JPH04350184A - 油配管の化学洗浄方法 - Google Patents

油配管の化学洗浄方法

Info

Publication number
JPH04350184A
JPH04350184A JP3011112A JP1111291A JPH04350184A JP H04350184 A JPH04350184 A JP H04350184A JP 3011112 A JP3011112 A JP 3011112A JP 1111291 A JP1111291 A JP 1111291A JP H04350184 A JPH04350184 A JP H04350184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cleaning
piping
pipeline
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3011112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2960974B2 (ja
Inventor
Yukio Hayashi
林 行男
Taketoshi Furusawa
古澤 武敏
Minoru Yoneda
実 米田
Tadashi Hiramatsu
平松 規
Hideji Makiura
牧浦 秀治
Toshio Hosono
細野 登志夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Sugimura Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Sugimura Chemical Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Sugimura Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3011112A priority Critical patent/JP2960974B2/ja
Publication of JPH04350184A publication Critical patent/JPH04350184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2960974B2 publication Critical patent/JP2960974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタービン系のタービン油
配管の化学洗浄方法に関し、配管内の溶接カス、酸化物
スケール等の異物を効果的に除去する方法に関し、発電
機密封油配管、ボイラ補機系の誘引通風機タービン油配
管及び押込通風機タービン油配管の化学洗浄に有利に適
用しうる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新設時、火力プラントのタービン系のタ
ービン油配管、ボイラ補機系の誘引通風機及び押込通風
機のタービン油配管、発電機密封油配管は現地発送に際
し、酸洗いした後、中和乾燥後防錆油を管内に塗布密封
した状態で出荷されるが、現地での配管作業で生じる溶
接部の溶接カス、酸化物スケール等の異物はプラント起
動後の安全運転上何らかの方法で除去する必要がある。
【0003】従来は、これら異物を除去する方法として
、配管内にタービン油を入れ、油を循環しながら、配管
にハンマーや振動を加えて配管内の異物を除去するオイ
ルフラッシング法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来方
法では配管内に付着している溶接カス、酸化物スケール
等の安全除去は不可能であるばかりでなく、オイルフラ
ッシング法で決められている1〜3次オイルフラッシン
グの最終判定基準に到達するのに1ケ月以上の長期間を
要しており、機器据付作業工程の大きな障害となってい
る。
【0005】本発明は上記技術水準に鑑み、他の方法に
ついて種々検討した結果、従来法にくらべ短期(5日間
位)で効果的に除去可能な化学洗浄方法を提供しようと
するするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは油配管の化
学洗浄において、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキ
ルナフタリンスルホン酸及びドデシルベンゼンスルホン
酸の少なくとも1種とエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレング
リコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコール
モノヘキシルエーテルおよびエチレングリコールモノフ
ェニルエーテル等の高沸点溶剤及び/又はオクチルエル
コール、デシルアルコールおよびラウリルアルコール等
の高級アルコールの少なくとも1種と、スピンドル油、
タービン油等の鉱油を混合してなる混合油が配管内の溶
接カス、溶接時に生成した酸化鉄スケール、錆等の異物
に対して溶解除去力を著しく発揮し、短時間で効率よく
化学洗浄ができるばかりでなく、洗浄時の配管金属面の
腐食も軽微でかつ均一腐食であるため腐食抑制剤の添加
も必要としない等の特徴を見出した。
【0007】本発明は上記知見によって完成されたもの
であって、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルナフ
タリンスルホン酸及びドデシルベンゼンスルホン酸の少
なくとも1種、高沸点溶剤及び/又は高級アルコール及
び鉱油からなる混合油を用いて油配管内の溶接カス、酸
化物スケールを除去することを特徴とする油配管の化学
洗浄方法である。
【0008】
【作用】配管内に生成した溶接カス、スケール、錆等の
溶解除去力は本発明の混合油中の有機酸(アルキルベン
ゼンスルホン酸、アルキルナフタリンスルホン酸、ドデ
シルベンゼンスルホン酸等)濃度にほぼ比例して増大す
るので、これら使用濃度は洗浄対象配管の溶接箇所数や
錆発生の程度に応じて決定されるが、通常の油配管内洗
浄では5〜15%の範囲であれば十分である。
【0009】次に酸混合油中の高沸点溶剤及び/又は高
級アルコールは上記有機酸との相乗性を効果的に発揮し
て溶接カス、スケール、錆等の溶解除去力を顕著に向上
させる働きがあり、もし高沸点溶剤及び/又は高級アル
コールを有機酸と併用しない場合、溶接カスやスケール
等の溶解除去力は半減する。高沸点溶剤及び/又は高級
アルコールを有機酸と併用して相乗効果を高めるための
高沸点溶剤及び/又は高級アルコールの最適使用濃度は
5%以上好ましくは10%程度を必要とする。
【0010】また本発明の混合油中のスピンドル油、タ
ービン油等の鉱油は有機酸、高沸点溶剤及び/又は高級
アルコール等の希釈溶媒であるため、相乗性のある油で
あれば他の油でも適用できる。
【0011】配管内の溶接カス、スケール、錆等の異物
を溶解除去するときの除去速度は洗浄液の洗浄温度を高
める程速くなるので、高温ほど有効であるが、配管材の
腐食量を考慮した場合、40〜60℃の範囲内が最適温
度である。
【0012】本発明による化学洗浄は調製した混合油を
薬注ポンプを用いて被処理機器類の油配管内に注入し、
循環ポンプにより洗浄液を循環しながら、規定温度に加
温し、配管内の溶接カス、溶接時に生成した酸化スケー
ル、錆等を溶解除去する。
【0013】本発明の化学洗浄液は油性状であり、ター
ビン油や潤滑油等との相乗性もよいので、配管内の化学
洗浄後は空気または窒素ガスブローによって配管内の洗
浄液を十分に排出した後は使用予定の油を注入し簡単な
オイルフラッシングのみで油配管の浄化は全て終了する
【0014】
【実施例】本発明の実施例で使用した試料片はSTPG
材で試験片(53mm径×100mm)の中央部に溶接
を施してあり、溶接部の管内面には溶接フラックス(溶
接カス)が、また管内面全体に溶接時に生成した酸化鉄
スケールが付着しているものである。
【0015】図1の流動試験装置に上述した試験片eを
取り付け、化学洗浄液注入管aより表1に示した化学洗
浄液1000mlを入れて真空ゴム管dを通して洗浄液
が循環系を満たしたら、ケミカルポンプfを始動させ、
スライドトランスgによって流量計hの流量が試験片内
平均流速で0.6m/sec になるよう調整し、表2
の試験条件(温度、時間)下で試験した後はゴム栓bを
取外して化学洗浄液を排出し試験片eを取り出して試験
片管内面の溶接カス及び酸化鉄スケールの除去状況を観
察した。 なお、図中cは温度計である。
【0016】その結果を表2の実施例(試験番号1〜1
4)に示す。
【0017】表1、表2より本発明の化学洗浄方法でタ
ービン油配管内の溶接カス及び溶接時に生成した酸化鉄
スケールを短期(40〜48時間)で、かつ効果的に溶
解除去可能であることが判る。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】本発明方法により次のような効果が奏せ
られる。 (1)従来のオイルフラッシング法では完全除去が困難
であった。油配管内の溶接カス、溶接時に生成した酸化
スケール、錆等の異物に対して溶解除去力を著しく発揮
し効率よく化学洗浄ができる。
【0021】(2)従来法のオイルフラッシングはフィ
ルタ−のメッシュを変え、1〜3次分けて実施されてい
るが、オイルフラッシング最終判定基準に到達するのに
1ケ月間以上の長期に対し、本発明法によれば5日間程
度の短期で配管内の浄化は全て終了するので大巾に工程
短縮ができる。
【0022】(3)化学洗浄時の配管金属面の腐食も比
較的軽微で、かつ均一腐食であるため腐食抑制剤の添加
も必要としない。
【0023】(4)本発明の洗浄液は油性状でありター
ビン油や潤滑油等との相乗性もよいので配管内の化学洗
浄後は空気または窒素ガスブローによって配管内の洗浄
液を十分に排出した後は化学洗浄残液を除去するために
使用予定の油を注入して簡単なオイルフラッシングのみ
で油配管の浄化は全て終了できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化学洗浄法に使用する混合油の性能を
確認する試験装置の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルキルベンゼンスルホン酸、アルキ
    ルナフタリンスルホン酸及びドデシルベンゼンスルホン
    酸の少なくとも1種、高沸点溶剤及び/又は高級アルコ
    ール及び鉱油からなる混合油を用いて油配管内の溶接カ
    ス、酸化物スケールを除去することを特徴とする油配管
    の化学洗浄方法。
JP3011112A 1991-01-31 1991-01-31 油配管の化学洗浄方法 Expired - Fee Related JP2960974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011112A JP2960974B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 油配管の化学洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011112A JP2960974B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 油配管の化学洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04350184A true JPH04350184A (ja) 1992-12-04
JP2960974B2 JP2960974B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=11768930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3011112A Expired - Fee Related JP2960974B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 油配管の化学洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2960974B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103506352A (zh) * 2012-06-29 2014-01-15 中国有色金属工业第六冶金建设有限公司 一种轧机液压管道安装油冲洗施工方法
CN112427419A (zh) * 2020-11-18 2021-03-02 大连辽南船厂 船舶工业动力系统油管路清洗串油工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103506352A (zh) * 2012-06-29 2014-01-15 中国有色金属工业第六冶金建设有限公司 一种轧机液压管道安装油冲洗施工方法
CN112427419A (zh) * 2020-11-18 2021-03-02 大连辽南船厂 船舶工业动力系统油管路清洗串油工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2960974B2 (ja) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3490446B2 (ja) 表面から汚染物質を除去するための流体及び方法
US3909437A (en) Noncorrosive acid, solvent and nonionic surfactant composition
US1892093A (en) Method of removing rust
KR20070032637A (ko) 개선된 스케일 컨디셔닝제 및 처리 방법
JPH0387599A (ja) 熱交換器の伝熱管の洗浄方法
KR20040028791A (ko) 개선된 스케일 컨디셔닝제
CN108546953B (zh) 一种加热炉炉管外壁清洗钝化剂
JPH04350184A (ja) 油配管の化学洗浄方法
CN111171965B (zh) 一种运行清洗多功能复合清洗液
JP4927210B2 (ja) 腐食生成物の化学的溶解方法
CN108018566A (zh) 除锈剂及其制备方法
JPH06293984A (ja) 油配管の化学洗浄方法
JP2006183902A (ja) 貫流型ボイラーの一括化学洗浄方法およびそのためのシステム
CN103305357B (zh) 一种清洗剂及其制备方法和应用
CN101565830A (zh) 除锈除油除蜡添加剂及其制备方法
JP4095775B2 (ja) 油圧配管のフラッシング方法
KR101321054B1 (ko) 일액형 화학 세정제 및 이를 이용한 화학 세정 방법
JPH01242792A (ja) 化学除染剤
CN106867697B (zh) 一种用于石化设备清洗的水基清洗剂
JP2001062489A (ja) 集塵水循環系における付着スケールの除去方法
RU2724063C1 (ru) Способ очистки внутренних поверхностей котельного оборудования от отложений
JP2001289992A (ja) 原子力発電プラントの洗浄方法
SU1068471A1 (ru) Моющее средство дл очистки двигателей внутреннего сгорани
JPH1090491A (ja) 泡洗浄によるウラン化合物の融解除去用溶剤及びその除去方法
Choi et al. Performance of foam decontamination for fixed radioactive contamination

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990706

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees