JPH04349887A - キメラp450産生菌株 - Google Patents

キメラp450産生菌株

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JPH04349887A
JPH04349887A JP3120123A JP12012391A JPH04349887A JP H04349887 A JPH04349887 A JP H04349887A JP 3120123 A JP3120123 A JP 3120123A JP 12012391 A JP12012391 A JP 12012391A JP H04349887 A JPH04349887 A JP H04349887A
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expression plasmid
chimeric
yeast
signal sequence
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Toshiyuki Sakaki
利之 榊
Megumi Akiyoshi
恵 秋吉
Yoshiyasu Yabusaki
藪崎 義康
Hideo Okawa
秀郎 大川
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N末端のミクロソーム
への局在化シグナル配列と、C末端の成熟型のミトコン
ドリア型P450からなるキメラP450に関する。さ
らに具体的には、ミクロソームへの局在化シグナルと考
えられているウシ副腎P45017αのN末端15アミ
ノ酸残基からなるシグナル配列と501アミノ酸からな
る成熟型ラット肝ミトコンドリアP450C25 から
なるキメラ体P450をコードする遺伝子および該酵素
を大量生産するための発現プラスミド、該発現プラスミ
ドを保持する酵母菌株、該酵母を用いることによる該酵
素の生産方法、および該酵母を用いることによる5β−
コレスタン−3α,7α,12α,27−テトロール(
以下、TeHCと略する。)、25−ヒドロキシビタミ
ンD3 および1α,25−ジヒドロキシビタミンD3
 の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、本明細書で用いるキメラ体P45
0という言葉は、N末端のミクロソームへの局在化シグ
ナル配列と、C末端の成熟型のミトコンドリア型P45
0からなるP450を意味する。P450は微生物から
哺乳動物にいたるまで広く生物界に存在するヘムタンパ
ク質であり、電子伝達系の末端酵素として種々の脂溶性
化合物を基質として1原子酸素添加反応を触媒する。電
子伝達系の末端酵素であるP450は分子種が多様であ
り、それぞれが異なる基質特異性を示すので、非常に広
範囲の脂溶性化合物を水酸化することができる。哺乳動
物のP450依存性電子伝達系はその構成酵素から、ミ
クロソーム型とミトコンドリア型に分けられる。前者で
は、フラビンアデニンジヌクレオチドとフラビンモノヌ
クレオチドを分子内に補酵素として含有するNADPH
−チトクロムP450還元酵素(還元酵素)がNADP
Hからの電子をP450へ供給し、後者では、フラビン
アデニンジヌクレオチドを補酵素として分子内に含有す
るNADPH−フェレドキシン還元酵素、および、非ヘ
ム鉄を補酵素として分子内に含有するフェレドキシンが
NADPHからの電子をP450へ供給することにより
、種々の脂溶性基質に対して水酸化反応を触媒する。
【0003】本発明者らはすでに、数種のミクロソーム
型P450及び還元酵素を酵母内で生産させ、それらの
組換え体酵母菌株を用いることにより、工業的に有用な
水酸化反応を行うことに成功した。すなわち、ラット肝
P450c 遺伝子、ウシ副腎P45017α遺伝子や
P450C21 遺伝子をそれぞれ単離し、これらの遺
伝子を含む発現プラスミドを作製し、これら発現プラス
ミドで酵母を形質転換することにより、該酵素を産生す
る酵母菌株を得た(特開昭61−56072、特開平1
−47380、特開平2−31680)。これらの酵母
菌株はそれぞれのP450分子種に依存した1原子酸素
添加活性を示した。また、ラット肝還元酵素遺伝子や酵
母還元酵素遺伝子を単離し、P450還元能を有する該
酵素の酵母内発現に成功した(特開昭62−19085
、特開平2−51525)。さらに、発明者らは、P4
50と還元酵素の両酵素を産生する酵母菌株(特開昭6
2−104582)や両酵素の機能を1分子内に併せ持
つ新規モノオキシゲナーゼの作出に成功した(特開昭6
3−44888、特開平2−23870、特願平1−7
1250)。こうした技術により、本発明者らはこれら
P450産生酵母菌株を用いて、医薬品として有用なア
セトアミノフェンやステロイドホルモン中間体の製造を
可能にした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、ミトコンドリア
型P450に関しては、ミトコンドリア型P450分子
種であるラット肝P450C25 依存性の1原子酸素
添加活性を発揮する酵母菌株を創製した(特願2−25
8262)。  しかし、ラット肝P450C25 依
存性の1原子酸素添加活性を発揮する酵母菌株における
P450C25 産生量は低く、菌体当たりの活性が低
かったため、本発明者らは、さらに大量にP450C2
5 を産生する酵母菌株を創製することを目的とした。 さらに、ラット肝P450C25 依存性の1原子酸素
添加活性発現にはP450C25 の他、ウシ副腎アド
レノドキシン(以下、ADXと略す)およびウシ副腎ア
ドレノドキシン還元酵素(以下、ADRと略す)の2酵
素が必要である。そこで本発明者らは、1ステップの1
原子酸素添加活性発現のバイオリアクターの作出を試み
た。
【0005】
【課題解決の手段】ラット肝P450C25 は、53
3アミノ酸からなる前駆体として細胞質で合成されたの
ち、ミトコンドリアに輸送される。その際、ミトコンド
リアのシグナルとして機能するアミノ末端部分の32ア
ミノ酸が除去され、501アミノ酸からなる成熟型P4
50C25 (分子量約57kD)がミトコンドリア膜
に局在する。一方、P45017αはウシ副腎ミクロソ
ームの酵素で、N末端の疎水性アミノ酸配列がミクロソ
ームへの局在化シグナルとして機能する。そこで、本発
明者らは、本来ミトコンドリアに存在する酵素をミクロ
ソームに局在化させることにより酵母内での産生量を上
昇させることを目的として、ラット肝P450C25 
のミトコンドリア移行シグナル部分をミクロソーム膜へ
の挿入のためのシグナルと考えられるウシ副腎P450
17αのN末端15アミノ酸に置換したキメラP450
C25 を酵母で発現させるプラスミドを構築した。ま
た、キメラP450C25 、ADXおよびADRがミ
クロソーム膜上で電子伝達系を構築し、モノオキシゲナ
ーゼ活性を発揮することを目的としてキメラP450C
25 、成熟型ADXおよび成熟型ADRの3酵素を同
時に発現するプラスミドを構築した。その際、同一のプ
ロモーター、ターミネーターを用いると酵母の継代培養
中にプラスミド内での組み換えが起こることから、3酵
素を別々のプロモーター、ターミネーターにより発現さ
せた。
【0006】
【発明の効果】発現された、ほとんどのキメラP450
C25 はミクロソーム画分に存在した。従って、P4
5017α由来のN末端15アミノ酸残基が酵母内でミ
クロソーム膜へのシグナルの役割を果たし、本来はミト
コンドリアの膜蛋白であるP450C25 を酵母ミク
ロソームで発現させることに成功した。また、キメラP
450C25 産生量は菌体当たり約2×105 分子
であり、シグナルの置換によりP450C25 の産生
量を約10倍上昇させることができた。さらに、ミクロ
ソーム画分は、ADXとADRを添加することにより、
THC、ビタミンD3 、1α−ヒドロキシビタミンD
3 に対し、高い水酸化活性を示した。特に、1α−ビ
タミンD3 に対する水酸化活性は元の501アミノ酸
からなる成熟型P450C25 よりもはるかに高く、
15アミノ酸残基の付加がP450C25 の膜におけ
る存在状態を変化させ、活性を上昇させたと思われる。 また、キメラP450C25 、ADXおよびADRの
同時発現株はモノオキシゲナーゼ活性を発揮しているの
で、本発明者らは、酵母ミクロソーム膜上でADRから
ADXを経てキメラP450C25 という電子伝達系
を構築することに成功した。従って、この菌株をステロ
イド化合物や活性型ビタミンD3 などの水酸化反応に
1ステップで行うことができる簡便なバイオリアクター
として利用できる。特に、菌体培養液中に基質を添加し
、一定時間後に有機溶媒等で抽出することにより容易に
反応産物を回収することができるため、バイオリアクタ
ーとして有用である。
【0007】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明のキメラP450がN末端に有するミクロソームへ
の移行シグナルとしては、ウシ副腎P45017αに限
らず、他のミクロソーム型P450の移行シグナルを用
いることが可能である。さらに、本発明のキメラP45
0がC末端に有する成熟型のミトコンドリア型P450
としては、ラット肝P450C25 に限らず、他のミ
トコンドリア型P450を用いることが可能である。ま
た、本発明のウシ副腎P45017αおよびラット肝P
450C25 をコードするcDNAはすでに公知であ
り、通常の操作法でこれを単離することができる。本発
明のキメラP450C25 を発現する発現プラスミド
はウシ副腎P45017αのN末端アミノ酸配列に相当
するcDNAを合成し、成熟型ラット肝P450C25
 をコードするcDNA領域と連結した後、遺伝子を酵
母アルコール脱水素酵素(以下、ADHと略す。)遺伝
子のプロモーターおよび同ターミネーターを保持する酵
母発現ベクターpAAH5(Methods in E
nzymology, 101, partC, p1
92−201 )に挿入し構築することができる。また
、この発現プラスミド上に成熟型ADRおよび成熟型A
DXの発現ユニットを挿入することにより、3酵素を同
時に発現させるためのプラスミドを構築することができ
る。ただし、プロモーターおよびターミネーターはAD
Hに限定されず、酵母内で効率的に機能するものであれ
ばよい。また、3酵素を同時に発現させるプラスミドの
プロモーターおよびターミネーターは同一でなく、それ
ぞれ異なっているほうが好ましい。その理由は、継代培
養した場合、プラスミド上での組み換えば起こる可能性
が低いからである。また、3酵素の発現ユニットへの挿
入位置、挿入方向はそれぞれ酵素の発現量にほとんど影
響を与えない。宿主として酵母を用いることが好ましい
が、さらに酵母サッカロミセス・セレビシエAH22株
が、望ましい。キメラP450C25 遺伝子を含む発
現プラスミドあるいは3酵素同時発現プラスミドによる
宿主酵母の形質転換は、アルカリ金属(LiCl)を用
いる方法、プロトプラスト法など公知の方法で行うこと
ができる。本発明により得られる形質転換酵母の培養は
通常のグルコース、窒素源などを含む培地において通常
の培養方法により行うことができる。このようにして得
られた形質転換酵母菌体を培養することによりキメラP
450C25 を製造することができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明を詳細に説明
する。しかし、本発明は本実施例にのみ限定されないこ
とはいうまでもない。実施例1  発現プラスミドpA
MS25および3酵素同時発現プラスミドpRXMS2
5の構築 以下の実施例で、制限酵素によるDNAの切断、アルカ
リホスファターゼによるDNAの脱リン酸化、DNAリ
ガーゼによるDNAの結合などの反応は、通常20〜2
00μlの反応容積を用いて、これらの酵素類を市販す
るメーカー(例えば、宝酒造(株))が製品に添付した
反応条件で実施した。キメラ体P450C25 発現プ
ラスミドpAMS25を図1に従い構築した。ラット肝
P450C25 発現プラスミドpAC25(特願2−
258362)を構築した際、得られたプラスミドpU
C25NをPstIで部分消化した後EcoRI消化し
、得られたDNA断片に合成リンカー:
【配列表】を挿入し、得られたプラスミドからHind
III −SacI断片を調製した。一方、pUC25
CH(特願2−258262)からSacI−Hind
III 断片を調製し、これら両断片をpUC19のH
indIII 部位に同時に挿入することによりプラス
ミドpUMS25を得た。次に、pUMS25から得た
HindIII 断片をベクターpAAH5N(特開平
2−51525)のHindIII 部位に挿入するこ
とにより発現プラスミドpAMS25を構築した。
【0009】成熟型ADX(特願平2−136496に
記載)をコードするHindIII 断片をベクターp
GAHN(ベクターpAAH5NのADHプロモーター
、ターミネーターのかわりにPGKプロモーター、ター
ミネーターを含む)のPGKプロモーター、ターミネー
ター(特願平2−136496に記載)の間に挿入する
ことにより発現プラスミドpGXを得た。また、成熟型
ADR(特開昭63−112986に記載)をコードす
るHindIII 断片をベクターpPAHN(ベクタ
ーpAAH5NのADHプロモーター、ターミネーター
のかわりにGAPプロモーター、ターミネーター(特開
昭63−112986に記載)を含む)のGAPプロモ
ーター、ターミネーターの間に挿入することによりpP
Rを得た。pPRをNotIで部分消化して得られたD
NA断片とpGXから得られたNotI断片とのリガー
ゼ反応を行うことによりADR、ADX同時発現プラス
ミドpRX5を得た。次にpRX5をNotIで部分消
化し、pAMS25より得たNotI断片(3.7kb
)を連結することによりキメラP450C25 、AD
XおよびADR同時発現プラスミドpRXMS25を得
た。
【0010】実施例2  発現プラスミドによる酵母の
形質転換 サッカロミセス・セレビシエAH22(ATCC  3
8626)を、5mlのYPD培地(1%酵母エキス、
2%ポリペプトン、2%グルコース)中で30℃、18
時間培養したのち、1mlの酵母培養液を遠心分離し、
集菌した。菌体を、0.2M  LiCl溶液1mlで
洗浄したのち、1M  LiCl溶液20μlに懸濁し
た。これに、70%ポリエチレングリコール4000溶
液30μl、発現プラスミドpAMS25溶液10μl
(約1μgDNA)を添加して、充分に混合したのち、
30℃で1時間インキュベートした。ついで、140μ
lの水を加えSD合成培地プレート(2%グルコース、
0.67%酵母窒素源アミノ酸不含、20μg/mlヒ
スチジン、2%寒天)上にまき、30℃で3日間インキ
ュベートすることにより、プラスミドを保持する形質転
換体を得た。
【0011】実施例3  キメラ体P450C25 の
生産実施例3で得たAH22/pAMS25株、AH2
2/pRXMS25株およびコントロールAH22/p
AAH5株を合成培地(8%  グルコース、5.4%
酵母窒素源アミノ酸不含、160μg/ml  ヒスチ
ジン)300mlでそれぞれ約2×107 細胞/ml
まで培養し、集菌後100mM  リン酸カリウム(p
H7.0)で洗浄したのち、同緩衝液2mlに懸濁した
。2本のキュベットに菌懸濁液を1mlずつ分注し、サ
ンプル側キュベットに一酸化炭素を吹き込んだのち、両
キュベットにジチオナイト5〜10mgを添加した。よ
く攪拌したのち400〜500nmの差スペクトルを測
定し、Δε(450nm−490nm) =91mM−
1cm−1をもとにしてヘム含有P450量を算出した
。その結果、AH22/pAMS25および、AH22
/pRXMS25株は、それぞれ菌体あたり2×105
 分子および1×105 分子のヘム含有P450を産
生することが判明した。それに対して、コントロールA
H22/pAAH5株ではヘム含有P450の産生は認
められなかった。
【0012】実施例4  酵母のミクロソーム画分にお
けるビタミンD3 、1α−ヒドロキシビタミンD3 
25位水酸化活性およびTHC27位水酸化活性の測定
AH22/pAMS25株菌体から調製したミクロソー
ム画分を用いて、活性を測定した。形質転換酵母菌株か
らの細胞分画は以下の方法に従った。形質転換体の約2
×107 菌体/ml培養液から約4×1010菌体分
を集菌し、ザイモリアーゼ溶液(10mM  トリス−
塩酸(pH7.5)、2.0Mソルビトール、0.1m
M  ジチオスレイトール、0.1mM  EDTA、
0.3mg/mlザイモリアーゼ100T)に懸濁し、
30℃で1時間インキュベートしてスフェロプラストを
調製した。これをソニケーションバッファー(10mM
  トリス−塩酸(pH7.5)、0.65M  ソル
ビトール、0.1mM  ジチオスレイトール、0.1
mM  EDTA、1μg/ml  ロイペプチン、1
μg/ml  ペプスタチン)に懸濁し、テフロンホモ
ジナイザーでホモジナイズすることにより菌体を破砕し
た。
【0013】3000×g、5分間の遠心分離により、
沈澱1を取り除き、上清1’を得た。沈澱1をソニケー
ションバッファーに懸濁し再度ホモジナイズしたのち、
3000×g、5分間遠心分離し沈澱1(未破砕菌体・
核画分)および上清1”を得た。上清1’および1”を
併せて上清1とし、10,000×g、20分間遠心分
離し、沈澱2(ミトコンドリア画分)と上清2を得た。 上清2をさらに120,000×g、70分間遠心分離
し、沈澱3(ミクロソーム画分)と上清3(細胞質画分
)に分けた。各画分の還元型CO結合差スペクトルを測
定したところ、約80%のキメラ体P450C25 が
ミクロソーム画分に存在したため、ミクロソーム画分を
用いて活性を測定した。以下に示す反応系(2ml)の
うちNADPH以外を混合し、37℃で5分間インキュ
ベートした後、NADPHを添加し、反応を開始した。 10、30分後、反応液 0.5 ml を分取し、5
 mlのベンゼンを添加し、遠心分離により得られたベ
ンゼン層を乾固し、以下に示した条件下でHPLCによ
り分析した。
【0014】 [反応系] 1.ミクロソーム画分:AH22/pAMS25株(0
.8 nmol キメラ体P450C25 /5.3 
mg 蛋白質を含む)  AH22/pAAH5株  
(5.3 mg  蛋白質を含む)2.ウシ副腎アドレ
ノドキシン還元酵素            0.8 
nmol3.アドレノドキシン           
                 8.0 nmol
4.基質                     
           終濃度  200 μM5.N
ADPH                     
     終濃度  1.0 〜2.0 mM  6.
Tris−HCl (pH 7.8)        
                      100
.0 mM7.EDTA              
                      0.5
 〜1.0 mM[HPLC分析条件] カラム  :μBondapakC18(φ 4  ×
 300 mm)検出    :A265 (ヒ゛タミ
ン D3, 1 α−ヒト゛ロキシヒ゛タミンD3),
放射性検出器 (3H−THC) 流速    :1.0 ml/min 温度    :50  ℃ 溶出条件   0〜 5分   80 %5〜15分 
  80 % 〜 100 %の直線濃度勾配15〜2
5分  100 %
【0015】ビタミンD3 、および1α−ヒドロキシ
ビタミンD3 を基質とした場合、AH22/pAMS
25株ミクロソーム画分において、25位水酸化物の産
生が認められた。コントロールAH22/pAAH5株
では25位水酸化物への変換は認められず、AH22/
pAMS25株における25位水酸化活性がキメラ体P
450C25 に依存することが示唆された。ADR,
ADX無添加の場合、活性を示さないことから、ミクロ
ソーム膜に存在するNADPH−P450還元酵素から
は電子が伝達されないことがわかった。また、NADP
H無添加では活性を示さず、NADPH、ADX、AD
R添加時に形成されるNADPH→ADR→ADX→キ
メラ体P450C25 という電子伝達系の構築にとも
なって、モノオキシゲナーゼ活性が発揮されたと思われ
る。
【0016】反応時間10分において算出された代謝回
転速度は 7.4 mol/molP450/minで
あり、AH22/pAC25株(特願2−258262
)のミトコンドリア画分において得られた代謝回転速度
 0.14mol/molP450/min に比べて
約50倍高いことがわかった。また、ビタミンD3 に
対する25位水酸化活性は 0.28 mol/mol
P450/min であった。〔 3H〕−THCを基
質とした場合、AH22/pAMS25株ミクロソーム
画分は、THC27位水酸化体(TeHC)への変換が
検出された。コントロールAH22/pAAH5株では
活性が認められず、AH22/pAMS25株における
活性がキメラ体P450C25 に依存することが示唆
された。反応時間10分において算出されたTHCに対
する代謝回転速度は 23 mol/molP450/
min であった。
【0017】実施例5  3者同時発現株AH22/p
RXMS25株におけるTHC27位水酸化活性の測定
AH22/pRXMS25株の培養液 (1.6 × 
107菌体/ml)に終濃度10μMになるように[ 
3H]−THCを添加し、14時間後の培養液1mlを
分取し、ジクロロメタン2mlにより抽出し、ジクロロ
メタン層を乾固した後80μlのアセトニトリルに溶解
し、そのうち50μlをHPLCにより実施例4に記述
した条件で分析した。但し、検出は放射活性検出装置(
パッカード社  TRACE7140)を用いた。その
結果、添加した基質THCの19%がTeHCに変換し
たことが分かった。 この変換はコントロールAH22/pAAH5株には見
られなかったことから、AH22/pRXMS25株に
おいてキメラP450C25、ADXおよびADRが酵
母細胞内で電子伝達系を構成し、モノオキシゲナーゼ活
性を発揮したことが分かった。
【0018】本発明により提供される形質転換酵母は分
子内にヘムを含有するキメラ体P450C25 を産生
する。キメラ体P450C25 は酵母のミクロソーム
膜に局在し、ウシ副腎ADXおよびADRの添加により
ビタミンD3 および1α−ヒドロキシビタミンD3 
に対して25位水酸化活性を示し、THCに対し27位
水酸化活性を示した。本来、P450C25 はミトコ
ンドリア内膜に存在するタンパク質であるが、ミトコン
ドリアへの輸送シグナルを除去し、ミクロソーム型P4
5017αのN末端15アミノ酸残基(ミクロソーム膜
へのシグナルとして機能する)を付加することにより、
酵母細胞内局在性をミトコンドリアからミクロソームへ
変換することができた。このような膜酵素の局在性の変
換はこれまでに例がない。P45017αのN末端15
アミノ酸残基は疎水性が高く、ミクロソーム膜へのシグ
ナルの役割を果たしていると考えられるが、シグナルと
しての特殊性はなく、他のミクロソーム膜タンパク質の
シグナルとの代替も可能である。
【0019】シグナルの置換に基づく膜酵素の局在性を
ミトコンドリアからミクロソームへ変化させることによ
り、酵母菌体あたりのP450C 25産生量は約10
倍に、またP450分子あたりの1α−ヒドロキシビタ
ミンD3 25位水酸化活性を約50倍に上昇させるこ
とができた。したがって、菌体あたりの1α−ヒドロキ
シビタミンD3 25位水酸化能は約500倍に上昇し
たことになる。キメラ体P450C 25をバイオリア
クターとして用いることにより、カルシウムの代謝調節
、細胞分化促進や細胞性免疫機能を調節に重要な役割を
果たし、骨粗そう症、慢性腎不全、ビタミンD抵抗性ク
ル病などの治療に有効である1α,25−ジヒドロキシ
ビタミンD3を製造することが可能である。
【0020】また、キメラ体P450C 25、ADX
およびADRの同時発現株菌体をバイオリアクターとし
て用いることは現在行われている活性型ビタミンD3 
の複雑な化学合成法を単純化するのに有効な手段である
と考えられる。一方、大量に産生されるキメラP450
C25 は容易に精製することができ、これに対する抗
体を脳腱黄色腫症の診断薬として利用することができる
【0021】また、P450C25 だけではなく、他
のミトコンドリア型P450をキメラP450として大
量に生産することも可能である。それにより、前記のP
450C 25が示す25位水酸化活性だけでなく、他
の部位を水酸化することが可能となるので、そのような
キメラP450は、バイオリアクターとして有用である
【配列表】配列番号:1 配列の長さ: 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸    合成リンカー配列   AATTCAAGCT TAAAAAAATG T
GGCTGCTCC TGGCTGTCTT TCTG
CTCACC CTCGCCTATT   60   
   GTTCGA ATTTTTTTAC ACCG
ACGAGG ACCGACAGAA AGACGAG
TGG GAGCGGATAA   TAGCGATC
CC TGCA                  
                         
          74  ATCGCTAGGG
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発現プラスミドpAMS25の構築工
程の説明図である。制限酵素切断部位は、E:EcoR
I,Nc:NcoI,S:SacI,H:HindII
I,P:PstI,N:NotIを示す。
【図2】発現プラスミドpRXMS25の構築工程の説
明図である。制限酵素切断部位は、H:HindIII
 、N:NotIを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】N末端のミクロソームへの局在化シグナル
    配列と、C末端の成熟型のミトコンドリア型P450か
    らなるキメラP450を酵母内で大量生産させる発現プ
    ラスミド 【請求項2】N末端のミクロソームへの局在化シグナル
    配列がウシ副腎P45017αのN末端15アミノ酸で
    あることを特徴とする請求項1記載の発現プラスミド【
    請求項3】C末端の成熟型のミトコンドリア型P450
    がラット肝ミトコンドリアP450C25 であること
    を特徴とする請求項1記載の発現プラスミド【請求項4
    】N末端のミクロソームへの局在化シグナル配列がウシ
    副腎P45017αのN末端15アミノ酸であり、C末
    端の成熟型のミトコンドリア型P450がラット肝ミト
    コンドリアP450C25 であることを特徴とする請
    求項1記載の発現プラスミド 【請求項5】酵母アルコール脱水素酵素のプロモーター
    を含む請求項1記載の発現プラスミド 【請求項6】酵母アルコール脱水素酵素のプロモーター
    を含む請求項2記載の発現プラスミド 【請求項7】酵母アルコール脱水素酵素のプロモーター
    を含む請求項3記載の発現プラスミド 【請求項8】酵母アルコール脱水素酵素のプロモーター
    を含む請求項4記載の発現プラスミド 【請求項9】下の制限酵素地図で表される発現プラスミ
    ドpAMS25 【請求項10】請求項1記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項11】請求項2記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項12】請求項3記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項13】請求項4記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項14】請求項5記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項15】請求項6記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項16】請求項7記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項17】請求項8記載の発現プラスミドを保持す
    る酵母菌株 【請求項18】プラスミドpAMS25を保持する酵母
    菌株 【請求項19】サッカロミセス・セレビシエAH22/
    pAMS25 【請求項20】請求項10記載の酵母菌株を培養するこ
    とを特徴とするキメラP450の生産方法【請求項21
    】請求項11記載の酵母菌株を培養することを特徴とす
    るキメラP450の生産方法【請求項22】請求項12
    記載の酵母菌株を培養することを特徴とするキメラP4
    50C25 の生産方法【請求項23】請求項13記載
    の酵母菌株を培養することを特徴とするキメラP450
    C25 の生産方法【請求項24】請求項14記載の酵
    母菌株を培養することを特徴とするキメラP450の生
    産方法【請求項25】請求項15記載の酵母菌株を培養
    することを特徴とするキメラP450の生産方法【請求
    項26】請求項16記載の酵母菌株を培養することを特
    徴とするキメラP450C25 の生産方法【請求項2
    7】請求項17記載の酵母菌株を培養することを特徴と
    するキメラP450C25 の生産方法【請求項28】
    請求項18記載の酵母菌株を培養することを特徴とする
    キメラP450C25 の生産方法【請求項29】請求
    項19記載の酵母菌株を培養することを特徴とするキメ
    ラP450C25 の生産方法【請求項30】請求項1
    0、11、12、13、14、15、16、17、18
    あるいは19記載の酵母菌株により5β−コレスタン−
    3α,7α,12α−トリオールの27位、ビタミンD
    3 および1α−ヒドロキシビタミンD3 の25位に
    それぞれ水酸化を導入することを特徴とする5β−コレ
    スタン−3α,7α,12α,27−テトロールおよび
    25−ヒドロキシビタミンD3 、1α,25−ジヒド
    ロキシビタミンD3 の製造方法【請求項31】N末端
    のミクロソームへの局在化シグナル配列とC末端の成熟
    型のミトコンドリア型P450からなるキメラP450
    、フェレドキシン及びフェレドキシン還元酵素を同時に
    発現させるプラスミド【請求項32】ウシ副腎P450
    17αのN末端15アミノ酸残基からなるシグナル配列
    とC末端の成熟型ミトコンドリア型P450からなるキ
    メラP450、フェレドキシン及びフェレドキシン還元
    酵素を同時に発現させるプラスミド 【請求項33】N末端のミクロソームへの局在化シグナ
    ル配列と501アミノ酸からなる成熟型のラット肝ミト
    コンドリアP450C25 からなるキメラP450C
    25 、フェレドキシン及びフェレドキシン還元酵素を
    同時に発現させるプラスミド 【請求項34】N末端のミクロソームへの局在化シグナ
    ル配列と501アミノ酸からなる成熟型のラット肝ミト
    コンドリアP450C25 からなるキメラP450C
    25 、ウシ副腎アドレノドキシン還元酵素およびウシ
    副腎アドレノドキシンを同時に発現させるプラスミド【
    請求項35】下の制限酵素地図で表される発現プラスミ
    ドpRXMS25 【請求項36】N末端のミクロソームへの局在化シグナ
    ル配列とC末端の成熟型のミトコンドリア型P450か
    らなるキメラP450、フェレドキシン及びフェレドキ
    シン還元酵素を同時に発現する酵母菌株【請求項37】
    ウシ副腎P45017αのN末端15アミノ酸残基から
    なるシグナル配列とC末端の成熟型のミトコンドリア型
    P450からなるキメラP450、フェレドキシン及び
    フェレドキシン還元酵素を同時に発現する酵母菌株 【請求項38】N末端のミクロソームへの局在化シグナ
    ル配列と501アミノ酸からなる成熟型のラット肝ミト
    コンドリアP450C25 からなるキメラP450C
    25 、フェレドキシン及びフェレドキシン還元酵素を
    同時に発現する酵母菌株 【請求項39】ウシ副腎P45017αのN末端15ア
    ミノ酸残基からなるシグナル配列と501アミノ酸から
    なる成熟型のラット肝ミトコンドリアP450C25 
    からなるキメラP450C25 、フェレドキシン及び
    フェレドキシン還元酵素を同時に発現する酵母菌株【請
    求項40】ウシ副腎P45017αのN末端15アミノ
    酸残基からなるシグナル配列と501アミノ酸からなる
    成熟型のラット肝ミトコンドリアP450C25 から
    なるキメラP450C25 、ウシ副腎アドレノドキシ
    ン還元酵素、ウシ副腎アドレノドキシンを同時に発現す
    る酵母菌株 【請求項41】プラスミドpRXMS25を保持する酵
    母菌株 【請求項42】請求項36、37、38、39、40あ
    るいは41記載の酵母菌株を用いることを特徴とする請
    求項30の製造方法
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