JPH04351516A - 複合製品成形用金型および複合製品成形用金型装置 - Google Patents

複合製品成形用金型および複合製品成形用金型装置

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JPH04351516A
JPH04351516A JP15090591A JP15090591A JPH04351516A JP H04351516 A JPH04351516 A JP H04351516A JP 15090591 A JP15090591 A JP 15090591A JP 15090591 A JP15090591 A JP 15090591A JP H04351516 A JPH04351516 A JP H04351516A
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JP
Japan
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mold
cassette
movable
composite product
fixed
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Application number
JP15090591A
Other languages
English (en)
Inventor
Arimichi Fukuda
福田 有道
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04351516A publication Critical patent/JPH04351516A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2673Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形品の
前、後面の一部が金属板で被服された複合製品の成形に
使用される複合製品成形用金型および複合製品成形用金
型装置に関する。前記複合製品成形用金型および複合製
品成形用金型装置は、高強度を確保できる金属板を得る
ためのプレス加工と、そのプレス加工によって得られた
前後2枚の金属板間に溶融プラスチックを充填、固化さ
せるプラスチック成形加工との両加工を行うのに使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】従来の前記種類の複合製品成形用金型お
よび複合製品成形用金型装置としては、特開平1−18
8314号公報に記載されたものが公知である。前記特
開平1−188314号公報に記載された複合製品形成
用金型装置は、複合製品成形用固定金型と、複合製品成
形用可動金型と、前記複合成形用可動金型および複合製
品成形用固定金型間に搬入、搬出可能に配置された複合
製品成形用中間金型と、から構成されている。
【0003】そして、前記複合製品成形用可動金型は、
前面にプレス加工兼キャビティ形成面が形成された可動
部、およびこの可動部を前方に所定距離だけ移動可能に
支持する固定部から構成されている。また、前記複合製
品成形用固定金型は、前面にプレス加工兼キャビティ形
成面が形成された可動部、およびこの可動部を前方に所
定距離だけ移動可能に支持するとともに後面にプラスチ
ック射出ノズルが当接するノズル接触面が形成され、前
記ノズル接触面に当接するプラスチック射出ノズルから
射出された溶融プラスチックを前記プレス加工兼キャビ
ティ形成面に導くスプルーが設けられた固定部から構成
されている。また、前記複合製品成形用可動金型および
複合製品成形用固定金型間に搬入、搬出可能に配置され
た複合製品成形用中間金型は、前記可動金型および固定
金型に対向する面にそれぞれプレス加工面が形成されて
いる。
【0004】前述の特開平1−188314号公報に記
載された複合製品成形用金型装置では、次のようにして
、複合製品(すなわち、プラスチック成形品の外面の所
定部分が金属プレートで被覆された複合製品)が製作さ
れる。すなわち、前記複合製品成形用可動金型(以下「
可動金型」ともいう)および複合製品成形用固定金型(
以下「固定金型」ともいう)間に、金属プレートを装着
した前記複合製品成形用中間金型(以下「中間金型」と
もいう)を搬入し、型締めを行うと、前記各金属プレー
トはそれぞれ所定の形状にプレス加工される。前記所定
形状にプレス加工された各金属プレートはそれぞれ固定
金型および可動金型に保持される。その後、型開きして
から前記中間金型を前記固定金型および可動金型の間か
ら搬出し、次に、前記各金属プレートが保持された固定
金型および可動金型を型締めする。そうすると、前記所
定形状にプレス加工された各金属プレート間および各金
属プレートと固定金型または可動金型との間にキャビテ
ィが形成される。
【0005】前記固定金型の後面のノズル接触面に当接
する前記プラスチック射出ノズルから溶融プラスチック
を射出すると、前記溶融プラスチックは、前記スプルー
を通って前記キャビティに充填される。その後、前記キ
ャビティに充填された溶融プラスチックを固化させてか
ら、型開きすれば、プラスチック成形品の外面の所定部
分が前記金属プレートで被覆された複合製品が製作され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に金型
装置においては、1個の製品に1セットの金型が必要で
ある。したがって、前記従来の複合製品成形用金型装置
においては、1セット分の金型として、固定金型、可動
金型以外に中間金型が必要である。このように複合製品
成形用金型装置は、1セットの金型の数が多く、しかも
その金型構造はプレス加工およびプラスチック充填用の
射出成形の両工程に対応させる必要があるため比較的複
雑になりがちである。したがって、製品の種類が代わる
毎に1セットの金型全体を交換すると、金型製作コスト
が高価となり、また、金型が大きくて重い場合にはその
交換作業も大変である。特に、溶融プラスチックを導入
するスプルーが設けられた金型は構造も比較的複雑であ
るので、その金型全体を交換することは、大幅なコスト
高を招く原因となる。
【0007】本発明は前述の事情に鑑み、多種類の複合
製品を低コストで製作できるような複合製品成形用金型
および複合製品成形用金型装置を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本出願の発明の構成を説明するが、本
発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応
を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで
囲んだものを付記している。なお、本発明を後述の実施
例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を
容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定す
るためではない。
【0009】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明の複合製品成形用金型は、前面にカセット金型装着
面が形成された金型本体(B1)と、前面にプレス加工
兼キャビティ形成面(B3)が形成されたカセット金型
可動部(38)、およびこのカセット金型可動部(38
)を前方に所定距離だけ移動可能に支持するとともに前
記カセット金型装着面に着脱自在に装着されたカセット
金型固定部(B21)から構成されたカセット金型(B
2)と、前記カセット金型可動部(38)を前後に進退
移動させる可動部作動手段と、を有することを特徴とす
る。
【0010】また、前記課題を解決するために、本出願
の第2発明の複合製品成形用金型(A)は、前面にカセ
ット金型装着面が形成されるとともに後面にプラスチッ
ク射出ノズルが当接するノズル接触面(2b)が形成さ
れ、前記ノズル接触面(2b)とカセット金型装着面と
の間に前記ノズル接触面(2b)に当接するプラスチッ
ク射出ノズルから射出された溶融プラスチックを前記カ
セット金型装着面に導くスプルー本体部(2a)が設け
られた金型本体(A1)と、前面にプレス加工兼キャビ
ティ形成面(A3)が形成されたカセット金型可動部(
18)、およびこのカセット金型可動部(18)を前方
に所定距離だけ移動可能に支持するとともに前記カセッ
ト金型装着面に着脱自在に装着され、且つ前記スプルー
本体部(2a)を前記プレス加工兼キャビティ形成面(
A3)に連通させるスプルーカセット部(12a)が設
けられたカセット金型固定部(A21)から構成された
カセット金型(A2)と、前記カセット金型可動部(1
8)を前後に進退移動させる可動部作動手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】また、前記課題を解決するために、本出願
の第3発明の複合製品成形用金型装置は、前面にカセッ
ト金型装着面が形成された可動金型本体(B1)と、前
面にプレス加工兼キャビティ形成面(B3)が形成され
たカセット金型可動部(38)、およびこのカセット金
型可動部(38)を前方に所定距離だけ移動可能に支持
するとともに前記カセット金型装着面に着脱自在に装着
されたカセット金型固定部(B21)から構成された可
動金型用カセット金型(B2)と、前記カセット金型可
動部(38)を前後に進退移動させる可動部作動手段と
、を有する複合製品成形用可動金型(B)と、前面にカ
セット金型装着面が形成されるとともに後面にプラスチ
ック射出ノズルが当接するノズル接触面(2b)が形成
され、前記ノズル接触面(2b)とカセット金型装着面
との間に前記ノズル接触面(2b)に当接するプラスチ
ック射出ノズルから射出された溶融プラスチックを前記
カセット金型装着面に導くスプルー本体部(12a)が
設けられた固定金型本体(A1)と、前面にプレス加工
兼キャビティ形成面(A3)が形成されたカセット金型
可動部(18)、およびこのカセット金型可動部(18
)を前方に所定距離だけ移動可能に支持するとともに前
記カセット金型装着面に着脱自在に装着され、且つ前記
スプルー本体部(2a)を前記プレス加工兼キャビティ
形成面(A3)に連通させるスプルーカセット部(12
a)が設けられたカセット金型固定部(A21)から構
成された固定金型用カセット金型(A2)と、前記カセ
ット金型可動部(18)を前後に進退移動させる可動部
作動手段と、を有する複合製品成形用固定金型(A)と
、前記複合製品成形用可動金型(B)および複合製品成
形用固定金型(A)間に搬入、搬出可能に配置されると
ともに前記両金型(A,B)に対向する面にそれぞれカ
セット金型装着面が形成された中間金型本体(C1)と
、前記カセット金型装着面の各々に着脱自在に装着され
るとともに前記複合製品成形用可動金型(B)または複
合製品成形用固定金型(A)に対向してプレス加工面(
C2a,C3a)が形成された中間金型用カセット金型
(C2,C3)と、を有する複合製品成形用中間金型(
C)と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】前述の構成を備えた本出願の第1発明の複合製
品成形用金型は、前面にカセット金型装着面が形成され
た金型本体(B1)と、前記カセット金型装着面に着脱
自在に装着されたカセット金型(B2)とから構成され
ており、前記カセット金型(B2)は、前面にプレス加
工兼キャビティ形成面(B3)が形成されたカセット金
型可動部(38)を有しているので、種類の異なる製品
を製作する際には、前記カセット金型(B2)のみを交
換することで対応することができる。
【0013】また、前記プレス加工兼キャビティ形成面
(B3)が形成されたカセット金型可動部(38)は、
前方に所定距離だけ移動可能に支持されており、前記可
動部作動手段により前後に進退移動させることができる
。したがって、前記カセット金型可動部(38)のプレ
ス加工兼キャビティ形成面(B3)に対向して他の金型
(プレス加工面を有する金型)を配置し、このプレス加
工面を有する他の金型との間に金属プレートを挟持した
状態で、前記カセット金型可動部(38)を前進させれ
ば、プレス加工を行うことができる。
【0014】また、前記カセット金型可動部(38)の
プレス加工兼キャビティ形成面、すなわち、前記カセッ
ト金型(B2)のプレス加工兼キャビティ形成面(B3
)に対向して他の金型(キャビティ形成面を有する金型
)を配置し、この他の金型と前記カセット金型(B2)
との間にキャビティを形成した状態でそのキャビティに
溶融プラスチックを充填し、その後、前記充填された溶
融プラスチックを固化させれば、プラスチック成形品が
製作される。そして、前記カセット金型(B2)のプレ
ス加工兼キャビティ形成面(B3)と前記他の金型(キ
ャビティ形成面を有する金型)との間にキャビティ(C
)を形成する際、そのキャビティ(C)内に所定間隔離
して金属プレート(P1,P2)を配置し、それらの金
属プレート(P1,P2)間にもキャビティ(C)が形
成されるようにすれば、外面の一部が金属プレート(P
1,P2)で被覆されたプラスチック成形品、すなわち
、複合製品(G)が製作される。
【0015】また、前述の構成を備えた本出願の第2発
明の複合製品成形用金型(A)も、前記第1発明と同様
に前面にカセット金型装着面が形成された金型本体(A
1)と、前記カセット金型装着面に着脱自在に装着され
たカセット金型(A2)とから構成されており、前記カ
セット金型(A2)は、前面にプレス加工兼キャビティ
形成面(A3)が形成されたカセット金型可動部(18
)を有しているので、種類の異なる製品を製作する際に
は、前記カセット金型(A2)のみを交換することで対
応することができる。また、前記第1発明と同様にプレ
ス加工を行うことができる。
【0016】そしてまた、この第2発明の複合製品成形
用金型(A)は、前記第1発明と同様に他の金型と組み
合せてキャビティ(C)を形成することができる。そし
て、この第2発明の複合製品成形用金型(A)は次のよ
うにして、前記キャビティ(C)に溶融プラスチックを
充填することができる。すなわち、この第2発明の複合
製品成形用金型(A)の前記金型本体(A1)は、前面
にカセット金型装着面が形成されるとともに後面にプラ
スチック射出ノズルが当接するノズル接触面(2b)が
形成され、前記ノズル接触面(2b)とカセット金型装
着面との間にスプルー本体部(2a)が設けられている
。したがって、前記ノズル接触面(2b)に当接するプ
ラスチック射出ノズルから射出された溶融プラスチック
は前記カセット金型装着面側に導かれる。このカセット
金型装着面には、前面にプレス加工兼キャビティ形成面
(A3)が形成されたカセット金型可動部(18)、お
よび前記スプルー本体部(2a)を前記プレス加工兼キ
ャビティ形成面(A3)に連通させるスプルーカセット
部(12a)が設けられたカセット金型固定部(A21
)から構成されたカセット金型(A2)が装着される。 したがって、前記ノズル接触面(2b)に当接するプラ
スチック射出ノズルから射出され、前記スプルー本体部
(2a)によって前記カセット金型装着面側に導かれた
溶融プラスチックは、さらに前記スプルーカセット部(
12a)によって前記キャビティ(C)に導かれる。
【0017】また、前述の構成を備えた本出願の第3発
明の複合製品成形用金型装置は、前記第1発明の構成を
有する金型すなわち複合製品成形用可動金型(B)と、
前記第2発明の構成を有する金型すなわち複合製品成形
用固定金型(A)と、前記可動金型(B)および固定金
型(A)間に搬入、搬出可能に配設された複合製品成形
用中間金型(C)とを備えている。したがってまず、プ
レス加工面(C2a,C3a)に金属プレート(P1,
P2)を装着した前記中間金型(C)を、前記可動金型
(B)および固定金型(A)間に搬入し、前記可動金型
(B)および固定金型(A)のそれぞれのプレス加工兼
キャビティ形成面(B3,A3)に対向して前記中間金
型(C)のプレス加工面(C2a,C3a)をそれぞれ
配置する。そして、前記可動金型(B)を前進させれば
、前記金属プレート(P1,P2)のプレス加工を行う
ことができる。
【0018】前記金属プレート(P1,P2)のプレス
加工の後、中間金型(C)を前記可動金型(B)および
固定金型(A)間から搬出する。そして、前記固定金型
(A)および可動金型(B)のそれぞれの前記カセット
金型可動部(18,38)前面の前記プレス加工兼キャ
ビティ形成面(A3,B3)に前記プレス加工された金
属プレート(P1,P2)をそれぞれ保持して、前記可
動金型(B)および固定金型(A)を型締めする。そう
すると、前記両金属プレート(P1,P2)の間と、前
記金属プレート(P1,P2)および前記プレス加工兼
キャビティ形成面(A3,B3)の間等にキャビティ(
C)が形成される。その後、前記固定金型(A)後面の
ノズル接触面(2b)に当接するプラスチック射出ノズ
ルから溶融プラスチックを射出する。この溶融プラスチ
ックは、前記スプルー本体部(2a)および前記スプル
ーカセット部(12a)によって前記キャビティ(C)
に導かれる。このようにして前記キャビティ(C)に充
填した溶融プラスチックを固化させれば、外面の一部が
金属プレート(P1,P2)で被覆されたプラスチック
成形品、すなわち、複合製品(G)が製作される。
【0019】
【実施例】以下、図1〜6により本発明の複合製品成形
用金型および複合製品成形用金型装置の一実施例を説明
する。図1〜6はいずれも異なる状態における平断面図
であり、図1は同実施例を分解した状態、図2はプレス
加工の開始前の状態、図3はプレス加工時の状態、図4
はプレス加工が終了した状態、図5は射出成形加工時の
状態、図6は射出成形加工が終了した状態、を示す図で
ある。また、図7は同実施例の固定金型Aの斜視図であ
る。この実施例の複合製品成形用金型装置Uは、複合製
品成形用固定金型(以下、「固定金型」ともいう)A、
複合製品成形用可動金型(以下、「可動金型」ともいう
)B、および複合製品成形用中間金型(以下、「中間金
型」ともいう)C等を備えている。そして、図1〜6に
は、固定金型Aが右側に示され、可動金型Bが左側に示
され、中間金型Cが中央に示されている。
【0020】ここで、図1〜6の説明中、固定金型Aの
「前面」は、固定金型Aの前記可動金型Bに対向する面
、すなわち、図1〜6中、左側の面を意味するものとす
る。また、図1〜6の説明中、可動金型Bの「前面」は
、可動金型Bの前記固定金型Aに対向する面、すなわち
、図1〜6中、右側の面を意味するものとする。すなわ
ち、図1〜6の説明中、「前面」は、固定金型Aおよび
その構成部品に関して使用したときには、図1〜6中、
左側の面を意味し、可動金型Bおよびその構成部品に関
して使用したときには、図1〜6中、右側の面を意味す
るものとする。同様に、図1〜6の説明中、「前方」ま
たは「前側」は、固定金型Aおよびその構成部品に関し
て使用したときには、図1〜6中、左方または左側を意
味し、可動金型Bおよびその構成部品に関して使用した
ときには、図1〜6中、右方または右側を意味するもの
とする。
【0021】図1,2において、固定金型Aは、固定金
型本体A1および固定金型用カセット金型A2を有して
いる。前記固定金型本体A1は、図示しない固定ダイプ
レートに固定される固定側取付板1およびこの固定側取
付板1の中央部に配設されたスプルーブシュ2を有して
いる。スプルーブシュ2は、後面(背面)側から前面側
に溶融樹脂を流通させるスプルー2aおよびこのスプル
ー2aの後面側に形成されたノズル接触面2bを有して
いる。
【0022】前記固定側取付板1の前面には、固定側カ
セットガイド3(図7参照)が固定されている。固定側
カセットガイド3は、上下方向(図1において紙面に垂
直な方向)および左右方向にそれぞれ分割された合計4
個のガイド部材4,5,6,7(図7参照)から構成さ
れており、各ガイド部材4,5,6,7は、それぞれ複
数のボルト8によって前記固定側取付板1前面に固定さ
れている。なお、図1〜6の各平断面図、すなわち各異
なる状態を示す平断面図においては、前記図7に示す4
個のガイド部材4,5,6,7のうち、下側のガイド部
材4,5のみが図示されており、上側のガイド部材6,
7は図示されていない。前記固定側カセットガイド3を
構成する各ガイド部材4〜7の後側(図1において右側
)にはそれぞれ、上下方向に延びるガイド溝3aが形成
されており、前側にはそれぞれ固定ガイドピン3bが設
けられている。また図7に示すように、前記固定側取付
板1の前面下端には、前記固定金型用カセット金型A2
(後で詳述)の下端の位置決めを行うための位置決め部
材9が固定されている。前記符号1〜9で示された構成
要素から前記固定金型本体A1が構成されている。そし
て、この固定金型本体A1の前面はカセット金型装着面
を形成している。
【0023】前記固定金型用カセット金型A2は、固定
側カセット基板11およびこの固定側カセット基板11
の中央部に配設されたスプルーブシュカセット部12を
有している。スプルーブシュカセット部12は、前記固
定側カセット基板11を後面(背面)側から前面側に貫
通してさらに前方に突出している。前記スプルーブシュ
カセット部12には、後面側から前面側に溶融プラスチ
ックを流通させるスプルー12aが形成されており、そ
の後端の内径は、前記固定側取付板1の中央部に配設さ
れたスプルー2aの前端の内径に等しくまたはそれより
少し大きく形成されている。また、前記スプルーブシュ
カセット部12には、後述のパンチプレートと係合する
段部12bが形成されている。
【0024】前記固定側カセット基板11の前面には、
両サイドの被ガイド部11a,11a(図1,7参照)
を残して、枠状の固定側型板ガイド13が複数のネジ1
4によって固定されている。前記枠状の固定側型板ガイ
ド13の内側面には、抜け止め用の段部13aが形成さ
れている。前記枠状の固定側型板ガイド13の内側面に
は、後側部分(図1〜6中、右側部分)にパンチプレー
ト15が配設されている。そして、このパンチプレート
15を前後に貫通する孔抜きパンチ16、キャビティパ
ンチ17には、それぞれ前記パンチプレート15と係合
する段部16a,17aが形成されている。前記パンチ
プレート15は、図示しないネジによって前記固定側カ
セット基板11に固定されており、前記スプルーブシュ
カセット部12、孔抜きパンチ16、およびキャビティ
パンチ17は、前記パンチプレート15に係合する段部
12b,16a,および17aによって前記固定側カセ
ット基板11に固定されている。前記符号11〜17で
示された構成要素からカセット金型固定部A21が構成
されている。
【0025】前記枠状の固定側型板ガイド13の内側に
は、前記パンチプレート15の前方部分(図1〜6中、
左側部分)にカセット金型可動部としての固定側型板1
8が配設されている。そして、この固定側型板18の外
側面(外周面)は前記固定側型板ガイド13の内側面(
内周面)に嵌合している。また、前記固定側型板18に
は、前記スプルーブシュカセット部12の外側面、孔抜
きパンチ16の外側面、およびキャビティパンチ17の
外側面がスライド自在に貫通する貫通孔18a,18b
,18cが形成されている。したがって、前記固定側型
板18は前記固定側型板ガイド13の内側面に沿って前
後にスライド可能である。そして、固定側型板18は、
その外側面に抜け止め用の段部18dが形成されており
、前端側に移動したときには段部18dが固定側型板ガ
イド13の前記抜け止め用段部13aに係合してそれ以
上前方へは移動しないように構成されている。
【0026】前記固定側型板18の前面には、前記貫通
孔18a,18b,18cの前縁、および絞り加工用凹
部18e等が形成されている。前記固定側型板18前側
部分によって、前記固定金型Aのプレス加工兼キャビテ
ィ形成面A3が形成されている。また、前記固定側型板
18が前端側に移動した状態(図1,2,6に示す状態
)では、前記固定側型板18前面および前記固定側型板
ガイド13の前面は面一となり、また、前記固定側型板
18後面と前記パンチプレート15前面との間には空間
Saが形成されるように構成されている。そして、前記
固定側型板18は、前記パンチプレート15との間に配
設された図示しない複数の小さな油圧シリンダ(すなわ
ち、前記カセット金型可動部としての固定側型板18を
前後に進退移動させる可動部作動手段)によって前後に
スライド可能となるように構成されている。そして、前
記油圧シリンダに圧油が供給されたときには、前記固定
側型板18が前方位置に前進し、圧油が排出されたとき
には後方位置に後退するように構成されている。
【0027】前記符号11〜17で示された要素から構
成される前記カセット金型固定部A21と前記カセット
金型可動部としての固定側型板18とから、前記固定金
型Aの固定金型用カセット金型A2が構成されている。 前記固定金型用カセット金型A2は、図7に示すように
、固定側カセット基板11に連結したワイヤによって吊
上げて搬送される。そして、前記固定金型用カセット金
型A2と前記固定金型本体A1との結合は次のようにし
て行われる。すなわちまず、固定側カセット基板11の
両サイドの被ガイド部11a,11aを、前記固定金型
本体A1の前記ガイド溝3aにガイドさせ、固定側カセ
ット基板11の下端を前記位置決め部材9に当接させる
。その場合、前述のように、前記固定側カセットガイド
3を構成する各ガイド部材4〜7のうち、下方に配置さ
れたガイド部材4,5と上方に配置されたガイド部材6
,7との間には間隔が有るので、その間隔の部分におい
ては、前記固定側カセット基板11の両サイドの被ガイ
ド部11a,11aは露出している。その露出部分が固
定用のボルトまたは適当なクランプ手段等により前記固
定側取付板1に固定される。
【0028】図1,2において、可動金型Bは、可動金
型本体B1および可動金型用カセット金型B2を有して
いる。前記可動金型本体B1は、図示しない移動ダイプ
レートに固定される移動側取付板21を有している。
【0029】前記移動側取付板21の前面には、移動側
カセットガイド23が固定されている。移動側カセット
ガイド23は、前記固定側カセットガイド3と同様に構
成されており、上下方向(図1において紙面に垂直な方
向)および左右方向(図1において上下方向)にそれぞ
れ分割された合計4個のガイド部材24,25,26,
27から構成されている。なお、図1〜6の平断面図、
すなわち各異なる状態を示す平断面図においては、前記
4個のガイド部材24,25,26,27のうち、下側
のガイド部材24,25のみが図示されており、上側の
ガイド部材26,27は図示されていない。そして、前
記各ガイド部材24,25,26,27は、それぞれ複
数のボルト28によって前記可動側取付板21前面に固
定されている。
【0030】前記可動側カセットガイド23を構成する
各ガイド部材24〜26の後側(図1において左側)に
はそれぞれ、上下方向に延びるガイド溝23aが形成さ
れており、前側(図1〜6において右側)にはそれぞれ
ピンガイド穴23bが設けられている。そして、固定金
型Aと可動金型Bとを型締する際には、前記ピンガイド
穴23bは前記固定ガイドピン3bと嵌合するように構
成されている。また、前記可動側取付板21の前面下端
には、前記可動金型用カセット金型B2(後で詳述)の
下端の位置決めを行うための位置決め部材(図示しない
が、前記固定金型用カセット金型A2の位置決め部材9
(図7参照)と同様の部材)が固定されている。前記符
号21〜28で示された構成要素から前記可動金型本体
B1が構成されている。そして、この可動型本体B1の
前面はカセット金型装着面を形成している。
【0031】前記可動金型用カセット金型B2は、可動
側カセット基板31を有している。前記可動側カセット
基板31の前面には、枠状の可動側型板ガイド33が複
数のネジ34によって固定されている。前記枠状の可動
側型板ガイド33の内側面には、抜け止め用の段部33
aが形成されている。前記枠状の可動側型板ガイド33
の内側面には、後側部分(図1〜6中、右側部分)にパ
ンチプレート35が配設されている。そして、このパン
チプレート35を前後に貫通する孔抜きパンチ36、キ
ャビティパンチ37には、それぞれ前記パンチプレート
35と係合する段部36a,37aが形成されている。 前記パンチプレート35は、図示しないネジによって前
記可動側カセット基板31に固定されており、孔抜きパ
ンチ36、およびキャビティパンチ37は、前記パンチ
プレート35に係合する段部36a,および37aによ
って前記可動側カセット基板31に固定されている。前
記符号31〜37で示された構成要素からカセット金型
固定部B21が構成されている。
【0032】前記枠状の可動側型板ガイド33の内側に
は、前記パンチプレート35の前方部分(図1〜6中、
右側部分)に可動金型Bにおけるカセット金型可動部と
しての可動側型板38が配設されている。そして、この
可動側型板38の外側面(外周面)は前記可動側型板ガ
イド33の内側面(内周面)に嵌合している。また、前
記可動側型板38には、前記孔抜きパンチ36の外側面
、およびキャビティパンチ37の外側面がスライド自在
に貫通する貫通孔38a,38bが形成されている。し
たがって、前記可動側型板38は前記可動側型板ガイド
33の内側面に沿って前後にスライド可能である。そし
て、可動側型板38は、その外側面に抜け止め用の段部
38dが形成されており、前端側に移動したときには段
部38dが可動側型板ガイド33の前記抜け止め用段部
33aに係合してそれ以上前方へは移動しないように構
成されている。
【0033】前記可動側型板38の前面には、前記貫通
孔38a,38bの前縁等が形成されている。前記可動
側型板38の前側部分によって、前記可動金型Bのプレ
ス加工兼キャビティ形成面B3が形成されている。また
、前記可動側型板38が前端側に移動した状態(図1,
2,6に示す状態)では、前記可動側型板38前面およ
び前記可動側型板ガイド33の前面は面一となり、また
、前記可動側型板38後面と前記パンチプレート35前
面との間には空間Sbが形成されるように構成されてい
る。そして、前記可動側型板38はは、図示しない油圧
シリンダ(すなわち、前記カセット金型可動部としての
可動側型板38を前後に進退移動させる可動部作動手段
)によって前後にスライド可能に構成されている。そし
て、前記油圧シリンダに圧油が供給されたときには、前
記可動側型板38が前方位置に前進し、圧油が排出され
たときには後方位置に後退するように構成されている。
【0034】前記符号31〜37で示された要素から構
成される前記カセット金型固定部B21と前記カセット
金型可動部としての可動側型板38とから、前記可動金
型Bの可動金型用カセット金型B2が構成されている。
【0035】図1,2において、前記固定金型Aと前記
可動金型Bとの間に配設される中間金型Cは、中間金型
本体C1および中間金型用カセット金型C2およびC3
を有している。前記中間金型Cは、図示しない搬送装置
によって前記固定金型Aと前記可動金型Bとの間に搬入
または搬出されるように構成されている。また、前記金
型A,B間に搬入された中間金型Cは、前記可動金型B
とともに前記固定金型Aに対して前進、後退可能に構成
されている。
【0036】前記中間金型本体C1は、前記固定金型A
のプレス加工兼キャビティ形成面A3に対向する側に、
固定側中間金型用カセット金型C2が着脱自在に装着さ
れ、前記可動金型Bのプレス加工兼キャビティ形成面B
3に対向する側に、可動側中間金型用カセット金型C2
が着脱自在に装着されるように構成されている。前記中
間金型本体C1には、前記固定金型A側の両サイドに一
対のカセットガイド溝40a,40aが設けられており
、前記可動金型B側にも同様のカセットガイド溝40b
,40bが設けられている。また、前記中間金型本体C
1には、固定金型Aに対向する側に固定ピンガイド穴4
1が設けられ、可動金型Bに対向する側に中間ガイドピ
ン42が設けられている。そして、固定金型A、可動金
型Bおよび中間金型Cを型締する際には、前記固定ピン
ガイド穴41は固定ガイドピン3bと嵌合し、前記中間
ガイドピン42はピンガイド穴23bと嵌合するように
構成されている。前記符号40a,40b,41,42
等で示された構成要素から前記中間金型本体C1が構成
されている。
【0037】前記固定側中間金型用カセット金型C2は
、固定側中間型板43を有している。以下、この固定側
中間金型用カセット金型C2に関する説明では、固定金
型Aに対向する面を前面といい、また、固定金型Aの在
る側(または方向)を前側(または前方)ということに
する。前記固定側中間型板43は、前記中間金型本体C
1に装着される装着部分43aと、この装着部分43a
から前側(固定金型A側)に突出する突出部分43bと
を有している。前記装着部分43aの両サイドには、前
記中間金型本体C1のカセットガイド溝40a,40a
によってガイドされる凸条43a1,43a1が設けら
れている。
【0038】前記固定側中間型板43には、前記固定側
型板18の前記スプルーブシュカセット部12、孔抜き
パンチ16、キャビティパンチ17に対応して、貫通孔
43c,43d,43eが形成されている。前記固定側
中間型板43の前記突出部分43b外周には、ストリッ
パプレート44がスライド可能(固定金型Aに対して進
退可能)に支持されている。また、前記突出部分43b
外周には、ストリッパプレート44と前記装着部分43
aとの間に、弾性部材45が配設されている。前記弾性
部材45は、前記突出部分43b外周に沿って適当に配
設された複数のゴムブロック46および圧縮バネ47か
ら構成されている。そして通常、前記弾性部材45によ
って、前記ストリッパプレート44および固定側中間型
板43の前面(固定金型Aに対向する側の面)が、面一
に保持されている。
【0039】前記ストリッパプレート44および固定側
中間型板43の前面によって、前記前記固定側中間金型
用カセット金型C2のプレス加工面、すなわち固定金型
側プレス加工面C2aが形成されている。
【0040】前記可動側中間金型用カセット金型C3は
、可動側中間型板53を有している。以下、この可動側
中間金型用カセット金型C3に関する説明では、可動金
型Bに対向する面を前面といい、また、可動金型Bの在
る側(または方向)を前側(または前方)ということに
する。前記可動側中間型板53は、前記中間金型本体C
1に装着される装着部分53aと、この装着部分53a
から前側(可動金型B側)に突出する突出部分53bと
を有している。前記装着部分53aの両サイドには、前
記中間金型本体C1のカセットガイド溝40b,40b
によってガイドされる凸条53a1,53a1が設けら
れている。前記可動側中間型板53は、前記中間金型本
体C1に装着される装着部分53aと、この装着部分5
3aから前側(可動金型A側)に突出する突出部分53
bとを有している。前記可動側中間型板53には、前記
可動側型板38の前記孔抜きパンチ36、キャビティパ
ンチ37に対応して、貫通孔53c,53dが形成され
ている。前記可動側中間型板53の前記突出部分53b
外周には、ストリッパプレート54がスライド可能(可
動金型Bに対して進退可能)に支持されている。また、
前記突出部分53b外周には、ストリッパプレート54
と前記装着部分53aとの間に、弾性部材55が配設さ
れている。 前記弾性部材55は、前記突出部分53b外周に沿って
適当に配設された複数のゴムブロック56および圧縮バ
ネ57から構成されている。そして通常、前記弾性部材
55によって、前記ストリッパプレート54および固定
側中間型板53の前面(可動金型Bに対向する側の面)
が、面一に保持されている。
【0041】前記ストリッパプレート54および可動側
中間型板53の前面によって、前記前記可動側中間金型
用カセット金型C3のプレス加工面、すなわち可動金型
側プレス加工面C3aが形成されている。
【0042】次に、前述の構成を備えた前記実施例の作
用を説明する。図2において、固定金型Aおよび可動金
型B間には、金属プレートP1およびP2が装着された
中間金型Cが搬入されている。この図2に示す状態では
、前記固定側型板18と前記可動側型板38は前記図示
しない油圧シリンダ(可動部作動手段)によって前方に
スライドされており、空間Sa,Sbが形成されている
【0043】図3は、前記図2の状態から可動金型Bを
固定金型A側に前進させてプレス加工を行った状態を示
している。そして、前記金属プレートP1は、前記固定
金型Aのプレス加工兼キャビティ形成面A3と前記固定
側中間金型用カセット金型C2のプレス加工面(すなわ
ち固定金型側プレス加工面)C2aとによってプレス加
工されている。また、前記金属プレートP2は、前記可
動金型Bのプレス加工兼キャビティ形成面B3と前記可
動側中間金型用カセット金型C3のプレス加工面(すな
わち可動金型側プレス加工面)C3aとによってプレス
加工されている。
【0044】図3に示す状態では、前記金属プレートP
1の抜きカスが、前記固定側中間型板43の貫通孔43
c,43d,43e内、および、前記固定側型板ガイド
13と前記ストリッパプレート44との間に保持されて
いる。この場合、前記突出部分43b外周に沿って適当
に配設された複数のゴムブロック46および圧縮バネ4
7から構成された弾性部材45は、前記ストリッパプレ
ート44と前記装着部分43aとの間で圧縮されている
。 また、前記金属プレートP2の抜カスが、前記可動側中
間型板53の貫通孔53c,53d内、および、前記可
動側型板ガイド33と前記ストリッパプレート54との
間に保持されている。この場合、前記弾性部材45と同
様に、前記複数のゴムブロック56および圧縮バネ57
から構成された弾性部材55も圧縮されている。
【0045】図4は、前記図3の型締状態から型開きし
た後、中間金型Cを搬出する途中の状態を示す図である
。図4において、前記金属プレートP1のプレス成形品
は、前記枠状の固定側型板ガイド13の内側に保持され
、また、前記金属プレートP2のプレス成形品は、前記
枠状の可動側型板ガイド33の内側に保持されている。 そして、前記プレス加工された金属プレートP1,P2
の抜カスは前記中間金型Cとともに搬出される。
【0046】図5は、前記中間金型Cを搬出した後、固
定金型Aと可動金型Bとを型締めした状態を示している
。図5において、前記枠状の固定側型板ガイド13およ
び前記枠状の可動側型板ガイド33の対向面どうしが当
接しており、前記金属プレートP1,P2の成形品の間
にはキャビティCが形成されている。この状態で、前記
スプルーブシュ2のノズル接触面2aに、プラスチック
射出成形用のノズル(図示せず)を当接させて溶融プラ
スチックを射出する。そうすると、射出された溶融プラ
スチックは、前記前記スプルー2aおよびスプルーカセ
ット部12aを流れて前記キャビティCに充填される。
【0047】図6は、前記キャビティCに充填された溶
融プラスチックを冷却して個化させた後、前記固定金型
Aおよび可動金型Bを型開きした状態を示す図である。 この状態では、前記固定側型板18と前記可動側型板3
8は前記図示しない油圧シリンダ(可動部作動手段)に
よって前方にスライドしており、空間Sa,Sbが形成
されている。そして、前記固定側型板18および可動側
型板38は前進しており、前記金属プレートP1,P2
およびそれらの間に充填固化されたプラスチックから構
成される複合製品Gは、前記固定金型Aおよび可動金型
Bから取り出されている。
【0048】前述の実施例によれば、固定金型(複合製
品成形用固定金型)Aは、前記固定金型本体A1と前記
固定金型用カセット金型A2とから構成され、可動金型
(複合製品成形用可動金型)Bは、前記可動金型本体B
1と前記可動金型用カセット金型B2とから構成されて
いる。また、中間金型(複合製品成形用中間金型)Cは
、前記中間金型本体C1と、前記固定側中間金型用カセ
ット金型C2および可動側中間金型用カセット金型C3
とから構成されてい。したがって、前記複合製品Gの種
類が変わった場合、前記金型本体A1,B1,C1は交
換せずに、前記カセット金型A2,B2,C2,C3の
みを交換することで対応することができる。すなわち、
複合製品Gの種類が変わった場合、金型装置の一部分だ
けを交換することにより対応することができる。
【0049】また、前述の実施例によれば、前記金型本
体A1,B1,C1には、それぞれ、前記カセット金型
A2,B2,C2,C3装着用のガイド溝3a,23a
,40a,40bが設けられているので、前記カセット
金型A2,B2,C2,C3の交換が容易である。
【0050】以上、本発明による複合製品成形用金型お
よび複合製品成形用金型装置の一実施例を詳述したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載された本発明の用紙の範囲内で、種々
の小設計変更を行うことが可能である。
【0051】例えば、前記可動部作動手段としては図示
しない油圧シリンダを用いる代わりに、前記空間Sa,
Sbに圧油を直接供給、排出するようにすることも可能
である。
【0052】
【発明の効果】前述の本発明の複合製品成形用金型およ
び複合製品成形用金型装置は、金型が金型本体とこの金
型本体に着脱自在に装着されたカセット金型とから構成
されているので、製作する複合製品の種類が変わる場合
、カセット金型を交換するだけで、金型本体は共通に使
用することができる。したがって、金型の製作コストを
節約することができるので、多種類の複合製品を低コス
トで製作することができる。また、金型の保管スペース
も小さくなるので、従来の金型保管スペースで数多くの
金型を保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の複合製品成形用金型装置の一実施
例を分解した状態の平断面図である。
【図2】  同実施例のプレス加工の開始前の状態の平
断面図である。
【図3】  同実施例のプレス加工時の状態の平断面図
である。
【図4】  同実施例のプレス加工が終了した状態の平
断面図である。
【図5】  同実施例の射出成形加工時の状態の平断面
図である。
【図6】  同実施例の射出成形加工が終了した状態の
平断面図である。
【図7】  同実施例の固定金型Aの斜視図である。
【符号の説明】
A…複合製品成形用固定金型(固定金型)、A1…固定
金型本体、A2…(固定金型用)カセット金型、A21
…カセット金型固定部、A3…プレス加工兼キャビティ
形成面、B…複合製品成形用可動金型(可動金型)、B
1…可動金型本体、B2…(可動金型用)カセット金型
、B21…カセット金型固定部、B3…プレス加工兼キ
ャビティ形成面、C…複合製品成形用中間金型(中間金
型)、C1…中間金型本体、C2,C3…中間金型用カ
セット金型、C2a,C3a…プレス加工面、2a…ス
プルー本体部、2b…ノズル接触面、12a…スプルー
カセット部、18,38…カセット金型可動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前面にカセット金型装着面が形成され
    た金型本体と、前面にプレス加工兼キャビティ形成面が
    形成されたカセット金型可動部、およびこのカセット金
    型可動部を前方に所定距離だけ移動可能に支持するとと
    もに前記カセット金型装着面に着脱自在に装着されたカ
    セット金型固定部から構成されたカセット金型と、前記
    カセット金型可動部を前後に進退移動させる可動部作動
    手段と、を有する複合製品成形用金型。
  2. 【請求項2】  前面にカセット金型装着面が形成され
    るとともに後面にプラスチック射出ノズルが当接するノ
    ズル接触面が形成され、前記ノズル接触面とカセット金
    型装着面との間に前記ノズル接触面に当接するプラスチ
    ック射出ノズルから射出された溶融プラスチックを前記
    カセット金型装着面に導くスプルー本体部が設けられた
    金型本体と、前面にプレス加工兼キャビティ形成面が形
    成されたカセット金型可動部、およびこのカセット金型
    可動部を前方に所定距離だけ移動可能に支持するととも
    に前記カセット金型装着面に着脱自在に装着され、且つ
    前記スプルー本体部を前記プレス加工兼キャビティ形成
    面に連通させるスプルーカセット部が設けられたカセッ
    ト金型固定部から構成されたカセット金型と、前記カセ
    ット金型可動部を前後に進退移動させる可動部作動手段
    と、を有する複合製品成形用金型。
  3. 【請求項3】  前面にカセット金型装着面が形成され
    た可動金型本体と、前面にプレス加工兼キャビティ形成
    面が形成されたカセット金型可動部およびこのカセット
    金型可動部を前方に所定距離だけ移動可能に支持すると
    ともに前記カセット金型装着面に着脱自在に装着された
    カセット金型固定部から構成された可動金型用カセット
    金型と、前記カセット金型可動部を前後に進退移動させ
    る可動部作動手段と、を有する複合製品成形用可動金型
    と、前面にカセット金型装着面が形成されるとともに後
    面にプラスチック射出ノズルが当接するノズル接触面が
    形成され、前記ノズル接触面とカセット金型装着面との
    間に前記ノズル接触面に当接するプラスチック射出ノズ
    ルから射出された溶融プラスチックを前記カセット金型
    装着面に導くスプルー本体部が設けられた固定金型本体
    と、前面にプレス加工兼キャビティ形成面が形成された
    カセット金型可動部、およびこのカセット金型可動部を
    前方に所定距離だけ移動可能に支持するとともに前記カ
    セット金型装着面に着脱自在に装着され、且つ前記スプ
    ルー本体部を前記プレス加工兼キャビティ形成面に連通
    させるスプルーカセット部が設けられたカセット金型固
    定部から構成された固定金型用カセット金型と、前記カ
    セット金型可動部を前後に進退移動させる可動部作動手
    段と、を有する複合製品成形用固定金型と、前記複合製
    品成形用可動金型および複合製品成形用固定金型間に搬
    入、搬出可能に配置されるとともに前記両金型に対向す
    る面にそれぞれカセット金型装着面が形成された中間金
    型本体と、前記カセット金型装着面の各々に着脱自在に
    装着されるとともに前記複合製品成形用可動金型または
    複合製品成形用固定金型に対向してプレス加工面が形成
    された中間金型用カセット金型と、を有する複合製品成
    形用中間金型と、を備えた複合製品成形用金型装置。
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