JPH04350271A - 塔状構造体の組立方法 - Google Patents

塔状構造体の組立方法

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JPH04350271A
JPH04350271A JP15248691A JP15248691A JPH04350271A JP H04350271 A JPH04350271 A JP H04350271A JP 15248691 A JP15248691 A JP 15248691A JP 15248691 A JP15248691 A JP 15248691A JP H04350271 A JPH04350271 A JP H04350271A
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wire rope
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JP15248691A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kurita
栗田 齋
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ISHIKAWAJIMA YUSOKI KK
IHI Corp
Original Assignee
ISHIKAWAJIMA YUSOKI KK
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塔状構造体の組立方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より実施されている立体式駐車装置
等の塔状構造体の組立手順を図10及び図11により説
明する。
【0003】図中1は塔状構造体を構築すべき基礎面(
地面)、2は基礎面1に予め植込んだ基礎ボルト、3は
H型鋼よりなる4本一組の柱、4は柱3の隣接する二面
に予め所定の間隔で固着されたブラケット、5は柱3の
ブラケット4が固着されていない面に所定の間隔で固着
された昇降用のステップであり、柱3は例えば基端部側
から第1の柱部分材6、第2の柱部分材7、第3の柱部
分材8の三節に分割されている。
【0004】また、前記第1の柱部分材6の基端部には
、基礎ボルト2に嵌合可能なボルト孔(図示せず)を有
するベースプレート9が固着されている。
【0005】塔状構造体を組立てる際には、柱3の第1
の柱部分材6の先端部をワイヤロープ10によりクレー
ン11のフック12に係止して前記第1の柱部分材6を
略垂直に吊下げ、次いでクレーン11を操作して、ベー
スプレート9に穿設したボルト孔(図示せず)を基礎ボ
ルト2に嵌合させたうえ、ベースプレート9の下面の基
礎面1に当接させ前記基礎ボルト2にナット(図示せず
)を螺合することにより、第1の柱部分材6の基端部を
基礎面1に固定した後、ワイヤロープ10による第1の
柱部分材6の先端部の係止を解除する(図10参照)。
【0006】4本の第1の柱部分材6を基礎面1に固定
したならば、隣接する第1の柱部分材6に固着された互
に対向するブラケット4の一方に、略水平に延びる梁1
3の一端を、また他方に該梁13の他端をそれぞれボル
ト締結せしめ、更に、梁13の長手方向中間部に固着し
たブラケット14に上方から下方へ向って斜めに延びる
補強材15の上端を、また、前記ブラケット14に補強
材15の下端をそれぞれボルト締結する(図11参照)
【0007】隣接する第1の柱部分材6を梁13、補強
材15によって連結したならば、第1の柱部分材6を吊
下げたときと同様に、クレーン11によって柱3の第2
の柱部分材7を略垂直に吊下げ、前記クレーン11を操
作することにより第1の柱部分材6の先端部に第2の柱
部分材7の基端部を、該第2の柱部分材7が第1の柱部
分材6に対して同軸に位置するように当接させたうえ、
第1の柱部分材6の先端部にガセットプレート16の下
半部を、また第2の柱部分材7の基端部に前記ガセット
プレート16の上半部をそれぞれボルト締結する。
【0008】4本の第2の柱部分材7を第1の柱部分材
6に連結したならば、前述した第1の柱部分材6と同様
に、隣接する第2の柱部分材7を梁13、補強材15に
よって連結したうえ、第2の柱部分材7を第1の柱部分
材6に連結したのと同様に、第2の柱部分材7の先端部
に柱3の第3の柱部分材8の基端部を連結し、更に、隣
接する第3の柱部分材8を梁13、補強材15によって
連結し、塔状構造体を完成させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した塔状構造体の
組立作業において、梁13とブラケット4、補強材15
とブラケット4,14、第1の柱部分材6、第2の柱部
分材7、第3の柱部分材8とガセットプレート16を連
結する作業を行う際には、作業者がステップ5により作
業位置まで昇らなければならなかった。
【0010】このように、上記連結作業は足もとが不安
定な高所で行われているため効率良く塔状構造体の組立
を行うことができず、また、作業者がステップ5を昇降
する際に足を踏外して転落する危険があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するもので、安
全且つ効率良く塔状構造体の組立作業を行うことを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の柱部分材
6,7,8を連結して形成される柱3を、複数本有する
塔状構造体の組立方法において、各柱部分材6,7,8
の先端部に作業台吊金具17を取付け、第1の柱部分材
6に取付けた作業台吊金具17に前記柱3の全長よりも
長い作業台昇降用ワイヤロープ18の先端を連結し、第
1の柱部分材6を遠隔操作により開放可能な連結具41
を介してクレーン11に吊下げ、第1の柱部分材6の基
端部を塔状構造体を構築すべき基礎面1に固定したうえ
、前記連結具41による第1の柱部分材6とクレーン1
1の連結を解除せしめ、第1の柱部分材6の間に柱3と
同数の巻上機19を有する作業台20を配設し、第1の
柱部分材6に取付けた作業台吊金具17から垂下した作
業台昇降用ワイヤロープ18を各巻上機19に巻掛け、
各巻上機19を駆動することにより作業台20を第1の
柱部分材6の先端部近傍まで上昇させ、作業台20を第
1の柱部分材6に取付けた作業台吊金具17に作業台保
持具21により連結したうえ、前記巻上機19を駆動す
ることにより作業台20を若干下降させて該作業台20
の重量を前記作業台保持具21に支持させ、作業台20
上より前記作業台昇降用ワイヤロープ18の先端と第1
の柱部分材6に取付けた作業台吊金具17の連結を解除
し、第2の柱部分材7を遠隔操作により開放可能な連結
具41を介してクレーン11に吊下げて第2の柱部分材
7の先端部を第1の柱部分材6の先端部近傍に位置させ
、作業台20上より作業台昇降用ワイヤロープ18の先
端を第2の柱部分材7に取付けた作業台吊金具17に連
結し、前記クレーン11によって第2の柱部分材7を上
昇させて作業台20上より第1の柱部分材6と第2の柱
部分材7とを連結したうえ、第2の柱部分材7とクレー
ン11の連結を解除せしめ、前記巻上機19を駆動する
ことにより作業台20を若干上昇させて該作業台20の
重量を作業台昇降用ワイヤロープ18に支持させ、作業
台保持具21による作業台20と第1の柱部分材6に取
付けた作業台吊金具17との連結を解除した後、前記巻
上機19を駆動することにより作業台20を第2の柱部
分材7の先端部近傍まで上昇させ、以下、上記手順を同
様に繰り返して複数の柱部分材6,7,8を下方から上
方へ順次連結する。
【0013】
【作用】本発明の塔状構造体の組立方法では、第1の柱
部分材6を立設した後、該第1の柱部分材6の先端部に
取付けた作業台吊金具17より垂下した作業台昇降用ワ
イヤロープ18を、作業台20の巻上機19に巻掛け、
作業者が作業台20に乗り込んだ後、巻上機19を駆動
して作業台20を第1の柱部分材6に沿って上昇させる
【0014】次いで、作業台20を作業台保持具21に
より第1の柱部分材6の先端部の作業台保持具21に連
結して作業台20を保持し、作業台昇降用ワイヤロープ
18の先端を第1の柱部分材6の作業台吊金具17より
取外したうえ、前記巻上機19より作業台昇降用ワイヤ
ロープ18を繰り出し、クレーン11により第2の柱部
分材7を吊下げて該第2の柱部分材7の先端部を第1の
柱部分材6の先端部近傍に位置させ、作業台20上より
作業台昇降用ワイヤロープ18の先端を第2の柱部分材
7の作業台吊金具17に連結せしめ、前記クレーン11
によって第2の柱部分材7の基端部を前記第1の柱部分
材6の先端部上方に位置させ、前記作業台20上より第
1の柱部分材6と第2の柱部分材7の連結作業を行う。
【0015】更に、作業台保持具21による作業台20
と第1の柱部分材6の作業台吊金具17との連結を解除
し、前記巻上機19を駆動することにより作業台20を
第2の柱部分材7に沿って上昇させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0017】図1から図9は本発明の一実施例であり、
図中図10及び図11と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしている。
【0018】図1から図4及び図6から図9により塔状
構造体の組立方法に用いる昇降足場装置の一例の構造を
説明すると、該昇降足場装置は、第1の柱部分材6、第
2の足場部分材7、第3の足場部分材8の先端部に連結
可能な作業台吊金具17と、各作業台吊金具17に連結
可能な作業台昇降用ワイヤロープ18と、前記各柱部分
材6,7,8によって形成される柱3と同数の巻上機1
9を有する作業台20と、該作業台20と前記作業台吊
金具17とを連結可能な所定の長さのワイヤロープ等の
紐状体よりなる作業台保持具21とを備えている。
【0019】作業台吊金具17は、H型鋼よりなる各柱
部分材6,7,8の耳部に外嵌可能な嵌合部22と、該
嵌合部22より横方向に延びる支持部23とを有し、前
記嵌合部22には、各柱部分材6,7,8の先端部に穿
設されたボルト孔24と略同径のボルト25が嵌合部2
3を貫通して螺合できるようになっている(図2、図3
等参照)。
【0020】作業台昇降用ワイヤロープ18は、その先
端がシャックル26を介して前記作業台吊金具17の支
持部23に連結可能に形成されており、作業台昇降用ワ
イヤロープ18の長さは第1の柱部分材6、第2の柱部
分材7、第3の柱部分材8の全長の合計よりも長くなっ
ている。
【0021】作業台20は、上方から見ると略四角枠状
の形態を有し、その内外縁部には転落防止用の安全柵2
7が設置され、また、作業台20の各角部の下面に取付
けた機器ボックス28には巻上機19が内装されている
(図1等参照)。
【0022】上記作業台20は各2台の機器ボックス2
8を有する作業床29と、各作業床29を連結する作業
床30とから構成され、非作業時においては分解して保
管することができるようになっている。
【0023】また、作業台20の各角部の上面には、作
業台保持具21の基端部が連結できるようになっており
、該作業台保持具21の先端部はシャックル50を介し
て前記作業台吊金具17に連結できるようになっている
(図1、図7等参照)。
【0024】巻上機19は、外周面に周方向へ延びる溝
31を有し、且つケーシング32に水平軸を中心に回転
し得るように支持された内歯歯車33と、該内歯歯車3
3の外周面に沿って延び、一端が内歯歯車33のほぼ上
方に位置するように前記ケーシング32に連結され、ま
た他端が内歯歯車33のほぼ下方に位置するように前記
ケーシング32に枢支されたリンク34の上端に連結さ
れたローラチェーン35とを備えている(図4参照)。
【0025】リンク34の下端には、前記機器ボックス
28の底板36に支持された連結金具37の上端が連結
されている。
【0026】また、前記内歯歯車33には、歯車部分3
8に噛合するように中間歯車39が支持されており、駆
動装置(図示せず)によって前記中間歯車39に噛合す
る小歯車40を駆動することにより内歯歯車33が回転
するようになっている。
【0027】上記巻上機19は、所定位置から垂下させ
た昇降用ワイヤロープ18を内歯歯車33の溝31に、
ローラチェーン35のリンク34に連結されている端部
側からケーシング32に連結されている端部側へ向って
巻掛けたときに、前記作業台20の重量により連結金具
37が下方へ引張られると、ローラチェーン35が昇降
用ワイヤロープ18を内歯歯車33へ押し付け、昇降用
ワイヤロープ18と内歯歯車33との間に作用する摩擦
力によって巻上機19が昇降用ワイヤロープ18を把持
するようになっている。
【0028】また、巻上機19は昇降用ワイヤロープ1
8を把持した状態で、内歯歯車33を回転させると、昇
降用ワイヤロープ18に沿って上昇あるいは下降するよ
うになっている。
【0029】更に、図3において、41は遠隔操作に開
放可能なシャックル(連結具)を示している。
【0030】上記シャックル41の構造を図5により説
明すると、該シャックル41は、下部に二股部42を有
するシャックル本体43と、前記二股部42を貫通する
抜き差し可能な横方向に延びるセットピン44と、前記
二股部42の一方の外側面にセットピン44が退避し得
るように取付けられた案内筒45と、前記セットピン4
4を二股部42に挿入した状態(セット状態)のときに
、セットピン44に形成した切欠部46に嵌合し得るよ
うに、案内筒45に抜き差し可能に挿入された上下方向
に延びるロックピン47と、前記案内筒45の反二股部
42側端部を貫通し、一端が前記セットピン44に係止
されたセットピン開放用ロープ48と、一端が前記ロッ
クピン47の上端に係止されたロックピン開放用ロープ
49とを備えており、各開放用には剛性のあるステンレ
スロープが用いられている。
【0031】上述したシャックル41は、セットピン4
4をセット状態にしてロックピン47を挿入すると、該
ロックピン47の下端が切欠部46に嵌合してセットピ
ン44が横方向へは移動しないような状態(ロック状態
)になる。
【0032】シャックル41を開放する際には、ロック
ピン開放用ロープ49を引張ると、ロックピン47が上
昇し、次いで、セットピン開放用ロープ48を引張ると
セットピン44が横方向に移動して二股部42より抜け
出すようになっている。
【0033】以下、塔状構造体の組立方法の一例を説明
する。
【0034】塔状構造体を組立てる際には、第1の柱部
分材6、第2の柱部分材7、第3の柱部分材8の各先端
部に作業台吊金具17を取付け、第1の柱部分材6に取
付けた作業台吊金具17に作業台昇降用ワイヤロープ1
8の先端を連結し、また、クレーン11のフック12に
シャックル41を連結しておく(図2、図3、図6参照
)。
【0035】次いで、シャックル41を第1の柱部分材
6の先端部に連結し、クレーン11を操作して第1の柱
部分材6を吊下げ、ベースプレート9を基礎ボルト2を
介して基礎面1に固定した後、ロックピン開放用ロープ
49、セットピン開放用ロープ48を順次引張ることに
よってシャックル41と第1の柱部分材6との連結を解
除する。
【0036】このようにして、4本の第1の柱部分材6
を基礎面1に固定したならば、第1の柱部分材6の間に
作業台20を配置し、各第1の柱部分材6の先端部から
垂下した作業台昇降用ワイヤロープ18を巻上機19の
内歯歯車33の外周面とローラチェーン35との間に通
す(図1、図6参照)。
【0037】この状態で作業者は作業台20へ乗り込ん
でおく。
【0038】次いで、各巻上機19を駆動することによ
り作業台昇降用ワイヤロープ18を作業台20の上側か
ら下側へ送り出して作業台20を所定の高さまで上昇さ
せ、作業者は作業台20に乗った状態で、クレーン11
によって吊上げた梁13、補強材15を第1の柱部分材
6のブラケット4等にボルト締結する作業を行う(図7
参照)。
【0039】梁13、補強材15の取付作業を行いつつ
作業台20が第1の柱部分材6の先端部まで上昇したな
らば、作業台保持具21により作業台20と第1の柱部
分材6に取付けた作業台吊金具17とを連結したうえ、
各巻上機19を駆動することにより作業台昇降用ワイヤ
ロープ18を作業台20の下側から上側へ送り出して作
業台20の重量を前記作業台保持具21を介して第1の
柱部分材6に取付けた作業台吊金具17に支持させる。
【0040】更に、作業台20上より、前記作業台昇降
用ワイヤロープ18の先端と第1の柱部分材6に取付け
た作業台吊金具17と連結し、また、各巻上機19を駆
動することにより作業台昇降用ワイヤロープ18を作業
台20の下側から上側へ送り出して、作業台20上に作
業台昇降用ワイヤロープ18を、その長さが第2の柱部
分材7の全長よりもやや長くなるように繰り出しておく
【0041】次いで、第1の柱部分材6のときと同様に
、クレーンのシャックル41に第2の柱部分材7の先端
部を連結し、クレーンを操作して第2の柱部分材7を吊
下げ、該第2の柱部分材7の先端部を第1の柱部分材6
の先端部近傍に位置させる。
【0042】この状態で作業者は、作業台20上から作
業台昇降用ワイヤロープ18の先端を、第2の柱部分材
7に取付けた作業台吊金具に連結する(図8参照)。
【0043】クレーン11を操作して第2の柱部分材7
を上昇させて、該第2の柱部分材7の基端部を前記第1
の柱部分材6の直上に位置させた後、作業者は作業台2
0に乗った状態で第2の柱部分材7の基端部と第1の柱
部分材6の先端部とをガセットプレート16を介してボ
ルト締結する作業を行い、シャックル41と第2の柱部
分材7の連結を解除する(図9参照)。
【0044】各巻上機19を駆動することにより作業台
昇降用ワイヤロープ18を作業台20の上側から下側へ
送り出し、作業台20を若干上昇させて該作業台20の
重量を作業台昇降用ワイヤロープ18を介して第2の柱
部分材7に取付けた作業台吊金具17に支持させ、前記
作業台保持具21による作業台20と第1の柱部分材6
に取付けた作業台吊金具17との連結を解除する。
【0045】更に、各巻上機19を駆動することにより
作業台昇降用ワイヤロープ18を作業台20の上側から
下側へ送り出して作業台20を所定の高さまで上昇させ
、作業者は作業台20に乗った状態で、クレーン11に
よって吊上げた梁13、補強材15を第2の柱部分材7
のブラケット4等にボルト締結する作業を行う。
【0046】梁13、補強材15の取付作業を行いつつ
、作業台20が第2の柱部分材7の先端部まで上昇した
ならば、作業台保持具21によって作業台20と第2の
柱部分材7に取付けた作業台吊金具17とを連結したう
え、各巻上機19を駆動することにより作業台昇降用ワ
イヤロープ18を作業台20の下側から上側へ送り出し
て作業台20の重量を作業台保持具21を介して第2の
柱部分材7に取付けた作業台吊金具17に支持させ、作
業台昇降用ワイヤロープ18の先端と第2の柱部分材7
に取付けた作業台吊金具17との連結を解除する。
【0047】次いで、第1の柱部分材6に第2の柱部分
材7を連結したときと同様に、第3の柱部分材8をクレ
ーン11により吊下げ、作業者は作業台20上から作業
台昇降用ワイヤロープ18の先端を第3の柱部分材8に
取付けた作業台吊金具17に連結し、クレーン11によ
って第3の柱部分材8を上昇させて第2の柱部分材7の
先端部に第3の柱部分材8を上昇させて第2の柱部分材
7の先端部に第3の柱部分材8の基端部をボルト締結す
る作業を行い、前述した手順と同様にして作業台20を
第3の柱部分材8に沿って上昇させ、第3の柱部分材8
に梁13、補強材15をボルト締結する作業を行う。
【0048】このようにして、柱部分材6,7,8、梁
13、補強材15をボルト締結することにより塔状構造
物の組立作業が完了したならば、巻上機19を駆動して
作業台20を基礎面1まで下降させる。
【0049】なお、柱部分材8に連結されたワイヤロー
プ18、作業台吊金具17は、塔状構造体組立作業完了
後、外壁工事用の足場を設置したときに撤去する。
【0050】また、柱部分材6,7、または、柱部分材
7,8を連結するガセットプレート16のうち、作業台
吊金具17が取付けられているためにボルト締結できな
かったものは、作業台吊金具17を取外し後にボルト締
結を行うようにする。
【0051】このように、本実施例においては、作業者
が作業台20に乗った状態で梁13、補強材15の取付
作業や、柱部分材6,7,8の連結作業を行うので、安
全に塔状構造体の組立作業を行うことができる。
【0052】なお、本発明は上述の実施例のみに限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】本発明の塔状構造体の組立方法によれば
、作業者が作業台20に乗った状態で各部材6,7,8
の連結作業を行えるので、塔状構造体の組立作業を効率
良く、安全に行うことができるという優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塔状構造体の組立方法に用いる昇降足
場装置の一例の斜視図である。
【図2】作業台吊金具の詳細を示す斜視図である。
【図3】遠隔操作により開放可能な連結具と柱部分材の
関係を示す斜視図である。
【図4】巻上機の構造を示す部分切断図である。
【図5】遠隔操作により開放可能な連結具の一例を示す
部分切断図である。
【図6】本発明の塔状構造体の組立方法の一例を示す概
略図である。
【図7】本発明の塔状構造体の組立方法の一例を示す概
略図である。
【図8】本発明の塔状構造体の組立方法の一例を示す概
略図である。
【図9】本発明の塔状構造体の組立方法の一例を示す概
略図である。
【図10】従来の塔状構造体の組立作業の一例を示す概
略図である。
【図11】従来の塔状構造体の組立作業の一例を示す概
略図である。
【符号の説明】
1          基礎面 3          柱 6          第1の柱部分材7      
    第2の柱部分材8          第3の
柱部分材11        クレーン 17        作業台吊金具 18        作業台昇降用ワイヤロープ19 
       巻上機 20        作業台 21        作業台保持具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の柱部分材6,7,8を連結して
    形成される柱3を、複数本有する塔状構造体の組立方法
    において、各柱部分材6,7,8の先端部に作業台吊金
    具17を取付け、第1の柱部分材6に取付けた作業台吊
    金具17に前記柱3の全長よりも長い作業台昇降用ワイ
    ヤロープ18の先端を連結し、第1の柱部分材6を遠隔
    操作により開放可能な連結具41を介してクレーン11
    に吊下げ、第1の柱部分材6の基端部を塔状構造体を構
    築すべき基礎面1に固定したうえ、前記連結具41によ
    る第1の柱部分材6とクレーン11の連結を解除せしめ
    、第1の柱部分材6の間に柱3と同数の巻上機19を有
    する作業台20を配設し、第1の柱部分材6に取付けた
    作業台吊金具17から垂下した作業台昇降用ワイヤロー
    プ18を各巻上機19に巻掛け、各巻上機19を駆動す
    ることにより作業台20を第1の柱部分材6の先端部近
    傍まで上昇させ、作業台20を第1の柱部分材6に取付
    けた作業台吊金具17に作業台保持具21により連結し
    たうえ、前記巻上機19を駆動することにより作業台2
    0を若干下降させて該作業台20の重量を前記作業台保
    持具21に支持させ、作業台20上より前記作業台昇降
    用ワイヤロープ18の先端と第1の柱部分材6に取付け
    た作業台吊金具17の連結を解除し、第2の柱部分材7
    を遠隔操作により開放可能な連結具41を介してクレー
    ン11に吊下げて第2の柱部分材7の先端部を第1の柱
    部分材6の先端部近傍に位置させ、作業台20上より作
    業台昇降用ワイヤロープ18の先端を第2の柱部分材7
    に取付けた作業台吊金具17に連結し、前記クレーン1
    1によって第2の柱部分材7を上昇させて作業台20上
    より第1の柱部分材6と第2の柱部分材7とを連結した
    うえ、第2の柱部分材7とクレーン11の連結を解除せ
    しめ、前記巻上機19を駆動することにより作業台20
    を若干上昇させて該作業台20の重量を作業台昇降用ワ
    イヤロープ18に支持させ、作業台保持具21による作
    業台20と第1の柱部分材6に取付けた作業台吊金具1
    7との連結を解除した後、前記巻上機19を駆動するこ
    とにより作業台20を第2の柱部分材7の先端部近傍ま
    で上昇させ、以下、上記手順を同様に繰り返して複数の
    柱部分材6,7,8を下方から上方へ順次連結すること
    を特徴とする塔状構造体の組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335527A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Chubu Electric Power Co Inc 鉄塔搬送用補助装置

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JP2006335527A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Chubu Electric Power Co Inc 鉄塔搬送用補助装置

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