】図3は本発明のOTC用糞便潜血検出用試
験片の他の例を示すものであって、濾紙1の下方端部の
両面が目止め処理7され、その下方端から検体接触部5
、展開部2、試薬層3、濡れインジケーター層8をこの
順に設けるものである。図4は図3のOTC用糞便潜血
検出用試験片において、濡れインジケーター層8の部分
における目止め処理7を欠失させたものである。
【0010】本発明で使用する濾紙としては、アドバン
ティック製No.26又は三島製紙製水溶紙等がもちい
られる。目止め層及び目止め処理用材料としては、スコ
ッチバンFX−810(スリーエム社製)等のフッ素系
サイズ剤、ブチラール樹脂、カルボキシメチルエチルセ
ルロース樹脂、ヒドロキシプロピルメチルメチルセルロ
ースフタレート樹脂、ヒドロキシプロピルメチルメチル
セルロースアセテートサクシネート樹脂、酢酸フタル酸
セルロース樹脂等が用いられが、特にこれらに限定され
るものではなく、濾紙と親和性がよく、止水効果をもた
らすものであれば何れのものでも良い。
【0011】潜血検出用印刷インキ組成物は、過酸化活
性物質の存在下で検知可能な応答のできる潜血検出用組
成物、pH緩衝剤、結合材、吸着剤及び高吸水性樹脂よ
りなる吸水性微粉末を非水溶媒中に溶解もしくは分散し
たものである。次にこの潜血検出用印刷インキ組成物の
各成分について説明スル。 過酸化物 過酸化物である有機ヒドロペルオキシドとしては、その
グループ内に属する良く知られた多くの化合物のうち、
過酸化物に感受性を有する指示薬の存在下に過酸化活性
物質と反応して、色変化または、検査体に吸収されるか
若しくは反射される光の変化などの、検出可能な応答を
することができるものである限り何れも使用できる。本
発明の潜血検出用組成物に使用するものとしては、例え
ば次のようなものがある。
【0012】クメンヒドロペルオキシド、t−ブチルヒ
ドロペルオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5
−ジヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒド
ロペルオキシド、若しくはパラメンタンヒドロペルオキ
シド、などの単独、またはこれらの混合物である。この
なかでも、クメンヒドロペルオキシドを用いることが好
ましい。
【0013】有機ヒドロペルオキシドは、潜血検出用組
成物の固形分に対して1〜30重量%、好ましくは、2
〜25重量%の量で含有させることができる。 被酸化性指示薬 被酸化性指示薬は、酵素によって酸化されて発色する指
示薬であって、例えばベンジジン類及びN−アルキル化
ベンジジン類等の従来既知の化合物を広く用いることが
できる。この内、o−トリジン、3,3’,5,5’ 
−テトラメチルベンジジン、2,7−アザフルオレンな
どが好ましく、中でも特に、3,3’,5,5’ −テ
トラメチルベンジジンを用いることが好ましい。
【0014】この被酸化性指示薬は、潜血検出用組成物
の固形分に対して0.5〜10重量%、好ましくは、0
.6〜6重量%の量で存在することが望ましい。 増  感  剤 増感剤として、キノリン若しくはその誘導体とトリエタ
ノールアミン塩の混合物を使用することにより、血液の
存在下での潜血検出用検査体の色形成を促進し、感度お
よび呈色濃度を向上することができる。
【0015】キノリン若しくはその誘導体としては、キ
ノリン, キニン, 6−メトキシキノリン, 6−メ
チルキノリン, 若しくは7−メチルキノリンなどが用
いられ、この内、6−メトキシキノリンが特に好ましい
。トリエタノールアミン塩としては、トリエタノールア
ミン塩酸塩,トリエタノールアミンリン酸塩, 若しく
はトリエタノールアミン硫酸塩などが用いられるが、こ
の中でも特に、硫酸塩であるラウリル硫酸トリエタノー
ルアミン,ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノ
ールアミンを用いることが好ましい。
【0016】キノリン若しくはその誘導体は、潜血検出
用組成物の固形分に対して0.5〜10重量%、好まし
くは0.6〜6重量%の量で存在することが望ましい。 また、トリエタノールアミン塩は、潜血検出用組成物の
固形分に対して1〜20重量%、好ましくは2〜15重
量%の量で存在することが望ましい。 緩  衝  剤 pH緩衝剤は、上記の被酸化性指示薬が潜血検出用組成
物中で好ましい呈色変化を起こす pHの近くの pH
値を保つために用いられる。 pH緩衝剤としては、所
定の pH値 (例えば pH5) を潜血検出用組成
物に与えることができるものであればいずれでもよいが
、具体的にはクエン酸とクエン酸ナトリウムとの組合わ
せを用いることが好ましい。
【0017】結  合  材 結合材は、被検査液中の成分および pH等に影響を及
ぼさず、かつ試薬類、特に被酸化性指示薬に影響を及ぼ
さず、しかも呈色反応を妨げないものであることが要求
される。このような条件を満たすことが確かめられた結
合材としては次のようなものがあり、これらは単独若し
くは二種以上の混合物で用いられる。
【0018】ポリエステル樹脂, アルキッド樹脂, 
ポリウレタン樹脂, ポリスチレン樹脂,アクリル樹脂
, エポキシ樹脂,塩化ビニル樹脂, 塩化ビニル共重
合体樹脂, ポリビニルブチラール樹脂, ポリビニル
アルコール樹脂, ポリビニルピロリドン樹脂、若しく
は無水マレイン酸系共重合体樹脂などの合成樹脂;メチ
ルセルロース, エチルセルロース, ヒドロキシエチ
ルセルロース, カルボキシメチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体;デンプン, 多糖類, ゼラチン, 
カゼイン, 若しくはアルギン酸ナトリウムなどの天然
高分子が挙げられる。
【0019】結合材は、潜血検出用組成物の固形分に対
し0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%
の割合で使用することが望ましい。 高吸水性樹脂 本発明においては、高吸水性樹脂がインキ組成物の内の
1つの成分として使用される。この高吸水性樹脂は、自
重の数倍以上もの多量の水を吸収保持しうるポリマーを
広く指し、例えば、澱粉・アクリル酸グラウト共重合体
系、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体系、ポリア
クリル酸塩系、アクリル酸・ビニルアルコール共重合体
系等のポリマーが単用ないし複数併用される。樹脂の形
状としては特に制限はないけれども、粉末、特に微粉末
とするのがよく400メッシュパスが好ましい。
【0020】これらの高吸水性樹脂としては、市販品が
適宜使用でき、その例としては次のようなものが挙げら
れるが、吸水性の高いポリマーであればすべてのタイプ
のものが使用される。使用量 (配合量) としては、
製品の使用目的に応じて吸水能を調整し感度や呈色速度
等を適応させるため自由に選択でき、格別の制限はない
けれども、インキ組成物100g当り1g 〜30g 
程度が好ましい。 ◇高吸水性樹脂(200メッシュパス)■澱粉・アクリ
ル酸グラフト共重合体系(三洋化成製) ○サンウエット IW−300 ○サンウエット IW−1000 ■イソブチレン・無水マレイン酸共重合体系(クラレ製
) ○KIゲル 201K−F2 ■ポリアクリル酸塩系 (製鉄化学製) ○アクアキープ 4S ○アクアキープ 10SH (荒川化学製) ○アラソーブ (花王製) ○ポイズ SA−20 (住友化学製) ○スミカゲル NP−1010 ■アクリル酸・ビニルアルコール共重合体(住友化学製
) ○スミカゲル SP−510 or SP−520 吸  着  剤 本発明において用いられる吸着剤は、呈色試薬及び又は
蛋白系物質 (酵素、抗原、ハプテン、抗体、蛋白質等
) を吸着する性質を有するものであれば、無機物、有
機物を問わずすべてのタイプのものが使用され、例えば
次のようなものが挙げられる。使用形態としては、粉末
状、特に微粉末状とするのが良い。これらの吸着剤は1
種類のものを単用したり、数種類を併用したり、あるい
は同一タイプのものを複数併用したりして使用する。そ
の使用量としては、格別の制限はないけれども、インキ
組成物100g当り10g 〜40g 程度が好ましい
。 吸着剤 (微小担体;0.1〜100μmφ) 、タン
パク質及び極性薬物を保持するもの ■無機多孔体 多孔質ガラス、シリカゲル、アルミナ、活性白土、石英
砂、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、ベントナイ
ト、カオリン、タルク、ヒドロキシアパタイト、リン酸
三カルシウム、酸化チタン、活性炭 ■極性基をもつ担体 (アニオン、カオチンまたは双極
イオン性) 陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、マクロポーラス
型イオン交換樹脂、ハイブリッド型イオン交換樹脂、イ
オン交換繊維、キレート樹脂 例  DEAE−セルロース粉砕品、高速液体クロマ 
 トグラフィー用イオン交換樹脂 ■高分子凝集剤 非イオン性高分子凝集剤、ポリ陽イオン系高分子凝集剤
、ポリ陰イオン系高分子凝集剤、両性イオン系高分子凝
集剤 例  キトサン、ポリアミノアルキルメタクリレ  ー
ト (およびアクリルアミドとの共重合体)■高分子に
被吸着物質を化学的処理により固定化したもの 例  抗体固定化高分子、レクチン固定化高分子、抗原
または抗原ハプテンを固定化した高分子 (高分子とし
ては、セルロース、アガロース、デキストラン等が好適
)■分離用高分子担体 (クロマトグラフィー用) 合
成高分子系ゲル濾過用担体、多糖類系ゲル濾過用担体例
  高速液体クロマトグラフィー用保持体吸着剤として
は、上記した5つのタイプのほか、次のものも更に例示
される。■共重合により形成されたラテックス等の微小
プラスチックを水溶性塩 (リン酸塩、カルシウム塩、
バリウム塩等) で処理したもの。■水不要性酸化物 
(チタン酸塩、アルミナ等) をイオン交換 (アニオ
ン、カオチン) セルロースの微粉末で処理したもの。
【0021】本発明においては、吸着剤を用いて溶剤中
で薬物等を吸着せしめる点を重要なポイントの1つとし
て有するものである。本発明においては、溶液中で固定
化するのであるから極性基があれば良く、吸着剤はこの
現象を有利に利用して試薬や蛋白系物質を吸着するもの
である。以下、本発明を、リン酸カルシウム塩に例示さ
れる不溶性多孔性微粉末塩を吸着剤の代表に選んで説明
するが、他のタイプの吸着剤の場合もこれに準じる。
【0022】溶    媒 溶媒としては、上記の各成分、特に結合材を均一かつ安
定に溶解若しくは分散させることができるものが好まし
い。このような条件を満たす溶媒としては、■ベンゼン
, トルエンなどの芳香族炭化水素、■メチルエチルケ
トンなどの脂肪族ケトン、■酢酸エチルなどのエステル
類、■n−ブタノールなどのアルコール類などの非水溶
媒若しくは■水、または■〜■のものの混合物が挙げら
れる。
【0023】しかしながら、潜血検出用組成物としては
、支持体上に塗布した後の乾燥工程を低温、かつ短時間
で行なえるという点で非水溶媒を使用することが好まし
い。非水溶媒を使用すると、検査体上に塗布し組成物の
残留成分に基因する変質劣化を防止できるという効果も
ある。 その他の成分 場合によっては、上記各成分のほかに、潤滑剤を潜血検
出用組成物中に配合する。
【0024】潤滑剤としては、非イオン性界面活性剤,
 陰イオン性界面活性剤, 陽イオン性界面活性剤, 
両性界面活性剤,若しくはポリエチレングリコール類な
どが挙げられる。湿潤剤は、各試薬の分散に役立ち、均
一な検査領域の形成を促進し、水濡れ性を向上させるこ
とができる。湿潤剤は潜血検出用組成物の固形分に対し
て0.5〜5重量%の量で存在することが好ましい。
【0025】また、支持薬の呈色色調を更に見やすくす
るために、例えばオイルイエロー等の背景色素を添加し
てもよい。 マイクロカプセル皮膜材 本発明において使用可能なマイクロカプセルの皮膜材は
、潜血検出用組成物を構成する成分を、有機ヒドロペル
オキシド, 増感剤, 結合材の一部よりなる第1のグ
ループと、被酸化性指示薬,pH緩衝剤, 吸水性粉末
及び結合材の一部よりなる第2のグループとに分けた場
合、第1のグループに属する成分の何れか、又は第2の
グループに属する成分の何れかと混合して良好なエマル
ジョンを形成する乳化剤であって、被検査液中の水と接
触すると迅速に崩壊して、内包していた有機ヒドロペル
オキシド又は被酸化性指示薬等を呈色反応に関与させる
働きを有するものであることが望ましい。
【0026】このような条件を満たすことが確かめられ
たマイクロカプセル皮膜材としては次のようなものがあ
る。ポリビニルアルコール樹脂, ポリビニルピロリド
ン樹脂, ポリアクリルアミド樹脂, 若しくはポリ酢
酸ビニル樹脂などの水溶性合成樹脂;メチルセルロース
, エチルセルロース, ヒドロキシセルロース,若し
くはカルボキシメチルセルロースなどの水溶性セルロー
ス誘導体;デンプン, 多糖類, ゼチラン, カゼイ
ン, アラビアゴム, 若しくはアルギン酸ナトリウム
などの天然高分子などがあり、これらのうち、特にアラ
ビアゴム、カルボキシメチルセルロース, ポリビニル
アルコール樹脂が好ましい。
【0027】マイクロカプセル皮膜材は、潜血検出用組
成物の固形分に対して2〜70重量%、好ましくは4〜
50重量%で存在することが好ましい。濡れインジケー
ターインキ組成物としては、メチルバイオレット等の塩
基性染料、クエン酸等の有機酸、KBr、Cacl等の
ハロゲン塩及びゼラチン、アラビアゴム、PVA等の水
溶性樹脂が用いられる。
【0028】OTC糞便潜血用試験片の製造上記のイン
キ組成物を支持体上に塗布して各構成部が形成して、本
発明に係るOTC用糞便潜血検出用試験片を得る。目止
め層を有する試験片では、支持体に目止め層を塗布、乾
燥後、試薬インキ組成物、ぬれインジケーターインキ組
成物を塗布し、試験片を形成する。塗布方法としては、
印刷法, コーティング法 (例えば、ロールコーティ
ング法, スプレーコーティング法, ディップコーテ
ィング法, ベタコーティング法) などが用いられる
【0029】本発明においては、潜血検出用組成物の塗
布量が比較的多く、しかも、その塗布量は一定であるこ
とが好ましいため、シルクスクリーン印刷法, 凹版印
刷法,グラビア印刷法などによって潜血検出用組成物を
支持体上に塗布するのが好ましい。潜血検出用組成物の
支持体上への塗布量は、組成物の種類にもよるが、一般
に2〜150g/m2 (乾燥時) であることが好ま
しい。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし、この実施例により本発明の技術的範囲が限
定されるものではない。
【0031】
【実施例1】 潜血用試薬インキ組成物 下記の潜血用印刷インキ組成物を、順次容器中に加え、
高速攪拌機及びインキ連合機を用い、均一に分散して潜
血試薬インキ組成物を調製した。 潜血用印刷インキ組成物成分表  I                          
   バッチンサイズ  インキ 100重量部TMB
                         
                   1.20  
重量部  混合溶液                
                         
26.80  〃  〔BCAc          
                     8.00
 〕  〔20%PEG2,000(アミルアルコール
)       9.93 〕  〔20%エマールT
D(アミルアルコール)   8.87 〕MBBC 
                         
                0.40  〃  
  TPC                    
                       11
.33  〃    糖用バッファー        
                         
                         
  (クエン酸/クエン酸ソーダ/アミルアルコール 
                         
        =30/120/500)  9.9
0  〃    KIゲル201K−F2      
                         
3.00  〃    (3%GT)−L−HPC  
                         
 5.00  〃    HAP(200メッシュパス
品)                      1
0.37  〃    バインダー樹脂       
                         
   18.00  〃      〔BCAc   
                         
   4.43 〕  〔アミルアルコール     
                 10.43 〕 
 〔PVP                    
             2.61 〕  〔BX−
1                        
       0.522〕MC          
                         
          14.00  〃      〔
クメンヒドロペルオキシド             
         3.15  〃      〔6−
メトキシキノリン                 
         1.05  〃         
                         
                    計   1
00.00 重量部    止水層 フッソ系サイズ剤(スコッチバンFX−810(スリー
エム製)潜血試薬インキ組成物及び止水層を支持体であ
る濾紙の上にスクリーン印刷機を用い、順次直接印刷を
行ない、裁断をすることより図1に示すOTC用糞便潜
血用試験片を得た。
【0032】
【実施例2】 潜血用試薬インキ組成物 下記の潜血用印刷インキ組成物を、順次容器中に加え、
高速攪拌機及びインキ連合機を用い、均一に分散して潜
血試薬インキ組成物を調製した。 1)TPC処理物 TPC                100.0G
T                    3.0D
P                    1.0ク
エン酸                3.0クエン
酸ソーダ         12.025%PAANa
(水溶液)      10.02)3%GT−L−H
PC L−HPC            100GT   
                 33)Resin BX−1               10PVP 
                50CHN    
             85アミルアルコール  
    200 目止め層用インキ組成物 ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HP
MCP) のブチルセロソルブ溶液(EC−102N2
 無色)(フロイント産業社製)      90 重
量部超微粒子酸化チタンラウリル酸 表面処理物(MT−100S)(テイカ社製)    
                         
 10   〃濡れインジケーターインキ組成物 KBr,CaCl2,クエン酸及びメチルバイオレット
の飽和水溶液                   
                  10   〃2
5%ポリアクリル酸溶液              
                         
 2   〃水溶性UV硬化樹脂 (PVA−SbQ,
      spp−H タイプ)(東洋合成工業社製
)                        
     10   〃酸性PMMAパウダー(sp−
1450,0.45 φμm)( 綜研化学社製)  
                         
             10   〃潜血試薬イン
キ組成物、目止め層用インキ組成物及び濡れインジケー
ターインキ組成物を支持体である濾紙の上にスクリーン
印刷機を用い、順次直接印刷を行ない、裁断をすること
より図3に示すOTC用糞便潜血用試験片を得た。
【0033】
【実施例3】OTC用糞便潜血用試験片の他の例として
、実施例1と同様の潜血試薬インキ組成物、目止め層用
インキ組成物及び濡れインジケーターインキ組成物を用
いて支持体である濾紙の上にスクリーン印刷きを用い、
順次直接印刷を行ない、裁断をすることより図4に示す
OTC用糞便潜血用試験片を得た。
【0034】
【発明の効果】本発明のOTC用糞便潜血用試験片を直
接糞便に差し込み、糞便中の液体を該試験片に自然展開
させて反応を起こさせて、糞便中の潜血の有無を簡便か
つ短時間に検査することができる。しかも、検査を終了
した試験片は、直接便器中に捨てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】OTC用糞便潜血用試験片の構成図。
【図2】OTC用糞便潜血用試験片の構成図。
【図3】OTC用糞便潜血用試験片の構成図。
【図4】OTC用糞便潜血用試験片の構成図。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  濾紙を支持体とする糞便潜血検出用試
    験片であって、その支持体の下方端から検体接触部、展
    開部、試薬層及び止水層をこの順に設けることを特徴と
    するOTC用糞便潜血検出用試験片。
  2. 【請求項2】  濾紙を支持体とする糞便潜血検出用試
    験片であって、その支持体の下方端から検体接触部、展
    開部、試薬層及び止水層をこの順に設け、かつ前記支持
    体の一方の面が目止め処理され、試薬層及び止水層が他
    方の面に位置していることを特徴とするOTC用糞便潜
    血検出用試験片。
  3. 【請求項3】  展開部がアスコルビン酸オキシダーゼ
    を含む緩衝溶液で含浸処理されていることを特徴とする
    請求項1または2記載のOTC用糞便潜血検出用試験片
  4. 【請求項4】  展開部がアスコルビン酸オキシダーゼ
    及びキレート剤を含む緩衝溶液で含浸処理されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のOTC用糞便潜
    血検出用試験片。
  5. 【請求項5】  展開部が金属配位キレート剤、金属配
    位キレート剤及び/又はキレート剤で含浸処理されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のOTC用糞
    便潜血検出用試験片。
  6. 【請求項6】  展開部上部にアスコルビン酸オキシダ
    ーゼを含むインキ組成物が印刷処理されていることを特
    徴とする請求項1または2記載のOTC用糞便潜血検出
    用試験片。
  7. 【請求項7】  展開部上部にアスコルビン酸オキシダ
    ーゼ及びキレート剤を含むインキ組成物が印刷処理され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のOTC
    用糞便潜血検出用試験片。
  8. 【請求項8】  展開部上部に金属配位キレート剤、金
    属配位キレート剤及び/又はキレート剤を含むインキ組
    成物が印刷処理されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のOTC用糞便潜血検出用試験片。
  9. 【請求項9】  濾紙を支持体とする糞便潜血検出用試
    験片であって、その支持体下方端部近傍の両面を目止め
    処理し、その下方端から検体接触部、展開部、試薬層及
    び濡れインジケーター層をこの順に設けることを特徴と
    するOTC用糞便潜血検出用試験片。
  10. 【請求項10】  請求項9記載のOTC用糞便潜血検
    出用試験片において、検体接触部が目止め処理されてい
    ないものであることを特徴とするOTC用糞便潜血検出
    用試験片。
  11. 【請求項11】  請求項9記載のOTC用糞便潜血検
    出用試験片において、濡れインジケーター層部が目止め
    処理されていないものであることを特徴とするOTC用
    糞便潜血検出用試験片。
JP12784191A 1991-05-30 1991-05-30 Otc用糞便潜血検出用試験片 Pending JPH04351959A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5439827A (en) * 1992-11-09 1995-08-08 Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. Composition for detecting peroxide active material
JP2013244611A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Dainippon Printing Co Ltd 生体分子インキ印刷物、及びその製造方法
JP2014174057A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Akira Miike ヘモグロビンの高感度測定法と試薬

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