JPH04350529A - 圧力センサ用ダイアフラム - Google Patents

圧力センサ用ダイアフラム

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JPH04350529A
JPH04350529A JP15234491A JP15234491A JPH04350529A JP H04350529 A JPH04350529 A JP H04350529A JP 15234491 A JP15234491 A JP 15234491A JP 15234491 A JP15234491 A JP 15234491A JP H04350529 A JPH04350529 A JP H04350529A
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JP
Japan
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strain
generating
pressure
diaphragm
fixing
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JP15234491A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nikamoto
博之 二家本
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は圧力センサ用ダイアフ
ラムに関し、特に、製作が容易な圧力センサ用ダイアフ
ラムに関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、印加される圧力
によってダイアフラムを変位させるとともに、ダイアフ
ラムの変位量を歪みゲージの抵抗値の変化量に変換し、
さらに歪みゲージの抵抗値の変化量を電子回路で増幅し
て外部に伝送することによって、圧力を検出するように
なっている圧力センサに用いられているダイアフラムに
あっては、図9に示すように構成されている。
【0003】すなわち、このダイアフラム71は、金属
製の円柱状の基部材の中心部に切削加工等により所定の
深さで孔74を穿設して、薄肉平板状の起歪部73とこ
の起歪部73を支持する筒状の固定部72とを形成した
ものであって、薄肉平板状の起歪部73の表面には適宜
の成膜法(真空蒸着、スパッタリング、プラズマCVD
等、以下成膜法という)により絶縁膜75が形成されて
いるとともに、この絶縁膜75上には、歪みゲージ76
およびそのブリッジ回路を構成する金配線77が印刷配
線等により所定のパターンで形成されている。
【0004】このようなダイアフラム71にあっては、
起歪部73の加工精度を高くして、仕上げ精度を高くし
、かつ、表面の仕上げ粗さを高くするほど圧力センサに
用いた場合の圧力センサの測定精度を高めることができ
るものであるが、上記のような切削加工でダイアフラム
71を製作した場合には、厚さに対する仕上げ精度を±
10μ程度に抑えるのが精一杯であり、それ以上の仕上
げ精度を望もうとするならば、ミクロ的な加工技術を必
要とするため、加工コストが大幅に高くなってしまうと
いう問題点があった。
【0005】一方、上記のような問題点を解決するため
に、図10に示すように、ダイアフラム81の起歪部8
3と固定部82とを別体として、起歪部83を圧延鋼板
を用いて製作し、固定部82を他の金属材で形成した上
で両者を一体に接合したものもあるが、このようなもの
にあっては、起歪部83を圧延鋼板で製作したことによ
り、何ら手を加えなくても圧延鋼板の高い仕上げ精度を
そのまま維持することができるので、起歪部83として
の仕上げ精度も高まり、また、起歪部83と固定部82
とを別体で製作した上で両者を一体に接合するようにし
たため、製作を容易にすることもできるものであるが、
起歪部83と固定部82との間を接合する有効な接合方
法が確立されていないために、両者間の接合力が弱く、
起歪部83に圧力が作用して、その圧力による応力が起
歪部83と固定部82との間の接合部に集中した場合に
、その応力が両者間の接合力に勝ってしまって起歪部8
3が固定部82から剥がれてしまう恐れがあるという問
題点があった。
【0006】この発明は、上記のような従来のもののも
つ問題点を解決したものであって、製作が容易であると
ともに、仕上がり精度を著しく高めることができて、圧
力センサに用いた場合の測定精度を著しく高めることの
できる圧力センサ用ダイアフラムを提供することを目的
とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、受圧面と反対側の面に所定のパタ
ーンで歪みゲージおよび金配線が形成されているととも
に、圧力の作用によって変位可能な薄肉平板状の起歪部
と、この起歪部を支持する固定部とを具え、前記起歪部
の受圧面と反対側の面に前記固定部を一体に固着したと
いう手段を採用し、前記固定部の前記起歪部との固着面
には突部が形成されていて、この突部により前記起歪部
との間に所定の間隙が形成され、これにより、前記起歪
部の変位を制限するストッパー機構が形成されるという
手段を採用した。また、圧力の作用によって変位可能な
薄肉平板状の起歪部と、この起歪部を支持する固定部と
を具え、前記起歪部の受圧面と反対側の面に前記固定部
を一体に固着した上、前記起歪部の受圧面に所定のパタ
ーンで歪みゲージおよび金配線を形成したという手段を
採用し、前記起歪部と固定部との間にはスペーサが設け
られていて、このスペーサにより起歪部と固定部との間
に所定の間隙が形成され、これにより、前記起歪部の変
位を制限するストッパー機構が形成されるようになって
いるという手段を採用した。また、圧力の作用によって
変位可能な薄肉平板状の起歪部と、この起歪部を支持す
る固定部とを具え、前記起歪部と固定部との間にスペー
サを介在させた状態で、起歪部とスペーサとの間および
固定部とスペーサとの間をそれぞれ一体に固着した上、
起歪部の受圧面または受圧面と反対側の面に歪みゲージ
および金配線を形成し、その後、所定のサイズにカット
して構成したという手段を採用し、前記起歪部と固定部
とは、ろう付けにより一体に固着されているという手段
を採用したものである。
【0008】
【作用】この発明は上記の手段を採用したことにより、
薄肉平板状の起歪部とこの起歪部を支持する固定部とを
それぞれ別体で形成した後に、起歪部の受圧面と反対側
の面に固定部がろう付けにより一体に固着されることに
なり、したがって、個々の部材の加工精度を一段と高め
ることができるとともに、製作も容易にできることとな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1にはこの発明による圧力センサ用ダイア
フラムの第1の実施例が示されていて、この圧力センサ
用のダイアフラム1は、薄肉平板状の起歪部2と筒状の
固定部3とをそれぞれ別体で形成した上で、両者をろう
付けにより一体に接合して構成したものである。
【0010】前記起歪部2は圧延鋼板を素材として円板
状に形成したものであって、この場合の圧延鋼板として
は、例えば厚さが100μで仕上げ精度が±2μのもの
や、歪みゲージや金配線等を印刷配線等により形成する
ために必要とされている表面粗さRa =0.02μm
程度のものが比較的容易に入手できるので、起歪部2の
素材としては特に有効であり、したがって、このような
特性を有する圧延鋼板で製作した起歪部2は、その仕上
げ精度が一段と高まることになる。また、上記のような
圧延鋼板にあっては、疲労限度が非常に高いものであり
、例えば、図2に示すような応力特性を有する所謂SU
S板(SUS301、板厚38μm)を用いて前記起歪
部2を製作した場合には、高応力下においても使用が可
能となる。
【0011】そして、上記のように圧延鋼板から製作し
た円板状の起歪部2の上面に、適宜の成膜法(真空蒸着
、スパッタリング、プラズマCVD等、以下成膜法とい
う)により所定の厚みの絶縁膜4を形成するとともに、
この絶縁膜4上に、印刷配線等により所定のパターンで
歪みゲージ5およびそのブリッジ回路を構成する金配線
6をそれぞれ形成し、さらに、これらの上に前記金配線
6の表面のみを残して絶縁膜7、所謂パシベーション膜
7を適宜の成膜法により形成する。そして、この後、前
記絶縁膜7上にAu合金等からなるろう付け材12を用
いて前記固定部3をろう付けして一体に固着する。
【0012】この場合、固定部3のろう付け面と反対側
の面に、予め、前記起歪部2と同様の方法で絶縁膜8、
およびその上に所定のパターンで金配線9をそれぞれ形
成しておき、固定部3を起歪部2に固着した後に、固定
部3側の金配線6と起歪部2側の金配線9との間を、A
uやNi等からなるワイヤ10を用いてワイヤホンディ
ング法等により接合し、さらに、固定部3側の金配線9
と図示しない電子回路との間をターミナル11で接合す
る。なお、前記起歪部2をSUS板で形成した場合には
、起歪部2と固定部3との間のろう付けは400°C以
下の温度で行われ、前記起歪部2を例えばチタン合金で
形成した場合には、400°Cを超える温度で行われる
ものであり、素材に応じて所定のろう付け温度に設定す
ればよいものである。
【0013】そして、上記のように構成した圧力センサ
用ダイアフラム1にあっては、既述のように、起歪部2
を圧延鋼板で形成してあるので、圧延鋼板の表面を未加
工のままの状態で使用したとしても、起歪部2の仕上げ
精度を±2μに抑えることができることになり、したが
って、従来の切削加工により起歪部を形成したものに比
較して仕上げ精度を一段と高めることができることにな
る。したがって、例えば10Kgf/mm2 用の圧力
センサのダイアフラムとして用いる場合には、従来の切
削加工によるものでは仕上げ精度が±10μであったた
め、起歪部を支持する固定部の穴径を6.0mmとしな
ければならなかったものを、この実施例によるものにあ
っては、起歪部2の仕上げ精度を±2μとすることがで
きるので、固定部3の穴径を2.0mmまで落とすこと
ができることになり、これによって、シリコン半導体式
の圧力センサと同一レベルのサイズとすることができる
ことになるので、全体を著しく小型化することができる
とともに、圧力センサに用いた場合の圧力センサとして
の測定精度も一段と高めることができることになる。
【0014】また、起歪部2の受圧面と反対側の面に起
歪部2を支持するための固定部3が固着されているので
、起歪部2の受圧面に圧力が作用して、その圧力による
応力が起歪部2と固定部3との間の接合部に集中したと
しても、その応力は起歪部2を固定部3の方向に押し付
ける方向に作用することになり、したがって、起歪部2
と固定部3との間の接合力が多少弱い状態にあったとし
ても、前記従来のように、両者間が剥がれてしまう恐れ
は全くなくなるものである。なお、前記の説明において
は、起歪部2と固定部3とをろう付けにより一体に固着
したが、他の方法で固着するようにしてもよいものであ
る。
【0015】図3および図4には、この発明による圧力
センサ用ダイアフラムの第2の実施例が示されていて、
図3は全体を示す縦断面図、図4は図3に示すものをI
−I線に沿って見た図であり、この実施例に示すものも
前記第1の実施例に示すものと同様に、薄肉平板状の起
歪部22と固定部23とをそれぞれ別体で形成した上で
、両者をろう付けにより一体に接合して構成したもので
ある。
【0016】そして、この実施例に示すものにあっても
、前記第1の実施例と同様に、前記起歪部22は圧延鋼
板から製作されているので、圧力センサ用としての仕上
げ精度、表面粗さ等の諸条件を十分に満足させることが
できるものであり、また、高応力下においての使用にも
十分に耐えられるものである。
【0017】そして、上記のように構成した起歪部22
の上面に、前記第1の実施例に示すものと同様の方法で
、絶縁膜24、およびその上に歪みゲージ25およびそ
のブリッジ回路を構成する金配線26を所定のパターン
で形成し、さらに、これらの上に前記金配線26の表面
のみを残して絶縁膜27、所謂パシベーション膜27を
形成する。この後、前記絶縁膜27上にAu合金等から
なるろう付け材29を用いて前記固定部23をろう付け
により一体に固着することになるが、この場合の固定部
23は前記第1の実施例に示すものと違って、図5(a
)〜(d)に示すような方法によって製作したものであ
る。
【0018】すなわち、まず、図5(a)に示すように
、円板状に形成した固定部23のろう付けされる側の面
に、適宜の成膜法により絶縁膜31を形成するとともに
、この絶縁膜31上に適宜の成膜法により金属膜32を
形成する。この場合の金属膜32としては特に材質が限
定されるものではないが、エッチングされ易い材質のも
のを使用することが必要である。次に、図5(b)に示
すように、前記金属膜32の所定の位置にレジスト33
によりマスキングを施し、この後、図5(c)に示すよ
うに、エッチングにより前記マスキングを施した箇所以
外の箇所を腐食させて除去し、所定の形状の突部30を
形成する。次に、図5(d)に示すように、適宜の成膜
法により前記突部30の表面にAu合金等からなるバイ
ンダ材36を形成し、このようにして形成した固定部2
3の突部30側を、Au合金等かなるろう付け材29を
上面に形成した前記起歪部22に密着させてろう付けし
て一体に固着することによって、固定部23と起歪部2
2との間には所定の間隙37が形成され、これによって
、起歪部22のストッパー機構38が形成されることに
なる。
【0019】一方、前記固定部23の前記起歪部22の
金配線26の位置に対応する箇所には、筒状の絶縁部材
28が嵌着されており、この絶縁部材28内には一端が
前記起歪部22の金配線26にワイヤボンディング等に
より接合され、他端が図示しない電子回路に接合されて
いるターミナル35が挿通している。
【0020】そして、上記のように構成したこの実施例
による圧力センサ用ダイアフラム21にあっても、前記
第1の実施例に示すものと同様に、起歪部22を圧延鋼
板で形成してあるので、表面に何ら手を加えることなく
そのままの状態で使用したとしても、従来の切削加工で
形成したものに比較して、仕上げ精度を一段と高めるこ
とができることになる。また、起歪部22の受圧面と反
対側の面には起歪部22を支持するための固定部23が
固着されているので、起歪部22の受圧面に圧力が作用
して、その圧力による応力が起歪部22と固定部23と
の間の接合部に集中したとしても、その応力は起歪部2
2を固定部23の方向に押し付ける方向に作用すること
になり、したがって、起歪部22と固定部23との間の
接合力が多少弱い状態にあったとしても、従来のように
両者間が剥がれてしまう恐れは全くない。さらに、固定
部23の起歪部22側の面に設けた突部30により、固
定部23と起歪部22との間に間隙37を形成して、こ
れらによりストッパー機構38を形成したことにより、
起歪部22にその許容限度を超える応力が作用したとし
ても、前記ストッパー機構38で起歪部22の変位を制
限することができることになり、したがって、耐久性を
著しく高めることができることになる。なお、この実施
例においても固定部23と起歪部22とをろう付けによ
り一体に固着したが、その他の方法により固着するよう
にしてもよいものである。
【0021】図6には、この発明による圧力センサ用ダ
イアフラムの第3の実施例が示されていて、この実施例
に示す圧力センサ用ダイアフラム41は、薄肉平板状の
起歪部42と固定部43とをそれぞれ別体で形成した上
で、両者間に環状のスペーサ47を介在させて、起歪部
42とスペーサ47との間および固定部43とスペーサ
47との間をそれぞれろう付けにより一体に固着した上
で、起歪部42の表面に適宜の成膜法により絶縁膜44
を、印刷配線等により歪みゲージ45およびそのブリッ
ジ回路を構成する金配線46をそれぞれ形成したもので
あって、固定部43と起歪部42との間に介在させたス
ペーサ47により、両者の間に所定の間隙49が形成さ
れて、これらにより、起歪部42の変位を制限するスト
ッパー機構48が形成されるようになっている。
【0022】そして、この実施例に示すものにあっても
起歪部42は前記各実施例に示すものと同様に、圧延鋼
板から形成されているので、圧延鋼板の表面を未加工の
ままの状態で使用したとしても、従来の切削加工により
起歪部を形成したものに比較して、仕上げ精度を一段と
高めることができることになる。また、起歪部42の受
圧面と反対側の面には起歪部42を支持するための固定
部43が固着されているので、起歪部42の受圧面に圧
力が作用して、その圧力による応力が起歪部42と固定
部43との間の接合部に集中したとしても、その応力は
起歪部42を固定部43の方向に押し付ける方向に作用
することになり、したがって、起歪部42と固定部43
との間の接合力が多少弱い状態にあったとしても、従来
のもののように、両者間が剥がれてまう恐れは全くなく
なるものである。
【0023】さらに、固定部43と起歪部42との間に
スペーサ47を介在させてストッパー機構48を形成し
たことにより、起歪部42にその許容限度を超える応力
が作用したとしても、起歪部42の変位を制限すること
ができることになり、したがって、耐久性を著しく向上
させることができるものである。なお、10μを超える
厚みの場合にはスペーサ47を用いた方が有効であるが
、厚みが10μ以下の場合には前記第2の実施例に示す
ものと同様に、スペーサ47を別体で製作せずに、固定
部43の起歪部42側の面にエッチングにより突部を形
成して、この突部をスペーサ47とした方がより有効で
ある。また、この実施例においても、固定部43と起歪
部42との間をろう付けによらずに他の方法により固着
するようにしてもよいものである。
【0024】そして、上記のように構成したこの実施例
による圧力センサ用ダイアフラム41を圧力センサに取
り付けた状態が図7(a)および(b)に示してあり、
ここで、50は歪みゲージ45からの電気信号を伝送信
号に変換させる電子回路である。
【0025】図8(a)および(b)には、前記各実施
例に示した圧力センサ用ダイアフラムの多数個取りの製
造方法が示されていて、この製造方法は、多数個取りが
可能な大きさに固定部57、スペーサ56および起歪部
55をそれぞれ別体で形成して、固定部57のろう付け
される側の面に適宜の成膜法によりAu−Cr、Au−
W等のAu合金からなるろう付け材60を付着させると
ともに、スペーサ56の両面に前記固定部57と同一の
Au合金等のろう付け材59、59を付着させて、起歪
部55と固定部57との間でスペーサ56を挟持し、こ
の状態で、図8(b)のように、真空状態で前記起歪部
55と固定部57との間をスペーサ56を挟持する方向
に押圧し、この後、ろう付け材59、60のろう付け温
度まで温度を上昇させてろう付けを行うことで、スペー
サ56の両面に固定部57および起歪部55を一体に固
着する。そして、この後、前記各実施例に示すものと同
様に、適宜の成膜法により起歪部55の上面に絶縁膜、
その上に印刷配線等により歪みゲージおよびそのブリッ
ジ回路を構成する金配線を所定のパターンで形成する。 そして、この後、ワイヤカットやダイジング等により所
望のサイズにカットすることによって、前記各実施例に
示したものと同一の効果を有するダイアフラムが得られ
ることになる。
【0026】したがって、このようにして多数個取りで
製作することによって、生産効率を大幅に高めることが
できることになり、これによって、生産コストを大幅に
低減させることもできることになる。
【0027】
【発明の効果】この発明は前記のように構成して、圧力
を受ける薄肉平板状の起歪部とこの起歪部を支持する固
定部とを別体で形成したことにより、個々の部材の仕上
げ精度を著しく高めることができることになり、したが
って、歪みゲージおよび金配線が形成される起歪部の仕
上げ精度を著しく高めることができることになり、これ
によって、圧力センサに用いた場合の圧力センサとして
の測定精度を一段と高めることができることになる。ま
た、起歪部と固定部とを別体で製作した後に、両者をろ
う付けにより一体に固着するようにしたことにより、切
削加工等により起歪部と固定部とを形成したものに比べ
て、製作性を著しく向上させることができることになり
、したがって、製作コストを著しく低減させることがで
きることになり、安価なものを提供することができるこ
とになる等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による圧力センサ用ダイアフラムの第
1の実施例を示した断面図である。
【図2】図1に示すものの起歪部に用いる圧延鋼板の応
力特性を示した図である。
【図3】この発明による圧力センサ用ダイアフラムの第
2の実施例を示した断面図である。
【図4】図3に示すもののをI−I線に沿って見た図で
ある。
【図5】図3に示すもののストッパー部の製造方法を示
した図である。
【図6】この発明による圧力センサ用ダイアフラムの第
3の実施例を示した断面図である。
【図7】図6に示すもののを圧力センサに取り付けた状
態を示した図である。
【図8】この発明による圧力センサ用ダイアフラムの多
数個取りの製造方法を示した図である。
【図9】従来の圧力センサ用ダイアフラムの一例を示し
た断面図である。
【図10】従来の圧力センサ用ダイアフラムの他の例を
示した断面図である。
【符号の説明】
1、21、41、71、81……ダイアフラム2、22
、42、55、73、83……起歪部3、23、43、
57、72、82……固定部4、7、8、24、27、
31、44、75……絶縁膜5、25、45、76、8
6……歪みゲージ6、9、26、46、77、83、8
7……金配線10……ワイヤ 11、35……ターミナル 12、29、59、60……ろう付け材28……絶縁部
材 30……突部 32……金属膜 33……レジスト 36……バインダ材 37、49……間隙 38、48……ストッパー機構 47、56……スペーサ 50……電子回路 58、74、84……孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  受圧面と反対側の面に所定のパターン
    で歪みゲージ(5)(25)および金配線(6)(26
    )が形成されているとともに、圧力の作用によって変位
    可能な薄肉平板状の起歪部(2)(22)と、この起歪
    部(2)(22)を支持する固定部(3)(23)とを
    具え、前記起歪部(2)(22)の受圧面と反対側の面
    に前記固定部(3)(23)を一体に固着したことを特
    徴とする圧力センサ用ダイアフラム。
  2. 【請求項2】  前記固定部(23)の前記起歪部(2
    2)との固着面には突部(30)が形成されていて、こ
    の突部(30)により前記起歪部(22)との間に所定
    の間隙(37)が形成され、これにより、前記起歪部(
    22)の変位を制限するストッパー機構(38)が形成
    されるようになっている請求項1記載の圧力センサ用ダ
    イアフラム。
  3. 【請求項3】  圧力の作用によって変位可能な薄肉平
    板状の起歪部(42)と、この起歪部(42)を支持す
    る固定部(43)とを具え、前記起歪部(42)の受圧
    面と反対側の面に前記固定部(43)を一体に固着した
    上、前記起歪部(42)の受圧面に所定のパターンで歪
    みゲージ(45)および金配線(46)を形成したこと
    を特徴とする圧力センサ用ダイアフラム。
  4. 【請求項4】  前記起歪部(42)と固定部(43)
    との間にはスペーサ(47)が設けられていて、このス
    ペーサ(47)により起歪部(42)と固定部(43)
    との間に所定の間隙(49)が形成され、これにより、
    前記起歪部(42)の変位を制限するストッパー機構(
    48)が形成されるようになっている請求項3記載の圧
    力センサ用ダイアフラム。
  5. 【請求項5】  圧力の作用によって変位可能な薄肉平
    板状の起歪部(55)と、この起歪部(55)を支持す
    る固定部(57)とを具え、前記起歪部(55)と固定
    部(57)との間にスペーサ(56)を介在させた状態
    で、起歪部(55)とスペーサ(56)との間および固
    定部(57)とスペーサ(56)との間をそれぞれ一体
    に固着した上、起歪部(55)の受圧面または受圧面と
    反対側の面に歪みゲージおよび金配線を形成し、その後
    、所定のサイズにカットして構成したことを特徴とする
    圧力センサ用ダイアフラム。
  6. 【請求項6】  前記起歪部(2)(22)(42)と
    固定部(3)(23)(43)とはろう付けにより一体
    に固着されている請求項1、3および5記載の圧力セン
    サ用ダイアフラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002236070A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Tgk Co Ltd 圧力センサ
JP2018087730A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 セイコーインスツル株式会社 ダイヤフラム、ダイヤフラムを用いた圧力センサ、ダイヤフラムの製造方法

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JP2018087730A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 セイコーインスツル株式会社 ダイヤフラム、ダイヤフラムを用いた圧力センサ、ダイヤフラムの製造方法

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