JPH04351716A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH04351716A
JPH04351716A JP15395691A JP15395691A JPH04351716A JP H04351716 A JPH04351716 A JP H04351716A JP 15395691 A JP15395691 A JP 15395691A JP 15395691 A JP15395691 A JP 15395691A JP H04351716 A JPH04351716 A JP H04351716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
servo
optical disc
focus
tracking
offset
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15395691A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Nada
名田 朋美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP15395691A priority Critical patent/JPH04351716A/ja
Publication of JPH04351716A publication Critical patent/JPH04351716A/ja
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクを記録媒体
としてデータの書込みや読み出しを行うことが可能な装
置に関する。
【0002】光学的にデータを記録する光ディスクとし
ては、読み出し専用の光ディスクが広く普及している。 しかし、読み出し/書き込みが可能な光ディスクや追加
記録が可能な光ディスクも、データのファイル用記録媒
体として普及しつつある。
【0003】前者の例としては、CD(Compact
 Disk),CD−ROM (Compact Di
sk ReadOnly Memory),CD−I(
Compact Disk Interactive)
,CD−V(Compact DiskVideo),
LD(Leser Disk)等が知られている。他方
、後者の例としては、光磁気ディスクや相変化型光ディ
スク等が知られている。
【0004】これらの記録媒体すなわち光ディスクから
データを読み出す場合あるいはデータを書き込む場合に
は、一般的にレーザ光を媒介とし、集束させてスポット
状としたレーザ光を記録トラックに沿ってトレースさせ
ながら行う。
【0005】そのため、記録トラック上に光スポットを
集束させるフォーカスサーボと、該記録トラック上に沿
って光スポットをトレースさせるトラッキングサーボと
は、光ディスクとの間における記録データの授受品質を
規定する重要な要素である。
【0006】尚、これらのサーボ制御は、光ディスクに
対面する対物レンズをフォーカス方向およびトラッキン
グ方向に位置制御するものである。また、この他に、分
類上はトラッキングサーボに分類されるが、対物レンズ
を含めた光ヘッド全体をラジアル送りするサーボが存在
する。
【0007】ところで、光ディスク装置を設置する際の
向きはユーザーによって選択・決定されるが、そのこと
によって前記対物レンズに加わる重力方向が変わり、該
対物レンズ位置を制御するサーボ系に影響を与える。
【0008】そのため、設置方向が変わってもサーボ制
御を最適な状態で行なえるような光ディスク装置が求め
られている。
【0009】
【従来の技術】(1)光ヘッドと対物レンズのアクチュ
エータ図5は、光ヘッドと対物レンズのアクチュエータ
を説明する図で、(a) は光ヘッドのモデル図、(b
) はワイヤ支持型アクチュエータの分解斜視図、であ
る。
【0010】すなわち、図5(a) に示すように、半
導体レーザ2から出射したレーザビームは、回折格子3
で3本のビーム(3ビーム法)に分けられてハーフプリ
ズム4を通過し、コリメータレンズ5で平行光になり、
対物レンズ6により光ディスク1上に集束する。
【0011】他方、光ディスク1からの反射光は、対物
レンズ6、コリメータレンズ5、を通りハーフプリズム
4で反射し、凹レンズ7、円筒レンズ8を通ってフォト
ディテクタ9で電気信号に変換される。
【0012】そして、集束した光スポットが光ディスク
1の記録トラック上を常時トレースするように、対物レ
ンズ6をフォーカス方向10とトラッキング方向11と
に位置制御する。
【0013】図5(b) は対物レンズ6のアクチュエ
ータであり、サスペンション兼リード線14に支持され
た対物レンズ6が、フォーカスコイル12とトラッキン
グコイル13に流れる電流によって、フォーカス方向1
0およびトラッキング方向11へ駆動される仕組みであ
る。
【0014】すなわち、対物レンズ6とフォーカスコイ
ル12、トラッキングコイル13は、サスペンション兼
リード線14によって宙吊り状態で支持されている。
【0015】尚、磁石15,16 およびヨーク17,
18,19,20 とは磁気回路を構成し、前記フォー
カスコイル12とトラッキングコイル13に駆動磁界を
与えている。
【0016】(2)フォーカスサーボおよびトラッキン
グサーボ図6は、フォーカスサーボ系およびトラッキン
グサーボ系を説明するブロック図である。
【0017】すなわち、フォトディテクタ9から得られ
る信号を差動増幅してエラー信号を得る仕組みであり、
差動増幅器23からはフォーカスエラー信号が得られ、
差動増幅器24からはトラッキングエラー信号が得られ
る。
【0018】そして、それぞれの駆動回路25,26 
で、対物レンズ6を駆動するレンズ用アクチュエータ2
1を駆動する仕組みである。
【0019】尚、差動増幅器23の可変抵抗器VRf 
と差動増幅器24の可変抵抗器VRt は、各サーボ系
に与えるオフセット量を調整する可変抵抗器である。
【0020】すなわち、光ヘッド22の対物レンズ6は
、設計段階において水平(横置き)あるいは垂直(縦置
き)の状態で、フォーカス方向およびトラッキング方向
の2軸について最適位置に位置するように設計されてい
る。しかし、現実においては、製造段階の誤差等によっ
て対物レンズ6の位置は最適位置から逸れてしまう。
【0021】つまり、この逸れた分を補正する為に各サ
ーボ系にオフセットを与えて制御するのである。そして
、該オフセット量を調整する手段が可変抵抗器VRf 
, VRt である。
【0022】したがって、オフセット調整用の可変抵抗
器VRf , VRt は、個々の光ディスク装置ごと
に最適な状態に調整する。
【0023】(3)横置き型の光ディスク装置と縦置き
型の光ディスク装置ところで、現在の光ディスク装置に
おいては、光ディスクを水平方向に保持するように設置
する装置(横置き装置)が多数を占めている。しかし、
光ディスクを垂直方向に保持するように設置する装置(
縦置き装置)もある。
【0024】そのため、一般的には当該装置の設置方向
においてフォーカスサーボおよびトラッキングサーボの
オフセット調整を行い、最適なサーボ制御を実現できる
ようにしている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、横置き装置
を縦方向に設置して使用した場合や、縦置き装置を横方
向に設置して使用した場合は、光ヘッド22の対物レン
ズ6に加わる重力の方向が変わり、該重力方向へ対物レ
ンズ6が移動して最適位置から逸れる。
【0026】したがって、フォーカスサーボおよびトラ
ッキングサーボは、対物レンズ6に加わる重力の変化を
補正するように作動し、レンズ用アクチュエータ21を
常に駆動制御するようになる。
【0027】例えば、横置き装置を縦方向に設置すると
、対物レンズ6へ鉛直方向に加わる重力を補正するため
のフォーカスサーボは、水平方向に加わる力の全てを補
正しなければならなくなる。また、対物レンズ6へ水平
方向に加わる力を補正するためのトラッキングサーボは
、鉛直方向に加わる重力のすべてを補正しなければなら
なくなる。
【0028】その結果、両サーボ系の制御量が増加し、
光ヘッド22から読み出した信号にジッタが増えたり、
フォーカス用駆動回路25あるいはトラッキング用駆動
回路26の増幅器が飽和してサーボの追従性が悪化する
等の不具合を生じる。
【0029】尚、具体的な症状を例示すると、■光ディ
スクからのデータ読み出しが不安定になる。
【0030】■光ディスクに僅かな傷や塵埃、指紋等が
ついただけで、記録トラックのトレースが困難になって
トラック飛びを生じる。
【0031】■僅かな振動が装置に加わっただけでトラ
ック飛びを生じる。
【0032】以上の■〜■等を上げることができる。
【0033】これらの症状のうちの■は、特にCD再生
装置においては聴感上で判別することが困難な場合が多
い。しかし、コンピュータシステムのファイル装置とし
て使用するCD−ROMの読み出し装置や光磁気ディス
ク装置においては、読み出しデータあるいは書き込みデ
ータの誤りが増大し、現実的には使用できなくなる。も
ちろん、■■は問題外である。
【0034】他方で、これらの問題を解消するために、
横置きと縦置きの両方において同等のサーボ制御が可能
なように、その中間を採ってオフセット調整を行った装
置がある。しかし、それが故にどらちの設置方向におい
ても最も最適とされるサーボ制御が得られない問題があ
る。
【0035】また、横置きと縦置きとでオフセットを手
動切り換えする装置もある。例えば、自動車搭載用のオ
ートチェンジャー型CD再生装置等にその例を見ること
ができる。すなわち、再生装置をトランクルーム内に設
置する際に、その設置方向に応じてユーザーが切り換え
できるようにした装置である。しかし、このような装置
においては、切り換え操作の間違いや忘れを生じ易く、
決して使い勝手が良いものではない。
【0036】本発明の技術的課題は、光ディスク装置に
おける以上のような問題を解消し、光ディスク装置の設
置方向に係わらず最適なフォーカスサーボ制御およびト
ラッキングサーボ制御を可能とすることによって、使い
勝手が良く信頼性の高い光ディスク装置を実現すること
にある。
【0037】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本原
理を説明するブロック図である。
【0038】本発明の光ディスク装置は、対物レンズ6
の位置を制御するフォーカスサーボとトラッキングサー
ボのオフセット量を、光ディスク装置の設置方向に応じ
て自動的に切り換えることができるようにしたところに
特徴がある。
【0039】すなわち、光ディスク1を記録媒体として
少なくともデータの読み出しを行うことが可能な装置3
0であり、光ディスク1上の記録トラックを光学的にト
レースする為に、該光ディスク1に対面する対物レンズ
6の位置をフォーカス方向10およびトラッキング方向
11に制御する光ディスク装置30において、次のよう
に構成する。
【0040】つまり、対物レンズ6のフォーカス制御を
行い、そのオフセット量を可変することが可能なフォー
カスサーボ部27と、対物レンズ6のトラッキング制御
を行い、そのオフセット量を可変することが可能なトラ
ッキングサーボ部28と、前記両オフセット量を制御す
る為のセンサ29であって、光ディスク装置30の設置
方向を検出するセンサ29とを備えた光ディスク装置で
ある。
【0041】尚、設置方向検出センサ29が検出する方
向は、横方向(水平方向)および縦方向(鉛直方向)の
2方向を判別できれば十分実用的である。
【0042】
【作用】対物レンズ6に加わる重力方向は、光ディスク
装置30の設置方向によって一義的に決まる。
【0043】したがって、光ディスク装置30の設置方
向で決まるフォーカスサーボ部27とトラッキングサー
ボ部28の最適なオフセット量を予め求めておき、設置
方向検出センサ29が検出した方向に基づいて両サーボ
部27,28 のオフセット量を可変することで、光デ
ィスク装置30の設置方向に応じて自動的に最適なサー
ボ制御を行うことができる。
【0044】尚、光ディスク装置30の外観形態は一般
的に直方体の形を採る。そのため、光ディスク装置30
の設置方向は、横方向または縦方向の何れかに選択・決
定されることが多い。
【0045】したがって、光ディスク装置30を横方向
に設置した場合と縦方向に設置した場合でそれぞれ最適
なオフセット量に調整しておき、設置方向検出センサが
検出する方向から前記オフセット量を切り換えるように
構成することで、常に最適なサーボ制御を行うことが可
能となる。
【0046】
【実施例】次に、本発明による光ディスク装置を、実際
上どのように具体化できるかを実施例で説明する。尚、
本実施例においては、CD−ROMの読み出し装置を例
として説明する。
【0047】(1)設置方向検出センサの構成図2は、
CD−ROM読み出し装置とその装置に取り付けた設置
方向検出センサを説明する図で、(a) はCD−RO
M読み出し装置の斜視図、(b)は(a) を下から見
た図、(c)(d)は設置方向検出センサの構造とその
作動を示す断面図、である。
【0048】CD−ROM読み出し装置39は図2(a
) に示すような箱型の外観形状を成し、その前面にC
D−ROM投入口を設けてある。また、その底面には図
2(b) に示すように装置設置用の足40a,40b
,41a,41b を設けてある。
【0049】そして、装置設置用の足40a,40b,
41a,41b のうち、対角を構成する2つの足41
a,41b にはセンサを設けた。すなわち、センサ付
き足41a,41b が設置面に置かれているか否かを
検出する仕組みである。
【0050】センサ付き足41a,41b は、図2(
c)(d)に示すようにバネ44に付勢された連動子が
スイッチ42を押し上げる構成であり、該スイッチ42
のON/OFFからCD−ROM読み出し装置39の設
置方向を検出する仕組みである。
【0051】すなわち、CD−ROM読み出し装置39
が横置きされている場合は、図2(d)に示すように連
動子43が設置面45によって押し上げられ、スイッチ
42を押す。しかし、CD−ROM読み出し装置39が
縦置きされている場合は、センサ付き足41a,41b
 が設置面に接触することは無く、図2(c) に示す
ようにバネ44によって連動子43が押し下げられ、ス
イッチ42は押されない。
【0052】尚、センサ付き足41a,41b を2つ
設けた理由は、次の■〜■のような誤動作を防止する為
である。
【0053】■CD−ROM読み出し装置39を横置き
する場合において設置面45が凸凹形状である場合、1
個のセンサ付き足41a(41b)だけでは当該センサ
付き足41a(41b)が浮き上がったりして誤検出す
る可能性がある。
【0054】■CD−ROM読み出し装置39を縦置き
する場合において周囲に物品が有る場合、1個のセンサ
付き足41a(41b)が物品に当接しただけで誤検出
することになる。
【0055】■1個のセンサ付き足41a(41b)だ
けでは、当該センサの故障により誤検出することになる
【0056】すなわち、これらの誤検出を防止する為に
、2つのセンサ付き足41a,41b の検出信号が一
致した場合にのみ該検出信号を採用するように作動させ
る。
【0057】(2)CD−ROM読み出し装置の構成と
オフセット電圧の切り換え回路 1)CD−ROM読み出し装置の構成 図3は、CD−ROM読み出し装置を説明するブロック
図である。
【0058】すなわち、同図のCD−ROM読み出し装
置はホストコンピュータ35のファイル装置であり、該
読み出し装置のインタフェース部34を介してCD−R
OMディスク1aに記録されたデータが読み出される。
【0059】ディジタル信号処理部32の作動はCD再
生装置と同じである。そして、CD−ROM信号処理&
ドライブコントロール部33では、ホストコンピュータ
35の指定したアドレスのデータを読み出し、エラー訂
正を施した後にホストコンピュータ35へ送る仕組みで
ある。 尚、システムコントロール部36は、CD−ROM読み
出し装置の統括管理を行っている。
【0060】そして、本実施例を実施するブロックは、
光ヘッド22を駆動するサーボ信号処理部37である。
【0061】2)オフセット電圧の切り換え回路図4は
、オフセット電圧の切り換え回路を説明する図で、(a
) はフォーカスサーボのオフセット量切り換えを説明
する図、(b) はトラッキングサーボのオフセット量
切り換えを説明する図、である。
【0062】本実施例においては、トラッキングサーボ
信号を得る為の検出法は3ビーム法であり、フォーカス
サーボ信号は非点収差法で得る。
【0063】すなわち、フォーカスエラー信号48は4
分割された光検知器(A,B,C,D) から得られる
信号を差動増幅器47a で差動増幅して、また、トラ
ッキングエラー信号49は2箇所に配置された光検知器
(E,F) から得られる信号を差動増幅器47b で
差動増幅して得る構成である。
【0064】尚、フォトディテクタ9は、前記光検知器
(A,B,C,D,E,F) を1つにパッケージ化し
た素子であり、 I−V増幅器46a,46b,46c
,46d は、フォトディテクタ9から得られる電流信
号を電圧信号に変換して増幅する増幅器である。
【0065】■フォーカスサーボ回路(図4(a))可
変抵抗器FOF1,FOF2 がオフセット量可変用の
電圧デバイダであり、可変抵抗器FOF1はスイッチS
W1bを介して、可変抵抗器FOF2はスイッチSW1
aを介して差動増幅器47a の+側入力にオフセット
電圧を印加している。
【0066】尚、2つのスイッチSW1a,SW1b 
は連動して作動するスイッチであり、一方がONの場合
は他方がOFF となる。
【0067】したがって、2つの可変抵抗器FOF1,
FOF2 によってオフセット電圧をプリセットしてお
き、スイッチSW1a,SW1b を切り換えることに
よってフォーカスサーボ回路のオフセット量を可変する
ことができる。
【0068】すなわち、例えば、先ずCD−ROM読み
出し装置を横置きした場合に最適なオフセット量が得ら
れるように可変抵抗器FOF1を予め調整し、次に縦置
きした場合に最適なオフセット量が得られるように可変
抵抗器FOF2を予め調整する。そして、図2に示した
設置方向検出センサ(センサ付き足41a,41b)か
らの信号によってスイッチSW1a,SW1b を切り
換えれば、CD−ROM読み出し装置を横置きした場合
であっても縦置きした場合であっても、フォーカスサー
ボ回路に最適なオフセット量を与えることができる。
【0069】■トラッキングサーボ回路(図4(b))
2つのI−V 増幅器46c,46d のうち、一方の
I−V 増幅器46d に設けた可変抵抗器TOF1,
TOF2 がオフセット量可変用の帰還率アジャスタで
あり、可変抵抗器TOF1は抵抗R205とスイッチS
W2bを介して、可変抵抗器TOF2は抵抗R206と
スイッチSW2aを介してアースされている。
【0070】尚、フォーカスサーボ回路と同様に、2つ
のスイッチSW2a,SW2b は連動して作動するス
イッチであり、一方がONの場合は他方がOFF とな
る。
【0071】したがって、2つの可変抵抗器TOF1,
TOF2 によって帰還率をプリセットしておき、スイ
ッチSW2a,SW2b を切り換えることによってト
ラッキングサーボ回路のオフセット量を可変することが
できる。
【0072】すなわち、フォーカスサーボ回路と同様に
、CD−ROM読み出し装置を横置きした場合と縦置き
した場合とにおいて、それぞれ最適なオフセット量が得
られるように可変抵抗器TOF1,TOF2 を予め調
整し、設置方向検出センサからの信号によってスイッチ
SW2a,SW2b を切り換えれば、トラッキングサ
ーボ回路に最適なオフセット量を与えることができる。
【0073】尚、以上の■■の回路において、スイッチ
SW1a,SW1b,SW2a,SW2b としてはF
ET等のトランジスタ素子を使用すると良い。すなわち
、設置方向検出センサからの信号に基づいて遠隔操作で
きるからである。
【0074】また、(1)で説明したように、本実施例
では設置方向検出センサの誤検出を防止する為に、2つ
のセンサ付き足41a,41b の検出信号が一致した
場合にのみ該検出信号を採用するように作動させるが、
この論理判定を図3に示すシステムコントロール部36
に行わせるとよい。
【0075】すなわち、センサ付き足41a,41b 
の検出信号をシステムコントロール部36に一端入力し
、一致判定処理を行った後に前記スイッチSW1a,S
W1b,SW2a,SW2b の制御を行わせればよい
。ちなみにこの場合は、システムコントロール部36の
入力ポートの増設とソフトウェアの一部変更が必要であ
る。
【0076】(3)その他の実施例 前記(1)(2)においては、CD−ROM読み出し装
置の設置方向を横置きと縦置きの2方向に限定した。そ
してこれは、常識的な使用状態を考慮してのことである
。すなわち、一般的にCD−ROMの投入口はオペレー
タ側を向くように設置されるからである。
【0077】しかし、CD−ROMの投入口が上を向く
ような使用状態が予測される場合は、当該設置方向を検
出するセンサを前記実施例に追加して設け、オフセット
量の切り換え回路も3回路用意すればよい。
【0078】尚、CD−ROM読み出し装置の設置方向
を検出するセンサとして、色々な設置方向を検出するこ
とが可能なセンサを用いれば、更に厳格なオフセット量
切り換えが可能となる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明の光ディスク装置に
よれば、光ディスク装置の設置方向に係わらず最適なフ
ォーカスサーボ制御およびトラッキングサーボ制御が可
能となる。
【0080】したがって、使い勝手が良く極めて信頼性
の高い光ディスク装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を説明するブロック図である
【図2】CD−ROM読み出し装置とその装置に取り付
けた設置方向検出センサを説明する図で、(a) はC
D−ROM読み出し装置の斜視図、(b)は(a) を
下から見た図、(c)(d)は設置方向検出センサの構
造とその作動を示す断面図、である。
【図3】CD−ROM読み出し装置を説明するブロック
図である。
【図4】オフセット電圧の切り換え回路を説明する図で
、(a) はフォーカスサーボのオフセット量切り換え
を説明する図、(b) はトラッキングサーボのオフセ
ット量切り換えを説明する図、である。
【図5】光ヘッドと対物レンズのアクチュエータを説明
する図で、(a) は光ヘッドのモデル図、(b) は
ワイヤ支持型アクチュエータの分解斜視図、である。
【図6】フォーカスサーボ系およびトラッキングサーボ
系を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1              光ディスク1a   
           CD−ROMディスク2   
           半導体レーザ3       
       回折格子4             
 ハーフプリズム5              コリ
メータレンズ6              対物レン
ズ7              凹レンズ8    
          (円筒)レンズ9       
       フォトディテクタ10        
      フォーカス方向11          
    トラッキング方向12           
   フォーカスコイル13            
  トラッキングコイル14            
  サスペンション兼リード線15,16      
     磁石17,18,19,20     ヨー
ク21              レンズ用アクチュ
エータ22              光ヘッド23
,24           作動増幅器25    
          フォーカス用駆動回路26   
           トラッキング用駆動回路27 
             フォーカスサーボ部28 
             トラッキングサーボ部29
              設置方向検出センサ30
              光ディスク装置31  
            RFアンプ32      
        ディジタル信号処理部32−1   
         EFMデ・モジュレーション部32
−2            デ・インターリーブ&イ
ンターポレーション部 32−3            RAM部32−4 
           CIRC誤り訂正部32−5 
           CLVコントロール部33  
            CD−ROM信号処理部33
−1            SYNCディテクタ&デ
・スクランブル部 33−2            RAMコントローラ
部33−3            RAM部33−4
            誤り訂正システムマネジメン
ト部34              インタフェース
部35              ホストコンピュー
タ36              システムコントロ
ール部37              サーボ信号処
理部38              スピンドルモー
タ39              CD−ROM読み
出し装置40a,40b         足

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ディスク(1) を記録媒体として
    少なくともデータの読み出しを行うことが可能な装置(
    30)であって、光ディスク(1)上の記録トラックを
    光学的にトレースする為に、該光ディスク(1) に対
    面する対物レンズ(6) の位置をフォーカス方向(1
    0)およびトラッキング方向(11)に制御する光ディ
    スク装置(30)において、対物レンズ(6) のフォ
    ーカス制御を行い、そのオフセット量を可変することが
    可能なフォーカスサーボ部(27)と、対物レンズ(6
    ) のトラッキング制御を行い、そのオフセット量を可
    変することが可能なトラッキングサーボ部(28)と、
    前記フォーカスサーボ部(27)のオフセット量とトラ
    ッキングサーボ部(28)のオフセット量とを制御する
    為のセンサ(29)であって、光ディスク装置(30)
    の設置方向を検出するセンサ(29)と、を備えて成る
    こと、を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、設置方向検出センサ(29)が検出する方向が、横
    方向および縦方向の2方向であること、を特徴とする光
    ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009266311A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Nec Electronics Corp 光ディスク装置及び光ディスク装置の制御方法

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JP2009266311A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Nec Electronics Corp 光ディスク装置及び光ディスク装置の制御方法

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